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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 1801-1850
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ESSENCE-Lost in Violence-Shades of Black
ESSENCE-Lost in Violence-Unlimited Chaos
EUROPE-Europe
EUROPE-Europe-Boyazont
EUROPE-Europe-Seven Doors Hotel
EUROPE-Out of This World
EUROPE-The Final Countdown
EUROPE-The Final Countdown-Ninja
EUROPE-The Final Countdown-The Final Countdown
EUROPE-Wings of Tomorrow
EUROPE-Wings of Tomorrow-Aphasia
EUROPE-Wings of Tomorrow-Scream of Anger
EUROPE-Wings of Tomorrow-Stormwind
EVILDEAD-Annihilation of Civilization
EVILDEAD-Annihilation of Civilization-Holy Trials
EVILDEAD-The Underworld
EVILE
EVILE-Enter the Grave
EVILE-Enter the Grave-Burned Alive
EVILE-Enter the Grave-Killer From the Deep
EVILE-Enter the Grave-Thrasher
EVILE-Enter the Grave-We Who Are About to Die
EVILE-Five Serpent's Teeth
EVILE-Five Serpent's Teeth-Centurion
EVILE-Five Serpent's Teeth-Descent Into Madness
EVILE-Five Serpent's Teeth-In Dreams of Terror
EVILE-Five Serpent's Teeth-In Memoriam
EVILE-Five Serpent's Teeth-Origin of Oblivion
EVILE-Hell Unleashed
EVILE-Hell Unleashed-War of Attrition
EVILE-Infected Nations
EVILE-Skull
EVILE-Skull-Skull
EVILE-Skull-Underworld
EXCITER-Better Live Than Dead
EXCITER-Heavy Metal Maniac
EXCITER-Heavy Metal Maniac-Heavy Metal Maniac
EXCITER-Kill After Kill
EXCITER-Kill After Kill-Rain of Terror
EXCITER-Long Live the Loud
EXCITER-Unveiling the Wicked
EXCITER-Unveiling the Wicked-Invasion/Waiting in the Dark
EXCITER-Violence & Force
EXHORDER-Slaughter in the Vatican
EXHORDER-Slaughter in the Vatican-Death in Vain
EXHORDER-Slaughter in the Vatican-Desecrator
EXHORDER-The Law
EXISTANCE-Breaking The Rock
EXISTANCE-Breaking The Rock-Heavy Metal Fury
EXISTANCE-Breaking The Rock-Honest

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ESSENCE-Lost in Violence-Shades of Black ★★★ (2014-03-23 00:52:28)

ハッキリとメロディの流れが確認できる、
スラッシュというよりは正統派ヘヴィ・メタリックな仕上がり。
振り絞るようなVoの絶叫と、慟哭を伴った泣きメロが
胸を締め付ける、バンドの懐の深さを知らしめる名曲です。

ESSENCE-Lost in Violence-Unlimited Chaos ★★ (2014-03-23 00:45:07)

序曲“ALLEGIANCE”と共に
中東風味のメロディが妖しく踊る曲調は
バンドがリスペクトを公言する
ARTILLERYからの影響がハッキリと打ち出されています。
本家に比べると、あんまりアクが感じられませんけどね。

EUROPE-Europe ★★★ (2013-08-14 00:15:19)

EUROPEと言えば“SEVEN DOORS HOTEL”派か“THE FINAL COUNTDOWN”派かで意見が割れるところですが(俺調べ)、こちとら断然“SEVEN~”派なので、プロダクションが貧相だろうが、楽曲が荒削りでアレンジがイモ臭かろうが、開巻早々のジョーイ・テンペスト(Vo)の遠吠えシャウトに膝から崩折れそうになろうが、とにかくこの1st('83年)は問答無用の名盤である!と信じて微塵も揺るぎません。
ここには、『幻想交響詩』なる秀逸な邦題、美麗なアートワーク、クラシカルな美旋律満載のメロディ&起承転結の決まったドラマティックな曲展開を有する楽曲の数々etc・・・と、自分が「北欧メタル」というジャンルに求める要素の殆どが凝縮されています。と言うか、本作こそが同ジャンルの出発点といっても過言ではないわけで。
殊に、HR/HM史に残る名曲中の名曲“SEVEN DO
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EUROPE-Europe-Boyazont ★★ (2013-08-15 00:36:18)

北欧民謡調の風情漂う前半と、
クレイジーに弾きまくるスピーディな後半の
二部構成からなるインスト曲。
荒々しく野心溢れる若き日のジョン・ノーラムの
ダイヤの原石の如き煌きが封じ込められた逸品です。

EUROPE-Europe-Seven Doors Hotel ★★★ (2013-08-15 00:30:19)

グロ描写満載のルチオ・フルチのスプラッタ・ホラー映画
『ビヨンド』に着想を得て、ここまで美しくドラマティックな
楽曲を作り出すジョーイ・テンペストって凄ぇな、と。
無数のアイデアを録り溜めて、その最良の部分だけを
繋ぎ併せて組み立てられたというジョン・ノーラムの
劇的極まりないGソロも素晴し過ぎますよ。

EUROPE-Out of This World ★★ (2013-08-22 23:09:35)

サウンドのポップ化が益々進行した結果、BURRN!!誌において「?点」を頂戴したことでも知られる、'89年発表の4thアルバム。尤も「HR/HMを忘れたカナリア」が⑤みたいなヘヴィな楽曲を演るとは思えないし、個人的には十分ハードロックの範疇で語れる作品だと思いますが、まぁEUROPEの不運はレビュアーが酒井康編集長だったことでしょうかね(?)。
期待した程のセールスを上げられなかった本作以降、EUROPEには「一発屋」なる不名誉な称号が付いて回りますが、それは飽くまで売上面に限った話で、このアルバムとてメロディの魅力で前3作に後れを取るようなことはありません。(但しキメ曲も見当たりませんが)
中でも聴きモノはジョーイ・テンペストの歌声で、初期作ばかり聴いて来た身には、いくら彼が実力派シンガーと評されても「それ程のもんかぁ?」とピンと来なかったのですが、これ聴いて納得。こりゃ実
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EUROPE-The Final Countdown ★★★ (2013-08-20 22:31:27)

どこの誰の曲かは知らなくとも、誰もがみんな知っている。月光仮面・・・じゃねEUROPEの大ヒット曲“THE FINAL COUNTDOWN”を収録した、'86年発表の3rdアルバム。
華やかなKeyをふんだんに取り入れて、ポップ&コマーシャルなシルエットを描き出すサウンドからは、初期の「暗さ」「マイナー臭」「疾走感」といった北欧メタル的要素が払拭されていて、世界を舞台に戦うメジャー・アクトとして洗練されたEUROPEの勇姿が前面に押し出されています。
初期作を愛する身としては一抹の寂しさを覚えなくもない作風ですが、それはそれとして本作の完成度には瞠目せざるを得ません。例えポップになっても透明感を湛えたメロディの質が下がっていないこと、アルバムの主役の座を担うジョーイ・テンペストの歌唱力の益々の向上、相対的にスポットを浴びる機会は減ったものの、コンパクトに締まった演奏で歌を盛り
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EUROPE-The Final Countdown-Ninja ★★★ (2013-08-21 23:19:57)

80年代のニンジャブームの勢いを伝えてくれる(?)名曲。
これを聴いていると「燃えよNINJA」とか「アメリカン忍者」とか
「仁義なきニンジャ」とか、ビデオでパチモノニンジャ映画を
山ほど見まくった日々のことを思い出します。
しかもこの曲の後に続くのが、ネイティブ・アメリカンの悲劇を歌った
“CHEROKEE”ですからね。大魔神・佐々木のフォークボールばりの
落差のデカさについつい笑ってしまいますよ。

EUROPE-The Final Countdown-The Final Countdown ★★★ (2013-08-21 23:00:46)

イントロなファンファーレ聴くと無性に行進したくなるんで
武藤敬司がこれを入場テーマ曲に選んだ気持ちが良く分かる。
「プロレスラーのテーマ曲=名曲」説を裏付ける逸品と言えましょう。
(いや、名曲だから入場曲に選ばれるのか?)

EUROPE-Wings of Tomorrow ★★★ (2013-08-19 22:08:14)

「水晶の如き美旋律を満載にした北欧メタル」という基本路線はそのままに、音質の改善、NWOBHM的な荒々しさを後退させ、一層メロディアスに磨き上げられた収録楽曲の数々・・・と、確かな成長の跡が刻まれている'84年発表の2ndアルバム。
北欧メタル作品として統一感はあったものの、一部楽曲を除き収録曲に似たり寄ったりなイメージもあったデビュー作に比べ(そこが良くもあったのですが)、今回はKeyを増量してサウンドのメロディアス化が一層推進されたことで、個々の楽曲のキャラ立ちが明確になりました。“SEVEN DOORS HOTEL”級の超名曲は見当たらない代わりに、青臭さが薄れて後の「実力派シンガー」の片鱗を伺わせ始めたジョーイ・テンペストの歌唱と、ぶいぶい言わせるジョン・ノーラムのエネルギッシュなGプレイを両翼として華麗に羽ばたく楽曲は、劇的なイントロのみで虜となる壮麗なOPナンバー①から
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EUROPE-Wings of Tomorrow-Aphasia ★★★ (2013-08-19 22:34:04)

EUROPEのインスト曲ではこれが一番好きですね。
マイケル・シェンカーかゲイリー・ムーアか
といった勢いでGが泣きまくっていますが
濃厚さよりも水晶細工のような透明感が印象に残る辺り
きっちりと個性を打ち出すことに成功しています。

EUROPE-Wings of Tomorrow-Scream of Anger ★★★ (2013-08-19 22:28:56)

歪んだGリフにパワー・メタリックな疾走感、
それでいて煌きを失わない美麗なメロディ・・・と
EUROPEのハード・サイドを代表する名曲中の名曲。
曲調に力負けすまいと、必死に声を張る
ジョーイ・テンペストの歌唱も初々しくて微笑ましいですよ。

EUROPE-Wings of Tomorrow-Stormwind ★★★ (2013-08-19 22:18:56)

OPナンバーとしては少々覇気に欠けますが
楽曲の完成度自体は非常に高い。
イントロ数秒だけでその名曲ぶり
ひいてはアルバムの名盤ぶりを確信させてくれますよ。

EVILDEAD-Annihilation of Civilization ★★ (2006-09-25 22:35:00)

JUDAS PRIESTタイプのAGENT STEELと、IRON MAIDENタイプのABATTOIR、
2つのスラッシュ・メタル・バンドのメンバーが結成したEVILDEAD、'89年発表のデビュー作。
出自が出自だけに、てっきり華麗なツイン・リード・ギターが乱舞する、ドラマチックな
スラッシュ・サウンドを聴かせてくれるものとばかり思っていたが、実際聴いて見ると、
それよりも硬派な疾走感がグッと強調された、ストロング・スタイルが身上のバンドであった。
とにかく突っ走った時の爽快感が半端じゃなく、マッチョなVoと、歯切れの良い演奏、
そして分厚いサウンド・プロダクション(LAのバンドなのにベイエリア風)が、それを見事に援護射撃している。
勿論、AGENT STEELとABATTOIRのファンが期待する要素もちゃんとフォローされていて、
特に
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EVILDEAD-Annihilation of Civilization-Holy Trials ★★★ (2006-06-03 00:37:04)

LA出身のバンドなのに、ザクザクと刻まれる分厚いクランチ・リフがベイエリアのそれを思わせる。
叙情的なイントロを導入に、ミドル~高速パート、絡み合う2本のGが紡ぎ出す
泣きの入ったメロディが大変美味なブレイク・パートを挟んで、再び高速パートへ・・・と、
アップダウンの激しいドラマチックな曲展開が魅力のスラッシュ・チューンながら、
聴き終えて最も印象に残るのは「コアな疾走感」という辺りが、このバンドならではの味わい。

EVILDEAD-The Underworld ★★ (2007-04-10 21:49:00)

AGENT STEELのフォアン・ガルシア(G)と、ABATTOIRのメル・サンチェス(B)が中心となって、
LAで結成された5人組スラッシャー、'91年発表の2ndアルバム。
爽快に飛ばしまくっていたデビュー作『ANNIHILATION OF CIVILIZATION』に比べ、ググッと重心を低く落として、
スピードよりもヘヴィネス演出に主眼を置いた作風は如何にも90年代の作品ぽいが、別にスピード・チューンが
なくなったわけでも、シアトル勢やグランジ・サウンドから悪影響を受けていたりするわけではないので安心されたし。
強いて例えるなら、SACRED REICHの1stから2ndへかけての変化に近い感じ?
重厚さを倍増させ、ジャキジャキと刻まれるクランチーなリフや、重々しく疾走するリズム、
そして歯切れの良い硬派なVoが隙間なく攻め立ててくる楽曲は
…続き

EVILE ★★ (2009-06-06 19:40:00)

初期EXODUS、初期SLAYER、もしくはジャーマン・スラッシュ風味のプリミティブな
スラッシュ・メタルを追求するバンドが目立つ新世代スラッシャーの中にあっては珍しく、
どんよりと重たい湿り気に、カッチリとした構築性という、いかにも「英国産」といった趣きを
感じさせるスラッシュ・メタルを聴かせてくれる、ヨークシャー州はハダースフィールド出身の4人組。
華のないMETALLICAというか、ドラマ性を減じたTESTAMENTというか、
ともかく武骨で飾り気のないサウンドを聴いていると、SLAMMERなんかを思い出しますね。
そろそろ2ndアルバムを出してくれい。

EVILE-Enter the Grave ★★ (2009-06-06 19:42:00)

帯に付けられた「嗚呼、あの頃を思い出し、目頭が熱くなる!」というキャッチコピーがスラッシャーの笑いを誘った(?)、
英国はヨークシャー州出身の新世代スラッシュ・メタル・バンドが、プロデューサーに名手フレミング・ラスムッセンを起用し、
レコーディング場所にはSWEET SILENCE STUDIOSを使用する等、恵まれた制作環境を得て作り上げた'08年発表の1stアルバム。
近年、続々と登場する若手スラッシュ・メタル・バンドの多くが、どちらかと言えばプリミティブなスラッシュ・サウンドを
追求しているのに対し、こちらは重たく湿った空気に(ドラマティックと表現する程ではないにしろ)カッチリとした
構築性を帯びた曲調といい、SLAMMER辺りを思い起こさせる「如何にも英国産スラッシュ・メタル」といった趣きのサウンドを展開。
特に、刻みの細かい鋭利なGリフと、フ
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EVILE-Enter the Grave-Burned Alive ★★ (2009-06-06 23:32:48)

硬質且つダイナミックに疾走するリズムと、
執拗且つ鋭角的に刻まれるGリフが一丸となって突進する、
アルバムでも1、2を争う名曲。
メロディアスなGソロも○。

EVILE-Enter the Grave-Killer From the Deep ★★ (2009-06-06 23:35:06)

切り裂くようなリフ・ワークといい、
ハイテンションなVoといい、
直線的な疾走感といい、
注釈無用のスラッシュ・メタル・ソング。
いや、カッコイイ。

EVILE-Enter the Grave-Thrasher ★★ (2009-06-06 23:29:19)

モッシュ作法について歌った、
タイトルからしてモロな高速スラッシュ・ナンバー。
高速回転するGリフと、メロディックなGソロが印象的。

EVILE-Enter the Grave-We Who Are About to Die ★★★ (2009-06-06 23:27:43)

7分以上に及ぶ大作チューン。
スローに始まり、へヴィな前半を経て
スラッシーな疾走パートへと移行。
最後は大仰なエンディングを迎えるという
起承転結の決まった曲展開が素敵な名曲。

EVILE-Five Serpent's Teeth ★★★ (2011-12-16 20:05:35)

ツアー中に急逝したマイク・アレクサンダー(B)の後任に、元RISE TO ADDICTIONのジョエル・グレアムを迎えて'11年に発表された3rdアルバム。
スピードやバカっぽさを抑制し、よりシリアスに、よりへヴィに、より複雑に・・・と楽曲の重厚長大化が押し進められた前作『INFECTED NATIONS』のフラットな作風は多くのスラッシャーの不興を買ったが、今回はのっけから鋭角的に切り込んで来るOPナンバー①に「おっ」と身を乗り出し、居ても立ってもいられない切迫感溢れるGリフ、スリリングでダイナミックな曲展開、そして劇的なツインGが炸裂する名曲②が後に続いた瞬間、「よっしゃ!」と本作の出来栄えに確信が持てる筈。
スラッシュ・メタル然としたアッパーな疾走感の大幅回復のみならず、起伏の激しい曲展開、しっかりと練られたGソロと、2本のGが奏でる印象的なハーモニーが活かされた④⑤⑦
…続き

EVILE-Five Serpent's Teeth-Centurion ★★ (2011-12-18 00:05:41)

1stにも“GLADIATOR”なるタイトルの楽曲が
収録されていたが、このバンドはローマ時代に
思い入れでもあるのだろうか?
「百人隊長」というタイトルに相応しく、
勇ましく血沸き肉踊るパワー・チューンに
仕上がっております。

EVILE-Five Serpent's Teeth-Descent Into Madness ★★ (2011-12-18 00:15:17)

ストレートな疾走感が売りのスラッシュ・ナンバーなれど
Voがニヒルなメロディをちゃんと歌っており、
このバンドが前作における試行錯誤を無駄にせず、
きっちりと本作の曲作りにフィードバックしている事が
伺える内容に仕上がっております。

EVILE-Five Serpent's Teeth-In Dreams of Terror ★★★ (2011-12-18 00:18:58)

焦らしのイントロを経て炸裂する、
鋭利且つキャッチーなGリフを耳にして
頭を振らずにおられるスラッシャーがおりましょうか。
とは言え、アップダウンの激しい曲展開や
劇的に存在感を主張するツインGなど、
新味も抜かりなく織り込まれている辺りも流石です。

EVILE-Five Serpent's Teeth-In Memoriam ★★★ (2011-12-18 00:12:53)

作曲クレジットには
故マイク・アレクサンダーの名前もあるバラード。
彼に対するトリビュート・ソングでもあり、
メロディアスに歌い上げるマット・ドレイクのVoに
胸を突く泣きメロを紡ぎ出すGと、
全編が悲壮な空気に包まれた慟哭の名曲。

EVILE-Five Serpent's Teeth-Origin of Oblivion ★★ (2011-12-18 00:01:50)

3rdアルバム中にあって、
“IN DREAMS OF TERROR”と双璧を為す
正統派の高速スラッシュ・ナンバー。
メロディを追いかけているVoと流麗なGソロ、
ライブ映えしそうなコーラス・パートが
カッコイイっす。

EVILE-Hell Unleashed ★★★ (2021-07-20 01:03:40)

オルとマットのドレイク兄弟を中心に結成され、00年代に盛り上がったスラッシュ・メタル復権の波に乗り人気を博したアメリカ出身の5人組、EVILE。ツアー生活に燃え尽きてオルが脱退してからこっち、プツリと音信が途絶えてしまっていた彼らが、オルの復帰/入れ替わるようにマットが脱退/後任は迎えずオルがVoとGを兼任する4人編成へ…というメンバー・チェンジを経てレコーディングを行い、'21年に久々に発表した5thアルバム。
勿体ぶった前置きは抜きに、開始早々からフルスロットルで突っ走るOPナンバー①と、ラストをこれまたスピーディに締め括る表題曲⑨が叩きつけて来る通り、本作では初心に立ち返ったかの如く、頭からケツまで全力で走り抜けるスラッシュ・サウンドを実践。刻みの細かいリフに、緩急を盛り込みダイナミックに曲展開を支えるリズム、その間隙を縫ってスリリングに閃くツインG…と、彼らがここまで衒いな
…続き

EVILE-Hell Unleashed-War of Attrition ★★★ (2021-07-21 01:27:31)

刻んで刻んで刻みまくるGリフに、せかせかと突っ走るリズムが
「これぞスラッシュ!」なカタルシスをもたらしてくれるスピード・ナンバー。
演奏に埋もれがちなオルのVoがちと惜しいのですが、その分スリリングに駆け巡る
ツインGの方で埋め合わせをしてくれるので、まあいいかと。

EVILE-Infected Nations ★★ (2010-03-14 00:34:00)

荒々しい攻撃性と湿った構築美を併せ持つ、如何にも英国的なスラッシュ・メタルを聴かせてくれたデビュー作に比べ、
疾走感が減じた分、ヘヴィネスとメロディが増量され大作感を強めた楽曲といい、スラッシュ馬鹿的な
ファニーなノリが薄れ、シリアスさを増した歌詞の数々といい、かなり大胆に変化を遂げた作風が賛否両論を呼んだ
'10年発表の2ndアルバム。なんつーか、デビュー直後のMETALLICAが2ndと3rdをすっ飛ばして、
いきなり『・・・AND JUSTICE FOR ALL』を作っちゃったような感じの作品ですね(?)
特にラストに置かれたインスト・ナンバー⑩は、やや冗長ながらも多彩なアイデアが盛り込まれた10分越えを果たす
大作曲で、これを聴くと、このバンドが目指すべき音楽的到達地点をかなり高く/遠くに設定している事が分かり、
頼もしく思える反面、ボン
…続き

EVILE-Skull ★★★ (2013-09-30 23:26:44)

スピーディだが緩急の演出にも気を払い、印象的なツインGのハモリが随所に散りばめられたサウンドは構築感十分なんだけど、劇的/ドラマティックと言える程の華々しさや愛想はないという、「嗚呼、英国産スラッシュ・メタル」の王道を実直に歩むEVILEが、'13年に発表した4thアルバム。
執拗なシュレッド・リフを前面に押し立てて突貫する①③、ダイナミックな曲展開を擁する②⑥⑨のような、このバンドの魅力を体現するスラッシーな楽曲で要所を固める一方で、80年代スラッシュ・メタル愛に満ちた1st、よりへヴィ且つシリアスに表現の幅を広げに掛かった2nd、そして両者の美味しいトコ取りだった3rd・・・と、アルバム毎にサウンドのマイナー・チェンジを試みてきた彼らだけに、今作においても例えば、禍々しさ漂わすミッド・チューン④、デス・メタリックなアグレッションを撒き散らす⑦等、旺盛な前身意欲を感じさせる楽曲も
…続き

EVILE-Skull-Skull ★★★ (2013-10-02 22:34:11)

アルバム表題曲にして、EVILEという
バンドの魅力を判りやすく伝えてくれる
起伏に富んだダイナミックなスラッシュ・ナンバー。
しかし、この手の楽曲を歌わせると
マット・ドレイクの歌唱は本当に
ジェイムズ・ヘッドフィールドに似ますね。

EVILE-Skull-Underworld ★★★ (2013-10-02 22:31:23)

OPナンバーに相応しく、情け無用で突進する
アグレッシブなスラッシュ・ソングですが、
初期に比べるとマット・ドレイクの歌唱力が
飛躍的に上達しているので、攻撃的に突っ走っても
どこか貫禄のようなものが漂います。

EXCITER-Better Live Than Dead ★★★ (2023-01-26 00:32:14)

スラッシュ・メタルの元祖とも評されるカナダ出身のスピード・メタル・トリオEXCITER。本作は一度の活動停止期間を挟んで6th『KILL AFTER KILL』(’92年)でカムバックを遂げた彼らが'93年に発表した、バンドにとって初めてのライブ・アルバム。活動最盛期の80年代にリリースがなかったのは残念ですが、今となってはダン・ビーラー(Ds、Vo)とジョン・リッチ(B)が揃った状態でのライブ盤を公式に残してくれたことに感謝ですよ。
’91年2月に地元で行った復活ギグの模様が収録されており、セットリストは彼らが最も尖っていた1st~3rdアルバム収録曲のみというかなり偏った構成。でも文句を言うファンはいないんじゃないかな?個人的にも文句はありません。演奏は精緻とは言い難いですし、音質もイマサン。録音レベルが低いのでかなりボリュームを上げて聴いていると、連続再生で別のアーティストの
…続き

EXCITER-Heavy Metal Maniac ★★ (2007-06-05 21:19:00)

ANVILと双璧を為す、カナダ出身の元祖スラッシュ・メタル・バンド、'83年発表の1stアルバム。
鋭く刻まれる剃刀リフに、力いっぱい疾走しまくるリズム隊、ギャンギャンと喧しいぐらいシャウトを繰り返すVo、
勢い重視だがやたらカッコイイGソロ・・・と、EXCITERの何たるかがギュッと凝縮された名曲“HEAVY METAL MANIAC"を
収録した本作は、とにかく全編スピーディ且つハイテンション。特にこのスラッシュ・メタル・バンドすら軽く吹き飛ばす
テンションの高さには凄まじいものがあって、②③⑥⑨といったスピード・チューンなんか、「元気が良い」とか
「エネルギッシュ」とかのレベルを遥かに飛び越えて(↑上の方の発言を引用させて貰うなら)
まさしく「ラウド」という表現がピッタリくるド迫力の作風。何かヤバイ薬でドーピングでもしてたんじゃなかろうか?なんて
…続き

EXCITER-Heavy Metal Maniac-Heavy Metal Maniac ★★★ (2007-11-24 18:35:26)

カミソリ・リフにハイテンションな疾走感、
そして喧しいVoが一丸となって突っ走る、
EXCITERの何たるかがギュギュっと凝縮された、
スラッシュ/パワー・メタル好きなら避けて通れない名曲。

EXCITER-Kill After Kill ★★★ (2018-08-29 00:30:27)

喧嘩別れしたダン・ビーラー(Ds、Vo)とジョン・リッチ(G)が、恩讐を乗り越えて再び手を組んだことからマニアの間で注目を集めた、’92年発表の6thアルバム。ついでにEXCITERにとって久々に日本盤リリースが実現した作品でもあるという。
整合性を重視し、徐々にノーマルな正統派HM路線に接近していた前作までの流れをブッた切るかの如く、剃刀Gリフが騒々しく刻まれ、Voがメロディに頓着せず喚き倒し、低音を効かせるよりもひたすら前のめりに突き進むリズムが猛然と吹き荒れるサウンドは、通して聴くと時々自分が今何曲目を聴いているのか見失いそうになる(笑)金太郎飴感も含め、裏ジャケにデカデカと掲げられた《THE MANIAC IS BACK》の宣言通り、初期EXCITER節が全開。
特にダンのドラミングがEXCITERサウンドの個性確立に果たす役割は大きく、彼が生み出す正統派HMにしては
…続き

EXCITER-Kill After Kill-Rain of Terror ★★★ (2018-08-30 00:26:04)

タガの外れたシャウトVo、カミソリGリフ、ドカドカ突進するバカリズムと
EXCITERここにあり!と大声で叫び倒しているかのような名曲。
当時のダウナーなヘヴィ・ミュージックの趨勢にまるで頓着しない
アゲアゲな飛ばしっぷりに痺れました。

EXCITER-Long Live the Loud ★★★ (2015-07-08 22:27:08)

オリジナル・ラインナップ最後の作品でもある、'85年発表の3rdアルバム。
「俺の辞書に《手加減》の文字はねえ!」とばかりに、歌もドラムも全力でブチかましに来るダン・ビーラーのメーター振り切ったパフォーマンスを軸に、ブレーキのイカれたダンプカーの如く突っ走るEXCITERサウンドは、相変わらずの轢き逃げ上等っぷり。作品を重ねてもテンションが緩まず、寧ろますます意気盛んなのですから、バカよまさにメタルバカ。(大山倍達風に)
無論進歩の跡は着実に刻まれており、例えば力押しに徹していた前2作に比べると、JUDAS PRIESTばりに劇的な序曲でスタートを切る本作は、メロディのフックラインや曲展開のドラマ性が強化されたことで、収録各曲のキャラ立ちが明瞭に。お陰で全体の流れにメリハリが生まれ、これまでありがちだった「俺いま何曲目聴いてんだっけ?」と現在置を見失うようなことがなくなりまし
…続き

EXCITER-Unveiling the Wicked ★★★ (2015-08-13 00:07:02)

ジョン・リッチ(G)が脱退し、オリジナル・ラインナップが崩壊。しかし活動の勢いを鈍化させることを嫌ったバンドは直ちに旧知のギタリスト、ブライアン・マクフィーを迎え入れてツアーを続行すると、その合間にレコーディング作業も行い、'86年に本4thアルバムを発表しました。
突貫人事のようでいて、このブライアン氏が実に良いソロを弾く逸材でして。オールド・スクーラーな前任者に比べると、メタリックなリフを刻む傍らインスト曲②を始め、ソロ・パートではギター・ヒーロー然とした派手なGプレイも決めてみせる等、よりモダン(80年代当時)な感性の持ち主。それに触発されたのか、今作はカミソリっぷりは抑えめに、そのぶんキャッチーなメロディや構築感を重視し、JUDAS PRIEST型正統派HM路線への更なる接近が図られています。
で、こうなると問題になるのがダン・ビーラーの一発キメたようなVo。既に散々
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EXCITER-Unveiling the Wicked-Invasion/Waiting in the Dark ★★★ (2015-08-18 21:52:08)

重々しいイントロから疾走を開始し、
中間部に「聴かせる」インスト・パートを挟んで
ドラマティックに展開していく構成が
これまでになかった魅力を放つ名曲。
ダン・ビーラーは明らかに歌いきれていませんが
この人はこれで良い。

EXCITER-Violence & Force ★★ (2014-10-13 11:21:14)

'84年発表の2nd。当時国内盤が出たにも関わらずイマイチ影が薄いのは、衝撃のデビュー作『HEAVY METAL MANIAC』に比べると、プロダクションからパフォーマンスまでモーレツっぷりが抑制されていて、そこはかとなく「聴かせる」姿勢を見せ始めたことにパワーダウンを感じる方が多いせいでしょうか?
それでも、JUDAS PRIESTの“EXCITER”を10倍アグレッシブに、そして50倍バカにしたようなハイパーっぷりで突進するアルバム表題曲②で幕が上がる本作の、余人を寄せ付けぬテンションの高さはやはり圧倒的。
曲作りのパターンは2、3通りしかなく、しかもどの曲も似たり寄ったりなテンションの高さで押しまくるので、通して聴くと自分が今何曲目を聴いてるのか見失うこともしばしば。そりゃゴッドでなくとも「もうちょっと緩急を考えて欲しい」と苦言を呈したくなるかもしれませんが、しかしなが
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EXHORDER-Slaughter in the Vatican ★★ (2007-05-05 22:01:00)

アメリカはニューオリンズ出身の5人組突撃スラッシャー(但しBはヘルプ)、'90年発表の1stアルバム。
プロデューサーに名手スコット・バーンズ、レコーディング場所はデス・メタルの聖地MORRIサウンド・スタジオという
鉄壁の布陣からも明らかな通り、その作風は(メンバーの風貌同様)非常にバイオレント。
元々、デスラッシャーの元祖的存在として知られているバンドだけに、ドスの効いたハイテンションVo、
重厚且つパワフルなリフ&リズムが隙間なく音の壁を作り上げ、一丸となって押し込んでくる様は圧倒的迫力を誇る。
中でも、スリリングなGソロが疾走感を倍増させる①、その勢いを受け継いで、つんのめり気味に突進する②、
タモリ倶楽部ファンからは空耳ソングとしても親しまれている(?)ダイナミックな③、
バンドのテーマ・ソングと言うべき④という、頭4曲の猛烈な畳み掛け
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EXHORDER-Slaughter in the Vatican-Death in Vain ★★ (2007-11-25 17:05:57)

不気味なSEを引き裂いて、耳から血が出そうな鑢状のリフが
シュレッドされる1stアルバムのOPナンバー。
楽曲の持つ疾走感を倍化させる、勢いに満ち溢れたなGソロも素敵。

EXHORDER-Slaughter in the Vatican-Desecrator ★★ (2007-11-25 16:57:43)

のたうつようなヘヴィネスの効いた前半~中盤から一転、
後半で爆発的な疾走へと転じるダイナミックな仕上がりの1曲。
昔、タモリ倶楽部の空耳アワーで、ラストの畳み掛ける歌詞の部分が
「どすこい、どすこい、どすこい、どすこい、だぁ!」
と聞こえると取り上げられ、爆笑を誘っていた。(Tシャツ獲得)

EXHORDER-The Law ★★ (2007-05-08 06:17:00)

デビュー作『SLAUGHTER IN THE VATICAN』は、硬質且つスピーディなスラッシュ・メタル・アルバムの力作だったが、
この'92年発表の2ndは、スラッシーな疾走感よりも圧し掛かって来るかのようなヘヴィネスの演出に
重きを置いた内容に仕上がっている。
とにかく今回は、徹底的にドンシャリ感が強調されたサウンド・プロダクションが圧巻。生々しいドラム・サウンドは
バスドラの重さが半端じゃないし(ちょっと『...AND JUSTICE FOR ALL』風?)、何より、
グルーヴィなノリを飲み込んで、ジャリジャリと分厚く刻まれるヘヴィ・リフの迫力は圧倒的。
そうした音像に従来の激烈な疾走感が加味された、強力な「掴み」の役割を果たすOPチューン①、
冒頭のへヴィ・パートがその後のスピード感を倍化させる②、インスト曲ながら、本編随一の
スト
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EXISTANCE-Breaking The Rock ★★★ (2017-03-01 23:43:36)

80年代のフレンチ・メタル・シーンを盛り上げたH-BOMBのシンガー、ディディエ・イザールのご子息ジュリアン・イザール(と聞いて「おお!」と色めき立つ方は、きっと失恋船長さんクラスのメタル・マニア)をフロントマンに擁する5人組が、’16年に発表し日本デビュー作ともなった2ndアルバム。
雷鳴に続く抒情的なアコギのイントロを鋭利なGリフが切り裂き、頭振るのに丁度良い速度でOPナンバー①が疾走を開始。ツイン・リードGもメロディックにハモってみせる、このSAXONライクな楽曲に冠されたタイトルは“HEAVY METAL FURY”…。最早この時点でバンドが高純度の正統派HM路線を志向していることは明白です。
但しジュリアンのふにゃっとしたハイトーンVoが柔和な響きを宿していたり、2本のGが快活に弾き出すリフやソロ、もしくはキャッチーなコーラスの飾り方が、曲によってはLAメタル的とも
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EXISTANCE-Breaking The Rock-Heavy Metal Fury ★★★ (2017-03-02 23:27:36)

アコギのイントロで劇的に盛り上げてから
スピーディに疾走を開始する曲展開といい、
ツインGの駆け抜けっぷりといい、
そしてこのタイトル。まさしく
「俺達は正統派HM路線で行く」という
バンドの堅い決意表明が伝わるアルバムのOPナンバーです。

EXISTANCE-Breaking The Rock-Honest ★★★ (2017-03-02 23:33:39)

快活なGリフ(“BARK AT THE MOON”?)と
合唱を誘うキャッチーなコーラスは欧州HMよりも
LAメタルあたりからの影響を伺わせます。
刻み、奏で、ハモる、華やかなツイン・リードGの
活躍が大きな聴き所を作り出す、
アルバムのハイライト・ナンバーの一つ。


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