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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 151-200
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AIR PAVILION-Cutting AIR(Act 1)-Trapped ★★★ (2018-01-08 23:43:03)
アルバムでも1、2を争う名曲ぶりを発揮する
哀愁のメロハー・ナンバー。
ここでもリー・ハートとダグ・アルドリッジの共演が実現しています。
後に自身のソロ・アルバムでこの楽曲を使い回すリーは
抜け目ないというかちゃっかりしているというか…。
AIR PAVILION-Kaizoku ★★ (2016-05-06 23:58:27)
米持孝秋(Vo、G)率いるAIR PAVILIONが、バブル絶頂期でブイブイ言わせてたジャパン・マネーの威力と、アーティストというより「業者」なイメージのリー・ハート(Vo、G)のコネクションを活用して、NWOBHM終息後、イギリスで暇持て余してた連中…もとい、チャンスを伺っていたベテラン・ミュージシャン勢を大挙招いてレコーディングを行った、OVA作品『敵は海賊~猫たちの饗宴~』のサントラ・アルバム(’89年)。
ペラッペラなGサウンド、バラつきが見られる収録楽曲のクオリティ、「お仕事」感漂う参加者の演奏ぶり…何より、こんだけ濃い面子を集めておいて、演っているのが小洒落たハードポップってのは(サントラという作品の性格上、仕方ないとは言え)そりゃあんまりでない?とか、当時は苦言ばかりが先立ちましたが、時が経過して気持ちがフラットとなった今聴くと、別にまなじりを決して指弾する程のことは
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AIR SUPPLY-Now and Forever ★★★ (2023-08-04 00:25:16)
AIR SUPPLYが’82年に発表した7thアルバム。本作からシングル・カットされた“EVEN THE NIGHTS ARE BETTER”(邦題“さよならロンリー・ラヴ”)が期待通り大ヒット、エルヴィス・プレスリー以来となる「7曲連続でシングル・チャートTOP5入り」という偉業をバンドにもたらしています。(アルバム自体もプラチナムを獲得)
但し、創作意欲を満たすべく自作曲の収録を望むバンド・サイドと、手堅いヒット狙って外部ライターの楽曲を持ち込もうとするレコード会社との関係は軋みを上げ始めており、これ以降大きなヒットに恵まれなくなったAIR SUPPLY人気は緩やかに下降線を描いていくこととなるという…。
そんなわけで、絶頂期最後の作品というやや寂しい位置付けを受ける本作ですが、内容は「素ん晴らしい!」の一言に尽きます。アートワークの世界観をそのまま音像化したような、グラ
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AIR SUPPLY-Now and Forever-Even the Nights Are Better ★★★ (2023-08-07 23:31:06)
切なくもどこかノスタルジックな哀愁漂う
AIR SUPPLYの真骨頂というべきヒット・チューン。
後に郷ひろみもカヴァーしてましたよ。
AIR SUPPLY-Now and Forever-Taking the Chance ★★★ (2023-08-07 23:24:37)
甘美なストリングと哀愁のメロディに彩られたバラードながら
曲中に散りばめられたドラマティックなアレンジからは
プログレ・ハードの匂いもふんわり漂う名曲です。
AIRTIME ★★ (2008-01-16 20:41:00)
来日してくれー。
TRIUMPHが再結成しても、日本公演は飛ばされそうな悪寒がするので、
このAIRTIMEで是非とも。
AIRTIME-Liberty Manifesto ★★ (2008-01-04 20:27:00)
「祝・リック・エメット完全復活!」と思わず小躍りしたくなる、元TRIUMPHのリック・エメットが、VON GROOVEの
マイケル・ショットンとタッグを組んで制作したプロジェクト(現在は正式にバンドとなったらしい)の1stアルバム。
ファンとしては、久し振りにエメット師匠絡みの作品が国内発売されただけでも嬉しいが、そのうえ内容が
師匠がこれまで発表してきたソロ・アルバムは元より、TRIUMPHのオリジナル・アルバムと比べたって、
全く聴き劣りをしないクオリティを備えているのだから、何をか況や。
勿論これには、曲作りに大きく関わっている、才人マイケル・ショットンの貢献も大きかろうが、やはり本作の主役は、
華麗なるリフ・ワークに、パッションに満ち溢れたGソロ、そして多分に「泣き」を含んだエモーションなVoと、
黄金時代のTRIUMPHを思い起こさせる
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AIRTIME-Liberty Manifesto-Edge of Your Mind ★★★ (2008-01-04 20:45:41)
ドライブする曲調、華麗なリフ、熱を帯びた歌声とGプレイ、
強烈なフックの効き具合に、思わず涙腺と口元が緩むサビメロと、
まさに掴みに持って来い、アルバムの出来の良さを
確信させるに十分なカッコ良さを誇るハード・ロック・ナンバー。
AIRTIME-Liberty Manifesto-Find Your Way ★★ (2008-01-04 20:58:02)
リック・エメットの哀メロ職人としての腕前に、
全く鈍りがないことが確認できる叙情ナンバー。
爽やかなサビメロはマイケル・ショットン風味と言えるかも。
AIRTIME-Liberty Manifesto-Liberty ★★★ (2008-01-04 20:50:05)
胸を締め付けるような、泣きまくりのリック・エメットの歌声が
劇的な盛り上がりを演出する、タメの効きまくった感動的な名曲。
譜面通りに歌っているだけでは、
これほどのエモーションは生み出せませんぜ。
AIRTIME-Liberty Manifesto-River Runs Deep ★★★ (2008-01-04 20:54:36)
ラテン・テイスト溢れるインスト曲“HEADSTREAM"から繋がる、
泣きのハード・ナンバー。
TRIUMPH屈指の名曲“ALL THE WAY"と同タイプの楽曲だが、
この手のメロディを歌わせると、やはりエメット師匠の歌声はハマリます。
隠し味として効いている、仄かなポップ風味も美味しい。
AIRTIME-Liberty Manifesto-Transmutation ★★ (2008-01-04 21:07:53)
本編ラストを締め括る、ハードで劇的なインスト・チューン。
この黄金時代のTRIUMPHを彷彿とさせる配置に思わずニンマリ。
叙情的な“LIBERTY"と併せて、インスト曲を
2曲収録している辺りもTRIUMPHっぽいか?
ALCATRAZZ ★★ (2007-06-01 23:01:00)
7年ぶりぐらいでグラハムの勇姿を拝見しましたが、やっぱり老けたなぁ(笑)
風貌は完全に「お爺ちゃん」といった感じで、パワーはともかく音程は相変わらず怪しく、
しかも堂々とカンペ見まくり。老眼なのか目を眇めてるし・・・(苦笑)と、
普通のシンガーにやられたら大ブーイング物のパフォーマンスも、
何故かこの人がやると「それでこそグラハム!」と妙に安心してしまうから不思議です。
ズボンを開けてチ○コに水をかけた出した時には、すわ伝説の再現か?!とヒヤヒヤさせられましたが・・・。
寝転がったり欽ちゃん走りしたり三転倒立したりと、入魂の熱演(?)に
終始ニコニコ笑いが止まらず、最初から最後まで非常に楽しませて頂きました。
ALCATRAZZ-Dangerous Games ★★★ (2015-03-10 00:02:29)
前任者達に比べると、名前からして既に押しが弱い感じの三代目ギタリスト、ダニー・ジョンソンを迎え、'86年に発表された3rdアルバム。
こちらのサイトの獲得ポイントが厳然と示す通り、ALCATRAZZのカタログの中では断トツの低人気。それ以前に「3rdは聴いたことない」と、のたまうHR/HMファンも多いと聞く不遇の1枚で、斯く言う自分も本作の購入動機は、バンドのファンだからというより「“OHAYO TOKYO”が聴いてみてぇ」が主な理由だった気が・・・。
小洒落たHRナンバー②や、デデデ、デンジャラス!キャッチーな⑥、歌の上手さに聴き惚れる⑧、哀愁の⑨、本編中最もヘヴィな⑩等、前2作のような「個性的なHR/HM」というより『孤独のナイト・ゲームス』辺りに通じる「普遍的な歌物ロック」の魅力を湛えた収録楽曲は、(↑上で多くの方が仰られてる通り)決してクオリティは低くありません。
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ALCATRAZZ-Dangerous Games-Dangerous Games ★★★ (2015-03-10 22:01:33)
都会的な哀愁を帯びたイントロだけで
「おっ」と身を前に乗り出させるアルバム表題曲。
“デデデ、デンジャラス”なコーラスは
キャッチーで、思わず反芻したくなる魅力が備わっていますね。
GとKeyの的確な仕事ぶりも特筆に値しますよ。
ALCATRAZZ-Dangerous Games-Ohayo Tokyo ★★★ (2015-03-10 21:52:59)
グラハムが、例によって大口開けて
「オ・ハ・ヨ~、ト~キォ~♪」と
青筋浮かべながら熱唱してる姿が思い浮かび、
ほっこりした気分になれる名曲。
一度でいいから生で聴いてみたいのですが・・・
一緒にコーラス歌っちゃうよ。
ALCATRAZZ-Dangerous Games-Only One Woman ★★★ (2015-03-10 22:20:08)
言わずと知れたグラハムの代表曲。
つか、グラハム歌うまっ!
テクよりもキャラクター勝負の愛すべき個性派シンガー的
扱いを受けることの多いやっさんですが
ここで聴かせる伸びやかでエモーショナルな歌声は
紛うかたなき実力派シンガーのそれ。
聴き惚れますよ。
ALCATRAZZ-Live in Japan 1984: The Complete Edition ★★★ (2018-11-03 23:48:28)
「変な名前の凄い奴」として注目を集めていたイングヴェイ・マルムスティーンの真の実力を、誤魔化しの利かないライブという場においてHR/HMファンに知らしめ、日本における彼の人気を決定付けたALCATRAZZの初来日公演。その模様は『LIVE SENTENCE』『METALIC LIVE ’84』として既に商品化されていますが、前者は曲数が物足りなく、後者は編集やカメラワークが的外れという弱点を抱えていました。本作はそういった諸々の不満解消に着手した、まさにALCATRAZZ実況録音盤の決定版と呼ぶに相応しい内容で、思わず実家に「聴キマシタ、泣キマシタ」と電報を打とうかと思ったぐらいですよ。
まだブルーレイの方は見れていないためCDのみの感想となりますが、まずちゃんとライブ冒頭のSEから始まる構成なのが嬉しい。音質も臨場感を増し、ファンの熱狂ぶり及びイングヴェイのGプレイは一層生々しく
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ALCOHOLATOR-Free Beer..... Surf's Up! ★★★ (2017-11-08 23:22:36)
アルコール万歳!が徹底されたバンド名・曲名・歌詞、そして「飲めや騒げや」感を前面に押し出した抜けの良いサウンドが、ドイツの酒豪軍団TANKARDを彷彿とさせる(でも出身地はイタリアのサルデーニャ島だという)5人組が'14年に発表した2ndアルバム。キレのある演奏、思わずメートルのアガるキャッチーなコーラス、喉越し爽快。飲み干したらすぐにまたお代わりを所望したくなる後味のスッキリさ加減といい、まさに美味いビールの如きスラッシュ・メタルが醸造された快作です。
クランチーなリフをザクザクと刻み倒す一方、2本のGが紡ぐ欧州のバンドらしい流麗なメロディや、クロスオーバー・スラッシュを思わす前のめりな楽器陣の演奏とが、ビシッと本編に緊張感の糸を通してくれているお陰で、陽性なノリに反して楽曲に緩さや能天気さは皆無。特にドッスンバッタン制御不能の暴れ馬ばりに跳ね回るドラムはこのバンドの大きな武器の
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ALCOHOLATOR-Free Beer..... Surf's Up!-Sulfin' Beer ★★★ (2017-11-09 21:46:35)
雄叫び一発。小気味良く回転するGリフと豪快に突っ走るリズムに乗って
ライブじゃ会場が一体となって盛り上がるであろうキャッチーなコーラスが炸裂。
Gソロに、映画『パルプ・フィクション』のOP曲としても有名な
ディック・デイルの“MISIRLOU”を組み込む小技も効いて、
何となくSACRED REICHの“SULF NICARAGUA”リスペクト?
と思わせてくれる名曲です。
ALDO NOVA-Aldo Nova ★★★ (2019-01-18 00:10:33)
書き、歌い、弾き、奏で、アルバムのプロデュースまでこなす八面六臂の大活躍。カナダ出身のマルチ・アーティスト、アルド・ノヴァの名を一躍世界に知らしめた’82年発表のデビュー作がこちら。(邦題は『ナイト・ファンタジー』)
アルバムのOPを飾るのは、アルドの活きのいいGプレイと甘い歌声(技量的に評価が割れるのは止む無しながら、歌メロは十分魅力的)、それに柔和なKeyアレンジが映える、全米シングル・チャート最高第8位にランクインを果たしたポップな代表曲“FANTASY”。この曲の後に続くヒットに恵まれなかったため「一発屋」扱いされることも多い彼氏ですが、キャッチーなメロディ満載で贈る本作が“FANTASY”一発に頼りきった内容なのかと言えば、さに非ず。躍動感溢れる③、シリアスなHRチューン⑥、プログレ・ハード風味も入ったドラマティックなバラード⑨、シンセを纏って明るく跳ねる⑩等、何だったら
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ALDO NOVA-Aldo Nova-Ball and Chain ★★★ (2019-01-20 10:49:36)
アルド・ノヴァの甘い歌声と泣きのGが映える抒情バラード
この曲単体でも十分素晴らしいのですが、
余韻を残すアウトロから次曲のハードなイントロへ
繋がっていく展開でまた魅力的で倍率ドン、更に倍という。
ALDO NOVA-Aldo Nova-Heart to Heart ★★★ (2019-01-20 10:53:42)
バラード“BALL AND CHAIN”の余韻を
ハードなGが断ち切って疾走を開始するイントロの時点で星3つ。
ホットなGソロと涼し気なシンセ、それに哀愁を帯びたメロディを纏って
駆け抜けていくアルバムのハイライト・チューンの一つ。
ALDO NOVA-Blood on the Bricks ★★★ (2018-05-07 23:40:03)
デビュー作『ALDO NOVA』(’82年)をスマッシュ・ヒットさせるも後が続かなかったカナダ人マルチ・ミュージシャン、アルド・ノヴァが、プロデュースから作曲、アレンジメントに至るまで、友人であるジョン・ボン・ジョヴィの全面協力を得てレコーディング作業を行い、「器用貧乏」のイメージを払拭するべく'91年に発表した勝負作の4thアルバム。
そんなわけで、ここで聴けるのは初期作にそこはかとなく漂っていたプログレ・ハード~産業ロック・テイストが一掃された、明るくスカッと抜けのいいアリーナ・ロック。一度耳にしただけで口ずさめてしまうキャッチーなサビメロをフィーチュアするOPナンバー①が明快に示す通り、そのサウンドはまさに80年代のBON JOVIを彷彿とさせます。
前述の疾走ナンバー①や、ジム・ヴァランスも曲作りに参加したパワー・バラード④、シンセを纏って爽やかに弾む⑤、雄大なスケー
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ALDO NOVA-Blood on the Bricks-Bright Lights ★★★ (2018-05-08 23:03:01)
アルバムを快活に締め括るロック・チューン。
ノリノリの曲調にランニング・タイム6分越えは
ちと長過ぎると思われるやもしれませんが、
後半にたっぷりと尺を取って弾きまくられる
アルド・ノヴァのGソロが楽曲のハイライトたる
輝きを放っているので何の問題もありませんよ。
ALDO NOVA-Subject ★★ (2013-01-12 22:44:22)
アルド・ノヴァについては「BON JOVIと仲が良い一発屋ミュージシャンでしょ?」ぐらいのボンヤリとした印象しか持っていなかったのですが、そうした失礼な認識を改める切っ掛けとなったのが、'83年発表のこの2ndアルバム。
Keyを効果的に用いたスペーシーなスケール感の創出、並びに短いインスト曲やSEをメドレー形式に繋いでアルバム全体をドラマティックに構成するスタイルはプログレシッブ・ロックからの影響が伺え、躍動感溢れるビートと、ポップでフックの効いたメロディを併せ持った楽曲作りの上手さ、Ds以外の全てのパートをこなすマルチっぷりに至るまで、アルド・ノヴァのミュージシャン・シップの高さには感心させられることしきり。特にGを雄弁に歌わせるギタリストとしての腕前はなかなかのものですよ。(ちなみに⑩にはチャック・バーキ(Ds)が参加)
歌に関しては少々好き嫌いが分かれるかもしれないの
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ALEX MASI-The Watcher ★★★ (2020-05-14 01:41:19)
80年代からアメリカを拠点に活動していたイタリア人ギタリスト、アレックス・マシ。'89年には1stソロ『ATTACK OF THE NEON SHARK』がグラミー賞インストゥルメンタル部門にノミネートされるという輝かしい実績を残す等、ある意味アメリカン・ドリームを掴んだ男である彼氏が’97年に発表した、バンド名義(MASI)では3枚目となるアルバム。
「自虐的だなぁ」と名前のインパクトは抜群ながら、過去作ではアメリカン・メタルやフュージョンがかったHRを演っていて今一つピンと来るものがなかったのですが、本作においてはザクザク刻まれるリフ、ドコドコ疾走するリズム、青筋立ててシャウトするVo、その合間を縫ってクラシカルなGソロが華麗に走り抜けるスピード・ナンバー①④が全てを物語る通り、どこを切ってもメタル汁100%、RISING FORCE時代のイングヴェイを更にビルドアップしたよう
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ALEX MASI-The Watcher-The Watcher ★★★ (2020-05-16 09:31:47)
ジェフ・スコット・ソート型のVo、クラシカルな旋律を奏でるKey
ドコドコと突進するリズムとに乗って、アレックス・マシのGが
縦横無尽に駆け巡る、アルバム表題曲でもあるスピード・ナンバー。
非常にイングヴェイ的なサウンドではあるのですが、個人的には
SHRAPNELメタルの世界に通じるものも強く感じたり。
ALIAS-Alias ★★★ (2015-05-31 23:50:52)
“WHEN I'M WITH YOU”のリバイバル・ヒットに後押しされたSHERIFFのフレディ・カーシ(Vo)とスティーヴ・デマーチ(G)が、元HEARTのメンバーらと共に結成したALIAS(エリアス)、'90年発表のデビュー作。
「僕達はSHERIFFの元メンバーによるグループとは見なされたくないんだ」とか語ってる割に、ちゃっかりジャケットに保安官バッチをあしらってたりするのがお茶目ですが、演ってる音楽はSHERIFと同軸線上に位置するカナディアン・メロディアスHRなので無問題。
親しみ易いポップなメロディに、洗練されたアレンジ、そして厚めに敷かれたコーラスとシンガーの爽快な歌いっぷりを武器に、バラードはどこまでも甘く、ロック・ナンバーでリスナーの身体を揺することも忘れず、それでいてどの曲もサビメロはすこぶるキャッチーに・・・と、大衆にアピールするツボを的確に捉え、フック
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ALICE IN HELL-Creation of the World ★★★ (2018-09-21 00:18:20)
バンド名からして「おっ、君もANNIHILATORのファンなのかい?」と勝手に親近感を覚えてしまう(実際どうなのかは不明)、東京出身のトリオが’16年に発表した1stアルバム。
実はクリスチャン・メタル・バンドらしいとの噂を耳にしましたが、だからと言ってそれを理由に本作に対して身構える必要はまるでなし。ここに炸裂するのは、説法とは無縁にパワフルに突っ走る、(バンド曰く)「ヴィンテージ・スラッシュ・サウンド」。
本編は全8曲収録でランニング・タイムが30分台。現代ならアルバムではなくEPに分類されてしまいそうなボリュームなれど、この手のジャンルの場合、スカッと聴き終えて、またすぐにお代わりを所望したくなるこのタイトな構成は必ずしもマイナスには働きません。寧ろ長所ですよ。
当然それは優れた楽曲の存在が大前提となるわけですが、その点においても本作は抜かりなく、特にガリガリと刻
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ALICE IN HELL-Creation of the World-Alice in Hell ★★★ (2018-09-23 01:05:41)
絹を引き裂くような女性の悲鳴からスタートする、
タイトルからも明らかな通りなバンドのテーマ曲。
ガリガリと細かく刻み倒されるGリフ、直線的に突貫するリズム、
濁声を吐き出すVoに、その上を華麗に舞うメロディックなGソロと
バンドが標榜する「ヴィンテージ・スラッシュ・メタル」の魅力が
分かり易くブッ込まれた1曲。
ALICE IN HELL-The Fall ★★ (2018-10-09 23:39:29)
「ヴィンテージ・スラッシュ」を標榜する東京出身のトリオが、デビュー作『CREATION OF THE WORLD』(’14年)の好評を糧に、’18年に発表した2ndアルバム。
前作から4年と、新人バンドとしてはかなりアルバムとアルバムのリリース間隔が空いてしまった印象ですが、濁声繰り出すVoに、ガリガリゴリゴリと突き進むリフ&リズムと、その合間を縫ってテクニカルなGソロがメロディックに舞う基本スタイルはまったく微動だにせず不変。全10曲収録でランニング・タイムが30分台という、タイトに締まった構成も前作同様です。
ただ、一口に「ヴィンテージ・スラッシュ」と言っても、倒れる寸前まで前傾姿勢を取り、遮二無二突っ走るSLAYERタイプではなく、リズムがどっしりとしたパワー・メタリックな重量感を湛えているのもこのバンドの特徴。地鳴りの如く突進するリズムと、野卑なシャウト、鋭利なリフ、
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ALICE IN HELL-The Fall-Broken Healer ★★★ (2018-10-10 23:05:05)
ゴリゴリなリフ&リズムが野卑なVoを伴って
2分半とタイトなランニング・タイムをひたすら直線的にブッ飛ばす。
スラッシュ・メタル然とした曲調にフラッシーなGソロが華を添える
ALICE IN HELL節が炸裂した楽曲。
ALIEN-Alien ★★★ (2013-04-16 22:17:35)
RAIBOWの『銀嶺の覇者』の廉価版みたいなジャケットはオーラゼロですが、しかしこれが、北欧メタル史を語る上で欠かすことの出来ない名盤の一つなのだから侮れない。
ヒット曲“ONLY ONE WOMAN”(勿論MABLESのカヴァー)を収録し、ALIENの代表作としても知られる本作において、声質自体が憂いを帯びているジム・ジッドヘッドのVo、ソロ・アルバムをリリースする程の実力派でありながら、出しゃばり過ぎることなく、クラシカルなフレーズを適切に紡ぐトニー・ボルグのGとが牽引役となって描き出すのは、しっとりとした潤いと、ヒンヤリと清涼な空気をその身に纏わせた、正しく理想的な北欧ハードポップのシルエット。
Keyが透明感とリリシズムを補強するOPナンバー“BRAVE NEW LOVE”を挨拶代わりに、涼しげ且つ爽やかに駆け抜けていく“GO EASY”、ドラマティックなインスト・パ
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ALIEN-Alien(3rd) ★★★ (2022-02-10 07:24:54)
アルバム2枚を残して活動を停止したトニー・ボルグ(G)率いるスウェーデンのALIENが、元MADISONのコニー・ペイン(B)らを新メンバーに加えて復活、’93年にセルフ・タイトルを冠して発表したカムバック作がこちら。通算3作目。
今回シンガーとして起用されたのは、オリジナル・メンバーのジム・ジッドヘッドでも、2nd『SIFTIN’ GEAR』で歌っていたピート・サンドベリでもなく、ダニエル・ザンゲル・ボルフなる日本ではほぼ無名の人物(結構キャリアはある模様)。それでも流石トニーのお眼鏡に適うだけあって歌唱力は上々で、ハイトーン系ではなく中音域をメインにじっくり歌い込むタイプゆえ、それに合わせて音楽性の方も、従来の北欧ハードポップならではのキラキラ感が後退し、曲によってはブルージーなテイストも盛り込む等、より洗練されたAOR/メロハー路線へと若干の軌道修正が図られています。(逆に今
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ALIEN-Alien(3rd)-A World Full of Dreams ★★★ (2022-02-11 01:26:06)
透明感と憂いを湛えたメロディが心地良く駆け抜けていく
アルバム中最も北欧メタル・テイストが色濃く感じられる名曲。
こういうキメの1曲があると、アルバム全体に対する印象も良くなりますね。
ALIEN-Alien(3rd)-Song of a Renegade ★★★ (2022-02-11 01:37:01)
アコーディオンとマンドリン(なのか?)の奏でる
寂しげな抒情メロディが、STYXの名曲“BOAT ON THE RIVER”に
通じる詩情を漂わす名バラード。
ALIEN-Alien-Dreamer ★★★ (2013-04-17 21:44:30)
本編随一のハード・ナンバー。
この曲のみ北欧様式美HM的な光沢を放っていて
それを決定付けているのが、トニー・ボルグが
感性全開で弾きまくるクラシカルなGソロ。
楽曲のドラマ性向上に貢献しているKeyも
良い仕事してますよね。
ALIEN-Alien-Go Easy ★★★ (2013-04-17 21:47:25)
北欧ハードポップ・バンドとしての
ALIENの魅力を端的に伝える名曲。
ポップで爽やかなだけでなく、
北欧らしい透明感と涼しげな雰囲気も美味。
ALIEN-Alien-Only One Woman ★★★ (2020-08-28 00:37:04)
グラハムの持ち歌をALIENがカヴァーし、本国では1か月以上にわたって
チャート№1の座に居座り続ける大ヒットとなった、美しくノスタルジックな風情漂う名曲。
オリジナルは1968年発表ながら、既に青筋Voの片鱗を伺わせるグラハムの歌唱から、
当時のやっさんのルックスに至るまで、クドさの塊みたいなTHE MABLES版に比べると、
ALIENのカヴァーの方がポップに聴こえるのが可笑しい。
ALIEN-Crash ★★ (2014-01-30 22:10:52)
ALIENのカタログの中ではあまり評価の芳しくない、'95年発表の4thアルバム。
やっぱり“SPOTLIGHT KIDS”ソックリな①が不味かったのか、それとも「キーを変えただけの“LONG LIVE ROCK'N'ROLL”」といった趣きの②が不味かったのか、はたまた“EYE OF THE WORLD”のGソロをまんま頂戴してしまった④が不味かったのか・・・。と言うか、90年代という時代に即したハード・ロッキンなサウンドの構築を目指したものの、出来上がった作品からは元ネタが露骨に透けて見えてしまっていたという、ハード方面に関する彼らの引き出しの少なさが不味かった作品なのかな、と。
一方で、しんみりと心温まるバラード⑤、ポジティブな躍動感を伴って駆け抜けていく⑥、メンバー自ら「80年代のALIEN風味」と太鼓判を押す⑧等、傑作デビュー作でこちらの耳に刷り込まれた「ALIEN
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ALIEN-Dark Eyes ★★★ (2020-04-16 23:14:35)
中心メンバー、トニー・ボルグ(G)がリッチー・ブラックモア愛を暴投気味に投げ込んだ結果、パク…オマージュ要素満載で賛否両論分かれる仕上がりとなった’95年発表の4th『CRASH』(個人的には嫌いになれない作品でした)以降、長い沈黙期間に入っていたALIENに、オリジナル・シンガーのジム・ジッドヘッドが復帰。デビュー作以来となるジム&トニーのタッグでレコーディングが行われた5thアルバム(’05年発表)。
前年リリースのジム・ジッドヘッドのソロ作『FULL CIRCLE』がメロハーの秀盤だったので、事前にかなりハードルを上げて挑んだ本作でしたが、結論から申さばそうしたこっちの期待に見事応えてくれる内容でしたよ。
「ALIENはノスタルジーではない」とのメンバーの主張を裏付けるように、ロックンロールのエッジやラフネスといった新味も組み込まれたサウンドからは、北欧ハードポップ的キ
…続き
ALIEN-Dark Eyes-Fallen Eagle ★★★ (2020-04-19 01:17:08)
冷ややかなKeyを纏って哀メロが疾走する
アルバム『DARK EYES』のハイライト・ナンバー。
ALIENはアルバム毎にこのレベルのキメ曲を
必ず用意してくれるので侮れません。
ALIEN-Dark Eyes-Oh Sarah ★★★ (2020-04-19 01:22:05)
ジム・ジッドヘッドの歌の上手さが堪能できる抒情ナンバー。
涙腺に沁み込むメロディの物悲しさといい、
泣きのGで的確に歌を盛り立てるトニー・ボルグのGといい、
一粒で三度美味しい逸品。
ALIEN-Eternity ★★★ (2014-07-25 00:27:22)
ジム・ジッドヘッド(Vo)を始めとするオリジナル・メンバーが、デビュー作以来、26年ぶりに顔を揃えて制作された6thアルバム。
こっちもALIENの作品を購入するのは4th『CRASH』以来、十数年ぶりという「お久し振り感」の半端ない復活作でしたが、ソロ・シンガーとしてキャリアを積み重ねて来たジムのエモーショナルな歌声、そしてALIENの看板を長らく守り続けたトニー・ボルグ(G)の、聴き手の泣きのツボを的確に突いて来る歌心とハードネスとを併せ持ったGプレイを耳にすれば分かる通り、本作にブランクや衰えを感じさせる要素は皆無。むしろ演奏にしろ楽曲にしろ、一層瑞々しく若返った印象さえ受けるぐらいのもので。
特に、今年のベスト・チューン候補“LOVE WILL LEAD ME HOME”をハイライトとする、秀逸な哀メロ・ナンバー大盤振る舞いのアルバム前半は、重厚なハーモニーとリリカル
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ALIEN-Eternity-Love Will Lead Me Home ★★★ (2014-07-26 01:45:33)
ジム・ジッドヘッドが憂いを帯びた声質を生かして歌い上げる
ツボを突いた哀メロから、ぴりりとエッジを効かせて
泣きを迸らせるトニー・ボルグのGまで、その名曲っぷりときたら、
これ聴いた北欧メタル・ファンにアルバムの購入を即決させるレベル。
(まぁ自分の話なんですが)
ALIEN-Into the Future ★★ (2021-03-23 01:05:56)
'14年発表の傑作『ETERNITY』で高らかに復活を宣言するも、その後は再び長い沈黙期間に突入してしまったALIEN。なかなか活動が軌道に乗らずヤキモキさせられる彼らが久々に発表した最新アルバムがこちら。
「新たなリスナーにアピールできるような変化を求めていた」とのトニー・ボルグ(G)の発言が物語る通り、OPナンバー①ではダウン・チューニングの施されたヘヴィ・リフが無愛想に刻まれ、続く②はヴァイキング・メタルばりのエピック・チューン。カッコイイことは間違いないけど、ジム・ジッドヘッド(Vo)の繊細な声質にマッチしているかと言えば、無理くり荒れ声を絞り出しているようで、正直…うーむ。
そんなわけで、背筋を冷たい汗がタラリと流れ落ちていく幕開けでしたが、本編は聴き進めるうち徐々に冷ややかな哀感が立ち上り始め、メロディもどんどん煌めきを増していきます。むしろ合間にヘヴィ・ナンバー
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ALIEN-Into the Future-Children ★★★ (2021-03-23 23:38:32)
ピアノとストリングスをバックに、悲哀に満ちたメロディを
切々と歌い上げるジム・ジッドヘッドのエモーショナルなVoに
聴き惚れる抒情バラード。アルバム全体としては不慣れな
ヘヴィ・チューンを歌いあぐねている場面も散見されるジムですが、
やはりこの手の楽曲を歌わせたら絶品です。
ALIEN-Into the Future-Into the Future ★★★ (2021-03-23 23:30:12)
ジム・ジッドヘッドの独唱による神秘的なイントロで掴みはOK。
リッチー・ブラックモアへの敬愛を感じさせるGプレイと、
ミスティックなメロディに彩られた劇的なアルバム表題曲。
ALIEN-Live in Stockholm 1990 ★★★ (2020-08-24 23:57:44)
デビュー作がいきなり本国で記録破りの大成功を収めるも、その代償として発生した諸々の雑事に嫌気が差したジム・ジッドヘッドが「もっと自分の時間が欲しい」とアイドル的なことを言い残して脱退。後任シンガーとして当時MADISONで歌っていたピート・サンドベリを加えたALIENが、2nd『SIFTIN’GEAR』発表前の’90年に、ストックホルムで行われたフェスティバルでトリを務めた際のライブの模様を収めた実況録音盤。(詳細に関してはもうリーダーのトニー・ボルグもあまりよく覚えていないらしい)
'00年にひょっこり本作がリリースされた時は「こんな音源があったんかい!」と、かなり驚かされました。ライブで歌うピートのパフォーマンスが聴けるのはこれぐらいじゃなかろうか?特に会場の盛り上がりが最高潮に達する大ヒット・ナンバー“ONLY THE WOAMN”における彼のエモーショナルな歌声は実に感動動
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