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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 1401-1450
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DAVID GLEN EISLEY (2019-02-26 23:51:12)
元メジャー・リーガー(サンフランシスコ・ジャイアンツ所属)という異色の経歴の持ち主で、グレッグ・ジェフリア率いるGIUFFRIAにフロントマンとして参加したことで、一躍その名をHR/HMシーンに知らしめたアメリカ人シンガー。
個性的な歌声のみならず、端正なルックスを活かして俳優としても活動していた時期がある模様。奥様が女優のオリビア・ハッセー(日本だと布施明の元嫁として知られる)で、俳優としての活動はその辺のコネクションも関係していたのかなと。
DAVID GLEN EISLEY-Stranger From the Past ★★★ (2019-02-26 23:53:23)
ジーン・シモンズのお眼鏡に適わずHOUSE OF LORDSに参加し損ねて以降は、関わったバンドや作品が悉くパッとしない結果に終わっていたデイヴィッド・グレン・アイズレー(Vo)。そうした彼に対する冴えないイメージを一変させてくれたのが、盟友クレイグ・ゴールディ(G)、チャック・ライト(Ds)、その他多数のゲスト・ミュージシャンを招いて制作、'00年にFRONTIERS RECORDSから発表されたこの1stソロ・アルバムでした。
1人でG、B、KeyからDsまでこなすマルチ・ミュージシャンとして、神秘的な序曲からパワフルに展開していくOPナンバー①②の流れを始め、抒情メロディと熱い盛り上がりに彩られた楽曲をクリエイトする優れた作曲家/プロデューサーとして、そして何より実力派シンガーとして、本作のデイヴィッドは持てる才能をフル稼働。この人のVoは良く言えば個性的で豪快、悪く言うと脂
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DAVID GLEN EISLEY-Stranger From the Past-Don't Turn Away ★★★ (2019-02-28 00:15:11)
エモーションとタメの効いた、じっとりと熱を帯びた曲展開に、
デイヴィッドのクドイぐらいにダイナミックな歌唱がよく映えます。
胸を鷲掴みにされるような終盤の怒涛の盛り上がりっぷりを支える
クレイグ・ゴールディのGがここでも良い仕事をしていて、
本作でこの人の再評価ゲージがストップ高ですよ。
DAVID GLEN EISLEY-Stranger From the Past-Sing Brother ★★★ (2019-02-28 00:06:03)
「入魂」という表現がぴったりくる熱唱といい
哀愁の海にどっぷり浸かったメロディの迸りといい
シンガーとして、ソングライターとして、
デイヴィッド・グレン・アイズレーというミュージシャンの
才能を存分に堪能できる名バラード。
クレイグ・ゴールディのエモーショナルなGプレイも実に沁みる。
DAVID LASLEY-Soldiers on the Moon ★★★ (2023-03-07 00:57:10)
ボズ・スキャッグスの名曲“JOJO”を手掛けたこと等でも知られるミシガン州出身のシンガー/ソングライター、デヴィッド・ラズリーが、日本のPACIFIC COAST HIGHWAY RECORDSと契約を交わして’89年に発表した、ソロ名義では3作目となるアルバム。この文章を書くにあたって「そういえば最近はどんな仕事してるんだろう」と思ってちょっと調べてみたら、何と'21年に病気で急逝されていたと知ってビックリでしたよ…。R.I.P.
先日感想を書いたティム・フィーアンの『CARMELITA』と同じく、本作はCOOL SOUNDからCDが再発されていますが、比較的ロック色が強かったあちらに比べると、こっちはロック色絶無。その大半を、自作曲のセルフ・リメイク及びジャズ/ブルーズ/ポップスのスタンダード・ナンバーのカヴァーが占める本編からは、昭和ドラマのバーやラウンジでの密談/密会シーン
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DAVID LASLEY-Soldiers on the Moon-Warm As the Wind ★★★ (2023-03-09 01:24:22)
ピアノとストリングスをバックに、女性と聴き紛う
ハイトーン・ボイスを駆使してデヴィッド・ラズリーが
ソウルフルに歌い上げる美しいバラード。幼少時より
ブラック・ミュージックに親しんできたというルーツ含め、
グレン・ヒューズの歌心なんかにグッとくる方には
是非一度お聴き頂きたい名曲です。
DAVID ROBERTS-All Dressed Up... ★★★ (2013-01-19 00:19:28)
当時、ヒットチャートを賑わせていたLAの名うてのミュージシャン達が集結した豪勢なレコーディング環境、そして何より卓越した作曲家としての才能が注目を集めた、カナダ出身のシンガー・ソングライター、デヴィッド・ロバーツ、'82年発表の1stアルバム。
自分は'08年リリースの2nd『BETTER LATE THAN NEVER』を先に聴いてから、遡って本作を購入したのですが(何しろ1stは長らく入手困難な状態が続いていたので)、やっぱりこの頃は若い。いや四半世紀ぶりの2ndでも瑞々しさは失っていませんでしたが、この頃は更に輪をかけてピチピチしている印象で、歌声にしろ楽曲にしろアレンジにしろ、溌剌として、明日への夢と希望でパンパンに膨らんでいる感じ(?)。
フレッシュにハジける①⑤、ジェフ・ポーカロの豪快なドラミングからスタートする③なんてその最たる例に挙げられる名曲ですし、サビのメ
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DAVID ROBERTS-BETTER LATE THAN NEVER ★★★ (2013-01-19 00:43:06)
お宝盤として珍重されていた'82年発表のデビュー作『ALL DRESSED UP』が数年前に紙ジャケCD化され、その好調な売れ行きに気を良くした日本のレコード会社が制作費を援助する形で実現した、実に20数年ぶりのリリースとなるデヴィッド・ロバーツの新作(2nd)。
1st発表以降は表立った活動はせずに、職業ソングライターとしての仕事にシフトしていた人だけに、どれだけ往時の歌唱力を保持しているのか読みきれませんでしたが、蓋を開けてみれば、保持どころか年を経て熟成されたワインの如き深みとまろやかさを増した歌声を聴かせてくれて(良い意味で)ビックリ。
収録楽曲に関しても、元々STARSHIPやダイアナ・ロス、BAD ENGLISHらに楽曲提供をしていた実力派とは言え、年齢を重ねることによって妙にレイドバックしたり枯れたりすることなく、若き日の瑞々しさを適度に保った楽曲は、メロディも
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DEAD CLAW (2011-07-04 22:21:48)
DEAD CLAWの1stは、失恋船長さんの文章を読まなければ
まず聴き直す気にはならなかったであろう作品(しかも今回、
実はそう悪い作品でもなかった事に気付かされました)なので、
非常に得難い機会を頂きました(笑)。
それにしてもEBONY EYESの『FINAL FIGHT』がダウンロードなら¥1500ですか!
一度聴いてみたいと思っている、カルメン・マキ&5Xの作品等も、
ダウンロードならそれぐらいの価格で購入可能なんですよねぇ。
でも自分もパッケージに拘る派なので、いつか再発される可能性
(もしくは手の届く価格の中古盤を発見する可能性)に掛けて、
ここは一つ、グッと我慢したいと思います。
でも1500円か・・・。
DEAD CLAW-BOMBED AND BLASTED ★ (2011-07-03 21:33:53)
'90年発表の1stアルバム。「どうやらスラッシュ・メタル・バンドらしい」「バンド名にDEADって入ってるし」という薄らボンヤリとした情報を頼りに購入した作品だったが、まるでロックンロール・バンドのような隙間の多い音作りに、疾走パートを盛り込みつつも、ジャジーだったりアーシーだったりプログレ調だったりもするリズム、捉えどころのないメロディを歌うVo等、その一筋縄では行かないサウンドが全くピンと来ず、長らく放置プレイの刑に処していた1枚。
今回、失恋船長さんのレビューに刺激されて久し振りに引っ張り出して聴いてみたのですが、全体的な印象に大きな変化はないまでも、パワー/スラッシュ・メタル由来の鋭角的なリフの刻みから練られたソロ・パートまで、意外なぐらい正統派な演奏を聴かせてくれるGの活躍っぷり等、新たな聴き所も再発見。
本編中最もアグレッシブに疾走する⑧、それにこのバンドの個性を
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DEAD CLAW-BOMBED AND BLASTED-THE LONE-HORSEMAN ★★ (2011-07-06 22:44:35)
バラエティ豊かなリズムを叩き出すDsなど、
バンドの幅広いルーツを窺い知る事の出来る1曲。
12分以上に及ぶ長尺曲だが、へヴィ・メタリックなGが
曲調をドラマティック且つビシッと引き締めているため
ダレた印象もない。
DEAD CLAW-CEASE FIRE SAVE YOUR GROUNDS ★★ (2011-07-04 22:23:32)
再結成を果たした名古屋出身のスラッシュ・メタル・バンドが'07年に発表した復活の2ndアルバム
良くも悪くも成熟したHRバンド的感触もあった1stアルバムに対し、本作は勢い勝負のジャケット・アートワークに、ローファイな音質、全7曲収録でランニング・タイムは17分ぽっちというショート/シャープ/ショックな構成に至るまで、まるで新人バンドばりに荒ぶる初期衝動がモロ出し(どう考えてもこっちがデビュー作ですよ)。
'92年の解散から'03年の復活に至るまで、凡そ10年の沈黙期間中に一体どういう心境の変化があったか知る由もないが、聞けば活動初期はアグレッシブなスラッシュ・メタルを演っていたらしいので、ぐるりと一周回って元の位置に戻って来ただけとも言えるのか。
デビュー作の作風を受け継ぐ④やインスト曲⑤⑦といった泥臭いナンバーで緩急を演出しつつ、上擦り気味に喚き散らすVo、ギャンギ
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DEAD CLAW-CEASE FIRE SAVE YOUR GROUNDS-CROSS FIRE ★★★ (2011-07-07 22:20:51)
リフ、リズム、Voが一丸となって
剥き出しのエネルギーを叩き付けて来る
本編で最もスラッシュ度高めのスピード・ナンバー。
勢い溢れるGソロもカッコイイ。
DEAD CLAW-CEASE FIRE SAVE YOUR GROUNDS-DOWNSTAIRS ★★ (2011-07-07 22:22:38)
ノリ良く刻まれるリフ&リズムが
一気呵成に畳み掛けるタテノリ・スラッシュ・ソング。
体が勝手に動き出しますね。
DEAD CLAW-Cold Defiance ★★ (2018-02-10 23:59:29)
'07年発表の2nd『CEASE FIRE SAVE YOUR ROUNDS』以来、音沙汰がなかった愛知出身の4人組が、久々にリリースした3曲入りシングル(’18年発表)。ディスクユニオンで買ったら特典として2曲の未発表曲入りCD-Rが付いてきたので、実質5曲入りEPと言えなくもないか?
『CEASE~』は、全7曲で収録時間が20分弱と、かなりクロスオーバー・スラッシュ方面にはっちゃけた内容だったと記憶しておりますが、本作も一発録りっぽいラフな音質といい、Gリフのササクレ感や、突っ走った時に放たれるアグレッションといい、ジャンルとしては間違いなくスラッシュ・メタルで括れるサウンド。ただ、男臭い発声のVoがメロディを追っかけ(OUTRAGEの橋本直樹と似たタイプ)、時にMOTORHEADに通じる埃っぽさを身に纏わせた楽曲はパワー・メタル…というよりも、80年代初頭のスラッシュ・メタル
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DEAD END-DEAD LINE ★★ (2006-03-22 08:29:00)
DEAD END-DEAD LINE ★★ (2008-07-06 19:37:00)
メタル、プログレ、パンクがミックスされた個性的なサウンドや、過激なルックスと歌詞、Voの爬虫類型(?)
歌唱法などが、後のヴィジュアル系バンド群に多大なる影響を及ぼしたDEAD END。その彼らが'86年に発表するや、
当時のインディーズ・シーンでは異例とも言える、1万枚以上のビッグ・セールスを記録したデビュー・アルバムがこれ。
オリジナル・メンバーの一人ながら、この作品のみでバンドを去った香川孝博(G)の手掛けた楽曲が、本編の大半を
占めるせいか、後のアルバムとは異なる、正統派HM色が強く打ち出された内容に仕上がっているのだが、
シアトリカルな歌唱を駆使するMORRIEのVoに、時にリード楽器の役割も果たす、豪快にハジけるCRAZY COOL JOEのB、
変幻自在のビートを叩き出す田野勝啓のDs、そして元TERRA ROSAという出自も納得の、高い
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DEAD END-DEAD LINE-Sacrifice of The Vision ★★★ (2006-03-22 08:25:04)
ダークな歌詞と個性的な歌唱の組み合わせが癖になる。シャープに疾走するリフも非常にカッコイイ。
アコースティック・ギターとキーボードが絡み合い、そこにメロディアスでドラマチックなギター・ソロが切り込んでくる中間部に痺れた!
DEATH ANGEL-Act III ★★ (2006-07-27 21:42:00)
'90年発表の3rd。再結成第1弾アルバム「THE ART OF DYING」が余りに素晴しい出来だったので、購入して1、2度聴いて以来、
「いまいちピンとこないや」と長らく放置状態にしていた本作を、久し振りに引っ張り出して聴き直してみたのだけれど・・・
あれ?これってこんなにイイ感じのアルバムでしたっけ?
「スラッシュ・メタルとファンクの融合」が意欲的に推し進められた作品として知られているが、
その試みは飽くまでリズム面のみに留められていて、クランチーなリフの刻みや、強靭且つしなやかなグルーヴ、
そして、時に強烈な哀愁を発散するメロディからは、ファンク的なユルさや能天気な雰囲気が感じられる場面は殆どない。
特に、パッションを秘めた繊細なアコギに導かれてスタートし、やがて濃厚に泣きまくるGによって
劇的な盛り上がりを見せるバラード⑥“A ROOM
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DEATH ANGEL-Killing Season ★★ (2008-06-01 23:22:00)
積極的なワールド・ツアーと、メンバーの家庭の事情(子供が生まれたり)とが重なって、
前作『THE ART OF DYING』から実に4年ぶりのリリースと相成った、再結成第2弾(5th)アルバム。
DEATH ANGEL復活をファンにアピールするため、比較的、判り易くストレートなスラッシュ・メタル・アルバムに
仕上がっていた『THE ART~』に対し、プロデューサーにRUSHなんかとの仕事で知られるニック・ラスクリネッツを
迎えて制作された本作は、モダンでソリッドなサウンド・プロダクションといい、スラッシーな疾走感はやや控えめに、
濃い口のメロディや、捻りの効いたリズム&グルーヴの強調された楽曲といい、バンド側が追及したいと考えている音楽性が
より前面に押し出された、意欲的に曲作りの幅が広げられた作風に仕上がっている。
サウンド的には『ACT Ⅲ』
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DEATH ANGEL-Relentless Retribution ★★ (2011-01-17 22:40:54)
結成当初からDEATH ANGELの屋台骨を支え続けてきた、アンディ・ガレオン(Ds)とデニス・ペパ(B)の脱退という一大事を乗り越えてリリースされた6thアルバム。
「らしさ」を十二分に保ちつつ音楽性を拡散させ、スラッシュ・メタルのみならずハードコアや70年代HR等、バンドのルーツを詳らかに開陳してみせた前作『KILLING SEASON』に対し、今回は硬質な音像の下、丹念に磨き上げられた金属の如き光沢を放つ収録楽曲がダイナミックに突進する、アグレッシブ且つストレートなスラッシュ・テイストを回復。
・・・とは言え、今更彼らが『THE ULTRA-VIOLENCE』みたいな破れかぶれなアルバムを作るわけはなく、硬派なVoにソリッドなリフ&リズム、それに流麗なツインGが猛然と畳み掛けて来る高速スラッシュ・ナンバー(③⑤⑦⑩⑫)と、幅広い表現力に長けたVoとG、メランコリックな叙
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DEATH ANGEL-Relentless Retribution-Claws in So Deep ★★★ (2011-01-30 14:52:34)
7分以上の長尺を、全くそれと感じさせない6thアルバムの
ハイライト・ナンバーにして、現行DEATH ANGELの
魅力が全部詰め込まれた名曲。
スラッシーな疾走パート、表現力に長けたVo、
ソリッドなリフの刻みから、スパニッシュ風味のアコギまで
手広くこなすG・・・特にロブ・キャヴスタ二ーのアコギは
素晴しい。いつかスラッシュ・シーンから身を引く日が来たなら
このノリの作品を作って欲しいぐらいだ。
DEATH ANGEL-Relentless Retribution-Opponents at Sides ★★★ (2011-01-30 15:02:07)
3rd以降のDEATH ANGELのアルバムには
必ずメロウな楽曲が収録されているが
これもそのタイプ。
男の色気と哀愁を感じさせるマークのVoが
とにかく素晴しく、この手の楽曲を歌わせると
ピタリとはまりますね。
DEATH ANGEL-Relentless Retribution-This Hate ★★ (2011-01-30 14:58:10)
ハードコア/パンク的な炸裂感を帯びつつ
疾走する高速スラッシュ・ナンバー。
噛み付くように歌うマーク・オセグエダの
Voがカッコイイ。
DEATH ANGEL-Relentless Retribution-Volcanic ★★★ (2011-01-30 15:06:10)
これまたロブ・キャヴスタ二ーのアコギの妙技が
堪能できる叙情ナンバー。
男の哀愁を背負ったマーク・オセグエダの歌声、
楽曲のメロウさを増幅するラインを奏でるBも
良い仕事しまくり。
DEATH ANGEL-The Art of Dying ★★ (2006-07-29 23:51:00)
アコギのイントロに続いて1曲目が疾走を開始した瞬間、多くのファンがガッツポーズを取ったに違いない、
DEATH AGEL、'04年発表の再結成第1弾アルバム。
前作「ACT Ⅲ」と比較した時、スラッシュ・メタルならではの疾走感が、かなり戻って来ているのが特徴で、
これに押しやられる形でファンク色が大きく後退。代わって、THE ORGANIZATION時代に培ったと思しき
「うねり」が、スパイスとして加えられている。
とは言え、やはりメインはピュア・スラッシュ・チューンの数々。特に①③⑥⑧といった、アルバムのポイントとなる
位置(先制・中押し・ダメ押し)に配された疾走曲が、いずれも高品質に仕上げられているのには拍手喝采。
中でも、哀愁を帯びて駆け抜ける⑧“SPIRIT"は、新生DEATH ANGELの新機軸とでも言うべき名曲じゃなかろうか。
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DEATH ANGEL-The Dream Calls for Blood ★★★ (2013-12-18 23:23:24)
同一コンセプトを元にして、同じスタジオ、同じチームでレコーディングが行われた、前作『RELENTLESS RETRIBUTION』の姉妹篇と言うべき'13年発表の8thアルバム。
だもんで、当然サウンドの方は「スラッシュ・メタルに基盤を置きつつも、バンドの幅広い音楽的素養が生かされた」前作の作風を踏襲するものとばかり思っていたのですが、実際にCDを再生してみると、流れ出すのはそうした安易な予想をしたこっちの顔面に「黙らっしゃい!」とばかりに鉄拳をブチ込む、デビュー作『THE ULTRA-VIOLENCE』にも匹敵する破壊力と突進力に溢れた暴力サウンド。特に1曲目から4曲目までのスピード・ナンバーによる情け無用の畳み掛けは圧巻で、その獰猛さ(と野生美)は、さながらアートワークに描かれた牙を剥く狼の如き。
無論、今の彼らが『THE ULTRA~』の再現に汲々とするわけもなく、スト
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DEATH ANGEL-The Dream Calls for Blood-Fallen ★★★ (2013-12-20 23:20:09)
初期作に匹敵する突進力と、今の彼らだからこそ
生み出せる横ノリのグルーヴとが緊張感を伴って
絡み合う、アルバムでも1、2を争う秀曲です。
DEATH ANGEL-The Ultra-Violence ★★ (2009-08-02 01:17:00)
3rd『ACT Ⅲ』で初めてDEATH ANGELのサウンドに触れた後、遡って本作を購入したのだが、“THRASHERS"のタイトル通り
ハチャメチャに疾走しまくる①がスタートした瞬間、「これ本当に同じバンド?」と思わず烏龍茶吹いた'87年発表の1stアルバム。
『ACT Ⅲ』で聴かせた整合性や実験精神はここには皆無と言ってよく、頭からケツまで、メンバーの平均年齢が
若干17歳(Dsに至っては当時僅か14歳)というピチピチの若さに任せた、衝動性溢るる前のめりな走りっぷりが全開。
未だ演奏は荒削りだが、それすらも「迫力」に転化してしまう、このウルトラ・ヴァイオレンスな勢いには圧倒されますね。
一方、そうした抜き身のアグレッションを猛り狂わせつつも、Gソロは結構メロディアスだったり、曲によっては
Voがちゃんと歌っていたり、リフ/リズム・チェンジの仕掛けら
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DEATH-Human ★★ (2006-06-14 21:33:00)
直線的なスラッシュ・チューンが姿を消し、(若干)楽曲がメロディアスに聴き易くなった事から、
ハードなデスラッシャーからの評判はイマイチらしい'91年発表の4thアルバム。
どっこい本作こそ、禍々しいリフと印象的なギター・ハーモニー、狂気のシャウトとメロディアスなGソロといった美醜の対比の効かせ方、
凄腕揃いの面子による、高度なテクニックと表現力に裏打ちされた複雑極まる曲構成、「タメ」と「疾走」を繰り返しながら
テンション&ドラマ性を高め、その頂点で劇的且つメロディックに炸裂するGソロetc・・・と、後期DEATHのスタイルが遂に完成をみた記念すべき一作である。
バンド形態の崩壊に伴うDEATHのソロ・プロジェクト化、他メンバーからのインプットがなくなり、
開き直ったチャック・シュルデナーが好き勝手に創作活動を展開した事が奏功したのか、唯一無二のDEAT
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DEATH-Individual Thought Patterns ★★ (2007-05-26 22:10:00)
チャック・シュルデナー以下、アンディ・ラロック(G)、スティーブ・デジョルジオ(B)、
ジーン・ホグラン(Ds)という、名実共に過去最強の布陣で製作、'93年に発表された5thアルバム。
凶暴なデス/スラッシュ・メタルならではの攻撃性と、複雑な曲展開、そして美しいメロディの融合という、
3rd『SPIRITUAL HEALING』以降のプログレッシブなDEATH流メタルの最高到達地点とでも言うべき本作の
大きなセールス・ポイントは、ジーン・ホグラン&スティーブ・デジョルジオという、スラッシュ・メタル・シーン
屈指の豪腕リズム隊を得た事で、楽曲に初期の頃を彷彿とさせるスラッシーな疾走感が戻って来ている点。
また、美旋律メイカーの名にかけては、チャックに勝るとも劣らない実力者アンディのGプレイに刺激されたのか、
チャックのGソロも益々冴え渡り、アルバ
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DEATH-Leprosy ★★ (2007-05-22 22:22:00)
DEATH、'88年発表の2ndアルバムにして、初期の名作。
同郷のデス・メタル・バンドMASSACREのメンバーが全面的に参加している事から察しの付く通り、
本作で聴く事ができるのは、デビュー作『SCREAM BLOODY GORE』の作風を順当に発展させた
ストレートなスラッシュ・サウンドなわけだが、但し、そのカッコ良さは『SCREAM~』の比ではない。
デス・メタルの聖地MORRI SOUNDスタジオでレコーディングされただけあって、サウンド・プロダクションが飛躍的に充実。
音にズッシリとしたヘヴィネスが宿った事で、リフ&リズムは禍々しさと重さを増し、Voは狂気に、
Gソロは美醜を兼ね備えた華麗さに一層の磨きを掛け、楽曲にも緩急が持ち込まれた事でアルバム全体のダイナミズムが向上。
後年のDEATH独自のスタイルへの萌芽が、確かに感じられる作
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DEATH-Scream Bloody Gore ★★ (2006-08-06 16:01:00)
よく「処女作には作家の本質が表れる」と言われますが、なるほど。チャック・シュルデナー率いるDEATHが、
'87年に発表したこの1stアルバムを聴くと、その言葉の意味が良く分かる。
中期~後期の作品に比べると、驚くほど飾り気のないスラッシュ・サウンドで、あまりにもストレートに疾走するリズム・パートは、
ショーン・レイナート、ジーン・ホグランといったスーパー・ドラマーによる、オカズ満載の超絶プレイに慣れ親しんでいる身には
物足りなく聴こえるかもしれないが(とは言え、クリス・レイファートのドラミング自体は非常に堅実で気持ち良い)、
耳を捕らえて離さない禍々しいリフ、狂気を帯びた絶叫Vo、そして何より、邪悪極まりない曲調と見事な迄に美醜の対比を描き出す、
華麗にして流麗なGソロといった、DEATHならではの強烈な特異性は、このデビュー作の時点で既にギラリと光
…続き
DEATH-Spiritual Healing ★★ (2007-05-23 22:39:00)
MANTAS時代からの付き合いだったリック・ロッツ(G)が脱退、後任に凄腕Gギタリストとして知られる
ジェイムズ・マーフィを迎えて、'90年に発表した3rdアルバム。
プロデューサーにスコット・バーンズ、レコーディングにMORRI SOUNDスタジオというお馴染みの布陣で作り上げられた
本作は、その音作りといい、スピードよりも展開重視で畳み掛けてくる楽曲といい、大多数のファンが
DEATHの名前を聞いて想起するサウンドが、初めて聴かれるようになったアルバムでもある。
全体的にアングラ臭が薄まり、これまでになく垢抜けた雰囲気が漂っているのが特徴で
(あと、ヘヴィ・パートの引き摺るような重苦しさ)、これは新加入のジェイムズ・マーフィの弾く流麗なGソロが、
非常に正統派ヘヴィ・メタル・テイストが濃く、普遍的な魅力を備えているせいもあるのかな?
チ
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DEATH-Symbolic ★★ (2007-05-28 21:14:00)
前2作に比べると少々地味な面子で製作、'94年に発表された6thアルバム。
とはいえ、作品の完成度には微塵の揺るぎもなし。チャック・シュルデナーが賢明だったのは、
前作『INDIVIDUAL THOUGHT PATTERNS』が、豪腕プレイヤー達が好き勝手に暴れまくった結果、極上のスリルと
カタルシスが生み出されていたのに対し、面子が地味な本作では同じ方法論は選択せずに、アンサンブル重視の作風に
切り替えた点。そのため、スリルやテンションの高さでは『INDIVIDUAL~』に一歩譲るものの、かっちりと
まとめ上げられた楽曲自体の完成度の高さ、分けても明快さや即効性といった、キャッチーな魅力にかけては本作の方が上。
チャックのGプレイも過去最高とも思える冴えを見せ、ソロは基より劇的且つメロディアスな
リード・プレイの素晴しさにも瞠目させられること必
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DEATH-The Sound of Perseverance ★★ (2007-05-28 21:36:00)
基本的にDEATHのアルバムにハズレはないと考えているんだけれども、その中にあって参加メンバーの顔触れ、
作品の完成度共に最も地味と言わざるを得ないのが、チャック・シュルデナーの夭折により、
奇しくもDEATHのラスト作となってしまった、この'98年発表の7thアルバムだろうか。
ここ数作において、バンドの推進剤の役割を担って来ていたジーン・ホグラン(Ds)の離脱により、
一層の長尺化(6分を越える物が半数以上を占める)、変拍子の多用による複雑化の進んだ楽曲のテンションを
維持しきれていない等、その理由は幾つか考えられるが、やはり最大の原因は、ラストを締める
JUDAS PRIESTの代表曲のカヴァー⑨の存在ではなかろうか。ぶっちゃけ、このカヴァー曲の出来が余りに良過ぎるせいで、
本編の印象が完全に霞んでしまっているような・・・。上手過ぎるカヴァ
…続き
DEATHBLOW (2011-07-19 20:22:56)
バンド名「DEATHBLOW」で検索を掛けると「もしかしてDEATHLOW?」と返されてしまうぐらい情報が少ない日本のスラッシュ・メタル・バンド。
80年代中期より活動を開始し、'88年にはEXPLOSION WORKSが編纂したコンピ盤『SKULL SMASH』(LPとビデオ両方)に参加。
その後、'91年に1st『MEANLESS PROPAGANDA』を同レーベルから発表してデビューを飾り、'94年にはしっかりと「歌う」Voをフィーチュアした3曲入りデモテープ『DEATH AFTER THREE YEARS』をリリースする等して国内のスラッシュ・シーンの盛り上がりに一役買ったが、'97年に鹿鳴館でファイナル・ギグを行って解散・・・
以上ザックリと書いてみましたが、自分も「EXPLOSION WORKSからのリリースだし、バンド名に“DEATH”って
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DEATHBLOW (2016-08-20 09:15:25)
十数年来、抱え続けて来た謎が遂に氷解しました(笑)
ありがとうございます。
DEATHBLOW-MEANLESS PROPAGANDA ★★★ (2011-07-19 20:37:43)
荒っぽい疾走感や衝動性の発露と、プログレ・メタル寄りの理性的な曲展開とが同居した英国型スラッシュ・メタルを聴かせてくれる、東京(多分)出身の5人組が'91年にEXPLOSION WORKSから発表した1stアルバム。
中学生の美術部員が授業中に描いたようなジャケットはかなりしょっぱいし、モコモコと不明瞭な音質はデモテープ・レベル、オマケに息も絶え絶えなVoのシャウトは迫力不足だしで、正直「マイナー・スラッシュ」の謗りは免れぬ本作なれど、どっこい、楽曲自体のクオリティはこれが舐めたもんじゃない。
特に、切り立ったGリフの削り出しから、劇的なネオクラ・ソロまで滑らかにこなす、剛柔両面併せ持ったツインGの存在は本編の肝。
非力な喚き型Voと、やや未整理で締まりに欠ける曲展開に足を引っ張られつつも、それらを差し引いて尚、叙情的なインスト小曲①や、そこからブランクを空けずに炸裂
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DEATHBLOW-MEANLESS PROPAGANDA-BEYOND SALVAGE ★★★ (2011-07-21 22:28:06)
PANTERAブレイク前夜のオールドスクールな
スラッシュ・メタルらしい、重心位置の高い
疾走パートと、しっかりと「聴かせる」インスト・パートの
二部構成からなる名曲。
アルバムのハイライト・ソングに推したいカッコ良さ。
DEATHBLOW-MEANLESS PROPAGANDA-NEGOTIATOR ★★ (2011-07-23 23:25:33)
アルバムの中では比較的ストレートに
疾走するスラッシュ・ナンバー。
とは言え、緩急を意識して各楽器に見せ場を
設けるなど、このバンドらしさも健在。
DEATHBLOW-MEANLESS PROPAGANDA-PATHETIC ★★ (2011-07-20 23:03:27)
次曲“THE DISTORTED SYMBOL”のイントロみたいなものだが、
叙情メロディを奏でる2本のGが美しく絡み合う様は
単体でもイケる、どことなくANNIHILATORの“CRYSTAL ANN”を
思い起こさせるインスト・ナンバー。
DEATHBLOW-MEANLESS PROPAGANDA-SWORD DANCE ★★★ (2011-07-21 22:36:56)
悪声なりにメロウに歌うVoが微笑ましいイントロを経て、
オールドスクールなスラッシュ・ビートが疾走開始。
ややまどろっこしい曲展開にはもう少し整理が必要なようにも
思われるが、とは言え本曲が劇的且つカッコ良いことも
間違いのない事実。
DEATHBLOW-MEANLESS PROPAGANDA-THE DISTORTED SYMBOL ★★ (2011-07-20 23:05:09)
ストレートに疾走するだけでなく、技巧を持ち込んだ
曲展開はいかにも90年代のスラッシュ・メタルといった趣き。
ネオクラシカルなフレーズを流麗に紡ぎながら
ドラマティックにハモるツインGも聴きどころの一つか。
DEATHROW-Deception Ignored ★★ (2013-01-06 20:39:24)
Gの片割れをトーマス・プリーベからウヴェ・オスターレーナーに代え、'88年に発表されたこの3rdアルバムをもってDEATHROWはサウンド・スタイルを大幅に刷新。
相変わらずスラッシュ・メタル以外の何物でもない作風を貫いてはいるのですが、前2作で聴かせてくれた本能任せの突進感覚が後退して、代わりに、理性的なリフ/リズム・チェンジを仕込んだ曲展開や、10分に及ばんとする長尺曲にチャレンジする等、プログレ・メタル・テイストをクローズアップ。いかにもHM然とした脳筋チックなモノから、何やらアーティスティックなイラストへと変化を遂げたアートワークもそのことを如実に表していますね。
多少サウンドが複雑さを増したとは言え、そこは西ドイツきっての暴走軍団として勇名を轟かせたバンド。相変わらず人並み以上のスピード感覚は全編に亘って発揮されていますし、ツインGが随所で劇的に奏でるウェットなメロ
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DEATHROW-Raging Steel ★★ (2008-12-20 11:16:00)
長らくCD化が待たれていた、ドイツはデュッセルドルフ出身の暴走軍団DEATHROWが'88年に発表した2ndアルバムが、
1st『SATAN'S GIFT』('86年)と共に遂にリマスター再発。しかも(帯と解説を輸入盤にくっつけただけの仕様とは言え)
国内盤のリリースまで実現したのだから、最近出回っていたリプロ盤に手を出さず、ずっと我慢して待ち続けた甲斐が
あったというもの。(余談ながら、解説文を担当しているのは日本が世界に誇る暴走スラッシャー軍団FAST KILLの伊藤昭博だ)
で、肝心の内容に関してなんだけど、これが↑上の方々同様まったく文句なし。2枚目と言う事で少しは丸くなるかと思いきや、
つんのめり気味に爆走するスラッシュ・サウンドには微塵の曇りもなく、寧ろその猛々しさはデビュー作をも凌駕する勢い。
しかも今回は、ハリス・ジョンズをプロデューサ
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DEATHROW-Satan's Gift ★★ (2008-12-09 21:11:00)
スヴェン・フリューゲ(G)とマーカス・ハーン(Ds)がデュッセルドルフにおいて結成したSAMHAINが前身となり、
NOISE RECORDSとの契約を期に名をDEATHROWと改めた(アメリカにグレン・ダンジグ率いる同名バンドが存在したため)
ドイツ出身の4人組スラッシュ・メタル・バンドが、'86年に発表した1stアルバム。
ジャーマン・スラッシュ第2世代に属し、シーン屈指の暴走軍団として勇名を馳せた彼らだけあって、
鬼のようにシュレッドされる猛々しいリフ、炸裂感溢れるGソロ、そして何と言っても、まるで倒れる寸前まで前傾姿勢を取ったかの如き、
前のめり過ぎるリズムの走りっぷりが本作の「肝」。アンサンブルのまとまりのなさを力押しでブッ千切る獰猛なサウンドは、
音質も含めてチープではあるものの、バカバカしいまでの迫力に満ち溢れていて単純にカッコいい。
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DEATHWISH-Demon Preacher ★★★ (2020-03-18 00:44:23)
バンド名はチャールズ・ブロンソン主演のヴィジランテ映画『狼よさらば』(原題『DEATH WISH』)から取ったのでしょうか?イギリスのリゾート地として有名なブライトン出身のスラッシュ・メタル・バンドが、ベーシストの脱退を受け4人組からトリオ編成への陣容替えを経て、'87年に発表した2ndアルバム。
手首をいわしそうな執拗さで刻まれる、初期SLAYERばりに殺気立ったGリフといい、ハードコア/パンクの流儀を受け継ぎ直線的に飛ばしまくるリズムといい、本作で聴かれるのは、80年代半ばに2枚の作品のみを残しスラッシュ・シーンを慌しく駆け抜けていったこのバンドの生き様を反映したかのような(?)、性急に畳み掛けるスラッシュ・サウンド。曇天の空模様を溶かし込んだかの如き鉛色のリフ&リズム、Voが歌う派手に突き抜けることのない憂いを湛えたメロディ、そしてツインG風のアレンジを施され曲間をスリリング
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DEATHWISH-Demon Preacher-Wall of Lies ★★★ (2020-03-19 00:18:23)
機関銃の猛射の如く吐き出される鉛色のリフ&リズム、
猛々しくメロディを追って歌う硬派なVo、
シャープ且つメロディックに切り込んでくるGソロが
好戦的に畳み掛ける様は、聴いてるだけで血管が
グワッと拡張するようなカッコ良さを誇っていますよ。
DECADENCE-3rd Stage of Decay ★★ (2009-02-01 18:17:00)
華奢なルックスに似合わぬ、猛々しいシャウトを繰り出す美貌のフロントウーマン、メタリック・キティこと
キティ・サリックが中心となって、スウェーデンはストックホルムにて結成された5人組デスラッシャーが、
自らが運営するHTI RECORDSより'97年に発表した、本邦デビュー作ともなった3rdアルバム。
獣性を帯びた咆哮型のVo、そしてブルータルな曲調と叙情メロディとが組み合わされたサウンドは、どうしたって
ARCH ENEMYを思い起こさせるが、Voは聴きようによっては女性っぽさが感じ取れるタイプだし、楽曲に関しても、
ARCH ENEMYほど起伏に富んだ曲展開が聴かれるわけではなく、もっとシンプルでストレート。全体的に、デス・メタルよりも
スラッシュ・メタル風味が色濃く感じられる(特にリフ・ワーク)、ある意味「軽快」な作風に仕上がっている。
取り
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