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CRYSTAL VIPER-The Curse of Crystal Viper-City of the Damned ★★ (2009-09-25 23:28:08)
攻撃的且つキャッチーに疾走するサビメロが
痛快極まりないスピード・メタル・チューン。
CRYSTAL VIPER-The Curse of Crystal Viper-City of the Damned ★★ (2009-09-26 19:59:50)
雄々しくキャッチーに疾走するサビメロが
秀逸且つ痛快極まりない、本編でも1、2を争う名曲。
CRYSTAL VIPER-The Curse of Crystal Viper-Shadows on the Horizon ★★ (2009-09-25 22:05:56)
ブンブン唸りまくるBといい、
ドラマティックなフレーズを奏でるGといい、
ブルース・ディッキンソン風の歌い上げを披露するVoといい、
「自分ら、IRON MAIDEN尊敬してますから!」
ってな感じの曲調が微笑ましくもカッコイイ。
1stで一番好きな曲かも。
CRYSTAL VIPER-The Curse of Crystal Viper-The Last Axeman ★★ (2009-09-26 00:00:55)
後にEPのタイトル・トラックともなったエピック・チューン。
スピードに頼らずとも、こうした重厚なHMナンバーが
作り出せるのがこのバンドの(というかマルタ・ガブリエルの)
素晴しいところ。
CRYSTAL VIPER-The Curse of Crystal Viper-The Last Axeman ★★ (2009-09-26 20:01:12)
後にEPのタイトル・トラックともなった
重厚なエピック・チューン。
スピードに頼らずともこうした優れた楽曲を
作り出せるのがこのバンドの良いところか。
CYCLONE TEMPLE-Building Errors in the Macine ★★ (2009-09-23 02:02:00)
Voをブライアン・トロックからマルコ・サリナスにチェンジして'93年に発表された6曲入りEP。
跳ねるリズムやヘヴィネスが強調された、所謂「モダン・へヴィネス」影響下にある作風が、リリース当時、
スラッシャー諸氏の落胆を誘った作品で、個人的にも初めて①を聴いた時は「CYCLONE TEMPLEよ、お前もか・・・」と
溜息を吐いたクチなのだが、先日、THRASH DOMINATION 09に足を運んでスラッシュ・メタル熱が高まった勢いを駆って、
久し振りに棚から引っ張り出して本作を聴き直してみたら、これが案外悪くない。と言うか結構良いんですわ、これが。
確かにリズムからはストレートな疾走感が、曲展開からは劇的さが、そしてメロディからは憂い/泣きといった要素が
薄れてしまっているのだけど、それでも尚、スラッシュ・メタル然としたスピード感は必要にして
…続き
CYCLONE TEMPLE-I Hate Therefore I Am ★★ (2006-06-17 21:44:00)
黒人スラッシャー、グレッグ・フルトン率いるドラマチック・スラッシュ・メタル・バンド、'91年発表のデビュー作。
ドラマチックと言っても大仰さは然程感じられず、物憂げな叙情性と、スラッシーな疾走感を併せ持つ練り上げられた楽曲からは、
むしろ洗練されたクールな雰囲気が強く漂う。都会的とでも言いましょうか・・・。
特に、作品の二枚看板とでも言うべき、鋭いカッティングが気持ち良いリフ・ワークから、繊細なアコギ・プレイ、
多分に「泣き」を含んだソロまで流麗にこなすグレッグ・フルトンのGと、憂いを帯びた歌メロを確かな歌唱力で歌い上げる
(太く掠れた声質がイカス)ブライアン・トロックのVoとが、タイト極まりないリズム隊と一体となって疾走する①“WHY"
③“WORDS JUST ARE WORDS"⑥“I HATE THEREFORE IAM"といった起伏に富んだス
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CYCLONE TEMPLE-I Hate Therefore I Am-Why ★★★ (2006-05-07 16:52:26)
物憂げな雰囲気漂わす叙情パートと、小気味良い疾走パートとの対比が劇的なドラマを演出する曲展開や、
それをしっかりと支えるタイトなリズム隊、気持ち良いぐらいザクザクと刻まれるクランチーなリフetc・・・
と、絶賛すべき点は多いが、やはりこの曲を名曲以上の「超名曲」足らしめているのは、確かな歌唱力を持ったVoが歌う
憂いを帯びた歌メロ。「よくもまぁこんなフックに富んだ歌メロを思い付くな」と感心させられる程、
ツボを突いたメロディ・ラインが秀逸。取り敢えず、スラッシュ界の「歌メロチャンプ」の称号を進呈したい。
CYCLONE TEMPLE-My Friend Lonely ★★ (2009-10-03 13:21:00)
'93年に発表された6曲入りEP『BUILDING ERRORS IN THE MACHINE』を、新加入のVo.ソニー・デルーカを
フィーチュアした編成で再レコーディング、新曲3曲を追加収録して'94年に発表された変則構成の2ndアルバム。
デビュー作で聴かせた、憂いを帯びたメロディが疾走する劇的なスラッシュ・サウンドに、PANTERA型のヘヴィ・リフや
跳ねるリズム、横ノリのグルーヴを加味した音楽性(でも今の耳で聴き直すと非常に真っ当なスラッシュ・メタルに
感じられる)は『BUILDING~』と同様ながら、突貫作業でレコーディングされたが故にかなりラフな仕上がりだったEPに対し、
本作は、サウンド・プロダクションが格段の向上を遂げ、また、新Voの声質が初代フロントマンのブライアン・トロックの
それを彷彿とさせるため、よりデビュー作寄りの作風に仕上が
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CYCLONE TEMPLE-My Friend Lonely-Killing Floor ★★ (2009-10-03 13:29:19)
全体的にPANTERAっぽさを強めた作風の2ndアルバムの中にあって、
最もデビュー作の頃の面影を留めた高速スラッシュ・ナンバー。
ヨーロッパのバンドとは一味違う、独特の硬質感を湛えて
疾走する憂いを帯びたメロディが素晴しい。
EP『BUILDING ERRORS IN THE MACHINE』にも収録されているので
聞き比べてみるのも一興かと。
CYCLONE(BELGIE) (2012-09-04 07:35:50)
'81年、ベルギーの首都ブリュッセル近郊の街ビルボーデルにて誕生。活動初期はCENTURIONと名乗っていたが、後にCYCLONEと改名する。
メンバー・チェンジを繰り返しつつ数本のデモテープを制作(FEAR FACTORYのクリスチャン・オルデ・ウォルバースやCHANNEL ZEROのエグゼヴィア・カリオンらも一時在籍)。またROADRUNNER RECORDSがリリースしたコンピ盤『METAL RACE』にも楽曲を提供し、これが切っ掛けとなって同レーベルと契約が成立。'86年に1st『BRUTAL DESTRUCTION』でアルバム・デビューを飾った。
'86年と言えばスラッシュ・メタルの名盤の数多くが生み出された言わば黄金時代。それゆえ同作は一部マニア以外の注目を集める事が出来ずに埋没してしまい、バンドは長期間の雌伏を余儀なくされることに。
90年代に入ると、大幅
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CYCLONE(BELGIE)-Brutal Destruction ★★★ (2012-09-04 23:00:28)
FEAR FACTORYやCHANNEL ZEROのメンバーも輩出しているベルギー出身の名門(?)スラッシュ・メタル・バンドが、'86年にROADRUNNER RECORDSから発表したデビュー作。
強気なアルバム・タイトルが示す通り、同時期に登場したベルギアン・メタル勢の中でも一際アグレッシブな音楽性を標榜していた彼らが本作において披露するのは、ヒステリックな金切りVoに、2本のG(時にはトリプルG)が刻む、ドリルでコンクリートをハツッてるようなGリフ、それにバタバタと忙しないリズムとが一心不乱に突っ走る、小細工無用、ド直球のスラッシュ・メタル。
攻撃的な演奏やテンション高めな疾走感はSLAYERの『SHOW NO MERCY』、荒削りながらもリフ/リズム・チェンジを組み込んでダイナミズムも演出しようと頑張る曲展開はMETALLICAの『KILL 'EM ALL』、刺々しい
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CYCLONE(BELGIE)-Brutal Destruction-Long to Hell ★★ (2012-09-06 23:05:08)
インスト“PRELUDE TO THE END”から
繋がっていくOPナンバー。
EXODUS風の鋭利なGリフが、SLAYER風の
荒っぽくハイテンションなパフォーマンスに乗って
突っ走る、アルバムの幕開けを飾るのに
相応しいスラッシュ・ソング。
CYCLONE(BELGIE)-Brutal Destruction-Take Thy Breath ★★ (2012-09-06 23:09:15)
CYCLONE版“FIGHT FIRE WITH FIRE”と
評される高速スラッシュ・ナンバー。
まぁ、あの曲ほどのインパクトは
持ち得ていないのですが、
一心不乱に突進する様には非常に好感が持てますね。
CYCLONE(BELGIE)-Brutal Destruction-The Call of Steel ★★ (2012-09-06 23:07:39)
イントロの重厚なGリフの刻み具合から
一気に惹き込まれてしまいます。
スラッシュ・メタルというよりは
80年代初頭のハードコアなHMといった趣きが
濃厚に感じられ、日本のSACRIFICEのことを
思い出したりもします。
CYCLONE(BELGIE)-Inferior to None ★★ (2012-09-05 23:35:50)
1st『BRUTAL DESTRUCTION』が不発に終わったことから長期間の沈黙を余儀なくされたCYCLONEが、'90年にベルギーのインディーズJUSTICE RECORDSへ移籍してリリースした2ndアルバム。
演ってるのは『BRUTAL~』と大きくは変わらない、実にスラッシュ・メタルらしいスラッシュ・メタルなのですが、溢れんばかりの初期衝動をダイレクトに叩き付けて来た前作に比べると、DEATHとの仕事で有名なエリック・グリーフをプロデューサーに迎えたことでサウンド・プロダクションが格段の向上を遂げた本作は、炸裂感が抑制された代わりにグッと腰を落としたヘヴィネスを身に着けていて、この辺りはやっぱり90年代の作品だなぁ、と。
従来の高音シャウト型から、ドスを効かせたジェイムズ・ヘッドフィールド型へと歌唱スタイルをチェンジしたVoや、インスト・ナンバー⑧が端的に示す通り、こ
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CYCLONE(BELGIE)-Inferior to None-Neurotic ★★★ (2012-09-10 21:09:43)
密度の濃い音作り、メロディを追いかけつつ語尾をシャープ気味に
吐き捨てるVo、疾走感は保持しつつも、イントロに当たる
前曲“CONVULTIONS”と併せると10分に迫る長尺等、
METALLICAからの影響が濃厚に感じられるアルバムOPナンバー。
オリジナリティという点については疑問符が付きますが
カッコイイものはカッコイイです。
Carmilla-Live Explosion '88-'89 ★★ (2023-08-21 23:07:21)
『イカすバンド天国』に出演し、女性メンバーのみで構成された陣容でも注目を集めた4人組HMバンドCARMILLA。終ぞアルバム・デビューを果たすことなく、80年代の国内インディーズ・シーンを駆け抜けた彼女達が、’88年から’89年にかけて残した秘蔵ライブ音源(①~⑦)や、コンピ盤提供曲(⑫~⑭)等を取りまとめて収録した貴重音源集がこちら。
女性メンバーのみと聞くと何やら華やかなサウンドを想像してしまいますが、このバンドが叩きつけてくるのは野郎バンドも裸足で逃げ出す迫力を有するゴリゴリのパワー/スラッシュ・メタル。BLACK SABBATHやSABBLABELLSからの影響を伺わせる白塗りのオカルト・メタルから、より過激なスラッシュ・メタル方向へとサウンドをどんどん先鋭化させていったという彼女達の足跡は、本編ライブ(神楽坂EXPLOSIONで収録)において披露されている楽曲にもガッチリ
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Carrion (2014-04-01 22:19:17)
現在はGURDに籍を置くV.O.パルヴァーによって、スイスはベルンにて結成。
VENOM、SLAYER、METALLICAに刺激を受け、彼らよりも過激で邪悪でスピーディなサウンドを目指したというバンドは、ライブや、地元の教会の壁にサタニックな落書きを施すといった活動(?)と並行して制作した2本のデモテープが評判を呼んだことから、ドイツのインディーズGAMA RECORDSと契約を結び、'86年に『EVIL IS THERE!』でデビュー。
同郷のMESSAIAHや、ドイツのDESTRUCTIONらと親交を深めつつライブ活動を行うも、大きな成功を収めることは出来ず、しばらく後にVoが脱退。
その後任としてアンドレ・グリーダーを迎えたバンドは、POLTERGEISTと改名して活動の継続を図っていくことなる。
Carrion-Evil is There! ★★ (2014-04-01 22:21:12)
スイスのスラッシュ・メタル・バンドと言えば、個人的にCELTIC FROSTやCORONERを差し置いて真っ先に名前が浮かぶのがPOLTERGEISTなんですが、その前身バンドであるCARRIONが'86年にGAMA RECORDSに残した唯一作がこちら。
初期METALLICAやSLAYER、あと地理的にジャーマン・スラッシャー勢にも触発されたという彼らのサウンドは、「腐肉」を意味するバンド名に相応しい邪気がプンプン。顔面にはコープス・ペイント(やり過ぎて志村けんのバカ殿みたくなってるメンバーもいますが)を施し、オカルト思想や悪魔崇拝をテーマに掲げた歌詞を、テクニック度外視のスピードに乗せて叩き付ける来るスタイルは「プロト・ブラック・メタル」的とも言え、その先見性は同郷のMESSIAHに通じるものがありました。(事実、両バンドは仲良しだったという)
僅か4日間で突貫レコーデ
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Carrion-Evil is There!-Demon's Child ★★ (2014-04-05 02:52:02)
へたくそなVoが朗々歌い上げたかと思えば
一転、ドラムが自棄っぱち暴走しまくるといった
静と動が慌しく入れ替わる曲展開を導入。
サタニックな雰囲気を醸し出そうと頑張っていますが
恐ろしさよりも何となく微笑ましさが先立つのが
このバンドの弱点・・・ではなく、
個人的には好きな所でありました。
Carrion-Evil is There!-Games of Evil ★★ (2014-04-05 02:44:28)
ヤケクソ気味に突っ走りながらも
勢いだけで終わらせず、正統派HMに根ざした
GリフやGソロのカッコ良さからは、
後に開花するV.O.パルヴァーの才能の片鱗を
既に伺い取ることができます。
Carry On ★★★ (2019-06-10 23:41:47)
NWOBHMにもLAメタルにも第一次北欧メタルブームにもリアルタイムでは間に合わなかった身にとって、
「後世まで語り継がれるHR/HMの名曲」とは、己がこのジャンルを聴くようになるずっと以前から
既に厳然として存在する楽曲ばかりだったわけですが、考えてみればそんな自分にも
「後世まで語り継がれる名曲誕生にリアルタイムで立ち会えたかも」
と思わせてくれた楽曲の一つが、この“CARRY ON”だったなぁと。
当時それぐらいのインパクトを受けた名曲でありました。
Ciro Dammicco (2019-10-08 23:42:36)
後にDANIEL SENTACRUZ ENSEMBLEを結成し、’74年には“哀しみのソレアード”を世界的に大ヒットさせた(全米チャート最高第2位)ことで知られるイタリア人ドラマー/シンガー/ソングライター。ピンクレディーも“リンダ・ベラ・リンダ”をカヴァーしていましたっけね。
‘72年と'81年にソロ・アルバムを発表していて、特にメロトロンが全面的にフィーチュアされている前者は、プログレ・ファンの間でも高い人気を誇る。
Ciro Dammicco-Ciro Dammicco ★★★ (2019-10-08 23:51:08)
NEW TROLLSの『CONCERTO GROSSO Part1』に涙して以来、「あの感動よ、もう一度」とばかりに、折に触れてイタリア産のプログレ物をチェックするようになりましたが、元々そっち方面に関する知識が薄弱な上に、当然と言えば当然の話ながら、かの国のバンド全てが濃厚な泣きメロを奏でているわけもなかったという。ただ、そうした中にあって個人的に『CONCERTO~』と並ぶ大当たりだと思っているのが、後にポップ・グループDANIEL SENTACRUZ ENSEMBLE を結成して“哀しみのソレアード”を大ヒットさせるイタリア人シンガー/ソングライター、チロ・ダッミッコ(ダミッコ?ダミコ?呼び名がまちまちでどれが正しいのやら)が'72年に発表したこのソロ・デビュー作です。邦題は『オータム』。
基本的には、濃い口なイタリア語による歌い回しが一層エモーションを掻き立てる、ダッミッコ
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Ciro Dammicco-Ciro Dammicco-Autunno ★★★ (2019-10-10 00:29:15)
アルバムを締め括る抒情的なインスト・ナンバー。
胸をかき乱すように奏でられるピアノを始め、楽器陣が醸し出す
劇的な泣きと儚い美しさに、こちとら聴く度に蕩けるチーズと化してしまいますよ。
個人的にアルバムで最も聴き返す頻度の高い至高の逸品。
Ciro Dammicco-Ciro Dammicco-Tu Mi Eri Scoppiata Nel Cuore ★★★ (2019-10-10 00:15:40)
アルバムのOPナンバーにしてハイライトを飾る名曲。邦題は“君を想う”
ピアノとアコギによる抒情的な導入部から、メロトロンを用いて
ドラマティックに盛り上がるコーラス・パートが発散する哀愁が胸を締め付けます。
イタリア語による濃い口な歌い回しも、楽曲に備わった憂愁を倍増させてくれていますよ。
Countdown to Extinction ★★ (2007-04-20 23:31:00)
大胆なサウンド・チェンジが奏功して、MEGADETH史上最大のヒット作となった'92年発表の5thアルバム。
スラッシーな疾走感をグッと控えめにして(ミドル~ミドル・ハイ/テンポが中心)、リフにしろ、曲展開にしろ、
Gソロにしろ、かなりの簡素化が図られた楽曲は、良く言えばソリッドで無駄がない、悪く言えば地味めな仕上がり。
実際、本作を初めて耳にした時は、ドラマ性が大幅に後退してしまった内容に肩透かしを覚えたが、
よくよく聴き込んでみれば、リフの切れ味に鈍りはないし、シンプルにまとめられた収録曲は
いずれも非常にキャッチーで、大ヒットも納得だ。
小気味良く疾走する①、冷酷に刻まれるリフにゾクゾクさせられる②、メランコリックなBラインが印象的な⑦、
ボーナストラックとは思えない一際アグレッシブな⑫・・・。そして何より、これらの楽曲を説得力十分に歌いこ
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Cyberdreams ★★★ (2013-12-14 00:24:20)
来日公演も行う等、着実にバンドとしての地歩を固めたWESTWORLDが'02年に発表した3rdアルバム。
この時期、メロディアスなサウンドを売りにしてたバンドがアルバム・タイトルに突然「CYBER」とかブっ込んで来た日にゃ、それだけで嫌な予感を抱かずにはいられませんでしたが、前作以上にモダンな方向へ振れた作風を提示してくるのでは・・・とのこちらの危惧を他所に、ここではファンがバンドに期待する「らしさ」と、新しいことを試みたいというミュージシャン・サイドの欲求とが上手くバランスを取ったサウンドが提示されていて、ほっと一安心。
例えばOPナンバー①は、横ノリのGリフとリズムは確かにへヴィではあるものの、その上でトニー・ハーネルが歌い上げるメロディは前2作に勝るとも劣らぬ切ない哀愁を発散。緊迫感を湛えたヴァースから一転、サビでは雲が晴れるような爽やかさを伴って展開する④、熱くダイナ
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Cyberdreams-Look to See ★★★ (2013-12-14 00:40:06)
1st収録の“HEART SONG”、2nd収録の“LIMBO”
そしてこの曲と、彼らのバラード作りの上手さには
アルバム毎に泣かされっぱなし唸らされっぱなしですよ。
高音域から滲み出す哀愁が涙腺を直撃するトニー・ハーネルのVo、
アコギ爪弾かせても最高なマーク・リアリのG、
あと叙情性を効果的に増幅するKeyも良い仕事してますね。
D.A.M-Human Wreckage ★★ (2007-12-04 22:57:00)
イギリスはランカシャー出身の5人組スラッシュ・メタル・バンドD.A.M.(DESTRUCTION AND MYHEM)が、
'89年にドイツのNOISE RECORDSからリリースした1stアルバム。(プロデュースは勿論ハリス・ジョンズ)
S.O.D.とかD.R.I.とかS.S.S.とか、アルファベット三文字バンド=クロスオーバー・スラッシュ
とのイメージが強いのだけど、このD.A.M.は、重く湿り気を帯びて刻まれるGリフといい、パッと弾けず
煮え切らない曲調といい、疾走感よりも構築感重視の曲展開といい、如何にも英国製(B級)スラッシュ・メタルらしい
魅力に溢れたサウンドを聴かせてくれる(⑨みたいなハードコア・ナンバーもあるけど)
まぁ人によっては、地味過ぎて退屈する可能性も無きにしも非ずなれど、XENTRIXとかPARAIAHとかAPOCALYPSE
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D.A.M-Human Wreckage-Death Warmed Up ★★ (2007-12-04 23:05:36)
インスト曲“M.A.D."から間髪入れずに繋がる
ドラマティックなイントロ部分で掴みはOK。
重々しい疾走感を基調としつつも、インスト・パートで炸裂する
緩急をわきまえたメロディアス且つ劇的なGソロが胸を打つ、
本編のOPナンバーにして、ハイライト的存在の名曲。
D.A.M-Human Wreckage-Prophets Of Doom ★★ (2007-12-04 23:09:10)
胸に沁みる叙情的なGソロを導入部に、
激しくアップダウンを繰り返しながら突っ走る
高速スラッシュ・チューン。
D.A.M-Inside Out ★★★ (2011-03-27 23:07:53)
イギリスはランカシャー州モーカムにおいて、ジョン(G)とフィル(Ds)のバリー兄弟を中心に結成された5人組スラッシャーが、デビュー作に引き続きプロデューサーにハリス・ジョンズを起用してレコーディング、'91年に発表した2ndアルバム。(CDには④⑧が追加収録されている)
スラッシュ・メタルにしては爆発的な疾走感や尖がった攻撃性に乏しく、パワー・メタルと呼ぶには愛想に欠く本作を「地味」と捉える向きも多かろうが、個人的には、イマイチ派手にハジけ切れない、大向こうから「よっ、英国産スラッシュ・メタル!」と思わず声を掛けたくなる、このドンヨリ薄曇りサウンドがもろにツボ。
しっかりと歌えるハイテンションなVoと、手数多めで刻まれる湿気ったGリフ、歯切れ良く疾走するリズム、そして流麗に切り込んで来るツインGとが、スピードよりも構築感重視の曲展開に併せて矢継ぎ早に畳み掛けるスタイルはそのま
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D.A.M-Inside Out-Appointment With Fear ★★★ (2011-04-02 13:00:08)
尖がりつつもキャッチーでメロディアスな
Gリフと歌メロ、そして縦に刻まれるリズムが
心地良く疾走する2ndアルバム屈指の名曲。
D.A.M-Inside Out-Beneath Closed Eyes ★★ (2011-04-02 13:07:52)
アクセントとしてKeyを導入したアレンジ、
しっかりと歌うVo、徐々に速度を上げつつ
盛り上がっていく曲展開etc・・・と
2ndアルバムをドラマティックに締め括る
6分以上に及ぶ大作ナンバー。
B独演のインスト曲“INSIDE OUTRO”とセットでどうぞ。
D.A.M-Inside Out-The Innocent One ★★★ (2011-04-02 13:02:56)
ブンブン鳴りまくるBに引っ張られる形で
ノリよく疾走するアッパーなスラッシュ・ソング。
それでいて、Gが紡ぎ出すメロディや
緩急の効いた曲展開には
英国バンドらしいドラマ性が宿る。
D.R.I.-Crossover ★★ (2007-07-02 21:15:00)
テキサス出身の4人組スラッシャー、DIRTY ROTTEN IMBECILIES(薄汚い性根の腐った悪ガキ共)ことD.R.I.が、'87年に発表した2ndアルバム。
全世界で10万枚以上を売り上げたD.R.I.の出世作として知られる本作は、『CROSSOVER』という
そのものズバリなタイトルが示す通り、メタルとハードコア/パンクのクロスオーバー現象を語る上で
欠かす事の出来ない名盤の1つであり、個人的には、彼らの最高傑作と信じて疑わない1枚でもある。
ヘヴィなイントロを経て猛烈に疾走を開始。中盤にはGソロまでフィーチュアして、最後は再びミドル・パートに戻って幕となる、
緩急の効いたOPナンバー①が端的に表わす通り、もろハードコア/パンク路線だったデビューEP『DIRTY ROTTEN EP』や
1stフル『DEALING WITH IT』の作風から一
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DA VINCI-Ambition Rocks ★★★ (2017-10-23 23:04:18)
80年代に残した2枚のアルバムが、後にゼロ・コーポレーションを通じて日本でもリリースされ、メロディ愛好家達の間で評判を呼んだノルウェーのDA VINCIが再結成。のみならず凡そ30年ぶりとなる3rdアルバムまで発表してくれましたよ。
しかも音楽性の方も、前2作の美点をしっかりと受け継いだ北欧ハードポップを実践。哀愁を含んだキャッチーなメロディを、キラキラなKeyと分厚いボーカル・ハーモニー、それにこの手の音にぴったりフィットする、クセのない声質の持ち主である新Voのプレーンな歌唱とで包んだサウンドは、ジャンル愛好家の顔を綻ばせること請け合い。イントロ序曲①の後を受けて②が爽やかに始まった時には、こちとら「変わってねぇなぁ。最高か!」と、思わず膝を打ってしまったという。
正直なところHR/HMで括るには少々ポップ過ぎる作品ではありますが、オリジナル・メンバーとして踏ん張るグナー
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DA VINCI-Ambition Rocks-Angel ★★★ (2017-10-23 23:21:23)
ド直球のタイトルに相応しく、
スウィートでロマンティックなバラード。
しっとり聴かせにかかるGソロもいいのですが、
それ以上に流麗に奏でられるピアノが
実に良いアクセントになってくれています。
DA VINCI-Ambition Rocks-I've Come All This Way ★★★ (2017-10-23 23:17:06)
仄かな哀愁を帯びつつ、
軽快に弾む曲調は爽やかでキャッチー。
且つロック・チューンとしての高揚感もばっちりという、
帰還の挨拶でもある歌詞を含め、
まさに先行シングルに打ってつけの名曲。
DA VINCI-Ambition Rocks-Touch of Humanity ★★★ (2017-10-23 23:30:05)
首都高ドライブの時に流したくなるというか、
夜10時台の報道番組のテーマ曲にでも採用したらハマリそうというか。
ネオンに照らされながら都会の夜を疾走していく風景を
幻視せずにはいられない、アーバンで洗練された雰囲気漂うロック・チューン。
DA VINCI-Back in Business ★★★ (2013-04-20 22:03:57)
デンマークのKey奏者を含む5人組が'89年に発表した2ndアルバムにしてラスト作。
'93年にゼロ・コーポレーションからリリースされた国内盤を購入したクチなのですが、初期イングヴェイやSILVER MOUNTAINを聴いて北欧メタルに開眼した身ゆえ、当時、この手の甘口なハードポップ作品は「俺の求める北欧メタルに非ず!」ってな感じで、殆どまともに聴かぬままCDラックに放り込んでしまっていました。ド反省。
メジャーのPOLYDORに所属し、デビュー作をヒットさせた実績を持つバンドだけに、メンバーのパフォーマンスから、ゴージャスな音作り、巧みにフックを盛り込んだ楽曲構築術に至るまで、その洗練された作風にイモっぽさは皆無。Voはちょっとこの手のサウンドを歌うには粗い声質な気がしますが、それは聴き進めるうちに慣れてしまいます。
北欧人の血の為せる業か、ポップでありながらも能天気
…続き
DA VINCI-Back in Business-Circus Maximus ★★ (2013-04-21 22:21:49)
この曲のみ他とは異なり、プログレハード風の
雰囲気を漂わせています。曲名からも分かる通り、
後に登場するノルウェーのプログレ・メタル・バンド
CIRCUS MAXIMUSのバンド名の元ネタとなった楽曲・・・
というのは、たった今思いついたデマですが、
バッハの“G線上のアリア”(多分)を組み込んだ
Gソロもナイスなドラマティックな逸品です。
DA VINCI-Back in Business-Hold Back the Tears ★★★ (2013-04-21 22:13:01)
これまた壮麗な美しさに包まれたバラード。
甘い雰囲気に流されることなく、しっかりと泣いて
存在を主張するGが良いアクセントとなっています。
DA VINCI-Back in Business-Young Hearts ★★★ (2013-04-21 22:11:20)
サビを重厚に彩るボーカル・ハーモニーと
シンフォニックなKeyが演出する
壮麗な美しさに圧倒される名バラード。
いやホント名曲。
DA VINCI-Da Vinci ★★★ (2017-06-04 09:15:14)
ノルウェーのDA VINCIが’87年にPOLYDOR RECORDSから発表し、本国ではグラミー賞を受賞するほどの大ヒット作となった1stアルバム。日本盤は遅れて’93年にゼロ・コーポレーションを通じ、2nd『BACK IN BUSINESS』と同時リリースされました。
自分は先に『BACK~』を聴き、その完成度の高さに感心したことから本作も購入したのですが、涼しげなKeyを取り入れた中期EUROPE辺りに通じるハードポップ・サウンドが、既にこの時点で満開。北欧メタルと聞くと、どうしても「ヘタウマなVo」「貧相な音質」といった垢抜けないイメージが付き纏いますが、本作に関してはメジャー資本のバックアップを受けているだけあって音質は良好ですし、フックを盛り込んだメロディ構築術に抜かりがない上に、アレンジもハイセンスときたもんだ。
特にグラミー賞会場でも演奏したというポップに弾む
…続き
DA VINCI-Da Vinci-Tarquinia ★★★ (2017-06-06 00:10:59)
神の怒りに触れ、大地震によって滅ぼされてしまったという
言い伝えの残るローマ帝国の都市タルキニアについて歌ったバラード。
そう聞いてからこの曲に耳を傾けると、
何やら古代のロマンがメロディから薫って来るような来ないような…。
北欧メタルらしい透明感と美旋律が全身に染み渡る名曲で
ラジオ・チャートで大ヒットとなったというのも納得です。
DA VINCI-Da Vinci-Young Desperado ★★★ (2017-06-06 00:17:29)
メンバーの解説によれば、間違った選択ばかりしてしまう
若者のもがきについての歌らしい。
要はDA VINCI版「青春の蹉跌」か(?)
美しいコーラスと甘いメロディが、
どこかノスタルジックな雰囲気を醸し出して
感傷的な曲調を盛り上げてくれる名曲です。
DAKOTA-Long Road Home ★★★ (2023-02-14 00:53:58)
ジェリー・G・ルジック(Vo)とビル・ケリー(G、Vo)の二人を中心に70年代末に結成され、解散と復活を挟みつつ、メロディ愛好家達の根強い支持を受けてマイペースで活動を続けるメロハー・ユニットDAKOTAが、トミー・デナンダー、ビル・チャップリン、ファブリッツオ・V・グロッシetc…といったメロディアスHRファンにはビビッと来る面子をゲストに迎えてレコーディングを行い、'15年に発表した7th アルバム。
前作『DRRP 6』から13年ぶりのリリース、個人的に彼らのアルバムを購入するのは、'00年に国内盤も発売された5th『LITTLE VICTORIES』以来という同窓会状態だったのですが、哀愁とフックの盛り込まれたキャッチーなメロディ、ジェリーとビルのダブルVoを活かした心和むハーモニーがたっぷりとフィーチュアされたメロハー・サウンドは、空白期間を瞬く間に埋めてくれる変わらない
…続き
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