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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 7201-7250
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月光蟲 ★★ (2008-11-10 23:02:00)
後に、再結成アルバム『新人』でリメイクされる事となる名曲“イワンのばか"を収録し、沼田元氣の手による奇怪な
ジャケット・アートワークといい、アングラ臭が濃密に匂ってくる歌詞世界といい、ドロッとネガティヴな雰囲気の漂う楽曲の
数々といい、筋肉少女帯のカタログの中でも、一際、ダークな(と言うか「病んでる」)作風を誇る'90年発表の5thアルバム。
収録楽曲は、やはり正統派HMとはかなり距離を感じさせる捻くれた味わいだし、とてもじゃないが「キャッチー」と言い難い
仕上がりなんだけど、聴けば聴くほど、この奇妙な味わいがクセになってくるのだから不思議だ。
アグレッシブなGリフとリズムが畳み掛けてくる①、シュールな歌詞と、橘高文彦の流麗なGソロが耳を惹く②、
鬱々としたバラード③、孤独な少年テロリストの短い一生を、やたら壮大且つポジティブな曲調で綴った④、
…続き
月光蟲-イワンのばか ★★★ (2008-11-10 23:07:14)
ロシアの凍土を彷彿とさせる、寒々としたメロディが
疾走する様式美HMチューンの名曲。
橘高文彦の流麗且つネオ・クラシカルなGソロに痺れた!
聴いてると、何だか無性にコサックダンスが踊りたくなる1曲。
踊れんけど。
五人一首-死人贊歌 ★★★ (2021-06-22 01:18:55)
前作『内視鏡の世界』リリースから10年以上音沙汰がなく、てっきり解散したじゃないかと思っていた五人一首が’20年に発表した、バンドの健在をアピールする3rdアルバム。
例えブランクが空こうとも、しかと見据えられた方向性にブレはなく、鼓膜を引っ掻くように刻まれるVOIVOD辺りを彷彿とさせるGリフに、大作主義の下、技巧を凝らして万華鏡の如く綴られる複雑怪奇な曲展開、その上で炸裂するグロウルとクリーンなトーンによる歌い上げをアングラ演劇の主演女優みたいなテンションで行き来する、思わず「女・大槻ケンヂ」と呼びたくなる個性的なVoとが目まぐるしく交錯する、例えるなら初期筋肉少女帯と人間椅子を足して2で割ってプログレ・メタルのエッセンスを振りかけたようなサウンドは、相変わらず独特極まる音世界を構築しています。
あと、個人的に彼らの作品を購入する最大の動機となったのが、時にリード楽器の役
…続き
五人一首-死人贊歌-そして無に帰す ★★★ (2021-06-22 23:56:34)
心を打つ儚げな美しさから、神経を逆撫でるような混沌まで
さながら万華鏡の如く1曲の中で様々に曲想が移り変わっていく
アルバムの魅力を集約したかの如きOPナンバー。
各メンバーの多重人格的なパフォーマンスもそうした雰囲気を
的確に盛り立ててくれていますよ。
高浜裕輔 ★★ (2008-01-20 16:16:00)
数々のセッションや、FOR COLLECTION等のバンド活動を経て
梶山章率いる様式美HMバンドPRECIOUSに加入したキーボーディストで、
メンバーの脱退などでPRECIOUSの活動が休止した'91年に
DANCERの藤本泰司(G)、MARINOの大谷レイヴン(G)、ANTHEMの坂本英三(Vo)、
WOLFの松本龍以(Vo)ら、豪華ゲスト・ミュージシャンを迎えて、
ソロ・アルバム『PROTOTYPE』を発表している。現在は何をやってるんでしょうかね?
尚、『PROTOTYPE』は1度廃盤になった後、'94年に藤本泰司人気を当て込んで
日本クラウンから再発されたが(ジャケットが酷い)、現在はそちらも廃盤の様子。
高品質なヘヴィ・メタル・アルバムなので、何とか復刻して欲しいところなのだが・・・。
高浜裕輔-PROTOTYPE ★★ (2008-01-20 15:36:00)
梶山章率いる様式美HMバンド、PRECIOUSのキーボーディストだった高浜裕輔が、藤本泰司(G)、大谷レイヴン(G)、
坂本英三(Vo)、松本龍以(Vo)ら豪華ゲスト・ミュージシャン陣を迎えて制作、'91年に発表したソロ・アルバム。
ソロといっても、超絶技巧が炸裂するテクニカルなインスト物ではなく、アンサンブルを重視した楽曲志向の作風で、
全曲、高浜が作曲を手掛けたメロディックな正統派ジャパメタ・チューンの数々は、聴き応え十分。
楽曲の基盤を支える、高浜の華麗なKeyワークも然る事ながら、きっちりと自身の個性を活かした仕事っぷりを聴かせる
ゲスト・ミュージシャン達の良い仕事っぷりが特筆モノで、アルバムに全面的に参加し、①のソロを筆頭に
期待通りの緩急自在のGワークを披露している藤本や、本編随一の名曲と言うべきスピーディなHMナンバー⑫で、
スリリ
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高浜裕輔-PROTOTYPE-AMOUR ★★★ (2008-01-20 15:44:07)
序曲“CUSTOMARY"から繋がっていく、アルバムのOPナンバー。
力強い曲調の上に乗る、確かな歌唱力でもって
憂いを帯びた歌メロを歌う松本龍以のVoと、
藤本泰司の緩急を備えた劇的極まりないGソロが
とにかく絶品。
高浜裕輔-PROTOTYPE-FIRE AWAY ★★★ (2008-01-20 15:54:20)
イントロ代わりのインスト曲“NIGHTMARE"を経て、
冒頭のKeyリフがスタートした瞬間にガッチリと掴まれる
スピーディな様式美HMチューンの名曲。
松本龍以の雄々しい歌唱、藤本泰司のメロディアスなG、
楽曲を華麗に彩る高浜裕輔のKey、起承転結を備えた曲展開と
いずれの要素も非常に素晴しい。
高浜裕輔-PROTOTYPE-STRAY DOG ★★★ (2008-01-20 16:06:44)
アルバムのラストを締める、スピーディな様式美HMナンバー。
華麗に楽曲を彩る高浜裕輔のKeyワーク、女性Vo吉越由美の
力強い歌声も絶品だが、それ以上の存在感を放つのが
グイグイと胸を締め付けるメロディを連発して、
時にVo以上に雄弁に「歌う」大谷レイヴンのG。
個人的にはこの曲が、アルバムで一番好きかな。
三原順子-VERSUS ★★ (2024-04-01 23:45:10)
現在は芸能界から紆余曲折を経て政界へと転身を遂げている現自民党参議院議員の三原順子(当時は「三原じゅん子」)が、'85年に発表した9枚目のソロ・アルバム。
ロングヒットとなった“だって・フォーリンラブ・突然”を代表曲とするそれまでの歌謡アイドル路線から、10th『SO DEEP』(’85年)で突如HR/HM路線へと大きく舵を切ることとなる彼女ですが、その一歩手前で、北島健二(G)や松原正樹(G)を手始めに、デレク・ジャクソン(B)、村上秀一(Ds)、難波弘之(Key)ら、手練れのセッション・ミュージシャン達を多数起用してレコーディングが行われている本作は、次作への布石となるようなイキの良いHRナンバーあり、キャッチーなハードポップあり、気怠げな昭和ブルースあり…といった具合に、様々なタイプの楽曲が混在する「ザ・過渡期」な仕上がり。(フィル・スペクターとTHE RONETTSの代表曲
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三原順子-VERSUS-切り裂かれたウェディング・ドレス ★★★ (2024-04-03 00:21:43)
北島健二がGプレイと作曲で関与。アルバム自体は過渡期の色合いを
残した仕上がりながら、このHRナンバーに関しては次作『SO DEEP』の
試し撃ちのようなカッコ良さを誇っています。
三原じゅん子もツッパリVoで楽曲を盛り上げてくれていますよ。
山本恭司-ELECTRIC CINEMA ★★★ (2021-08-18 23:39:37)
日本HR/HM界の至宝、山本恭司(G)が渡英してレコーディングを行い、'82年に発表した2枚目のソロ・アルバム。驚くべきはBOW WOW名義での最終作となった8th『WARNING FROM STARDUST』とほぼ同時進行で制作が進められていたことで、僅か1か月足らずの内にこんだけハイクオリティなアルバムを2枚も仕上げているのですから、当時の山本の創作意欲はどんだけ神懸っていたのかと。
バックを固めるのはシングル1枚を残して消滅した幻のNWOBHMバンドLAST FLIGHTのメンバー。正直「そんなよう知らん連中起用して大丈夫?」と不安を感じなくもなかったのですが、実際に聴いてみるとこれが確かな歌唱力を有するVo(後にALASKAに参加するロバート・ホーソーン)といい、多彩な演奏の引き出しを持つKey(ゲイリー・ムーアとの活動で知られるトミー・アイアー)といい、実に堂々たるパフォ
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山本恭司-ELECTRIC CINEMA-JUST CAN'T TAKE IT ★★★ (2021-08-20 00:53:24)
K溌剌とはじけるロック・チューン。
山本自身がアルバム『ELECTRIC CINEMA』について
「音楽的な転機となった作品」と語っている通り
後のVOW WOW時代へと繋がっていく要素も感じられる
Keyを活かしたキャッチーな仕上がりです。
山本恭司-GUITAR MAN ★★★ (2020-07-16 00:37:18)
レコード会社主導で歌謡ロック路線へと舵を切ったBOW WOWが、’80年に発表した問題作『GLORIOUS ROAD』と、タモリ倶楽部のソラミミスト、安斎肇がジャケット・デザインを手掛けている’81年発表の『HARD DOG』、永井豪原作の特撮人形劇(人呼んでスーパー・マリオラマ)『Xボンバー』のサウンドトラックとして制作された'82年発表の『組曲Xボンバー』、ままならぬバンド活動で溜め込んだストレスを発散するような快作に仕上がったソロ『HORIZON』(’80年)という4枚の作品から、ギター教材用に編集・選曲されている、山本恭司(G)の80年代初頭の波乱万丈な歩みを振り返るのに重宝するベスト盤。
こちとらオリジナル・アルバムは一通り揃えていますし、いくら収録曲が山本自身の手によってリマスタリングされていると言っても、「やはりベスト盤の購入はスルーの方向でひとつ」…とか思いながら収
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山本恭司-GUITAR MAN-絆 FOREVER ★★★ (2020-07-16 23:52:27)
シングルのみで発表され、アルバムには長らく未収録だった
(既にマスターテープは失われており、再録には相当な苦労があった模様)
幻の名曲にして、歌もギターも泣きまくる慟哭のバラード。
子供の時分、TVドラマ「新ハングマン」のEDから流れてくるの聴いて
「良い曲だ」とは思っとりましたが、当時は特に演奏しているバンドの
ことまでは意識してなかったので、あとでBOW WOWの曲だと知った時は
結構な驚きでしたよ。
紫-IMPACT ★★★ (2021-09-23 01:19:48)
ジョン・ロード愛迸るハモンド・オルガン、リッチー・ブラックモア風のギター(但しこちらはツインG編成)、イアン・ペイスばりにスウィングするドラム…「日本のDEEP PURPLE」と評され、70年代オキナワンロックの盛り上がりを語る上で欠かすことの出来ない重要バンド、ジョージ紫率いる「紫」が’76年に発表した2ndアルバム。
アメリカ軍キャンプにて米兵相手に実戦経験を積んだ本格派ゆえ、紫の名を不本意な意味で有名にしてしまった城間正男の罪状はともかく実力は間違いない骨太なVoを始め、メンバーの鍛え上げられたパフォーマンスと研ぎ澄まされたテクニックに「部屋に篭って勉強しました」的な線の細さや借り物感は皆無。DEEP PURPLE型HR路線を1stアルバム同様に疾走しつつ、今作は日本のバンドらしい木目の細かいアレンジ/沖縄のバンドならではのメロディ・センスといった独自性をトッピングすることで
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寺田恵子 (2013-02-22 22:02:15)
SHOW-YAのフロント・ウーマン。'91年に同バンドから脱退後はソロ・アーティストへと転身し、ヒット作『BODY & SOUL』を手始めに、'03年までに6枚のアルバムを発表。
LOUDNESSのニ井原実、EARTHSHAKERの西田昌史らと結成した西寺実('08年)等のサイド・プロジェクトをこなしつつ、現在は'05年に再結成を果たしたSHOW-YAで絶賛活動中。
寺田恵子-悪い夢 ★★★ (2013-02-22 22:04:08)
寺田恵子(Vo)が、カルメン・マキにリスペクトを捧げた'94年発表のカヴァー・アルバム。(SHOW-YA時代に“私は嵐”とか演ってましたもんね)
SHOW-YA作品はベスト盤ぐらいしか持っておらず、彼女のソロ作に至ってはまともに聴いたことすらなかったので、本作については「どらどら、お手並み拝見」と物凄い上から目線で聴き始めたのですが、これがそうした高飛車な態度をクロスカウンターで粉砕する出来栄え。
カルメン・マキ&OZのドラマティックな楽曲を中心に選り抜かれた選曲はツボをしっかりと押さえている上、岡野はじめ、是永巧一、鈴木亨明らが手掛けたアレンジもオリジナル版を尊重(70年代HR的な泥臭さはだいぶ薄まっていますが)。それに何と言っても、あの難曲“崩壊の前日”すら見事に歌いこなす、寺田恵子嬢の力強い歌いっぷりが本編の白眉!
声域/声量/表現力と、テクニック的に優れているの
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寺田恵子-悪い夢-悪い夢 ★★★ (2013-02-24 22:02:38)
二度の逮捕を経て麻薬禍から抜け出した
カルメン・マキが自身の心情を綴った渾身の一編で
5Xのデビュー作『HUMAN TARGET』収録曲。
基本に忠実でありつつ、オリジナル版にはない
アコギを導入して独自色も主張する好カヴァー。
元々の楽曲の良さと相俟って、寺田嬢がアルバム表題曲に
選出したのも納得のカッコ良さ。
寺田恵子-悪い夢-崩壊の前日 ★★★ (2013-02-24 21:35:43)
カルメン・マキ&OZの2nd『閉ざされた町』収録曲。
歌いこなすのはかなり難しい楽曲だと思うのですが、
メインの演奏にワンテンポ間を置いて歌メロを
追っ付けていく歌唱法まで見事に再現した
寺田恵子のパフォーマンスに痺れます。
ちなみに、ギタリストとして大谷令文が参加。
柴田直人 (2013-11-11 23:16:01)
言わずと知れたANTHEMの大黒柱。「ANTHEM=この人」といっても決して間違いではありません。
あと柴田直人と言えば、当時せっかく友達が「これ、柴田直人のプロジェクトが手掛けてるらしいよ」と言って貸してくれたのに、ゲーム音楽にあまり興味が持てなかったので碌すっぽ聴きもせずに返してしまったことを今更悔やんでいる『ドラキュラ・バトル』のサントラの再発を是非ともお願い致します。太田カツ(G)も参加してたんでしたっけ。
柴田直人 (2013-11-13 22:35:37)
柴田直人プロジェクトが4枚もリリースされていたとは
全く知りませんでした。やっぱり色んな方向にアンテナを
張ってないと見逃す作品が出てきますねぇ。
柴田直人-STAND PROUD! Ⅱ ★★★ (2013-11-11 23:18:57)
ANTHEMの柴田直人(B)をフィーチュアした企画アルバム『STAND PROUD!』シリーズ、'97年発表の第二弾。
屍忌蛇が手掛けた第一弾が、主に80年代に生み出されたHR/HM王道の名曲をカヴァーしていたのに対し、もう一世代上の柴田直人はLED ZEPPELIN、DEEP PURPLEの2大巨頭を筆頭に、70年代HRやKING CRIMSON等のプログレ・バンドを中心にカヴァー。統一感はまるでないが、ジャンルに縛られないこの幅広さこそが70年代ロックの奥深さにして醍醐味。前作が自分で作ったお好みテープ感覚で聴くことの出来るアルバムだったとするなら、本作は先輩から貰った音楽の教科書って感じでしょうかね。無論、名曲揃いな上に参加ミュージシャンも豪勢なんで「お勉強しましょう」的な堅苦しさは絶無なんですが。
プロデューサーとしても優れた手腕を揮うお人だけに、本作でも参加ミュージ
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小田和正-K.ODA ★★★ (2024-12-03 00:30:38)
オフコース解散後、ソロ・アーティストへと転じた小田和正(Vo)が渡米してレコーディングを行い、'86年に発表した1stアルバム。
それまでオフコース時代の代表曲“さよなら”ぐらいしか知らなかったこの人に興味を持つようになったのは、ご多聞に漏れず“ラブ・ストーリーは突然に”のメガヒットがきっかけ。とはいえソロ・アルバムまで追いかけてみようとは思っていなかったのですが、何となくレンタルCD屋で本作を手に取ってクレジットをチェックしてみれば、編曲にも全面関与するダン・ハフ(G)を筆頭に、ジェフ・ポーカロ(Ds)&デヴィッド・ハンゲイト(B)のTOTO組、後にダン・ハフとGIANTを結成することとなるアラン・パスクァ(Key)ら、西海岸セッション・ミュージシャンの一流どころがバックを固めているじゃありませんか。こら聴かいでか!と。
実際、今も昔も変わらぬ小田の甘くクリアな歌声と、美麗
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小田和正-K.ODA-1985 ★★★ (2024-12-03 23:18:14)
都会的な冷ややかさと哀切のメロディの取り合わせが秀逸。
タメを効かせて軽く流さない楽器陣の演奏も、
楽曲を力強く盛り上げてくれています。
小野正利-The Voïce -Stand Proud!- ★★★ (2011-10-26 22:53:49)
HR/HM史に輝く名曲の数々を、国内ミュージシャン達がカヴァーする人気企画『STAND PROUD!』シリーズ第5弾の主役に起用されたのは、現GALNERYUSの小野正利(Vo)。同シリーズでシンガーがメインに据えられたのって今回が初めてじゃなかろうか?
HR/HMファンなら一度は聴いた事があるであろう有名曲中心の無難な選曲で、アレンジに関してもオリジナル・バージョンを尊重しての完コピが基本ゆえ、ぶっちゃけ「小野正利によるカラオケ大会」的なノリが無きにしも非ずな本作ですが、個人的にはこの人のカラオケなら金払ってでも聴きたいぐらいなので全く問題なしですよ。
特に、“LADY OF WINTER”(CRIMSON GLORY)や“TONIGHT I'MFALLING”(TNT)、“LOVEDRIVE”(SCORPIONS)辺りは「歌えばハマるだろうなぁ」とは思っていましたが、実際
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小野正利-Vs ★★★ (2022-09-01 00:01:46)
《カヴァー・アルバムじゃない。VSアルバムだ。》との帯惹句を目にして「言葉の意味はよう分からんがとにかく凄い自信だ」と呟いた、現GALNERYUSのフロント・パーソン小野正利が、デビュー25周年を記念して洋楽カヴァーを中心にレコーディングを行い(GALNERYUSのメンバーも参加)、'16年に発表した2枚組ソロ・アルバム。
前作『THE VOICE -STAND PROUD-』(’11年)の感想を書いた際に「次は産業ロックに特化したカヴァー・アルバムをお願いしたい」と記したのですが、本作でその願いが概ね叶う形に。DISC-1には主に90年代以降のヒット曲を、DISC-2にはBON JOVI、JOURNEY、VAN HALEN、ケニー・ロギンスといった80年代の音楽シーンを象徴するようなアーティストのヒット曲をメインに配して、それを小野が衰え知らずの美声を生かして伸びやかに歌い上げる
…続き
小野正利-Vs-Livin’ On A Prayer ★★★ (2022-09-02 00:12:37)
飽きるほど聴いてきたBON JOVIの代表曲を、ピアノ主体のバラード風にアレンジ。
透明感と叙情性を増した曲調に小野のクリスタルな美声がマッチして
アルバムのハイライト級の輝きを放つ逸品に仕上がっています。
松居和-Time No Longer ★★★ (2024-10-30 00:01:37)
世界を舞台に活躍する尺八奏者であり、プロデューサー/コーディネイター業でも知られるカズ・マツイこと松居和がリーダーを務めるプロジェクト、KAZU MATSUI PROJECTが'81年に発表した1stアルバム。邦題は『愛の黙示録』。
奥方が世界的成功を収めたピアニストの松居慶子ということもあってか、後年はニューエイジ/ヒーリング・ミュージック色を強めた作品が多くなっていきましたが、ロベン・フォード(G)、ラリー・カールトン(G)、リー・リトナー(G)、そしてTOTOのスティーヴ・ルカサー(G)やジェフ・ポーカロ(Ds)といった凄腕セッション・ミュージシャン達をゲストに招き、その人脈の太さを遺憾なく発揮して制作されている本作で聴けるのは、歯応えのあるGがフィーチュアされたロック色強めのフュージョン・サウンド。メロウなAOR調バラードからファンキーに弾むフュージョン・ナンバーまで収録曲
…続き
松居和-Time No Longer-Voices From the Dark ★★★ (2024-10-31 00:15:47)
ジャンルとしてはフュージョン物として括られる作品ですが、
スティーヴ・ルカサーのGが唸りを上げるこの曲は完全に
HRフィールドに足を突っ込んだ仕上がり。
松居の尺八も違和感なく馴染み、アップテンポの曲調を
盛り上げてくれています。
聖飢魔II-1999 BLACK LIST [本家極悪集大成盤]-FIRE AFTER FIRE ★★★ (2008-08-12 23:35:20)
イントロのシャープなGリフだけでノックアウトされてしまう、
必殺のスピード・ナンバー。
てっきりダミアン浜田作曲だと思ってたけど、
ジェイル大橋の手による楽曲だったんですね。やるなぁ。
聖飢魔II-1999 BLACK LIST [本家極悪集大成盤]-地獄の皇太子 ★★ (2008-08-12 23:16:48)
序曲“魔王凱旋"から繋がる、
初期・聖飢魔Ⅱの魅力を判り易く伝える様式美HMナンバー。
線の細さが微笑ましい1st収録バージョン、
カッコ良さ大幅増のリメイク・バージョン、
どちらも味わい深く、捨て難い。
聖飢魔II-THE END OF THE CENTURY ★★ (2008-08-12 22:06:00)
エリック・アダムスばりの大仰さを誇る、デーモン小暮のシアトリカルなVo(ルックスは和製キング・ダイアモンドだが)、
随所で劇的なハモりっぷりを聴かせてくれるツインG、そして、デビュー作より格段にダイナミズムを増したリズム隊・・・と、
初期・聖飢魔Ⅱの集大成的作品と呼ぶに相応しい内容に仕上がった、'87年リリースの2ndアルバム。
バンドの創始者(でも既に脱退済み)ダミアン浜田が手掛けた、ドラマティックな様式美HMチューンの数々も、
ますます磨き上げられて、その完成度を高め、荘厳でクラシカルな序曲①に導かれてスタートするアルバム表題曲②に始まり、
ダイナミックで物騒なメタル・アンセム風の③から、中期BLUE OYSTER CULTに通じる詩情を漂わせた美しい④、
“切り裂きジャック"のタイトル通り、鋭利なGプレイに痺れる⑤を経て、聖飢魔Ⅱというバンドの魅
…続き
聖飢魔II-THE END OF THE CENTURY-JACK THE RIPPER ★★★ (2008-08-12 23:33:00)
まさにタイトル通りな、鋭利な刃物を思わせるGプレイが
非常にカッコイイ。劇的極まりないGソロも◎。
やはりメタル・バンドたるもの、一度は「切り裂きジャック」を
ネタに曲を作らないとね(笑)。
聖飢魔II-THE END OF THE CENTURY-THE END OF THE CENTURY ★★★ (2008-08-12 23:27:29)
名盤のOPを飾るに相応しい名曲。
クラシカルな序曲を経て、華麗なツイン・リードGが
劇的に疾走を開始する場面は、何度聴いてもガッツポーズ物の
カッコ良さですよ。
デーモン小暮の歌メロの魅力も素晴しい。
(まだちょっと線が細いけどね)
聖飢魔II-THE END OF THE CENTURY-悪魔の賛美歌 ★★★ (2008-08-12 23:30:17)
美しく儚くも、どこか歪んだ詩情を漂わせた曲調が、
中期BLUE OYSTER CULTを彷彿とさせる名曲。
聖飢魔II-メフィストフェレスの肖像 ★★ (2008-08-17 18:08:00)
徹底的にヘヴィでアグレッシブな『恐怖のレストラン』発表したかと思えば、珍作『PONK!』でファンを引っ繰り返らせたりと、
イマイチ方向性の定まらない活動を繰り広げてきた聖飢魔Ⅱが、いよいよ間近に迫った1999年を意識してか(?)、
再び、彼ららしいデーモニックな風格漂う、王道HM路線へと軌道修正を図って制作した、'96年発表の9thアルバム。
バンドの代表曲“地獄の皇太子"にオマージュを捧げた①で幕を開ける本編の構成や、聖飢魔Ⅱの創始者・ダミアン浜田、
ジェイル大橋(G)といった、バンド初期の構成員がアルバム制作に関わっている事からも、
原点回帰の姿勢は明らかで、特に、ダミアン浜田が作詞・作曲を手掛けた②⑤⑥は、ダークな歌詞世界といい、
妖しく叙情的、かつドラマティックなメロディといい、1stや2ndの頃を思わせる内容に仕上がっていて、
初期・聖
…続き
聖飢魔II-メフィストフェレスの肖像-GREAT DEVOTION ★★★ (2008-08-17 22:25:47)
9th『メフィストフェレスの肖像』において、
最もヘヴィ・メタリックなカッコ良さを発散する疾走チューン。
クールなGリフに一発ノックアウト!
聖飢魔II-メフィストフェレスの肖像-HOLY BLOOD 〜闘いの血統〜 ★★★ (2008-08-17 22:19:45)
メイデンばりにギャロップするリズムが勇壮さを煽る、
『メフィストフェレスの肖像』のラスト・ナンバー。
正直、あのアルバムはボーナス・トラックなしで、
この曲で終わっておいた方が美しかったような・・・。
聖飢魔II-メフィストフェレスの肖像-メフィストフェレスの肖像 ★★★ (2008-08-17 22:23:10)
ダミアン浜田の手によるアルバム・タイトル・トラック。
暗くマイナー調のメロディと、美しいアコギを効果的に取り入れた
ドラマティックな曲展開が、バンド初期の様式美HM路線を
思い起こさせる、まさにダミアン印の名曲。
聖飢魔II-メフィストフェレスの肖像-地獄の皇太子は二度死ぬ ★★★ (2008-08-17 22:17:19)
タイトルからして、原点回帰の姿勢がビンビンに
伝わってきて期待させられるが、実際、その期待が
裏切られることはない。
名盤のOPを飾るに相応しい名曲。
聖飢魔II-恐怖のレストラン ★★ (2008-08-14 19:15:00)
作品を重ねる毎にメタル色が薄れ、洗練されたHRバンドへと変化していった聖飢魔Ⅱが、久々に原点回帰を志向し、
デーモニックなコンセプトを前面に押し出して制作・発表した、'92年リリースの7thアルバム。
原点回帰と言っても、別に1stや2ndアルバムの頃のような、様式美HMスタイルに戻ったわけじゃなく、
重厚なGリフに絡む呪術的なリズムが、禍々しい雰囲気を演出するOPナンバー①に代表されるように、歪んだ音色で
荒々しくシュレッドされるGリフ、重く叩きつけられるようなリズム、そして、いつになくヒステリックな歌唱を響かせる
デーモン小暮のパワフルなVo・・・と、その作風は、数ある聖飢魔Ⅱのアルバムの中でも、断トツのバイオレントさを誇る。
ダークなヘヴィネスが強調され、従来の聖飢魔Ⅱの作品において顕著だった「遊び」や「笑い」の要素が極力抑えられた
シリア
…続き
聖飢魔II-恐怖のレストラン-ギロチン男爵の謎の愛人 ★★★ (2008-08-15 01:04:39)
この曲が切っ掛けで、それまで色眼鏡で見ていた
聖飢魔Ⅱに対する視線が一変。
禍々しさを撒き散らして疾走するリズムの上に乗る、
デーモン小暮のストロングなVoと、
ヘヴィ・メタリックなGリフのカッコ良さは筆舌尽くし難い。
「ヘヴィ・メタル!」とのシャウトと共に
Gソロが走り出す場面も最高です。
聖飢魔II-恐怖のレストラン-殺しの現場!! ★★★ (2008-08-15 01:14:39)
ぶん回されるように刻まれるリフ&リズムに、
凄まじいアグレッションを誇るデーモン小暮のVoが
一丸となって突っ走る、異常なまでにハイテンションな
エネルギーに満ち溢れた、狂気の名曲。
聖飢魔II-聖飢魔II〜悪魔が来たりてヘヴィメタる ★★ (2008-08-09 20:51:00)
現在よりも、ヘヴィ・メタルという音楽様式にファンが強い拘りを持っていた(=洒落が通じない)時代に、
早過ぎるデビューを飾ってしまった為、BURRN!!で0点を獲得する等、かなり手厳しい評価を受けた事で知られる
聖飢魔Ⅱの笑撃・・・もとい、衝撃の1stアルバム。
後期・聖飢魔Ⅱと比べてしまうと、サウンド・プロダクションは冴えないし、実力派Voとして鳴らす
デーモン小暮閣下の歌声も、まだまだ青さを残しているしで、初めて本作に触れた時は、
正直なところ「何だかチープだなぁ」との印象を受けなくもなかった・・・が、しかし。
聖飢魔Ⅱの創始者にして、デビュー時には既にバンドから脱退済みだったダミアン浜田殿下が手掛けた、
ドラマティック&サタニック、且つ笑えるHMナンバーの数々は、0点どころか非常に高得点モノのクオリティを誇っており、
特に、聖飢魔Ⅱの代
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聖飢魔II-聖飢魔II〜悪魔が来たりてヘヴィメタる-悪魔組曲作品666番ニ短調 ★★★ (2008-08-12 23:23:10)
荘厳、ダーク、クラシカル、ファニーでドラマティック・・・と、
初期・聖飢魔Ⅱの魅力が全て詰め込まれた、10分以上に及ぶ大作組曲。
後にリメイクされたが、最も笑える最終章“BATTLER"が
カットされてしまっているので、
個人的には1stアルバム収録バージョンがお気に入り。
大西結花-RESISTANCE ★★ (2024-10-22 00:28:25)
ドラマ『スケバン刑事Ⅲ:少女忍法帖伝奇』に出演、スケバンで刑事で忍者の末裔で戦う武器が金属製の折鶴で…と盛り過ぎた設定が渋滞を起こしている「折鶴の結花」こと風間結花役で人気を博した大西結花が、'89年に発表した6枚目のソロ・アルバム。
完全に興味の範疇外だった作品にも拘わらず購入してしまったのは、横関敦(G)、三柴理(当時は三柴江戸蔵/Key)、DOOMの故・諸田コウ(B)といったバックを固めるミュージシャンの顔触れに興味をそそられたから。多分プロデューサーが月光恵亮だった関係での起用と思われ、この座組は同時期に制作された山瀬まみの『親指姫』、そして翌年リリースの横関の5thソロ『SEA OF JOY』と続いていくこととなります。
本作に関して言えば3人とも作曲面にはノータッチなので、ここで聴けるのはVo中心に組み立てられたポップな歌物ロック。大西の甘口な歌唱も楽曲の方向性も
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大西結花-RESISTANCE-壊れた砂の城 ★★ (2024-10-29 00:19:36)
初期の頃に比べると歌唱にリキが入り、
曲調もアップテンポでロック色強めの仕上がり。
横関がジェット・フィンガーの名に恥じぬ
弾きまくりのGソロで華を添えてくれています。
大村孝佳-Eclipse from East ★★ (2008-09-12 00:19:00)
マーク・ボールズ、リッチー・コッツェン、ドゥギー・ホワイトら、豪華なゲストを迎えて制作された5曲入りEP
『NOWHERE TO GO』でデビューを飾ったハイテク・ギタリスト大村孝佳が、バンド名義(CROSS ROAD)で'06年に発表した1stアルバム。
参加メンバーの顔触れはかなり地味になったし、今回は全曲が日本語詞で歌われているせいか、若干、ジャパメタ風味が
増量されたとの印象を受けるが、メンバーの実力は確かな上に(余裕のないVoの歌唱は好き嫌いが分かれるかもしれないが)、
大村の劇的なGプレイと、彼自身が手掛ける楽曲のクオリティは変わらぬ高水準を保っており、トータルの完成度には全く揺らぎなし。
ゲーム『ファイナル・ファンタジー』のテーマ曲を思わせる華麗なインスト曲①で幕を開ける本作は、ドライヴする
HRチューンあり、グルーヴィなロックンロールロ
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大村孝佳-Nowhere to Go ★★ (2008-09-07 02:21:00)
関西出身のテクニカル・ギタリスト大村孝佳が、'04年にリリースした5曲入りデビューEP。YAMAHAの全面バックアップを
受けた若き天才Gの門出を祝って、ご祝儀代わりにヴィタリ・クープリ(Key以外にもプロデュースを担当)、
スティーヴ・デジョルジオ(B)、ドゥギー・ホワイト(Vo)、マーク・ボールズ(Vo)、磯田良雄(Ds)、
リッチー・コッツェン(Voとしてのみ参加)ら、豪華なゲスト・ミュージシャン勢が客演。
勿論、いくらゲストが華やかでも、肝心の楽曲がショボくては虚しいだけだが、大村は精度の高いGプレイのみならず、
曲作りの上手さにおいてもその手腕を発揮。たった5曲収録にも関わらず、マーク・ボールズが伸びやかな歌声を披露する、
アップテンポのハード・チューン①、リッチー・コッツェンのエモーショナルな熱唱が映える②、ヴィタリ・クープリの
華麗
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