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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 701-750
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BEGGARS & THIEVES-Beggars & Thieves ★★★ (2022-11-21 22:51:58)
80年代はオジー・オズボーンのバンドで活躍し、名曲“SHOT IN THE DARK”の共作者としてもその名を刻むフィル・スーサン。この人に関してはベーシストとしての印象はまるで残っておらず、それよりも後年、雑誌インタビューでオジーから「ホームラン級のバカ」と評されていたことばかりが思い出されてしまうのですが、彼が結成したBEGGERS & THIVESが、'90年に米メジャーのATLANTIC RECORDSから発表したこのデビュー作は聴き応え十分の内容。オジーの発言で我が身に刷り込まれた「フィル・スーサン=激烈バカ」というマイナス・イメージが上書きされるインパクトを持った力作に仕上がっていますよ。まぁ作曲クレジット見るとこの人全然曲作りに関与してないんですけどね…。
90年代の作品ながら、当時流行りのブルーズ色は然程強くなく(だからセールス的に失敗したのか?とか思ったりも)、基
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BEGGARS & THIEVES-Beggars & Thieves-Beggars & Thieves ★★★ (2022-11-23 00:14:11)
アルバムの締め括り役を担う哀愁のバラードにしてバンドのテーマ曲。
熱く歌い込むタイプのVoとアコギを生かしたエモーショナルな
盛り上がりっぷりに惹き込まれてしまう名曲です。
BEGGARS OPERA-Pathfinder ★★★ (2012-05-17 07:18:05)
アートワークにキーフのデザインを用いたり、“トルコ行進曲”や“トッカータとフーガ”等のクラシック曲を本編に導入する手法等、EL&Pに影響を受けたバリバリのプログレ・バンドとしてデビューを飾り、その後、徐々にメロディへの拘りに目覚めて行ったスコットランドはグラスゴー出身の5人組が'72年に発表し、HR的なエネルギーの迸り、プログレ然としたドラマティックな構成力、そしてポップなメロディ・センスとが絶妙なバランスで配分された傑作としてファンから特に高い人気を誇る3rdアルバム。(邦題は『宇宙の探訪者』)
朗々歌い上げるマーティン・グリフィス(Vo)のジェントルな歌声と、静と動の振れ幅が大きいアラン・パーク(Key)の鍵盤捌きを最大の武器に、豊かな音楽的素養と懐の深さを感じさせる彼らのサウンドの魅力は、風来坊的曲調に一抹の哀愁がまぶされたOPナンバー①から早くも炸裂しまくっておりますが、本
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BEGGARS OPERA-Pathfinder-Hobo ★★ (2012-05-18 23:20:37)
曲名から想起される自由気ままな雰囲気と
一抹の物悲しさが漂う軽快なOPナンバー。
中盤のピアノ・ソロを切っ掛けに
曲調がキリリと引き締まるパートが
ピアノ好きには堪らんポイント。
BEGGARS OPERA-Pathfinder-MacArthur Park ★★★ (2012-05-17 22:31:44)
リチャード・ハリスが歌う原曲は60年代らしい(?)
優雅さが魅力でしたが、こちらのカヴァー・バージョンは
ピアノやチェンバロを大胆に導入することで、
叙情性とクラシカルな気品が強調されており、
またVoの朗々たるジェントルな歌声がドラマティックな曲展開の
メリハリを一層補強してくれています。
何も知らずに聴けばオリジナル曲だと思うぐらい
本編の流れに馴染んでますね。
BEGGARS OPERA-Pathfinder-Madame Doubtfire ★★★ (2012-05-18 23:22:49)
ストレートなHRソングと思わせて
終盤で全パートが一気に狂気の度合いを増し
カオス状態に突入するアルバムのラスト・ナンバー。
特に哄笑を上げるVoとKeyのハジケっぷりは圧巻ですよ。
BELIEVER-Dimensions ★★ (2008-01-04 22:19:00)
近年、メンバーが再結集してニュー・アルバム作りに勤しんでいるというクリスチャン・デス・メタル・バンド
(というかスラッシュ・メタル・バンド)BELIEVERが、'93年に発表した、現時点でのラスト作となる3rdアルバム。
個人的に初めて接した彼らの作品だったりもするのだが、当時は2、3回聴いてピンと来ず、中古屋に売っ払ってしまった
記憶があり、最近、リマスター盤が再発されたのを期に、改めて購入してリトライしてみたのだけれども・・・うーむ。
リズムからスラッシーな疾走感が、リフやボーカリゼイションからは歯切れの良さが抜け、代わりにダルでムーディな雰囲気が
増量された作風は、明らかに当時大流行していた「モダン・へヴィネス症候群」を患っている感じ。前2作に比べると
キャッチーさ(ポップという意味ではない)が失われてしまった楽曲は、即効性のインパクトに欠け、ど
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BELIEVER-Dimensions-Trilogy of Knowledge: Intro: The Birth ★★ (2008-01-04 22:36:20)
“INTRO:THE BIRTH"“MOVEMENT Ⅰ:THE LIE"“MOVEMENT Ⅱ:THE TRUTH"
“MOVEMENT Ⅲ:THE KEY"の4パートから構成される、20分を越える大作組曲。
メインのソプラノVoと、サブの濁声Voが演出する美醜の対比、
美しさや優雅さだけでなく、ブルータルな攻撃性も発揮する
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロといった弦楽器隊を導入した、
シンフォニック・へヴィ・メタル・サウンドは、THERIONを彷彿とさせる。
尤もBELIEVERの場合は、ドラマティックというよりも
前衛的と表現するのがピッタリくる仕上がりなんだけど。
でも、クリストフェル・ユルソンはBELIEVERから影響を受けたんじゃないかな、と。
BELIEVER-Extraction From Mortality ★★ (2011-05-14 22:40:57)
スピーディでブルータルな楽曲と、それに相反する、神と聖書の教えについて歌った真摯な歌詞のギャップから、「クリスチャン・デス・メタル・バンド」としてファンの間で話題となった、ペンシルバニア州はコールブルック出身の4人組が、'89年にクリスチャン・ミュージックの専門レーベルR.E.X.MUSICから発表した1stアルバム。
「クリスチャンなのかデスなのか、一体どっちやねん」と多くのメタラー諸氏からツッコミを入れられたわけだが、実際のところ、本作にデス・メタル色は皆無。そのサウンドはSLAYER直系のストレートなスラッシュ・メタル路線で、特にこのアルバムはデビュー作という事もあってか、スラッシーな色合いが濃厚に漂う。②④⑥⑧なんて、もろ正統派の高速スラッシュ・ナンバーで、非常にカッコイイ。
但し、大仰でクラシカル、且つストレンジな味わいのイントロで幕を開けるOPナンバー①や、ヴァイ
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BELIEVER-Extraction From Mortality-Extraction From Mortality ★★★ (2008-01-03 00:23:57)
ヴァイオリンやヴィオラを用いたクラシカルな前半から、
SLAYERばりに疾走するスラッシュ・パートへと雪崩れ込む、
アルバムのタイトル・トラック。
1stはストレートなスラッシュ・メタル色が強く打ち出されていてが、
この名曲は、BELIEVERの美意識の結晶と言うべき素晴しい仕上がり。
BELIEVER-Extraction From Mortality-Shadow of Death ★★★ (2008-01-03 00:21:06)
メロウなイントロから雰囲気が一転する、ハイスピード・ナンバー。
パワー・メタリックなリフと、タイトに引き締まった疾走感が
痛快極まりなく、しっかりと構築されていながらも、
どこか不協和音的な不穏さが漂う、ツインGのハーモニー・パートも
非常に印象的。個人的には1stアルバムのハイライト・チューン。
BELIEVER-Extraction From Mortality-Unite ★★ (2008-01-03 00:13:56)
大仰でクラシカルだが、どこかストレンジな風情を漂わせた
イントロ・パートを経て、猛烈に疾走を開始する
アルバムのOPチューン。メロディックなツインGも美味しい。
BELIEVRというバンドの個性を判り易く伝える、
名刺代わりに持って来いの1曲。
BELIEVER-Gabriel ★★ (2009-05-14 23:01:00)
'94年発表の3rd『DIMENSIONS』を最後に活動停止状態に陥っていた、ペンシルバニア出身の5人組
クリスチャン・デス・メタル・バンド(そこに形容矛盾はないのか?)が、中心メンバーだったGとDsを中心に
再結成を遂げ、'09年にMETAL BLADE RECORDSよりリリースした4thアルバム。
初期のスラッシュ・メタル・スタイルに回帰した復活作を期待していたのだが、実際に出来上がったのは、
ヘヴィなGリフと変拍子バリバリのリズムが荒れ狂い、不協和音を奏でるジャズ/フュージョン・タッチのKeyや
ヴァイオリンをフューチュアした、3rd『DIMENSIONS』で垣間見せたアバンギャルドなノリを全編に拡大させたかのような、
ダークでメカニカル、且つプログレッシブな作風で、正直なところちょっぴり(つーかかなり)肩透かし。
何てったってアータ、前
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BELIEVER-Gabriel-Focused Lethality ★★ (2009-05-14 23:12:41)
ドリルの如く切り込んで来るイントロのGリフの
カッコ良さにノックダウンされる名曲。
前曲“THE NEED FOR CONFLICT"同様、
初期スラッシュ・スタイルのエッセンスを濃厚に宿した仕上がり。
BELIEVER-Gabriel-The Need for Conflict ★★ (2009-05-14 23:07:53)
ヘヴィなイントロを経て、小気味良く疾走を開始する
初期スタイルのスラッシュ・ナンバー。
これで1stや2ndの頃のようにGソロに華があれば
言う事なしなのだが。
BELIEVER-Sanity Obscure ★★ (2008-01-03 17:31:00)
1st『EXTRACTION FROM MORTALITY』の好評を受け、ROAD RUNNNER RECORDSと契約を果たしたBELIEVERが、
'91年に発表した、ファンからも「バンドの最高傑作」と高い評価を得る2ndアルバム。
高らかに神と信仰について歌った歌詞(ご丁寧に歌詞カードには聖書の引用箇所まで表示されています)は相変わらずながら、
デビュー作という事で、初期衝動に忠実なストレートなスラッシュ・メタル色が濃厚に表れていた『EXTARACTION~』に比べ、
今回は、そこから更にリフやリズム、アレンジ、メロディが綿密に作り込まれていて、混沌としたイントロを経て、
どこか不協和音を孕んだリフが猛然と疾走を開始したかと思えば、突然、ブレイクが入ってアコギが爪弾かれる・・・
といった具合に、静と動、激烈さと叙情性、そしてドラマ性と奇妙さが渾然
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BELIEVER-Sanity Obscure-Dies Irae (Day of Wrath) ★★ (2008-01-03 17:43:06)
弦楽器とオペラティックな女性Voをフィーチュアして、
クラシカル且つシンフォニックに盛り上がる、2ndアルバム随一の異色曲。
優雅さとパワフルさが巧みに融合した曲調は、
まるでTHERIONだが、当然の如く、こちらの方が10年早い。
BELIEVER-Sanity Obscure-Nonpoint ★★ (2008-01-03 17:48:27)
叙情的なアコギによるイントロから、
猛然と疾走を開始するスピード・ナンバー。
引っ掛かり気味に刻まれる、正統派へヴィ/パワー・メタル的
とも言えるリフ・ワークと、
ドラマティックなツインGのハーモニー・パートが、
非常に印象に残る1曲。
BELIEVER-Sanity Obscure-Sanity Obscure ★★ (2008-01-03 17:38:50)
陽気さと不気味さが同居するクリスマス・ソング調のイントロから、
ダイナミックに展開していく2ndアルバムのタイトル・トラック。
不協和音を孕んだGリフといい、猛烈な疾走したかと思えば、
ストンとエアポケットに落ちたように
突然アコギが爪弾かれたりと、静と動が
目まぐるしく入れ替わる曲展開といい、
湧き上がるように不穏なメロディを紡ぐツインGといい、
彼らの個性が判り易く詰め込まれた名曲。
BELIEVER-Sanity Obscure-Stop the Madness ★★★ (2008-01-03 19:33:36)
2ndリリース後にシングル・カットされ、
ビデオ・クリップも作られた、BELIVERの代表曲の1つ。
SEのイントロから、へヴィな前半、メロディアスで
劇的なインスト・パート、そして激烈に疾走する後半へと
ダイナミックに移り変わっていく曲展開が素晴しい。
BERNIE MARSDEN (2015-03-14 01:37:27)
UFOやWILD TURKEY、BABE RUTH、COZY POWELL'S HAMMER、PAICE, ASHTON, LORD(PAL)等、数々のブリティッシュHRバンドを渡り歩き、そしてWHITESNAKEへの参加でキャリアを決定的なものとしたイギリス人ギタリスト。本名はバーナード・ジョン・マースデン。
'81年発表の2ndソロ『LOOK AT ME NOW』の国内盤が'98年に初CD化された際、買い逃してしまったまま今に至るので、ぼちぼちCDの再々発をお願いしたいところなのですが・・・。
BERNIE MARSDEN-And about time too ★★★ (2015-03-14 01:39:57)
初期WHITESNAKEに多大なる貢献を果たした名ギタリスト、バーニー・マースデンが'79年に発表した初のソロ・アルバム。
そのバーニーの人徳が為せる業か、デイヴィッド・カヴァデール、ジョン・ロード、イアン・ペイスを筆頭に、白蛇人脈に連なる錚々たる面子がアルバム制作に協力。例えソロといえども己一人が目立つことを良しとせず、参加メンバーの見せ場にも気を配ったアンサンブル重視の作風も、そうした彼の人となりを表しているかのようです。
尤も、“お前が本命”なるナウい邦題を冠されてしまったOPナンバー①がアルバムの方向性を示す通り、当時流行のメロハー路線が敷かれている本作にWHITESNAKE色は薄め。音作りやアレンジは少々時代を感じさせ赤面を誘われなくもないですが、それでも聴けば聴くほど惹き込まれてしまうのは、バーニーの味わい深い歌声&泣きを発するGプレイ、脇を固めるミュージシャン達
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BERNIE MARSDEN-And about time too-Love Made a Fool of Me ★★★ (2015-03-14 22:51:03)
バーニー・マースデンと、ボビー・ダズラーこと
デイヴィッド・カヴァデール共作のポップ・チューン。
弾むようなキャッチーな曲調に、バーニーのVoと
歌心溢れるGプレイが映える映える。
バックを固めるのはコージー・パウエル&ニール・マーレイの
鉄壁リズム隊に、Key奏者のドン・エイリーという面子。
BERNIE MARSDEN-And about time too-Song for Fran ★★★ (2015-03-14 22:45:24)
しっとりとした泣きに満ちた叙情インストナンバー。
こういう曲を弾かせたらバーニー・マースデンは絶品すな。
ちなみに他の参加メンバーは
ジャック・ブルース(B)、ドン・エイリー(Key)、
サイモン・フィリップス(Ds)という布陣。
BERNIE MARSDEN-And about time too-Still the Same ★★★ (2015-03-14 23:01:09)
イントロだけでグッとくる
文句なしのアルバム・ハイライト・ナンバー。
哀愁が溢れ出すバーニーの歌声とGプレイ、
ドン・エイリーが物悲しげに奏でるピアノ、
徐々に熱量を高めていくコージーのドラムとが
終盤に向けて盛り上がっていく様は
息苦しいほどに感動的。
BERNIE MARSDEN-Look at me now ★★ (2016-01-20 22:25:28)
買い逃したまま今日に至っていた、バーニー・マースデン(G)がWHITESNAKE在籍中の'81年に発表した2ndソロ・アルバムの国内盤CDを、行きつけの中古屋の新春セールにてゲット。こいつは新年早々幸先が良いやと。
マイケル・シェンカーが③に手拍子(!)で客演していることを除けば、ニール・マーレイ(B)にジョン・ロード(Key)、イアン・ペイス(Ds)ら、白蛇人脈活用の参加ミュージシャンの顔触れは前作『AND ABOUT TIME TOO』と概ね同じ。バーニー自身のVoが中心に据えられた、ポップでお洒落な音楽性の方も『AND ABOUT~』の作風を踏襲しています。
・・・というか、こっちに関しては尚一層コマーシャルな方向に踏み込んでる印象で、特に一度聴けば耳から離れなくなる、仄かな哀愁を帯びたキャッチーなOPナンバー①は、本作の魅力を集約したかのような名曲ぶり。また甘くポップ
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BERNIE MARSDEN-Look at me now-After All The Madness ★★★ (2016-01-23 09:42:32)
号泣!ではなく、くいくいと涙腺を刺激してきて
さめざめと泣かせるタイプの哀愁のインスト・ナンバー。
これ見よがしの派手さはなく、ただ「良いメロディ」を
丁寧に届けるようなバーニー・マースデンのGプレイが
胸に染み入ります。
BERNIE MARSDEN-Look at me now-Look At Me Now ★★★ (2016-01-23 09:38:45)
バーニー・マースデンが歌い上げる
一度聴けばすぐに覚えてしまえる
キャッチーなサビメロも印象的なアルバム表題曲。
イアン・ペイスの軽快に跳ねるDs、
ジョン・ロードが奏でる瀟洒なピアノも心地良い。
なんでヒットしなかったんだろう。
BERNIE TORMé-Wild Irish ★★ (2019-04-11 23:53:58)
アイルランド出身で、GILLANやオジー・オズボーン・バンドへの参加、あるいはフィリップ・ルイスと結成したTORME等での活動で知られたギタリスト、バーニー・トーメ死去の報に触れ、「そういえばこの人のアルバムを持っていたよな…」とCD棚を漁って発掘してきた、彼が'96年にソロ名義で発表した作品。(未発表曲や本編とはバージョン違いの楽曲等を収録する4曲入りオマケEP付きの2枚組仕様)
GILLAN以降のキャリアについては殆どフォローしてこなかったので、本作が彼の何枚目のソロ・アルバムなのかは不明。ただ表題含めて原点回帰を志向しているというか、非常に「らしい」作品に仕上がっていることは間違いありません。トーメ自身が兼任する、感性に任せてインプロヴァイズしまくる破天荒なGプレイと、味勝負のヘタウマVoを基軸に、トリオ編成の強みを生かしてシンプル且つ骨太に押し出して来るロックンロール・サウ
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BEWARP-IN YOUR FACE ★★ (2016-11-09 23:54:07)
第一次北欧メタル・ブーム沈静化後、彼の地からは「泣き」「哀愁」「美旋律」といったこれまでのイメージに囚われない、新しい音楽性を打ち出すバンドが次々に登場しました。このスウェーデン出身の4人組もそうした流れの中からデビューを飾ったバンドの一つで、1st『FUNK’D RAPT’N TRASH’D』ではタイトル通りギンギンにファンキーなHMを披露。それだけなら完全に興味の範疇外だったのですが、ニュー・シンガーとして「メロハー・シーンの渡り鳥」ことピート・サンドベリが加わった′94年発表のこの2ndアルバム(国内盤は、当時優れたメロディック・ロック作品を積極的にリリースしていたBRUNETTE RECORDSから発売)では、従来の歯切れの良いノリや肉厚なグルーヴを活かしつつも、よりメロディアスで洗練されたサウンドを聴かせてくれるようになりました。
中でも、ポール・ギルバートに師事していた
…続き
BEWARP-IN YOUR FACE-Wildside ★★★ (2016-11-10 22:48:55)
タイトル通りワイルドにハジけるロック・チューン。
Voは多少いっぱいいっぱいな感はあるものの、
フックの効いたサビメロと、要所でテクニカルに閃く
Gプレイが聴き応え十分。
BIBLEBLACK (2014-03-24 21:45:30)
HEXENHAUSに始まり、MEMENTO MORI~ABSTRAKT ALGEBRA~KING DIAMOND~MERCYFUL FATEと、北欧暗黒メタル街道を渡り歩くギタリスト、マイク・ウェッドが、自ら率いるべく'07年に立ち上げたバンド。音楽性から推察するに、バンド名はKING CRIMSONから拝借したのかな?(「BIBLEBLACK」で検索かけると、エロアニメのタイトルばかり引っ掛かるのですが・・・)
'09年、プロデューサーにKING DIAMONDの僚友アンディ・ラロックを起用してレコーディングされたがデビュー作『THE BLACK SWAN EPILOGUE』を発表。同作は日本盤もリリースされたが、その後、表立った活動のニュースは入ってこない。
そういえば先日のKING DIAMONDドタキャン騒動(in LOUD PARK)の時、アンディ・ラロック
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BIBLEBLACK-The Black Swan Epilogue ★★★ (2014-03-24 21:47:05)
マイク・ウェッド(G)が、ABSTRAKT ALGEBRA時代の僚友サイモン・ヨハンソン(G)と再タッグを組んだバンドのデビュー作。('09年発表)
HEXENHAUSばりのスラッシーな疾走感、MEMENTO MORIに通じる宗教的荘厳さを纏ったへヴィネス、KING DIAMOND/MERCYFUL FATEを彷彿とさせるクセの強いリフ・ワークに、シアトリカルな曲展開、そしてそれらをドラマティックにまとめ上げるマイク・ウェッドの流麗なGプレイ・・・と、本作において繰り広げられるのは、マイクのこれまでの音楽的キャリアを総括するかの如き様相を呈する、一大暗黒メタル絵巻。
かけて加えて、ブラック・メタルの禍々しさ、プログレッシブ・ロックの変態性、全編に敷き詰められたフィーチャリスティックなKeyによるモダンなアレンジの数々までトッピングして、一口に「○○風」とは言わせない、独自の個
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BIBLEBLACK-The Black Swan Epilogue-Mourning Become Me ★★★ (2014-03-25 22:11:04)
疾走パートではスラッシュ・メタル・テイストが
色濃く薫るOPナンバー。
「モダン且つエクストリームになったHEXENHAUS」
といった趣きも。
BIBLEBLACK-The Black Swan Epilogue-The Black Swan Epilogue ★★★ (2014-03-25 22:21:32)
モダンにしてクラシカル、
アバンギャルド且つドラマティック
宗教音楽の如き荘厳さと、深淵を覗き込むような
ダークネスといった、相反する要素を兼ね備えた、
マイク・ウェッドが持てる作曲/編曲能力の
全てを注ぎ込んだかのような渾身の大作ナンバー。
BIGHORN ★★ (2009-08-16 19:54:00)
カナダはヴァンクーバーにて結成された5人組メロディアスHRバンド。
'78年にセルフ・タイトルの1st『BIGHORN』でデビュー。
システム・エンジニアとして、駆け出し時代のボブ・ロックの名前がクレジットされている
この作品には、ポップな泣きメロと美しいボーカル・ハーモニー、そして劇的な曲展開に
全編が彩られた、全盛期のSTYXを彷彿とさせるサウンドが詰め込まれており、
マニア筋から高い評価を得るが、成功を掴むまでには至らず、結局彼らは
このアルバム1枚を残して消息を絶つ。
'99年、当時「CD化大国」の称号を欲しい侭にしていた日本において
世界初CD化がなされ、世のメロディ愛好諸氏派を喜ばせた事は記憶に新しい。
でももう廃盤?
BIGHORN-BIGHORN ★★ (2009-08-16 19:56:00)
90年代末期のCD化大国日本において、ソニーから再発された数多くの「隠れた名盤」の中でも、ARCANGELや
TRILLIONと並んで特に愛聴させて貰ったのが、カナダはバンクーバー出身の5人組メロディアスHRバンドが
唯一残した、'78年発表のこのセルフ・タイトルのデビュー・アルバム。
いきなりQUEENばりに美しいボーカル・ハーモニーで幕が開く名曲①によく表れている通り、キャッチーで繊細な
泣きメロ、透明感を湛えた華麗なボーカル・ハーモニー、そして優美にして流麗なピアノとKeyがタップリと
フィーチュアされたサウンドは、良い意味で典型的なアメリカン・プログレ・ハード路線で、その内容と来た日にゃ、
同時期のSTYXやBOSTONにも匹敵するクオリティの高さ。(もっとポップ寄りだけど)
凝ったアレンジと曲展開を備えた楽曲は、堪らなくドラマティックな
…続き
BIGHORN-BIGHORN-MARY-ANNE ★★★ (2009-08-16 20:42:05)
儚げなイントロを聴いただけで胸を締め付けられる名バラード。
やや頼りなさげなVoが切々と歌い上げる泣きメロと、
それを援護する哀切なストリングスとピアノの調べ、
そして透明感を湛えたボーカル・ハーモニーが絶品です。
BIGHORN-BIGHORN-PENNY FOR YOUR DREAMS ★★★ (2009-08-16 20:37:26)
5分足らずという短い時間の中に、
BIGHORNというバンドの魅力が余す所なく詰め込まれた
代表曲と呼ぶに相応しい名曲。
BIGHORN-BIGHORN-SPARROW ★★★ (2009-08-16 20:47:37)
アルバム『BIGHORN』のハイライトを飾る名曲中の名曲。
叙情的なイントロから一転、軽やかに駆け抜けていく曲調が
「旅」について綴った歌詞世界と絶妙にマッチ。
全体的にポジティブな雰囲気を漂わせつつ、
仄かに薫る哀愁が胸に沁み、なぜだか無性に泣けて仕方がない。
BILOXI-Let The Games Begin ★★★ (2013-12-06 23:58:22)
その名の通り、アメリカはミシシッピ州ビロキシィ出身の5人組が'93年に米インディーズのASH AMERICAから発表したデビュー作。
張りのある声で溌剌と歌うVo、テクニカルなフレーズを流れるようにキメまくるツインG、カラフルに花開くKey、メンバー全員が歌える強みを活かした分厚いボーカル・ハーモニーとがハジけるように躍動するサウンドは、往年のSTRYPERを彷彿とさせる健康美を宿したポップ・メタル路線。(それをもうちょいハードポップ寄りにした感じ?)
レコードで言えばA/B面トップに当たる①⑥に爽快な疾走ナンバーを置いて「掴み」とし、後に続くのは、このバンドの武器であるキャッチーなメロディ・センスと壮麗なハーモニーが映えるハード・ポップ②⑦。更に土の薫りが漂う⑤や、各楽器の見せ場を盛り込んだハードな⑪を配して本編の流れのアクセントにしたかと思えば、産業ロック調パワー・バラー
…続き
BILOXI-Let The Games Begin-Don't Cry No More ★★★ (2013-12-09 23:35:04)
元気なだけでなく、バンドのメロディ・センスの良さと
表現力の確かさ(特にVo)も遺憾なく発揮された、
アルバムのハイライト・ナンバーとの評価に違わぬ
名バラード。確かにSTRYPERっぽいですね。
BILOXI-Let The Games Begin-Run For Your Life ★★★ (2013-12-09 23:32:07)
疾走感溢れる曲調に華を添える
溌剌とした歌唱にフラッシーなG&Keyという
まさしくOPナンバーにぴったりな
爽快なHRナンバー。
BISCAYA ★★ (2007-04-21 01:14:00)
最近、リマスターが施された国内盤が再々発されたようなのですが、
音質の向上はどんな具合か、もし購入された方がいらっしゃいましたら
お聞かせ願いないでしょうか?
'96年にCD化された時は、それだけで万歳三唱モノで文句を言う気も起きなかったわけですが、
音質的にはマスターテープの痛みがもろに反映されていて、かなり厳しかったですよね?
BISCAYA-Biscaya ★★ (2007-03-14 22:05:00)
北欧メタル・ファンの間で長らく「幻の名盤」とされていた、スウェーデン出身の5人組が
'83年(国内盤発売は'84年)に発表した、最初で最後のフル・アルバム。
'96年に日本でCD化された際には、ボーナス・トラックとして'84年発表の4曲入りシングル『ON 45』が追加収録。
まぁ、ぶっちゃけ、何れも大した曲ではないのだけれど(いや、4曲目は結構良いかな)、
それよりも、こんなレアな音源を発掘して来てくれたレコード会社スタッフの情熱に頭が下がります。
で、肝心のアルバムの内容の方はと言えば、評判通り、DEEP PURPLEから多大な影響を受けた
クラシカルでドラマチックなハードロック・サウンドといった趣きで、“BURN"をよりクラシカルに仕上げたかのような
劇的な疾走チューン①と、透明感に溢れた、美し過ぎるコーラスに胸締め付けられる泣きの名バラード
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BISCAYA-Biscaya-Howl in the Sky ★★★ (2007-03-15 22:39:38)
DEEP PURPLEの名曲“BURN"を、
さらにクラシカルに仕上げたかのような
スピーディでドラマチックなアルバムOPチューン。
GとKEYのバトルが素晴しい、まさに「北欧様式美メタル」を
体現したかのような1曲。
BISCAYA-Biscaya-Summerlove ★★★ (2006-03-12 11:08:51)
涙ちょちょ切れる泣きのギターに、ポロポロ零れ落ちるようなピアノの調べ、ヒンヤリと哀感漂う歌メロ&分厚いコーラス・・・
音質の悪さを補って余りある、タイトルと曲調が見事にマッチした泣き泣きの名バラード。北欧メタルのバラードの理想形がここに!
残暑厳しい夏の日でも、これを聴けば体感温度がスッと下がり、快適な1日が送れる事をお約束します。
BITCH-A ROSE BY ANY OTHER NAME ★★★ (2019-01-27 22:55:28)
ベッツィ(Vo)率いる4人組、その名もBITCH(直球勝負な名前だなぁ)が'89年に発表した、新曲、未発表曲、既発曲のバージョン違い等から構成される6曲入りEP。BITCHの作品で日本盤が発売されたのは本作だけか?
ボンデージ衣装に身を包んだベッツィ嬢のSMの女王様感漂う出で立ちや、今だったら確実にポリコレ案件になりそうな、ショーつうか最早「プレイ」っぽい?過激で卑猥なライブ・パフォーマンス――バンド曰くアリス・クーパーのコンサートにヒントを得たのだとか――が評判を呼んだといった話を聞くと、派手さだけで中身からっぽの色物バンドと思われるかもしれませんが、音の方だって実にパワフル。
「顔はやばいよ、ボディやんな、ボディを」と煽る三原じゅん子の声が聞こえてきそうなベッツィ嬢のスケ番Voに甘ったれた部分はなく、鋭いGリフの刻みや地鳴りの如きリズムの疾走感は、時にパワー/スラッシュ・
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BITCH-A ROSE BY ANY OTHER NAME-SKULLCRUSHER ★★★ (2019-01-27 23:00:50)
ベッツィのVoも、緊迫感を湛えたリフ&リズムも、
パワー/スラッシュ・メタルばりのアグレッションをまき散らす、
(タイトル通り)頭蓋骨をかち割らんばかりの迫力で
畳み掛けるスピード・ナンバー。
バンド名で舐めて掛かるとベッツィ姐さんにクンロク入れられますよ。
BITCH-The Bitch Is Back ★★★ (2022-02-28 23:54:35)
LAメタル・シーンが大きな盛り上がりをみせる最中、フロント・パーソンのベッツィ・ビッチ(Vo)のぎりぎりアウトなライブ・パフォーマンス(チンコに見立てたキャンディをペロペロ舐める等)の過激さで一部マニアから注目を集めた4人組、その名も直球勝負のBITCHが、しばしの沈黙期間を挟んで’87年に発表した2ndアルバム。
鞭とボンデージの女王様ルックで武装、「私の奴隷におなり!(BE MY SLAVE)」と迫り来るデビュー作に対し、今回のジャケットにはベッツィ姐さんの女性っぽさを強調した艶姿をフィーチュア。よりメタルバブル感強めの仕上がりが時代の変化を感じさせます。
このジャケット見て「ああ、キワモノね」と半目になる硬派なHR/HMリスナーもおられるかもしれませんが、ちょっと待った。彼女らが叩きつけて来るのは飽くまで芯の通った正統派HMサウンドであり、そこに媚や甘えは皆無。MOTO
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