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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 6901-6950
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WILD HORSES-The First Album-Reservation ★★★ (2021-06-09 00:28:24)
アルバムのOPナンバー。オカズ多めで奮戦する
クライヴ・エドワーズのドラミングの効果もあって
収録曲の中では最もHRテイストを色濃く纏う。
その中でハッと耳を奪われるブライアンの
情感迸るGソロにグッときます。
WILDESTARR-A Tell Tale Heart ★★ (2014-11-19 23:30:52)
女性シンガーのロンドン・ワイルド(Vo)と、元VICIOUS RUMORSのデイヴ・スター(B)の2人で立ち上げたから「ワイルドスター」・・・という、今いくよ・くるよ的な名を名乗る(違うか)HMプロジェクトが'12年に発表した、日本デビュー作でもある2ndアルバム。
JUDAS PRIESTからの影響も露わに、男勝りのハイトーンVoと、重厚且つ劇的に迫り出してくるツインGを武器に、肉食パワー全開で突進するOPナンバー①が如実に物語る通り、そのサウンドは初期VICIOUS RUMORS・・・というよりもUS産パワー・メタルの醍醐味をぎゅぎゅっと凝縮。聴いてると段々疲労感を覚えというか、聴き手に体力勝負を強いる作風もそれっぽい。
惜しむらくは、ドラム・マシンでも使ってるのか?と思わせられるリズム・パートの味気なさ。せっかくのサウンドの迫力をスポイルしているように感じられ非常に歯痒
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WILDFIRE-Brute Force and Ignorance ★★ (2012-01-12 21:49:36)
MORE、WEAPON、DUMPY'S RUSTY NUTSの元メンバーらによって結成されたご当地スーパーバンド(?)が、'83年に発表したデビュー作。
適度な疾走感を湛えたリズムに乗って、ツイン・リード・ギターが伸びやかなメロディを紡ぎ出しながら生き生きと動き回り、くぐもった声質が如何にもこの時期の英国人シンガー然とした味わいを醸し出すポール・マリオ・デイ(Vo)が、上手いのか下手なのか、明るいのか暗いのかイマイチ分からない歌メロを拾っていくという「嗚呼、NWOBHM」なサウンドが全編に亘って展開。
“PRELUDE IN F FLAT MINOR”から“THE KEY”へと至るような決定的な山場が見当たらないため、一聴してのインパクトは次作『SUMMER LIGHTNING』に及ばないものの、収録曲の粒は十分に揃っており、特にザックリとしたリフ&リズムの刻みが確かにTAN
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WILDFIRE-Summer Lightning ★★ (2010-04-15 23:05:00)
IRON MAIDENの初代フロントマンとして知られ、またMOREのシンガーとして第2回MONSTERS OF ROCKにも
出演したポール・マリオ・デイ(Vo)や、元WEAPONのジェフ・サマーズ(G)、ブルース・ビスランド(Ds)といった
中堅ミュージシャン連中によって結成された5人組HRバンドが、'84年にMAUSOLEUM RECORDSから発表した2ndアルバム。
如何にも英国的な雰囲気漂う、煮え切らないメロディを熱唱するVoに、伸びやかに絡み合うメロディアスな
ツイン・リードGが疾走する、「これぞNWOBHM!」なサウンドが詰め込まれた本作は、マニア筋からの評価も
非常に高く(雑誌等でNWOBHMの特集が組まれると「必聴の名盤」として選出される機会多し)、取り分け、
分厚いGハーモニーに導かれてスタートする、起承転結がバッチリ決まった劇的な
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WILDFIRE-Summer Lightning-Screaming in the Night ★★ (2010-04-17 01:10:08)
鋭角的且つメロディアスに絡み合う
ドラマティックなツイン・リードGが美味しい名曲。
確かな実力を備えたシンガーながら、
いかにもNWOBHMチックな垢抜けない哀愁を漂わせた
ポール・マリオ・デイの歌いっぷりも見事。
WILDFIRE-Summer Lightning-The Key ★★★ (2010-04-17 01:05:35)
2本のGが劇的にハモるインスト曲
“PRELUDE IN F FLAT MINOR"を経て疾走を開始。
英国然とした煮え切らない歌メロ、伸びやかに絡み合う
メロディアスなツイン・リードG、そして起承転結を兼ね備えた
ドラマティックな曲展開・・・と、「これぞNWOBHM!」と
思わずガッツポーズ決めたくなる名曲。
よりハードになったPRAYING MANTIS的な感触もあり。
WILDSIDE-Under the Influence ★★★ (2018-11-11 09:25:15)
ランディ・ローズとジョージ・リンチに師事し、後にヴィンス・ニールの2ndソロ『CARVED IN STONE』(’95年)のギタリストに抜擢されたことでも知られるブレント・ウッズ(G)が在籍していたLA出身の5人組、’92年発表のデビュー作。
本作はワイルドに炸裂するOPナンバー①からして、「本当に90年代の作品?」とばかりに明るく溌剌としたLAメタル感全開。アクの強い声質でパワフルに歌いまくるVoを始め、バックを固めるメンバーの演奏も実にタイトでエネルギッシュ。何よりテクニックを駆使して弾きまる一方、逆に聴かせるべき所ではしっかりとメロディを聴かせるブレントの華やかなGプレイからは、世が世ならギター・ヒーローの座だって夢ではなかったであろう豊かな才能が迸っていて、ヴィンスのお眼鏡に適ったのも納得ですよ。尤も、当時流行りのグランジ/オルタナ・ロック要素を大胆に取り入れた作風だった『
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WILDSIDE-Under the Influence-Lad in Sin ★★★ (2018-11-12 23:39:53)
お、こんなタイプの楽曲も演ってくれるのか!と
Keyをアクセントに用いたドラマティックな曲展開に
予想外のボーナスを貰った気分になれる
お得なハード・ナンバー。
ここでもGが良い演奏を聴かせてくれていますよ。
WILDSIDE-Under the Influence-Looks Like Love ★★★ (2018-11-12 23:32:09)
LAのバンドらしく、明るく溌剌とハジける
ハードポップ・ナンバー。リフにリードに、
ブレント・ウッズのセンスフルなGプレイが
全編に亘って冴え渡っています。
WINTERHAWK-Revival ★★ (2010-01-15 23:11:00)
イリノイ州にて、ギタリストのジョーダン・マカラスによって結成された、
BがVoも兼ねるトリオ編成のHRバンドが残した唯一のフル・アルバム。('82年発表)
プログレ方面(と70年代HR)からの影響を伺わせる、起伏に富んだ曲展開や、前面に押し出された大作主義から
RUSHなんかと比較される事の多いバンドなれど、個人的には、高音域で濃いめの哀愁を醸し出すVoの歌唱スタイルや、
徹底的に泣きに拘ったGがリック・エメットを彷彿とさせることから、TRIUMPHっぽさを強く感じたり。
あのバンドから大衆性を差っ引いた代わりに、NWOBHM由来のマイナーな荒々しさを振りかけて料理した感じ?
一音入魂のエメット師匠に比べると随分軽やかな印象だが、劇的に構築され、猛烈な憂いを発散しながら
収録各曲のハイライトを飾るジョーダン・マカラスのGプレイはとにかく凄まじく、
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WINTERS BANE-Heart of a Killer ★★★ (2018-02-18 22:05:26)
オハイオ州出身で、「冬将軍」を意味するバンド名を名乗る5人組が、'93年にドイツのMASSACRE RECORDSから発表したデビュー作。
まさに《POWER/SPEED/THRASH FROM OHIO, USA》の謳い文句を地で行くサウンドを全編に亘って炸裂させつつ、スピード以上に展開を重視し、パワフルに歌いまくるハイトーンVoとテクニカルなGの存在を軸に、リフ/リズム・チェンジを繰り返しながらクライマックスへ向けて畳み掛けていく曲作りのスタイルはプログレ・メタル的でもあるという。当時はストレートに「QUEENSRYCHEフォロワー」と思ったものですが、改めて聴き直すと、殺人鬼の心臓を移植され破滅していく判事の恐怖を描いたホラー風味のコンセプトとか、高低差の激しいメロディ・ラインを自在に歌いこなすVoの存在とか、なるほど確かにKING DIAMONDっぽいかもと。彼らをもっとH
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WINTERS BANE-Heart of a Killer-Heart of a Killer ★★★ (2018-02-18 22:13:19)
角張ったリフ&リズムが緊張感を湛えて降り注ぐ一方、
ちゃんと歌メロがキャッチーなのが良いですね。
押しまくったかと思えば、中間部でスッと引いて
「静」の美しさを演出する曲展開も技あり。
何よりこの曲におけるティム・オーウェンズの
ロブ・ハルフォードばりの熱唱は圧巻で、
そりゃJUDAS PRIESTにスカウトされますわなと。
WITCH CROSS-Fit for Fight ★★★ (2014-12-13 00:06:47)
女声の珍妙な日本語イントロからスタートする迷・・・名曲“NIGHTFLIGHT TO TOKYO”の衝撃が未だマニアの間で語り継がれる、デンマーク出身の5人組が'84年に残した唯一のフル・アルバム。(邦題は『新世紀への挑戦』)
活動末期にはアンドレ・アンダーセン(Key)が加入し、後にROYAL HUNTへと発展していく母体となったことでも知られるバンドですが、本作で聴かれるサウンドに「華麗さ」「哀愁」といった北欧メタル的エッセンスは薄め。むしろ前述の名曲①や、本編をアグレッシブに締め括る⑧といったスピード・ナンバーに強く表れている通り、霞がかった音像の下、武骨なGリフと、疾走感溢れるリズム主体に荒々しく押し出してくるダークな作風は、NWOBHMムーブメントの空気を胸一杯に呼吸している感バリバリ。
それでも、アレックス・サヴェージ(Vo)の甘い響きを宿したハイトーンや、時折噴
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WITCH CROSS-Fit for Fight-Alien Savage ★★★ (2014-12-15 21:55:40)
やっぱりこの手のアルバムは最後は
疾走ナンバーで締め括らないとな!と。
攻撃的ハイトーンVoと劇的に絡むにツインGを乗せて
スピーディに突っ走る楽曲は、イモな音質さえも
「それがどうした?!」と笑い飛ばせるぐらい
ガッツポーズ級のカッコ良さ。
単純に疾走ナンバーとしての魅力なら
代表曲“NIGHTFLIGHT TO TOKYO”を凌ぐ勢い。
WITCH CROSS-Fit for Fight-Axe Dance ★★ (2014-12-15 22:03:19)
IRON MAIDEN型のインスト・ナンバー。
2本のGが奏でる、氷がキラキラと弾けるような
美旋律から疾走へと転じる曲展開が
素晴らしくカッコイイ。
WITCH CROSS-Fit for Fight-Fight the Fire ★★ (2014-12-15 22:16:49)
憂愁を帯びて伸びやかに展開されるサビメロと
そこ被さる勇壮なツインGのフレーズが胸熱。
クライマックスに向けて熱量を高めていく
Gソロも大変ドラマティック。
WITCH CROSS-Fit for Fight-Night Flight to Tokyo ★★★ (2014-12-14 08:33:12)
冒頭から「もしもし、あたしヨ」と語りかける日本語台詞のみならず
トーキョー・ローズ、ゲイシャ、サムライの娘まで登場する
OH!エキゾチック・ジャパ~ン感溢れるアルバムOPナンバー。
しかしながら珍曲と侮ることなかれ。ゴツゴツと刻まれる角ばったGリフや
疾走するリズムはNWOBHM風でなかなかのカッコ良さ。
後にROYAL HUNTで人気を博し、本当に「もし良かったら日本に来ない?」
とお呼ばれすることになるアンドレ・アンダーセンの将来を
予見したかのような(?)名曲です。
もっとも、アルバム自体にはアンドレは未参加なんですけどね。
WITCHFYNDE-Lords of Sin / Anthems ★★ (2021-05-13 00:18:23)
アフロ頭にコワモテの顔面力で睨みを効かせてくるオッサンのジャケット(ひっくり返しても別の顔に見えるトリックアートかと思ったら違った)が目印の、WITCHFYNDEが'84年に発表した4thアルバム。なおLP発売当時は、ヨーロッパ・ツアーのライブ音源4曲も収録された2枚組仕様でのリリースだったという。
不気味なイントロに導かれて幕が上がる本編ですが、オドロオドロしいアートワークや「NWOBHM」「オカルト」「サタニック」といったWITCHFYNDEについて回るキーワードに惹かれて手を出したリスナーに肩透かしを食らわせる、軽くはないが特段ヘヴィというわけではなく、スローじゃないけどかと言ってスピーディでもないという、シンプルで飾り気のない中庸なHRサウンドは今作でも健在。曲調は重厚ながら新Voの声質もメロディの響きも妙に明るいOPナンバー①が早速物語る通り、ドゥーミーなダークネスを求め
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WITCHFYNDE-Lords of Sin / Anthems-Conspiracy ★★★ (2021-05-14 00:02:44)
重々しいリズムに重厚な曲調、シームレスで
次曲“RED GARTERS”に繋がっていく曲展開といい。
WITCHFYNDEにつきまとう「オカルト」「サタニック」な
イメージにアルバム中最も忠実と言えそうなラスト・ナンバー。
WITCHFYNDE-Lords of Sin / Anthems-Stab in the Back ★★★ (2021-05-13 23:56:21)
BLACK SABBATHの面影は皆無ですが、歯切れの良いGリフと
シャウトVo、メロディックなGソロをフィーチュアした
正統派HMナンバーとして十分にカッコイイ出来栄え。
WITCHFYNDE-Stagefright ★★★ (2021-02-08 23:29:37)
ANGEL WITCH、WITCHFINDER GENERALと共に「NWOBHMの3大WITCHバンド」なんて言われてたバーミンガム出身のWITCHFYNDEが、'80年にレコード店のオーナーが立ち上げたインディーズのRONDELET RECORDSから発表した2ndアルバム。
彼らの代表作といえば、雑誌等におけるNWOBHM特集の常連たる1st『GIVE 'EM THEM』(’80年)がつとに有名ですが、個人的には良さを理解するまでに随分と時間を要した『GIVE~』よりも、収録曲の間口が広がり、再生1回目にして「これ最高でしょ!」となった本作の方がWITCHFYNDE作品としては愛着度が高めという。
オカルティック/サタニックなイメージを前面に打ち出している割に、アルバム全体としてはオドロオドロしさの薄い、シンプルで飾り気のない70年代HR路線を志向している点はデビュー作
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WITCHFYNDE-Stagefright-Doing the Right Thing ★★★ (2021-02-10 00:29:40)
リフとリズムはヘヴィだが、サビメロはポップな
明快さを感じさせるというミスマッチ感がクセになる1曲。
曲が進むにつれて徐々に哀愁度を高めていき、3分半辺りから
一気に主役の座へ躍り出るGの滋味深い活躍も聴きモノです。
WITCHFYNDE-Stagefright-Moon Magic ★★★ (2021-02-10 00:32:47)
時計の針が時を刻むようなGリフと、
キャッチーとさえ言える哀愁のメロディの
組み合わせが秀逸なメロディック・ロック・チューン。
本編の中では異彩を放っているのですが、良い曲ですよ。
WOLF SPIDER ★★ (2010-06-26 23:21:00)
TURBOのドラマー、トミーGによって80年代中期にポーランドはポズナニにて結成。
ゴキブリすら捕食する実在の大型蜘蛛から名前を取ってWILCZY PAJAKを名乗る。
数々のロック・フェスに参加しつつ足場を固め、'87年にセルフ・タイトルの1stアルバムでデビュー。
バンド名を英語表記のWOLF SPIDERと改めた後、'88年に2nd『BARWY ZtA』を発表し、
ポーランドのメタル・シーンにおいて確固たる地位を築く。
'89年、2ndの英語バージョン『HUE OF EVIL』を、新G(後にACID DRINKERSに加入)、
新Vo(SCANNER、ANGEL DUST、再結成MEKONG DELTA等での活動で知られるレオ・スピーゲル)と共に制作。
'90年には再々度シンガーをチェンジして、バンドの最高傑作と名高い3rd『KINGDOM
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WOLF SPIDER-Drifting in the Sullen Sea ★★ (2010-06-27 09:19:00)
妙に眼力のある涙目爺さんのイラストが強いインパクトを放つ、'91年発表の4thアルバム。
個人的に初めて購入したWOLF SPIDERの作品だったりするのだが、手数多めのGリフと、変拍子を交えつつ
キレ味を失わないリズムのコンビネーションを活かした歯切れの良い疾走感はそのままに、これまで以上に
歌うようになったVoや、よりメロディアスに、エキセントリシティを控えめにした楽曲を筆頭に、
今回はスラッシュ・メタルというよりも、テクニカルな要素も備えた正統派パワー・メタル路線へとシフト・チェンジ。
メロディのフックの弱さは相変わらずながら、「もっとコマーシャルな音楽性の作品を作れ」との
レコード会社からの圧力にもめげず、自らの個性と聴き易さを両立させてみせた曲作りのセンスは大したもの。
静と動のコントラストも鮮やかなOPナンバー①、Keyを効果的に取り
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WOLF SPIDER-Drifting in the Sullen Sea-Orphanage ★★ (2010-07-03 00:21:08)
スラッシーな疾走感、主張の強いB、テクニカルなGなど
いずれのパートも良い仕事をしてくれているが、
個人的に最も感銘を受けたのはVoの歌メロ。
スラッシュというよりは正統派HM寄りだが、
これが実にカッコイイ。
WOLF SPIDER-Kingdom of Paranoia ★★ (2010-06-26 23:24:00)
80年代から90年代にかけて、TURBOやDRAGON、KATらと共にポーランドHR/HMシーンの一翼を担ったポズナニ出身の
5人組が、英インディーズのUNDER ONE FLAGから'90年に発表した、バンドの最高傑作と評価も高い3rdアルバム。
本サイトのTARGETの項目で、TARGETとWOLF SPIDERとの類似性を指摘する意見を読み、そうだったっけ?と
久し振りに本作をCD棚から引っ張り出して聴き直してみたのだが、乱高下するメロディをハイテンションに
歌いこなすVo、ユニークなラインを刻む存在感抜群のBと、手数の多いGリフから劇的なユニゾン・プレイまで
慌しく動き回るツインG、そしてスピーディ&テクニカルに畳み掛けて来る曲展開・・・と、
これが確かに似てました。(メンバーはMEKONG DELTAやVOIVODのTシャツ着てるし)
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WOLF SPIDER-Kingdom of Paranoia-Manifestants ★★ (2010-07-03 00:14:59)
山あり谷ありで忙しなく畳み掛けて来る曲展開や
スリリングな楽器陣の絡みはプログレ方面からの
影響も感じさせるが、楽曲全体を貫くのは
紛うかとなきスラッシーな疾走感。
曲調のドライブ感を増強するBと、
威勢の良い掛け声コーラスも○。
WOLF(SWEDEN)-Ravenous ★★★ (2012-12-02 22:17:46)
スウェーデン出身の5人組が'09年に発表した5thアルバム。勉強不足ゆえ、このバンドについては殆ど何も知らず、完全に「ロイ・Zがプロデュースしている」という部分に興味を惹かれての一点買いでした。
失礼ながら、当初は「何でこんなマイナーなバンドのプロデュースをロイ・Zが?」とか思っていたのですが、聴いて納得。JUDAS PRIESTとIRON MAIDENの遺伝子を受け継ぐ正統派HMサウンドは、耳にしただけでこめかみの血管がグワッと広がり、ドクドクと血流が増すような感覚を覚えるカッコ良さ。「バラード?無用!」とばかりに武骨且つソリッドに押し出してくる正統派HMサウンドは、楽器陣の逞しさに比べるとVoの線がやや細い気がしなくもないですが、弱点という程でもなし。正統派であることに胡坐をかくことを良しとせず、優れた演奏、優れた楽曲作りに傾注している点にも感心させられますね。
スピーデ
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WOLF(U.K)-EDGE OF THE WORLD ★★★ (2019-12-19 00:46:24)
日本や北欧等「WOLF」と名の付くHR/HMバンドは世界中にゴマンと存在しますが、こちらは英国出身の5人組。前身のBLACK AXE時代に発表したシングル『HIGHWAY RIDER』(’81年)が好セールスを記録したことでメジャーのCRYSALIS RECORDSの興味を引き契約をゲット。「もっと売れそうな名前に変えろや」との要請に従い、バンド名をWOLFと改めデビュー作のレコーディングに取り掛かるも、結局出来上がったアルバムはレーベルの手のひら返しにより無情にもお蔵入りの憂き目に。本作はMALSELOUM RECORDSから'84年にリリースされることで漸く陽の目をみることとなりました。
バンド名からゴリゴリのHMサウンドを期待してしまいますし、実際、代表曲“RED LIGHT”みたいなアグレッシブな疾走ナンバーも収められているのですが、ウェットなメロディを紡ぐ2本のGといい、
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WOLF(U.K)-EDGE OF THE WORLD-EDGE OF THE WORLD ★★★ (2019-12-20 00:52:00)
OPナンバーとしてはやや勢いの乏しく
初めて聴いた時は少々物足りなさを感じたりもしたのですが
聴けば聴くほどに味わいを増すスルメ的名曲。
暗過ぎず、かといって明るくもない。ヘタウマVoが歌う
曇り空のような灰色の憂い漂うメロディが実に英国的。
WOLF(U.K)-EDGE OF THE WORLD-TOO CLOSE FOR COMFORT ★★★ (2019-12-20 00:45:31)
LIMELIGHRの“ASHES TO ASHES”とか、DARK STARの“LADY OF MARS”、
あるいはINCUBUSの“HELLEN TO TROY”とか、UFOの“DOCTOR, DOCTOR”からの
影響を伺わせるNWOBHMの名曲は多いですが、これもその一つではないでしょうか。
WOLF-Roll over ★★★ (2008-03-02 21:14:00)
WOLF最期の作品となった、'91年リリースの過去音源集。
①~④が、'90年制作の2ndデモ『LIMITED EDITION.1』、⑤⑥がデビューEP『WOLF』、⑦~⑪が'87年制作の1stデモ・テープからの再録となっていて、⑦は確かTERRA ROSAやSABER TIGERなんかが参加したオムニバス・アルバム『METAL WARNING』にも収録されていた筈だが、あのアルバムに一緒に提供していた“LAST WORD"は、本作には未収録。残念。
幻の名盤(現在では復刻済み)『WOLF』収録の名曲⑤⑥が聴ける作品として、リリース当時、かなり重宝した覚えがあるが、勿論、その他の収録曲も文句なしのクオリティを誇る。1stフル『SOME ASPECTS OF THE MOMENT』では曲調を広げに掛かっていた彼らだが、ここに収められた楽曲はそれ以前に作られたモノばかりゆえ、徹頭
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WOLF-Roll over-Standing with Shout ★★★ (2008-03-02 21:19:14)
イントロでドカンと炸裂する、
劇的極まりないGリフで掴みはOK。
松本龍以のシャウトと共に曲が走り始める頃には、
ガンガン頭を振りまくっているという様式美HMチューン。
黒木政彦のドラマティックなGソロの
素晴しさは相変わらずだが、
この曲では、アクティブに動き回る
西川健のBのカッコ良さも際立っている。
WOLF-Roll over-Stay Close Tonight ★★★ (2008-03-02 21:20:12)
松本龍以の歌の上手さが際立つミドル・ナンバー。
哀愁を帯びた曲調もいいが、本曲のクライマックスは
猛烈に泣きまくる黒木政彦の壮絶なGソロ。
聴く度に心筋が痙攣しそうになりますよ。
WOLF-Roll over-The Shadow of a Shade ★★★ (2008-03-02 21:21:54)
オムニバス・アルバム『METAL WARNING』にも提供していた
(そちらとはバージョン違いとなる)
WOLFの代表曲の1つにして、ド級の名曲。
Gが華麗且つスリリングに弾きまくるインスト・パートを
序曲代わりに、劇的なGリフが疾走を開始する
王道様式美HMナンバーで、黒木のソロの構築のみならず、
Gリフ作りの上手さも際立つ内容。
WOLF-Some Asupects of the Moment ★★★ (2008-03-02 00:59:00)
所属レーベルCAPITAGON PULGGINGの消滅に伴い、流浪の身へと逆戻り。おまけにリズム隊にまで去られてしまったWOLFが、新たに西川健(B)と、元STARLESSの堀江睦男(Ds)を迎え入れ体勢を立て直すと、'90年に4曲入りデモ・テープを制作、
更に同年、インディ・レーベルのCOLOSSEUM RECORDSからリリースした1stフル・アルバムが本作。インディーズ制作ゆえ、サウンド・プロダクションはそれなりだが、楽曲の方は相変わらず粒揃い。様式美HMの王道を行く内容だったデビューEPに比べると、美しいアルペジオを用いて、じっくりとメロディを聴かせるパートを設けたミドル・テンポのOPナンバー①や、楽曲自体はマイナー調の雰囲気ながらも、インスト・パートではメジャー・キーによるGソロが聴かれる②等に明らかなように、今回は意欲的に曲調を広げに掛かった仕上がり。全体的にスリルとテ
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WOLF-Some Asupects of the Moment-Ray-na ★★★ (2008-03-02 01:05:31)
歌謡曲テイストも持ち合わせた、哀愁のハードポップ・ナンバー。
個人的には、この曲が1stアルバムでは一番のお気に入り。
しかも、この曲を書いたのが新加入の西川健(B)という事実が
WOLFの新たな可能性を感じさせたが、残念ながら
バンドはその後、新曲を発表することなく解散してしまうのであった・・・。
WOLF-Wolf ★★★ (2008-03-01 02:04:00)
技巧派ギタリスト・黒木政彦と、卓越した歌唱力を誇る天才ボーカリスト・松本龍以、あと、今やミュージシャンとしてよりもパチプロとして有名なアニカツこと関勝美(B)を擁する様式美HMバンドWOLFが、'87年に発表したデビューEP。
現BURRN!!編集長の広瀬和生がビクター勤務時代に社内に設立したインディ・レーベル、CAPITAGON PULGGINGからリリースされたものの、その後サクッと廃盤となってしまった本作は、幻の名盤としてマニアの間で中古LPが法外な値段で取引されていたのだが、'03年に念願叶って初CD化。そのニュースを聞いた時は、自分も↑の方同様、小躍りして喜んだものです。
で、肝心の内容はと言えば、これが幻の名盤との評価に違わぬ、ハイクオリティな様式美HMサウンドがギュウギュウに詰め込まれた仕上がり。特に、スリリング且つドラマティックに構築されたソロを、余裕を持って
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WOLF-Wolf-LOVING YOU ★★★ (2008-03-01 02:20:28)
美しくも切ない、慟哭のへヴィ・バラード。
猛烈に泣きまくる黒木のGも素晴しいが、
やはりこの曲の主役は、声域、声量、表現力、
全てにおいて圧巻の歌唱を響かせる松本のVoでしょう。
WOLF-Wolf-RUNNING FOREVER ★★★ (2008-03-01 02:08:35)
「疾走する様式美HMチューン」のお手本のような名曲。
クライマックスに向けてどんどんテンションが上がって行き、
終盤の黒木のGプレイなんか、何度聴いても悶絶モノの破壊力を誇る。
WRABIT-Tracks ★★★ (2016-08-22 23:23:03)
カナダのメロディアスHRバンド、WRABIT(後にジョン・アルバニ(G)とクリス・ブルックウェイ(B)はリー・アーロンのバックバンドに参加)が残した3枚のフル・アルバムの内、'82年に発表された2ndアルバムに当たる作品。
ビッグ・セールスこそ記録できなかったものの、WRABITの代表作として世界中のメロディ愛好家から絶賛を受けた1st『WROUGH & WREADY』に比べると、今回は名曲“ANYWAY, ANYTIME”級のインパクトにこそ欠けますが(あのレベルの楽曲がポンポン生み出せたら誰も苦労はせんですわな)、煌びやかなKeyと壮麗なハーモニー、伸びやかによく歌うツインGとに全編が包み込まれたキャッチーなメロディアスHRサウンドは、前作の作風を忠実に引き継いでここでも健在です。
この手のバンドは作を重ねる毎にAOR/産業ロック化が進行していくことを宿命つけられています
…続き
WRABIT-Tracks-Bare Knuckler ★★★ (2016-08-23 22:19:03)
イントロの鮮やかなボーカル・ハーモニーだけで胸が騒ぎます。
適度にロックな曲調の上で、力強く伸びていくハイトーンVoの
歌いっぷりの良さにしみじみと聴き惚れてしまいますね。
軽快に踊るピアノも良い感じで、個人的には2ndアルバムの
ハイライト・ナンバー認定。
WRABIT-Wrough & Wready ★★★ (2016-08-20 09:12:06)
ツインG編成にKey奏者を含むカナダの6人組メロディアスHRバンドが、メジャーのMCA RECORDSに残した’81年発表のデビュー作。
未だに折を見ては読み返すBURRN!!誌の名企画『いにしえのメロディック・ロック』において、本作が「必聴盤」として別格扱いを受けていたのを切っ掛けに興味を持ち購入したわけですが、いやお世辞抜きに素晴らしい作品ですよ、これ。胸を打つ哀愁のメロディ、それを十全に引き立てる木目細やかなアレンジと美しいコーラス・ワーク、煌びやかなKey(オルガン)、それにハードロッキンなエッジがもたらす適度な緊張感を身に纏い、キャッチーに躍動するメロハー・サウンドは、聴く度に涙がちょちょ切れます。
特に、張りと透明感を併せ持つハイトーンVoと、伸びやかにハモる2本のGとが、美しくも切ない哀メロを「泣くがいい、声をあげて泣くがいい」とばかりにブッ込んで来る1曲目の“
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WRABIT-Wrough & Wready-Anyway Anytime ★★★ (2016-08-21 09:55:40)
WRABITの代表曲にして美旋律ハードポップの名曲。
エッジの効いたG、キャッチーに弾むリズム、煌びやかなKey、
そして蕩けそうになる泣きのメロディ・・・
取り分け、疾走する曲調に哀愁たっぷりのツインGが
絡みつく終盤の盛り上がりは
何度聴いても辛抱堪らんものがありますね。
WRATH-Fit of Anger ★★ (2011-04-10 00:30:54)
'82年、イリノイ州はシカゴにおいてマイク・ナイルッカネン(G)とゲイリー・モディカ(B)を中心に結成された5人組パワー/スラッシュ・メタル・バンドが、'86年にGREENWORLD傘下のKING KLASSIC RECORDSから発表した1stアルバム。・・・と言っても、バンド的にはデモテープ用音源を無断で商品化された上に、ろくすっぽプロモーションもしてくれぬ内にレコード会社自体が倒産する等、本作に関しては余り良い思い出がないらしいが・・・。
それでも中身の方はなかなかの聴き応え。野卑なVoや荒々しいGリフの刻みはスラッシュ・メタル的なれど、スピードよりも展開重視の楽曲は正統派HM然としたドラマ性を湛え(要するにパワー・メタルってことか)、特にドラマティックなユニゾン・プレイを駆使してサウンドの中核を成すツインGコンビの仕事振りは、このバンド最大の弱点であるVoの非力さを補って余
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WRATH-Fit of Anger-Vigilante Killer ★★ (2011-04-10 22:27:36)
すわIRON MAIDENか?というシャープで
キャッチーなGリフと、劇的にハモるツインGが
駆け抜けて行くデビュー作のハイライト・ナンバー。
これでVoがもっとまともに歌えていりゃあなぁ。
WRATH-Insane Society ★★ (2007-01-29 21:00:00)
2nd『NOTHING TO FEAR』のプロデュースを、ロニー・モントローズが手掛けた事で知られる、
イリノイ州シカゴ出身の5人組スラッシャー、'90年発表の3rdアルバム。(邦題は『狂気社会』でしたね)
本作以前の作品は未聴なのだが(1度聴いてみたいんだけど、もう何処にも売ってないんだよなぁ)
このアルバムに関して言えば、如何にも'90年代に入って作られたスラッシュ・メタル・アルバムらしく
スピードはググッと控えめにして、パワフルな演奏とメロディを聴かせる事に主眼を置いた、
硬派なパワーメタルといった感じの仕上がり。勿論、疾走曲がなくなってしまったわけじゃないものの、
そのスピードはスラッシュと言うより、正統派HM寄りのそれだ。
本作から加入した新Voが、ダーティながらかなり歌えるタイプというのもパワーメタル化の印象を
強めている要因の
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WRATH-Insane Society-Law of Lies ★★ (2006-03-31 22:04:06)
アグレッシヴに「MAIDENしてる」パワー/スラッシュ・チューン。
ゴキバキベキブリと、派手なラインを刻みつつ曲をリードするベースは、
元々スティーブ・ハリスからの強い影響が感じられたが、
この曲ではギターまで何だかデイヴ・マーレイっぽい(笑)
それでもパクリのような安易さを全く感じさせないのは、受けた影響をしっかり消化してるのと、
曲そのもののクオリティの高さゆえか。
WRATHCHILD AMERICA-3-D ★★ (2007-01-30 22:12:00)
デビュー作『CLIMBIN' THE WALLS』は、一風変わったスラッシュ・メタルを聴かせてくれる、なかなかの力作だったが、
'91年発表の本作(2nd)では、その「一風変わった」部分を更に強調。残念ながらスラッシーな勢いは
大幅に薄れてしまったものの、しっかりとした歌唱力を備えたVo、芸達者なツインG、軽快なフットワークで
多彩なリズムを叩き出すリズム隊とが一丸となって構築する楽曲の数々は、かなりユニーク。
前作の路線を引き継ぐ①⑧⑪のような高速スラッシュ・チューンも収録されてはいるが、
いずれも曲展開に一筋縄では行かない捻りが加えられているし、何より、このアルバムの魅力を
端的に物語るのは、60年代のスパイ映画のテーマ曲をスラッシュ風に解釈したかのような、
OH!スウィンギン・ロンドン(意味不明)な②や、VICIOUS RUMORS辺りに通
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