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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 6401-6450
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UFO-Lights Out in Tokyo ★★★ (2012-10-18 21:25:15)
UFOが'92年に行った来日公演の模様を収めたライブ盤。ちなみにラインナップはフィル・モグ(Vo)&ピート・ウェイ(B)に加えて、元STAMPEDEのローレンス・アーチャー(G)、それにPAT TRAVERS BAND他の活躍で知られるクライヴ・エドワーズ(Ds)という面々。
さて。そんな本作最大の聴き所は、久々に実現したブリティッシュ・レジェンドの降臨にアガりまくる観客の熱狂振り。特に往年の名曲が連打される7曲目以降の怒涛の盛り上がりは、マイケル・シェンカーやアンディ・パーカーの不在を埋めて余りある凄まじさで、観客の好反応に終始ご機嫌で熱の篭ったパフォーマンスを披露するメンバー同様、聴いているこっちも昂ぶりまくりです。
そうした中盤~後半戦に比べると、新曲(当時)中心の前半が物足りなく感じられるのも無理からぬことなわけですが、ただ個人的には、寧ろ思った以上に新曲が好リアクシ
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UFO-Live in Japan ★★★ (2018-03-24 00:33:33)
エディ・コクランのカヴァー“C’MON EVERYBODY”を日本でヒットさせた勢いに乗り、'71年に飛来したUFOが日比谷公会堂にて行った初来日公演の模様を収めた実況録音盤。
ミック・ボルトン在籍時代のUFOにはぶっちゃけあまり興味がなかったのですが、後追いで聴いて吃驚。サイケでブルージーな味わいも漂う楽曲は、起承転結よりもインプロビゼーション重視で、ジメジメとした湿気を孕んだ「いかにも70年代ブリティッシュHR」といった風情。マイケル・シェンカー加入前ということで、泣きや哀愁迸るドラマティックなメロディや曲展開は控えめとはいえ、叩き上げのライブ・バンドゆえ、熱気あふれるパフォーマンスは荒々しくも実にエネルギッシュです。フィル・モグの唯一無二の歌声、唸りを上げるピート・ウェイのB、アンディ・パーカーの疾走感溢れるDs、それにミックの泥臭いGプレイ…。聴いているだけで各メンバーが織
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ULTRA-VIOLENCE (2014-06-03 22:14:22)
イタリアはトリノ出身で、ロリス・キャスティグリアとアンドレア・ヴェッキオッティのGコンビによって、'09年に結成された非常に若いバンド。
彼の地のインディーズ、PUNISHMENT 18 RECORDSとディールを交わし、'12年に5曲入りEP『WILDCRASH』を発表してデビュー。
更に、アートワークに売れっ子エド・レプカを起用、バンドのルーツを示すかのような『時計じかけのオレンジ』風イラストをフィーチュアして'13年に発表された1stフル『PRIVILEGE OVERCOME』は、ここ日本でも雑誌等で高く評価され、輸入盤が好セールスを記録したという。
ULTRA-VIOLENCE-Deflect the Flow ★★★ (2015-07-14 22:40:45)
1st『PRIVILEDGE TO OVERCOME』が絶賛された5人組マカロニ・スラッシャーが、'15年発表の2ndアルバムで待望の日本デビューを飾りました。
前作に引き続き、今回もアートワークは『時計仕掛けのオレンジ』仕様。このジャケットがバンドの基本スタイル――モダンにしてエクストリーミリーなスラッシュ・メタル・サウンド――にブレがないことを証明しています。またダーティに吼え立てるVo、切迫感に満ちたGリフ、デス・メタリックな暴力性も撒き散らすリズムが、屈強なる野郎コーラスを従えて、起伏の激しい曲展開を暴風の如く吹き抜けるOPナンバー①を耳にした瞬間、多くのスラッシャーがアルバムの出来栄えを確信できる筈。
「短い曲を書こうと思っても、出来上がると長編化してる」とのメンバーの証言を裏付ける通りの大作主義の敷かれた楽曲は、前作に比べるとゴリゴリの高圧感が減った代わりに、②⑧
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ULTRA-VIOLENCE-Deflect the Flow-Burning Through the Scars ★★★ (2015-07-16 23:09:41)
内角へエグり込んで来るようなGリフと
暴力的なリズムとが、威勢の良いコーラス、
ハッキリとしたメロディを奏でるGソロを伴い
ワッショイワッショイと突進する
怒涛のスラッシュ・ナンバー。
6分以上の大作ですが、焦燥感と圧迫感に
満ちた曲調がまるで長さを感じさせません。
ULTRA-VIOLENCE-Deflect the Flow-Fractal Dimension ★★ (2015-07-16 23:24:18)
IRON MAIDEN風味のツインGによる
ハーモニーも印象的な、アルバムのトリを飾る
これまた6分以上に及ぶ長尺曲。
ストップ&ゴーを繰り返しながら
テンションを高めていく曲展開を
一糸乱れずにこなす演奏力の高さにも圧倒されます。
ULTRA-VIOLENCE-Privilege to Overcome ★★★ (2014-06-03 22:18:29)
エド・レプカの手によるアートワークが、スタンリー・キューブリックの名作『時計じかけのオレンジ』にバンド名の由来があることを物語る(勿論DEATH ANGELのデビュー作のことも念頭にあったでしょうが)、イタリア出身のスラッシュ・メタル・バンドが'13年に発表した1stアルバム。
ん?METALLICAのカヴァー?と思わされる、“METAL MILITIA”ならぬ“METAL MILIZIA”を含む本編は、エクストリーム・メタルの洗礼を通過した強靭なブルータリティや、重量感溢れるリフ&リズムがブン回されるPANTERAばりのパワー・グルーヴまで貪欲に取り込んで、懐古趣味に溺れないモダンなスラッシュ・メタル・サウンドを展開。
ブラスト・ビートも織り交ぜた攻撃的曲調に、鮮烈なGソロが華を添える高速スラッシュ・ナンバー④があったかと思えば、現MPIRE OF EVILのトニー“デモリ
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ULTRA-VIOLENCE-Privilege to Overcome-Metal Milizia ★★★ (2014-06-06 00:13:45)
タイトルのみならず、曲調自体も
『KILL 'EM ALL』を発表した頃の
METALLICAを彷彿とさせる、
スラッシュ・・・というよりも
ハードコアなHMナンバー。和めます。
ULTRA-VIOLENCE-Privilege to Overcome-Ride Across the Storm ★★ (2014-06-06 00:21:11)
インスト“WHEN FUTURE & PAST COLLIDE”も
含めると8分近くに及ぶ大作ナンバーですが、
心持ちメロディアスに歌う(がなる?)Vo、
ブラスト・ビートから劇的にハモる2本のGを
フィーチュアして、テンションを緩めることなく
劇的にドラマティックにクライマックスを
引き締める名曲です。フェードアウトで終わるのが惜しい。
ULTRA-VIOLENCE-Privilege to Overcome-Stigmatized Reality ★★★ (2014-06-06 00:07:03)
タフでストロング。
アルバム中、最もストレートに
スラッシュ・メタルらしさが
打ち出された逸品。
終盤で炸裂する華麗なGソロも
良いアクセントになっています。
UNCLE SLAM-Say Uncle ★★ (2010-07-06 23:17:00)
'88年のリリース当時、海外ではレコードとカセットテープしか発売されず、僅かにリリースされた
日本盤CDが超レア・アイテムと化していたUNCLE SLAMのデビュー作が、待望のリマスター再発。
SUICIDAL TENDENCIESとの繋がりからクロスオーバー方面で語られる機会の多いバンドなれど
(ジャケ絵もSUICIDAL TENDENCIES、EXCEL、NO MERCYといったそっち系バンドとの仕事で知られるマイケル・ザイフが担当)
本作に詰め込まれているのは、ランディ・バーンズ謹製のソリッドな音作りの下、ザクザクと刻まれる
クッキリとした輪郭線を描くGリフ、緩急を効かせてダイナミックに突進するリズム、そして短いながらも
ちゃんと練り込みの跡が伺えるGソロ等、そのサウンドは完全にストレートなスラッシュ・メタル。
ツインG風のアレンジを取り入
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UNCLE SLAM-When God Dies ★★ (2020-03-23 00:42:13)
結成初期からのメンバー、アメリー・スミスがSUICIDAL TENDENCIESへと去り、トッド・モイヤー(Vo、G)、サイモン・オリヴァー(B)、あとSUICIDAL TENDENCIESからリクルートしたR.J.ヘラーラ(Ds)というトリオ編成で制作、MEDUSA RECORDSから’95年に発表されたUNCLE SLAMの3rdアルバムにして残念ながら彼らのラスト作。
時はスラッシュ・メタル冬の時代真っ只中。いくらエド・レプカ画伯謹製「超胡散臭いアンクル・サム」が描かれたアートワークによって前2作との連続性を猛烈アピールされても、「でもやっぱ流行に流されてんでしょ?」との疑心暗鬼の念が拭い切れず、当時は購入をスルーしてしまいました。しかし正月の帰省中に立ち寄った古本屋の中古CDコーナーで偶然本作を発見。今更ながら購入して聴き直してみれば、これが非常に優れた内容で思わず居住まい
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UNCLE SLAM-When God Dies-Age of Aggression ★★ (2020-03-23 22:46:36)
疾走ナンバーではあるものの、そのテンポはスラッシュ・メタルというよりは
正統派HM的。Voもはっきりとメロディを歌っています。
歌メロはキャッチーですし、何よりトッド・モイヤーの最早「味わい深い」とさえ
表現したくなる歌うGソロが印象に残りますよ。
UNCLE SLAM-Will Work For Food ★★ (2008-10-02 23:09:00)
SUICEDAL TENDENCIESのドラマー、アメリー“エイウォール"スミスによって'84年に結成されたバンドTHE BROODを母体に、
カルフォリニアはビバリーヒルズにて誕生したスラッシュ・メタル・トリオUNCLE SLAMが、'93年に発表した2ndアルバム。
MEGADETHとの仕事で有名なエドワード・J・レプカが手掛けた秀逸なジャケット・アートワークが目を惹く本作は、
裏ジャケで睨みを効かすメンバーの強面こそもろハードコア風味ながら、内容の方は、噛み付くように
歌うVo、エッジの立った硬質なGリフ、タイトに畳み掛けてくる音圧十分のリズム隊に、緩急の効いた曲展開、
そして、ちゃんと曲調に合ったメロディックなソロを紡ぎ出してくれるGとが一丸となって突進する、
非常に高純度のスラッシュ・メタル・アルバムに仕上がっている。
重厚なイントロ①
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UNCLE SLAM-Will Work For Food-Dazed and Confused ★★ (2008-10-02 23:18:41)
LED ZEPPELINの代表曲の1つ、“幻惑されて"のカヴァー。
言われなきゃそれと気付かない、ZEPファンは激怒必至のブチ壊しカヴァーながら、
単純にスラッシュ・ソングとして聴いた場合、
これがなかなかにハイテンション且つカッコイイ仕上がり。
UNCLE SLAM-Will Work For Food-Face The Fight ★★ (2008-10-02 23:21:52)
切れ味の鋭いGリフといい、タイトな疾走感といい、
まさに直球ど真ん中のスラッシュ・メタル・チューン。
それでいてGソロが結構メロディアスだったりするのも良いねぇ。
UNCLE SLAM-Will Work For Food-Left For Dead ★★ (2008-10-02 23:24:38)
重厚なイントロを切り裂いて激走する、
まさにOPナンバーに相応しいダイナミズムとカッコ良さを兼ね備えた
「掴み」に持って来いの名曲。ハイテンションなGソロも○。
UNISONIC-Ignition-I Want Out(live Version) ★★★ (2012-03-11 08:40:11)
先行EP『IGNITION』はこの曲目当てに買いました。
LOUD PARK 11からのテイクで、当日の会場の異様な
盛り上がりっぷりが生々しく捉えられています。
どうせなら“FUTURE WORLD”の方も収録して欲しかったなぁ。
UNITED-Absurdity ★★★ (2018-09-06 23:18:04)
前作『TEAR OF ILLUSIONS』に参加したクウェート人シンガーKEN-SHINの脱退に加えて、バンドの「顔」であった最古参メンバー横山明裕の急逝というUNITED史上最悪の悲劇を経て、'18年に発表された10枚目のフル・アルバム。
予想の範疇だったKEN-SHIN離脱はさておき、横山の喪失はバンド解散に直結したっておかしくない出来事であり、それを乗り越えてアルバム・リリースに漕ぎ着けてくれたUNITEDには感謝の念を禁じ得ません。かくて、購入前から評価に下駄を履かせる気満々で聴き始めた本作でしたが、そんなこちらの木っ端役人の如き忖度なんぞ「無用!」とばかりに吹っ飛ばすクオリティに、逆にボコボコに叩きのめされた次第。
それにしてもシビれるのは、原点回帰の姿勢が伺えた『TEAR~』をも上回るスラッシュ・メタル度数の高さですよ。カリカリのGリフに、小気味良く畳み込むリズム
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UNITED-Absurdity-Arise ★★★ (2018-09-09 23:15:27)
猛然としたドラム連打で幕が上がる突撃ナンバー。
刻みの細かいGリフに畳み掛けるリズム、
威勢よく炸裂するギャング・コーラス、
そして飛翔感すら迸るツイン・リードGと、
UNITED流スラッシュ・メタルの魅力が凝縮された逸曲。
UNITED-Absurdity-Empty Eyes ★★★ (2018-09-09 23:24:32)
重厚に押し寄せる前半を経て、美しいピアノの調べによる抒情パートを転換点に
後半は激烈な疾走へと転じる7分に及ばんとする大作ナンバー。
クリーンVoと濁声シャウトを行き来する湯浅の歌唱が
楽曲の盛り上がりに大きく貢献しています。
UNITED-Absurdity-Trapped Fake World ★★★ (2018-09-09 23:38:04)
開巻早々スピード・ナンバーが連続する本編を
更に加速させるスラッシュ・ナンバー。
乾いた音色で小気味良く刻まれるリフ&リズムといい
メロディックに炸裂するツイン・リードGといい、
2nd『HUMAN ZOO』の頃を思い起こさせる仕上がりではないでしょうか。
UNITED-BEAST DOMINATES '92 ★★ (2007-08-22 22:17:00)
'86年発表の7インチ・シングルをリ・レコーディング。新たに『ウルトラQ』のテーマ曲と、BAY CITY ROLLERSの代表曲
“YESTERDAY'S HERO"のカヴァー2曲を追加収録して、'92年に発表された6曲入りEP。生憎と7インチ・シングル盤の方は
聴いた事がないのだけど、どうやら、歌詞や楽曲のアレンジが結構変更されているとのこと。
初期UNITEDは、バンド名からも察しの付く通り、JUDAS PRIEST型のパワー・メタルを演っていたわけだが、
この時点でのサウンド・スタイルは(未だJPからの影響を随所に残しつつも)、既に完全なスラッシュ・メタルのそれ。
シンプルなミドル・チューンなれど、ライブの定番曲として絶大な人気を誇る①に始まり、そこから間髪入れずに繋がっていく
高速スラッシュ・チューンの②、ベース主導で突っ走る小気味の良い③、そ
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UNITED-Bloody but Unbowed ★★ (2007-02-09 23:37:00)
インディーズのHOWLING BULLから、'90年に発表された1stアルバム。
HOWLING BULLが最初に扱ったアルバムでもある本作は(バンドのメジャー・デビューに伴い、現在は廃盤)、
UNITEDの全アルバム中、最もオーソドックスなスラッシュ・メタルが堪能できる1枚で、
現在の彼らの過激なサウンドに慣れ親しんだファンには、少々物足りなく聴こえるかもしれないが、
①⑤⑥⑧を筆頭に、小気味良い疾走感とキャッチーなリフ、そして構築美を
感じさせるツイン・リード・ギターに彩られた楽曲の数々は、理屈抜きにカッコイイ。
特に、アルバムのOPを飾るスピード・チューン①は、勇壮なリフといい、ちゃんとメロディをなぞって歌うVoといい、
JUDAS PRIESTばりの劇的な高揚感を湛えたツイン・リードといい、ここでしか聴く事の出来ないタイプの名曲。必聴。
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UNITED-Bloody but Unbowed-Sniper ★★★ (2007-02-09 23:43:41)
デビュー作のOPを飾る疾走チューン。
スラッシュ・メタルと言うよりはパワー・メタリックな楽曲で、
勇壮なリフ、ちゃんとメロディをなぞって歌うVo、
そして劇的なツイン・リード・ギターが堪らなくカッコイイ。
彼らが如何にJUDAS PRIESTから強い影響を受けていたか、
この名曲を聞くと良く分かる。バンド名は伊達じゃない。
UNITED-Human Zoo ★★ (2006-06-22 22:09:00)
スラッシュ・メタルというジャンルの拡散化に拍車が掛かっていた時期('92年)に発表された作品ゆえか、
UNITEDのアルバム史上、最も幅広いタイプの楽曲が揃った2nd。
突撃スラッシュ・チューンから、叙情的なバラードやドラマチックな大作まで、バラエティに富んだ作風ながら、そのいずれもが、
アグレッシブ且つキャッチーなリフ、しなやかなリズム隊、構築美を感じさせるメロディアスなツイン・リード・ギターetc・・・
といった(初期)UNITED節がきっちりと貫かれているので、散漫さは殆ど感じられない。
特に強烈に印象に残るのがVoの古井義明で、②“VIOLENCE JACK"⑩“DON'T LET PEACE BREAK OUT"といった高速スラッシュ・ナンバーで
野太いシャウトを響かせたかと思えば、劇的な盛り上がりを見せる⑤“FALSE MAJESTY"では
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UNITED-Human Zoo-Over the Ocean ★★★ (2006-03-09 21:52:37)
確か平野和祥氏(当時BURRN!!)が、この曲を年間ベストTUNEに選出していて、それに興味を引かれて聴いてみたら一発でヤられてしまいました。
UNITEDがバラードを演ったのは後にも先にもこれきりですし(?)、ベスト盤にも収録されていない所を見ると、彼らの中でも例外的曲扱いなのかもしれませんが、名曲は名曲。中盤のスパニッシュ・ギター・ソロなんか、何度聴いてもゾクゾクきます。
哀愁を帯びた古井義明氏の歌声もお見事!
UNITED-Human Zoo-Violence Jack ★★★ (2007-02-04 21:23:37)
2nd『HUMAN ZOO』のOPを飾る高速スラッシュ・チューン。
突っ走るリフのカッコ良さも然ることながら、
インスト・パートで華麗に炸裂する
ツイン・リードの劇的さ加減が辛抱たまらん。
UNITEDでは、この曲が一番好きだな。
UNITED-Tear of Illusions ★★★ (2011-05-07 01:04:26)
1stと2ndは大好きだったが、名作の誉れ高い3rd『N.O.I.Q.』が個人的にはあまりピンと来ない内容だった為、以降十数年、今日に至るまでUNITEDの作品は何となくスルーし続けて来てしまったのだが、久々に彼らの新作を購入してみて、そのあまりの破壊力に頭をガツンと一撃された次第。
2本のGが徹底的に刻みまくる鋭利なGリフ、息つく間もなく畳み掛けるリズム、スリリングに絡み合いながら昇り詰めて行く、メロディックなツインGとが一体となった収録楽曲は、初期作を思い起こさせるストレートなスラッシュ・メタル風味を大幅回復。
無論、あの頃の音楽性をそのまま焼き直しているわけではなく、ボトムの効いた硬質な音作りや、強烈なディストーション・ボイスを炸裂させる一方、ドラマティックな大作⑪ではクリーンな歌い上げも披露する新Voの歌唱スタイル等には現代的な感覚が宿っており、
劇的なインスト
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UNITED-Tear of Illusions-Fate ★★★ (2011-05-07 01:22:43)
SLAYERっすなぁ
という鋭利にしてキャッチーなキラー・リフを装備、
激烈にアルバムを締め括る高速スラッシュ・ナンバーの名曲。
テンション高めのGソロも曲調に合致。
「カッコイイ」以外の形容詞が必要あろうか?
UNITED-Tear of Illusions-From the Evil That Is You ★★★ (2011-05-07 01:18:24)
ユーロビート調というか、不可思議な雰囲気漂う
インスト曲“REQUIEM”を経て、本編後半戦の
幕開けを飾る高速スラッシュ・ナンバー。
小気味良く疾走するリフ&リズムの合間から零れ落ちる、
流麗且つキャッチーなメロディが印象的な名曲。
UNITED-Tear of Illusions-My Inner Revenge ★★★ (2011-05-07 01:10:04)
劇的な序曲“TEAR OF ILLUSIONS”から
間髪入れずに繋がる激烈スラッシュ・ソング。
引っ掛かり気味に刻まれる鋭利なGリフといい、
性急に疾走するリズムの上を華麗に舞う
飛翔感に満ち溢れたメロディックなツイン・リードGといい、
新世紀の“VIOLENCE JACK”的名曲。
ドスを効かせつつキャッチーな野郎コーラスも良いっす。
UNITED-Tear of Illusions-The Awakening ★★ (2011-05-07 01:13:25)
喧しくまくしたてるVoと破壊的なリフ&リズムが
猛然とラッシュしまくるストロングな曲調とは
好対照なラインを描き出す、「美麗」とさえ
表現できそうな、本編屈指のドラマティックな
Gソロ・パートが堪んねぇっす。
UNIVERSE-Rock is Alive ★★★ (2018-05-31 22:54:16)
名曲“ROLLIN' ON”で北欧メタル愛好家のハートを鷲掴んだ、あのスウェーデンのUNIVERSEがまさかの復活。30年に及ぶ不在期間中に同名バンドが多数出現したことを受け、「UNIVERSE INFINITY」と名前を改めた上で再デビュー作を発表してくれました。
80年代当時日本デビューを飾れなかったこともあり、殆ど情報が伝わって来ない謎多きバンドだったので、彼らの詳細な活動歴が分かる国内盤解説だけでも非常にありがたいぐらいなのですが、音楽性の方も、ファンを感涙に咽ばせるまったき北欧メタル・サウンドを忠実に継承してくれているのだから嬉しいじゃありませんか。というか、そもそも本作収録曲は80年代に作り溜められたマテリアルが元になっているそうで、流石に“ROLLIN’ ON”や“WEEKEND WARRIOR”に匹敵するような名曲は見当たらないまでも、シンガーが歌う北欧様式美HMな
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UNIVERSE-Rock is Alive-Born in Flames ★★★ (2018-06-03 01:02:13)
緊迫感を漂わせて刻まれるGリフが印象的な疾走ナンバー。
最も色濃く80年代のUNIVERSEの面影を宿しているのが
この曲ではないでしょうか。
UNIVERSE-Rock is Alive-Red Submarines ★★★ (2018-06-03 00:59:19)
シンガーが歌う、寒々しい憂いを帯びた歌メロが
「これぞ北欧様式美!」と思わず膝を打つ素晴らしさ。
歌詞は、昨今戦争の可能性すら取り沙汰された
スウェーデンとロシア、2国間の緊張の高まりを表す
ストックホルム群島へのロシア潜水艦の
侵入事件を題材に取ったのかなと。
UNIVERSE-Universe ★★ (2007-08-16 21:42:00)
ツインGにKey奏者を擁するスウェーデン出身の6人組が、バンド名をタイトルに冠して'85年に発表した、唯一のフル・アルバム。
第1次北欧メタル・ブームを代表する楽曲の1つとして知られる、劇的な名曲①で幕を開ける本作が素晴しいのは、
その①以外の楽曲も粒揃いであるという点。ブームの中で生まれ、ブームの終焉と共に消えていったB級バンドには、
「アルバムの中で1、2曲だけ良くて後は平凡」というパターンが少なくなかったわけだが、このバンドは別格。
中~後期RAINBOWから多大なインスピレーションを得たと思しきリフに、心地良く疾走するリズム・セクション、
繊細な表現力に長け、マイケル・シェンカーばりに泣きまくるG、ヒンヤリとした哀感と透明感を演出するKey、
そして声質こそ野暮ったいものの、確かな歌唱力で憂いに満ちたメロディを歌うVoといった要素に彩られた楽曲
…続き
UNIVERSE-Universe Ⅲ ★★ (2024-06-13 23:47:36)
80年代にアルバム1枚を残して解散したUNIVERSEが、バンド名をUNIVERSE INFINITYと改めてまさかの復活を果たしたのは’18年のこと。それから音沙汰のない時期が続いていたので「自然消滅か?」と思っていたところ、’24年に本3rdアルバムを引っ提げて帰ってきてくれましたよ。
といっても、オリジナル・メンバーとしてバンドを支えたミカエル・クリング(G)脱退に伴い、バンド名がUNIVERSE Ⅲと改められているので「出直しデビュー作」と表現した方が適切なのかもしれませんが、内容的には間違いなく前2作の延長線上に位置する作風に仕上がっていますのでご安心を。
80年代に書かれたマテリアルが使用されていた前作に対し、今回は全て書き下しの新曲が用いられていると聞き、全く不安を覚えなかったといえば、まぁ嘘になりますわな。それでもツインGからシングルG体制への編成替えにより、
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UNIVERSE-Universe-Rollin' On ★★★ (2007-08-18 21:34:09)
UNIVERSEと言えば、やはりこの曲でしょう。
心地良い疾走感に、憂いに満ちたメロディを熱唱するVo、
静と動を演出するKey、そして心の琴線を震わせる哀メロを紡ぎ出すG!
北欧メタル・ブームを代表する名曲の1つ。
UNIVERSE-Universe-Weekend Warrior ★★★ (2011-11-29 21:07:54)
名曲“ROLLIN' ON”の強烈なインパクトに
掻き消されがちですが、これも“ROLLIN~”と
タメを張る名曲だと思います。
GとKeyがユニゾンで刻むリフのカッコ良さよ。
UNLEASH THE ARCHERS (2015-09-27 21:02:37)
カナダはヴァンクーヴァーを拠点に活動する5人組。
ブリトニー・スレイズ(Vo)、スコット・ブキャナン(Ds)、ブレイデン・ディツコウスキ(G)らによって'07年に結成され、'09年には早くも1st『BEHOLD THE DEVASTATION』でデビューを飾っているので、活動は結成当初より順調だった模様。
オリジナル・メンバーでバンドの中心的存在だったブレイデンの脱退等がありつつも、2nd『DEMONS OF THE ASTROWASTE』('11年)の発表や、カナダ国内ツアーで腕を磨いたバンドは、'15年に入ってオーストリアのNAPALM RECORDSとのディールを獲得。同年には3rd『TIME STANDS STILL』をリリースし、更にはベルギーのスピード/スラッシュ・メタル・バンド、EVIL INVADERSのライブにスペシャル・ゲストとして帯同し、初の来日公演も敢
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UNLEASH THE ARCHERS-Apex ★★★ (2017-08-04 07:18:07)
数年前に行われた来日公演におけるメタル・ゴッデスぶりが未だ記憶に鮮烈なブリトニー・スレイズ(Vo)率いる、カナディアン・パワー・メタル軍団、’17年発表の4thアルバム。
メタル者の血を滾らせるエピカルな音楽性はそのままに、ブリトニー嬢と共に曲作りの一角を担っていたデス・メタル好きのギタリストが脱退したせいか、前作辺りまで目立っていたグロウルを用いたコーラスやブラスト・ビート等、デス・メタリックな要素は減少傾向。それよりもオールドスクールで正統派な方向へとサウンドの焦点が絞り込まれた印象です。
ジャーマン・メロパワ風のサビメロを持つ①で本編の幕が上がった時は「え?そっち行っちゃうの?」と不安に駆られなくもありませんでしたが、次曲以降は小気味良く疾走する②⑤、パワフル且つ好戦的な③、劇的な曲展開にメタル魂がメラメラと燃え上がる④、ライブ会場で無数の拳が突き上げられる光景が目に浮
…続き
UNLEASH THE ARCHERS-Apex-Apex ★★★ (2017-08-05 10:03:35)
叙情的に始まり、テンポ・アップしつつツインGのハモリを
散りばめつつパワフルに盛り上がっていく様が、
なるほど確かに、ブリトニー・スレイズが
「まさにそういうノリが楽曲が作りたかった」
とインタビュー等で正直の答えているように、IRON MAIDENの
“審判の日”を彷彿とさせる、本編ラストを〆る大作ナンバー。
UNLEASH THE ARCHERS-Apex-Cleanse the Bloodlines ★★★ (2017-08-05 09:59:18)
アルバムのコンセプトに沿ったファンタジー映画風のPVも作られている
アルバムのリーダー・トラック。ブリトニー・スレイズのパワフルな熱唱が
映えるプログレ・メタル調の劇的な曲展開と、エピック・メタリックな
勇壮な盛り上がりっぷりにぐいぐい引き込まれてしまいます。
UNLEASH THE ARCHERS-Apex-The Matriarch ★★★ (2017-08-05 09:51:26)
タイト且つテンポ良く攻めて来るHMナンバー。
国内盤の解説でも触れられている通り、
エピック・メタルというよりは
80年代のUSパワー・メタルに通じる
ガッツが感じられます。
UNLEASH THE ARCHERS-Time Stands Still ★★★ (2015-09-27 21:17:23)
このバンドについては何も知らなかったのですが、EVIL INVADERSの来日公演にゲストとして帯同していた彼らのライブを見て・・・というか、フロント・ウーマン、ブリトニー・スレイズ(Vo)のメタル・ゴッデスぶりにすっかりやられてしまい、早速購入に走った'15年発表の3rdアルバム。
多彩にリフを刻むテクニカルな2本のGと、疾走感に満ちたリズムにより導かれるヒロイックなパワー・メタルは、IRON MAIDEN、MANOWAR、独産メロパワ勢といった先達からの影響が基盤にありますが、そこにブラスト・ビートやグロウルによるコーラス等、デス/ブラック・メタルのエッセンスも躊躇なく投入するセンスが、今時のバンドやなぁと。それでいてキャッチーさを損なうことなく磨かれたサウンドを聴いてると、個人的にはLOST HORIZON(の1st)のことが脳裏を過ぎったりも。
んで。そんな本作に更な
…続き
UNLEASH THE ARCHERS-Time Stands Still-Dreamcrusher ★★★ (2015-10-01 00:38:32)
ブリトニー・スレイズの堂々たる歌唱と、
IRON MAIDENばりのドラマティックな曲展開が
聴き手をバンドが構築する叙事詩世界へといざないます。
10分に及ばんとする長尺をものともせずにアルバムの
ハイライトを飾る、UNLEASH THE ARCHERS渾身の
エピック・ナンバーの名曲。
UNLEASH THE ARCHERS-Time Stands Still-Frozen Steel ★★ (2015-10-01 00:20:50)
パワーメタル・アルバムの幕開けはこうでなくっちゃな!
というドラマティックな序曲を経てスタートするOPナンバー。
力強く伸びやかなブリトニー・スレイズの歌声と、
テクニカルにリフを刻み劇的にハモってみせるツインGを
両軸とする、勇ましくも適度にキャッチーなこのバンドの
音楽性を分かりやすく伝えてくれる逸品です。
迫力を殺ぐ音作り(特にリズム面)が勿体無いなー。
UNREST-Taste It ★★★ (2018-01-18 23:39:09)
日本デビュー作の3rd『WATCH OUT』(’97年)の出来栄えに痺れて慌てて買い求めた、ドイツはブレーメン出身の5人組、'92年発表の1stアルバム。
『WATCH~』は、ACCEPTやIRON MAIDENといった先達からの影響を、UNRESTというバンドなりに咀嚼吸収したサウンドが託されていましたが、筋骨隆々なOPナンバー①、ダークで重厚な②、ノリ良く突っ走る③というモロACCEPT路線のHMソング3連打で幕が上がる本作に詰め込まれているのは、「ACCEPTに影響を受けた」とかそういうレベルを通り越して「ヤァヤァ我こそはACCEPT也!」と堂々と宣言するかの如き、ACCEPTそのものになりきらんとするパワー・メタルだったという。剛直に刻まれるGリフ、パワフルに駆動するリズム、勇壮な楽曲とそれを彩る雄々しい野郎コーラスetc.…。本家との違いと言えばクラシカルなメロディが聴か
…続き
UNREST-Taste It-War on TV ★★ (2018-01-18 23:47:55)
このタイトルで、疾走ナンバー、且つ声を潰した感じの
濁声Voが吼えているという、まさにACCEPTな1曲。
初めて聴いた時は、このVoはウドの隠し子か
生き別れの兄弟かと思ったものですよ(雑な嘘)
但し、単なるパロディを越えて、きっちりと単体の
HMナンバーとして聴き応えのあるカッコ良さを放っている点が
このバンドの頼もしいところであります。
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