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SATAN'S HOST-Metal From Hell ★★★ (2015-02-25 23:05:40)
コロラド州ボウルダー出身のサタニック・メタル・バンド、'86年発表のデビュー作。
初聴時は、オーディエンス録音の海賊盤と聴き紛う低劣な音質と、全メンバーが「他パートのことなんざ知らねぇよ」とばかりに、好き勝手荒れ狂うOPナンバーのアバンギャルドっぷりに「何じゃこりゃ?」とドン引きしてしまいましたよ。
しかしこうして改めて対峙すると、それ以上に耳奪われるのは、禍々しさと荘厳なドラマ性を併せ持ち、最もエピカルだった2nd~3rd期のMANOWARに、イタリアン・オカルト/ホラー映画のサントラを強引にトッピングしてしまったかの如き楽曲の劇的さ。特に、高圧的歌唱で大仰な雰囲気を盛り上げるハリー・コンクリン(Vo)が良い仕事しまくりで、流石JAG PANZERにTITAN FORCEにこのバンドと、カルト・メタル街道一筋に歩んで来られた御仁だけのことはあると。
そもそも、エリック
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SATAN'S HOST-Metal From Hell-Black Stelé ★★★ (2015-02-26 23:14:00)
ひたすら青筋立てて歌いまくるVo、
テレコで録ったような劣悪な音質のせいで
何弾いてんだか判然としないG、
モタってんだか走ってんだかさっぱりなマイペースDsとが
アンサンブルを彼方に置き去りにして好き勝手暴れ回り、
そこにオカルト/ホラー映画風の大仰なコーラスが
ぶち込まれているという、コクに満ちた(というかコクしかない)名曲。
チープっちゃチープですが、聴き終えた後、
「なんか凄いもん聴いたなぁ」という気分にさせられます。
SATAN'S HOST-Metal From Hell-Hell Fire ★★★ (2015-02-26 23:29:41)
「色物バンドと思って舐めんなよ?」
というバンドの主張が込められた
アルバムのクライマックスを飾るエピック・ソング。
緩急を取り入れたドラマティックな曲展開や
派手に動き回るBはIRON MAIDENからの影響大。
そしてここでもシンガーの全力投球な熱唱が耳を惹きますね。
SATAN'S HOST-Metal From Hell-King of Terror ★★★ (2015-02-26 23:21:12)
哄笑したかと思えば、朗々歌い上げたりと
ハリー・コンクリン・・・もといLEVIATHAN THISIREN(笑)の
ハイテンションなパフォーマンスが圧巻。
相変わらず、アンサンブルをガン無視で好き勝手やりまくりな
バックの演奏にもまったく力負けていませんよ。
野蛮且つ大仰な曲展開に時折挿入される“オ~オ~オ~”
という勇壮なコーラスは『INTO GLORY RIDE』や
『HAIL TO ENGLAND』の頃のMANOWARを彷彿とさせたりも。
SATAN'S HOST-Metal From Hell-Metal From Hell ★★★ (2015-02-26 23:25:25)
クセの強い楽曲が並ぶ本編にあって
このストレートな疾走ナンバーのキャッチーな
カッコ良さは逆に目立っています。
メタル!メタル!フロム・ヘル!
SATAN-Atom by Atom ★★★ (2015-11-22 09:39:52)
復活作『LIFE SENTENCE』の好評を駆って世界中をツアーして回り、ファンの反応をつぶさに体感出来たことが刺激となったのか、こうして届けられた新作もまた、アートワークから楽曲に至るまで、「よ!たっぷり!」と大向こうから声が掛かる勢いでSATAN流HMサウンド大盤振る舞い。シャウトの一閃と共に、キレキレのGリフが乱舞する名曲①で幕が開くOPにアガらないメタル者がいるでしょうか?!と。
この曲に限らず、スティーヴ・ラムゼイ&ラス・ティッピンズの抜群のチームワークによるツイン・リードGは、相変わらずフル回転で本編のハイライトを創出。手数多めで木目細かいGリフを鋭角的に刻み、湿ったメロディを懇々と湧き出させる、緩急/変幻/自由自在のコンビネーションはいくら褒めても褒めたりない素晴らしさですよ。
そして勿論、英国人シンガーらしく(白でも黒でもない)灰色の歌メロを拾っていくブライア
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SATAN-Atom by Atom-Farewell Evolution ★★★ (2015-11-23 09:46:17)
ブライアン・ロスのシャウト一発に続いて
全楽器がユニゾン気味に切り込んでくる
イントロのカッコ良さだけで、楽曲の出来栄え、
そしてアルバムのカラーを決定付けてくれる、
まさに名刺代わりのOPナンバー。
SATAN-Atom by Atom-The Fall of Persephone ★★★ (2015-11-23 09:39:23)
ケヴィン・ヘイボーンとの共作曲ということで、
ミステリアスなメロディに被さる胡散臭げなコーラスが
オカルティックで荘厳な雰囲気を醸し出す、本編のラスボス曲。
ANGELとSATANが合体してもSATANらしさを失っていないという
何だかとってもデビルマン魂を感じる名曲です。
なんだそりゃ
SATAN-Court in the Act ★★★ (2019-08-20 00:04:30)
NWOBHMを語る上で欠かすことの出来ない名作の一つと誉れ高い、SATANが'83年に発表した1stアルバム。一度は聴いてみたいと思っていたもののCD化されたのは結構遅く、BLIND GUARDIANが“TRYAL BY FIRE”をカヴァーしたりして再評価の機運が高まった90年代に入ってから漸く実現。当初の感想は「音、悪っ」と(苦笑)。数年前に紙ジャケ/SHM-CD仕様で再発された際にも買い直してみたのですが、元が由緒正しきNEAT RECORDS謹製だけに、リマスターによる恩恵はあんまり感じられなかったり…。
とはいえ、収録楽曲の数々はやはり極上。特にミステリアスなイントロ①を導入部に劇的に炸裂する②は名曲中の名曲で、後のスラッシュ・メタル誕生にも大きなインスピレーションを授けたとされる、「NWOBHM界隈の翼君と岬君」ことスティーヴ・ラムゼイ&ラス・ティッピンズのゴールデン・
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SATAN-Court in the Act-Break Free ★★★ (2019-08-20 23:37:44)
“TRYAL BY FIRE”と並ぶアルバムのハイライト・ナンバー。
俊敏に舞うツインGの妙技に悶絶&ガッツポーズ。
ドカスカと突進するリズムや合唱を誘う掛け声コーラスを聴くと
彼らが後続のスラッシュ・メタル勢を触発したのも良く分かります。
SATAN-Court in the Act-Trial by Fire ★★★ (2019-08-20 23:26:11)
BLIND GUARDIANがカヴァーしたことでも知られるSTANの代表曲。
どこかエキゾチックな風情漂うダークな緊迫感を纏って刻まれる
Gリフがとにかくクール。GチームがブライアンのヘタウマVoに負けじと
全編に亘ってスリリングに歌いまくり、楽曲をドラマティックに盛り上げてくれています。
SATAN-Cruel Magic ★★★ (2018-10-17 06:56:16)
'18年発表のニュー・アルバム。これで復活後3作目を数え、その間には北米ツアー中に録音されたライブ盤のリリースや来日公演を挟む等、間違いなく80年代よりもアクティブな活動を行っている現在のSATAN。その充実っぷりは本作の内容の素晴らしさにもてきめんに反映されています。
イントロの焦らしに続き、緩急自在のリズムに乗ってシャープ且つファストなGリフ(まさしくスティーヴ・ラムゼイ印)がぐりぐり回転するOPナンバー①からして、早くもSATAN度数は特濃レベルをマーク。リフまたリフ、ユニゾンに次ぐユニゾンで、一瞬たりともテンションを緩めることなく本編内を駆け巡り、楽曲を牽引するスティーヴとその相方ラス・ティッピンズによる、阿吽の呼吸から繰り出されるコンビネーションの盤石ぶり、尽きることのないメロディとアイデアの豊かさは、スリリング且つドラマティックにアルバムのハイライトを飾る名曲③や、スピ
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SATAN-Cruel Magic-The Doomsday Clock ★★★ (2018-10-18 23:21:25)
アコギのしじまを切り裂いて刻まれるシャープなGリフを皮切りに
攻撃的なリズムに乗って目まぐるしく且つドラマティックに
駆け巡るツインG、そして憂いに満ちたメロディを拾っていくVoと
あらゆる要素が「これぞSATAN!」と主張しながら突っ走る
アルバムのハイライト・ナンバー。
バンドがこの曲をリーダートラックに選んだのも納得です。
SATAN-Earth Infernal ★★★ (2022-06-13 23:40:29)
イギリス全土のロックダウン、新型コロナウィルスに感染したサウンド・エンジニアが危篤状態に陥ったり(後に無事回復)、メンバーの負傷やレコーディング・システムのクラッシュ等々、山盛りに重なった災難を乗り越えてSATANが'22年に発表した8thアルバム。
結果的に前作から4年のブランクが空いてしまったものの、不動のラインナップは健在。お馴染みエリラン・カールトンの手による死神ジャケットをフィーチュアし、ブライアン・ロスのニヒルなVoと、切れ味鋭く斬り込むスティーヴ・ラムゼイ&ラス・ティッピンズ鉄壁のツイン・リードを乗せて、グレアム・イングリッシュ、ショーン・テイラーのリズム隊が突っ込み気味に駆け巡るSATAN流HMサウンドには今回も微塵の変化も見受けられません。
「変化なし」というとネガティブなイメージを抱く場合もありますが、SATANに関しては完全なる誉め言葉。ミュージシャンた
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SATAN-Earth Infernal-Luciferic ★★★ (2022-06-14 23:21:25)
スピード・ナンバーだって当然素晴らしいのですが、
煮え切らない憂いがモヤ~っと霧のようにまとわりつく
このメロディアスなミドル・チューンが醸し出す
SATANらしさにも大いにグッとくるものあり。
SATAN-Life Sentence ★★★ (2013-06-22 01:40:48)
SAXONを筆頭にANGEL WITCH、DEMON、MPIRE OF EVIL、TANK、THE RODS、TOKYO BLADE等など、NWOBHMのベテラン組が全盛期ばりの力作を次々に発表して気を吐く昨今ですが、SATANの復活作も「連中に追い付け追い越せ!」という気概が充満した、実に見事な出来栄え。
BIG 4にもインスピレーションを与えた、鋭角的に組み上げられた俊敏なGリフに乗って、くぐもった声質で煮え切らないメロディを歌い上げる「ザ・ブリティッシュ!」なブライアン・ロスの歌唱が疾走する①が始まった途端、「おぉ、SATANが帰ってきた」と実感させられる本編は、メンバーが語る通り、アートワークも含めて確信的にSATANをSATANたらしめる要素が盛り盛り。
特に白眉はスティーヴ・ラムゼイ&ラス・ティッピンズによるドラマティックなツイン・リードGで、SATAN~BLIN
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SATAN-Life Sentence-Life Sentence ★★★ (2013-06-25 07:31:55)
合唱を誘うシンプルな掛け声コーラスと
殆どオカズなしで駆け抜けるリズムの
疾走感とが、スピード・メタリックな
魅力を振りまくアルバム表題曲。
SATAN-Life Sentence-Siege Mentality ★★★ (2013-06-25 07:22:13)
手数の多く回転の速いGリフや、ブライアン・ロスの歌う
暗過ぎず、明るくもない歌メロなど
これまた往年のSATANを強く意識させられる逸品。
SATAN-Life Sentence-Testimony ★★★ (2013-06-25 07:33:48)
スピーディな楽曲自体、非常にカッコイイ
出来栄えなのですが、その中を自由自在に
泳ぎ回るスティーヴ・ラムゼイとラス・ティッピンズの
阿吽の呼吸から繰り出されるツイン・リードGを
聴いているだけで顔がニヤニヤしてしまいますよ。
SATAN-Life Sentence-Time to Die ★★★ (2013-06-25 07:11:41)
動→静→動とドラマティックな曲展開の中を
スティーヴ・ラムゼイとラス・ティッピンズによる
ツイン・リードGが目まぐるしく動き回るという
変わらぬSATAN節にテンション上がりまくりのOPナンバー。
SATANICA-WE ARE SATANS PREACHER ★★ (2011-08-21 01:16:58)
失恋船長さんのレビューを読んで興味を持ち購入した、栃木出身のサタニック・メタル・バンドの3rdアルバム。(邦題は『悪魔の司祭』)
パケ裏のメンバーの白塗り顔は恐ろしげですが、ジャケットを開いてみると、そこにはANVIL(リップス&ロブ・ライナー)との記念写真が嬉しそうに散りばめられており一気に親近感アップ(笑)
実際、ロブ・ライナーばりの手数の多さと豪快さで打ち鳴らされるDsを軸に展開されるサウンドの方も「スラッシュ/パワー/ブラック・メタル誕生前夜のハードコアな正統派HM」と表現したくなるタイプで、陽の当たらぬ地下室の饐えた匂いをプンプンと漂わせたその作風は、MERCYFUL FATEやANGEL WITCHといったNWOBHMのダークサイドに属していたバンド群を彷彿。
特に、パワー全開のDsのみならず、濁声とハイトーンを忙しなく使い分け大仰なメロディを歌い上げるVo
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SATANICA-WE ARE SATANS PREACHER-EVIL METAL ★★★ (2011-08-21 01:23:01)
禍々しく大仰でありながら、思わずコブシ振り上げながら
一緒に歌いたくなってしまう、ライブ映えしそうな
キャッチーさも兼ね備えたOPナンバー。
サ~タ~ニ~カ~
SATANICA-WE ARE SATANS PREACHER-KILL OR LOSE ★★★ (2011-08-21 21:21:48)
アルバム後半のハイライト・ナンバーでしょうか。
豪快なドラムに牽引され、ささくれたGリフと
メロディアスなツインGを効果的に用いた
ドラマティックな曲展開とが駆け抜けていく名曲。
SATIN-It's About Time ★★★ (2022-05-17 00:05:28)
本名トミー・ニルセン名義で、兄弟のロニー・ニルセンと組んだポップ・ロック・デュオPEGASUSとしても活動しているというノルウェー出身のシンガー/ソングライター、トム・サティン。本作は彼が自らの名を冠して立ち上げたソロ・プロジェクトSATINの2ndアルバムにあたる作品。
プロデュース、作詞作曲から、Vo含む全ての楽器パートも自らこなすマルチ・アーティストの面目躍如なレコーディング・スタイルがメロディ愛好家の間で評判を呼んだ1st『SATIN』(’14年)同様なら、暖かみを感じさせるVoによって歌われる、ポップかつ抒情味に溢れたメロハー・サウンドに関しても前作のスタイルを基本的には踏襲。無論何から何まで全く同じってことはなく、OPナンバー①のイントロで歯切れ良く刻まれるリフ&リズムが主張する通り、「ギターとドラムの存在を強調した(本人談)」音作りの下、本編はよりハードにロックしてい
…続き
SATIN-It's About Time-I'll Never Let You Down ★★★ (2022-05-18 01:30:54)
トム・サティン本人も認める通り、スタジアムで大合唱が
巻き起こる様が目に浮かぶようなコーラス・ワークが
デズモンド・チャイルドを彷彿とさせるハードポップ・チューン。
モノマネ云々以前に、似たタッチを狙ってこれだけフックの効いた
楽曲を書けてしまう手腕に感心させられます。
SATIN-Satin ★★★ (2022-05-09 23:03:28)
ノルウェー出身のマルチ・アーティスト、トム・サティンが作詞/作曲/プロデュースのみならず、Voを含む全てのパートを自らこなす形でレコーディングを行い'14年に発表した、自身の名を冠する――文字通りの――ソロ・プロジェクトのデビュー作。
アルコ&ピースの平子祐希似のヒゲ面のあんちゃん(トム・サティンご本人)のご尊顔をデカデカと戴くアートワークは、こちらの購買意欲を刺激する仕上がりとは言い難いものがありますが、そこを乗り越えて再生ボタンを押しさえすれば、1曲目のイントロからフック効きまくりの美メロ/哀メロとキャッチーなハーモニーが溢れ出し、時に爽やかに、時に憂いを湛えて紡がれるハイクオリティなハードポップ・サウンドによって忘我の境地へと誘われること請け合い。何せ、ほぼ趣味に近い形で制作されたため当初は配信限定だったところ、評判が評判を呼び正式にCDでのリリースが実現、更には日本盤の発売
…続き
SAVAGE GRACE ★★ (2008-03-08 00:55:00)
クリスチャン・ローグ(G)を中心に、LAで80年代初頭に結成。
当初はMARQUIS DE SADE(サディズムの語源となった、フランスに実在した公爵)を名乗っていたが、
かの『METAL MASSACRE』シリーズへの参加を期に、バンド名をSAVAGE GRACEと改める。
'85年にEP『THE DOMINATRESS』でレコード・デビューを飾り、'85年には1stフル『MASTER OF DISGUISE』を
'86年には日本デビュー作となる2nd『AFTER THE FALL FROM GRACE』を発表。
そのアグレッシブでスピーディ、且つドラマティックなHMサウンドがメタル・ファンの間で好評を博す。
(日本では、日章旗ハチマキを巻いた東洋人メンバー、B.EASTの存在も話題になったとかならなかったとか)
しかし、リーダーのクリスチャン
…続き
SAVAGE GRACE-After the Fall from Grace ★★ (2007-05-26 21:14:00)
フロリダ出身の4人組で、後にAGENT STEELに参加するマーク・マーシャル(G)が在籍していた事でも知られる
スピード・メタル・バンド、'86年発表の2ndアルバム。
ABATTOIRにEVILDEADにHOLY TERRORと、AGENT STEEL人脈に連なるパワー/スラッシュ系バンドには優れた存在が多いが、
このSAVAGE GRACEも間違いなくその1つ。音楽性は、ハイトーンVoとツインGを活かして劇的に疾走しまくる
JUDAS PRIESTタイプ・・・というかAGENT STEELタイプ。ただ、あちらよりも更にメロディが前面に押し出されているので、
時にジャーマン・メロディック・パワーメタル風に聴こえる場面も多々あり、Voの歌唱もハイトーン主体とは言え
ジョン・サイリース程クドくないので、かなり聴き易い印象。ただ、リーダーのマイケル・ロー
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SAVAGE GRACE-After the Fall from Grace-Trial by Fire ★★ (2007-11-25 12:42:48)
スラッシュ・メタル・バンドとしてのSAVAGE GRACEの色が
強く出た1曲。それでも十分メロディアスで劇的な仕上がりだが。
作曲はアジア系のメンバー、B.EASTが担当。
ステージ・ネームと日章旗のハチマキから、
てっきり日系人かと思ったけど、実は中国系の人らしい。
SAVAGE GRACE-After the Fall from Grace-We came, We saw, We conquered ★★★ (2007-11-25 12:37:48)
序曲風の“A CALL TO ARMS"に導かれてスタートする
スピード・ナンバーにして、アルバムのハイライト・チューン。
起承転結を盛り込んだドラマティックな曲展開は、
それだけでアルバム1枚を聴き通したかのような満足感を与えてくれる。
Voのピッチの甘さが惜しまれます。
SAVAGE GRACE-Master of Disguise ★★ (2008-03-08 00:34:00)
AGENT STEEL等と共に、アメリカの元祖スピード・メタル・バンドとしてその名が挙げられるLA出身の5人組。
クリスチャン・ローグ(G)を中心に'81年に結成され、当初はMARQUIS DE SADE(マルキ・ド・サド)を名乗っていたが、
『METAL MASSACRE Ⅱ』への参加を期にSAVAGE GRACEと改名。'83年に5曲入りEP『THE DOMINATRESS』で
レコード・デビューを飾った後、'85年にBLACK DRAGON RECORDSから発表した1stフル・アルバムがこれ。
デビューEPは、センス皆無のジャケット・デザインといい、劣悪なサウンド・プロダクションといい、冴えない楽曲といい、
かなりしょっぱい内容だったが、本作では一転、そこから飛躍的な成長を遂げていて、ポール・ディアノ時代の
IRON MAIDENを更にハイパー
…続き
SAVAGE MESSIAH-Hands of Fate ★★ (2018-02-07 23:34:16)
‘15年に来日した際のインタビューでは「もうすぐ新作が出るよ!」と答えていたSAVAGE MESSIAHでしたが、その後マネージメント会社の移籍やら、レコーディング作業のやり直しやら、メンバーの脱退やらの紆余曲折があってリリースは延び延び。'17年になって漸く(前作から3年ぶりに)この4thアルバムの発表が実現しました。
中心メンバーのデイヴ・シルヴァー(Vo、G)が新作について「MEGADEATHとDEF LEPPARDを足して2で割った感じ」と発言しているのを読んだ時は「お前は何を言っているんだ?」とか思ったものですが、実際に聴いてみたら、なるほど。従来のメタリックな切れ味や、テクニカルな技巧の応酬が生み出す緊張感はそのままに、サビでは分厚いハーモニーとキャッチーなメロディが盛り盛り増量されたコーラス・ワークが飛び出すサウンドは、確かにそんな感じの音だったという。
無論彼
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SAVAGE MESSIAH-Hands of Fate-Blood Red Road ★★★ (2018-02-07 23:39:16)
IRON MAIDENばりに印象的にハモるツインGと
しっかりと歌うVo、立体的に交錯するハーモニーを
散りばめて小気味よく疾走する曲調は、
スラッシュ・メタルというよりも完全に正統派HM。
いやでもここまでカッコイイと畜生、文句を言う気も失せますよ。
SAVAGE MESSIAH-Insurrection Rising ★★ (2012-08-24 07:17:54)
デイヴ・シルヴァー(Vo、G)が結成したHEADLESS CROSSを前身に、'07年に英国はロンドンにて誕生。自主制作でEPや1stフル・アルバムをリリースした後、CANDLELIGHT RECORDSと契約を交わして'09年に発表した2ndアルバムがこれ。(プロデューサーには、かのクリス・タンガリーディスを起用)
しっかりとメロディを追って歌うVoに、JUDAS PRIEST、IRON MAIDENの流れを汲む劇的なツインG、そして派手さやスピード以上に「展開」と「構築感」を重視する英国流HMの流儀に則ったスラッシュ・サウンドを基調に、そこへモダンなエッジと重量感を流し込んで仕上げられた作風が本作の持ち味。③⑦といった重厚且つメロディアスな楽曲の存在や、場面によってはKeyを隠し味的に用いる手法からもパワー・メタル志向が既に明確に見て取れますが、それでも次作に比べるとスラッシー
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SAVAGE MESSIAH-Insurrection Rising-He Who Laughs Last ★★★ (2012-08-27 22:28:55)
疾走パートあり、2本のGが勇壮に絡み合う
劇的なインスト・パートあり・・・といった具合に、
ラスト・ナンバーに相応しいドラマティックな
曲展開が聴きものの逸品。
SAVAGE MESSIAH-Insurrection Rising-The Serpent Tongue of Divinity ★★★ (2012-08-27 22:26:50)
強い求心力を発散するイントロからスタートする、
“PAINKILLER”と“RAPID FIRE”を
足して2で割って(?)、パワー/スラッシュ・メタル・テイストで
味付けようなアルバムでも1、2を争う名曲。
SAVAGE MESSIAH-Plague of Conscience ★★★ (2012-08-25 01:38:24)
英国はロンドン出身の4人組が、新たにEARACHE RECORDSと契約を結んで'11年に発表した3rdアルバム。
BURRN!!誌の輸入盤レビューにおいて90点台のハイスコアを叩き出したスラッシュ・アルバムということでも話題を呼んだ作品ですが、正直なところ、ここまでVoがちゃんと歌っていて、バッキングもメロディアス、且つ曲によってはKeyによる薄化粧が施されている音楽性を「スラッシュ・メタル」と形容していいもんかどうか。Gリフの質感や、ハキハキとしたリズムの疾走感からは確かにスラッシーな感触も伝わってくるのですが・・・。
とは言えそれが悪いわけじゃなく、テクニカルに弾き倒す2本のGの存在もあって80年代のSHRAPNEL系パワー・メタルのことを思い出したりもする彼らのサウンドは、単純にカッコイイし個人的には非常にツボ。(シンガーもかつてのSHRAPNEL系バンドよりずっと上
…続き
SAVAGE MESSIAH-Plague of Conscience-Carnival of Souls ★★★ (2012-09-01 00:14:19)
ドラマティックな起承転結を有する
アルバムでも1、2を争う名曲。
劇的なサビメロの展開には思わず握り拳を
突き上げたくなりますよ。
緩急の効いた演奏を聴かせてくれるGも
グッジョブ。
SAVAGE MESSIAH-Plague of Conscience-Plague of Conscience ★★★ (2012-09-01 00:01:20)
勇ましくメロディアスに歌い上げるVoや
サビメロにうっすらと被さるKey等
スラッシュというよりもパワー・メタル的な
感触を携えて疾走するアルバムOPナンバー。
でも良い曲ですよ。
SAVAGE MESSIAH-Plague of Conscience-The Accuser ★★★ (2012-09-01 00:20:33)
3rdアルバム収録楽曲の中では
比較的スラッシュ・テイストが色濃く感じられる
スピード・ナンバー。
とは言えVoはハッキリと歌っていますし、
劇的な構築感とモダン味わいを併せ持った曲調を聴いていると
再結成後のPARADOXのことを思い出したりしますね。
SAVAGE MESSIAH-Plague of Conscience-The Mask of Anarchy ★★★ (2012-09-01 00:33:36)
プログレ・メタルの薫りも漂う、
8分以上に及ぶ大作ラスト・ナンバー。
心を掴む歌メロや長尺を聴かせ切る曲展開の
構築センスも然ることながら、やはり特筆すべきは
劇的なフレーズを豊かに紡ぎ出す2本のGの活躍ぶり。
正直堪らんですよ。
SAVAGE MESSIAH-The Fateful Dark ★★★ (2014-04-09 01:49:04)
おまけ収録されている故国の先輩バンド群(IRON MAIDEN、DIAMOND HEAD他)の名曲のカヴァーが証明する通り、本4thアルバム('14年)に託されているのは、英国HM然とした構築美と、スラッシュ・メタルならではの疾走感とを掛け合わせたパワー・サウンド。Keyを排し、更にデイヴ・シルヴァー(Vo)がハイトーンを抑制して、自身の歌唱力を活かせる中音域をメインに歌うようになったこともあって、今回は全体的に逞しさが増し増し。よりオールドスクールなパワー/スラッシュ路線へと立ち返ったとの印象を受けます。
独産パワー・メタル勢にも通じる重厚さと突進力で伸して来るOPナンバー①からして、本作における彼らのそうした志向は明確。歌えるシンガーを擁する編成の強みを活かした②、光沢を放つメロディを劇的に歌い上げるVoとテクニカルな2本のGが所狭しと暴れ回るアルバムのハイライト③といった名
…続き
SAVAGE-Hyperactive ★★ (2018-10-08 00:59:05)
METALLICAに影響を与え、スラッシュ・メタル誕生に少なからず影響を及ぼしたとされる英国はマンスフィールド出身の4人組が、EBONYからZEBRA RECORDSに移籍して’85年に発表した2ndアルバム。
美麗なアートワークとスピード・メタルの名曲“LET IT LOOSE”を収録し、「NWOBHM後期の名盤」として名高い1stに比べ、本2ndは「パワーダウンした凡作」との評価が定着してしまっていて、事実自分がこのアルバムに触れたのは21世紀に入ってからでした。EBONY独特の劣悪なプロダクションが、逆にサウンドの荒々しさを引き立てるという奇跡体験アンビリーバボーに繋がっていた前作に比べると、半端に音質が整ったことも「大人しくなってしまった」との低評価に拍車を掛けたのかなぁと。
ただ、聴いたことがある方ならご承知の通り、1stはスラッシャーを触発したOPナンバーの攻撃性
…続き
SAVAGE-Hyperactive-Gonna Tear Your Heart Out ★★★ (2018-10-08 22:00:41)
名曲“LET IT LOOSE”程のインパクトはないものの、
同タイプのスピード・ナンバーとしては必要にして十分な
カッコ良さをまき散らして疾走する逸品。
SAVAGE-Hyperactive-We Got the Edge ★★★ (2018-10-08 22:21:34)
愁いを帯びたメロディを奏でる印象的なツイン・リードG、
くぐもった声質で湿気ったメロディを歌い上げるVoに
早歩きのテンポと、いかにもブリティッシュHM然とした
雰囲気に思わず顔がほころぶOPナンバー。
SAVAGE-Loose 'n Lethal ★★ (2007-02-11 01:46:00)
イギリスはマンスフィールド出身の4人組N.W.O.B.H.M.バンド、'83年発表の1stアルバム。
とにかく本作は名曲①に尽きる。強烈に歪みまくった(劣悪だが)ド迫力のサウンド・プロダクションのもと、
ささくれ立ったGリフと、がむしゃらに疾走するリズム、そしてハイテンションで歌いまくるヘタウマVoとが
一丸となって突進する様は、あのMETALLICAが初期のライブで頻繁にカヴァーしていたという逸話も納得の、
ハイパーなエネルギーに満ち溢れている。スラッシュ・メタル誕生に大きく貢献したとされるのも頷ける、全スラッシャー必聴の名曲だ。
その①以外の楽曲は、シンプルなロック・チューンが並んでいて拍子抜けしたりもするのだが
(リフのアイデアとGのメロディ・センスは悪くない)、とにかく①のためだけにでも本作は聴くべし。
↑で別の方が仰っている通り、メタル
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SAVAGE-Loose 'n Lethal-Let It Loose ★★★ (2007-02-11 02:00:24)
ささくれ立ったリフといい、がむしゃらな疾走感といい、
ハイパーに歌いまくるヘタウマVoといい、
「元祖スラッシュ・メタル」的な迫力に満ち溢れた名曲。
天然ボケ的に到達してしまった、
強烈なサウンド・プロダクションも大きな魅力。
SAVATAGE-Edge of Thorns ★★ (2007-07-28 02:06:00)
ジョン・オリヴァ(Vo)が脱退。後任にジョンと良く似た声質(彼より癖がなく、万人受けするタイプの声)の持ち主、
ザッカリー・スティーヴンスを迎え入れ、'93年に発表した7thアルバム。
メイン・ソングライターの1人だったジョンを欠いた事で、作品のクオリティの著しい低下が懸念されたが、蓋を開けてみれば
そんな不安は、冷ややかにして儚げなピアノの音色で幕を開け、重厚に刻まれるリフ&リズムの上をクリス・オリヴァのGが華麗に舞い、
ザッカリーが堂々たる歌唱を披露する“GUTTER BALLET"クラスの名曲①が始まった途端に、綺麗サッパリ吹き飛んだ。
アルバム全体としては、前作『STREETS A ROCK OPERA』の如き緻密さは薄れ、肩の力の抜けたストレートな仕上がりながら、
起承転結がビシッと決まったドラマチックな②、クラシカルなインスト曲⑤から繋がる
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SAVATAGE-Edge of Thorns-Edge of Thorns ★★★ (2007-07-14 23:45:46)
零れ落ちるような美しいピアノの音色をイントロに、
物悲しくも力強く展開していく名曲。
和田誠氏がDJを務めるラジオで、
クリス・オリヴァの突然の事故死を知らされ、
追悼の意味を込めてこの曲のイントロが流れ出した時は
ちょっと泣きましたね。
SAVATAGE-Fight for the Rock ★★ (2007-07-25 22:08:00)
タイトルとは裏腹に、スピード・チューンが姿を消し、その代わりにBADFINGERやFREEのカヴァーを収録する等、
実験的な作風がファンの間で賛否両論を呼んだ、'86年発表の3rdアルバム。
角が取れて丸みを帯びたソフトなサウンド・プロダクションや、女性ファン層を狙ったと思しき歌詞、
そして大胆に取り入れられたKeyの印象の強さから、「ポップ化した」と評される事の多い作品だが、実際のところ、
収録されている楽曲の方向性自体は、前作『POWER OF THE NIGHT』と大差ない。疾走曲がなくなったとは言え、
ズッシリとヘヴィネスの効いた楽曲は①を筆頭に十分アグレッシブだし、全面的に導入されたKeyにしても、
ライトな雰囲気作りよりも、寧ろ、クラシカルなイントロを担当する⑤や、初期の頃を思わせるダークな⑥等を
聴けば明らかなように、主に楽曲の完成
…続き
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