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KUZUさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 601-650
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BIOMECHANICAL-Eight Moons-The Awakening ★★★ (2002-11-27 23:46:31)
圧倒的な疾走感、サビに見える非常に大きな音スケールの広がり、怒濤のリフに負けない、ロブ・ハルフォードを若々しく激しくしたVo。何をとっても、どこを切っても、さしずめBIOMECHANICALのAWAKENINGにふさわしい曲と思います。彼らの音楽的素養の「劇」「激」な部分を一気に詰め込んだ印象が圧巻。
かなりテクニカルでスピーディーでありながら、最近流行のネオクラに流されないところ、安易にメロスピに走らないところが、頑固でプライドの高いUK紳士のイメージにまた良く合うような気がします。まさに、UKのプライドの固まりかも。また、彼らの方向性を占う曲になるような気もします。
BIOMECHANICAL-Eight Moons ★★ (2002-11-26 21:01:00)
彼らの自主制作CD。おそらくデビュー作。恐るべきパワーを秘め、究極の恐怖と戦う主人公Mekanのコンセプト作と思われます。
強靱なハイトーンを披露するVo.の印象とスラッシーなリズムから、JUDAS PRIESTのアプローチに近い感じの曲が有ります。スピードに関係なく、とにかくヘヴィーでドラマティック。やや凝ったリズムパターンはQUEENSRYCHEやMESSUGAHの影響か。アルバム全体に緩急を配して、ドラマティシズムを演出するのに成功していると思います。
自主制作にしては音が良い、と思ったら、マスタリングにSONYが関わっていました。音圧、楽曲、共に説得力十分。正統派が好きで、ちょっとプログレッシブ風味の凝ったリズムが気にならなければ、輸入盤屋さんで見かけたらGetしても大丈夫と思います。
BIOMECHANICAL ★★ (2002-11-26 20:14:00)
何か、大きな予感を感じる音、と言う気がします。UKのツインリード5人編成。
Ds.を除くメンバーの全員がIRON MAIDENを気に入っていること、ここのメンバーの嗜好が、QUEENSRYCHE、RAINBOW、DEEP PURPLE、JUDAS PRIEST等スタンダードから、SYSTEM OF A DAWN、MACHINEHEAD等のモダン・ヘヴィネス系にまで造詣があることから、全ての彼らの影響ががっちり1枚に封じこれられていました。
音の印象と彼らの音楽的背景から、やはりUK-Metalを軸に、現代的なHeavinesと、QUEENSRYCHEらのプログレッシブ風味を少し取り入れた、かなり劇的且つアグレッシブな音を創造するのに成功していると思います。
今年の収穫では、かなり大きな手応えを感じます。また、今後のポテンシャルも十分、借り物とは全く無縁のもっと凄まじい音
…続き
RHAPSODY OF FIRE-Legendary Tales-Echoes of Tragedy ★ (2002-11-20 23:02:54)
沈み込むようなドラマティシズム。幾重にも重なり合う、深い嘆きにも似たコーラスは、まさに曲タイトルそのもの。ややパターン化したアルバム中の曲の中にあって、異彩を放っているこの曲は、彼らの展開力のポテンシャルを暗示しているよう。
KILLSWITCH ENGAGE ★★ (2002-11-17 19:21:00)
オランダのnet Radioを選択すると、いきなり耳に飛び込んできました!これは、new schoolのハードコア、なのですか...。でも、リフはかなりソリッドで、格好いい!Vo.も怒りに満ちて、それが格好いいリフに乗って、ストレートに耳に突き刺さる。これは、チェックしようっと♪
TIME MACHINE-Evil-Hailing Souls ★★ (2002-11-16 01:02:32)
ドラマティックなKeyを大胆にフィーチュアした、アルバムEvilのオオトリを飾る必殺Tune。ROYAL HUNTほどネオクラシカル臭は強くない。しかし、彼ら独特のクラシカルフレーバーを少し、かなりタイトでヘヴィーなリズムセクション、サビで悲しげにスピードアップする曲内の緩急、耳を惹きつける要素が満載。エモーショナルで手数の多いメロディックなGソロも良い、その前の少ない手数でスケールの大きさを感じさせる透き通ったKeyアンサンブル、美しさに溢れた曲と思います。
TRIUMPH-Thunder Seven ★★ (2002-11-16 00:13:00)
LPのB面に当たるTime Goes By以降の完成度は、目を見張るモノがある、と思います。ばらつきと言うよりは、後半にマイナー調の佳曲が集まった印象があります。このアルバムのハイライトはJさんの言う通り、その流れです。
LABYRINTH-Return to Heaven Denied ★★ (2002-11-16 00:01:00)
前半の疾走感に拘った曲作りと、スリリングで分厚いメロディックなギターリフ、ロブ・タイラント氏の深みのある熱唱が魅力的。リリースから相当経ってから購入したんですけど、心にまっすぐに届きました。やはり、オラフ・トーセン氏の曲作りが一気に開花した作品なのかなと思います。
Die For Freedom、Moonlight、そしてNew Horizon、ドラマティックな楽曲の嵐。しっとりと聴かせてくれるFalling Rain(僕はアコースティックバージョンの方が好き)。あと、特徴のあるリフ:ががっがががっっががっがががっ...が耳に引っかかります。
SENTENCED-Amok-The War Ain't Over! ★★★ (2002-11-07 23:35:30)
僕はSENTENCEDと聞くと、まだ未だにこの曲のインパクトが呼び起こされます。躍動感と疾走感、銃を担いだまま、死体が散乱する戦場を疾走する、そんな雰囲気を感じてしまいます。
ZENO-Zenology-Heat of Emotion ★★ (2002-11-03 23:18:35)
同じ曲なのに、何故かこちらの方が、心にしみこんでくる気がします。あれ、この曲って、こんなに哀しい曲だっけ?みたいな。Vo.の印象のせいかな?
ZENO-Zeno ★★ (2002-11-03 23:10:00)
自然への賛美、賛歌が、愛に満ちた美しい旋律と歌声に贈られてきた、そんな感じです。東洋的な感触を持たせた曲もあって、他のメロディックなGroupとは全く違った感触があります。リリース当時は、僕はよく聴いていました。クリスチャンメタル以外に、自然や神への愛に満ちた、こんなCDって、今後果たして出会うことがあるだろうか?この1枚は、後にも先にも、貴重な1枚だと言えると思います。
ただ、全編Zenoのプレイはかなり抑えられてる印象が強い気がします。アルバムの印象を「賛美」に絞った結果かも知れません。でもゆったり聴かせる曲の中に、後に出てくるMeet Me At The Rainbowみたいな、ドライブしてエッジのある曲が有っても、アクセントになって良かったかな、と思ったこともあります。
ZENO-Zeno-Sent by Heaven ★★★ (2002-11-03 22:58:52)
ZenoのGuiterは、ツボを押さえて、またメロディックな旋律を弾き捲るところはぐっと来ますね。切々と歌うVoも良いですね。全てがここに、それってその通りと思います。自然への賛歌、まさにここに極まる感じがします。
ALIEN-Shiftin' Gear ★★ (2002-11-02 01:42:00)
うわああ、良いなあ、欲しくなってきた。僕は1stしか持っていないけど、hokuoさんの言う1st感は、まさにその通り。探してみようっと...
NOCTURNAL RITES-Tales of Mystery and Imagination ★★ (2002-11-01 06:50:00)
冒頭のカノンで、もう僕は握り拳ががちがちに固まって、それが疾走し始めた途端、頭が激しく動き出す、そんなアルバムでした。F氏が絶賛されていたのと、1stがかなり期待はずれだったので、僕は全く期待してなかった本作でした。が、全編これクサくて北欧チックでパワフルで、ドラマティックで大好き。
音質は皆さんの指摘通り。インパクトは、実は3rd以上かな、なんて思ってます。この頃の彼らも好きでした。
FATE-Scratch'n Sniff-You 're the Best(money Can Buy) ★ (2002-11-01 06:20:34)
テクニカルな中に、甘くて切ないメロディー。ここのg、僕もかなり気に入ってましたよ。なんか、スティーブ・ヴァイ氏を彷彿させるような気がして。
BLACK SABBATH-Heaven and Hell ★★ (2002-10-26 01:42:00)
僕は初期SABBATHは聞きかじった程度で、SABBATHにはさほど思い入れが強くないことを、最初に断っておきたく思います。
M310さんの言われるとおり、この1枚は、「サバスの1枚」ではなくて、サバスを超越したHM/HRの1枚では無いでしょうか? HM/HRを代表する名作が、たまたまBLACK SABBATHから生まれてしまった、そんな感じと思います。元来SABBATHが持っていたある種宗教的な重さとメロディー、それに超様式SingerのDio様が合体、ケミストリが生まれたんだと思います。
で、本作はやはりそれまでのBLACK SABBATHからすれば、異色作で、「本作がHM/HRだ」とは言えても、「本作がSABBATHである」とは、ちょっと言いにくいかもね?定ちゃんの意見も頷ける気がします。強いて言えば、「本作もSABBATH」になるのかな。
RIOT V-Through the Storm-Turn the Tables ★★ (2002-10-25 01:18:03)
このリフ、凄く懐かしい気持になってしまった。80年代初頭の臭いがする気がします。それに、マイク、良い歌じゃないですか、ずっと抑えて抑えて、サビで一気に爆発、格好いいじゃないですか!この1曲で、僕はアルバム買っちゃっても良いな。パワーメタルごり押し一辺倒な曲じゃなくて、こういうスピードもそこそこ有って、強弱で起伏が見える曲こそ、マイクの持ち味が引き立つ気がします。
RIOT V-Inishmore ★★ (2002-10-24 00:46:00)
メロディーに、ちょっとした捻りが感じられるような気がします。Sons of Societyへの伏線のようにも感じられました。ケルト風味を、ちょっと無理矢理ねじ込んだ感も無くは無いけど、ミスマッチまでは行かないのでOK。疾走感のある曲が多く、僕的にもかなり好きな1枚。アレンジにも依るのかも知れませんが、ひょっとして実は、Thundersteel並にテクニカルな1枚なのでは?ボビー氏の復帰の影響かあ、なるほど...。
RIOT V-Nightbreaker ★★ (2002-10-24 00:38:00)
本作リリース当時、まだバイク乗りだった僕は、自分のマシンにRIDEEN the NIGHTBRAKER と名付けてしまった!真夜中に疾走するマシンのBGMには、まさにぴったり(註:「族」では有りません、念のため)。
前作は「ん?Power感はまずまず、でもちょっと考えすぎ?」と感じたけど、本作では幾分シンプルに、Vo.の声質もあってややブルージーな感触が良かったと思います。Burnのカバー、Outlaw、Soldier、そしてNightbraker、聴き所一杯。前作までのVoの脱退は残念だけど、楽曲の完成度は本作も高いと思われ、僕には大好きな1枚なのです。
VOIVOD-Rrröööaaarrr ★★ (2002-10-24 00:26:00)
確かに、このときはひたすら、コアでノイジーなサウンドが特色でした。特に好き、と言うほどではないけど、説得力というかインパクトは強かった気がします。To The Death、思い出すなあ、とにかく突っ走っていたなあ。
METALLICA-Master of Puppets ★★ (2002-10-20 23:52:00)
今は無きワルツ堂梅田店に、某日本の音楽雑誌が本作を紹介するよりも先に、特設の棚にLPがぎっしり詰まっていたのを思い出します。彼らは、紛れもなく、彼らの好き嫌いに関係なく、Thrash Metalの枠を超越した、誰もを唸らせる作品を生み出していたたんですね。今なお、その輝きが全く失われていないのも凄いと思います。
STONE FURY-Burns Like A Star ★★ (2002-10-20 23:27:00)
レニー・ウルフ氏の絶唱と、gの人のメロディーセンスが光る1枚。レニー氏の声質から、Zepクローンやら何やらと叩かれました(その割には、某雑誌のレビューはかなり好意的だったけど)。また、完璧にZep系の曲(Mama's Love)を入れてたりしたから、余計。でも、この1枚は、Zep風味が少ない、エッジのあるメロディアスな楽曲にこそ、魅力が濃縮されてた気がします。
Break Down The Wallは、まさにサビの部分が心に突き刺さった、僕には当時のMTV時代を象徴する音になりました。しっとり落ち着いたバラードShannon You Lose、もの悲しくレニーの絶唱が映える曲Burns Like A Star、高校時代、当時のMTV時代の、僕の想い出が詰まった1枚なのです。
CRYONIC TEMPLE-Chapter I ★★ (2002-10-14 02:21:00)
全編、ツインリードgを主体にした、疾走感のある楽曲(といっても、IRON MAIDEN 'Aces High'~HELLOWEEN 'Twilights Of The Gods'位の速さ)が詰まってます。メロディックで小気味良い、正統派/パワーメタルの音です。テーマは中世の勇者関係のみにあらず、バイキング関連(9曲目)、現代のテーマも有り(5曲目)、そこそこ填ってる。
バラードは無い代わりに、曲中の緩急を付けることで、ともすると平坦になりがちなアルバムに、上手く起伏を与えている。本作ではKey/Synthは飽くまで隠し味で、それらが大々的にフィーチュアされたイタリアン・クサメタルに慣れた耳には、ひょっとしたら派手さに欠ける印象を与えるかも知れない。即効性にはやや欠けるかも知れないけど、聴き込むにつれて僕は味が出てきた感がします。
正統派をお捜しの人にはお勧めできそうです。今後
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CRYONIC TEMPLE ★★ (2002-10-14 01:56:00)
イタリアのUnderground Symphonyからのリリース、騎士・剣・DragonなDigipackジャケット、音的にはメロディー重視、疾走感重視...。
「ああ、またイタリアからのクサメタルね!?」残念でした!彼らのバイオには国名が無いけど、メンバーの名前やLive主戦場から推察するに、Finland人とSweden人の混合編成なんでしょう。
彼らのバイオの中に、'7th Son Of...'の頃のIRON MAIDEN、マリリオンの文字が。リフ展開はかなりIRON MAIDENからの影響が強い感がします。1996年から活動開始、と言えば、RHAPSODYのデビュー前後。バックグラウンドに、イタリアンのSymphonc系達と共通した根っこが有ると思われます。あと、LOST HORIZONのアプローチに近いかも知れませんね。
IRON MAIDEN直系のツインリー
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VIXEN-Vixen-Cryin' ★★ (2002-10-10 01:20:02)
全体にHeavynessを抑え気味に、彼女たちのメロディーセンスを生かしたアルバムの中で、一際強くて明るくてちょっと切ないメロディーが印象的。さほどメタメタしく無いけど、適度にエッジのあるサウンドが、良いメロディーを生かしてる感じがします。
VIXEN-Vixen-Edge of a Broken Heart ★ (2002-10-10 01:16:15)
オープニングを飾る、ちょっとHeavyで、元気な1曲。ポップセンス全開、とまでは行かない物の、アルバム中盤の、彼女たちの非凡なポップセンスを臭わせる、いいオープニングと思います。
AGENT STEEL-Unstoppable Force-Unstoppable Force ★★ (2002-10-08 00:40:08)
曲のテンポが単純な8ビートではなく、実験的な部分もちょっと見える、必殺疾走曲。曲の中の緩急の付け方が絶妙。プロダクションは1stから格段に向上し、クリアで、その分リフの切れ味が鋭さを増しています。ジョン・サイリース氏のタイトルの絶叫から、ざくざくしたバッキングに乗せた、スリリングなソロになだれ込むところは圧巻。地味なアルバムの中にあって、一際光る曲と思います。
HOLY TERROR-Mind Wars ★★ (2002-10-08 00:31:00)
確かに、良いバイブを持った、スラッシーな中に、明確でドラマティックなメロディーを持ち合わせていたGroupと思います。プロダクションは向上してはいますが、僕はやはり、それでもどうも膨らみすぎた中域が、気になってしまったのですが...。
このGroupのカギは、AGENT STEELを抜け出した職人リフメイカー、カート・キルフェルト氏と思います。音質はともかく、とにかく速くて切れ味があって、格好いいリフが立て続けに、耳をHitするのが爽快。また、AGENT STEELが未来へテーマを求めたのとは対照的に、彼はキリスト教のテーマ(宗教観ではなくて、史実や、聖書の物語)を上手く曲に取り入れて、ドラマティスズムを詩とメロディーで発展させていると思います。1stではソロが曲の雰囲気とマッチしていないところが散見されたけども、本作では皆無。ローランさんと同様、余裕のある、スラッシーな正統派が聴
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WILD DOGS-Reign of Terror-SpellShock ★★★ (2002-10-05 00:16:04)
強烈疾走曲が多い中で、GリフとDs.が違ったリズムを刻む、一際異彩を放つ1曲。特に繰り返し1番の裏で繰り広げられる、ディーンの「これでもかっ」という技のオンパレードが絶妙。それでいて、Ds.がこんなに目立ってるのに、でも曲の中心は飽くまでVo。Vo.もバトルに参加して、なおかつ負けていない。
格好いいリフ、ソロではギラリ、テクニックに裏打ちされた速くて美しいメロディー。Gもまた負けていない。ドラマティックに疾走する曲を、堅実なリフで支えている。隠れた強烈な1曲。
SQUEALER-UNDER THE CROSS-DOWN AND OUT ★ (2002-10-04 23:53:04)
心地よい疾走感とブルータルなVoのマッチングが最高。マイク・テラーナ(Ds.)氏、疾走感の中に、シンプルでも絶妙なおかずがピリッと効いている気がします。彼らの最も得意とするパターン、疾走曲と思います。ただ、以前までの彼らの雰囲気をなぞった感じがするのと、曲が短くて「食い足りない」気になったので、スコアはこれだけ。
SQUEALER-UNDER THE CROSS-RULES OF LIFE ★ (2002-10-04 23:48:47)
彼らのバラードではベストでは、とにかく強く泣きを発散しているコーラスが印象的。含蓄のある歌詞と、ゆったりとしながらも、強く問いかけるような曲。
SQUEALER-UNDER THE CROSS ★★ (2002-10-04 23:19:00)
2002年初頭リリース。前半はかなり信仰に対して、重いテーマを取り扱っている関係か、メロディックな部分よりも、Heavinessを強調した感じ。彼らのメロディーセンスが発揮されているのは、3曲目以降。ゆったりした曲にも、以前にもまして強くてでも優しいメロディー。そして、彼ら得意の疾走感を持たせた曲は、Vo.ブルタリティーと、整然と疾走するリズム隊が爽快。
アルバム全体を見ると、決して飛び抜けた感じは無い物の、粒が揃った良い曲が多い印象を受けた。1~2曲目の「取っつきにくさ」は何とも残念だけど、正統派然とした、甘くなりすぎないメロディーとパワーを味わいたい方には、3曲目以降をお奨めできそうです。
HELLOISE-Fata Morgana ★★ (2002-09-30 01:23:00)
海外では必ずしも良い評価ばかりではなかったので、ちょっと心配しながら手を伸ばしてみました。僕もHIGASHIさんの仰るように、このGroupの持ち味はミディアムテンポのキャッチーでコンパクトな曲にあると思っていました。このアルバムでは、はっ!、とするメロディー、強烈なインパクトのある曲、は有るんです。が、マイナー調でHeavyな音がメインな本作から、何か「迷い」見たいなものを感じてしまいました。
THE FUGITIVEという曲、格好いい、けど、これはラナ・レーン(というより、エリック・ノーランダー氏)の影響が入ってるのかな。他の曲も、かなりテクニカルな面や複雑な展開を前面に出してる曲が有ったり、驚きました。彼らならではの部分も残っているとはいえ、新境地の開拓の為に、かなりの部分を失ってしまった気がします。ただし彼らの試みは、前向きに評価したいと思います。
MERCYFUL FATE-Melissa-Evil ★★ (2002-09-30 00:44:46)
彼らのフルレンスでは1枚目、その冒頭を飾る、おどろおどろしさとドラマティシズムが同居した曲。リズムが凝っていて、まずそこに耳が引かれる。そして、King師のあの声。その裏声がまさに曲タイトルEvilを、完璧に演じきっているよう。死体、墓、叫び、でもそれを乗せるメロディーは何故か明るい、そしてドラマティック。1曲8分もあるのに、あっという間に終わってしまう。聴き手を墓場に引きずり出す、何ともシアトリカルな1曲と思います。
MERCYFUL FATE-Don't Break the Oath ★★ (2002-09-30 00:33:00)
B!の紹介と、炎に包まれたGoatの格好いいジャケットに惹かれて、輸入盤を買いました。クーカイさんの仰るとおり、MERCYFUL FATEの声、彼の声こそまさにMAECYFUL FATEを孤高にしてきた、強烈なアイデンティティを発散しています。骸骨で出来た逆十字のマイクを手に、絶唱するキング師、まさしくカリスマ。
そして、2人の個性の違ったギタリストの味が、曲作りや展開に滲み出ています。一歩間違えればドロドロ、鬱々してしまいがちなテーマなのに、曲展開は至って正統派、若干捻りも入って、メジャー感は無い物の、アンダーグラウンドだけどさほど暗くない、独特のサウンドを擁していると思います。説得力はピカイチ。強烈な曲もちらほら。高校時代の、日本未発売輸入盤Get第一号でした。良い1枚、良い想い出です。
SILVER SERAPH-Silver Seraph ★★ (2002-09-30 00:03:00)
音的な印象は、29さんやかわちさんの仰る、まさにその通りの音ですね。全編に渡って、凄くメロディーを大切にした、現代的な疾走感や躍動感を盛り込んだ70年代の音でしたね。やはり、名だたる人達が作り上げてきただけのことはあり、安心して聴けます。「バンドの音」をしてますし、かわちさんとは逆に「余裕有りすぎて冗長」な部分も全くないので、適度な緊張感で良く纏まった1枚と思います。僕は本作については、結構気に入りましたし、メロスピをよく聴く耳には、そこそこ新鮮さも感じることが出来ました。
ただ、別にオールドfanでもない僕は、名だたる人達が作ったにしては、あまりにも手堅い作品(というか、皆さんのルーツに忠実過ぎる)という印象を持ってしまって、「次」が見えないような気がします。いや、見る必要は無いんですけど...。
IRON MAIDEN-Killers-Killers ★★★ (2002-09-25 01:18:08)
音の固まり、緊迫感と疾走感、ポールの鬼気迫るVo、後追いで聴きましたけど、今ではIRON MAIDENの曲の中でお気に入り5指に入る強烈tuneです。僕はブルース・ディッキンソン時代の音も好きだけど、ポールの頃の狭い音域に、目一杯ドラマティシズムを演出しようとしていた音の方が、もっと好きなのです。
まあポールでは、スティーブがやりたいことの60%位しか、表現できなかったのかも知れないけどね。でも逆に、これをブルースがやっちゃうと、変に行儀良くなってしまいそうな気がします。
ONSLAUGHT-In Search of Sanity ★★ (2002-09-23 00:22:00)
確かここのリーダーが(確かgの人と思います)、GRIM REAPERに居たスティーブ氏に目を付けていたのと、スティーブ氏のオーディションの時に、サイと歌の質を競わせたというエピソードがあったと思います。野太いハイトーン、なかなか爽快な、リフの切れ味有るパワーメタルに、ちょこっとかつての、つんのめり気味のgが入ってるところがご愛敬。聞き応えのある一枚だったと思います。
ONSLAUGHT-The Force ★★ (2002-09-23 00:15:00)
うわ、なつかしーこのアルバム!! このCDがリリースされてた頃と言えば、丁度このころ、ハードコア・パンクからメタルのアプローチを取り始めたGroupがUSやUKから、ぼちぼち出てきていた頃だったかなと思います(ENGLISH DOGSや、そういえばSUICIDAL TENDENCIESやらもかな)。吐き捨て型Voを乗せた、つんのめり気味に疾走する曲調が、迫力満点。オープニングのLet There Be Deathが、脳天を直撃したのを覚えてます。ちなみに、ここのgも実は独特の味を持ってて、好きだったんです。
JOHN NORUM-Total Control-Love Is Meant to Last Forever ★★ (2002-09-22 23:58:33)
この曲は良いっすね。僕はEUROPEよりも、VoのせいでしょうがMADISONを彷彿しました。Johnの格好いいGも良いけど、やっぱしヨラン・エドマン、あんた上手いよほんと。今何してるんだろうね??
IRON SAVIOR-Condition Red ★★ (2002-09-22 00:48:00)
結構良かったッスね!!買って良かったです。
前作が元気なかったので、最初は「模様眺め」でした。でもC3さん達、なんとあのこ~いちさんまでが気に入ったのと、Titans Of Our Time を試聴して一発で気に入ったので、これはひょっとして...と思って買いました。
やっと、IRON SAVIORがピートのバンドになったなあ、と思いました。Kaiの作る曲も悪くはなかったんだけど、全部ピートの声の方が迫力があって格好いいと思ったので。最後まで途切れない緊張感、爽快な疾走感。あと、安心感。IRON SAVIORと言えば、この音、と言う感じ、特に間奏やイントロの音階を駆け上がるギターワーク。良いっすね~。
WILD DOGS-Reign of Terror ★★ (2002-09-20 02:50:00)
引き裂くような迫力のあるマイケル・ファーロングのVo、圧倒的な存在感と曲を盛り上げるのが素晴らしいディーン・カストロノヴォのDs、磨きを掛けた曲作り、テクニカルなg、全編分厚い音圧で疾走、漲る緊迫感、甘さを全く感じないながらも印象的なメロディー...。「パワーメタル」を凝縮した音が、この1枚に詰まっていた、と思います。ディーンにとってはまさしく「出世作」。
オープニングのMetal Fuel(in The Blood)で先制パンチ炸裂!!その後もMan Against Machine、Psychoradio、Spellshock、Reign of Terror、ドラマティックでHeavyなWe Rule The Night...立て続けに押し寄せる強烈Tuneの数々。RIOTの名作'Thundersteel'に先んじてリリースされ(本作は1987年リリース)、負けずとも劣らない、納
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VICIOUS MARY-Vicious Mary ★★ (2002-09-19 02:01:00)
シンプルで解りやすい歌詞、サビのとても盛り上がるメロディーとコーラス、中域をダーティーに元気良く歌う格好いいVo。全編元気のいい、所々ちょっとメランコリックな、キャッチーなハードロック。でもgとkeyの手数が、彼らならではの味を存分に発揮している。VoとKeyがイタリアン・プログレッシブ/パワーmetal ELDRICHの現メンバー。アレンジが、もしかするとプログレッシブなELDRITCHの影響を受けているのかも。
助っ人B(正式メンバーにリズム隊が居ない)の味もかなりgood。キャッチーな音のGroupには珍しく、ウィンダム・ヒル(!!)の様なインストもあり。テクニカルでキャッチー。でも結構爽快。
DOMINE-Dragonlord (Tales of the Noble Steel) ★★ (2002-09-16 01:15:00)
導入~出足のPower Metal必殺Tune 'Thunderstorm'が出てきたときは、もう双手をあげて幸せな気分に浸っていました。バリバリざくざくなクランチーでメロディックなリフ、出しゃばりすぎず後ろで雰囲気を盛り上げているKEY、ちょっと下品っぽい(?)けど迫力十分なハイトーンVo.と、僕が大好きな要素が一杯詰まった、「オープニング」です。ある人も仰ってましたが、サビが「チャンダッストーム!」と聞こえる(^^)
え、他の曲?うーん...まあ、オープニングは、良いよ!! 僕も、この一曲だけのために、今日まで抱えてる見たいなもんか。この次のアルバムも、まあまあみたいだね。今後もこのGroupは、「とびきりの1曲」を擁したCDを、今後もリリースしていくのかなあ...
ARCTURUS-The Sham Mirrors-Kinetic ★★ (2002-09-11 22:51:00)
かなり凝った展開、そしてプログレッシブながらも、彼らの音の根底にシンフォニック・ブラックの影響が色濃いことを印象づけられます。人間の声に音程を加工してあるところから、サビに移るところはインパクトを感じました。メロディーはマイナーに拘って、美しく解りやすい。オープニングに、「彼らの音」を見せつけるには打ってつけの1曲と思います。
ARCTURUS-The Sham Mirrors-Radical Cut ★★ (2002-09-11 22:41:28)
声を除くと殆ど当地名物、疾走シンフォニック・ブラック曲。エンペラーらの持ち味である、吹き付けるブリザードのような強烈疾走感と、ブラストまでは行かないまでも手数の多いDs.、音が渾然一体となって溢れてくるのは圧巻。アルバム全体の起承転結の中の「転」にあたるインパクトを与えているのは間違いなさそう。
CYDONIA-Cydonia ★★ (2002-09-08 00:15:00)
全編かなり格好いいですよね。緊張感が最期まで途切れないし。流石ラビリンス繋がりと言うことは有るね。それにしても、次のアルバムの話が、とんと聞こえてこないのは、ちょっと心配。誰か知ってる??
ARCTURUS-The Sham Mirrors ★★ (2002-09-07 12:39:00)
本作は非常に意欲的に、当地(NORGE)シンフォ・ブラックGroup達のプログレッシブ的な手法を積極的に取り入れて、解りやすく美しいメロディーを配した、インパクトの強いアルバムと思います。プログレッシブ・ロックの手法を、ブラックメタル側から取り入れて昇華したと感じます。
デジタル的なアプローチが耳を引く1曲目から、テクニカルでかなりひねくれた、それでいて説得力のあるメロディーが立て続けに出て来ます。個人的には、1曲目(Kinetic)、4曲目(Collapse Generation)、7曲目(For to End Again)が気に入りました。7曲目の生ピアノの音色、ガラスのように透明でちょっと触れると壊れそうな、タペストリを思わせます。
懐の深さを感じさせる気がします。唯我独尊だった作品を出すと思われる(アルバムLa Masquerade Infernalを聴いてそう思い
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DRAGONLAND-Holy War-A Thousand Points of Light ★ (2002-08-30 02:06:53)
Holy Warアルバムの9曲目、緩急や展開の多かった前の曲から、流れてくるようにこの曲が始まる。彼らの迸るエネルギーを、最後に一気に発散させるかのような、曲間の激烈なG&Keyソロ。ややサビが弱い気もしますが、彼らならではの強いメロディーは健在。ここ!という所のスピードアップが爽快。8曲目との合わせ技で★★☆あげたいところ。
MANTICORA ★★ (2002-08-25 01:13:00)
彼らの新譜からのサンプルが聴けました。これは、おそらく次作のオープニングなのでしょう。メロディーのドラマティシズムは、ひょっとしたらWhen Forever Endsを越えているかもね。この秋から冬にかけて、楽しみが一つ増えたね。
http://www.intromental.com/
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