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失恋船長さんのページ
失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1-50
HEAVY LOAD-Monsters of the Night
WYTCH HAZEL-IV: Sacrament
Coven-Earthlings
NASTY SAVAGE-Indulgence
WANTED BREED-Knights in Armor
ATKINS/MAY PROJECT-Empire of Destruction
SATAN'S BLADE-Curse of the Blade 2022
PLASMATICS-Beyond the Valley of 1984-Masterplan
TREAT-Tunguska-Progenitors
TOKYO BLADE-Unbroken-Devil's Gonna Bring You Down
片山圭司-Odessa File-君は春色のベルベット
片山圭司-Odessa File-O.c.a.t.マリア
片山圭司-Odessa File-Stand Back
WENDY O. WILLIAMS-Kommander of Kaos-Jailbait
WENDY O. WILLIAMS-WOW-Ain’t None of Your Business
PLASMATICS-Coup d'État-No Class
CELTIC FROST-Cold Lake
DOKKEN-Heaven Comes Down
CIRITH UNGOL-Dark Parade
Christian Tolle Project-Now & Then
SABU-Banshee
PHANTOM 5-Phantom 5
LANCIA-Lancia
LYNCH MOB-Babylon
Garrison-The Demo Recordings
HELL FREEZES OVER-Hellraiser
Together-Playing Games
GEMINI-Gemini
BLACK ROSE-Boys Will Be Boys
DAMIAN HAMADA'S CREATURES-運命の支配者
人間椅子-色即是空
FIRSTRYKE-Just a Nightmare
CHINA BEACH-Six Bullet Russian Roulette
Helms Deep-Treacherous Ways
SODOM-Decision Day
Dirkschneider & the Old Gang-Every Heart is Burning
I-TEN-Taking a Cold Look
FOOLS GOLD-Fools Gold-Rain, Oh, Rain
LINDA RONSTADT-Mad Love-How Do I Make You
DESMOND CHILD & ROUGE-Desmond Child and Rouge-Our Love Is Insane
FAST FORWARD-Living in fiction-What's it gonna take
SKYLARK-Skylark-Wildflower
NINJA-Invincible
Stos-Stos
RIPPER-...and the Dead Shall Rise
ROUGH-First Cut
Flying Vision-All Night Metal Party '84 to '85
WARDANCE-Heaven Is for Sale
ELLEFSON-SOTO-Swords & Tequila (Riot Cover)
THE BROOD-The Brood
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HEAVY LOAD-Monsters of the Night ★★★ (2023-11-29 10:25:12)

実質バンドは解散状態だった時期に起死回生を狙いリリースされたと言われるシングル盤だが、北欧のマイナーな話題なので真偽の程は分からないが情報通から、そう教わったシングル盤。このあと、デモを作るが結局はバンドは終焉へと向かう。元祖北欧メタルバンドとしては、この安っぽいホラー映画を思わせるようなキーボードのリフ、そしてビックコーラスを使い妙に明るく派手目のホラームービーを想像させるような曲調だが、1985年というリリース当時の背景を考えるとなんとも言えない気分になる。
2曲目に収録される I'm Alive だが、こちらは北欧メタル万歳なストレートに弾ける疾走ナンバー。彼らのルーツたるヘヴィメタルサウンドを感じさせるスピード感が魅力である。ちなみに曲を書いたのはエディ・マルムの方だ。

WYTCH HAZEL-IV: Sacrament ★★ (2023-11-27 01:31:55)

今作リリース前に何度かシングル盤をリリース。重複しているのだが最後に出たSTRONG HEARTには今アルバムに4曲収録されている。それを聴きある程度、予想は立ってのだが、個人的には進んで欲しくない方向に傾いてしまった。
幽玄的な響き、赤く染まる秋空の夕焼け、そんな望郷心をくすぐるセンチメンタルなサウンドが売りだった。フォーキーさ、ウイッシュボーンアッシュの名盤に属するような湿り気を帯びたメロディと泣かせの旋律、扇情的なムードタップリのツインギターに、風に吹かれ揺らめく落ち葉を見ているような、悲しい気持ちを味合わせる独特の風合い、そのムードを上手くメジャー感を持たせたのが前作。巧みなモデルチェンジは違和感がなくメリハリを効かせ自分たちの型を見せたと思える。
ある意味、明確な成長というのか音楽性の変遷を見せつけたのだが、今作は前作の延長線上にあるが曖昧であり技術や、個性で勝負し
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Coven-Earthlings ★★★ (2023-11-26 09:09:22)

現在はCOVEN JAPANとして活動するジャパニーズNWOBHMスタイルを呼んでも差し支えのない哀愁のヘヴィメタルバンドによる待望のフルアルバム。彼らが凄いのは前作のEPも海外のレーベルからリリースされたように、今作もNo Remorse Recordsからリリースしているのは実に興味深い。歌詞は日本語、サウンド的にも下村成二郎時代の初期ブリザードを思わせる演歌チックな情念すら漂わせる、国産HM/HRサウンドを披露。この音をマジで海外は欲しているのかに衝撃的な思いを受けるのですが、新しいメディアの登場は国境を簡単に越え瞬時に触れる事も可能となりました。
そういう背景は確実に後押しとなり色艶を最優先する日本のポンコツメディアからは生まれないであろう思想。自由なマインドが生み出される良いモノを取り入れよう、そして育てていこうという姿勢が、No Remorse Recordsからは感じ
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NASTY SAVAGE-Indulgence ★★★ (2023-11-24 20:08:20)

どこか全体に漂う胡散臭さ、それがこのバンドの魅力だったりするのだが、今作は前作の世界観を更にビルドアップ。より明確にメリハリを付け高低のある激烈なサウンドを展開している。お得意の猥雑さやグロさも加えているが、ソリッドかつノイジーなサウンドは、緻密さを積み上げスリルを倍増してきた。速さだけではない、この独特の血なまぐささ、腐臭漂う血塗れのロックンロールサウンドが上手き機能してきたなと感じる。完成度は勝負となる3枚目に譲るが、バンドとしての成長。そして確かな手応えを感じさせた今作も、彼らを語る上では外せない一枚だろう。速くて汚い過激な音、スラッシュメタル夜明け前を支えたバンドの矜恃を感じますね。
子供の時に聴いた時とは随分と印象が変った。彼らが揺るぎなき独自性を確立するのに苦心した跡がうかがえる事にグッときますね。屈強なリズム隊に守られながら自由方便にかき鳴らされるギターサウンドのダイ
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WANTED BREED-Knights in Armor ★★★ (2023-11-24 04:19:01)

KISSみたいな白塗りメイクがキン肉マンに出てくるカス超人みたいで、なんともアマチュア感が漂うバンド。今作のみで消えた為に詳細は分からないが、その出で立ちが随分と損している。
アメリカ産らしい猥雑さ、そのヌルッとした感覚もあるが、勢いのあるストレートなロックをやったりグラムぽさもあったりと、多種多様な要素を混ぜ込み闇鍋感覚で楽しめる挑戦的なサウンドを披露している。
こういう真摯な姿勢と打ち出すバンドの本質は地に足をつけて大真面目にやっているのだが、コンセプトの分からない奇怪なメイクとオリジナル盤のチープなジャケットのせいで、手に取ることに躊躇するのは否めないだろう。こういうセンスはワタクシには理解できないが、メインストリームとは逆の発想を持つ路地裏街道US産メタルの持つ、胡散臭さと何かをぶち抜こうとするパワーには存分に興味をもっていかれますね。○○風ではあるが○○風ではない、
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ATKINS/MAY PROJECT-Empire of Destruction ★★★ (2023-11-22 15:56:25)

初代JPのシンガーとして知られる、アル・アトキンスと、その相棒ポール・メイの二人によるメタルプロジェクト。英国情緒溢れるパワフルなメロディックメタルを剛毅な歌声で彩るというスタイルはお得意のパターンなのだが、一本気にならぬよう曲調に表情を付け飽きさせぬよう工夫を凝らしている。ポールも多彩なプレイとメロディを指揮しバンドサウンド牽引、少々面白味に欠ける歌メロも何のその、彼が代わりに歌い上げていますよ。挑発的なサウンドは伝統に彩られたスタイルから野心的なフレージングまでと古典と革新を巧みに使い分け、実に鮮度の高いモノに仕上げている。⑦曲目ではシンリジィのカヴァーも披露と、こういうチョイス一つとっても、今作の方向性も見えてくるでしょう。重厚なミドルは勿論バラードもありと、テンポアップされた曲の合間にアイデア豊富な楽曲を挟み展開を設けている点も評価したいですね。

SATAN'S BLADE-Curse of the Blade 2022 ★★★ (2023-11-15 16:19:40)

こちらのサイトに自動登録出来たのは大昔に出したインストのみのデモ音源です。同じタイトルのフルアルバムを昨年にリリース。そのスピーディーに弾けるスタイルは、まさにスピードメタル。バンド名サタンの刃にアルバムタイトル呪いの刃と服部半蔵影の軍団ばりに刃が好きなのだが、とにかく禍々しくもおぞましいサウンドを一刀両断、スピードメタルで切り裂き聞きやすいサウンドへと昇華、実にわかりやすく展開していきます。
実に古くさい手法をとるバンドである。サウンドメイクもNWOBHMやそれ以前の空気感を出すが現代的なフィルターを通しているので、マイナスな要素はない。あくまでも狙ったヴィンテージ風味。
そしてアメリカ産なのでドライ。情念渦巻く魔界的なスタイルとは違うファンタジックな世界でもある。
このバンドの個性を決めているのがシンガーのカイル・リーの下品で歪んだハイトーンである。CIRITH U
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PLASMATICS-Beyond the Valley of 1984-Masterplan ★★★ (2023-11-13 12:51:40)

荒々しく弾けるパンクロック
ライブでは車を破壊するパフォーマンスも披露する
刺激的な一曲
タイトル連呼してるだけなんですけどね
ライブ映えするわ

TREAT-Tunguska-Progenitors ★★★ (2023-11-13 12:40:58)

北欧風の冷ややかなメロディ
神秘的なイントロからバンドサウンドがイン
瞬時に空間を自分達のカラーに染め上げました
名盤の予感漂わせるオープニングナンバー

TOKYO BLADE-Unbroken-Devil's Gonna Bring You Down ★★★ (2023-11-13 12:10:27)

アルバムのオープニングナンバー
全盛期の空気感を醸し出すも
現代的に鍛え上げた一曲
これぞな雰囲気もバッチリ

片山圭司-Odessa File-君は春色のベルベット ★★★ (2023-11-10 18:34:30)

哀愁系昭和歌謡ハードポップス
片山の歌がメインです
アルバム全体にいるのだが
このちょいハズい感覚に襲われるのが
最大の聞き所
CD化されない幻の一枚なんだよな

片山圭司-Odessa File-O.c.a.t.マリア ★★★ (2023-11-10 18:30:42)

よくわからないタイトルですが
教えておくれマリアとサビで歌います
ダサい
これも昭和ですね
弾けるポップセンスと熱い歌声
合間にねじ込まれるハードなギター
そのアンバランスなミスマッチ感がポイント

片山圭司-Odessa File-Stand Back ★★★ (2023-11-10 18:27:22)

アルバムのオープニングナンバー
片山の男臭いハスキーヴォイスがいいですね
昭和歌謡漂うハードナンバー
懐かしい空気が満載
どっしりと構えたミドルで幕開け
聞きやすくまとめています

WENDY O. WILLIAMS-Kommander of Kaos-Jailbait ★★★ (2023-11-10 18:19:29)

モーターヘッドと共演した映像もありますね
この映像か醸し出されるパンキッシュで危険な薫り
いいですよね
スタジオ盤よりライブ映えする一曲ですね

WENDY O. WILLIAMS-WOW-Ain’t None of Your Business ★★★ (2023-11-10 18:16:10)

シンプルだが激しく叩き出せるビート
そこにからむ彼女のシャウト
明確な意思とメッセージがあった
日本ではイロモノ扱いされてしまったが
モーターヘッドやガールスクール等が好きな人は
彼女から共通点も見出だせるはず

PLASMATICS-Coup d'État-No Class ★★★ (2023-11-10 18:10:02)

シンプルに叩き出されるビート
分かりやすい曲調
アルバム全体に言えることだが
パンキッシュに弾ける親しみやすいサウンドは
今の時代逆に親切だろう

CELTIC FROST-Cold Lake ★★★ (2023-11-06 14:29:04)

初期の作品や再結成したアルバムしか知らない若い人には、この音を聴いてCELTIC FROSTといっても信じて貰えないでしょう。前作からアヴァンギャルドな雰囲気が高まり、所謂スラッシュメタルやブラックメタルなどとは距離を置く独自性を垣間見せてきた。元々がサバス+DEATHCHARGEなどと形容され、その暗黒様式は模索中という感じもあったので、前作で魅せた独自性は異質な世界観に踏み込みオリジナルティを研磨していた。
その中で、メンバーが刷新。結局残ったのはTom G. Warriorことトーマス・ガブリエルのみ、そして次に進んだのがこの方向性なのだが、グラムメタル化したと方々で非難されたが、グラムメタルにしては随分、ダーティーで突き放すような音楽性、大衆的な面もあるがけして付き合いやすいサウンドではない。なんども形容しがたいスタイルとなった。元々歌の上手さで聴かせるタイプの歌声ではない
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DOKKEN-Heaven Comes Down ★★ (2023-11-05 11:11:41)

先行公開された曲から予想されたDOKKEN80年代に戻る、そのイメージに即した内容となったフルアルバム。ドン以外は全盛期のメンバーは参加しておらず、もはやソロアルバムと言えるが、DOKKEN名義として出す分には問題はない。80年代にはあまり感じさせなかったブルースフィーリングも上手く溶け込み現代的なテクノロジーと向き合い古典をやり切っている。
正直、置きにいった感はあるが往年のファンが求めるスタイルは提示できた。
完全に艶を失った声、歌を聴かせる曲調だけに厳しい面はあるのだが、一時期ベースで参加していたマーク・ボールズがバッキングヴォーカルで参加(マークがメインで歌っても様になるし、もっと評価された可能性がある)、ドンの衰えをフォローしている。

正直、今作の評価を分ける最大のポイントはノスタルジックに浸れるか?この一転だろう。正直、ベテランバンドの80年代ど真ん
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CIRITH UNGOL-Dark Parade ★★★ (2023-11-05 10:55:35)

2020年に復活のフルアルバムをリリースした伝説のバンド。アメリカ産でありながらも叙情的なメロディとエピカルな世界観を紡ぐ高尚なる精神性が高く評価され熱狂的なマニアを生んだバンド。まぁ日本では、雑誌の低評価など、逆にマイナスが付加価値を付け、俺はこんなマイナーなバンドを知っているみたいな、変な人たちが賞賛する傾向があり、ちょっとヤバいのですが、そういう妙なマニア気質とは一切関わりと持たないのが信条のワタクシとしては、外野の偏見に左右されず音そのもので評価して欲しいバンドですね。
世界中から伊達にカルトメタル番長と持ち上げられた分けではありません。

オープニングナンバーから勢いのある楽曲の登場に面を喰らっていたら、その勢いは最後まで衰えることなく、このバンドのもつドラマ性を十分に発揮してラストまで完走。2023年の時代を生きる古典メタルの矜恃、その枯渇しないアイデアと失
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Christian Tolle Project-Now & Then ★★★ (2023-10-31 14:29:34)

ドイツ人ギタリスト、クリスチャン・トールによるロックプロジェクトの第4弾。詳しいバイオは分からないが、リメイクと新曲で構成されているフルアルバム。
彼がミュージシャンとして人生をスタートさせるも、ミュージックライターに転身。その後、知り合う海外の有名アーティストに触発され再びギターを手に取り活動に乗り出す。ソロのキャリア以外にも、オランダ人シンガー、ジョン・カイパーズとバンドを組んだりと、けしてポッと出の新人ではない。
今作でもリードシンガーとして豪華な顔ぶれが揃う、ジョン・パー、フィリップ・バードウェル、リック・リソ、デヴィッド・リース、マイケル・ヴォス、ジョン・カイパーズという実力派が一堂に顔を揃え、メロディックメタルに華を添えています。
ドラマーはレイモンド・エルヴェイユが多彩なリズムを刻みバンドサウンドを支え、ベースはクリスチャン・トール以外に、チャック・ライト
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SABU-Banshee ★★★ (2023-10-29 17:18:43)

我らがフロンティアからリリースされたポール・サブーのソロアルバム。相棒は日本ではB'zなどの活動で知られるバリー・スパークス。メタル界ではMSGやイングヴェイ、そしてドッケンもやったかな?この二人がじっくり腰を据えて作り上げた作品らしいのですが、ポールの荒々しい男臭い歌声が、フック満載な哀愁のメロディを歌い上げるという趣向と取っておりファンにはたまらん内容になっています。
彼が築き上げたミュージシャン人生の集大成にも似た感触があり、Only Childなんかも思い出させる出来映えに満足させられるでしょうね。往年の姿と重ね耳を傾ける事の出来る力作。
彼の動向に注視していた分けではないので、よく分からないのだが今作は久しぶりのスマッシュヒットだろう。普遍的な魅力を携えたAOR調のメロディックハードスタイル。これぞサブーに期待した音だろう。
繊細さとダイナミックさの融合、古典
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PHANTOM 5-Phantom 5 ★★ (2023-10-29 17:05:51)

マイケル・ヴォスがプロデュースにギターを担当と、彼がバンドのイニシアチブを握っているのだろうか、歌い手はクラウス・レスマンときて、ベースには大御所のフランシス・ブッフホルツという布陣。この実力派ジャーマンスーパーロックグループの登場に大きな期待をするのだが、全体的には無難なメロディックメタルに落ち着いている。
各メンバーが用いる今の要素を加味して、どんな音になるのかと思ったらノスタルジックなサウンドに収まっている。そこが評価を分ける最大のポイントだろう。それこそ、俺達が求めるPHANTOM 5 なのか、このメンツが揃うのだから突き抜ける何かが必要だと感じるか、その点に尽きるのですが、そつなくこなしているので十分に及第点は超えています。
個人的には期待しすぎたので、やや単調に感じてしまった。一曲の完成度は高いのだがアルバム単位になると印象に残らない場面があったりと、なんだか順番
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LANCIA-Lancia ★★★ (2023-10-29 16:56:58)

リリースは1992年、日本では遅れて翌年に販売されたが、時期既に遅しと言われても仕方が無いようなサウンドを披露。懐かしい雰囲気満載のドライブするロックナンバーは、アメリカンなハードサウンドを良心とも呼べるモノであり、メインストリームに押し上げているが、見た目だけではない腕のあるメンツと粒だった楽曲を揃え、時代が違えばヒット間違いなしの音楽性だったろう。
ヘアメタル勢の中には、完全に青田買いの実力不足バンドが多数存在した。
都市伝説のように、困り果てたプロデューサーが馴染みのアーティストに差し替えでプレイさせていたという時代があったアメリカの歪んだ音楽市場。そういうことの慣れの果てがメタルバブルの崩壊に繋がるのだが、いずれにしろ西側に与するメディアのやり口にウンザリさせられますね。

適度にハードでヘヴィ、セクシーで男臭いサウンド。ドライだが粘土のある情念とパワー。
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LYNCH MOB-Babylon ★★★ (2023-10-24 10:29:42)

それなりにアルバムをリリースしていたが、興味の対象ではなかったジョージ・リンチ率いるファンキーなハードロックサウンドが売りのバンド、その後は実験的なスタイルで勝負していたらしいが聴いたことがない。
そして2023年にリリースされた今作は、初期の頃を彷彿とさせるのも、もっとソリッドでメタリックなナンバーも収録と、80年代的なスタイルを墓標としつつも、単なる回顧録では終わらない現代的なフィルターを通したサウンドを確立している。
ヴァン・ヘイレンみたいな曲もあったりと、余興的なフレーズもあるが、お爺ちゃんとは思えないキレのあるギターを弾く、ジョージの衰え知らずのカミソリギターに舌を巻く。
ギターオリエンテッドな作風だが、バランス良く歌も前に出しバンドとしての体裁を保っている。主役はジョージだが脇役にもしっかりとスポットライトを当てバンドサウンドから一体感を生み出している点も評
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Garrison-The Demo Recordings ★★★ (2023-10-21 12:08:17)

スコットランドからやってきたメインストリームタイプのメタルバンド。正式なデビューを勝ち取れなかったのだが、今作は1987年から1992年までに録りためたデモ音源集。完全にやりにいっているので個性は薄め。メンバーのルックスも良いのにデビュー出来なかったのは、この辺の没個性に起因していたと思うのだが、あの時代を愛する人には懐メロ感覚で楽しめるでしょう。
CD盤は2013年に僅か500枚というプレス数だったということで、今では購入は不可能でしょう。よほど拘りがない限り、現物に拘る必要も無いので、無料で気軽に楽しめますから、お暇な方にはチョット寄り道して楽しんで欲しいですね。
記載がないので、断言できないが音楽性が時代で変っているのが面白い。キーボードを生かした哀愁のメロディック路線から、90年代風のラフなロックまで収録されていますが、このバンドはメロディに軸を置いているので日本人好
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HELL FREEZES OVER-Hellraiser ★★★ (2023-10-20 14:04:01)

若さとトラディショナルな基本形を押さえたバンドとして国内外から注目を集める若手バンド。そのメタルに対する忠誠心と実直な姿勢、頭から、これぞメタルと言いたくなるストレートな展開で魅了。単なるスピード勝負なバンドとは一線を画す芸の細やかさがあり、温故知新を通り越した普遍的な魅力を打ち出している。
世代を超えて支持される王道サウンドと活きの良さに感嘆しました。フレッシュさを損なわない純然たるメタル、小細工無用、心の赴くままに愛するものを実直にやり切ったと、思わせる姿勢とサウンドに共感を覚えるマニアは多いでしょう。
いまだに国籍で音楽の善し悪しを判断する人間はいますが、彼らは海外から火がつきそうな可能性もあるところがポイントだろう。

今の時代、カワイイ女の子がギャップで人気が出ます、メディアもそこを激押しですので、彼らのようなむさ苦しい長髪野郎に支援の手が差し伸べられる
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Together-Playing Games ★★★ (2023-10-20 02:23:18)

Mausoleum Recordsから1985年にリリースされた4曲入のEP。前年にはRoadrunner Recordsからリリースされたコンピ作Dutch Steelに顔を出し、これからのバンドという勢いを感じるが結成は70年代後半というキャリアを積んだ苦労人でもある。
ようやくデビューにこぎ着けたバンドサウンド。王道も王道をど真ん中で闊歩するストレートなハードサウンドを披露。情熱的なサウンドは基本線を押さえており、その実直な姿勢こそ、このバンド最大の魅力。今となっては古典メタルの教科書のような、典型例なれど、熱の籠もったハードサウンドに嘘偽りは一切ございません。迸る熱情、ハードブギーあり、バラードありスピードナンバーありと、4曲では物足りないと思わせる充実した内容。先人達から受け継がれたルーツ。それを素直に打ち出しているから、今聴いても色あせない。当時としては渋い路線になるん
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GEMINI-Gemini ★★★ (2023-10-16 12:02:28)

期待のバンドだったジェミニ。結成当初はルックスの良さも手伝い契約の話が舞い込むも、あれよあれよとグランジブームが到来。中途半端な形でNightmare Recordsからのリリースとなった。シンガーのランス・キングの確かなパフォーマンス、二本のギターはテクニック的に申し分なしの派手なプレイを随所に見せ、華やかなグラム系ハードサウンドの典型的な見せ方で王道を押さえている。今となっては懐かしい音だが、当時としてはやり尽くされた手法だけに、どこまで評価を得られたかは微妙であるが、メンバーは華のあるメンツが揃っているので、ムーブメントに乗れば成功は掴んだろう。勿論、狙いすましたバラードも配置されていますので、アメリカンロックを愛するマニアには丁度良いヤツがバランス良く詰め込まれています。グラム系ハードサウンド幕の内弁当として重宝するでしょうね。
でも、もっとメジャーなヤツがあるから、わざわ
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BLACK ROSE-Boys Will Be Boys ★★★ (2023-10-15 01:35:38)

活動は70年代から80年に入りバンド名を改名、BLACK ROSEと名乗りNWOBHMブームに乗る形で活動。シングル盤にNEAT主催のスプリット盤に参加そして、EPをリリースと大手との契約ではないがコンスタントに作品をリリース。そして待望のフルアルバムへとこぎ着ける。一般的な知名度は低いがNWOBHMマニアの中では有名であり、スタイル的にはメジャーでも十分通用する音楽性を披露。デビュー当時のデフレパートタイプのサウンドであり、いい意味でのメジャー感を引っ提げ堂々と真正面から勝負をしかけている。
NWOBHM四天王とか訳の分からないカテゴライズをされたデフレパートはアメリカンな要素が強いが、このバンドはもっと正統的であり、王道である。しかし商業的な面で引け目を感じさせるようなマニアック路線ではない。ストレートに打ち鳴らされるハードロックは、実に心地よいモノであり、もっと成功してもおか
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DAMIAN HAMADA'S CREATURES-運命の支配者 ★★★ (2023-10-12 18:00:25)

前作から1年以上のインターバルが開きました。メンバーも刷新、新しい顔ぶれを揃えるもダミアンワールドは全開。前作のリメイク集も今作も方向性に代りは無く中世ヨーロピアン調の魔界舞踏を堪能出来ます。
バンドの顔でもある伊舎堂さくらことシエル伊舎堂の歌声もバンドにドンドンと馴染み、クリアーな声質だが幼さを感じるさせる歌声だったが、今作ではそういう面も改善されつつあり、ダイナミックなハードサウンドの中で自己のアイデンティティを主張、前作以上にメリハリの効いたメロディックメタルサウンドの中で存在感を出しています。
前作のミックスが好きになれなかった身としては、その点が改善されただけでも十分楽しめるのだが、やはりドラムの音が好きになれない。新しいリードギターは巧者、ダミアンワールドの立役者として縦横無尽に駆け巡り、印象的なフレーズと技巧を散りばめ魅了する。

明確な世界観を持つ
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人間椅子-色即是空 ★★★ (2023-10-12 17:21:04)

近年の精力的な活動と勢いに驚かされますね、日本語歌詞ながら海外でも人気を掴んでいる希有なバンド。今作も自らのルーツなる音楽性を土台にアッパーな曲がバランス良く支配。かつての和島が書いた中途半端なポップ路線は皆無、鈴木の描くエグいゴン太なサウンドと、和島の描く世界観が無駄なく並べられ視聴感は前作以上に親しみやすいモノである。
今、日本のメジャーアクトでラウドネスやアンセムは別として、ここまでヘヴィな音像でアルバムをリリースできるのは彼らくらいなモノだろう。とにかくキャッチーでメロディアスな曲が多いと感じる、それは和島のギターアプローチが今まで以上にメロディアスなものになっているから。
灰汁の濃い面は鈴木のベースが担当、彼の曲もエグい。今作を聴き一番感じたのは、アングラ臭の配合が絶妙。彼ららしさを損なわず、前作以上に間口を広げ多くのファンを迎え撃つ準備をしている。従来のファンも満
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FIRSTRYKE-Just a Nightmare ★★★ (2023-10-10 16:17:17)

元々はSlayerと名乗っていましたが権利の関係でバンド名を変更。ちなみにSlayerってバンドは沢山ありまして正式な作品をリリースできたバンドは皆、改名しています。ドン・ヴァン・スタヴァンのS.Aスレイヤーなどは典型例でしょう。
アメリカのバンドです、時代は1986年。ヌルッとした手触りのグラム系アングラハードサウンド。メジャーアクトのような垢抜けたサウンドではありませんが、路地裏にたむろするワルっぽさと、原色がうるさいキャンディのような人工甘味料的、身体に悪そうなポップセンスもまぶし、初期型のL.A風味を出している。
コレと言った一発必殺技があれば良いのだが、雰囲気はそれっぽいので、その筋のマニアには受けそうだ。シンガーの声質もヴィンス・ニールに似ているなぁ、なんて瞬間もあったりするのでね。こういう嘘くさいヤツって懐かしいですよね。
今ではお目にかかれませんよ。あの
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CHINA BEACH-Six Bullet Russian Roulette ★★★ (2023-10-10 15:54:16)

Blood Moneyのシンガーとして知られ、アイアンメイデンのヴォーカル選考の最終段階まで残ったと噂される実力派のシンガー、ダニー・フォックスと後にAyin AlephやKill II Thisで活躍するギタリスト、マーク・マイネット。ドラマーはゲスト参加でXentrixのデニス・ガッサーらが名を連ねるバンドの1st。リリースが1994年ですからね。モダンなヤツなのは間違いありませんが、テイチクから国内盤が出ているように(現物は見たことがないのであれなんですけどね)日本人好みの哀愁を散りばめており、バラード③ミドルの④と情緒のあるヤツも用意してある。オープニングナンバーなグルーヴィーなヤツなんで、またコレかと当時のシーンを知っている人ならば、中途半端なヤツを聴かされると拒絶反応も出ますよね。
しかし、ギターは巧者。歌も上手いとくれば、無視できない要素も大。国内盤が出ているのだから
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Helms Deep-Treacherous Ways ★★★ (2023-10-05 20:01:49)

ヴォーカル兼ギターのアレックス・シオルティーノのさんの事は勉強不足でよく分かりませんが、リズム隊が熱い。ベースは我らがジョン・ギャラガー、ドラムはマイク・ヘラーというRAVEN組が担当。古典に拘り抜いたクラシックサウドはこれぞヘヴィメタルと言ったマナーと様式を守り愛するサウンドに収支徹しており、そのやりきりぶりに驚かされる。
ド派手なドラムはバンドサウンドを後方支援、時には前に立ちバンドサウンドを牽引するかのような目立ちっぷりに興奮、ここでは少々キャラが薄めだが十分存在感を発揮するベースの個性的なフレーズと組み立て、なにより楽曲が素晴らしいではないか、過度に主張しないバンドサウンド、荒涼とした哀愁のメロディ、これぞ正統的なスタイルというヤツであろう。
誰がイニシアチブを握っているのかは分からないが、各々が主張しすぎないというのはバンドにとっては最重要、その意識と三位一体から生
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SODOM-Decision Day ★★★ (2023-10-05 19:34:30)

冷酷なる殺人マシーンの如き殺傷力のあるサウンドを死命とするバンドのフルアルバム。もはやジャーマンスラッシュ界の大御所であり、そのブランド力は一定の威光が備わっているだろう。怒気を孕んだトム・エンジェルリッパーの咆哮、その叫びは聞く者を魔界へと誘いダークサイドへと引き込む、キリキリとテンションを名いっぱい引き上げた鋼鉄サウンド、そのタイトなリズムと無慈悲なる攻撃性は最初から最後まで一切緩むことなく手加減無し、聴いていて身震いさせられる恐ろしさがあるのに、今作は絶妙なバイオレンスさの中に、意外なほど聴きやすい要素を織り込み充実した内容を誇っている。
自らのアイデンティティを誇示しつつも多方面にアピールしうる音楽性、そのベテランバンドの大いなる野心にひれ伏しますね。けして守りには入らなかった横綱相撲、スラッシュメタルのなんたるかを知るには丁度よいアルバムかも知れません。
名前やセー
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Dirkschneider & the Old Gang-Every Heart is Burning ★★★ (2023-10-04 15:58:26)

ウド・ダークシュナイダー、ピーター・バルデス、ステファン・カウフマンのACCEPT組に、現役を引退しているマティアス・ディート、そしてウドの息子、スヴェン・ダークシュナイダーという、ウドにゆかりのあるメンバーが集合、そこに紅一点の女性シンガー、マヌエラ・ビベールが加わり、ウド、ピーターと3人でリードシンガーを担当している。
音楽性的には、ACCEPT、U.D.O.のもっていた扇情的な面を最大限にフィーチャー、メロディアスかつ扇情的な泣きのメロディを前面に押し出し感動を運んできます。もっと厳つく走り出すメタルをご所望の方には物足りないだろうが、久しぶりにマティアスがリードギターとしてソロを披露と、話題性は尽きない。
単なる昔の仲間が集まりノリでやっただけではないメロディックメタルプロジェクト。本気度も伝わるが、これくらいは、このメンツが集まればすぐに出来るよ、的なケミストリーも
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I-TEN-Taking a Cold Look ★★★ (2023-09-25 15:32:01)

ソングライターチームとして活動するトム・ケリーとビリー・スタインバーグが結成したプロジェクト。キース・オルセンにスティーブ・ルカサーがプロデューサーとして名を連ねたりと名盤の匂いがプンプン漂う。
その関係でバックメンバーも豪華なのよねぇ。淀みのないハイトーンが耳を引くケリーの歌声、もとはミュージシャンだった二人が力を合わせ作り上げるのだから駄作なわけがない。
のちにHEARTがヒットさせるALONE。I Don't Want To Lose YouはReo Speedwagonが、Taking a Cold LookはHoneymoon SuiteがCold Lookとタイトルを短くしてカヴァーしています。
トム・ケリーがリタイアするまで、コンビは続いた売れっ子ソングライターチーム。これだけの良作がなぜ売れなかったのだろうか?
メロディ派のマニアならば押さえておか
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FOOLS GOLD-Fools Gold-Rain, Oh, Rain ★★★ (2023-09-25 15:12:11)

バンド活動に励むもなかなか目が出なかったトム・ケリー
Dan Fogelbergのバックバンドを経て念願のレコードデビューを果たす
この曲はそこからのシングルカット
ハーモニーを生かした温かみのあるメロディとほっこりサウンド
カントリーミュージックとしては売れそうな気配がプンプンと漂っています
アルバムは豪華アーティストがゲスト参加と話題性はあったがスマッシュヒットとはならなかった

LINDA RONSTADT-Mad Love-How Do I Make You ★★★ (2023-09-25 15:01:04)

ビリー・スタインバーグが結成したバンドBilly Thermalの曲を気に入った彼女が私に頂戴みたいな感じでレコーディングしてヒット
ビリーも一躍ソングライターとして名声を得る
ミュージシャンとしては諦めソングライターとして歩むビリー
もしこの曲を正式に自分たちのものとして世に出していたらどうなっていたのだろうか?
もしデモをリンダが聴いていなかったら
人生とは数奇なものですね

DESMOND CHILD & ROUGE-Desmond Child and Rouge-Our Love Is Insane ★★★ (2023-09-25 14:50:11)

全米TOP40ヒットとなったディスコ・ポップ・ナンバー
のちに売れっ子ソングライターとして活躍するデスモンド・チャイルドの才能は発揮されていますよね
美しいハーモニーとメロディ
門外漢も甚だしいワタクシですが
そりゃヒットするわな

FAST FORWARD-Living in fiction-What's it gonna take ★★★ (2023-09-25 14:42:38)

アルバムからシングルカットされた一曲
オリエンタルなキーボードがアクセントになっていますね
良いメロディと確かなパフォーマンス
耳に残りますよねぇ
プロデューサーはブルース・フェバーン
ミックスはボブ・ロック
ドラマーとして下積みを経験しているジム・ヴァランスがドラムを担当しています

SKYLARK-Skylark-Wildflower ★★★ (2023-09-25 14:33:00)

デイヴィッド・フォスターのミュージシャン時代のヒット曲
ここでもアレンジも含め彼のアイデアが生かされていると言われています
バンドにとってもヒット曲となったが後続がなく短命におわるのだが
この曲のもつフィーリングと甘美なドラマは永遠に語り継がれるだろう
ブルー・アイド・ソウルね

NINJA-Invincible ★★ (2023-09-24 14:03:50)

NINJAというバンドは複数あるば、一番、音楽性的にしっかりしているのはドイツ産の彼らだろう。メタルバブル弾けるど真ん中、そこそこのメジャー感も散りばめつつも硬派なジャーマンスタイルは堅守、その男くささと洗練されすぎないロックサウンドの持つ普遍性、ウド・ダークシュナイダーの弟、ピーター・ダークシュナイダーがいたバンドなんかを思い出しますよね。
先人たちからの影響を素直に取り込み、ジャーマン流儀で煮詰めたスタイルは、個性と引き換えに手入れた安定感。このドンシャリとした音も80年代型のヘヴィメタルとして存分に楽しめますよね。もっと丁寧にやってほしいと感じる場面もあるが、派手に見せるツインギター、バラード以外は割と攻撃的な曲が全体を支配しているので、メタルの持つアッパー感、スピードとアタッキーな面が好きな人にはぐっとくる要素も多いだろう。
キメ曲一発があれば印象も変わるのだが、それ
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Stos-Stos ★★★ (2023-09-14 20:35:56)

女性シンガー、イレーナ・ボル擁するポーランド産スピード/スラッシュメタルバンドの1st。ちなみにドラマーが旦那さんです。1989年にリリースされた一品ですが、これが欧州風味満点のスピードサウンド、そこにポーランド語の語感が個性を誘発、東欧的癖は少なめだが、マイナーサウンドの放つ暗さが過激なサウンドをもってかき鳴らされている。その独自性と諸先輩方の影響を巧みに盛り込み構築、女性シンガーという、当時としてはレア度の高い存在感とも相まって独自のサウンドへと昇華されてたように聞こえるのがポイント。
とは言え、メリハリのない楽曲というのか音圧やビート感に工夫が足りない、歌メロも似たり寄ったりとアラも目立つのだが、勢いで押し切れるだけの圧はまだない。
そこがデビュー作であり、実は、このアルバムを世に出した頃には解散していたという事実に驚く。2008年にMetal Mindから大量のボート
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RIPPER-...and the Dead Shall Rise ★★★ (2023-09-13 15:45:18)

アメリカはテキサスのアングラメタルバンドの1st。活動歴は70年代後半かららしいがようやくフルアルバムにこぎ着けた。怪しげなジャケットやオカルトテイストそして下記のような名前で活動

Rob Graves - Undertaker Guitars, Vocals
Death - The Grim Reaper Guitars, Vocals
Sadie Paine - Vampyre Bass, Vocals
J.D. Shadowz - Executioner Drums, Vocals

みんな何らかのキャラを演じ歌い分けているようだ、方向性はMercyful Fateのようなシアトリカルなサウンド。楽曲もSEを挟み、なんらかのコンセプトを持って展開している。ゲストキーボードも大活躍、古いオカルト映画のようなSEに挟まれ流れるのだが、正直、似
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ROUGH-First Cut ★★★ (2023-09-12 16:06:38)

麗しの実力派シンガー、アニー・ウィチャート嬢をフロントに据えたジャーマンメタルバンドの1st。リリースは1988年、Steamhammerからとなりますが、これが実に素晴らしい内容で、当時の時代背景を飲み込みつつもドイツらしい生真面目さ、その硬派ながらもメロディに軸足を置き聴きやすくまとめ上げている。
女性シンガーということでドロ・ペッシュがいたWarlockを引き合いに出せるが、このバンドの方が柔軟性があり広く認知される要素を持っている。上手い唄と主張のハッキリとしたサウンドは、大衆性も完備、同郷のSCORPIONSの成功も見据え、自分たちらしい音を作り上げている。
一発これだという大技がないと言われると微妙だが、個人的には総じて及第点を超えた楽曲が詰まっており、華のある女性シンガーの存在感を引き出させている。コーラスワークの使い方やキーボードの活用など、十分、大衆性を完備
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Flying Vision-All Night Metal Party '84 to '85 ★★★ (2023-09-12 15:48:34)

個人的にはメタルの聖地だと思っている目黒鹿鳴館、来年移転するようだが、今作は1984年の年末に行われたライブ。Sabbrabellsに始まりReaction、Vei、Murbas、Flying Visionの5バンドが参加、当時としては女性のみのバンドというのは大変貴重であり、多くの偏見と闘い壁にぶつかりながらの活動だったでしょう。そんな中でもこの企画に参加は大きな経験だったでしょうが、デンジャークルーからシングルをリリースしてあえなく解散。正式なアルバムをリリースできませんでしたが、けして実力の無いグループではありませんでした。

いかにも日本人らしい情緒のある泣きのスタイルは、ラウドネスにも通ずるダークな英国テイストと歌謡メロディ、日本ならではのコブシの効いたハイブリッドサウンドは、十分個性的でありテクニック的にも舐められた存在ではない。
今作はカセットテープの販売
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WARDANCE-Heaven Is for Sale ★★★ (2023-09-11 13:46:53)

サンドラ・シューマッハ嬢、擁するジャーマンスピート/スラッシュメタルバンドの1st。サンドラ嬢の甘い声質に、この手のスピードメタルが適任とは思えない場面もあるが、そのアンバランス感が個性であり好きモノにはたまらん要素であろう。
ウルフ・ホフマンにも負けないぞと言わんばかりに、クラシカルなフレーズも持ち込むギター、派手に打ち込むリズムプレイの後押しもあり、楽曲に見せ場を作っている。
このサウンドに彼女である必然性を感じないのは、欠点ではあるが、その部分こそ最大の魅力と言えるのだから不思議なモノである。もっと逞しい艶のある声で聴いてみたいモノである。
バックの演奏は基本線を押さえている、その堅実さにドイツの血統を感じるが、歌が合わない瞬間との折り合いの付け方で評価も変るでしょう。スピード勝負だけじゃない、アイデアがハマった時のスケール感に将来性を感じますが、今作を残しあえな
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ELLEFSON-SOTO-Swords & Tequila (Riot Cover) ★★★ (2023-09-10 15:17:51)

デイブ・ムステインと一度は犬猿の仲となるも奇跡の復活劇を果たしたデビット・エレフソン。そして例の事件で再びメガデスを解雇された。そんなエレフソンが、ジェフ・スコット・ソートと動き出したとの一報が入る。
どうなるのかと思っていたら、先行配信されたのが、まさかのRIOTのカヴァー。しかもゲストヴォーカルにリック・ヒューズを迎え、ジェフとデュエットとなる。今後はこういうスタイルでやりますとの挨拶代わりなのだろうか?不思議な気分であるが、お遊び的な面もあるのだろう、なんと言っても急な解雇だもんね。

THE BROOD-The Brood ★★★ (2023-09-10 15:01:11)

カルフォルニアのクロスオーバースラッシュメタルバンドUncle Slamの全身として知られるバンドのフルアルバム。Uncle Slamのような音を期待すると裏切られるでしょうが、これがかなり迫力のあるサウンドを展開、土着的な色の濃さもそこそこに、彼らは先人達からの影響を巧みに混ぜ込み自分たちの音へと昇華、このウネリのあるヘヴィグルーブとツインギターから繰り出される攻撃的なサウンドはインパクトがある。
後の片鱗も感じさせる場面はあるが、この垢抜けないイモっぽさも癖になるサウンドを聴かせており好きモノにはたまらん要素だ。媚びは売っていないが先人達の成功例を取り込むことで及第点は超えている。一触即発、不穏なる空気を纏い、シーンの裏街道でたむろしている。


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