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失恋船長さんのページ
失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 4501-4550
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Metal for Muthas Volume Ⅱ
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Metal for Muthas
AXXION-Wild Racer
SKULL FIST-Head öf the Pack
SKULL FIST-Heavier Than Metal
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Speed Kills Ⅲ (a Catalogue of Destruction)
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Speed Kills Ⅱ - The Mayhem Continues...
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Speed Kills (The Very Best in Speed Metal)
ANIMETAL-センチメタル
ANIMETAL-アニメタル・サマー
ANIMETAL-特撮でいこう!
ANIMETAL-This is Animetal
ANIMETAL-アニメタル
FATE-Scratch'n Sniff
FATE-Cruisin' for a Bruisin'
FATE-A Matter of Attitude
FATE-Fate
Vision-Vision
LARS ERIC MATTSSON-Electric Voodoo
LARS ERIC MATTSSON-No Surrender
LARS ERIC MATTSSON-Eternity
Metalwolf -Down to the Wire
Zaza-Party with the Big Boys-Where Are You
Zaza-Party with the Big Boys-Carolyn
Zaza-Party with the Big Boys-I Would Do It Again
Zaza-Party with the Big Boys-Can't Stop Rockin'
Zaza-Party with the Big Boys-Lonely No More
Zaza-Party with the Big Boys-Party with the Big Boys
Zaza-Party with the Big Boys-Power of Imagination
Zaza-Party with the Big Boys-Wild and Forever
Zaza-Party with the Big Boys-Hungry for Emotion
Zaza-Party with the Big Boys-Bright Lights
Zaza-Party with the Big Boys-Attitude (Hey You!)
Zaza-Party with the Big Boys
FAITHFUL BREATH-Skol
FAITHFUL BREATH-Rock Lions
FAITHFUL BREATH-Gold 'n' Glory
SUNSTORM-Emotional Fire
SUNSTORM-House Of Dreams
SUNSTORM-Sunstorm
HOLOCAUST-The Nightcomers
Sparta-Welcome to Hell
Sparta-Use Your Weapons Well
SAXON-Battering Ram
SHOK PARIS-Concrete Killers
SHOK PARIS-Steel and Starlight
SHOK PARIS-Go for the Throat
MATAKOPAS-Coming out Ahead
ARCHITECTS OF CHAOZ-The League of Shadows
KELDIAN-Heaven's Gate-Plains of Forever
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Metal for Muthas Volume Ⅱ ★★★ (2016-05-27 14:00:58)

1. Trespass - One of These Days -
2. Eazy Money - Telephone Man -
3. Xero - Cutting Loose -
4. White Spirit - High upon High -
5. Dark Star - Lady of Mars -
6. Horsepower - You Give Me Candy -
7. Red Alert - Open Heart -
8. Chevy - Chevy -
9. The Raid - Hard Lines -
10. Trespass - Storm Child -



METAL FOR MUTHASの成功を受けリリースされた第2弾。のちにボーカルとギターがBlue Bl
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Metal for Muthas ★★★ (2016-05-27 13:29:47)

1. Iron Maiden - Sanctuary -
2. Sledgehammer - Sledgehammer -
3. E. F. Band - Fighting for Rock and Roll -
4. Toad the Wet Sprocket - Blues in A -
5. Praying Mantis - Captured City -
6. Ethel the Frog - Fight Back -
7. Angel Witch - Baphomet -
8. Iron Maiden - Wrathchild -
9. Samson - Tomorrow or Yesterday -
10. Nutz - Bootliggers


NWOBHMのコンピとしても有名です
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AXXION-Wild Racer ★★★ (2016-05-25 16:02:39)

Skull Fistのギター、サー・シュレッドとドラムのアリソン・サンダーランドがあちらを抜け立ち上げたバンドの1st。正直出している音は同系統の80年代型HM/HRサウンドで、完全に音楽性の違いじゃなく人間関係が原因じゃんと思わせるような作風で、勝手にドラムのお姉ちゃんの取り合いかいと思ってるのですが、90年代以降のHM/HRを完全に無視したトラディショナルな作りには、その筋のマニアにはたまらん内容で、このローファイな音質も低予算じゃなく、あえて狙っているのかなと思わせる所業にニヤニヤさせられるだろうし、怪しげな輸入盤のアナログ品をレンタルした青春時代を想起させられるマニアも多いでしょう。ラストの⑩なんて同郷のバンド、ムキムキマッチョマン、筋肉漫談でお馴染みのぶるうたすを寄せ付けない筋骨隆々な男Thorのカヴァーですからね。懐かしきヴィンテージサウンドに咽び泣きたい猛者限定の様相もあり
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SKULL FIST-Head öf the Pack ★★ (2016-05-25 15:32:04)

デビューEPでの成功が更なる発展へと導き、翌年にはフルアルバムをリリース(②と⑩はミニEPにも収録)没個性ではありますが、懐かしきオールドスクール愛に満ち溢れるスタンダードな80年代型HM/HRを披露。歌も線は細いが説得力も増し随分と味が出てきましたね。更にはEPよりも制作環境が良くなり音質もUP、バンドの技量も伝わり、メイデンよろしくなツインリードに派手なソロバトルなど聴きごたえのある一枚として仕上げてきました。とはいえドラムの女傑アリソン・サンダーランドはゲストクレジット、盟友サーシュレッドはクレジットなしとお家騒動も感じさせる辺りは聴く前からの不安材料であり、その辺りが詰めの甘さにも直結しているのかキャッチーで勢いはあるが、あまりにも懐かしすぎる懐メロサウンドが放つ東京だよおっかさんに刺激を感じるか感じないかが評価を分ける最大の聴きどころでしょう。無難だが目新しさは皆無、良いバンド
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SKULL FIST-Heavier Than Metal ★★ (2016-05-25 15:09:55)

カナダはオンタリオ出身のザック・スローターが中心となり結成されたバンドが2010年にリリースしたEP。所謂プリーストを下地にメイデン風の展開とメロディを盛り込んだスタイルは、当時としてはありがちなNWOTHM群の一つと思われる類型的なサウンドで、所謂80年代型を実直に再現した音楽性を披露。癖のある線の細めのハイトーンには不思議と退廃的な魅力があり、その辺りが個人的にはより80年代テイストを感じさせる要因であり、一番耳に残ったりする。そして演奏も悪くないが、もう少し音の厚みがあれば迫力も増すのですが自主制作とは言えチョイと残念ですね。でもそれが80年代型のB級スタイルとも言えるので、その筋のマニアにはたまらんモノがあるでしょう。遊び心は少ないですが、80年代型のHM/HRを知らない方には勉強する為に聴くのも一興でしょう、でも当時を知るマニアには、やや食い足りないと思うかな?

V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Speed Kills Ⅲ (a Catalogue of Destruction) ★★ (2016-05-24 12:52:33)

1. AGENT STEEL - Unstoppable Force
2. DEATH - The Unholy Grave
3. HEATHEN - Heathen
4. POSSESSED - Seance
5. ENGLISH DOGS - The Eye of Shamahan
6. BATHORY - Of Doom...
7. DEATH ANGEL - Mistress of Pain
8. ONSLAUGHT - Onslaught
9. NUCLEAR ASSAULT - Cross of Iron
10. HOLY TERROR - Tomorrow's End
11. SACRILEGE - Insurrection
12. DARK ANGEL - Merciless Death

今作
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Speed Kills Ⅱ - The Mayhem Continues... ★★★ (2016-05-23 14:28:32)

DISC:A
1. Agent Steel - The Calling / Agents Of Steel
2. Razor - Evil Invaders
3. Bathory - Possessed
4. Helloween - Ride The Sky
5. Living Death - Hellpike (Remix)
6. Sodom - Sepulchural Voice
DISC:B
7. Whiplash - Warmonger
8. Iron Angel - Rush Of Power
9. Destruction - Pounding Evil
10. Onslaught - Fight With The Beast
11. Brainfever - Brainfever (Remix)

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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Speed Kills (The Very Best in Speed Metal) ★★★ (2016-05-23 14:08:09)

DISC:A
1.Metal Marchants / HALLOWS EVE
2.A Lesson in Violence / EXODUS
3.Bestial Invasion / DESTRUCTION
4.Insurrection of the Living Damned / BULLDOZER
5.Fight Fire with Fire / METALLICA
6.Evil Has No Boundaries / SLAYER
DISC:B
7.Pentagram / POSSESSED
8.Riders from Darkness / EXCITER
9.Black Metal(new Version) / VENOM
10.War and Pain / VOI VOD
11.Rattlehead / M
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ANIMETAL-センチメタル ★★★ (2016-05-23 13:35:22)

フルアルバムリリースで一旦幕が閉じたと思わせたが、大人がそれを許さずリリースを重ねる度にプロジェクトがドンドン大きくなった感がありますが、坂本英三のシャウト一発も素敵だし、情感たっぷりなバタ臭い歌いっぷりも圧巻の一言。ここまでやられたら楽しまないと損ですね。MASAKIのテクニカルなベースはバンドの裏を支える楽しみがあるし、ギターもセンチメンタルだ。個人的にも『ルパン~真っ赤なスカーフ~みなし児のバラード』の流れはアニメタルのベストテイクとも思っているので関連作品の中では一番のお気に入りです。随所で泣きのギターをちりばめたのが勝ちでしょう。他の選曲も良かったデビルマンに哀戦士って素敵ですね

ANIMETAL-アニメタル・サマー ★★★ (2016-05-22 17:51:39)

アイドル歌手並みに短いスパンで作風がリリースされるシングル第4弾。今作には、ラウドネスを自ら辞めたあとスーパーグループSLYを結成するも軌道に乗らず迷走していた印象が強い樋口宗孝が参加、なんとなく場違い感が漂い、一枚岩の坂本英三プロジェクトには少々似つかわしくない人選なんですが、樋口ビックドラムを叩いています。今作はスポ根もののアニメソングに着手しているので参加する事に意義があるのかも知れませんね。個人的にはクオリティが上がっていく分、なんとなくお金の匂いが漂い、だんだん興ざめしていくのですが、総じてクオリティは高く、名曲フレーズも盛り込んだアレンジも含め貫禄すら漂う一枚でしたね。

ANIMETAL-特撮でいこう! ★★★ (2016-05-22 17:38:58)

フルアルバムリリース後に取り組んだのが特撮戦隊モノに移行した掟破り感も漂う一枚。売り上げと周りの期待値も上昇、アニメソング同様、勇壮で高揚感のある音楽性はメタルとの類似性を巧みに操り無理なく溶け込ませ、ハイクオリティな音楽へと研磨させています。この辺りから類似企画が沸き起こり、坂本英三の盟友、ジョーアークやD.T.Rの竹内が歌うメタルとフォークの融合や、その第2弾ではX-RAYの藤本朗が、他にもアンセム組の企画ものに、ピンクレディーの未唯ちゃんまで担ぎ出す始末に、芸能界的な節操のなさや、メタル系のアーティストって、そのプライドを捨てない限り、つぶしがきかないのかなぁ的な虚しさが漂うなど、熱心なメタルファンサイドの心情として語られる事も否めいない状況でしたね、。

ANIMETAL-This is Animetal ★★★ (2016-05-22 17:17:31)

坂本英三率いるアニソンメタルカヴァープロジェクトの第二弾。哀愁のあるメロディが大幅に増量、原曲のイメージをそのままにアレンジした楽曲は、知らなくとも楽しめる出来栄えを誇り、このプロジェクトがお遊びの枠を超えたクオリティを誇っていました。当時としては普通のメタルは壊滅状態、国内のシーンなど無いに等しい状況で、このプロジェクトが気を吐く結果となりました。坂本英三のパフォーマンスは、まるで一発録りのような臨場感が漂い、いい意味でも悪い意味でも荒々しく、口先で内向的にパヤパヤ歌うのではない、ロックシンガーとしての格を見せつけています。音質もチープ、予算も掛けられていないしレコーディングも短期間なのは前作と変わりませんが、勝手がつかめた分、精度はあがり今作からアニメタルが始まったと思うファンも少なくないようですね。ホンマもんが、本気でやるから成立するお遊びがある、そう思わせてくれる、色んな意味で国
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ANIMETAL-アニメタル ★★★ (2016-05-22 16:54:02)

リリース時、ほとんど予備知識もなかったのですが、あの灼熱のシンガー、元アンセムの坂本英三が企画ものに挑戦する。しかもアニメソングのカヴァーという内容。どれくらいのオフザケでどの程度の本気度なのか?チープなジャケットにファンハウスからのリリースと不安はありましたが、それを上回る期待値の高さに即購入、まぁ選曲の渋さもあるのも後押しとなりました。英三のパフォーマンスはLIVEの合間にレコーディングしたんかいなと言えるほど荒々しいし、予算の少なさと突貫工事な作業だったのは推察できるチープな作品なんですが、とにか熱い、そして英三はエグイ歌を聞かせてくれた。このようなプロジェクトに打って付であり、また本気で取り組んでいるのが素晴らしいではないでしょうか、自身のバンド練馬マッチョマンも停滞していただけに彼のキャリアにおいて起死回生の一撃となる作品になるとは、坂本英三らしい一枚なのかも知れません。アニメ
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FATE-Scratch'n Sniff ★★★ (2016-05-21 14:08:44)

新たにデンマークの『Crystal Knight』のシンガーだった、パー・ヘンリクセンと、ギターは後に『Freak Kitchen』で成功を収めるマティアス・エクランドが加入、キーボードもいなくなり4人編成にシフトチェンジ、そのせいもあるのか音楽性はそれまでの北欧ハードポップサウンドとは一味違うスタイルへと変貌を遂げています。トリッキーなギターとテクニックで魅了するマティアスもバッキングなどでは的確な職人肌のギターを見せバンドの根幹を支え枠組みも構築、熱の籠った渋めの正統派サウンドへ的確に導いていますね。リリース時の背景を考えるとジャストな方向性に舵を切ったのですが、マティアスの脱退を契機にバンドは一旦幕を閉じ、2004年頃まで活動を停止するのですが、今作風は総じて乾いたアメリカンロック的なニュアンスを強めつつも北欧ならではの冷ややかなメロディと哀愁は随所に顔を出しバンドの新たなる魅力を
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FATE-Cruisin' for a Bruisin' ★★★ (2016-05-21 13:49:54)

アメリカンバブルが弾けまくった3枚目。専任キーボードを入れ5人編成と変貌、よりポップでライトな作風へと舵を切ったが隠せない北欧風の哀愁のメロディが顔を覗かせチョコチョコと琴線を震わせていきます。無名の新ギタリスト Mr. Mothことヤコブ・モスが扇情的なフレーズジングで聞き手を魅了、バンドの生命線ともいえる泣きメロを奏でキラキラと光り輝く北欧ハードポップサウンドに楔を打ち込んでいますね。今作を最後に脱退するシンガーのジェフ・ロックス・リンボーもハイトーンを駆使しつつ繊細な節回しはバンドの顔として板についてきただけに残念でしたが、今作の内容の出来不出来はレコーディング途中で脱退した、創始者のハンク・シャーマンを契機としたバンドのゴタゴタが反映されたようにも見られ、その辺りが作風にも反映されたと思うのですが、甘く切ないFATEサウンドは健在でむしろ、ハンクよりもベースのピート・シュタイナに
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FATE-A Matter of Attitude ★★★ (2016-05-21 13:27:00)

木々の隙間から優しく注がれる木漏れ日のような優美さ、そこに北欧ならではの糖度も高めのロマンティックなメロディが優しく頬を撫でていく極上のハードポップサウンドが炸裂する出世作にて代表作と呼ばれる誉れ高き2nd。厚みのあるコーラスワークとジンジャーエールのようなスキッとした甘みと清涼感を味わえる①に始まり、天かける白馬の如きアリエスの乙女達サウンドに胸キュンさせられる③にて悶絶必死と明確な方向性はバンドサウンドを更なる発展へと導き、スウィートだが甘酸っぱい哀愁のメロディをふんだんに盛り込んだ音楽性は2ndにて結実したといっても過言ではない非の打ちどころのない出来栄え、こんなもんアメリカンナイズドされた音楽性だ、オカマだよと江頭2:50風にいってしまえばそれまでだが、一度聴くだけで十分耳に残る北欧的透明感とフックに富んだメロディはマニアならずとも大いに耳を持っていかれるでしょう。ロックのもつダ
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FATE-Fate ★★★ (2016-05-21 13:04:11)

キング・ダイアモンドと袖を分けたギタリストのハンク・シャーマンが中心となり結成されたデンマークの叙情派HM/HRバンドが1985年にリリースした1st。時代背景と北欧はヨーロッパの成功もあるのか、非常にライトでアメリカンな作風の曲もありますが、北欧ならではの糖度も高い哀愁のメロディが耳を惹くメロディ派にはたらまらい一品。マイルドでポップフィーリングもなみなみと注がれるもギター中心のハードテイストを損なわないアレンジは中々の出来栄え、溌剌とした健気さの中に、憂いのあるメロディを巧みに盛り込み独自の音楽性へと昇華させていますね。

Vision-Vision ★★★ (2016-05-19 12:07:58)

地味な内職感漂う3枚目のソロをリリースした翌年に早くもリリースしたのが、待望のバンド名儀によるアルバム。スウェーデンのゲイリーバーテン的なコニー・リンドウの歌声はやや大味な面もあるが、透明感があり、また歌メロのセンスは彼が持ち込んだものと推察され、その役割と効果は素晴らしく、今作では上手くない速弾きを押さえたマットソンのギターとの相性も良く、聴けば聴くほど、味わい深い一枚へと進歩していますね(逆MSGだなぁ)。それまでのネオクラスタイルを押さえ弾けるポップセンスと、かつての北欧ブランドを思わせるロマンティックなメロディと冷ややかさが絶妙なブレンド感覚を伴い北欧の夜空に麗しきオーロラを輝かせるロマネスクハードポップスタイルは、売れ線志向と言われようが曲中心のプレイと安定感の増した演奏は聞き手を魅了するに十分な仕上がりとなっているでしょう。往年のエイリアンやシルヴァーマウンテンの3rdあたり
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LARS ERIC MATTSSON-Electric Voodoo ★★ (2016-05-19 11:40:59)

3枚目のアルバムと言う事で勝負の一枚と思いきや今作はラーズ一人で作り上げたインスト作。彼が愛するクラシックに根ざした音楽性に終始しており、当時としてはかなり食傷気味の作風となっています。またそこまで技巧で押せるタイプでもないし、メロディアスな泣きのフレーズは流石な面もありますがテクニックで魅了できるタイプでもないので、もう少し展開にドラマ性や変化のある曲を盛り込めば印象も変わるのですが、従来の北欧風クラシカルサウンドにブレはなく無難過ぎる展開と一人で作り上げたなんとも言えない内職感が漂い、いま一つウケが悪い一品です。とは言え日本人の琴線に触れる叙情的な泣きと北欧ならではの響きには愛着があり、つまらないの一言で切り捨てるのがチョイと惜しいと思うのがマニアの性として恨めしいと思わせる一品でした。この後、VISION名義で今作を払しょくするような歌モノを作り、1998年はソロ名義で歌入りを作り
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LARS ERIC MATTSSON-No Surrender ★★★ (2016-05-17 14:20:52)

フィンランドはオーランド諸島からやってきたネオクラギタリスト、現Lion Musicの社長も務めるラーズ・エリック・マットソンが1989年にリリースした2nd。当時は雨後の筍のごとく速弾きとテクニック競うギタリストが溢れかえっており、その煽りを受け、イマイチ評価を受ける事が出来なかったラーズ氏(そこまで速くないし上手くないというレッテルを貼られB級感を誘発し愛されていないのが残念)まぁバンドもソロ名義だしね、前作同様アラビキな面をあれど、スケールの大きなネオクラHM/HRサウンドを披露。情感あふれるクリスタルな響きとクラシックに根ざした音楽性の融合は更なる磨きが掛り聞き手を魅力するでしょう。ハードでヘヴィだが、北欧メタルは聴きやすいと感じるのが、甘美なメロディに起因するものと思っているので今作はその面を十分にクリアーしていますね。アルカトラスやマディソン、シルヴァーマウンテン辺りが好きな
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LARS ERIC MATTSSON-Eternity ★★★ (2016-05-17 13:57:42)

後に自ら『Lion Music』なるレコード会社を設立する北欧はフィンランド出身のネオクラギタリストが1988年にリリースした1st。当時の時代背景をそのまま切り取ったようなネオクラギターの響き、正直そこまでギターはキレておらず、ようあるパターンのやりおったなぁ感が強いのですが、北欧ロマネスクが響くスケールの大きい叙情派HM/HRサウンドは実に魅力的で、インギー同様クラシカルなスケールを多用した音楽性の影響も大きく、これぞ北欧と言いたくなるキラ星の如き輝きと、儚さ命の繊細さを伴いつつもハードな質感を損なわないサウンドは突出した魅力を放ち、ネオクラ様式美マニアの琴線に触れること間違いなしの一品。完成度の高い楽曲を用意しつつも、少々あか抜けないサウンドメイクは仕方ないが、ここまで曲が揃っていると、繊細な北欧サウンド故に演奏面の未熟さを指摘されガチなのが残念ですが、そんな事を気にさせない煌めき
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Metalwolf -Down to the Wire ★★★ (2016-05-17 13:22:28)

ペンシルベニア出身のツインギター編成による5人組が1986年にリリースした1st。マイナー調の哀愁を携えたメロディと爽快感もあるが湿り気のあるサウンドが他のUS産バンドとに違う魅力を発散、少々うっとしいバタバタ感はありますがメロディックだがスパイシーさもあり、ハードなんだけど耳に残るメロディとポップセンスの融合を嫌みなく果たし派手目のギターソロも盛り込んで実に手堅く仕上げた印象が強い一枚。DOKKENやFIFTH ANGELほどのキレはありませんが、叙情派アメリカンロックが好きな人にはピンとくるものがあるでしょう。

Zaza-Party with the Big Boys-Where Are You ★★★ (2016-05-16 14:34:22)

甘酸っぱいですね
アメリカンなビックバラード
デニスのハイトーンも心地よい

Zaza-Party with the Big Boys-Carolyn ★★★ (2016-05-16 14:32:50)

アルバムを締めくくる甘酸っぱいハードポップナンバー
バンドの魅力を端的に物語っていますね

Zaza-Party with the Big Boys-I Would Do It Again ★★★ (2016-05-16 14:32:02)

ピアノをバックに切々と歌い上げていますね
デニスの心地よいハイトーンを前に
気持ちよく歌ってんなぁと思いますよ
アルバムの流れ的にも良かったです

Zaza-Party with the Big Boys-Can't Stop Rockin' ★★★ (2016-05-16 14:30:31)

乾いているが陰りのある光沢のあるメロディが印象的です
キャッチネスだがハードさも損なわないアレンジが冴えますね
このバンドならではの味わいでしょう

Zaza-Party with the Big Boys-Lonely No More ★★★ (2016-05-16 14:27:00)

骨太なハードさとアーバンな魅力が共存する一曲
実にファッショナブルだが熱いハードさが絶妙ですね

Zaza-Party with the Big Boys-Party with the Big Boys ★★ (2016-05-16 14:24:53)

タイトル通りの陽性な一曲
バカっぽく聴かせないのが憎い

Zaza-Party with the Big Boys-Power of Imagination ★★★ (2016-05-16 14:23:34)

熱情を内包したメロディックな一曲
スケールの大きさを感じさせますね
素晴らしい

Zaza-Party with the Big Boys-Wild and Forever ★★ (2016-05-16 14:19:25)

ノリノリのアメリカンロック
微炭酸な爽快感が印象的です

Zaza-Party with the Big Boys-Hungry for Emotion ★★★ (2016-05-16 14:18:10)

扇情的なニールのギターに胸キュン
2曲目にしてアルバムのハイライト
大人の魅力たっぷりの哀メロナンバー
力強いソロも好きですよ

Zaza-Party with the Big Boys-Bright Lights ★★★ (2016-05-16 14:16:11)


オープニングのロールプレイも清々しいわ
その味を損なわない爽快感たっぷりな一曲

Zaza-Party with the Big Boys-Attitude (Hey You!) ★★★ (2016-05-16 14:14:41)

押しの強さと軽やかさが絶妙ですね
ヘイ ユーって口ずさみたくなりますよ

Zaza-Party with the Big Boys ★★★ (2016-05-16 14:08:29)

元ジャーニーのメンバーとインストアルバムを作ったりと確かなテクニックとメロディックなフレージングの組み立てが上手いギタリスト、ニール・ザザがソロギタリストとして成功する前に活動していたバンドの1stフル。リリースが1991年で翌年にはソロとして活動、そのせいもあるのか知名度の低い作品なのですがクオリティの高さは折り紙つきの一品。ザザの高速ギターも曲間に飛び出しスウィープ、アルペジオとやや強引な展開に苦笑いも出そうですが、概ね彼はギタリストとしての才能を遺憾なく発揮、楽曲を殺すことなく印象的なプレイで楽曲に華を添えていますね。良質なハードポップナンバーは勿論、嫌みのないアメリカンなパーティーロックも飛び出すが、アコギを生かしたバラードのセンチメンタルな泣きと甘酸っぱさに胸キュンさせられ、アーバンなムードに包まれたメロディックなハードテイストたっぷりの楽曲を聞かせたりと、良いメロディと良いア
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FAITHFUL BREATH-Skol ★★ (2016-05-15 13:36:51)

バイキングなジャケに釘づけにさせられる1985年リリースの6th。前作同様メロディックなパワーメタル寄りのサウンドを継承、そのスタイルは同郷の先輩アクセプトだし、そしてコンパクトだがメロディックなフレーズが耳を惹くギターはここでも印象的だ。(リードギターのヘルマン氏は後にランニングワイルドやグレイブデイガーに参加)種の仕掛けもないストレートすぎる展開と、ややこじんまりとしたミックスに少々物足りなさを覚えたりするのかも知れませんが、ラストに用意されているタイトルトラックなんて、分かりやすいフレーズがなんとも耳に残り、いかにもジャーマンらしい陽気さが、ビール片手に肩を組みながら大合唱させたくなる気持ちよさがありますよね。安っぽい音質だが、なんとも言えないパンクな弾けっぷりがバンドの魅力なんでしょう。

FAITHFUL BREATH-Rock Lions ★★ (2016-05-15 13:14:32)

Mausoleum Recordsからリリースされた5枚目のアルバムで彼らを知ったので今作の方向性にはやや戸惑いました。あちらは欧州型のメロディックなサウンドでしたが、今作はドライなハードブギースタイルを基調とした音楽性であり、なぜバイキングのコスプレでこのノリノリのバイカーズロックなんかいな?となるのですが、いかにも1981年的な香ばしい匂いに愛着を覚えずにはいられません。この出で立ちと音楽性を前にプログレ時代があったのか信じられないのですが、ボーカルとキーボードが抜け3人組編成になったのが答えなのでしょう。単調に聞こえるリフとリズムも安定感があるので楽しく聴けますよね。

FAITHFUL BREATH-Gold 'n' Glory ★★ (2016-05-15 12:59:51)

RISKの前身バンドでデビュー時はプログレサウンドだったのですが、今作はプロデューサーにウド・ダークシュナイダーが名を連ねるのも分かるアクセプト流のHM/HRサウンドを披露、歌の持って生き方もウドっぽく彼らの目指す方向性が明確に伝わります。お約束な疾走ナンバー①、親父声が塩っ辛さを倍増させる泣きのバラード④、タイトルトラックの⑤など秀逸なナンバーも多数収録、大味なジャーマンメタルの中でもワビサビを感じさせる美味しいフレージングで情感を巧みに表わすギターはエエ仕事をこなしております。少々遊び心の少ない無難な曲作りに興奮度はイマイチ低いのかも知れませんが、逆にその生真面目さが生粋のドイツ産サウンドなのかもしれませんね、パッと聴いていてもギターのフレージングにはセンスを感じさせますよ。

SUNSTORM-Emotional Fire ★★★ (2016-05-13 13:41:08)

2012年リリースのジョー・リン・ターナーが歌うAOR調HM/HRプロジェクトの3rd。今までの流れを順当に引き継ぐジョーの歌を中心とした優美なメロディックHM/HRサウンドを披露、マイケル・ボルトンのカヴァーなども含め、ジョー自身がバックボーカルなどで参加した楽曲なども歌うという作風らしく(外部ライターが多いのでよう分かりませんが②はシェールの曲でマイケル・ボルトンやダイアン・ウォーレン作だし④⑦はマイケル・ボルトンのカヴァー)、改めてジョーの歌の巧さを痛感させる一枚へと仕上がっています。ハスキーでソウルフルな歌声は一聴して彼と分かるし、アク薄いが十分個性的なパフォーマンスも見せていますね。オリジナルとの聴き比べや、彼の持つマテリアルも含め、メロウサイドを際立たせる一本筋の通った作風故にハードさは前作よりも薄れたかも知れませんが、それを補って余りうる芳醇なメロディと円熟味を増した圧巻の
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SUNSTORM-House Of Dreams ★★★ (2016-05-13 13:16:40)

今作もFRONTIRES RECORDSお抱えのソングライティングチームがバックアップ、プロデューサーにデニス・ワードと前作同様盟友と呼べるスタッフが集結、その出来栄えに一切のぬかりはなく、その筋の音楽性が好物な方なら外せない一枚と心に響くでしょう。プロジェクト体制ではあるが、お仕事感を感じさせない音作りが見事で、粒ぞろいの楽曲とシャープなサウンドメイクが共鳴しあい甘口なだけではないハードでスパイスの効いた大人の味わいを感じさせる仕上がりは、このメンバーならではでしょう。寸分の狂いなく繰り広げられるAOR調のハードサウンドにおいてジョーの歌はある種の威厳を感じさせるほど、成熟しきっていますね。

SUNSTORM-Sunstorm ★★★ (2016-05-13 12:57:53)

ジム・ピートリックなど外部ライターとの曲作や自身がため込んだAOR調のHM/HRを中心に作り上げた2006年リリースの一枚。彼が求められる音楽性と得意分野で自身の才覚を遺憾なく発揮、手練手管のメンバーを従え良質な楽曲を磨き上げる作業を見事にこなしており、メロディックなサウンドがお好みの方ならグッとくること間違いなしの名盤です。レーベルもFrontiersだからね、外しは掴ませないでしょう。繊細で優美なメロディ、そして軟弱にさせないロックなしなやかも光輝き、ジョーのソウルフルな歌声が全てを包み込んでいますね。刺激は薄いが安心、安定のクオリティとブランド力に目を細めますね。

HOLOCAUST-The Nightcomers ★★★ (2016-05-11 14:34:20)

随分と物騒なバンド名に聴く前は、どんな過激な音が飛び出すのかと構えたものですが、オープニングのノリノリなロックナンバーで幕が開けたのには、こちらの勝手なイメージで肩透かしを食らった気分になったのを覚えていますね。どこかダークな色合いがある②ヘヴィなリズムがクールなイメージを抱かせる③とNWOBHMカラーが強い曲が続き、なぜこのバンドがラーズ・ウルリッヒお気に入りのバンドなのかを垣間見た気がします。どこか暗く湿ったカラーは純正英国サウンド特有のものだし、ダイナミックなリズムと剛毅なリフが生えるサウンドメイクはまさにNWOBHMならではの味わいだ。ストレートで骨太な英国カラーに彩られたHM/HRサウンドはマニアならずとも聴いていて心地がよいでしょう

Sparta-Welcome to Hell ★★★ (2016-05-11 14:05:22)

幻のNWOBHMバンドが2014年にオリジナル作を引っ提げアルバムをリリースするとは驚きです。High Roller Recordsの荒技にこちらが心配になるのですが、このような形でサポートする姿勢は素晴らしいですね。彼らには国内のバンドの復活なんかにも手を貸して欲しいと思いますが、スナイパーの名盤辺りをね。暗くジメジメとしたメロディと懐かしき単音リフの響き、まさに往年のブリティッシュカラーそのもの、あのサウンドの復刻にマニアなら目頭が熱くなりますが、目新しさなど皆無、ある意味、夢をもう一度、同窓会的なニュアンスも漂い、大丈夫かいなと不安な気持ちも煽られるのですが、いぶし銀の味わいにワタクシは四の五の言わずにドップリと浸りたいと思います。シケシケの音質も手伝い、当時のデモ音源のリミックスヴァージョンと思わせるようなタイムスリップ感満載のカルトメタルサウンドにくすぐられますね。やっぱホンマ
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Sparta-Use Your Weapons Well ★★ (2016-05-10 15:52:06)

High Roller Recordsからリリースされた全25曲入りの2枚組によるコンピ作。デモ音源にEP、オムニバス提供曲など彼らの80年代の活動をまとめ上げた一枚。NWOBHMマニアの間は知られた存在ですが、わりと地味なスタイルの音楽性でなんとも形容しがたいブリティシュカラーで染め上げた音楽性は時代の遍歴と共に若干の違いがあり、音質も酷い初期のスタイルよりは中期の方が好みだったりするのですが、初期の頃に感じさせる、あの空気をまとった音楽性もやっぱり捨てがたく体調に合わせてピックアップして聴いていますね。NWOBHM特有のブリティッシュカラーを受け継いだ一品、マニアなら押さえておきたくなりますが、レコーディング環境がバラバラなので覚悟が必要かと思います。

SAXON-Battering Ram ★★★ (2016-05-10 15:28:14)

サクソン渾身のニューアルバム、ドイツに渡ってから顕著になりつつあるパワーメタルを軸に、キャッチーなリフワークと荒々しいキレ、印象的なフレーズによって構築された楽曲は往年の空気をまとい更なる進化を告げる一枚として高らかに鳴り響いています。かつてのバイカーズロックの雰囲気も取り戻しているし、小気味良いスピード感も心地よく、老いて益々盛んという言葉もピッタリハマるような活きのいいナンバーが続く構成が憎い。

往年のサクソン節も炸裂するリーダートラックの①に始まり、ミステリアスな語りからキャッチーなリフを従え走り出す②のパワフル感たるや、サビメロもエエですね。中盤から流れるミステリアスな空気がたまりません、説得力溢れる③。ノリの良さも懐かしいですねストレートな④。メロディックなソロが好きですねノリの良い⑤、ヘヴィなミドルナンバーだが活きのいい新鮮なリフワークが見事に生えます流石の⑥。
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SHOK PARIS-Concrete Killers ★★★ (2016-05-07 13:07:06)

前作の流れを踏襲した1988年リリースの3rd。マイナーメタルの帝王的な雰囲気も残しつついい意味でのメジャー感が増し聴きやすさと楽曲のバラエティも広がり、ターゲットを拡散させた要素が強い。そのあたりにやや焦点がボヤけた印象を受けなくもないが、益々魅力を増したツインギターとアンサンブルの向上はスリルはないが安定感を生み安心して聴いてられますね。こうなるとゴリ押しシンガーの持って生き方に、少々苦言を呈したくなるのですが、これもバンドの味として楽しむのが一番でしょう。メジャーな音に適度なヘヴィさと嫌みにならないキャッチネスさを盛り込む事に成功したが個性が損なわれたのが評価を分ける要因ですかね。PVにもなった②なんて、なかなかのクオリティを誇っていますよ。

SHOK PARIS-Steel and Starlight ★★★ (2016-05-07 12:50:55)

良質な作品をリリースしているのにも関わらず、日本では認知度の低い実力派アメリカンパワーメタル系バンドが1987年にリリースした2nd(3枚目のアルバムが日本で最も権威のある商業誌に酷評されたのが原因らしいと知人が教えてくれました、合点がいったわ。)わりと地味だった1stに比べると洗練された印象を持ち全てにおいてスケールUPされた楽曲は聴きごたえ十分、パワフルだがメロディを蔑にしない構成力は流石だし扇情的なフレーズで切れ込んでくるツインギターも魅力的だ。アメリカのバンドとしては珍しく大味な雰囲気よりも、キメの細やかさを感じさせ、細部に対する拘りが曲作りの巧さとなり、絶妙な感性を研ぎ澄ましている。濡れているのにドライと言う不思議な感覚、それが今作を象徴するカラーなのかも知れませんね。時代は1987年、激動を迎えるシーンの中で、もっとも苦戦を強いられた正攻法で挑む王道サウンドが放つ普遍の魅力、
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SHOK PARIS-Go for the Throat ★★★ (2016-05-06 14:48:22)

オハイオ州出身ツインギター編成による5人組が1984年にリリースした1st。古典的な手法に乗っ取りつつも当時としては革新的な要素も加味した王道メタルを披露、青臭い部分はあれど、真っ向から挑んだ正統派サウンドは細部に渡り拘りを聞かせており、折り目正しいツインギターからは旨みのあるフレーズも多くミステリアスなムード漂うパワフルな楽曲との相性は抜群の効果も見せ、その相乗効果が今作最大の聴きどころでしょう。ドラマ性を大切にする正統派ならではの醍醐味とも言える広がりのある展開を心得た曲作りも目を見張るものがありますね。単純明快なスピードロックが好きな人には、ミドル主体の堅実さゆえに華やかさに欠けますがヘヴィメタルの本流を極めようとする姿は実に頼もしく好感が持てました。混じりっけなし、アメリカンパワーメタル系の底力を堪能できる一枚ですよ。

MATAKOPAS-Coming out Ahead ★★ (2016-05-06 14:15:47)

ニューヨークの4人組が1987年にリリースした1st。オープニングからWE ROCKなリフにひっくり返りそうになりますが、出している音は雰囲気モノの正攻法で攻めてきた実直なHM/HRサウンド。暗く湿ったメロディにはNWOBHMの影響を感じさせ、ニューヨーカーらしいコンクリートサウンドが醸し出すクールさと嫌みのないキャッチネスさが程良く溶け合い類型的なスタイルではありますが及第点を超えたクオリティを保持しています。いかんせんオリジナルティがやや薄い面があり気になると駄目なんでしょうが、派手なギターを主軸に展開されるストレートなサウンドは当時のシーンの底を支えるものであり、ライブハウスを賑やかせていたのは間違いないこと、DIO風のヘヴィでメタリックなメタルを極めようとする姿勢には好感が持てますよね。個人的にはあそこまで本格的ではありませんがチャステインやヴァージンスティール、ショックパリス辺
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ARCHITECTS OF CHAOZ-The League of Shadows ★★★ (2016-05-03 13:56:07)

アイアンメイデン初期の音楽性を語る上では外すことのできない我らがポール・ディアノ氏がドイツ人ミュージシャンを従えリリースしたのが今作。もう味せんやろと言われても噛みしだいたメイデンセルフカヴァー作品などで晩節を汚しつつあったポールだけに、今作のアナウンスは期待を持たせるものでした。だってメイデンカヴァーのボートラ無じゃん(笑)代わりにパープルの『Soldiers Of Fortune』をラストに朗々と歌っていますからね。気心の知れたドイツ人ミュージシャンと作り上げた今作は、古典的な手法に乗っ取りつつも、メタルコア的なニュアンスを巧みに取り込み、古臭いだけの音楽性に陥ることのないポールの歌唱を生かしたメロディックメタルを披露。『Architects Of Chaoz 』では中近東風のメロディをバックに歌いあげるなど新鮮味もあり、他の楽曲もメイデン風や出涸らしの出まくったNWOBHM風のそれ
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KELDIAN-Heaven's Gate-Plains of Forever ★★★ (2016-05-03 13:35:57)

ドラマティックですね
壮大なイメージを損なわないアレンジが憎い
歌が弱いのが難点ですが曲そのものの聴かせ方も上手ですよ


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