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失恋船長さんのページ
失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 151-200
HIRAX-Immortal Legacy
ATTOMICA-Disturbing the Noise
RAVEN-Destroy All Monsters - Live in Japan
RAVEN-Party Killers
ACTION-Guilty Rose
BRICKYARD-Brickyard
Dc Drive-Dc Drive
RIO-Sex Crimes
ALCATRAZZ-Take No Prisoners
FLIGHT-Flight
LAMARCA-LaMarca
TRESPASS-The Works
ROADWOLF-Midnight Lightning
WIRED-Catch !
BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-PLEASE
BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-CRASH FIGHTER
BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-LOST LOVE
BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-FROZEN WOMAN
BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-THE WAY YOU DANCE
BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-LET ME JUMP
BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-COME ON BABY NOW
BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-FINAL NUCLEAR WINTER
CRAAFT-Second Honeymoon
KILLER DWARFS-Method to the Madness
NIGHT DEMON-OUTSIDER (Bonus Track Edition)
L.A. GUNS-Black Diamonds
Riot Act-Closer to the Flame
SWORD-III
DAVID SHANKLE GROUP-Ashes to Ashes
CROSSROADS-The Wild One
Ella-Identiti
Ella-Pengemis Cinta
THE ACCüSED-The Return of Martha Splatterhead
WYTCH HAZEL-III: Pentecost
METALLICA-72 Seasons
ANTHEM-Crimson & Jet Black
SEVI-The Battle Never Ends
CAPTAIN BLACK BEARD-Neon Sunrise
浜田麻里-Soar
JACK STARRS BURNING STARR-Defiance
COBRA SPELL-Love Venom
HOLY MOSES-Invisible Queen
WHITE SPIRIT-21 Grams
SACRIFICE-On the Altar of Rock
LEE KERSLAKE-Eleventeen-Take Nothing for Granted
LEE KERSLAKE-Eleventeen-Where Do We Go from Here
LEE KERSLAKE-Eleventeen
UNDERDOG-Out in the Night
UNDERDOG-Underdog
HADES-If at First You Don't Succeed '98
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発言している4曲を連続再生 - Youtube



HIRAX-Immortal Legacy ★★★ (2023-05-31 13:40:26)

いい意味でクラシックなスタイルに戻ってきたスラッシュサウンド、適度な隙間のある音とメロディを追いかけシャウトする唄い回しと、このバンドらしい個性をむき出しにしてきた。とはいえ、ギターが抜けてしまい寂しさはあるのだが、過度なスピード勝負ではなく強靭なんメタリックグルーブを引っ提げ、大胆不敵にかき鳴らされるサウンドは、昔から貫かれるスタイル、その年季の入った音にブレはなく信じたものを突き詰めた姿勢に頭が下がりますね。スピードメタルとスラッシュの合間を縫うようなエネルギッシュな演奏、そのパワー漲るパフォーマンスはもっと広く認知されるべき魅力を携えているでしょう。いい意味でスキのある音、それが欠点にならず長所に感じさせるキャラクター性がこのバンドにはある。
それも十分立派な個性だろう。いつ何時も全力80点というのが最大の褒めポイント。個人的には歌い手が好きである。

ATTOMICA-Disturbing the Noise ★★★ (2023-05-31 13:28:18)

アルバム毎に音楽性も変わるということで賛否もあるでしょうが、ブラジルを代表するスラッシャーであることに変わりはなく、日本ではイマイチ伝わっていない南米産の代表格と言えるスタイルを構築している。
ブラストビートほど峻烈ではないが、このグルーブ感と暴虐性の高いリズムは実に有機的なリズムをたたき出しており、血沸き肉躍る高揚感を誘発、ドスを効かせ咆哮するシンガー、狂った雄たけびを上げるセンセーショナルなギターと、すべてが一体となりスラッシュメタルの一つの型を力いっぱい聴かせてくれる。
一寸先の展開を読ませない急降下する爆撃機、その機体から放たれる速射砲の殺傷力は、聞き手の感性をズタボロに、カチッとまとまらずいい意味でのラフさというのも、このサウンドの中にねじ込まれており、よく動く展開の中で効果的に機能と、異様なまでの緊張感が全体を覆いつくします。
ビックネームを入り口に入ってき
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RAVEN-Destroy All Monsters - Live in Japan ★★★ (2023-05-30 11:43:53)

これもFaster than Speed of Lightという3枚組のBOXセットに収録されています。ある意味、聖地と言っても大げさじゃないクラブチッタ川崎でのライブ音源、彼らの熱いステージがそのままパッケージ、ライブならではの臨場感あふれるプレイは、このバンドの専売特許と言えるパワフルなステージを伝えるもの、選曲的に微妙な空気も流れるが、逆に今となっては貴重な時代の音源となるので、別の角度から見るとレア感は相当アップ、何よりスタジオ作よりも魅力的に感じさせたのがポイント。
ライブとスタジオテイクは別なんだぜと高らかに宣言、作り込み過ぎた名ばかりのライブ盤とは一線を画す出来栄えにニンマリします。

RAVEN-Party Killers ★★★ (2023-05-30 11:34:47)

Faster than Speed of Lightという3枚組のBOXセットをリリース、その内の一枚がこれ。完全に原曲をRAVEN流に仕上げている。妙な色気を出さずに、オリジナルティを尊重するも、けたたましいリズムプレイとド派手はギターでガンガンと迫る彼ららしさを表に出しきりかヴぁー大会に華を添えている。名のあるバンドの曲を真っ向勝負でカヴァーとは驚きますが、楽しそうです。ライブさながらに間髪入れず続くメドレー式の構成も賑やかさを誘発、アイデア勝負で見事に勝ち切りました。
オリジナル盤は自主製作品ですので、貴重な音源だというのも驚き、そしてリリースされた情報が入ってこなかったのも頷けますね。意外としっかり演奏していたなぁ。

ACTION-Guilty Rose ★★★ (2023-05-28 14:02:55)

2005年に見事復活作をリリースした高橋ヨシロウ率いるACTIONのフルアルバム。ドラマーの西田竜一とギターの広川大輔はいないが、新しいメンバーを迎え入れ実にアクションらしい作風になっている。過去の全時代を意識したような作風はファンにとってありがたい仕様となっていますね。とくに初期の匂いをさせてくれたのは嬉しいですねぇ。

日本のKISSと呼ばれ人気を博したバンド、その万人に訴えかけるような甘いメロディとハードサウンドの融合、良い意味でも悪い意味でも甘いヨシロウの歌声が似合う曲調というのが敷居を下げハード系サウンドの入り口に立ち、若い人を招き入れる役割は十分に果たしている。またハードサウンドに軸足を置き多種多様なロックスタイルで楽曲を構成してる点を高く評価したい。
歌謡ロックと言えばそれまでだ。甘いしソフトケイスされたロックであるが形骸化されつつあるハードシーンがあるか
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BRICKYARD-Brickyard ★★★ (2023-05-26 15:00:48)

詳しいバイオはサッパリの謎のグループ。オリジナルは1991年に録音との事だが見たことも聞いたこともない。2010年にぽこっとCD-R盤が世に出回るという謎の一品なのだが、そのクオリティの高さに息を飲む。
まず唄が上手い、THUNDERのダニー・ボウズのようでもありルー・グラムのようでもある。その確かな歌声とメロディを大切にした落ち着き払ったメロディックサウンドは堅実で渋さが耳を惹く一品。なぜ、これほどのクオリティが埋もれていたんだと驚かされる。

唄の上手さと聴き手を想定して明確に焦点を絞り込んだ音楽性、全てが一級品である。このバンドで歌ミケルミケル・ジャップ。2000年に自主制作な形でソロを出しているのだが、この人は80年代にソングライターとして活動するミケル・ジャップだと思う。
そうならばKISSのCreatures Of The Nightやポール・スタンレ
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Dc Drive-Dc Drive ★★★ (2023-05-26 14:28:03)

かつてADRENALINというバンド名で活動、アルバム『Road of the Gypsy』をリリースするもバンドは契約を切られる。ちなみのアルバムの表題曲は映画『アイアン・イーグル』のサントラとして採用、全く無名の存在という分けではないがバンドは一旦区切りを付ける。
詳しいバイオはサッパリなのだが、音楽性の質は高く次の一手を期待させるモノでした。
それから紆余曲折を経てバンド名を改め1992年に再デビュー、それがこちらのアルバムになります。
92年という時代にそぐわない方向性かも知れないが、往年の雰囲気を感じさせる洗練されたメインストリーム寄りの作風を展開、○○風ではありが、逆に懐かしいなぁと感じさせるスタイルではあるが、やや時代遅れ感はあるのかも知れない。6人のメンバー中、兄弟が2組いるという変わり種バンドで、ちょっと印象に残っていました。

今となって
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RIO-Sex Crimes ★★ (2023-05-23 18:03:35)

前作ではデュオスタイルだったんだが、今作ではバンド感を強化、そして1986年という時代を背景にハードロック色と強め前作の唄モノ路線とは区別をしている。懐かしいドンシャリとしたサウンドメイクは今聴くとダサいのだが、これがバブリーメタルの一つのスタイルなんだよと教えたい。

唄を中心としているが前作よりも大味な印象を受けるコーラスワークも効いているしメロディックなリードプレイもあるのだが、どうにもこうにも派手過ぎる。そのやり過ぎなシャレオツ80年代メインストリームサウンド寄りに、好悪の評価も分かれそうだが、ラストナンバーのハードさなど、このバンドがNWOBHM出身だった事を思い出させてくれた程だ。

ALCATRAZZ-Take No Prisoners ★★★ (2023-05-23 17:48:37)

囚人を連れてかないで、と訳せるタイトルが実にイイですね。グラハム・ボネットの脱退&グラハムのアルカトラスがあるんだとか?なんだかややこしいのですが、前作Vで見事にV字回復となった我らがアルカトラス、シンガーの座にドゥギー・ホワイトがつき、ギターはジョー・スタンプが継続と、このバンドにとっては適切な人選での続編となりました。
ある意味、野暮ったく淡泊さのあるドゥギーだが、RAINBOWを初めにインギーとの共演もあり、クラシックスタイルのメタルとの相性は抜群、ジョーも俺様ではなくバンドの一員としてシュレッダーぶりを発揮、そのバランス感覚のおかげでバンド感はより強固なものとなった印象を受ける。
今作の素晴らしさはネオクラからの呪縛を解き放ったこと、強靱なリズムは雷鳴の如く閃光を放ち、キーボードは古めかしい音色でサウンドの空間を演出、パワフルで力強いサウンドに深みをもたらしている。ど
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FLIGHT-Flight ★★★ (2023-05-22 18:44:12)

良品発掘に余念の無いHigh Roller Recordsからリリースされた新譜。これはリイシュー盤ではない正真正銘の新作と言うのだから驚かされる。レーベル謹製とも言える古のメタル、70年代型の正攻法で迫ってくるハードサウンドは、泣かせのメロディを巧みに設えオーセンティックな音色を奏でるも、けして懐メロ大会に陥らぬよう工夫を凝らし良い意味でヴィンテージ臭を撒き散らしている。北欧産らしい潤いのあるメロディ、ドンヨリ系のNWOBHMテイストではあるがブルージーさを排除することでメロディ派のマニアにグッと刺さってくるでしょう。哀愁系のメロディをストレートに展開させることで無駄を廃している、透明感のあるメロディを嫌味無く押し出すことで聴かせたいものを明確にしている点を大いに評価したいですね。

LAMARCA-LaMarca ★★★ (2023-05-21 10:41:29)

知る人ぞ知るAORの名盤とマニア筋から愛されるシンガーのラ・マルカのソロアルバム。オリジナルは1985年、2022年にボートラ入で再発されました。こちらには詳しくないので詳細はサッパリですが、お騒がせ男に成り下がった若い頃のチャーリー・シーンが主演したB級映画『処刑ライダー』に採用されたHold on Blue Eyesを歌った人という情報が頭にあったので辿りつく事が出来ました。
マイナー系だと思うのですが、今月のリスナーが300人を超えているので、マニアは世界中にいるんだな(あれは国内のみの集計か?)と嬉しくなりますね。実際に一桁のアーティストもいますからねぇ。

伸びやかで爽快な歌声と曲調、落ち着き払った大人のポップセンスと瑞々しいメロディ、オープニングナンバーから洗練された雰囲気に酔わされます。詳しいバイオはサッパリなのですが、プロデューサーのラリー・リーの名前を
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TRESPASS-The Works ★★★ (2023-05-20 13:58:02)

叙情派NWOBHMマニアからは絶大な支持を集めるバンドのコンピ作。叙情派NWOBHMと言えばPRAYING MANTISを真っ先に思い出すマニアも多いでしょうが、1stに関しては以外とポップな味付けが多く、おもてたんと違うと感じるマニアも多かったでしょう。
NWOBHM特有の暗く湿った質感、地下室の暗がりがよく似合う鼻腔をくすぐるかび臭さ、今作にはそういう梅雨空マックスの濡れ煎餅サウンドが満載、歴代シンガー3人の唄を一枚で楽しめるのもマニア泣かせだが、叙情派NWOBHMとしては、これぞは雰囲気に包まれ、ミストサウナで溺れかかる程の泣かせと情緒のある湿り気、英国産ならではの泣かせと切れ味の鈍いハードサウンドに悶絶してください。
日頃メジャー流通な商品に慣れている方にはとてもじゃないがすすめられないが、カル・スワンのいたタイタンとか好きな人ならば、たまらんよ。曲の多さがある意味、
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ROADWOLF-Midnight Lightning ★★★ (2023-05-20 13:38:04)

一歩間違えればパロディと言われそうな80年代がメタルを完全にやり切るバンド。まるでMTV全盛のメタルシーンを思い出すのだが、今の若い人には逆に新鮮に聞こえる可能性もありますね。
懐メロ大会です、色々と気になると一切楽しめないでしょう。ここは、この実直にコピーした80年代型メタル大会を楽しんだものガチです。青空の下、大音量で鳴らし小粋なドライブといそしみたいところですね。
やってる本人達の楽しそうな雰囲気が伝わるのもポイント、ワンフレーズとかじゃなくて構造が80年代型なんですよね、もうやり過ぎなんてレベルじゃない。そのものである。妙な色気やテクノロジーに頼り切らない姿勢も買いでしょう。でも潔癖な人は止めた方がいいですけどね。

WIRED-Catch ! ★★★ (2023-05-18 11:51:55)

2枚目のアルバムレビューしたんだけど項目すらないな?なんでだろう?サーバーのメンテとかで吹っ飛んだかな?
一作目はワリと欧州風味のメロディアスなメタルサウンドを披露、2作目はロック色を強めたオーセンティックな味わいを増強、その分、地味に写ったのだが時代の流れもあったろう。
そして勝負の3枚目なんですが、これが絶妙なバランス感覚で勝負を掛けてきた。ある意味、1枚目と2枚目の合間を縫うようなスタイルだが、それ以上に洗練度を上げ粒立った楽曲はどれもが焦点が絞れ何を聴かせたいか明確な意図を感じる。それはオープニングナンバーから炸裂、メロディアスに拘りを起きつつも多様性のあるハードサウンドを演出することでアルバムにメリハリが出来ている。
本格的なメタルソングも素晴らしいが、跳ねるリズムとキャッチーな歌メロが耳を惹く『Love comes through your mind』などを
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BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-PLEASE ★★★ (2023-05-18 11:37:34)

マイナー調のメロディと英詩が印象的です
こういう曲を増やして欲しかった
ガナリ過ぎた唄も丁寧なこっちの方が良いだろう
ベースだって良く歌っているし
ドラムもタイトな演奏をしている
アルバム全体に言えるのだが横関ばっかり目立つ構成と歌謡テイスト満載は失敗だと苦言を呈する
それでもワタクシは年に一回は通して聴いています
コレを苦行メタル行脚と呼び年々軟弱になるメタルスピリッツにカツを入れますね

BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-CRASH FIGHTER (2023-05-18 11:34:08)

チョイとシャッフルなビートをツッコんでいますが
中途半端な印象は拭えない
チェッカーズがメタルやったらこんな感じなんじゃないか?
なんて思いましたね

BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-LOST LOVE ★★ (2023-05-18 11:32:48)

少しマイナー調の曲が出てきましたね
ようやくですが日本のロックにメタル系のギターが参加したという体はイマイチだ
本条美沙子とか早川めぐみ路線の男版だぞ
横関を初めバックのメンバーが可哀想だ

BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-FROZEN WOMAN ★★★ (2023-05-18 11:30:32)

横関のギターはスリルがありますね
歌謡テイストを強くしすぎな何ですよね
このフローズンウーマンって通用しないだろう?
わしゃ英語の訛りは分からんけど
コレは無理だろう
なんだかあっという間に終わります

BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-THE WAY YOU DANCE (2023-05-18 11:24:41)

ようやく勢いのあるヤツ出たな
ここまで脱落せずに聴くことが出来るのかだが
やっぱりポップな味付けが強すぎる
歌詞もしょうも無い
歌なしのパートにはグッとくるものがある
このグループの良くも悪くもな面が抽出されている印象が強い

BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-LET ME JUMP (2023-05-18 11:22:36)

不協和音から始まる緊張感のある出だし
そこからポップなロックに流れずっこけます
コーラスも好きになれん
違う意味で裏切っているぞ
ギターソロばっかり目立つぞ

BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-COME ON BABY NOW ★★ (2023-05-18 11:20:55)

サウンドミックスが足を引っ張っている
結構ハードでダイナミックな演奏をしているのに伝わらん
中途半端な印象を強く与える
プレイヤー志向でもないと厳しいぞ
歌メロの歌謡テイストにニッポンのメタルを感じる

BRONX-ILLUSION OF MR. MORPHINE-FINAL NUCLEAR WINTER (2023-05-18 11:18:24)

ワリとヘヴィなナンバーで幕が開けたのですが
2曲目は陽気なロックソングという流れは掴み的にどうなのだろう?
英文的にも通用するのかね?このタイトルと
サビではタイトルを連呼する
色んな意味で懐かしい80年代的ジャパニーズメタル
まさにジャパメタといいたくなる
ギターソロになると色めき立つ

CRAAFT-Second Honeymoon ★★★ (2023-05-16 14:08:44)

懐かしい時代を想起させるダイナミックかつメロディアスなサウンド。英米のバンドのような退廃的なムードや薬物臭のしない健康的なロックは実に口当たりがよい。柔よく剛を制するといたくなる、そのしなやかなサウンドメイクは前作の反省を生かした面もあり、ある意味個性を上げてきたと言える。
今の日本でも十分にウケそうなスタイル、メロディックロックの総本山フロンティアからリリースされたバンドですよと紹介しても違和感なく受け入れられるような普遍的な魅力を携えているのが最大のポイント。
青空の下、大音量で聴きたくなる爽快感のあるバラード④を初めに、シングルカットされたらヒットしそうな楽曲も多数収録とメロディ派のマニアにとっては充実の一枚として耳を刺激するでしょうね。

KILLER DWARFS-Method to the Madness ★★★ (2023-05-15 12:01:19)

時代の流れに合わせ音楽性をプチモデルチェンジしながら進んできたバンド。1992年という時代背景も取り込み上手く立ち回っている。怪しげなSEから従来のイメージを損なわないメロディックロックへと持ち込む展開もOK。2曲目など生々しいロックスタイルを持ち込みSKID ROWとか思い出させたりと上手くやっていますね。

ラフなロック色を強め作り込み過ぎてない印象を与えることで90年代を乗りきろうとしているのだが、その真面目さが個性不足を誘発と痛し痒しな展開になっているのはマイナスだろう。
どこか聴いたことがあるが増えたのだが、あの時代のモトリークルーに付いていこうとしたのならば正解であろう。それにしても器用なバンドであり、その器用貧乏さが成功に繋がらなかったのだろうか?
いずれにしろ、どの作品にも顔があり一定のクオリティを保持しているので、メロディアスにサウンドが好きな人
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NIGHT DEMON-OUTSIDER (Bonus Track Edition) ★★★ (2023-05-13 19:13:15)

音だけ聴けばアメリカのバンドとは気がつかない人も多いでしょうね。古めかしいNWOBHMスタイルを軸に、今作ではより普遍的なスタイルへと移行、○○風味から自分たちの型を見つけメジャー感も増している印象を受ける。癖のないマイルドは歌声が良い意味で中和、マイナー臭に溺れることなく、良い感じでオーセンティックなメタルをガチンコでやり切っている。

もっと個性的な何かを求めるマニアも多いだろうが、そつなくまとめた演奏と楽曲構成、これぞヘヴィメタルなイメージを増幅させるサウンドと今っぽいエモさを加えたスタイルは新旧のファンを取り込むだけの魅力があるのだろう。
個人的には、そこまでドストライクなスタイルではないのだが、無駄に曲を詰め込むことのない収録曲のコンパクトさ、そういう姿勢に共感を覚えます。個人的にはもう少しメタリックな質感をサウンドメイクに施して欲しかったなぁである。

L.A. GUNS-Black Diamonds ★★ (2023-05-13 18:57:30)

個人的にはゴタゴタの絶えない印象が強いバンド。フィルとトレイシーによる本家と呼べるのはこちらだが、今作は再合流後の作風とはやや距離を置いた形になった。このバンドと言えば毒気のあるスリージーなロックサウンドをイメージするファンも多いでしょうが、今回はより彼らのルーツとなる70年代的なアプローチに比重を置き大人の味わいを深めている。

トレイシーの艶のあるギターは時にはメタリックでシャープな切れ味をみせつけながらトーン一発で酔わせてくれる。ガンズの分裂だったんだよなぁ、なんて思い出したりもしましたが、テクノロジーの発達によりフィル・ルイスは年齢を感じさせぬ歌声で、このムードのあるロックサウンドのフロントマンとして色気を発散、これもL.Aガンズの持ち味だと言わんばかりなサウンドを構築している。

停滞感を漂わせた前作よりはキレているが、このバンドのファンにとってはどうな
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Riot Act-Closer to the Flame ★★★ (2023-05-10 14:58:11)

RIOT脱退後、何をやっていたのか不明だったリック・ヴェンチュラ、そのリックが復活を果たしていたことに驚きました。しかも相棒は同じく元RIOTのL.Aクヴァリスという、マーク・リールの相棒同士という夢の共演、そのプチ話題性を引っ提げ、活動を始めるもコロナ渦においてL.Aクヴァリスは帰らぬ人となります。失意の中、バンドは継続、こうして2022年にフルアルバムをリリースとなります。

元々、技巧的に優れたグループとは言い難いRIOT。マークとリックのアックスメンに注視することはなかったが、今作では主役となるリックのギターは実にオーセンティックなプレイであり、リッチー・ブラックモアからの影響も強いロマンティックなタッチも披露と、彼の魅力を余すことなく伝えています。何より音楽性が渋い、日本では人気のあるアルバムと言えばぶっちぎりでTHUNDERSTEELとなるのだが、個人的には随分と
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SWORD-III ★★★ (2023-05-07 12:01:27)

知らんうちに再結成を果たしていたカナダの正統派メタルバンドの復活作。タイトルにある通り通算3枚目のアルバムです。しかも往年のメンバーが揃い踏み、聴く前からテンションも上がりますが、実はワタクシの勉強不足でアルバムリリース前にシングルを出していたりと、2011年あたりから再び動き出していたんですね。
作風的には2枚目のアルバムの次に出ても違和感のないパワフルなオールドスクールスタイルを展開、マニアにとってはたまらんでしょうね。また個人的には8曲入というのが嬉しい、CD時代の弊害はアルバムの収録曲の多さ、15曲も入れれば出来不出来は確実に生じるだろう、このストレスフリーな40分を切るランニングタイムのおかげで難なくリピート再生したくなるでしょう。

とは言え、シンガーでありバンドの顔と言える、リック・ヒューズの衰えが気になる。最初、ドゥギー・ホワイトが歌っているのかと勘違い
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DAVID SHANKLE GROUP-Ashes to Ashes ★★★ (2023-04-25 15:12:43)

デヴィッド・シャンクルって誰やねん?であろう。ワタクシも完全に失念していました。オープニングナンバーに30分弱の大作ナンバーを放り込んだMANOWARのアルバム『The Triumph of Steel』に参加したギタリストのデヴィット・シャンクルです。参加メンバーもそれなりにキャリアはあるのですが、知名度的にはイマイチという、なんともつかみ所の無いバンドな音楽性も一言で形容できないスタイルであり、オープニングナンバーなどはマイク・ヴェセーラ時代のアメリカンメタルインギー風味だったりと、どうにも正体が見えてこない。
エピカルな空気感はレーベルの意向だろうし、でも基本線はネオクラでしょうね。
とはいえギターサウンドは、少々粗めでありネオクラ系のストラトシングルコイルじゃないので、正直雑味を感じる。
シャンケルさんのテク不足という悪口もあるのだが、単にネオクラ風のフレーズに
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CROSSROADS-The Wild One ★★★ (2023-04-25 14:54:49)

FACT解散後、ヴォーカルのリーント・フレーリッヒ、ペール・ミヒャエル・ヴュルフェルが再び立ち上げたバンドと呼ばれるクロスローズ、ギターのはクリスティアン・シュテーバー、シュテファン・エラーホルストの二人はLove.Might.Killで活躍するので、若い人でも馴染みを持てるかも知れません。
日本盤の帯たたきではトニー・プラット、プロデュースを前面に押し出すという攻勢に出ているのもポイントですが、そんなに売りになるかいな?なんてクスッと笑った記憶がありますが、それだけに音楽性はメジャー感のあるワールドワイドな感性を所持。
ドイツらしい豪快さと適度に乾いたメロディ、そこにまぶされた世界基準の普遍的な魅力、一発大技はないが、メロディックメタルが好きな人ならば大いに楽しめるアルバムでしょう。
まさにアルバム単位で勝負できる一枚、メンバー全員がポッと出の新人ではないので、叩き上
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Ella-Identiti ★★★ (2023-04-23 21:42:59)

昭和80年代初期のタノキン全力投球感すら漂ったイモっぽい1stから一転、メリハリの効いた唄モノハードサウンドへと展開、前作よりも予算の掛かった環境がもたらしたであろう好環境。
これをHM/HRと呼ぶのはチョイと緩めだが、ハードポップ系が好きな人ならば変わり種として、こんなんもあるよと教えたい。相変わらずアジアン歌謡なバラードも出てくる。欧米の人が日本のメタルを聴いて感じるような、アジアの風。日本ではないオリエンタルさに摩訶不思議な味わいを楽しめる。前作もそうなのだがバラード系が大目なのがね。
2枚目のアルバムとして成長の跡も見せた意欲作。演歌チックな2曲目のKASIHなんて、極道の妻たちの挿入歌でしょう?と言いたくなるアジアンロックバラード、演歌好きのマーティー・フリードマンに教えたい一曲ですよね。
4曲目のアコースティカルなバラードも泣き泣きなんだよねぇ。昭和歌謡に通
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Ella-Pengemis Cinta ★★★ (2023-04-23 21:17:08)

マレーシアのロックディーバとして有名なエラ嬢の記念すべき1st。リリースは1989年となります。言語も何語かも分かりませんが、哀愁のアジアンロックは情念タップリ、香港映画で聴けそうなアジアンバラードもあれば、歌謡テイスト満載のロックもあり、アメリカンなヤツもある、日本にも通ずるサウンドなんですよね。
なんだか水泳大会の合間でアイドルに紛れて歌う実力派で行きたい女性歌手の歌を聴いているような感覚です。
1989年というよりはザ・ベストテン司会は久米宏と黒柳徹子でございます。ルビーの指輪大ヒットみたいな時代を想起させる懐かしい音色。浜田麻里のデビュー作と言うよりは懐かしの早川めぐみちゃんを思い出しますね。
ロックディーバとして一本立ちとは言いがたい微妙な歌唱力。レコーディング環境もあるのだろうが、チョイハスキーな歌声を生かし、三原順子がJUNKO名義でやっていた時代の蓮っ葉
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THE ACCüSED-The Return of Martha Splatterhead ★★★ (2023-04-23 13:42:04)

アングラメタルシーンにおいて多大なる影響を与えたアメリカンハードコアスラッシャーのフルアルバム。ミニアルバムを叩き台にデモ音源などを積み上げフルアルバムに仕立て上げた傑作。
この刻みまくりのギターサウンドはメタリック、そして直情的に叩き出されるビートなパンクな凶暴性、そして叫き散らす歌声は、まさにクロスオーバーサウンドに頂きに相応しいキレっぷり、いや~首がうずきますなぁ。

お金持ちの完成されすぎたスラッシュメタルでは味わえない破天荒さ、戦慄する殺戮現場の如き野蛮で乱れまくった騒音サウンド、しかし、血なまぐさくなりすぎないのはアメリカンなドライさ、どこか親しみやすいというのかファニーさを感じさせるがポイント。

聴き手の理性をあざ笑い蹂躙する邪悪なモラリズム、こんな怖い音の集団と路地裏で出会ったら全財産置いてワタクシは逃げ出しますよ。恐るべしカツアゲパンクメ
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WYTCH HAZEL-III: Pentecost ★★★ (2023-04-22 01:10:59)

フォーク・トラッドと言ったクラシックサウンドを基調とする英国産HM/HRバンドの3枚目。メイデン、JP、UFO、ジェスロ・タル等のバンドからの影響も顕著な古典サウンドは実に甘美な世界観を演出、ロマンティックなメロディと甘美なサウンドメイクはフルーティーは味わいと表現したくなるほど、糖度の強い香りがいつまでも余韻として残ります。
前作では割とスローナンバーが多めで、若干ダレるという欠点があったのだが、今回はこのバンドの持ち味と言える英国フォーク・トラッドサウンドを前面に押し出し、このバンドが醸し出す黄昏流星群な人生の薄暮を思わせる、アナログサウンドにグッと引き寄せられるでしょうね。
前作よりも統一感を強めた今作、ドラムの音は好きになれないが、メロトロンとか似合うよなぁ。
年中季節は秋、そんな枯れた味わいのサウンドなんです。歌詞の意味が分かれば印象も変るのでしょうが、ワタク
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METALLICA-72 Seasons ★★ (2023-04-21 13:45:11)

すっかりモンスターバンドとなり崇め祭られる事になってしまったメタリカ。彼らのピークはとっくに過ぎ、今、アメリカで求心力の高いバンドではなくなっている。少なくとも10代の若者を振り向かせられるようなバンドではない。
そういう環境はかつての売れないとイケないという呪縛から解き放たれているだろう。
もはや世界中にいるメタリカフリークを相手にすれば十分だ。日本でもメタリカという威光は凄まじいだろう。

結論から言えば、一曲が長いである。これと言ったスリルがあるわけではないので、ほとんど曲は、あと1分くらい短くても良かった。しかし、彼らが選んだ音楽性はNWOBHMからの流れを感じさせるモノであり、古典的なスタンスでメタリカ流のアリーナロックをやっている。
リムジンに乗り回し、札束でビンタを食らわすようなゴージャスさ、大きなスタジアムで彼らが暴れている姿を想像するのは簡
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ANTHEM-Crimson & Jet Black ★★ (2023-04-21 00:53:23)

本日解禁となったアンセムの最新作。先行公開された2曲から漂っていた定番感、昨今のメロディックアンセム路線を継承する2曲がオープニングを飾ることとなる。アルバム全体を支配するのは現代的なフィルターを通した古典メタル、良く言えば何をやってもアンセム、しかし見方を変えればマンネリ化から抜け出せていないという事になる。
どちらに聞こえるかで評価も分かれるだろうが、いずれにしろアンセムはアンセムであることに変わりは無かった。
何の予備知識が無いので驚いたのだが10曲目のMystic EchoesがWayfaring Manのセルフリメイクだったこと、6年ぶりのアルバムなのにセルフリメイクやるの?となったがアルバムの流れ的に違和感はないが、ボートラなのかな?なんて思ったりもするのだが?詳細は不明だ。そしてDanger FlightもOn and Onのセルフリメイクである。

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SEVI-The Battle Never Ends ★★★ (2023-04-19 17:10:42)

ブルガリア出身の女性シンガー、スヴェトラーナ”セヴィ”ブリズナコワがメインと務めるHM/HRバンドのフルアルバム、2枚目らしいのだが本日のオススメで知ったばかりなので確証はない。

力強い歌声を軸としたサウンドは、ブルガリアというお国柄が滲み出るもの悲しいメロディ、その哀愁と現代的なフィルターを通したメタルサウンドは、良い意味でクラシカルな音色を奏でており、グランジ以降の正統派メタルに近いアプローチを取っている。
女性シンガーでキーボードもそこそこに活躍するがシンフォニックな風合いは幾度感じられず、メランコリックなサウンドを軸に、聴きすすめているうちに、古典的な匂いも発散させオーセンティックな味わいが強まるのも好印象、クラシックな作風は、アルバムの中でアクセントとなり好展開しますねぇ。
女性らしい歌声は容姿で男性を虜にするのではなく、その内に秘めたる情熱的なパフォ
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CAPTAIN BLACK BEARD-Neon Sunrise ★★★ (2023-04-19 16:43:18)

北欧産のメロディックメタルバンドのフルアルバム。瑞々しい鮮烈なメロディとポップセンスを駆使した楽曲はどれもがフック満載で耳に残りますねぇ。まるで大映ドラマの主題歌で日本人アーティストがカヴァーしそうなヒットポテンシャル満載の楽曲が並びます。
その優等生感にイマイチスリルは漂わないのだが、一曲のクオリティは高く表情豊かな楽曲を並べることで、飽きさせない工夫を凝らしている。アルバム単位でもイケるが、個人的には少々、甘めの為に、途中でガッツリハードなモノを挟みたくなる衝動に駆られる。

とにかく飛翔感がハンパ無い、ノリの良いリズミカルなテンポと展開、ベタだが期待を裏切らないので、その筋のマニアにとってはガッツポーズ連発の優等生アルバムとなるだろう。

躍動する叙情的なメロディ、キーボード、ギター、リズム隊と勤勉にバンドサウンドを支え、歌い手をもり立てている。ディス
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浜田麻里-Soar ★★★ (2023-04-19 00:41:09)

リリース前にメディアで答えたインタビューを沢山読んでしまった。複数のメディアからのリリース記事だったために、完全にもう頭の中は浜田麻里の苦悩と現在までの道のりに支配され、今作のレビューはいかに、あの情報を抜くかに苦闘するのですが、ヤクザ映画を見た後、映画館から肩で風を切って歩いてくるかの如く、インタビューに寄せそうです。

先行公開された曲の良さ、今まで培ったスタイルにブレはなく、前作同様ビクターというのもあり密度の濃いメロディックな浜田麻里ロックを完璧にやり切ってる。その柔軟な音楽性をハード目のサウンドで統一、硬軟交えた百花繚乱のメロディックサウンドに魅了されます。老獪なテクニック駆使して麗しい歌声で魅了する、浜田麻里のパフォーマンス。
豪華ゲスト陣を迎え女王様と呼びたくなる圧倒的なパフォーマンスで従えていますね。技巧は揃いに敏腕ミュージシャンを向こうに回し、一歩も引
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JACK STARRS BURNING STARR-Defiance ★★★ (2023-04-17 21:27:47)

アルバム毎に音楽性が変るため、イマイチつかみ所の無いバンドだった。特にラスト作となったJack Starr's Burning Starrなど、1989年という時代を意識した幅の広い音楽性を踏襲、どちらかというとパワフルな裏街道アメリカンメタルをやっていただけに、衝撃的な変貌と言えたのだが、結局は決定打になる方向性を示さずにバンドは解散。そして知らないうちに再結成を果たし見事に帰還します。

シンガーはRIOTでの活躍も懐かしい、トッド・マイケル・ホール。ベースは流浪の旅人となるジャックの相棒のように活動を共にしていたネッド・メローニ、ドラムはゲストとしてライノが参加と、体裁は整えていますね。
音楽性は、過去に感じたヒロイズム溢れるエピックメタルを展開、正直、ここまでMANOWARスタイルになるとは驚きですね。走り出しそうで走らない勇壮なヘヴィメタルサウンド、キーボード
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COBRA SPELL-Love Venom ★★ (2023-04-17 21:01:08)

Burning Witchesのギタリストだったソニア・アヌビス率いるバンドの2020年にリリースされたEP。シンガーにHITTENのアレックス・パンザ
を迎えザ正統派メタルをやっている。とにかく絵に描いたような古典的スタイルのサウンドを展開、NWOTHMよりもレイトバックした印象を受けるが若い娘の割に随分と80年代的スタイルだ、日本で言うならばlovebitesに近いだろうが、こっちはもっとオーセンティックなサウンドに軸足を置いている。男女混合のバンドとして女性がイニシアチブを握るタイプとしては希有であろうが、男女平等が進まない日本とは明らかな違いを感じますね。
才能あるモノに性別など関係なし、ドンドン前に出てシーンをかき回して欲しい。メロディを重視した鋼鉄サウンドは懐かしい空気が満載、個性不足は否めないノスタルジックスタイルなれど、若い人には新鮮に響く可能性も高いだろう。
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HOLY MOSES-Invisible Queen ★★★ (2023-04-14 14:00:50)

今作が最後のアルバムをアナウンスされているらしい?正直驚いているのだが、詳細はサッパリ分かりませんので割愛します。
一度は解散するの2000年に復活、その後もコンスタントに作品をリリースしてきたが、今作はかなりインターバルがあり、どうしたもんかな?と思ったらラストアルバムとは残念である。
浮ついたイメージを抱かせなかったガチンコジャーマンスラッシャー、ピーター・ゲルタートのギターは前作同様、切れ味鋭いギターワークで魅了、ノイジーに叫び上げるサウンドメイクと相まって実に暴力的である。テクニカルな要素も前作同様押さえている、バンドを支える重責をまっとうしていますね。
個人的に、こういうサウンドメイクは得意ではなく少々ザラつきすぎなのだが、現代的なフィルターを通し、古さに埋没しない現在進行形のバンド、より広い層に訴えかけるような作風にしたかったのだろう。

二枚組
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WHITE SPIRIT-21 Grams ★★★ (2023-04-12 10:58:24)

昨日のワタクシのオススメはWhite Spiritが2022年にリリースした復活作だった。正直、そんなアルバムが出ていたかの記憶も定かではなく初見のように楽しんだのですが、それを聴きすぐに思い出したのが、今作ですよね。

2012年にHigh Roller Recordsからリリースされたのが今作、メンバーが大幅に刷新、シンガーに、後にポール・ロジャースの後任として有名になるブライアン・ハウ、ギターはTANKのミック・タッカー、ベースはトビー・サドラーという布陣、前作よりも音楽性に広がりを見せ、メロディ重視の姿勢とキーボードを生かしたサウンドメイクへと変貌、元々、厳つい疾走ナンバーがメインのバンドではないので、大きな問題はありません。

正式なレコーディングではなく一発録りリハーサルテイクといられている代物、詳細はサッパリ分かりませんのでネットで検索して知った風な
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SACRIFICE-On the Altar of Rock ★★★ (2023-04-12 10:44:26)

サクリファイスというバンド名が多すぎる。名前ってノリでつけたら苦労するよな。こちらはスイスのサクリファイス。マイナーレーベル&アルバム一枚で消えた為にイマイチ認知度は低いが、NWOBHM仕込みの哀愁メタルはJPやシン・リジィからの影響も強く英国テイストを下地にスイスの風を吹かせています。
適度にパワフルでメロディックなスタイルは、日本人好みと言えるサウンドを奏でており、何よりメタルに対する真摯な姿勢、その愛情溢れるパワフルかつメタリックなサウンドは、音質のショボさどモノともしない勢いがあり、電車相撲で押し切る無作法は無し、しっかりと道筋を立てガタビシ列車に揺られるスリルを覗かせている。
芸の細かいアレンジ、そして歌メロがしっかりしている点も評価したいですね。個性不足かも知れないが、定番と呼べるスタイル、1985年というヘヴィメタル旋風が巻き起こった群雄割拠ひしめく時代、スイス
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LEE KERSLAKE-Eleventeen-Take Nothing for Granted ★★★ (2023-04-07 11:19:54)

哀愁タップリですね
ジョン・ロートンあたりに熱唱してもらいたい雰囲気バッチリの英国メロディックロック
温かみのあるリーの歌声が哀愁度を増しています

LEE KERSLAKE-Eleventeen-Where Do We Go from Here ★★★ (2023-04-07 11:16:32)

枯れたギターが良いですねぇ
ドラムもエレガント
邪魔しないわ
こういう曲でも色を出せるリーのドラムが美しいのです

LEE KERSLAKE-Eleventeen ★★★ (2023-04-07 11:12:30)

オジー・オズボーンやユーライア・ヒープのドラマーとして有名なリー・カースレイクの遺作となったソロアルバム。ドラマーのソロとしては掟破りのバラードで始まる展開に驚いたが、目立たず騒がしくない、エレガントなドラミングで定評のあるMr.屋台骨と言える素晴らしいドラマー(リーの事をコージー・パウエルを同等と語る人物にあった時は心の底から驚いた、これほど方向性が違うのに、モノを知らんとは実に恐ろしいです)リー・カースレイクの魅力がギュッと詰まったと言えるのは間違いない。特にヒープ時代は、リーのコーラスは一つの武器であり、重要なピースだったことは間違いないでしょう。
なんと言っても我を強めて楽曲をぶち壊さない、彼の奥ゆかしさはリズムプレイの鏡ではないだろうか?

ここで聴ける温かみのある歌声、美しいメロディを生かした牧歌的なバラード、そんな中にもヒープ時代を想起させるような②のよう
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UNDERDOG-Out in the Night ★★★ (2023-04-04 14:57:14)

前作から4年のインターバルの末にリリースされた勝負の3枚目。リリース時期が1988年という事もあり、音楽性はかなり洗練されたものに変遷している。しかし根底にあるのは男のロック。その暑さを滲ませつつも、よりワールドワイドでメジャーな感覚を強め間口を広めてきた。これがあのアンダードックなのかという戸惑いは最後まで拭えないのだが、メロディを大切にした欧州メロディックメタルが好きな人ならば大いに引き寄せられるだろう。唄モノスタイルへの大胆なシフトチェンジ、5曲目のI Show You a Feeling (It's More than Your Love)ではサックスの音色まで聴かせるのだから、このバンドがいかにアーバンでダンディなシティロックへと変貌したか理解も及ぶでしょうね。
単純に音楽として楽しむならば唄モノAOR系を愛するマニア向けでしょう。とにかく過去2枚とは別のスタイルです。そ
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UNDERDOG-Underdog ★★★ (2023-04-04 14:21:42)

Mausoleum Recordsからリリースされた2枚目のアルバムしか知らなかったのだが、彼らのレアモノがサブスクで試聴できるのは本当にありがたい。海のものとも山のものともつかぬアーティストに大枚をはたくのは勇気がいりますからね。今も若い人は本当に羨ましいよ。
ワシはだいぶ散財しましたよ。でも悪いことばかりではなく桁が変るくらい高額で売れる物もあったので今となっては良い思い出です。

ドイツのバンドらしい生真面目さ、そしてハモンドオルガンも渋く鳴り響き彼らのルーツたるバンド達の影響も見えてくる。ガッツ溢れるハードテイスト、男臭さを醸し出すマイク”スパイダー”リンスターの歌声も熱を帯びており、オールドスクールサウンドにグッとくるマニアならば、大いに楽しんで貰えるでしょう。
NWOBHMの影響下にある古典スタイルの旨味、AC/DCでパープルでヒープなシン・リジィサウ
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HADES-If at First You Don't Succeed '98 ★★★ (2023-04-02 10:02:27)

冥界の領主ハデスと名乗るアメリカのパワー/スラッシュメタルバンドの2枚目。前作から更にスラッシュ色を強めるスタイルへと変貌。マッシブさが増強されたサウンドは、前作以上に説得力が増しMetal Church、Nasty Savage、Heathenと言ったUS産コンクリートメタル勢に興味があるなら、それなりに満足できるクオリティは保持しています。
パワーメタル色が薄まった点についてが一番評価を分けるでしょうね、余りにもスラッシュ化しすぎである。でもリリース時期が1988年と考えると合点がいきますよね。メインストリームとかすメタルサウンド、そういう時流の中で試行錯誤の末の展開、ある意味、よりソリッドでメタリックな世界へと進んだと考えれば好意的に受け止められるでしょう。

オリジナルは12曲入、現在はボートラが増量されたものが主流でしょうが、配信版は23曲入のフルボリューム、
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