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失恋船長さんのページ
失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 5101-5150
CRUCIFIED BARBARA-The Midnight Chase
CRUCIFIED BARBARA-'Til Death Do Us Party
CRUCIFIED BARBARA-In Distortion We Trust
KOBRA AND THE LOTUS-Out of the Pit
MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Diluvio
MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Tortura
MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Metal Rose
MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Mi Sangre
MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Rabia
MYSTICA GIRLS-Metal Rose-My Dinner
AMBERIAN DAWN-Re-Evolution
KELDIAN-Outbound
3 WISHES-Shake Well Before Use
3 WISHES-Electric Bullride
KRYPTERIA-Evolution Principle
IRON FIRE-Thunderstorm
KELDIAN-Heaven's Gate
KELDIAN-Journey of Souls
TIM FEEHAN-Carmalita
YOUTHQUAKE-EVOLUTION OF NEW ORIENTAL METAL
AION-Freak-Out
STRIBOG-U Okovima Vječnosti
ARTCH-Another Return
Cry-max-Cry-max
JOHN NORUM-Total Control
PAUL RAYMOND PROJECT-Under the Rising Sun
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Thunder and Steel down Under - a Tribute to Riot
OMEN-Feketében
OMEN
POKOLGEP-Totális metal-...tovább
POKOLGEP-Totális metal-Átkozott nemzedék
POKOLGEP-Totális metal-Mennyit érsz?
RATA BLANCA-El libro oculto-Lejos de casa
RATA BLANCA-El libro oculto-Agord, la bruja
RATA BLANCA-El libro oculto-Cuarto poder
RATA BLANCA-El libro oculto-Asesinos
RATA BLANCA-El libro oculto-Basura
RATA BLANCA-Magos, espadas y rosas-Porque es tan difícil amar
RATA BLANCA-Magos, espadas y rosas-Días duros
RATA BLANCA-Magos, espadas y rosas-El camino del sol
RATA BLANCA-Rata Blanca-Preludio obsesivo
RATA BLANCA-El camino del fuego-Señora furia
RATA BLANCA-El camino del fuego-Sinfonia fantástica
RATA BLANCA-El camino del fuego-Lluvia púrpura
RATA BLANCA-El camino del fuego-El amo del camino
Sinawe-Heavy Metal Sinawe
DESTRUCTION-Release From Agony
DESTRUCTION-Eternal Devastation
DESTRUCTION-Infernal Overkill
MOTORHEAD-Orgasmatron
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発言している22曲を連続再生 - Youtube



CRUCIFIED BARBARA-The Midnight Chase ★★★ (2015-06-29 15:48:07)

前作から3年ぶりにリリースされた3rd。一聴してわかるようにリズムがグッとタイトにシェイプされそれまでのラフさよりも整合感が増し、まずは聴き易くまとめてきました。無論、彼女達らしいヘヴィなR&Rスタイルはそのままに、精度を高めた事がより明確なサウンドメイクへと仕上げ、曲事態のメリハリも付き、シンプルな構成力の中にある強靭なグルーブをより際立たせる事に成功。北欧ならではのロマンあふれるキャッチーさとシンプルなビートが打ち鳴らす極上のラウドロックスタイルをここにきて見事に確立しましたね。また頭からノリのよい曲で構成されているの作戦勝ち、③あたりに差し掛かった時には、身体が勝手にリズムを刻みださずにはいられないでしょうね。媚を売らない“チョイ足しキュートでメガ盛りパンキッシュ”な北欧暴走R&Rが更なる高みへと上り詰めた意欲作、ワイルドで伝統的なスタイルを今風に再構成した今作は入門編にもってこい
…続き

CRUCIFIED BARBARA-'Til Death Do Us Party ★★★ (2015-06-29 15:29:17)

1stから4年ぶりにリリースされた2nd。パンキッシュでラフなHM/HRスタイルに益々磨きが掛かり、北欧ならではの整合感と甘さを隠し味に艶めきたつ暴走R&Rを披露。さらには⑤では北欧メタル界きっての名シンガー、マッツ・レヴィンがゲスト参加、さらにはフィル・キャンベルが⑥でソロを弾くなど、媚を売らない硬派なサウンドに華を添えてくれます。ヘヴィなリズムを軸にロックの初期衝動を突き上げるモダンさも装備された原始的なハードサウンドと怒気を孕んだヘヴィさにキャッチーさをメロディを巧みに取り込み、エッジの効いた構成力を見事に結実させた一枚と頼もしく映りました。ノイジーでゴリゴリと押しまくるだけではない、このタイム感が好きですね。

CRUCIFIED BARBARA-In Distortion We Trust ★★★ (2015-06-29 14:58:43)

古くは1998年にバンドを結成したスウェーデンはストックホルム出身の女性4人組によるパンキッシュなHM/HR系のバンドサウンドがウリの彼女達が2005年にリリースした1st。こちらには登録されていませんが、国内盤がリリースされた時にはKISSとMotörheadのカヴァーソングを披露する辺りに彼女達のルーツを垣間見る事が出来ますね。90年代のサウンドを取り込みつつ根底にあるのはクラシックなHM/HRスタイル。骨太なサウンドを支えるラフさと枠組みのバランスが丁度よい演奏と、怒気を孕んだスケ番ヴォイスもカッチリとハマり、ラウドでパンキッシュな荒々しいロックンロールを聴かせてくれます。でもそこかしこに、隠せない北欧ならではのロマネスクと女性ならではの妖艶な雰囲気も漂い何とも言えない、彼女達ならではの味を感じますね。

KOBRA AND THE LOTUS-Out of the Pit ★★ (2015-06-28 14:12:46)

カナダ出身の女性シンガー、ブリターニュ・ペイジ改め、コブラ・ペイジが中心となり結成された、ガチガチのゾックゾクするやろな男根メタルに、こりゃまた力強い歌声が濃厚に絡みあうドメタルを聴かせてくれる1st。⑨ではモーターヘッドのカヴァーを披露したように、このあたりで今作の方向性も見えてきそうですが、ラストでは朗々と歌い上げる壮麗なナンバーも用意し剛柔兼ね備えたシンガーとしての資質を垣間見せてくれました。やや類型的な曲が多く、フックに富んだとは言い難い面もあり、その辺りに物足りなさを覚えますが、自己陶酔のおナルな歌い方や、ソプラノ一辺倒が苦手な僕には、これぐらい気合いが入っている方が頼もしく好感も持てました。

MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Diluvio ★★ (2015-06-28 13:51:12)

浮遊感のある歌メロが独特の世界観を演出
ヴァイオリンの導入もさらなる拍車をかけていますね
いわゆるロック・アンダルスとメタルの融合なんでしょう

MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Tortura ★★ (2015-06-28 13:47:31)

バキバキとしたベースに導かれる一筋縄ではいかないアレンジが耳を惹きますね
やや曲に対して歌い負け感はありますが
英語圏ではない独特の語感も個性的に響きます

MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Metal Rose ★★★ (2015-06-28 13:44:10)

ハードだがキャッチーな歌メロが印象的なタイトルトラック
バンドの魅力を凝縮した一曲でしょう
軟弱にならないヘヴィかつタイトなプレイが聴きどころ

MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Mi Sangre ★★ (2015-06-28 13:42:38)

この曲も中盤でヴァイオリンをフューチャーしてますね
そのあとに出てくるメロウなフレーズが印象的
拘った構成で曲を作り上げていますね

MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Rabia ★★★ (2015-06-28 13:38:23)

力任せじゃないリズムプレイも印象的ですね
ギターもガンガンと前に出ています
硬質でしなやかな女性らしさも滲み出た一曲

MYSTICA GIRLS-Metal Rose-My Dinner ★★★ (2015-06-28 13:33:22)

ヴァイオリンの音色もアクセントになりますね
癖になる独特のメロディも印象的
熱のこもったメキシカンメタルの魅力が詰まってますね

AMBERIAN DAWN-Re-Evolution ★★ (2015-06-26 14:00:27)

このアルバムはメンバーチェンジに伴い過去の曲をリメイクしたアルバムらしいです。今作が初見で他の作品を効いた事がないので比較はできませんが、今作で新たに迎え入れられたCapri嬢の女性らしい凛とした力強さと卓越した表現力は、所謂、類型的なネオクラHM/HRスタイルの楽曲の中で強烈なフックとなり、北欧ならではの哀愁に満ち溢れたメロディを時には繊細に、時にはハードに迫る艶やかな歌声は(ソプラノヴォイスもあり)フロントマンとしては申し分ない力量を示しています。シンフォニックなキーボードと双璧をなすネオクラギターが奏でる、ドラマティックでメロディックと言うTHE○○な楽曲に、この手のスタイルが好きな方なら楽しんでもらえること請け合いなんですが、アレンジや演奏を含め、ほぼほぼ真新しさが皆無な出来栄えに苦手な人には厳しいでしょうね。②ではPeter James Goodmanが⑨ではTimo Koti
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KELDIAN-Outbound ★★★ (2015-06-26 13:28:12)

ノルウェーはオスロ出身のArild Aardalen、Key.VoとChrister Andresen、Vo.G.B.によるプロジェクトの5年ぶりにリリースされた第3弾。まずは壮大に飛翔する甘美なメロディとピリッと締めるハードさが絶妙なオープニングナンバーに悶絶、フォーキーなアコギのメロも印象的な②、フックに富んだメロディが冴えわたる甘口な③のメロウさとハードさにメロディ派ならグッと惹き寄せられるでしょうね。充実した頭3連発に続く新境地を魅せるヘヴィな④、押し引きを得たアレンジが彼ら流のメロディックメタルと昇華する様に頼もしさを感じ、グルーブ感に弾けるポップフィーリングを巧みに塗した芸の細やかさに唸ります。全曲に渡るメロディへの拘りとアレンジセンスは過去最高のものとなり、重すぎず軽くなり過ぎない至高の叙情派HM/HRサウンドを叩きつけてくれました。その後も適度な疾走感を伴った良質なメロデ
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3 WISHES-Shake Well Before Use ★★★ (2015-06-24 14:24:13)

1stアルバムのタイトルを冠した哀愁のメロディと男前なハードさが絶妙なブレンドを魅せる彼らの代表曲の一つ「Electric Bullride」で幕が開ける2003年リリースの2nd。まずは前作よりもサウンドプロダクションが強化され、より立体的になる事により深みも増し曲の良さをダイレクトに伝える事に成功。キーボードを生かしつつもハードなギターが適度の顔を覗きハードさを絶妙にコントロール、前作同様スターはいないが盤石のアンサンブルに不安も見られず安心して身を任せる事が出来ますね。ハードポップナンバーのみならず、ブルージーな要素を含んだ曲など配し前作以上バラエティに富んだ楽曲の充実度も高く聴き応えも満点とオーセンテイックなメロディアスHM/HRサウンドとドイツ産ならではの気骨さがなんとも面白いですよ。

3 WISHES-Electric Bullride ★★★ (2015-06-24 13:59:34)

ドイツのハンブルグ出身の5人組による2001年リリースの1st。アップテンポなロックナンバーからリズムカルなグルーブソングにソフトなバラードありとAOR系のメロディックHM/HRバンドなのですがギターもそこそこ前に出てきており、親しみやすいメロディと極上のキャッチネスさを併せ持つ音楽性に共感出来る方なら気に入ってもらえるでしょうね。どこか郷愁を誘う「Life is Pure」の朴訥さや、ボーカルを主軸としながらも王道を行くエッジとメリハリの効いたメロディアスHM/HRナンバーの「Life is Pure」など、哀愁のメロディを程良く含んだ楽曲は魅力的ですが、惜しむらくは少々華やかさに欠けるサウンドプロダクションに曲の良さが埋没ぎみですが及第点は超えているかと思います。頭抜けたスターのいないバンドサウンドを前に個人的にはコートインジアクトからギルドオブエイジに改名したUS産のHM/HRバン
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KRYPTERIA-Evolution Principle ★★★ (2015-06-22 13:56:59)

Ji-In Choという韓国人女性シンガーを擁するドイツ産のゴシカル風味満載の正統派HM/HRバンドが2006年にリリースしたPVを収録した6曲入りのミニアルバム。ちなみに④No More Liesの韓国語ヴァージョンが⑤Na Ga Jaという曲でサッカー韓国代表のオフィシャルソングに選定された曲になります。泣きメロ満載の叙情派ハードサウンドに驚かされますよ。こういう曲が選ばれるとは、驚きますね。彼女の繊細な歌声を存分に生かしたシンフォニックかつメロディックな4分を切る一代叙情詩に泣かされます、サビメロも秀逸ですね。と言うようなキーボードを主軸にハードサウンドが乗っかり哀愁のメロディをたっぷりを聴かせる音楽性はある種、類型的ではありますが、繊細な彼女の歌声が独特の世界観を色濃く演出し泣きメロも倍増と同郷のキンバリー・ゴスがいたシナジー辺りをイメージして頂けると良いかもしれません。上記のバ
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IRON FIRE-Thunderstorm ★★ (2015-06-22 13:06:16)

デンマークの5人組がノイズレコードよりリリースされた1st。勇壮なメロディが駆け抜けるオープニングとアルバムジャケから察しも付きそうな音楽性は、RUNNING WILD風でもあるしHAMMERFALLタイプの欧州産の湿り気を帯びたパワフルな正統派HM/HRサウンドを披露。剛毅でアグレッシブだが、適度な疾走感に親しみやすいメロディを放り込みメロデイック・パワーメタルと呼ぶに相応しいクオリティを兼ね備えております。やや一本気で線の細い歌い手に、この手の曲を歌いこなすにはパワー不足ではと思わなくもないのですが、この手のサウンドが墓標する、パワー&スピード、メロディといった三種の神器は兼ね備えているので安心して身を任せる事が出来るのではないでしょうかと、ちなみにデジパック仕様の方にはボートラとしてRUNNING WILDのUnder Jolly Rogerをカヴァーしています。

KELDIAN-Heaven's Gate ★★★ (2015-06-21 18:33:08)

ノルウェー出身のArild Aardalen、Key.VoとChrister Andresen、Vo.G.B.との2人によるプロジェクトによる記念すべき1st。煌びやかに疾走する北欧ナンバーの幕開けに掴みはOK、その後も甘美なメロディを配した楽曲が続き、女性シンガーの歌声も素晴らしいバラード⑤で大円団を迎え後半へと向かいます。インパクトの高い①も素晴らしいがポップで切ないメロディが印象的なスペーシーな⑥ハードな北欧風疾走ナンバーの⑦、リリカルでビターなミドルナンバー⑧煌びやかで軽やかな③緊張感のある展開と美旋律に彩られた④など味わい深い楽曲も多く収録されております。
惜しむらくはドラマ性の高い楽曲のわりに淡白な印象を与えるサウンドプロダクションの弱さにありますが、煌びやかなキーボードをフューチャーした哀愁を讃えた甘く切ないメロディとキャッチネスさのさじ加減も絶妙だし、線は細いがフッ
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KELDIAN-Journey of Souls ★★★ (2015-06-21 18:03:08)

ノルウェー出身のArild Aardalen、Key.VoとChrister Andresen、Vo.G.B.との2人によるプロジェクトによる2ndアルバム。正直薄っぺらいサウンドプロダクションと軽めのリズムセクションにやや物足りなさはありますが、それを補ってあまりまくる北欧産ならではの甘美なクリスタルサウンドと豊潤な美旋律の数々に胸キュン必死。現代的なニュアンスをしっかりカヴァーしつつも往年の北欧サウンドを現代に蘇らせた良質な楽曲のクオリティはマニアにはたまらんものがあるでしょうね。またハードな疾走ナンバーも用意し軟弱にならぬタフさも垣間見せ、優しげな歌声と巧みなコーラスワークも冴えわたり、どの曲にも爽快感と供に訪れる哀愁には甘酸っぱい気分を味わう事が出来るでしょう。スペイシーなキーボードサウンドはバンドの鍵、彼らが表現する世界観に広がりと奥行きを与え、随所で素晴らしい仕事をこなす女性
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TIM FEEHAN-Carmalita ★★★ (2015-06-18 15:32:26)

カナダ出身のティム・フィーハンが1983年にカナダのインディーレーベルからリリースされた2nd(2002年にめでたくCD化されております)「うーむ森永ココアには髭が良く似合う」なジャケに映るチャールズ・ブロンソン「狼をさらば」な立派なムスタッシュぶりに後の垢抜けた姿と同一人物に見えないのですが、今作で聴ける洗練されたAOR系のハードサウンドが奏でる清々しい高揚感は実に気持ちがよく、どんよりとした梅雨空を恨めしい気持ちで眺めるなら、今作を聴き気分だけでもリフレッシュしたいものです。軽快なオープニングナンバーに、温かみのある歌声が優しく寄り添ってくれるバラード④憂いのと弾けるポップセンスに胸キュン必死な⑧美しいピアノの音色に導かれる感動のバラード⑨、この曲デュエットソングで相手を務めるのはミスターグラミー賞でお馴染みのデヴィット・フォスターの全面バックアップを受けて後にデビューを果たす女性シ
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YOUTHQUAKE-EVOLUTION OF NEW ORIENTAL METAL ★★★ (2015-06-18 14:57:03)

デスメタルテイストを下地にブルータリティ溢れるスラッシュサウンドを披露。切れ味鋭いリフワークと重心低く突進してくるリズム隊のうねり、勢いよく突き進むも随所に日本人らしいキメの細やかさが配慮され聴いていて実に心地が良い。特にアクセントとなるメロディックなギターもこの手のサウンドを求める方には心地よい響きとして耳に届くでしょう。アグレッシブかつメロディアス、重厚さと速さを兼ね備えたバンドの真骨頂を味わえる一枚ですね。アルバムタイトルに彼らの大いなる野望と矜持を感じました。

AION-Freak-Out ★★★ (2015-06-18 14:42:15)

空前のビジュアル系ブームの中でAIONも見事にメジャーデビューを果たすのですが、正直窮屈な音楽性に囚われている印象を受けました。自分たちらしさと求められる音楽性との折衷案になんとなくかみ合わせの悪さを感じ、ほぼ彼らのバイオは知りません。今作も失踪した友人が段ボール箱一杯のCDを僕に託した中にあった一品。1995年リリースのアルバム、和田アキラのプロデュースと聴く前から興味をそそる組み合わせ、フュージョン系のギタリストとして日本を代表する和田氏とオルタネイトピッキングから繰り出される高速ギターによるスピード命な楽曲に歌謡メロを盛り込んだメジャー後の音楽性、その歪みをどのような形で修正してくるのかと大いなる期待をしたものです。基本スタイルを残しつつフュージョン風から、デスメタル風までと幅広い音楽性を網羅、このスタイルならキャッチーでコマーシャルな歌メロも浮きまくる事無くすんなりと溶け込み、逆
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STRIBOG-U Okovima Vječnosti ★★★ (2015-06-10 15:07:54)

今は亡き御贔屓のお店で無理を頼んでロシアンメタルを大量にとり寄せてもらったら、サンプルがてらお店にいくつか届いたCDの中の一枚を店主がサービスでくれました。今作はそのCDになるのですが、クロアチアのフルート奏者もメンバーに名を連ねるペイガン/フォークブラックらしく、個人的には美女と野獣な役割をこなす男女ツインボーカルに、トレモロリフ主体もペタペタと浅く踏みこまれるバスドラも苦手なので封も開けずに数年放置。3年後くらいに初めて聴いたのですが、激烈な速さよりも、抑揚のある強弱を生かしたドラマ性の高い構築美と、この靄の掛かった霧深い森の奥に迷いこんだような錯覚を覚える異世界、そのミステリアスかつフォーキーなメロディを瑞々しい歌声で歌い上げる女性シンガーの麗しい響きと、キレのある強烈な歌声の男性シンガーとの対比も、なんとも艶やかで官能的な響きを感じさせる。この手のサウンドの鍵を握ると思っている扇
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ARTCH-Another Return ★★★ (2015-06-09 14:16:40)

アイルランドのDrýsillのシンガーだったエリック・ホークを迎え入れリリースされた1st。歯切れのいい歌声と北欧産ならではの透明度も程々に迸る熱き血潮を滾らせる剛直なメタルサウンドを披露、時にはエピカルかつ勇壮な優美さと激しさをバランスよく取り込んだ名盤です。男気あふれる楽曲も目白押し、更にはギターソロの充実ぶりも目を惹き、エッジの効いたツインギターが弾き出す美旋律の数々、タイトなリズムが繰り出す重量感を損なわないサウンドメイクと巧妙な展開を張り巡らしたドラマ性の鮮やかさ、80年代型HM/HRならではの熱いパフォーマンスを堪能してもらいたいですね。久しぶりに聴いたのですがスピード・パワー・メロディの三拍子がそろい踏み、聴き込むほどに感じる奥深い楽曲群に改めて惹き寄せられました。

Cry-max-Cry-max ★★ (2015-06-08 17:30:34)

DEAD END、MAZERAN、AION、Z-SECTなどを世に送り出した事で知られるナイトギャラリーからデビューした大阪の4人組によるミニEP。当時の日本人らしい、所謂、既成の楽曲を分解し組み合わせ作り直したような、アイデア勝負な楽曲が収録されており、良くも悪くも何処かで聴いたようなフレーズの多さが気になるともう駄目です(ラフな日本人的歌唱スタイルもね)ところが聴きなれるとこれが癖になりまして、実にツボを押さえた演奏が耳を惹く4曲となります。センス溢れるギターワークは勿論、軽めの音質ながらもタイトなリズムプレイも悪くない、トリッキーな技も無い、フレーズに新鮮味もない、でも組み合わせの旨味からくるスリルのある展開は、色んな意味で衝撃的だ。ある意味伝統的なスタイルだし正攻法で勝負する姿勢は中々興味のそそられるものでした。④曲入りのミニなので全貌は見えてきませんが、愛すべきバンドでしたね。

JOHN NORUM-Total Control ★★★ (2015-06-08 16:52:10)

ハードでブルージーな北欧サウンドの実にジョン・ノーラムらしいギタープレイを堪能できる①で幕が開ける1stソロ。続く②のヨーロッパ丸出し哀愁の北欧サウンドを見事に描いた名曲を更なる高みに導いたのは、イングウェイ歴代No.1シンガーだと個人的には思っている、THE北欧クリスタルヴォイスでお馴染みのヨラン・エドマンが繊細かつエモーショナルな歌声を披露、空間を切り裂くギターソロと相まって極上の響きを奏でます。エモーショナルな③で涙を誘い、良く歌うギターとメロウなソロ、ハードだが糖度の高い④のカッコ良さ、THE北欧メタルな凍てついた寒空のような透明度の高いメロディが突き抜ける名曲⑤、ジョン・ノーラムらしいプレイが詰まった⑥の甘さとハードさの黄金比の素晴らしさ、と名曲が続き、その勢いは後半へ向けてもだれる事無く突き進み、ジョン・ノーラムのなんたるかと北欧サウンドの旨味がギッシリと詰まった一枚として、
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PAUL RAYMOND PROJECT-Under the Rising Sun ★★ (2015-06-08 16:23:48)

あれ?てっきりコメントしていると思っていました??国内はテイチクよりリリースされたポール・レイモンドのソロEP。ドラムは高橋ロージャー和久、ベースは山下昌良、ギターに大谷令文と中間英明、シンガーにフランク・ディミノという顔ぶれ、主役のポールさんのプレイを軸に各人が華を添える緩い構成と、本気だったのかと思わせる楽曲の弱さ、思い出作りの一枚を参加メンバーで誤魔化し商品化したんかいと鋭い突っ込みも入れたいのですが、日本人ギタリストが紡ぐ、琴線を震わす叙情的なフレージングは捨てがたいものがあるし、中間英明参加の②は陽性だが涼しげな風が薫るハードポップナンバーとして響き渡る佳曲だし大谷令文の滑らかな運指から奏でられる歌心溢れるプレイは引き寄せるものがあるでしょう。僕が所持しているのいは、レンタル型落ちの中古ですが、UFOマニアの女の子の家で聴かせてもらったタイトルは分かりませんが、2枚組のCDのD
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Thunder and Steel down Under - a Tribute to Riot ★★★ (2015-06-03 16:13:02)

ポーランドのCRYSTAL VIPERのシンガーであるマルタ・ガブリエルの旦那様が主催するSkol RecordsからリリースされたRIOTのトリビュートアルバム。「Immortal Soul」から劇走ナンバーの「Riot」に「Nightbreaker」から「Soldier」以外は「Rock City」から「Thundersteel」までの選曲となる14曲入り。正直半分くらいは知らないバンドであり、アレンジに対する恐怖心はありましたが、勇者の殉職に報いるはなむけの一枚として、また過去にANVILに我らがMETALUCIFERのトリビュートをリリースしている実績を踏まえ購入を決意、結論から言えば、RIOTがいかに良質な曲を世に送り出していたかを如実に物語る一枚でした。AXEL RUDI PELLやRough Silkなどの仕事で知られるキーボーディスト、フェルディ・ドルンバーグの狂おしいピ
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OMEN-Feketében ★★★ (2015-05-31 17:03:47)

ハンガリアンメタルの猛者が集いしバンドが1991年にリリースした1stを紹介します。スラッシーなスピードナンバーで幕が開け勢いよく突き進むも東欧産ならではの翳りのある湿度のあるメロディと、メイデン由来のツインリードを軸とした攻撃的なリフワークと技巧的かつ印象的なフレーズも盛り込むスタイルはPokolgepやOssianの良いとこ取りもとも取れ、ある意味、正統派ハンガリアンメタルの理想形のようなスタイルを構築しようと模索しているようにも取れます。相変わらず線の細さは否めないシンガーの歌唱スタイルもアグレッシブに迫り、Pokolgep時代よりも逞しい姿を魅せ安心感を与えてくれるのも好印象。楽曲も聴き進めるほどに独自のハンガリアンHM/HRサウンドを響かせる名曲が詰まった好盤として耳に届くでしょう。とにかくスピーディーなナンバーに放り込まれる個性が輝く独特のフレーズの美しさや、情緒溢れるバラー
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OMEN (2015-05-31 16:32:51)

こちらはUS産のバンドではなくハンガリーを代表する正統派HM/HRの雄POKOLGEPにいたVoのジョセフ・ハンマーとGのラースロー、同じくハンガリーを代表するOSSIANに籍を置いたDsのビクター・パブロらによって1991年に結成されたバンドです。現在も活動を続け、シンガーのジョセフさんは後に自らのバンドを立ち上げ脱退をしますが、古くからハンガリーに根を下ろし活動を続けるメタル系のアーティストとしてはGのラースローも含め古参の部類に入るキャリアメンバーが集いしハンガリーのメタルシーンを語る上では外せないバンドの一つですね。

POKOLGEP-Totális metal-...tovább ★★★ (2015-05-31 16:06:39)

逞しいベースに導かれるミドルナンバー
情緒がエエね
勇壮さだが濡れています

POKOLGEP-Totális metal-Átkozott nemzedék ★★★ (2015-05-31 16:05:15)

メロディラインがハッキリとしていますね
この手の曲の方が線の細い歌声もきになりませんかね
彼ららしい憂いがありますよ

POKOLGEP-Totális metal-Mennyit érsz? ★★ (2015-05-31 16:03:41)

軽めの音質ですがザクザクと刻まれるリフも印象的なミドルナンバー
地味ですがアルバムには必要なタイプの曲ですね

RATA BLANCA-El libro oculto-Lejos de casa ★★★ (2015-05-30 14:13:23)

このグルーブ感が心地よいですね
概ね彼らのイメージに沿った一曲

RATA BLANCA-El libro oculto-Agord, la bruja ★★ (2015-05-30 14:09:51)

出だしのリフに思わず訴えられるぞと言いたくなりますが僕は許します(笑)
ヘヴィな音像に時代を感じますね

RATA BLANCA-El libro oculto-Cuarto poder ★★★ (2015-05-30 14:02:09)

重々しい新生ラタブランカサウンドを堪能できる一曲
このお約束な展開に焦がれますね
様式美だわ

RATA BLANCA-El libro oculto-Asesinos ★★★ (2015-05-30 13:58:20)

荘厳なキーボードに導かれ始まります
甘めのメロが舞う姿は彼らの持ち味
情熱的なラタブランカサウンドを堪能できますね
メタリックになったねぇ

RATA BLANCA-El libro oculto-Basura ★★ (2015-05-30 13:56:05)

ヘヴィなミドルナンバーで幕が開けます
今までとは少々違う感触を感じさせるのが時代のなせる技でしょう
こういう貫禄のあるどっしりとした曲も悪くないですね

RATA BLANCA-Magos, espadas y rosas-Porque es tan difícil amar ★★★ (2015-05-30 13:49:47)

オリジナルはこちらで終幕
クラシカルな響きを堪能できるインストナンバー

RATA BLANCA-Magos, espadas y rosas-Días duros ★★★ (2015-05-30 13:47:15)

こちらはもったいつけますね
ムード満点なメロウなフレーズと
迸る情熱に酔いしれましょう

RATA BLANCA-Magos, espadas y rosas-El camino del sol ★★★ (2015-05-30 13:45:01)

ドラマティックなラタブランカサウンドを堪能できる一曲
情熱的だがクールな印象を与えますね
オリエンタルなムードのあの曲を想起させますが
それも彼らの持ち味なので楽しめます
南米のレインボーの名に相応しい

RATA BLANCA-Rata Blanca-Preludio obsesivo ★★★ (2015-05-30 13:38:47)

曲名が出てきませんが
有名なクラシック音楽をモチーフにしたインストナンバー
ウォルター・ジェラルディーノのセンスが爆発した一曲
スリリングなリードプレイは圧巻の一言に尽きますね

RATA BLANCA-El camino del fuego-Señora furia ★★ (2015-05-30 13:29:01)

元ネタもあけすけな一曲
この手の曲を知り尽くした手練手管なメンバーによる
余裕綽々なプレイが心地よいです

RATA BLANCA-El camino del fuego-Sinfonia fantástica ★★★ (2015-05-30 13:26:25)

華麗なラタブランカサウンドを堪能できる一曲
甘美なメロにうっとりとさせられますね
9分越えの曲も飽きさせないアレンジは見事
常に○○風な彼らかも知れませんが好きです

RATA BLANCA-El camino del fuego-Lluvia púrpura ★★★ (2015-05-30 13:22:26)

ゆったりと大きいグルーブが心地よい
アンドリアン・バリラーリの歌声も気持ちいいね
バックの職人技がたまらん
ハッシュだなぁ

RATA BLANCA-El camino del fuego-El amo del camino ★★★ (2015-05-30 13:20:01)

アルバムのオープニングを飾る軽快なナンバー
流石はアルゼンチンのレインボーだね
ノリノリです

Sinawe-Heavy Metal Sinawe ★★ (2015-05-28 15:06:39)

お隣はソウル出身のキーボードを含む5人組が1986年にリリースした記念すべき1st。ザラついた声質の骨太なシンガーが男臭く迫る歌声を中心に、ミドルナンバーや、わりとソフトなバラードタイプの楽曲が多く収録された一枚。浅く薄い音質にロック然とした迫力や緊張感も削がれ、HM/HR系のバンドとしてやや大人しいしエッジも足りないと1986年当時を踏まえても楽曲自体の古臭さとダイナミズムの欠けたスケールの小ささは何ともしがたいのですが、お国柄が抱えるジレンマだったんでしょうね。ギターソロなどでは聴かせる面もあり、なかなか興味も惹かれます。日本人の琴線に訴えるような演歌チックな情緒とは違うニュアンスがバラードの②⑨などにも表れており面白いですね。ちなみにシンガーのYIm Jae-Beomさんは今作一枚でバンドを離れ、のちにソロシンガーに転身、韓国を代表する歌い手なんだとか??

2008
…続き

DESTRUCTION-Release From Agony ★★★ (2015-05-27 16:42:06)

邪悪なジャケ同様、凶暴性と過激さも増した1987年リリースの3rd。前作を遥かに凌ぐ、単純に走るだけではない緻密なアレンジとギターリフが、凄まじい迫力でグイグイと襲いかかり聴き手に覆いかぶさります。今まで以上に突き詰めた楽曲の構成と、ツインギター編成になった事による、二本のギターが生み出すせめぎあいにも似た緊張感と破綻をきたさぬドラマ性。シュミーアが吐き出す禍々しい咆哮、4人が1つとなって繰り広げられる劇奏に大いなる興奮と新たなる刺激を受け完全に打ちのめされました。重量感溢れる突進力と鋭角的なリフワークに加え、ダークでカオテイックな雰囲気が滲み出た欧州スタイルながらも、スラッシュという言葉だけでは片付けられない、広がりのある楽曲が収録されているのが今作最大の聴きどころでしょう。アグレッシブながらもメロディアスかつキレのあるギターリフを軸に多彩な構成を織り交ぜた曲展開とテクニカルなソロの完
…続き

DESTRUCTION-Eternal Devastation ★★★ (2015-05-27 16:16:41)

全体に漂っていた青臭さも払拭しノイジーなリフワークも確立、シュミーアもハイピッチな歌声で応戦と、。欧州的翳りとアングラ臭漂う暴虐性と疾走感溢れるディストラクションサウンドを轟かせた2ndアルバムにて、格段にレベルアップした演奏を堪能できる彼らの出世作。攻撃的なリフワークは益々鋭角的になり、スリルも増し緊張感溢れる演奏に耳を奪われますね。前作以上に特徴のあるメロディの導入も計り、重厚でありながらスピード感も損なわれないバランス感覚も絶妙で、その緻密な構成を基に繰り広げられる轟音鳴り響く過激でスピーディーな楽曲はいずれも凄まじい破壊力と伴い突進あるのみ。スピード感溢れるギターソロとメロセンスの凄みには鬼気迫るものがありますね。

DESTRUCTION-Infernal Overkill ★★★ (2015-05-27 15:54:08)

メタリカやスレイヤーに続けとばかりにドイツから登場したジャーマンスラッシャー。デビュー当時の評論家筋からの不評もなんのその、子供だった当時の僕に音楽的理論などクソ喰らえで、ガリガリ、ジャリジャリと掻きならされるノイジーなサウンドと過激さ命のスピード感にノックアウト、やや単調なリズムプレイと似たような曲調にダレる要素は大ですが、場面展開の多いアレンジと凶暴さが同居した媚を売らない姿勢は実に清々しく映り、時折切れ込んでくる攻撃的ながらメロウなフレーズが醸し出す欧州の香りは相当なインパクトをもたらしています。詰めの甘さはあれど、速いだけではないギターのフレージングを軸とした構成は荒々しくもダイナミックで単純にカッコよかった。

MOTORHEAD-Orgasmatron ★★★ (2015-05-26 14:55:07)

メタルバブルで湧きあがる1986年に彼らは実に気合いの入ったアルバムを世に提示しました。ドスの効いたミドルナンバー①のキレ具合と尖りっぷりはまさに出川哲郎「キレたナイフ」である。意表を突くオープニングの②以降はお約束のファストナンバーを放り込み、メンバーが刷新された事により、今まで以上
フック満載のリフとスリリングな展開を持つ楽曲が収録され、初期の頃の荒々しさを更に推し進め重量感と疾走感がより強調された充実の一枚と仕上げてきました。インパクト大⑤の持つ抜群の破壊力や、サイケなHAWKWIND時代をより過激にし⑨など今作ならではの魅力でしょうね。初期の破天荒さとは違う、ガッチリと作り上げた新たなる魅力も彼らの名に相応しいでしょう。


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