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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 1401-1450
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BATTLE BEAST-Steel-Enter the Metal World ★★ (2020-10-13 14:39:00)
ノリの良いロックアンセムです
キーボードがバリバリ効いていますよ
BATTLE BRATT-Battle Bratt ★★★ (2019-01-23 15:05:09)
珍品ジャケット100選があるのなら間違いなくノミネートされるだろう。二代目麻宮サキ鉄仮面女子の淡いロマンスと名付けたい。夏休みなの宿題だ。自分の彼女がこの程度の画力でドヤ顔してきたら、ハズキルーペの舘ひろし並の優しい声で『この絵好きだなぁ』と応えるしかありません。
音楽性としては、シンガーの歌い回しも含めQueensrÿcheを彷彿とさせるものであり、US産のバンドなのでシャープで都会的だ。それだけにQueensrÿcheとの親和性は高く、本家のようなプログレ臭は難解すぎるなぁと思う方には、こちらの方がストレートにメタルしているので聴きやすいでしょうね。メタリックな質感のギターはテクニック的にも十分、ボトムを支えるリズムプレイも、これまたガチガチのメタルサウンドを支えるに相応しい逞しさがあります。
オリジナルは1988年にU.S. Metal Recordsか
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BATTLE BRATT-Battle Bratt-Heat of the Night ★★★ (2019-01-23 14:50:39)
ニューヨーカーなんで都会的なサウンドだ
夜に濡れる哀愁のメロディ
演奏もタイトでドラマ性を盛り立てている
シンガーもジェフ・テイトタイプなので相性は悪くない
BATTLE BRATT-Battle Bratt-Winds of Change ★★★ (2019-01-23 15:08:02)
メタリックに打ち鳴らされる重厚なオープニングナンバー
堂に入ったパフォーマンスはアルバムの幕開けに相応しい
BATTLEAXE-Burn This Town ★★★ (2016-06-02 14:58:39)
NWOBHMと言えばこれ的な一本筋の通った音がなんとも望郷をそそるマニアックなバンドの1st。NWOBHM直系の単音リフワーク、プリースト、モーターヘッド、AC/DCといったバンドからの影響も顕著な遊び心のないストレートすぎる展開、気合い入っているのに平坦な音作りがメタルな荒々しさに欠け、その魅力がいま一つ伝わりづらいとい微妙なニュアンスの一枚。無難過ぎる曲作りに終始した作風は、刺激を求める若者には厳しいと映るでしょうが、往年のNWOBHMが大好きな猛者にはたまらない一品と心に響くでしょう。また究極にダサい音かも知れませんが、英国の伝統を受け継ぎ、NWOBHMの精神性を強く反映した今作はある意味、一番メタルな音楽性なのかも知れませんね。
日本でも『Far East Metal Syndicate』から1994年に有名なジャケットのまま世界発のCD化と謳われていた記憶があり?そして2
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BATTLEFIELD-We Come to Fight ★★ (2018-12-28 09:10:35)
女性シンガー、コーネリア・エルンストを擁するツインギター編成のスピード/スラッシュ系メタルバンドのデビューEP。シングルノートでガラガラゴロゴロと勢いよく突っ込んでくるが、かなりの粗削りなあらびき団ぶりを発揮する。でもそこがクサレマイナーメタルマニアのハートに火をつける要因。レコーディング技術やテクニックなどクソ喰らえと言わんばかりに、何かをブチ破ろうと型破りなスピード感に、色んな意味で擦り傷まみれの殺傷力がある。
スピードに特化したスタイルではあるが、メロディに気を配しており、楽曲構成にも気を配っている。バランス感覚はけして悪くはない。自主製作故の脆弱な環境がポテンシャルの高さを生かしていない面はあるが、それで切り捨てるには惜しいサウンドだ。
日本でいえばメジャーデビュー前のAIONとかを思い出す、攻撃性とメロディのバランスには通ずる要素もあり、日本人的な感性でも楽しめるだ
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BB STEAL-On the Edge ★★ (2021-09-27 12:45:48)
知る人ぞ知るデフ・レパードのフォロワーバンド。そのなりきりぶりと言うのか完成度の高さに思わず笑みもこぼれます。やり過ぎだと叱るのは簡単ですが、今の時代、こういうの懐かしくないですか?と言いたい。
いそうで探せない全盛期のデフ・レパードスタイルを模倣する音楽性、本家を聴くのもいいけど、別のモンも見て見たいと思う方には絶妙な完成度でしょう。
ハンバーグの中にチーズが入った料理を発明した料理人がいるように、みんなが好きな音楽を作った嫌味のないメジャーロック。親しみやすいメロディに中に知性を封じ込めた本家にも負けない完成度を誇っていますよ。
BEAST IN BLACK-From Hell with Love-Die by the Blade ★★ (2019-02-25 10:43:32)
ノリノリのダンサンブルなナンバー
これはシングル向けにピッタリです
ジャンル不問だから売れるわなぁ
BEAST IN BLACK-From Hell with Love-From Hell with Love ★★ (2019-02-25 10:25:31)
トランスミュージックとへヴィメタルの融合
これからのメタル像を提示しているようだ
これならばジャンルの垣根を超えて色んなフェスに参加しても違和感がない
普段メタルを聴かない人が聴いても楽しめる要素も大だ
BABY METAL同様にハード&へヴィサウンドの入り口になれば良いでしょう
BEAST IN BLACK-From Hell with Love-Sweet True Lies ★★★ (2019-02-25 10:39:17)
大英青春ドラマのような楽曲ですね
伊藤かずえ、松村雄基、名古屋章、国広富之、鶴見真吾、岡田奈々、比企理恵、石井めぐみ、大沢逸美、梶芽衣子、沢向要士、下川辰平、堀ちえみ、寺泉憲、若林豪、宮川一朗太、フローレンス芳賀、竹本孝之、岩崎良美、小沢仁志、湯江健幸、相楽ハル子などなど、頭の中を走馬灯にように、かつての名シーンが思い浮かびます。
天使のアッパーカットだなぁ
BEAU NASTY-Dirty, but Well Dressed ★★★ (2024-08-26 08:35:15)
隆盛を極める。L.Aメタルシーン。その末期にデビューしたバンドのファーストにて唯一のアルバム。ある意味、シーンを象徴するような作品とも言える。まず演奏は上手い。アレンジもツボを押えている。それもそのはずボー・ヒルが全体を掌握、そこにポール・ウィンガーがプロデュースを担当、ミキシングも金の掛るメンツを揃えゴージャスな音を作り上げている。
参加メンバーはKUNIで活動を共にしたダグ・ベイカーと、ご存じマイク・テラーナというリズム隊。シンガーとギターはTOKIO ROSEで活動、ちなみにHANOVERではマイクとギターのジョージ・バーンハートは一緒に活動しているし、人脈的には繋がっているのが面白い。ちなみにもう一人のギタリスト、ブライアン・ヤングはジェフ・スコット。ソート関連の仕事をこなすこととなる。また、ダイアモンド・デイブの作品にも後に関わる事となるので、マニアには気になる情報が多い
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BEDEMON-Child of Darkness: From the Original Master Tapes ★★★ (2016-01-20 12:36:26)
USシーンではカルト的な人気を誇り、またドゥームメタルを語る上では外せないバンドの一つペンタグラムのボビー・リーフリングなどペンタグラム人脈が脇を固めているというか同時期に活動していたらしいバンドのデモ集。所謂ドゥーム特有のローファイな音質(敢えて質を落としているのです)極悪なリフと、その酔いどれ感のあるタテノリのリズム。スローテンポな楽曲が煽るのはソワソワと落ち着かない焦燥感、ジリジリとした気分に不穏な空気も漂いますが、そこが一番の聴きどころだったりします。フィードバック奏法万歳な邪悪な雰囲気に満ち溢れた初期の作風も良いが、後半3曲では感触が随分と違い、時代の流れや音楽性の遍歴に興味を持たされます。スネアの抜けが良くなり、リフのドロドロとした情念は薄れていますが、ドゥームな血は脈々と受け継がれており、歌い手もスッキリとした印象を持たせる歌唱に変えているのも印象的で、ライトドゥームリスナ
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BELINDA CARLISLE-Heaven on Earth-Heaven Is a Place on Earth ★★★ (2014-10-01 17:15:21)
弾けるサビメロに胸キュンですね
ちゃらけた意味不明な80年代風のPVも目に浮かびます
エエ曲ですよ
キュンキュンと泣かされます
BELLA BESTIA-Bella Bestia ★★★ (2022-08-16 16:03:35)
参加メンバーの来歴や交流を考えるとスパニッシュメタルを語る上では外すことの出来ないバンドの一つ。黎明期と呼べる70年代の後半から80年代前半にかけて活発になるメタルシーン、このバンドの名前を変えようやく1984年にデビューを果たす。JP風味もあるが、このバンドはメロディを大切にしたナンバーもあったり、派手さには欠けるが堅実な作りとメタルマナーを遵守する音楽性は正統派マニアにとっては大切な領域であり、彼らはそういう意味では侵犯すること無く硬軟交えたアレンジで楽しませてくれる。
次のアルバムでは、よりメインストリーム寄りというのかグラム系に接近、SWEETのカヴァーもあったくらいである。そういう意味もあるのか、ギターのマノロ・アリアスは、Barón Rojoで活躍する弟のエンジェル・アリアス、そして今作で唄うトニー・クエバスらとNiagaraを結成するとい意味では叩き台のよ
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BELLADONNA-Belladonna ★★★ (2023-08-21 10:39:14)
ANTHRAXを解雇されたと記憶しているジョーイ・ベラドンナ。しばらく音沙汰が無かったのだが、無名の新人を引き連れ自身のバンドを結成。1995年に今作をリリースとなるのだが、個人的にはシャリシャリとしたギターの音が好きになれず、ほとんど聴くことがなくラックの底へと潜っていった。
数十年ぶりに聴いたが、やはりギターの音は苦手だが、グランジ・オルタナ全盛の時代に自分の音で勝負していた事実に驚いた。古典的なクラシックアメリカンパワーメタル/スラッシュサウンドは、過激に走る分けではないが地に足の付いたパフォーマンスで魅了。なにより、今聴いても古さを感じさせない独特の世界観を有しており、これは古典に根ざしただけでは無い、新時代を迎え撃つ気概が音に乗っていると言うことだろう。ちゃんとモダンさも取り込む、そこにベラドンナの風格のある歌声が、圧倒しているという状態が音に現れている。
とは言え
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BENEATH THE SURFACE-Race the Night ★★★ (2022-05-06 17:35:05)
知る人ぞ知る幻のNWOBHMによる1st。マイナーなレーベルからの流通の為に、幾度知られることなく埋もれてしまうのだが、これが叙情派英国HM/HRマニアならば、間違いなく心を掴まれるような良質なメロディが顔を出します。フィル・モグ風味の歌声もあるためにスピードアップしたUFOに叙情性を加味したような音楽性となるのだが、今作はライブアルバムという特性もあり、そのバンドとしての荒々しい熱気も加わり実に質の高い叙情派NWOBHMへと昇華している。
この手のバンドと言えば、プレイングマンティスあたりを引き合いにされそうですが、オリジナルリリースの1986年という時代を考えると、こちらのバンドの方が上であり、いい意味での洗練性を加えた英国流儀のサウンドは、多くのマニアにとって潤いと感動を与えるでしょう。それにしても、このバンド、どうして一枚で消えたのだろう?
ツインギター編成、キーボー
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BENEDICTUM-Uncreation ★★★ (2022-12-16 13:49:21)
正統派ヘヴィメタルの世界では知らない人はいないでしょうよと、言いたくなるほどの実力を誇る女性シンガー、ヴェロニカ・フリーマン。ディオのトリビュートバンドをやったり、THE RODSと共演して音源をリリースしたりと、そっち系との人脈も強く、今作のプロデューサーはジェフ・ピルソンである。
日本では女性であるという事は最大の売りであり、ある意味、性を販売する傾向が強い。欧米ではアイドル文化は根付かないだろう、特に恋愛禁止など完全なる人権問題だし、女性アイドルに関しては特に性差別の最たる例でしょうね。そんな文化圏のアジアだからこそ、成立する女性が不必要に色気を売り性的歓喜を行う。アメリカでもそういう時代があったが90年代に入り、そういう行為に対する拒絶が行われた。令和4年であり2022年の日本では、メディアイチオシは、どんなグループだろうか?時代遅れもやり過ぎれば深刻な病である。目先の成功
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BENJAMIN ORR-The Lace-Stay the Night ★★★ (2021-11-19 20:19:57)
大人の魅力全開です
夜の都会が似合う洗練された大人のロックサウンド
しめやかにしっとりと濡らしていきます
これぞ産業ロックでしょうかね
BERGGREN KERSLAKE BAND-The Sun Has Gone Hazy ★★★ (2020-09-21 14:37:21)
ドイツのRazorbackで唄い、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオのプロジェクトRevolution RoadやSnakes in ParadiseにThe Company of Snakesでフロントマンを務めたスウェーデン出身のステファン・ベルグレンとリー・カースレイクの二人によるプロジェクトチーム。
曲作りではリーとステファンの二人がクレジットされているが、唄以外にもギター、キーボードにプロデュースと八面六臂の大活躍をするのはステファン。ある意味、ソロアルバム的なニュアンスが強いのだが、出している音は古めかしい古典ロックに彩られた一枚。WHITESNAKE風味満点のブルージーサウンドに、エモーショナルなステファンの歌声は似合うのは既に実証済み、彼は爽快感も持ち合わせているので、砂交じりのざらつき感を緩和さえているのは聴きやすさに繋がっているが、そこが物足りないと思う筋
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BERNIE MARSDEN'S ALASKA-Heart of the Storm ★★★ (2020-12-28 18:04:07)
WHITESNAKEから抜けたバーニー・マースデンが新たに立ち上げたバンドがコチラになります。時代は1984年、多くのバンドがアメリカへの進出を伺う時代、衰退する英国シーンに見切りをつけてとなるのだが、今作は雑誌の評価も低く日本でも話題に上ることなく消失。のちに、同じ英国勢のLIONHEARTは再考の機会を与えられたが、同じような路線のアラスカはダメだった。
端的に言えば、徹底的にブルース臭を抜いたWHITESNAKEとも取れる堅実なプレイと楽曲を用意、もっとブルージーに染め上げた方がバーニーらしいと思うが、それではレコード契約もきつかろうと推察できる。しかし、ファンが求めるものとの乖離が評価を下げたのは間違いなく、何を聴けばよいのかと言いたくなるほど、お気楽なキーボードの登場に脱力するのは間違いない。特に今の感性でいけば、キーボードの音は安売りスーパーの如き軽薄さが漂っている。
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BERNIE MARSDEN'S ALASKA-The Pack ★★ (2020-12-30 18:30:30)
前作から間髪を入れずにリリースされた印象の強い2nd。オープニングからポップセンス全開のライトな曲で幕開け、完全に振り切っているので不自然さは皆無、むしろ前作で免疫が出てきているので問題なし、今作もこっちでいくんだなぁと確信しました。少々ハードタッチの②、AOR調の軽やかな③とハードなものを好む耳では、眠くなるのですが、中盤ではバーニーに期待するブルース臭が香りだし、気分を持ち直す。クリアーな歌声のシンガーの声質にも合う、チョイ足しブルージーのオシャレサウンドで埋め尽くされている。喰い足りなさを誘発するライトロック路線。とにかく、売れることを念頭に置いたサウンド故に、聴き手を選ぶでしょう。
個人的には、オジサンになり守備範囲も広がりましたので、容易に受け入れるのですが、お金出しては行きづらいサウンドではあります(安っぽいキーボードを引っ込めたのも正解)。現在はBRONZE YEAR
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BERNIE MARSDEN'S ALASKA-The Pack-S.O.S. ★★★ (2020-12-30 18:33:10)
癖がないですね
そのクリアーさがコクを薄めているが
バーニーファンにとってはお待ちかねのブルースナンバー
三連が心地よいです
BERNIE MARSDEN-And about time too ★★★ (2018-10-25 12:53:51)
1998年にCD化された国内盤がリリース。まさかのAEVXはBareknuckle、しかもボートラ3曲追加盤です。マニアにとってはエエ仕事をしてくれたなぁとなるのですが、大して話題にならなかったように記憶している。
バーニーのソロ第一弾に相応しく豪華ゲストが客演。コージー・パウエル、サイモン・フィリップス、イアン・ペイス、ジャック・ブルース、ニール・マーレイ、ドン・エイリー、ジョン・ロードが顔をそろえることに、スリリングなインストナンバーは勿論だが、バーニーがヴォーカルと務めるバラードからジャジーなど多彩な楽曲を用意。少々ロック色は薄味かもしれないが独特のタイム感を生かしたプレイは、どれもがエモーショナルな響きを携えており、華麗に舞っている。フレーズの作り方も上手で、味のあるソロアルバムに仕上げてきた。
BERNIE MARSDEN-Look at me now ★★★ (2016-10-17 14:13:22)
ニール・マーレイ、ジョン・ロード、イアン・ペイスの白蛇人脈にコージー・パウエル、サイモン・フィリップスも参加している、英国人ミュージシャンによって仕上げられたホワイトスネイクのギタリスト、バーニー・マースデンの2ndソロ。今作の国内盤CD化をあの、AVEXのBareknuckleが手がけるとは夢にも思わなんだ。1998年と言う事で忘れ去られた感のあるバーニー先生ですが、彼の持ち味とも言えるブルージーなフレーズを随所に持ち込みつつも『HERE I GO AGAIN』の作曲者たるポップセンスも散りばめた楽曲を用意、ギタリストのソロとしては控えめではありますが、曲を聴かせたいという方向性に舵を切っており、白蛇&深紫人脈を駆使したメンバーシップから生みだされる阿吽の呼吸には視聴後の満足を約束するような安定感があり、バーニー先生のソフトだが深みのある歌唱スタイルとの相性も抜群の相乗効果を生みだして
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BERNIE SHAW-Too Much Information ★★★ (2021-01-29 08:09:28)
バーニーがかつて活動を共にしていたミュージシャン、デール・コリンズと共同クレジットで世に出したデュオアルバム。ある意味、バーニーのソロとも言えるのだが、クレジットはBernie Shaw & Dale Collins名義になっている。
90年代の後半、プロモ的な作品をリリースしている両者、バンドのような活動をしていたらしく、今作には、その時代の音源が含まれているらしいが、見たこともない商品を検索して知ったかぶりするのはマナー違反なので止めておきます。
全8曲、40分を切るランニングタイムの心地よさ。バーニーの唄を軸に洗練された大人のロックを披露。流行り廃りとは無縁のオーセンティックな響きに酔いしれます。等身大の魅力を内包したアーバンな古典スタイルは、AOR系のスマートなサウンドを窘めるマニアならグッとくるでしょうね。
バーニーのファン層を意識した哀愁のメロディア
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BERNIE TORMé-Turn Out the Lights ★★ (2019-04-12 20:21:37)
ギャランティの関係などもありGILLANでの活動は実入りの良いものではなかったと不満も有ったギタリストのバーニー・トーメ。それ以前の活動もあり自身がリーダーとなり動き出したプロジェクトが今作になります。ソロ名義ではありますが。当初からバンドとして運営するも、バーニーのロックンロールライフも災いしたのか、メンバーを固定する事も出来ずバンド活動は暗礁に乗り上げてしまった。それ故に、イマイチ知られていないのだが、バーニーのカタログの中では一番、彼のカラーがストレートに投影された作風とも言われ、マニアの中では一番に押される事も多いと言われる一品。
しかしレコード会社であるKAMAFLAGEレコードが倒産した為に、幻の名盤となり実質、バーニーが版権を買い取り再発される1996年まで、世に埋もれていたのも大きな要因だと思う。また、リリース時の活動にも問題があったのは周知の事実だ。
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BETRAYEL-Death Shall Overcome ★★★ (2022-10-13 10:51:45)
Metal Massacre Xに『Sick or Sane?』を寄稿するも時代の煽りを受けバンドは解散、結局、デモ音源のみのリリースで消えたアメリカンスラッシャーが過去の楽曲を復活させたコンピ作がこちらになります。
完全にスラッシュ第二世代とも言うべき、スラッシュメタルからの影響を受けたスラッシュメタルです。初期型のメタリカ、エクソダス、スレイヤー、アンスラックス、デスエンジェル、オーバーキルと言ったバンドの顔が見えてくる音楽性、その先人達からの影響を素直に落とし込んだサウンドは、正にオールドスクール一直線、ダークでイーブルなテイストは禍々しい瘴気に犯されており、毒素に浸食されたスラッシュサウンドで聴き手を魅了するでしょうね。
こんなもん聴くくらいならば、俺は有名バンドのスラッシュメタルを聞き直すよと言われたら反論はしませんが、はやり、狭い協議の中でも新しいモノを見つけた、
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BETSY-Betsy ★★ (2017-01-14 12:45:32)
BITCHと言う名のリードシンガーである、ベッツィ・ビッチ嬢。少々やらされてる感の強い厳つ目の衣装から一転、今作では装いも新たにスタイリッシュに変貌、音楽性もパワフルなHM/HR色を押さえ、ヘヴィで大らかなグルーブを基調としつつもメロディックなアメリカンロックスタイルへと変換。BITCH時代とメンバーは変わらずもバンド名をベッツィの方に変更とマイナーチェンジしております。確かに感触はソフトになりましたが根幹にあるハードなメタルスピリットは失われておらず、彼女の下地のしっかりとしたパワフルヴォイスは健在とL.A風のHM/HRが好きな方なら概ね楽しんでいただけるでょう。個人的には力負けしない歌声だけど、どうしても一本調子に聞こえるのが気に掛りますね。
BEWARP-Funk'd Rapt'd Trash'd ★★★ (2018-10-17 13:20:43)
凄腕ギタリスト、ディック・ビワープ率いるバンドが1992年にリリースした記念すべき1st。世界中を席巻するアメリカンバブルは北欧はスウェーデンの地までも飛び火、音だけ聴けば完全にファンクロック路線のハードサウンドです。
でも隠せないお国柄とも言えるメロディセンスがチョイチョイ絡んでくるのがミソ。全般的にどこかで聴いた事のあるような楽曲がチラホラ顔を出すのはご愛嬌として、ここは頭を空っぽに、北欧産のパーティーロックを楽しんで欲しい。
勝手に身体が動き出すようなノリの良いグルーブをビートをたたき出すリズム隊の華やかさ、スウィープにタッピングとテクニカルなソロは派手さを極めており、時折楽曲に似合わないほどフラッシーなプレイもある。流石はリーダーと言いたくなるのだが、なんとも奇妙な取り合わせだ。とにかくギターは巧者で、キーボードをフィーチャーしている為、ボリュームは抑え気味だがバッキ
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BEYOND THE BLACK-Lost in Forever ★★★ (2017-12-02 14:05:50)
ルックスのみならず卓越した技術を持ち合わせる新進気鋭の女性シンガー、ジェニファー・ハーベン率いるバンドの2nd。前作同様、耽美的だが壮麗で瑞々しいメロディをシンフォニックに味付けしたドラマティックなバンドサウンドを披露。これぞゴシックメタルだと言わんばかりの退廃的ムードに、欧州由来の泣きのメロディを配した力強いメタルサウンドに乗せ、ジェニファーが癒しのウイスパーヴォイスで応戦するという手法は、前作よりもメリハリと抑揚とつける事によって聴きやすさも倍増と、その剛柔のバランス感覚を高めた事によって、ターゲットをより明確に見据えることに成功。間口を逆に広げる事になっている点も見逃せませんね。個人的には今風のメジャー感が増したことで、逆に好みとは外れる形にはなったのだが、この手のゴシックメタルが好きな人なら、無視できないクオリティは誇っていると思いますよ。
特にジェニファーの歌声は前作以上
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BEYOND THE BLACK-Songs of Love and Death ★★★ (2017-12-01 12:57:17)
麗しの女性シンガー、ジェニファー・ハーベンを中心として結成されたドイツ産ゴシカルHM/HRバンドの記念すべきデビュー作。多彩なゲスト参加に、プロデュースにサシャ・ピートが絡んだりと、レーベルの気合いの入りように驚きますが、その期待に応えるように、フォーキーでトラディショナルな音楽とダイナミックなロックサウンドの融合を、諸先輩たちの手法をお手本にガップリ四つ取り込む姿勢に、この手の音楽を愛する方なら身を出さずにはいられない熱量を放出しているでしょう。
才色兼備という言葉が当てはまるジェニファーの歌い回しも、この手のバンドにありがちな、裏声でフワフワのパヤパヤな可愛い奴じゃないので個人的にも大いに楽しめる事になりました。
壮麗なシンフォニックサウンドによる陰影を際立させたアレンジ、そこに絡む有機的な歌声、緩急をコントロールする、若いのに芸達者なバンドサウンド、ダイナミックなグルー
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BIFF BYFORD-School Of Hard Knocks ★★★ (2020-03-01 13:57:58)
早い段階から先行公開された①②を聴き、ビフ・バイフォードのソロは無理無駄のない古典ロックへの邂逅になるのかと感じていた。SAXONと言えばNWOBHMを牽引したバンドとして有名だが、正直、個人的にはSAXONサウンド=NWOBHMと思ったことはない。もっと古典的な英国産ハードブギーを下地に速度を高めたのがSAXONだと思うからです。豪快なノリはバイカーズロックなどと呼ばれ愛されましたが、かび臭い地下室サウンドとは無縁だし、あの鋭利に突き刺さるソリッド感はない、そういう意味でも、ムーブメントの立役者ではあるが、もっと大きな意味で括られるバンドだと思う。特に、NWOBHM勃発前に1stをリリース、フォーキーなナンバーからプログレ風味までの、70年代の英国勢からの影響をもろにうけた内容だった。2枚目以降ムーブメントにのり変貌したSAXON、しかし今作から感じ取れる英国流儀、その音作りには並々な
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BIFF BYFORD-School Of Hard Knocks-Me and You (2021-02-02 14:33:58)
渡米後のサクソンを思い出させるようなアメリカン志向
よもや今になって高評価を受ける時代になるとは夢にも思わなんだ
BIFF BYFORD-School Of Hard Knocks-Scarborough Fair ★★★ (2021-01-16 13:30:48)
ビフのルーツたる曲でしょうね
ロックヴァージョンに仕立て上げ感動も倍増
望郷のメロディ
そしてビフの切ない歌い回し
ベテランの味ですね
こういう曲を取り上げたからバンドでカヴァー集へと向かったのかな?
BIG GUNS-ON DAGEROUS GROUND ★★★ (2020-06-16 16:51:35)
ZEROコーポレーションからリリースされたデビュー作。リリース時が90年代の中ごろというのもあり、日本のみの契約というのが泣かせる。音楽性はメインストリームよりの大衆性を帯びたサウンド、そこに哀愁のあるメロディを織り込み、絶妙なバランス感覚を敷いている。
ロックの持つ大胆不敵な豪胆さ、親しみやすさと対等に自己主張されるハードテイスト、硬軟交えた聴かせ方の上手さにZERO印を感じるが、やや真面目過ぎるきらいがあるのが気になるところ。贅沢な不満なので、これは嗜好の問題。堅実なプレイに裏打ちされた無難な曲作りも功を奏し、この時代に多くの人が渇望していた、古き良き時代のメインストリーム風メロディアスロックサウンドを披露している。スリルと引き換えに手にした安定感、その統率された普遍的スタイルに惹き寄せられますね。
BILLIONAIRE BOYS CLUB-Something Wicked Comes ★★★ (2019-12-10 22:28:06)
天才ギタリスト、ウルフ・ホフマンの影に隠れていたヨルグ・フィッシャーと、稀代の名ヴォーカル、マーク・ボールズらが加わり結成されたバンドのデビュー作。ドラムはアンダース・ヨハンソン、ベースにマルセル・ヤコブとインギー関連の北欧勢も加わるが、マルセルが途中で抜けた為にパー・スタディンらが穴埋めを行い完成したみたいな記憶があります。
参加メンバーのバックボーンを考えると、かなりメジャー志向のサウンドを攻めており、マイナー調の北欧スタイルやジャーマン仕込とは違う、アメリカンな様相も感じさせる無国籍サウンドを披露。多種多様な音楽性は、マークの力強いハイトーンが冴えわたっており、どの曲でも強烈な存在感を発揮している。ヨルグも確かにメインとしては弱いかも知れないが、ACCEPTで鍛え抜かれたギターワークは、こういうワールドワイド志向の中では癖がない分、逆にハマっていると思えるのは重要なの
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BILLY IDOL-Rebel Yell-Rebel Yell ★★★ (2017-12-12 14:20:51)
マット・シナーなどメタル系アーティストも取り上げる事のある
ビリー・アイドルの代表曲
かつて坂上忍がミッドナイトダンスだったかな?そんなタイトルでカヴァーしてました
キーボード主体のポップなニューウェーブサウンドなのだが
ギターのハードさが絶妙に絡む
そしてビリーの悪っぽい歌い方も絶妙だ
この一曲だけは無性に聴きたくなりますね
BILLY IDOL-Speed (original Sound Track)-Speed ★★★ (2017-12-12 14:26:24)
ビリー・アイドルの曲の中で最もハードな部類に入る曲なのかな?
映画の主題歌なのですが
クールなビリーの歌い回しがピッタリと楽曲にあっています
スパイスの効いたハードなギターサウンドがカッコいい
映画のイメージにも良く合いますね
BITCH-Be My Slave ★★★ (2015-10-09 13:42:21)
ビッチ・ベッツィ嬢がフロントを務めるカルフォルニア出身の正統派HM/HR4人組による1st。彼女のパワフルな歌声を軸にガッツ溢れる豪快なサウンドを披露、細かい事は気にしないワカチコワカチコな力技で押し切るスタイルは実にクールだし、このドタバタとけたたましいサウンドはまさにUS産ならでは、レーベルもメタル・ブレイドとお膳立ては揃っていますね。この無愛想な正統派サウンドは好きモノにはたまらないが、苦手な人には少々煩雑とした音として耳触りになるのですが、そこが評価の分かれ目でしょう。それにベッツィ嬢も下手ではないが表情に変わりのない歌唱スタイルなので、聴き進むにつれて気になる、でもそれらを補うだけの曲が用意されているのでマニアにはたまらんものがあるでしょう。聴き手を選びますが昨今の女性をフロントに置き、少々女を前に出し過ぎている、そんな事に疑問を感じる方は、このようなバンドに触れて欲しいですね
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BITCH-The Bitch Is Back ★★★ (2015-10-09 13:54:09)
勇ましいタイトルが微笑ましいベッツィ嬢がフロントを飾るUS産正統派HM/HRバンドの2nd。当時、女性がフロントを飾るメタルには風当たりも強かった。女を売るな、音楽だけで勝負しろと面倒な事を言われていた記憶があります。そんな逆風の中で世に出したサウンドは前作をよりメジャーにしたような感触の良いサウンドを披露、ハードでパンチの効いた疾走ナンバーのノリの良さ、やや軽めの音質なれどガールスクールにも通ずるパンキッシュな魅力も感じさせ、女性らしい妖艶さの中にあるキュートな歌声との相性も良く、歌唱スタイルにも若干の工夫も見られ前作より聴いていて飽きがこない。ハードな硬質感は前作の方が上ですが、表現力の向上という点では今作の方に軍配を上げますね。前作以上に華やかになった演奏も下地がしっかりしているから、女性に偏見がなく正統性の強いUS産のベタベタしない鋼鉄サウンドをお探しの方なら聴いて損はしないでし
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BITCHES SIN-Invaders ★★★ (2020-03-24 15:17:48)
前作から4年のブランクを経てリリースした2枚目。シンガーとベーシストは交代するも音楽性にブレはなく、むしろ音質や楽曲面も含め大幅にパワーアップ。憂いのある英国的なハードサウンドが厳つく走り抜ける、これぞNWOBHMなスタイルで真っ向勝負。疾走するリフワーク、ラフなパワーを内包した疾走ビート、沸々と燃え盛る英国らしいハードサウンドは、何を伝えたいかを明確にし聴き手に伝えてくる。
聴き手を挑発するようなロックの持つ大胆不敵さ、その荒っぽさと、いなたい空気感に、86年としては少々古めかしいのだが、遅れてきたNWOBHMサウンドに時代性など不必要。音楽性の幅を広げることにも果敢に挑み、明るく成り切れないキャッチーさも従えストレートに表現することで、自らのアイデンティティを誇示することに成功した。こういうスタイルの音楽性だから、メロウな⑤も違和感なくハマる。歌い手のいろんな意味で甘めな歌唱ス
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BITCHES SIN-Predator ★★ (2020-03-24 14:56:21)
NWOBHM真っ只中の80年代にバンドは始動、メンバーは流動的ではあったが、ツインギターのピートとイアンは兄弟という間柄、コンピ作に参加やデモにシングルと音源をリリース後、満を持して世に放たれたのが今作です。NWOBHMマニアの間では外せないグループなのだが、オープニングからけむったいロックナンバーで幕が開け、次がパンキッシュなスピードナンバーも、湿り気たっぷりの英国サウンドとは一線を画し出だしに驚いた。間髪いれず②から③へと流れるのも悪くないんだが、もう少しサウンドメイクに重さとエッジが立っていれば、この暴走感も迫力が増すものの、ダイナミズムが殺がれた軽めの5人編成とは思えないすっからんの軽いミックスに、中々のめり込めません。
しかし、後半に進むにつれ、英国特有の憂いのなるメロディやギターサウンドを飛び出し、この突き抜けないどんより系を演出するもっさりグルーブも、英国的だなぁと感
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BITCHES SIN-The First Temptation ★★★ (2020-09-12 18:49:25)
幻のデモ音源+BBCフライデーショーからのラブ音源を足してリリースされたコンピ作。マニアとしては、初期のデモ音源が復刻されたことが嬉しいですね。
哀愁を振りまきながらシャッフルビートが走り抜ける①で掴みはOK、隙間のあるリフとリズムの懐かしさにレトロ感も漂いますが、ワンフレーズで聴き手をNWOBHMの世界に誘ってくれるのですからたまりません。
元がデモ音源ですので詰めの甘さは否めませんが資料的にも価値の高い音源を、オフィシャルな形で掘り起こしてくれたことには大感謝です。いなたいロックもあるが、湿り気のあるメロディを従え走り出すパートのカッコよさ、ブリティッシュロックの伝統を引き継ぐ、哀愁美のある旋律が華麗に踊りだす叙情派スタイルにグッと惹き寄せられます。
硬派なスタイルのみならず、メロウなフレーズまで飛び出すセンスあふれる音作りに、大きな可能性を感じますね。
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BLACK 'N BLUE-Black 'n Blue ★★★ (2021-05-07 14:32:30)
バブル弾けまくるL.A勢の中では実に地に足のついたサウンドが魅力だった本格派のバンドBLACK 'N BLUEの1st。その魅力はオープニングから炸裂、光沢なまめかしいコンクリートサウンドと洗練されたエッセンスも強めに打ちだしメジャー感を誘発、デビュー作のオープニングから貫禄たっぷりの余裕すら感じさせる出来栄え、②のような明るい曲もメロウなパートもあり危険でセクシーなロックの顔を出してくる。いい意味での大衆性を武器に行進、モーター音が鳴り響く③で一段ギアを上に上げ加速、そのまま勢いよく言って欲しいのですが、売れたい④で寄り道によるのはご愛敬。その流れを壊さない⑤、シングル向けがもう一曲欲しかったのかカヴァーの⑥、そしてブリブリとしたベースも耳を惹くグルーヴィーなミドルナンバーの⑦と続き、アメリカ人が好きそうな曲を中盤に並べてきた、それは⑧でも繋がり、哀愁のあるメロディを上手く溶け込ませ、
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BLACK 'N BLUE-Black 'n Blue-Chains Around Heaven ★★★ (2023-07-13 20:44:23)
キレのあるリフ
聞き心地のよい歌メロ
硬軟のバランスが取れたクロージングソング
1stアルバムならではの味わいだ
BLACK 'N BLUE-Hell Yeah! ★★★ (2021-05-31 21:38:05)
紆余曲折を経てようやく日の目を浴びた復活作。Frontiersが噛んでいるなら安心できるファンも多いでしょう。今作に確かにトミーセイヤーと言うエースは不在ですが、全員野球で自らの看板を守り切っています。
単なるノスタルジーではない、現代的なエッセンスも取り込み、自らのルーツなる70年代的な要素すら取り込み、ワイルドかつ明朗快活なハードサウンドを披露しています。
血統を汚すことなく、やり切った新生サウンドは懐かしさも一杯。粘り腰のヘヴィグルーブも心地よく鳴り響き、そこに王道的なポップス的エッセンスをぶつかり合うことなく融合、自分達の魅力を端的に伝える事で、新風をより強い味方にしている。ベテランらしい小技を効かせつつもストレートな勢いを損なわないアレンジセンスの妙味、迷いがないからこそ、ヘヴィさとポップさを共存させられたのでしょう。少々、出来過ぎなきらいもあるが、これはこれでアリ
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BLACK 'N BLUE-In Heat ★★★ (2021-05-07 15:28:51)
試行錯誤を繰り返すも成功に結び付かないバンド。前作同様ジーン・シモンズを起用。今回はアダム・マイケルやパット・リーガンも曲作りに参加したりと、腕のある仲間の助力を借りてシーンに打って出た意欲作。
とは言いつつも、勢いのあるサウンドをかなぐり捨て、とにかく落ち着き払ったロックサウンドへと変貌。勿論、自肩の強さを感じさせるバンドサウンドではあるが、方向性をガラリと変えたのはファンにとっては戸惑いでしかなかったろう。しかし器用なメンバーはレーベルの意向を飲み込み見事モデルチェンジをやってのける。前作では吠えまくったシンガーも押さえ気味に唄いリラックスしている。こういう音がバンドの本分ではないのだろうが、⑤なんかは1stに入っていても違和感がないくらいギターが燃えている。
個人的には1stのインパクトを超えられなかったのが成功に繋がらなかったと思ってはいるが、久びりに聴いた今作は、オ
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BLACK 'N BLUE-Nasty Nasty ★★★ (2021-05-07 15:05:53)
個人的には大失敗だと思っている露骨な売れ線路線の2枚目。完全に興味を失いかけた中で聴いた3枚目ですが、ジーン・シモンズをプロデューサーに迎え、もう一度、本分とも言えるハードテイストを復権、歯ごたえのあるサウンドと大衆性を完備した楽曲は健康的なノリを誘発させ元気溌溂オロナミンCな力が漲っている。
軟弱なイメージを払拭させる乾坤一擲な豪胆さ。こんなに洗練されたメジャー感を持ちながら、実に野心に溢れたロックサウンドである。ジョン・パーデルがキーボードで参加する④もニコニコと走り出したくなる爽快さ、バラエティに富んだ楽曲を従え最後まで駆け抜けていきます。
ラストにはロン・キールやマーク・フェラーリの合間にピーター・クリスの名前までクレジット。いい意味でのパーティ感溢れるアルバムを賑やかに〆てくれます。
ギタリストしては、トミー・セイヤーもコンパクトに纏めてきた、それだけに、弾き
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BLACK 'N BLUE-Nasty Nasty-I'll Be There for You ★★★ (2019-04-21 16:43:11)
硬派なイメージが強いバンドでしたが
この曲は弾けたなぁ
ラジオ向け&MTVを強く意識した印象が強すぎる
でも良い曲である事に変わりはない
売れなきゃ飯が喰えないし好きな事も出来ない
難しい問題だ
餅は餅屋だからなぁ
BLACK 'N BLUE-Without Love ★ (2021-05-07 14:48:14)
1stが思いのほか売れなかった為に、関係者もどげんかせんといかんと、東国原風に叫び、呼び出したのがブルース・フェバーンであった。当然の如くオシャレなアレンジを施しメタリックな本質を押さえ徹底的にコマーシャル性を高めた。
それは1stにもあったが、その裏で見え隠れする硬派さにカッコよさも見出していた身としては厳しい作風になったと思っている。日本でも雑誌の影響もあり、1stや3rdよりは価値があるらしいのだが、今作最大の悲劇は、ここまでやったのに売れなかった事にある。
次のアルバムでは、もう一度、デビュー作のような立ち位置に返り咲くのだが、洗練された今作を駄作と切り捨てるのは惜しい部分も沢山あり、何を求めるかで大きく評価を分けるでしょう。
所謂、煌びやかなL.A勢として聴くなら今作は大正解。しかし、本格派のロックバンドとして耳を傾けると厳しいだろう。こうなるとどこかで聴いた
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