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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 1251-1300
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AZRAEL-King of the Steely Nation-Break the Ice ★★ (2009-06-22 23:02:59)
シンプルだがギターリフがカッコイイですね
無駄に着飾らないアレンジも好印象
石原のハイトーン具合も絶妙
AZRAEL-King of the Steely Nation-Burning Down ★★ (2009-06-22 22:58:56)
新鮮味は薄いがピアノをフューチャーしたバラード
石原の肩の力が抜けた唄が良いですね
AZRAEL-King of the Steely Nation-Close to the Soul ★★ (2009-06-22 23:08:44)
硬質なアレンジと程よい甘さが耳を惹きますね
アルバムのラストを飾るのに相応しいです
アルバムを通して言えることなのですが頭から通して聴くと
疲れます
画一的な歌唱が評価の分かれ目でしょう
ギターソロもカッコイイです
AZRAEL-King of the Steely Nation-King of the Steely Nation ★★ (2009-06-22 22:54:28)
哀愁のあるメロディとポップなサビの対比が絶妙ですね
ジャーマン風だなぁ
AZRAEL-King of the Steely Nation-Knight in the Night ★★ (2008-11-24 22:29:34)
アルバムのオープニング
ドラマティックなインスト
AZRAEL-King of the Steely Nation-Lethal Lover ★★★ (2009-06-22 23:01:04)
哀愁の疾走ナンバー
イントロのキーボードも印象的ですね
歌メロもカッコイイですね
AZRAEL-King of the Steely Nation-Shadowdancer ★★★ (2009-06-22 22:57:12)
哀愁のメロディアスHM/HRナンバー
粗さも見受けられるが絶妙なアレンジが目を惹きますね
ハイトーン一辺倒じゃない唄も良いです
個人的にはアルバムのハイライト
AZRAEL-King of the Steely Nation-Taking Your Heart ★★★ (2009-06-22 23:05:47)
哀メロ炸裂です
サビメロに泣かされますね
いい感じで皆が哀愁を醸し出しているのです
咽び泣きます
キーボードソロもカッコイイ
AZUZENA-Estrella Del Rock ★★ (2017-02-23 14:27:51)
初期スパニッシュメタルを語る上では外せないSantaのボーカルだったAzucena嬢が、音楽性を広げていきたいバンドとの軋轢で脱退。こちらは1988年にソロになりリリースされた1st。
メイクも落とし心機一転だったんでしょうが、彼女の熱いロックな歌声が空回りするポップロックサウンドに舵を切っており、スペイン語の硬い語感との相性もあってか、随分と噛み合っていない印象が強く、これソロになったらありがちな奴じゃんと思わされるのが残念無念なのですが、全般的にソフトケイスされてはいるものの、スパニッシュなエレキギターの響きが涙を誘うバラードあり、彼女の歌声はやはり熱き血潮が滾るロックボーカリストである事に変化は無く、その辺りが聴き手の評価を分ける事となるのでしょう。リリース後、従来のファンの失望をウケ、翌年にリリースするアルバムではハードなスタイルに回帰するも、継続する活動には繋がらなかった
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AZUZENA-Liberación ★★★ (2017-02-23 14:39:46)
スパニッシュメタルの女帝Azucena Martín-Dorado Calvo嬢がスペルをチョイと変えてAZUZENAと名乗りソロに転向、今作は1989年リリースの2枚目。前作はソフトなロックサウンドに接近、その方向性には従来のファンから不評を買い早速方向転換を図るのですが、おそらく彼女自身にも、こちらの路線で行きたいという思いが透けて見えており、熱を帯びたパワフルシャウトが映えるハードスタイルに回帰。もちろん音楽性の幅を広げる事も怠ってはおらず、バラードあり、ポップナンバーあり、スピードナンバーありと実に多様性を帯びつつもギターオリエンテッドな作風に終始した一枚。全ては熱い熱情が迸るスパニッシュメタルに要約されており『ヨッ待ってました』と声を上げ膝を打ちたくなる方向性にファンとしては安堵しましたよ。
しかしアルバムタイトルを和訳すると『解放して』という意味があり、メタルシンガーと
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Acid-Don't Lose Your Dreams ★★ (2017-06-05 16:43:40)
ドイツのトリオバンドが1989年に苦節10年を経てリリースした1st。当時のドイツと言えばカボチャメタルをイメージさせるのですが、こちらのバンドが出している音は、あのSINNERばりの哀愁路線のHM/HRサウンドを披露。シングルギターなのですが、ハモリのツインリードが飛び出したりとLIVEでの再現に不安もあるのですが、屈強な男のダンディズム溢れるTHIN LIZZY風サウンドとジャーマンメタルの相性は悪くないのは証明済みなので、その筋のマニアならニアニアとしながら楽しむ事が出来るでしょう。全10曲34分のランニングタイムが示すようにコンパクトな楽曲が適度な疾走感を伴い小気味よく進む構成も見事にハマり気軽に楽しめるのも好印象。意外とあるようでないのが、SINNERタイプなんでね。でもね、歌は雰囲気モノのヘタだし、あぶなっかしい演奏なんですが(雪崩式ブレンバスター並みの破壊力にズッコケますよ
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After Dark-Masked by Midnight ★★★ (2021-09-13 14:14:02)
1983年にレコーディングするも世に出ることなく埋もれたNWOBHMバンドの1st。1995年にドイツのレーベルからリリースされるもあっという間に品切れ、その後マニア御用達のSKOLレーベルから500枚の限定盤が出るも現在は流通がありません。その代わりデジタル配信があるので問題はありませんが、配信盤はボートラが3曲、しかしSKOL盤はボートラ6曲となっています。マニアとしては聴きたいのですが、手に入らないものが気軽に聴けるだけで贅沢は言えませんかね。
1981年にシングルを出したときはツインギター編成にキーボードも加わる大所帯だったものの、今作はシングルギター編成に変更、キーボードは3曲のみの参加と随分と音楽性に変遷を感じますが、いかにもNWOBHM的なマイナーサウンドを展開。無頼なパワーもあるが、どちらかと言えば英国ならではの情緒といなたさ、湿り気のあるメロディ強めで何とも言えな
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Agony Bag-Feelmazumba ★★ (2021-07-05 17:07:15)
NWOBHM期にシングルをリリースした実績のあるグラムありパンクありメタルありのミクスチャー系バンドのフルアルバムなのだが、詳しいバイオはサッパリだし、調子こくとドエライ嘘を流布するので止めときます。
今作の成り立ちは分かりませんが、とにかくなんでもありのごった煮感が凄い。とくに③曲目などサバスとクィーンとキッスにより三つ巴のバトルロイヤルのような様相の曲も飛び出したりと懐が深い。
その反面、妙に明るいグラム系の曲もあるのだが、とにかく○○というジャンルに括るのが難しい音楽性である。また、アホっぽい空気を出しているが、楽曲はけしてノリで作られたものではなく緻密な作業を感じさせ、アホの振りが出来る賢い人たちだと言うのが伝わる。
シンガーもシアトリカルに歌いこなしも出来る器用さを生かしサックスからフルートまで担当するのだから面白い、バックを固める演者も幅広い音楽性をフォロー
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Aiming High-Geraldine the Witch ★★★ (2018-04-07 15:09:51)
ドイツの4人組による1989年にお蔵入りになった幻のアルバムがPure Steel Records傘下のマニアックなアルバム再発専門のKarthago Recordsから2014年にリリース。派手なツーバスに導かれるタイトルトラックのGeraldine, The Witchのような疾走ナンバーもあるが、メロディックかつキャッチーなHM/HRナンバーも収録と欧州由来の叙情的なメロディを主軸に正統性の強い楽曲で勝負。薄っぺらいミックスの関係で、ダイナミズムの欠如は如何ともしがたいマイナスな要素なれど、このバンドが進みたかった方向性は、多くのマニアから共感を得られるようなパワー、スピード、メロディを揃えた好盤として楽しんでもらえると思います。所謂HELLOWEENブレイク前のジャーマンメタルの系譜を辿る音楽性、そこもマニアのハートを擽る要因でしょうね。
Alexa (2014-05-29 07:38:21)
スイス人女性シンガーAlexa Anastasia(アレクサ・アナスタシアかな?)がポール・サブーに見出され1989年にアルバムをリリース。その美貌からは想像も出来ない男勝りの野太い歌声に驚かされるでしょうね。ポール・サブーが絡んでいるので乾いたアメリカの風が吹き荒れております、リー・アーロン等にも負けいないパワフルな実力派シンガーですね
Alexa-Alexa ★★★ (2014-05-29 07:55:22)
スイス人でカルフォルニア出身の彼女がロスでポール・サブーに見出され1989年にリリースした1stを紹介します。ポール・サブーですからね、ハードなギターを中心にキーボードが装飾を飾るスケールの大きなアメリカンロックが展開されるのは予想できたのですが、彼女のパワフルな歌声には驚かされました。男勝りの野太い歌声に何度もクレジットを見返し、本当に女性シンガーなのかなと思ったものです。王道を行くサウンドにガップリ四つと組合い一歩も引かない押し相撲を展開する彼女の歌声に終始魅入られ、コマーシャル性の高い楽曲との相性も抜群で堂に入ったパフォーマンスは圧巻です。女だからと言って舐められない往年の空気を纏った極上のハードポップアルバム、マニアなら勿論ですが、湿りすぎないメロディックなサウンドがお好みの方はハマるでしょうね。2006年にMTMから再発、僕も店頭で流れている今作を聴き購入を決意したクチですから
Alias Mangler-Bite the Metal ★★★ (2024-06-22 01:31:58)
アメリカンロック系のマニアにとっては激レアなアイテムとして知られている幻の一品らしい、Heaven and Hell Recordsからデジタル配信&CD化、めでたくデビュー作にて唯一のフルアルバムが世に出ました。ちなみにCDには幻のデモ音源、そしてセカンドアルバム用の楽曲が用意されています。この激レア感にマニアは歓喜ですが、現在は入手困難な一品。BamdCanpでも配信を停止しているので、視聴するのは難しい状況のようですね。
こういう80年代のL.Aシーンに近しい音源をリアルタイムで楽しんでいたマニアにはたまらん内容です。
癖のあるチョイ爬虫類系の歌声はシットリをまとわりつき毒気を発揮、楽曲もシリアスな空気が漂い脳天気なラジオフレンドリーサウンドとは一線を画す内容であり、オリジナルのリリース時期が1986年だという背景を考えると、この音は随分とアメリカンハードマニア
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Alkaloid-Invisible World ★★★ (2024-08-22 10:54:25)
東京X-RAYのメンバーを中心にシンガーは紅一点のANGELさんがフロントを飾る国産メタルバンドのデモ。この幻の音源をイタリアのレーベルF.O.A.D.が2022年にアナログ盤を300枚限定でリリースした。しかもデモに未発表のスタジオセッション音源をプラスした内容。全8曲入のボリューム増とマニア心をくすぐる仕様にリニューアル。こういう音源を日本からではなく海外のレーベルからと言うのが今の国内ハードシーンの現状なんだろう。
どこかダークな色彩美に彩られた国産メタル。古くさい音色はデモ音源というのもあり、マスターテープの状態などどうだったのか?と気にはなるのだが、その分離の悪い音質には苦言も出るが、当時の勢いをパッケージした今作を前に戯れ言は無用。貴重な国産メタルの最盛期に有象無象のメタルバンドが存在していた、その事実をマニアは勿論だが、若い人にも知って欲しい。
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Almas Militares-Tormenta Solar ★★ (2014-02-06 15:42:56)
メキシコ産で歌詞はスペイン語(ややこしいわ)のバンドが2012年にリリースしたアルバム。イントロから盛り上げますね、特に①の後半で聞けるスウィープアルペジオの嵐には笑みがこぼれますがその後が続きません。やや線の細いシンガーが巻き舌でまくし立てるのですが、ちょっと弱いかな。楽曲もいまどき珍しい実直なまでのパワーメタルを聴かせてくれるのですが全般的に何か物足りなさを感じてしまい楽曲におけるツメの甘さも散見出来できます。その物足りなさが評価の分かれ目でザクザクと刻まれるクランチーなリフワークも聴けるしネオクラ様式美マニアなら身を乗り出さずにはいられないツインギターの絡みや緩急を携え起伏を凝らしたアレンジと聴きどころも多いのですが、「なんだかなぁ」となります。またスペイン語が情熱的な感情を剥き出し剛毅なパワーメタルサウンドと対峙している姿なども頼もしいのですが「なんだかなぁ」不安定なリズムプレイ
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Almost Paradise (Love Theme from "Footloose") ★★★ (2019-05-31 12:53:23)
Loverboyのマイク・レノとHaertのアン・ウィルソンの二人によるデュエットソング
ベタベタまバラードの為に聴いているこっちが恥ずかしくなるが
このベタさが逆にたまらんに転ぶとドハマりするでしょうね
映画『Footloose』に収録のサントラ
シングルカットされてヒットしました
良く売れた映画のサントラ盤としても知られています
上手い唄と甘いバラードに癒されたい方はマストでしょう
Andy Rock-Into the Night ★★ (2022-11-24 12:16:00)
WILD ROSEのギタリストとして有名なアンディ・ロックが満を持してリリースするソロアルバム。レーベルはAOR HEAVENですから、メロディックメタルバンドのギタリストによるソロ作という想像から逸脱しない内容になると思ったが、寸分違わぬAOR風味満点のソフトケイスされたスタイルになっている。
それが、むしろ唄モノ過ぎるくらいだ。なにより驚くのがほとんど一人でやっている。唄もリズムセクションも曲作りもミキシングもプロデュースまでも、完全なるソロアルバムを制作。
一切の邪魔が入らない環境は作り手にとって、さぞや気持ちが良いと思いますが、やはり本業がギタリストだけに、メインヴォーカルを張るのがキツい、唄中心の作風なのに、その唄が最弱というのがかなり問題である。あのケン・ヘンズレーよりもヤバい。
そういう唄の弱さが思いっきり足を引っ張るのが問題。素直の曲作りは刺激も薄めでイ
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Aragon-Aragon ★★★ (2022-11-29 14:55:39)
バンド名が同じグループが沢山して混同するのですが、こちらはアメリカ産のスラッシュメタルバンド。今作を1988年に産み落とし消えたので、その知名度の低さは絶望的なのだが、スラッシュメタル好事家の間ではレア盤として持ち上げられたとか?
そんな幻のバンドなのですが、Divebomb Recordsからボートラ入で復刻盤CDが出たと言うことでプチ話題となりました。ボートラ3曲入というのも大きな後押しとなるだろうが、既に台頭したスラッシュシーンを眺めると、このバンドのサウンドは些かレトロチックではある。その古典メタルからの影響も取り込み、東海岸メタルならではのクールさ、その冷徹なる音色はスピードとキレのあるリフワークを軸に、規則正しく打ち鳴らされている。
インディーズ故にダイナミズムの欠如は如何ともしがたいが、そういう問題点を差し引いても、NWOBHM仕込みのハードコアパンクススタイル
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Arnel Pineda-Arnel Pineda ★★ (2019-04-28 18:13:50)
今やジャーニーのフロントマンを務めるフィリピンを代表するシンガーとなったアーネル・ピネダが1999年にリリースしたソロアルバム。配給も大手WARNERとフィリピ産のAORサウンドではあるが、クオリティは低くない。むしろどこに出しても恥ずかしくない洗練度を誇っています。
幼少期の苦しい時代の話など聴くも涙、語るも涙の苦労人。そのうちアンビリーバボーなどで再現VTRでながれるんじゃないかというくらいのシンデレラストーリーを体感する事でも有名だろう。個人的にはアーネルの赤貧時代のエピソードには、北斗の拳にて、ばばぁに扮するデカイ男が出てくる、あたりの件を思い出さずにはいられないのだが、サウンドは、ほぼバラードタイプのスローナンバーに占拠されており、ハードなものを好むマニアにとっては、スキップ、スキップの連続で最後まで聴き通す事はないだろうが、ジャーニーに抜擢された男の若い頃の雄姿を拝みた
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Arrow-Diary of a Soldier ★★★ (2019-05-09 12:12:26)
知る人ぞ知る幻の北欧メタルバンドのEPにデモ音源+未発表曲を追加して2018年に再発された一品。オリジナルは1985、」86年にマテリアルですからね。ヨーロッパの成功を受けた甘美なスタイルの北欧サウンドは、その筋のマニアにはたまらんモノがあるでしょうね。脇の甘い演奏も、どこか垢抜けないのも北欧ブランドならではの味わい、冷ややかなミンティアサウンドに爽快感もMAXです。
透明感あふれるメロディと叙情性、北欧産ならではの甘美なヴォーカルハーモニー、その繊細でクリアーなサウンドは当時タイムリーに紹介されていたら話題になっていたと思いますね。また全員が一体となり楽曲を盛り立てる姿に好感を持ちました。この危うさが、儚さに感じるのもポイントです。すきじゃないとそう聴こえないでしょうけど(笑)
このバンドを土台に日本でもアルバムをリリースしたRenegadeの前身バンドとして知られ
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Ashra-Luchador ★★★ (2014-09-13 14:48:16)
鎧武者、義・勇・仁・礼・侍・真・忠義・名誉、と漢字が踊るジャケット、自主制作のチープさが滲みでていますが迷うことなく即購入。予備知識なしスペイン産の4人組ツインギターが情熱的なメタルサウンドを披露、ラタブランか等にも通ずる正統性の強いメタルサウンドは妖しげなジャケットなどを木っ端微塵に吹き飛ばすカッコよさ、演奏も上手いし歌もうまし、楽曲は多彩で充実したアレンジと練り上げられたメロディがお国柄とも言える情熱酒場で乾杯な熱さを伴い躍動する様はスペインならでは、今のご時世に真っ当過ぎるスタイルを貫くとは恐れ入ります。今や自称でアイドルにもなれるし、自称佐村河内にもなれる世の中です。裾野が広がる事は良い事ですが、よりよい審美眼を持ち精査していきたいものです。売れる音楽性ではないが、彼らのような硬派なサウンドがヘヴィメタルの本流で生きていける世界が健全だと思いますね。色を付けて誤魔化しが効く世の中
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Assassin-License to Kill ★★★ (2017-08-12 15:05:30)
こちらのアサシンはペンシルヴァニア出身の5人組が1985年にリリースした8曲入りの1st。2016年にLIVE音源を3曲追加して待望のCD化となった幻の一品。1985年と言う事ですが華やかなL.Aメタルの影響は受けておらず、欧州的な翳りはあるが、情緒の無いドライなアメリカンロックサウンドを披露。豪快に突き進むだけではない悲哀を感じさせる陰影の描き方、古典的で忠実な方法論ではあるが、確実にマニアのツボを突くアレンジを心がけており、その姿勢は今となっては懐かしい古典芸能を見ているようですね。
これといった難点は無い代わりに、頭一つ抜きんでた楽曲が無いと言われるのが、この手のインディバンドの作品なのですが、このバランス感覚こそ、骨太な正調US産HM/HRサウンドとして楽しむ事が出来るでしょう。
Atlantic-Power ★★★ (2015-02-10 13:36:13)
英国産ハードポップバンドが1994年にリリースしたアルバム。時代はグランジ・オルタナ全盛、厳しい環境下にこの手のサウンドを世に送り出すミュージシャンがいた事に驚きます。英国産らしい憂いに富んだメロディが優しく抱きしめてくれる佳曲が目白押し、刺激は薄いがキーボードの使い方も出しゃばらずも効果的に使い嫌味なく聴き手の守備範囲を広げ、万人に喜ばれるようなハードな刺激を加味しているのが印象的。地味ですが、いぶし銀のアレンジが冴えわたるの職人技に、「人生送りバント」でお馴染みの川相昌弘を思い出されますね。本当に地味目なんですがマニアには②の”Power over me ”を強く勧めますね。フックに富んだメロディが胸を締め付ける名曲です。
Atlantic-Power-Bad Blood ★★ (2015-02-10 13:05:42)
陽性なノリの良いハードポップナンバー
Atlantic-Power-Can't hold on ★★ (2015-02-10 13:09:54)
こちらもお約束な甘酸っぱいハードな一曲
Atlantic-Power-Dangerous Games ★★★ (2015-02-10 13:17:10)
ピリリとスパイスの効いたハード目の一曲
アルバムの中でいいアクセントとなる締めてくれます
歌メロもいいですよ
サビで無駄に明るくならないのは英国産の性
それがいいんですよね
Atlantic-Power-Every Beat of My Heart ★★ (2015-02-10 13:14:44)
徐々に盛り上がりサビでちょっと弾けます
ちょこちょこと攻めてくる刹那な哀がエエのよね
Atlantic-Power-Hands of Fate ★★★ (2015-02-10 13:12:41)
フックに富んだ哀愁のハードポップナンバー
力強い歌声も映えます
Atlantic-Power-Hard to Believe ★★★ (2015-02-10 13:21:11)
上手い歌
派手さはないが堅実なアレンジ
憂いの一時ですよ
Atlantic-Power-Heart's on fire ★★★ (2015-02-10 13:22:31)
ポジティブな雰囲気がありますね
この弾けっぷりが気持ちいい
哀愁のハードポップナンバー
Atlantic-Power-It's only love ★★★ (2015-02-10 13:25:01)
アルバムのオープニングです
しっとりと憂いながら優しさのある一曲
お約束だし刺激も薄いが好きものにはたまらないアレンジがそこかしこに散見出来ますよ
Atlantic-Power-Nothing to Lose ★★★ (2015-02-10 13:18:32)
フックに富んだメロディも映える
アーバンな雰囲気が漂う大人な一曲
好きですね
Atlantic-Power-Power over Me ★★★ (2015-02-10 13:03:14)
憂いのあるメロディが優しく抱きしめてくれるメロディアスHM/HR
ハスキーかかった歌声が映えますね
ツボを押さえた名曲です
Atlantic-Power-When the War is over ★★★ (2015-02-10 13:04:26)
お約束感満載ソフトなバラード
ベタだけど良いものは良い
Atom God-History Re-Written ★★ (2014-05-13 17:09:07)
Bにアルジー・ワード、Dsにスティーブ・クラーク、Gは職人気質のビリー・リースギャング、そして主役のVo.Gのトムズさん(だれか分からん?)の4人からなるスラッシュメタル寄りのハードコアな匂いもする風変わりなバンドの2nd。アルジーが参加しているので興味本位で手を出したのですが、ハードコアよりのパンキッシュなリズムに複雑な構成を持ち込み独自の路線を切り開こうとしています。いかんせん歌がバックの迫力に負けてしまい埋もれてるのが弱い、スラッシュ寄りの攻撃性もあるがそこまで直線的ではない、しかしリズム隊は隠せないパンクなけたたましいノリを醸し出し、なんとも新しい感性を見出している。あとは趣向の問題でしょう。歌の弱さも気になり個人的には斬新すぎてイマイチついていけないが英国風の実験的なサウンドが不思議な魅力を放っています。
Atomik Cocktail-Metal Rages on ★★★ (2022-11-25 12:30:22)
このバンド、かつてはCutthroatという名前で活動、その後、Thunderと改名してデモテープを制作。結局、契約に至らなかったのがバンド消滅へと繋がったのだが、彼らが活動していた80年代中期において、バンドが出している音が余りにもストレートなメタルだったというのも問題だったと思う。どこか妖しげなグラム臭もするのだが、パンチの効いたストレートなロックはアメリカンメタルならではの、小細工無用なステゴロスタイルを取っており、硬派な面もフォローしていた。華やいでフワフワのヘアースタイルがもてはやされ、音楽性もソフトケイスされる中で、浮かれすぎたシーンと距離を取っている音楽性は評価出来る。
この音源の元はカセットテープで『Space-Metal Vampires from Hell』というタイトルだったのだが、ギタリストのブルース・バッテンが権利を主張してCD化した際に現在のタイトルへと
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Attila-Rolling Thunder ★★★ (2014-09-29 08:13:53)
NY出身の3人組が1986年にリリースした1st。サウンドは都会的な乾いたクールさが耳を惹くパワーメタル、淡々と歌いきる若々しい声に青臭さを感じますが、RIOT風の冷めた熱情を漂わせる音楽性との相性は悪くなく、むこうの方が上だがレット・フォリスターの姿を頭にかすめる人も多いような気がします。バタバタとしたリズムに不安定要素も多数あり、劣悪な環境下でのレコーディングなんだろうなと思わされもしますが、都会的で粗さにダサさがないのが特徴的に感じます。これといった突き抜けた楽曲がなくとも内包されたパワーとストレートな作風はやはりNY出身を感じさせ初期RIOTにも通ずる魅力を散見出来ますね。ストレートな⑥叙情的なフレーズも聴こえるバンドの魅力を詰め込んだ⑦がバンドの本分でしょうが、アリスクーパーのカヴァー⑧やポップな⑨などを収録し無愛想なパワーメタルに変化をもたらしているもの面白く映り、なんだか初
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Aviator-Aviator ★★★ (2016-02-16 13:14:20)
ポップでキャッチー、そして華やかなアメリカンHM/HRサウンドを聴かせてくれるAOR系バンドの1st。ピリッとしたハードなテイストを残しつつも親しみやすさと胸躍るキャッチネスさを巧みに配合、嫌みの無さに塗されたスパイスが効いていてニール・カーノンによるプロデュースが生きていますね。仄かな哀愁が耳を惹き甘めのサウンドから、躍動感のあるアメリカンロックまで幅広く収録されており、何を聞かせたいかを明確にしてはいるが、やや散漫な印象を与えるのは嗜好の問題でしょうが個人的にはチョイと気になりますね。時には良質なメロディに彩られた歌モノが聴きたいと思う方に①⑧辺りをおススメしますね。久しぶりに聴いたけど胸キュンしましたよ。
Axe Victims-Another Victim ★★ (2014-11-09 21:37:13)
我らがMausoleum Recordsから1984年にリリースされた西ドイツの5人組による1st。線が細めのシンガーに彼らのファッションと1984年という時代を切り取ったような硬軟入り混じった正統派サウンドで,
ほとんど捻りのない実直なサウンドを前に欠伸も出かけますが、その生ぬるさが逆に好きだったりします(ドラムは電子ドラムですから軽めだしね)ドイツ人らしく演奏はタイトだし悪くないが面白味もないとある意味、時代を作らないものに価値などないと言ってしまえばそれまでですが狭義の限られたスタイルを持つシーンの中でやたら装飾過多になった昨今を見せられると逆に、このような本当に普通の事を普通に見せてくれる音楽もありだなと思わずにはいられません。⑦では思いっきりポップなアメリカンメタル寄りのサウンドが聴けたり(電子ドラムが一番合う)グルーブ感のある⑧重量感のあるサビメロも印象的な②シャープな
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Axis-No Man's Land ★★★ (2016-10-14 13:17:22)
マニアックな良盤を復刻させる事について信頼のおける『No Remorse Records』が1988年にカセットリリースでリリースしたUS産バンドの一品を2015年にオフィシャル製品化。当時もう少しまともにリリースしていたら輸入盤市場でも話題になっていたんじゃないかと思いえる程のクオリティを保持しており、ネームバリューに対してはかなりの良盤と言えますね。アメリカのバンドとは思えない憂いを含んだ叙情的なメロディを軸にドラマティックな正統派HM/HRサウンドを披露、少々癖のあるハイトーンはジェフ・テイトスタイルであり、そのハイトーンを駆使した音楽性は光沢のあるなめまかしい初期QUEENSRYCHEをより甘口にしたような方向性に進んではいるが、シリアスな作風を貫いており硬派なメタルスピリットを宿していますね。元がカセットですからね音質は厳しいですが、甘口になりすぎないハードテイストが絶妙であり
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B.E. TAYLOR GROUP-Love Won the Fight ★★★ (2018-06-29 14:30:09)
AOR調のソフトロックが好きな人にはグッとくること間違いなしのウィリアム・エドワード・タイラー率いるバンドが1983年にリリースした2nd。個人的に若い頃はこの、軽めのリズムセクションが大の苦手で今でも電子ドラムは大嫌いだが、良く練り上げられた楽曲と起承転結のある展開は十分、ドラマティックと呼べるほど充実したものに仕上がっており、そこに哀愁度も高いメロディが適度な熱量を放出しながら乗っかるのだからマニアにはたまらんものがあるでしょう。
主役たるタイラー氏のパフォーマンスも、そのハスキーヴォイスを駆使したエモーショナルな歌唱スタイルで魅了、語尾のヴィブラートの掛け方など器量のあるシンガーだなぁと実感させる実力の持ち主でした。ニューウェーブの影響もある軽めのサウンドメイクには殺意を覚えますが、温和でほんのりの土臭さのあるアメリカンメロディックロックの質は高く、AOR調のロックサウンドが
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BABY JANE-In the Spotlight ★★★ (2017-02-15 20:10:20)
2007年から活動をスタートさせるスウェーデン産のスリージーなバットボーイズ系(懐かしいわ死語やできっと)HM/HRバンドが2012年にリリースした1st。
この手の音楽性を愛する方なら間違いなく手にとっても損はしないでしょうね。所謂、アリーナ風の豪快なロックアンセムあり、体の悪そうなカラフルなキャンディみたいに弾けるポップセンスを纏ったパーティーロックナンバーあり、パワーバラードありと、北欧らしい甘美で胸を締め付けるメランコリックな哀愁を塗した極上のロックナンバーの応酬で聴き手を魅了、コンパクトな楽曲が持つ親しみやすさは、フックに富んだ哀愁のメロディと相俟ってすこぶる聴きやすく纏めいています。耳馴染みの良い粒だった楽曲を聴かされると、HM/HRの入門盤として広く支持される間口の広さが最大の聴きどころでしょう。インパクトは高いが、個人的には直ぐに飽きが来るのがチョイと難点ですかね。
BABY TUCKOO-Force Majeure ★★ (2018-11-14 14:18:44)
オリジナルは1986年、Music For Nationsからリリースされた2nd。国内盤はそのMusic For Nations 10Th aniverseryと銘打たれてポニーキャニオンから1996年にCD化再発された一品。90年代の日本は勢いがあり、グランジブームの裏で、このようなマニア泣かせの隠れた一品を数多く再発していましたね。今作もそうでしたが世界初のCD化、所謂リイシュー盤というのを多く世に送り出していました。しかもオリジナルより1曲多くってのもマニア泣かせの仕様でした。
英国的な煮え切れないメロディと歯ごたえのあるサウンドは聴き応え十分、ハードポップと紹介されていたのですが、そんな甘い空気はなく、便秘気味のデイブ・メニケッティがずっと踏ん張っているような、力の入った歌とハードなギターは堅実であり、陽気なノリなど排除。軽めのキーボードや多少やわらかめのフレーズ
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BABYLON(清水保光)-FAREWELL… ★★ (2008-08-13 20:34:00)
元へレンのG,清水保光とB,町田新一郎が中心となり1987年に結成された正統派のHM/HRバンドがマンドレイクルートよりリリースされた5曲入りのミニアルバムです。
清水のテクニカルな速弾きをフューチャーしつつもしっかりとしたアンサンブルのリズム隊が脇を固めサポート、時にはインスト陣が一体となり迫って来る様のカッコよさに惹きつけられました、惜しむらくはVo大河内の変なアクセントの日本語の乗せ方にまいってしまうがスリルのある演奏は素晴らしい。当時の国内におけるHM/HRシーンの欠点を露呈しているものの個人的には欠点も含め愛聴した一枚です。清水の奏でるスピーディーでありながらも歌心のあるメロディアスなフレージングの数々は一聴の価値はあるかと、クレジットがないので分かりませんがレコーディングでのベースプレイヤーはテクニシャンでならした木本高伸だったと思います。
BABYLON(清水保光)-FAREWELL…-BABYLON ★★★ (2008-08-13 20:46:41)
お約束満載のメロディアスかつテクニカルなインストナンバー
各プレイヤーの見せ場もありテンションは高い
緊張感漲るインストバトルに見入りますよ
清水のメロディを失わないフレージングは流石ですね
様式美メタル万歳な名曲です
何度聴いてもテンション上がるわ
BABYLON(清水保光)-FAREWELL…-For the Longest Time ★★★ (2022-03-09 12:19:54)
メリハリの効いた演奏
テンションの高いインストプレイは緊張感が漲り興奮します
しかし癖が強すぎる唄がどうにもならんかなぁ
甘い歌メロも悪くないんだけどねぇ
途中で心が折れます
でもバックの演奏は素晴らしい
国産様式美ならではな完成度の高さに唸ります
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