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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 6951-7000
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MOTORHEAD-Bad Magic
MOTORHEAD-Bad Magic-Till the End
MOTORHEAD-Bastards
MOTORHEAD-Bastards-Don't Let Daddy Kiss Me
MOTORHEAD-Bastards-Lost in the Ozone
MOTORHEAD-Bomber
MOTORHEAD-Iron Fist
MOTORHEAD-March ör Die
MOTORHEAD-Orgasmatron
MOTORHEAD-Overkill
MOTORHEAD-Overkill-I'll Be Your Sister
MOTORHEAD-Overkill-Overkill
MOTORHEAD-Overkill-Tear Ya Down
MOTORHEAD-Overnight Sensation
MOTORHEAD-Rock 'n' Roll
MOTORHEAD-Rock 'n' Roll-All for You
MOTORHEAD-Rock 'n' Roll-Boogeyman
MOTORHEAD-Rock 'n' Roll-Rock 'n' Roll
MOTORHEAD-Rock 'n' Roll-Stone Deaf in the USA
MOTORHEAD-Sacrifice
MOTORHEAD-Snake Bite Love
MOTORHEAD-The Wörld Is Yours
MOTORHEAD-We Are Motörhead
MOUNTAIN-Nantucket Sleighride
MOX NIX-Mox Nix
MOXY-Ridin’ High
MOXY-Under The Lights
MP-Bursting Out: The Beast Became Human
MUD SLICK-Keep Crawlin' in the Mud
MUNICIPAL WASTE-The Fatal Feast
MYDRA-Mydra
MYSTERY BLUE-Mystery Blue
MYSTERY-MYSTERY
MYSTERY-MYSTERY-FOREVER
MYSTERY-MYSTERY-Keep on Rollin
MYSTERY-MYSTERY-One Way to Rock
MYSTERY-MYSTERY-PLEASE DON'T LEAVE ME NOW
MYSTERY-MYSTERY-Stronger Than Ever
MYSTERY-MYSTERY-THE LAND OF MYSTERY
MYSTERY-MYSTERY-Wonderland
MYSTIC PROPHECY-Monuments Uncovered
MYSTICA GIRLS-Metal Rose
MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Diluvio
MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Metal Rose
MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Mi Sangre
MYSTICA GIRLS-Metal Rose-My Dinner
MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Rabia
MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Tortura
MYSTO DYSTO-The Rules Have Been Disturbed
Magnesium-Time Tells No Lies / over the Rainbow

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MOTORHEAD-Bad Magic ★★★ (2019-03-28 20:47:01)

よもや今作がレミー・キルスターの遺作となるとは夢にも思わなんだ。制作前から噂になっていたと言われる体調不良など微塵も感じさせない、モーターヘッド印満載の暴走ロックが満載。その魅力は頭2曲で発揮されているが、煙臭いブルースベースの暴走サウンドのカッコよさに、多くのファンは安堵の気持ちに包まれたでしょう。ここまで愚直に自分達のスタイルを踏襲し再現する姿は美しい限りだ。もはや疑いようのないスタイルと音楽性、その魅力をひたすら鍛錬したバンドを前に戯言は無用でしょう。
耳に残るフックとキャッチーさも爆音サウンドを際立たせるのに効果的、やや元気がないのかぁと思わせるレミーをサポートするように味のあるギタープレイが脇を支え、メンバー総動員で事に当たり盛り立てているように聴こえるのも印象的でした。
変わり映えのないスタイルと揶揄されようが、このストレートに叩きつけるパンクメタルロックの純然た
…続き

MOTORHEAD-Bad Magic-Till the End ★★★ (2019-03-28 20:51:01)

燻銀です
泣かせます
ベテランの味わいです

MOTORHEAD-Bastards ★★★ (2018-02-21 14:24:25)

空席のドラムの座に名手ミッキー・ディーが収まる事でバンドサウンドはより強化。その魅力は②のようなアグレッシブな疾走ナンバーを聴いただけば分かるが、タイトに締め上げた彼のドラミングの切れ味に悶絶です。ここまでメタリックなナンバーはなかったでしょう。強烈なドラマーを手に入れる事でアンサンブルは向上。ギターにワーゼルも今作から加わり、盤石の態勢を築き上げたといっても良いでしょう。その環境の良さは音楽性にも直結。今作では何の迷いもない荒くれ暴走サウンドが復活。その小気味いいまでのスピード感に、多くのファンを仰け反らしたでしょう。だからこそ⑥のようなスローナンバーも映えるんですよね。

MOTORHEAD-Bastards-Don't Let Daddy Kiss Me ★★★ (2019-04-04 12:13:57)

社会性の高い歌詞も話題に
児童虐待と言う獣にも劣る行為
レミーがアコギをバックに無垢なるものの叫びを歌い上げます

MOTORHEAD-Bastards-Lost in the Ozone ★★★ (2019-04-04 12:04:14)

荒くれ男達が奏でるへヴィブルースバラード
レミーの叫びが胸に突き刺さります

MOTORHEAD-Bomber ★★★ (2015-05-26 13:48:10)

前作同様、なんとも危険な香りが漂う破壊力満点のR&R披露。①から煙臭さと男の哀愁が滲み出ています。大陸的なゆったりとしたノリも印象的な②HAWKWIND時代を想起させる③と続きますが、ヒリヒリと熱を帯びた⑤の渋みや、勢いのある⑩など彼らの魅力に富んだ楽曲が収録され、重厚でスピード感を損なわないバランス感覚の優れた一枚へと仕上げています。トリオバンドならではのシンプルだが迫力のある演奏は彼らの肝、ハードコアをベースにした楽曲の小気味よさは本当にカッコいいの一言に尽きますね。

MOTORHEAD-Iron Fist ★★★ (2015-05-26 14:17:38)

前作の流れを組んだ①で幕が開ける5th。その後も小気味よいハードコアベースの暴走ナンバーが続き疾走感に溢れた楽曲が目白押し、哀愁度も加味された④⑤など新たなる魅力も散見でき、シンプルだが味わい深さも増した充実の意欲作と映るでしょう。このどっしりと構えた横綱級の存在感が今作に漲る凄みとなり響き渡りますが、前作のような弾けっぷりを求める方にはやや大人しく感じるのかも知れませんね。所謂、黄金のトリオ編成は今作で一旦幕を閉じますが、硬質感と整合感の増した今作が初期の作品で一番のお気に入りだったりします。ワビサビのあるファストナンバーの⑥とか今作ならではだもんね。

MOTORHEAD-March ör Die ★★★ (2018-02-21 14:16:25)

名物男フィル・アニマル・テイラーが抜けてしまい。ゲストにトミー・アルドリッジやミッキー・ディーを迎えレコーディングに挑んだアルバム。前作で感じさせた多様性を残しつつも、彼ららしい男臭さでパッケージした一枚。
概ね方向性にブレはなく安心して聴いていられるブランド力を発揮していますが、前作で手応えを感じさせた暴走感が減退、良く練り上げられた楽曲は増えているが、多くのファンが待ち望んだのは、大人げないまでのスピードだったんだろう。オジーと競作している⑥やスラッシュとオジーが参加した⑤、テッド・ニュージェントの②など興味深い楽曲も収録されているだけに残念だ。ブルージーなギターが味わい深い④も印象的ですよ。

MOTORHEAD-Orgasmatron ★★★ (2015-05-26 14:55:07)

メタルバブルで湧きあがる1986年に彼らは実に気合いの入ったアルバムを世に提示しました。ドスの効いたミドルナンバー①のキレ具合と尖りっぷりはまさに出川哲郎「キレたナイフ」である。意表を突くオープニングの②以降はお約束のファストナンバーを放り込み、メンバーが刷新された事により、今まで以上
フック満載のリフとスリリングな展開を持つ楽曲が収録され、初期の頃の荒々しさを更に推し進め重量感と疾走感がより強調された充実の一枚と仕上げてきました。インパクト大⑤の持つ抜群の破壊力や、サイケなHAWKWIND時代をより過激にし⑨など今作ならではの魅力でしょうね。初期の破天荒さとは違う、ガッチリと作り上げた新たなる魅力も彼らの名に相応しいでしょう。

MOTORHEAD-Overkill ★★★ (2015-05-26 13:32:58)

HAWKWINDをクビになった男、レミー・キルスターが新たに結成したバンドの2nd。1stではHAWKWIND時代の曲やカヴァーソングもありましたが今作はレミーのシャガレ声をベースにアグレッシブなハードコアテイストも取り込んだ彼らの歴史の幕開けを記念する作品。今なおライブでも定番の①に始まり、うねりを上げる渋い②これまた渋いシャッフルナンバー③と軽快な演奏と楽曲が続き気分も上々、粗さよりも勢いが上回る彼らの魅力を十分に感じさせる一枚へと仕上げています。彼らの魅力は爆裂感ですが、それと同じくらいブルージーな要素とHAWKWIND時代のサイケな魅力も十二分に感じさせているのが今作の魅力でしょうね。スピードナンバーの①に引っ張られつつも実は幅広い音楽性を堪能できる懐の深さが好きです。個人的には⑤や⑨のような濃密な曲やブルージーな⑩もお気に入りですね

MOTORHEAD-Overkill-I'll Be Your Sister ★★★ (2009-03-23 03:29:00)

こういったヘヴィなグルーブ感が心地よいロックナンバー
を聴くと彼らの後続へと与えた影響力の大きさみたいなものを感じます

MOTORHEAD-Overkill-Overkill ★★★ (2009-03-23 03:25:20)

元祖爆裂ロックンロールナンバー
砂埃舞う埃っぽさがカッコイイ

MOTORHEAD-Overkill-Tear Ya Down ★★ (2009-03-23 03:31:41)

ヘヴィなグルーブから生み出す軽快なノリがカッコイイ
難しいことはやってないけどこれがロックンロールだよなぁ

MOTORHEAD-Overnight Sensation ★★★ (2018-02-21 14:49:51)

ジャケの真ん中にいる男は誰だと、レミーがトレードマークの髭をそり落とした事も話題になった一枚。ワーゼルも脱退し3人編成に戻りましたが、音楽性にブレはなく、前作よりもスッキリとしたサウンドプロダクションに戻し、実に彼ららしい悪ぶった大人げないブルースベースの暴走ロックを披露。初期の頃のヴァイブを1996年に呼び覚ましたかのような作風に終始しています。それはけして過去の焼き回しと言う事でなく、味わい深いスタンダードなロックへの邂逅とも呼べ、彼が一つのジャンルになったとも言える瞬間であろう。、辣腕ドラマー、ミッキー・ディーを擁したラインナップにおける強靭なグルーブも健在、ソリッドな質感とブルースロックの旨味を同時に味わう事が出来るでしょう。レミーのメランコリックな節回しも印象に残る7分超えの③も映えるんでしょうね。シンプルなビートを叩きだす、哀愁味のあるタイトルトラックの⑤も様になりますよね。

MOTORHEAD-Rock 'n' Roll ★★ (2012-08-05 13:05:50)

MOTORHEADをリアルタイムで聴いたのがこの作品、ACE OF SPADESをレンタルして聞いた後だったので戸惑いは隠せませんでしたが長いキャリアを考えると原点回帰とも取れるアルバムタイトルが示す一枚かと思います。少なくとも①の軽快さとロック然としたアレンジは実に堂に入ったものですね。猛り狂う荒くれ暴走サウンドとは違う、いい意味で計算された作風ですが英国的な雰囲気を随所に感じ取ることができロックの真髄を魅せられた気分になります。

MOTORHEAD-Rock 'n' Roll-All for You ★★★ (2012-08-05 12:58:08)

比較的はっきりとした唄メロが逆に新鮮
キャッチーさも悪くないです

MOTORHEAD-Rock 'n' Roll-Boogeyman ★★★ (2012-08-05 13:00:11)

今作を象徴するような一曲
キャリアの長さを伺い知れる

MOTORHEAD-Rock 'n' Roll-Rock 'n' Roll ★★★ (2012-08-05 12:52:38)

ある意味MOTORHEADらしい一曲
普遍の魅力に溢れるタイトル通りの名曲です

MOTORHEAD-Rock 'n' Roll-Stone Deaf in the USA ★★★ (2012-08-05 12:50:51)

ハードブギーな一曲
英国的な香りがしますね

MOTORHEAD-Sacrifice ★★★ (2018-02-21 14:33:50)

ミッキー・ディーの鬼神の如きドラミングがのっけから炸裂。間違いなくモーターヘッドサウンドの躍進に一役も二役も買っているのだが、それにしても素晴らしいドラマーですね。前作で聴かせた暴走スタイルをより鮮明に際立たせた意欲作。モダンへヴィネス勢が活躍する1995年に、彼らは自信が築き上げたスタイルをよりへヴィにソリッドに研磨する事で時代と対峙。そして見事に打ち負かしていますよね。
迷いがなくなったバンドに敵はなしと言う事で、攻撃性を高めた煙ったい暴走ロックに隙などなく、思うがままにモーターヘッドな音を鳴らしています。身体を即座に熱くさせるキラーリフも健在。けたたましく襲いかかるロックなうねり、新旧の魅力を存分に取り込んだ会心の一枚として、多くのマニアに進める事が出来るでしょう。1995年と言う時代を見据えた配慮もまた聴き手を唸らせるでしょう。

MOTORHEAD-Snake Bite Love ★★★ (2018-02-21 15:05:06)

90年代と言う時代の中でも確実に基盤を固めていた彼ら、今作もそれまでの流れを踏襲するハードコアベースの暴走ロックスタイルを築いており、前作よりもへヴィな音像へと仕上げた事で視聴感はSACRIFICEに近いものがある。ある意味、ミッキーの柔軟さもある強靭なドラムを軸に打ち鳴らされるへヴィグルーブの心地よさに細かい事など気にもならなくなりますね。
レミーの歪みまくった歌声の味わいも増しているし、硬質なサウンドの中でも、フィル・キャンベルのギターは、何とも言えない温かみもあり、テクノロジーに頼り切ったモノではない有機的なサウンドを響かせているのも好印象。変わり映えのない音楽性の中にも、アルバム毎に、何か新しいエッセンスを持ち込もうという工夫も感じられ色んな意味でバラエティに富んでいると思います。メタリックなモーターヘッド流儀を貫いた今作、速さが足りないと思う方も多いだろうが、前作にはなか
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MOTORHEAD-The Wörld Is Yours ★★★ (2019-07-03 20:11:14)

もはやジャンルを超越した存在になった無頼なる荒くれ暴走R&Rバンド。綿々と受け継がれるロックの系譜、ソリッドかつ攻撃的なうねりは唯一無二の世界観を作り出してきた。ここで聴ける音も彼ら流儀に則った衝動が、なんの疑いもなくパッケージされている。多少なりとも音楽性を時代に寄せながらも、変わる事のなかったレミー・キルスターの精神性。今作は頭から勢いよく疾走、小細工無用の走りっぷりには貫禄すら漂い、同じような曲調でも印象が異なるのは、彼らが芸の細かい技を持っている証拠である。濃密に進化させる音楽性、らしさを損なわない荒涼な圧殺ロックのダイナミズム、そのオーガニックな響きは、彼らが孤高のロックバンドである事を雄弁に物語っている。老いては益々壮んなるべし、レミー、フィル・キャンベル、ミッキー・ディーのトリオによる編成も黄金期と呼んで差し支えないだろう。ホントにカッコいいわ。

MOTORHEAD-We Are Motörhead ★★★ (2018-02-21 15:18:45)

自信満々のアルバムタイトルが示すように2000年という記念すべき節目にリリースしたのはパンキッシュな暴走ロックスタイルの復活。タイトなへヴィグルーブを叩きだすミッキー・ディーのドラムを軸に、うねり上げるグルーブの嵐に飲み込まれます。それは②のようなミドルナンバーにも顕著に表れているが、多くのファンにとっては、単純明快な速さが戻った事が一番魅力と感じるんでしょう。お得意のカヴァー④もバッチリとハマっているし、キレの良さは、ここ数年のモノとは違う感触があり、原点回帰とも言えるサウンドメイクと新たなる時代の幕開けに相応しい新機軸も同時に打ち出している。それは苦しい時代も、レーベルとぶつかりながらも、己の信念を曲げずに突き進んだ彼らが、わき見も振らずに自信が積み上げた音楽性を時代に乗り遅れることなく、上手くアジャスト出来た証拠でしょう。豪快なダイナミズムと熱気ムンムンの骨太なサウンドが、渋みを増
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MOUNTAIN-Nantucket Sleighride ★★★ (2021-04-03 18:35:07)

ある一定の世代の人ならば、ギターをマスターする過程で、必ずポール・コゾフやアラン・ホールズワース、そしてレズリー・ウエスト等は避けては通れないマスターピースだったろう。
マイケル・シェンカーに通ずる泣きのギター、そりゃレズリーがお師匠さんなんだから、類似性があって当然となるわけです。若い人で、なかなかマウンテンというバンドに繋がりづらいでしょうが、ギターを志す気持ちがあれば、一度はトライして欲しいバンドでありアーティストです。
そして何よりも、古典ロックの凄みを体感したい人にはマストなアルバムだと断言したいですよね。
アメリカンロックの良心とも言えるエモーションと泣かせのフレーズ。このバンドがR&Bやソウルだけのエッセンスで終わらないのはプロデューサーであり、ベースとして参加するフェリックス・パパラルディの影響にもよるのだろうが、そういう理論的なものなど関係なく魂に訴え
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MOX NIX-Mox Nix ★★★ (2021-02-24 17:26:01)

テキサスが生んだ幻のパワーメタルバンドのデビュー作。マニアの間では名盤中の名盤として愛されていた一品。それがボートラ大増量プラスで復刻するとは思いもよらなかった。
オリジナルはフランスのレーベルAxe Killer Recordsこらリリースと、アメリカのバンドが何故、フランスのレーベルに目をつけられたのか?それは出している音を聴けば一目瞭然。情熱的なエモーションを込めたパワーメタルサウンドは無駄な贅肉を切り落とし徹底的にシェイプ、敵軍を蹴散らす重戦車の如き豪快なサウンドはデビュー作とは思えない完成度を誇っています。
今作のみで消えた為に無名のまま終わってしまったバンド。これほどのクオリティを保持しながら、何故、次がなかったのか知る由もないが、Y&TがNWOBHM化したようなスタイルの音楽性は、実に力が漲っており、重心低くド迫力で迫るリズムプレイの豪胆さに舌を巻き、コンパクト
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MOXY-Ridin’ High ★★★ (2019-05-31 13:31:25)

カナダの本格派のロックバンドによる代表作と呼ばれる事の多い3rd。プロデューサーは前作でも辣腕をふるったジャック・ダグラス。カナダのバンドらしい堅実さと爽快なポップセンス、根幹にあるのはハードにドライヴィングするブルースベースのロックサウンドとくれば、70年代ならではのギミックなしの本格派のサウンドを堪能できる一枚として、ロック好き自負する方には愛されるバンドです。
いかんせん、日本では支持されないスタイルの音楽性ですが(評論家筋の評価が常に低い)アメリカの西部や南部、イギリスなどでも知名度を上げ、今作リリース時にはピークを迎えるも、バンドの看板であるシンガーのバズ・シェアーマンが喉に大きな問題を抱えバンド活動を止めざるおえない状況に追い込まれたのが痛かった。ツアーも行えず、売りたい時に売れないジレンマにバンドも苦慮したでしょう。結局シンガーをマイク・レノに交代するも、自作はもう少
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MOXY-Under The Lights ★★ (2019-05-31 13:46:31)

デビュー作ではトミー・ボーリンが彼らの才能に目をつけバンドデビューの後押しをしてくれたエピソードも有名なカナダのバンド。看板シンガーを失うなどバンドは危機的状況を迎えるもルックスも悪くない、期待の新人マイク・レノの参加で最大のピンチを乗り切る事に成功。マイクの加入はソングライティングでも貢献、唄も上手く安定したパフォーマンスで期待に応えてくれた。
しかし、イメージの違いと、時代の流れの則してクド目のアレンジよりもスッキリと聴かせる事に専念したような面が強まり、彼らの支持基盤から顰蹙を買う事となる。
今聴けば相変わらずブルージーな要素も強いのだが、ハードにドライヴィングするロックテイストを押さえたのが失敗の要因だろう。伸びやかで癖のないマイクの唄も淡白に聴こえさせたのかも知れないが、彼の唄の上手さは確立されており、実に気持ちよさげに歌い上げているのが印象的です。


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MP-Bursting Out: The Beast Became Human ★★★ (2020-02-25 18:17:18)

Metal PriestsをMPと略して活動していたジャーマンパワー/スピードメタル系バンドの1st。出している音もシンガーの歌いまわしも我らがメタルゴッドJPを想起させるのだが、そこにAccept印もぶっこみ直情的に突っ込んできます。
ロブ・ハルフォードがお漏らし寸前のように、身悶えながら歌っていると表現すればよいのか?歌い手はなんだか不安定にかんじるのだが、ど派手なリードギターなど、楽曲における小細工無用の直球勝負路線は、かなり様になっており、ジャーマンメタルシーンを語る上では外せないスタンダードなHM/HRサウンドを披露している。もう少し低音域に迫力があれば、硬派な装いも増すのだが、ようわからんレコード会社の緩めのお仕事して大目に見てあげるのが一番でしょうね。ある意味、バルブ路線を狙ったとも言えなくもない。
ドイツが生んだパワー重視の垢抜けない漢メタルに、どこかベルギー
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MUD SLICK-Keep Crawlin' in the Mud ★★★ (2019-12-24 21:04:30)

90年代と言う時代背景も影響しているが、それ以上にメロディがしっかりとしている。スイスのバンドだけに甘過ぎないメロディ展開は美味しいと言えよう。骨太でブルージーさも加味させて男らしさも補完、その押しの強さを武器に、ガンガンと軽快にハードサウンドを気持ちよく鳴らしていきます。
ロックの醍醐味を残しつつも、泥臭さを浄化したサウンドの旨味、大らかな大陸的グルーブもねじ込み、ともすれば一本調子になりそうな歌い手のパフォーマンスも好転させているのが憎い。古き良き時代に対する思い入れ、それは人それぞれだろうが、ノリ一発のグルーブも心地よい、なによりストレートにロックをやっているのが気持ちがイイ。下手な小細工は無用。自分達のルーツを素直にぶつける事で、生み出される相乗効果、聴き手もニンマリとさせる爽快さが今作の魅力だろう。
スイス発のアメリカンメジャーロックと形容できるデビュー作。良く出来
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MUNICIPAL WASTE-The Fatal Feast ★★★ (2022-07-18 19:39:46)

収録曲の多さの割にランニングタイムが短いというド直球なスタイルが魅力の彼ら、そのどこかネタ感が漂うプロジェクトチーム的な匂いもあり、個人的にはどこか斜めから見てしまうのだが、今回はNuclear Blastからのリリースと言うこともあり俄然興味も沸きました。
その爽快感MAXのキレっぷり、切り刻まれるギターリフの心地よさにウネリます。締め上げたタイトなリズムもクールにキマり、小細工無用なスピード感を倍増、往年のスケーターロックなる言葉が頭をよぎるキャッチーさと親しみやすい暴虐性、良い感じでクロスオーバーされており、ギターソロなんてしらねぇ、スカッとさせてくれよというスピード狂にはもってこいの音楽性でしょう。
このバンド、けして新しい事をやっているわけではないのに常に鮮度が高い。古いアイデアをフレッシュに聴かせる技、ある意味サイドプロジェクトな立ち位置だからこそ、好きな事を思い
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MYDRA-Mydra ★★★ (2017-02-13 15:32:55)

ドイツ産メロディアスHM/HRバンドが1988年にリリースした1st。④曲目に『California』 という曲を歌っているようにライトなアメリカン指向の楽曲も収録されていますが、湿度を伴った哀愁のメロディと爽快感溢れるポップフィーリングが瑞々しく弾け富んだ良質な楽曲が目白押し、1988年と言う時代背景そのまんまのハード過ぎずポップ過ぎない、でもマイナー臭さに埋没しないメインストリームサウンドで魅了、ポピュリズムの陥らぬようワイルドなロック然とした芯の太さもあり聴いていて実に心地の良いスタイルの音楽性ですね。
粒はそろっているが抜きんでた楽曲がないのが玉に傷だが、欧州産ならではのカラッとさせない湿り気がやっぱり気持ち良いんですよね。

MYSTERY BLUE-Mystery Blue ★★★ (2016-04-06 14:45:55)

70年代の後期に結成されたフランスはストラスブール出身のバンドが1984年にリリースした1st。不安定なハイトーンヴォイスと怪しい演奏、更にはペシャンペシャンの音質と厳しい作品なんですが、時代は1984年、NWOBHMも末期、出している音はNWOBHM直系のスタイルにフランスならではの高貴に香るメロディが聴こえると実はマニア筋にとっては、たまらず手に取りたくなる聴き応えのある一枚。個人的にはロマンシズム溢れる扇情的なフレージングが涙を誘う⑧などは、年に一度は無性に聴きたくなる一品ですね。フランス語の語感が苦手な人も彼等は英詩なので、その面はクリアー、NWOBHM的なニュアンスの強い攻撃性と欧州産ならではの湿度のある哀愁のメロディには大いに引き寄せられるモノがあるでしょう。1989年に一旦活動を停止しますが1995年に復活、今はフロントを女性シンガーに変更、時代に合わせ音楽性をアップデート
…続き

MYSTERY-MYSTERY ★★★ (2015-03-31 13:28:52)

ベルギーはMAUSOLEUMレーベルを象徴するような無頼なパワー漲るHM/HRサウンドを轟かしていたベルギー産バンドOSTROGOTHのシンガーだったピーター・デ・ウィントが装いも新たにお披露目したサウンドが今作。キラキラと輝きを見せるキーボードを押し出した爽快なでキャッチーなメロディを生かした哀愁溢れるメロディックメタルを前面に押し出した作風に、よもやOSTROGOTHのシンガーとは思えない方向転換に驚きを禁じ得ませんでした。一見はポップなメロディながらも重量感のあるリズムとハードさを損なわないギターが縦横無尽に駆け巡り、剛柔兼ね備えたバランス感覚を巧みに演出しています。とは言え、ピーターさんの野太い歌声は、好悪を分ける最大のポイント。せっかくオシャレなイタリアンに行ったのに、デーブルの上にドーンと丼飯に箸が突き刺さって置いているような違和感を覚えなくもないので、その変がイマイチ、支持
…続き

MYSTERY-MYSTERY-FOREVER ★★★ (2015-03-29 14:28:57)

力みまくったドゥギー・ホワイトみたいな熱唱がピーターさんの味です
ピアノが美しいねぇ

MYSTERY-MYSTERY-Keep on Rollin ★★★ (2015-03-29 14:27:11)

爽快ですね
優しい風が駆け抜けていきます
でもハードさを失わないアレンジが魅力的です

MYSTERY-MYSTERY-One Way to Rock ★★★ (2015-03-29 14:50:14)

躍動する哀愁のメロディ
キーボードが広がりを与え
ピーターさんのパワフルな歌声がガッチリとスクラムを組む一曲
このパワーバランスがバンドの肝でしょう

MYSTERY-MYSTERY-PLEASE DON'T LEAVE ME NOW ★★★ (2015-03-29 14:42:02)

情熱的な歌声と叙情的なメロディが噛み合っていますね
キャッチーなメロディと哀愁が弾力のある歌声でなぞられる様のカッコ良さ
ピアノの繊細なタッチを生かした鍵盤プレイの充実ぶり
エモーショナルなバンドの魅力が弾けた一曲
ギターソロも聴かせますよ

MYSTERY-MYSTERY-Stronger Than Ever ★★★ (2015-03-29 14:34:42)

キラキラとしたハードポップサウンドに
ドーンとピーターさんの熱い唄が乗っかります
テーブルの上にいつもどんぶり飯が乗っているような違和感が肝でしょう
爽快さとむさ苦しさがなんとも言い難い魅力となります

MYSTERY-MYSTERY-THE LAND OF MYSTERY ★★★ (2015-03-29 14:30:56)

暑苦しい歌声にモッサリとしたイメージを抱きます
バックの爽快感とのミスマッチが面白いですね

MYSTERY-MYSTERY-Wonderland ★★★ (2015-03-29 14:24:14)

軽やかなキーボードの音色も高らかに
瑞々しいポップセンスと哀愁が調和しつつも
ハードさを失わない一曲
エモーショナルに迫るピーターさんの唄も好きだし
クドいソロも好き

MYSTIC PROPHECY-Monuments Uncovered ★★★ (2020-09-22 17:26:20)

かつてはガス.Gがリードギターとして名を連ねていたことでも知られる、ドイツ人シンガーのR.Dリアパキス率いる多国籍軍によるカヴァーアルバム。有名なアーティストのヒット曲をメタルアレンジで無難にカヴァー、オリジナルの味を損なう不作法をしていないので、タイトルや誰が歌っているかは分からないが、一度くらいは耳にしたことがあるような曲が多いので、好奇心をくすぐる内容になっている。でも何度も繰り返し聴くようなアルバムでもないような気がするのは、無難な選曲&アレンジによるのだが、こういうお祭り企画アルバム自体は悪いアイデアではない。そんなプロのカラオケ大会の中で一際異彩を放つのが⑨曲目のTOKYOだろう、誰の曲なんだと、頭を悩ませるでしょうが、始まってからさらに驚かされるでしょう、ドイツのメロディアスロックバンドが1981年にリリースしたアルバムのオープニングナンバー、シングルカットもされているので
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MYSTICA GIRLS-Metal Rose ★★★ (2015-09-08 15:20:22)

メキシコ産の女性4人組による正統派HM/HRバンドが2009年にリリースした6曲入りのアルバム。ボトムを支えるブルブリと弾力のあるプレイが耳を惹くベースにしなやかなドラミング、ネオクラ風味を散りばめ、印象的なフレーズを盛り込もうとするも無理をしないギター、青臭い硬さのある歌声も真っ向勝負な女性シンガー、その彼女がさだまさしばりに、バイオリンを弾くパートを導入する様など個性的だしアクセントとしては十分だ。とはいいつつも全般的に漂う詰めの甘さも無きにしも非ずだし粗挽きな面も気になる、しかしメキシコ産ならではの情熱的な響きがなんとも云えぬ個性を発揮し、女だからと力負けしない熱演とも相まって非常にパワフルである。
所謂、2000年以降に表れたヘヴィでラウド、イントロでガツーンとかまし、メロウなフレーズの導入、そして再度走り出す即効性の高さ、オールドファンも歓喜するような○○風のツインリード
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MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Diluvio ★★ (2015-06-28 13:51:12)

浮遊感のある歌メロが独特の世界観を演出
ヴァイオリンの導入もさらなる拍車をかけていますね
いわゆるロック・アンダルスとメタルの融合なんでしょう

MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Metal Rose ★★★ (2015-06-28 13:44:10)

ハードだがキャッチーな歌メロが印象的なタイトルトラック
バンドの魅力を凝縮した一曲でしょう
軟弱にならないヘヴィかつタイトなプレイが聴きどころ

MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Mi Sangre ★★ (2015-06-28 13:42:38)

この曲も中盤でヴァイオリンをフューチャーしてますね
そのあとに出てくるメロウなフレーズが印象的
拘った構成で曲を作り上げていますね

MYSTICA GIRLS-Metal Rose-My Dinner ★★★ (2015-06-28 13:33:22)

ヴァイオリンの音色もアクセントになりますね
癖になる独特のメロディも印象的
熱のこもったメキシカンメタルの魅力が詰まってますね

MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Rabia ★★★ (2015-06-28 13:38:23)

力任せじゃないリズムプレイも印象的ですね
ギターもガンガンと前に出ています
硬質でしなやかな女性らしさも滲み出た一曲

MYSTICA GIRLS-Metal Rose-Tortura ★★ (2015-06-28 13:47:31)

バキバキとしたベースに導かれる一筋縄ではいかないアレンジが耳を惹きますね
やや曲に対して歌い負け感はありますが
英語圏ではない独特の語感も個性的に響きます

MYSTO DYSTO-The Rules Have Been Disturbed ★★★ (2017-12-07 18:54:58)

Mandatorの前身バンドというか、オランダ時代に名乗っていたのがコチラになります。おそらくバンド名がエフェクターのペダルにちなんでいたのが、よくなかったんじゃないのかなぁと勝手に推察しますが、このバンドはスピードメタル愛好家の間では幻の作品と崇められ、オリジナルのアナログ盤は数万円の価格がつくほど、2006年にCD化されましたが限定品の為、直ぐに完売。こちらに登録されているのは、2006年バージョンで、デモ音源を2曲追加したもの、そして2017年に晴れてDark Symphoniesからオリジナル8曲+デモ『No AIDS in Hell』の4曲を完全追加されたものが再発されました。こちらも限定品故に見つけるのは難しいでしょうが、なぜマニアが血眼になって捜しているかを、その耳で確かめて欲しいですね。

その過激なツービートのリズムから、うねりを上げ暴れ倒す強靭なグルーブで
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Magnesium-Time Tells No Lies / over the Rainbow ★★★ (2016-01-19 14:35:34)

SACRIFICEのドラマーとしても知られる舘 真二(お兄さんはMetalucifer、SabbatのGezol氏)が中心人物となるバンドが2006年にリリースしたEP。ここでSAMMこと舘さんは全てのパートを一人でこなし、哀愁のメロディが大好物な人間の涙腺を刺激しまくる、哀メロ満載のブリティッシュカラー一色のHM/HRサウンドを披露。適度な疾走感と叙情味あふれるメロディが、たっぷりの湿り気を含み駆け抜けるは様に悶絶必死。その咽び泣く哀愁のツインリードはどこまでも泣きまくり、薄っぺらい音質のモノともしない、鼻孔をくすぐり続ける叙情的な旋律に胸が掻き毟られますね。ジャーマンメタル化する前の初期SAXONやPRAYING MANTIS、等を筆頭としたNWOBHMの中でも特段に感じさせる哀愁路線を支持知るマニアなら必調の一枚ですね。唄の弱さやプロダクションの脆弱さを責めるよりも、聴くべき要素が
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