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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 6601-6650
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MAZERAN-MAZERAN
MAZERAN-MAZERAN-DON'T TURN YOUR BACK(ON ME)
MAZERAN-MAZERAN-IN YOUR ARMS
MAZERAN-MAZERAN-NO MORE
MAZERAN-MAZERAN-SPEED KING
MAZERAN-MAZERAN-TAKE ME AWAY
MAZERAN-MAZERAN-TONIGHT THE NIGHT(FOR LOVE)
MAZERAN-MAZERAN-WHAT YOU DO TO ME
MAZERAN-Moving Lips
MAZERAN-Moving Lips-Let Me Fly
MAZERAN-Outsider
MC5-Kick Out the Jams
MCAULEY SCHENKER GROUP-Perfect Timing
MCAULEY SCHENKER GROUP-Perfect Timing-Love Is Not a Game
MCAULEY SCHENKER GROUP-Save Yourself
MCAULEY SCHENKER GROUP-Save Yourself-Anytime
MCAULEY SCHENKER GROUP-Save Yourself-Destiny
MCAULEY SCHENKER GROUP-Save Yourself-Save Yourself
MCAULEY SCHENKER GROUP-Save Yourself-Take Me Back
MCAULEY SCHENKER GROUP-Save Yourself-This Is My Heart
MEANSTREAK-Roadkill
MEAT LOAF-Bad Attitude
MEAT LOAF-Bad Attitude-Nowhere Fast
MEAT LOAF-Bat Out of Hell
MEDIEVAL STEEL-The Anthology of Steel
MEDINA AZAHARA-Medina Azahara(1st)
MEDUSA-First Step Beyond
MEGACE-Human Errors
MEGADETH-Countdown to Extinction
MEGADETH-Cryptic Writings
MEGADETH-Dystopia
MEGADETH-Dystopia-Bullet to the Brain
MEGADETH-Dystopia-Fatal Illusion
MEGADETH-Dystopia-Look Who's Talking
MEGADETH-Endgame
MEGADETH-Killing Is My Business... and Business Is Good!
MEGADETH-Killing Is My Business... and Business Is Good!-Mechanix
MEGADETH-Killing Is My Business... and Business Is Good!-These Boots
MEGADETH-Peace Sells... But Who's Buying?
MEGADETH-Risk
MEGADETH-Rust in Peace
MEGADETH-So Far, So Good... So What!
MEGADETH-Super Collider
MEGADETH-Super Collider-Cold Sweat
MEGADETH-Th1rt3en
MEGADETH-The Sick, the Dying… and the Dead!
MEGADETH-The System Has Failed
MEGADETH-The World Needs a Hero
MEGADETH-United Abominations
MEGADETH-Youthanasia

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発言している22曲を連続再生 - Youtube



MAZERAN-MAZERAN ★★ (2008-05-15 04:42:00)

元は大阪出身の四人組のバンドだったのですがメンバーチェンジを経てVoとBにアメリカ人を迎え1989年に制作した彼らの1stアルバムを紹介します。VOは確かジェフ・スコット・ソートがかつて在籍していたパンサーにも居た人物だと思います。そのハスキーでパワフルな歌声を活かした正統派のHM/HRサウンドは日本のバンドとは思えない雰囲気とノリを醸し出し単純にカッコイイと思います。プロデューサーにプレゼンスの白田一秀を迎えギターオリエンテッドな作風にしたのも好感が持てますね、アメリカンなHM/HRナンバーやポップなナンバーにバラード、更にはパープルのスピードキングのKEY無しバージョンも披露しバラエティに富んだ楽曲が収録されしています。まだまだ粗い部分は見られますがまずまずの演奏レベルだし当時は良く聴いたものです、ラストのアコースティックナンバーのほのぼのとした雰囲気も良かったですしね。ただアルバ
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MAZERAN-MAZERAN-DON'T TURN YOUR BACK(ON ME) ★★ (2008-05-15 05:14:01)

牧歌的な雰囲気のするアコースティックなナンバー
肩の力を抜いた歌声は別人のようです

MAZERAN-MAZERAN-IN YOUR ARMS ★★ (2008-05-15 04:55:13)

メロディアスなブリッジからサビに掛けてのフレーズが印象的な正統派のHM/HRナンバー。適度な湿り気が良いですね

MAZERAN-MAZERAN-NO MORE ★★ (2008-05-15 04:51:49)

大陸的なノリがカッコイイ疾走ナンバー
耳なじみの良いメロディを歌うハスキーヴォイスが好みの分かれ目かな。粗いけど適度な重さが心地よく好きですね

MAZERAN-MAZERAN-SPEED KING (2008-05-15 05:02:54)

パープルの名曲のカヴァー
パープルマニアなら押さえなくては
ツメは甘いけど粗さが良いです

MAZERAN-MAZERAN-TAKE ME AWAY ★★★ (2008-05-15 05:11:46)

キャッチャーでメロディアスな唄メロが耳を惹くドラマティックなミドルナンバー。適度な湿り気が程よくマッチしていてカッコイイです。VO違いで日本のコンピレーションアルバムに提供していますが、こちらのヴァージョンの方が好きです

MAZERAN-MAZERAN-TONIGHT THE NIGHT(FOR LOVE) ★★ (2008-05-15 04:48:47)

叙情的なメロディをパワフルでハスキーな歌声が彩るヘヴィなミドルナンバー
仄かに哀愁が香るのは日本人が居るからでしょう

MAZERAN-MAZERAN-WHAT YOU DO TO ME ★★★ (2008-05-15 04:58:52)

扇情的な根本のギタープレイが泣けるパワーバラード
歌メロも哀しくメロウな雰囲気を醸し出しています
ギターソロはもう少し慎重に弾いて欲しかったな
個人的にはアルバムのハイライト的曲です

MAZERAN-Moving Lips ★★ (2017-08-22 17:57:18)

大阪出身のバンドがAionやDead Endなどを擁するNight Galleryより1986年にリリースされた6曲入りのEP。シングルリリース時とはラインナップが変わりましたが、ラフなロックのグルーブを生みだすリズム隊のカッコよさと独特の雰囲気、その魅力に拍車を掛けるのが根元 尚司のキメの細やかさを大切にしたダイナミックなギタープレイと、曲によってはDead End風味が出過ぎのモノあるが、独自のスタイルを探そうと苦心する姿が見え、オリジナルティの高い音楽性で勝負を仕掛けてきているなぁと好感が持てましたね。
とは言え国産メタルにおける問題点、所謂シンガー北中 俊男の余りにも日本人的な持って生きたかが好悪を分ける最大のポイントでしょうね。派手なドラムから始まるオープニングの『Let Me Fly』など、リフ、メロ、リズムとこのバンドが目指す方向性を強く感じるだけに、歌い手の排気量不
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MAZERAN-Moving Lips-Let Me Fly ★★★ (2022-07-13 09:20:01)

繊細なタッチのギターサウンドが懐かしい
メロディを大切にするソロも好きですね
らしさ前開のオープニングナンバー
耳馴染みよく駆けて行きます

MAZERAN-Outsider ★★★ (2022-07-13 09:12:16)

ダークでミステリアス
グラム系の要素も練り込み妖しく光ります
日本的な面が強いのが全てを結審するだろう
音質は良くないがタイトでリズミカルなリズムプレイも耳を惹きます

MC5-Kick Out the Jams ★★★ (2020-06-06 20:10:06)

近年はレッチリやレイジアゲインストマシーンらのおかげで若い人たちにも知られ神格化された元祖ガレージロックであり、パンクスやメタルを志す者にも影響を与えたデトロイトのロックバンド。だからMC5なんだね。
デビュー作がライブ盤というのもぶっ飛んだ話なのだが、このバンドの魅力はライブにあるという事のなのだろう。確かに攻撃的で生々しいサウンドがスピーカーを食い破らんとしている、それ以上に耳を惹くのがバンドの骨格となるロックに対する忠誠心の高さ、基本がしっかりしているから、挑発する喧嘩腰のハードビートも様になっており、ビシッと決まっている。歌い手も、想像以上にファンキーなノリを持っており、ライブならではのアジる場面もあったりするが、それ以上にしっかりと演奏に向き合っているのが印象的だった。
なにやらきな臭い空気、暴発寸前の火薬臭が充満しているようなヒリつくライブ盤ではあるのだが、聴きよ
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MCAULEY SCHENKER GROUP-Perfect Timing ★★ (2015-03-20 14:02:26)

幻のラインナップ、スーパーロック84から3年、名義も変わり国内のHM/HRファンの間では期待の高まった中でリリースされたアルバム。新メンバー、ロビンの唄を中心にLAメタル全盛の時代を意識し迎合した一枚(プロデューサーはアンディ・ジョーンズだもんねコーラスの重ね方もモロにバブリー)僕はギタリスなので、普段はやらないギタリスト目線でコメントすると曲云々よりも、彼らしさがなくなった事が一番の問題点でしょう。

UFO時代に魅せたギブソンのフライングVにマーシャルのアンプを組み合わせた独特の音色(ワウをかませ歪ませた)ゆったりと大きくヴィブラードさせたフレーズには情感がこもり歌心溢れるマイケル節の確立を果たします、スムーズに流れる運指から導かれるメロデイックな泣きのフレーズに多くのギタリストが魅了されました。MSG時代に入り、叙情的なHM/HRナンバーの中にスリリングなソロとますます
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MCAULEY SCHENKER GROUP-Perfect Timing-Love Is Not a Game ★★ (2021-05-14 12:48:41)

幾度マイケルがギターを弾いている感はありません
このアルバムを象徴するような作品オリエンテッド
バンド体制中心の姿勢を明確に打ち出しています
主役はロビンの唄でしょう
それだけにマイケルファンとしては物足りなさはハンパないのですが
新生MSGはこれなんだと決意を強いられましたね

MCAULEY SCHENKER GROUP-Save Yourself ★★ (2008-11-07 23:18:00)

いわゆる80年代後期の大衆性を帯びたメジャー感バリバリのHM/HRアルバム
初期の神がかりな泣きを発散するマイケルのエモーシュナルなギタープレイは影を潜めたがアルバム自体の出来は悪くない。確かに初期の作品に思い入れの強い人は抵抗があるでしょうが、マイケルに拘らない方なら見逃さないで欲しいですね。適度なハードさとキャッチャーでポップな質感を伴う楽曲はどれも魅力的でアメリカ市場を開拓するべくドライなナンバーやヨーロッパ市場に向けた湿り気のあるメロディック路線に噛み合わせが気持ち悪いが個人的には気分に合せ飛ばせば言い訳でなんの問題もない。
でも最初に聴いた時は複雑な思い出向き合ったなぁ

MCAULEY SCHENKER GROUP-Save Yourself-Anytime ★★ (2008-11-07 23:35:49)

少々やりすぎですが良くできたロッカバラード
今アルバムの路線を象徴する哀メロナンバー

MCAULEY SCHENKER GROUP-Save Yourself-Destiny ★★★ (2008-11-07 23:26:10)

このアルバムの性質を考えるとこの曲が一番好きですね
マイケルらしくないですがメロディアスでキャッチーな佳曲
サビメロは思わず口ずさみたくなります

MCAULEY SCHENKER GROUP-Save Yourself-Save Yourself ★★★ (2008-11-07 23:23:33)

懐かしき鐘の音が聞こえてきたときはニヤッしました
マイケル弾きまくりの疾走ナンバー
少々やりすぎですが勢いはある

MCAULEY SCHENKER GROUP-Save Yourself-Take Me Back ★★★ (2008-11-07 23:29:46)

叙情的な泣きの世界観とマイルドな感覚が上手く溶け込んでいます。売れ線志向ですが僕は好きですね
マイケルのギターも印象的ですよ

MCAULEY SCHENKER GROUP-Save Yourself-This Is My Heart ★★ (2008-11-07 23:33:17)

アメリカンナイズされた作風も洗練されたポップセンスが光り聴き応えがあります。マイケルと思わなければ高品質な哀メロハードポップナンバー。ロビン・マッコリーの歌声がピッタリはまっています

MEANSTREAK-Roadkill ★★ (2016-06-15 20:14:54)

ツインギター編成のガールズHM/HRバンドが1988年にリリースした1st。英国風味満点のシリアスなサウンドはシンプルな構成だが無駄を省きダイナミックに聴かせてくれる。そのストレートな作風を支える堅実なプレイは女性という色眼鏡で見られる要素もなく正統的なスタイルを堅守、実に頼もしい音を聞かせてくれます。十分パワフルだし地に足がついたパフォーマンスは好感も持てる、あとはキメの一曲があれば良かったのですが、そこがチョイと弱いですかね。8曲入り32分、イギリスの『Music for Nations』からリリースされただけのクオリティは備えていますよ。ちなみギタリストのリナ・サンズはジョン・ペトルーシと、ベースのリサはジョン・マイアングと、ギターのマレーネはマイク・ポートノイといずれも結婚するという離れ業を成し遂げています。ある意味究極のあげまんバンドですかね。

MEAT LOAF-Bad Attitude ★★★ (2014-07-27 14:06:29)

ミート・ローフ初体験が今作でした。理由は③がダイアン・レインとマイケル・パレによる青春映画「ストレート・オブ・ファイヤー」に収録されているNowhere Fastの原曲だったからです(ストリートオブファイヤーは、メルヘンでキザな内容が女性のハートを鷲掴みカルト的な人気を計った映画ですね。ベタですが最後の去り方とかやり過ぎで見ているこっちが恥ずかしくなります。内容は割愛しますが、あの名優ウィリアム・デフォーが敵役ボンバーズのリーダーとして熱演しています。ゆるいラブロマンスが好きな方はどうぞ)聴きたかった曲はダイアンちゃんヴァージョン(吹き替えで違う人が歌っています)の方が軽めに仕上げてあり、歌い手が違うとこんなに印象も違うんだということに驚きましたが、ミート・ローフと言う知らないおっさんの歌の上手さに魅了されたものです。名作と呼ばれる作品と比べると無難な歌モノだしロックオペラと言われるよう
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MEAT LOAF-Bad Attitude-Nowhere Fast ★★★ (2014-07-27 14:09:19)

デジタルですね
ノリが良いです
サビの爽快感も素敵です
ダイアンちゃんとバックメンバーのダンスを思い出します
勿論ボンバーズの破天荒さもね

MEAT LOAF-Bat Out of Hell ★★★ (2016-06-18 21:23:07)

『地獄のロックライダー』という邦題で知られるミートローフの名を世界に知らしめている歴史的なセールスを遂げている一枚。ロックオペラという触れ込みと(クィーンみたいのは苦手)日本における知名度の低さから、世界的な成功を収めているとは知っているが興味を惹かれなかった。しかし今作の第二弾が出て話題になったのと『BAD ATTITUDE』は聴いていたので(シンガーとしての力量は理解していました)予習復習の意味も込め手に取ったのが聴くきっかけ、ロックオペラといっても、そんなに大げさな仕掛けもなく、思わず赤面するような芝居がかったパートなども出てこないので安心してきけます。むしろ卓越した技術と彼の熱の籠ったロックな歌声、そして親しみやすさと華やかさが絶妙なバランス感覚を伴い、ミュージカル風のストーリー性を感じさせる音楽的な流れが飽きさせる事無く最後まで聴かせる一品。こういった音楽性が世界的にはロックの
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MEDIEVAL STEEL-The Anthology of Steel ★★★ (2016-08-18 10:25:26)

メンフィス出身、ツインギター編成による5人組が1984年にリリースしたEP①~④にデモ音源⑤~⑨に新曲⑩を加えて『No Remorse Records』からリリースされたコンピ作。ちなみに2005年にはコレクターズCDがリリースされていますのが、こちらが正規品で一曲多いです。テネシー州から、このようなヒロイズム溢れる正統派スタイルのバンドが登場とは驚きました、勇壮なメロディは欧州産ものとは違う響きがあり、乾いてはいるが光沢のある艶めかしい響きを奏で重心低くどっしりと構えています。単純に走るわけでもないし、分かりやすいポップロックも無いが、この悲しくも美しい叙情味のある音楽性はUS産パワーメタルならでの魅力を丹念に描いており、ともすれば武骨になりがちなスタイルをメロディックかつエモーショナルに仕上げております。この手の音楽性の需要は、昔から狭く、ましてはお国柄を考えると苦戦を強いられたでし
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MEDINA AZAHARA-Medina Azahara(1st) ★★★ (2023-08-27 17:10:02)

伝説のスパニッシュメタルバンドの1st。リリースは1979年という事でプログレ系からの影響も強いスペインらしい情熱と悲哀のあるメロディが混在するサウンドを展開、パープル、ユーライアヒープといったバンドからプログレ系まで飲み込んだロマン溢れるハードスタイルは、一口では形容しがたい魅力があり、垢抜けないサウンドミックスやスペイン独特の歌い回しと相まって、ポルトガルでいうところのファドですよね、どこか暗く悲しいのだが、熱がある。独特の世界観を音に宿していますよね。
英米では出せない味わい、そのお国柄の滲み出たパッショネイトサウンドが知的にエモーショナルな感覚と伴い幾重にも折り重なりドラマを形成、孤高の存在へと昇華していきます。
インストパートも難解な要素はなく非常に聴きやすいです、高揚感のあるメロディと飽きさせないアレンジとテクニック、それと望郷なんだよなぁ、あの独特のメロディ、フ
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MEDUSA-First Step Beyond ★★★ (2020-09-25 20:30:53)

2013年にリリースされたカルトメタルバンドのデモ音源の商品化。元の音源は1975年のモノというのだから驚きです。出してる音源もサイケでガレージな古典ロック、アメリカンロックの始祖とも呼ばれるバンド群と比べても遜色のない個性とクオリティがあり、ギター、ベース、ドラムが絶妙なタイム感をまとい交じり混沌した世界観を演出、どこかひんやりとした悲哀のあるメロディが、独特のアシッド感と混ざり合い、鬱積とした空気を生み出している。
ソリッドで攻撃的なビートもあれば、幻惑するリズムも顔を覗かせ一曲の中に多様性を盛り込み、音楽的な説得力も補完。○○風の何々バンドと簡単に括るのは、彼等に対して失礼だなぁと本能的に感じさせてくるのも魅力。

70年代というアートロックにも通ずるイマジネーション溢れる音楽紀行、その多様性は破綻することなく一曲の中に組み込まれヘヴィロックに留まらずフォーキーな
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MEGACE-Human Errors ★★ (2023-07-17 13:40:41)

女性ヴォーカルを要するプログレ風味満点のメタルバンド。スラッシーなアプローチもあるが、そこまで過激ではなくパワーメタル寄りのプログレハードとも言えるが、スラッシュメタルという枠組みに入れても異論はない、ジャンル分けなんて意味ないが便宜上ちょっと、プログレスラッシュ、ある意味はインテレクチュアルなんて言葉を使うと良いのでしょうね。

この女性ヴォーカルですが普通に歌うパートが多い、そして咆哮するパフォーマンスも間に挟んでくる、その二面性が楽曲に反映されサビーナ・クラッセンのいたバンドのような形にならなかったんだろう。差別化、ある意味は個性の確立として機能している。

その二面性を楽曲に反映しているのだが時折スムーズに進まないなぁと感じる場面もあり、そのあたりが評価を分ける点でしょう。個人的には、ぎこちないと感じる場面も味と捉える事が出来るのだが、しまりの悪さというの
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MEGADETH-Countdown to Extinction ★★★ (2020-11-24 15:06:33)

マーティー・フリードマンが抜けず制作された5枚目のフルアルバム。初期の頃にあった破天荒さ、一筋縄ではいかぬ個性剥き出しのリズムプレイや、ギターワークは影を潜めたが音楽性な成熟度は高く、テクニックのみならずエモーショナルなフレーズを奏でるギターのおかげで、メガデスサウンドに人間の血が通いだした。
かつての冷徹なる殺人マシーンの如きメカニカルな殺傷力を引き換えに手に入れた感情。時代的にも脱スラッシュが進んでいた中で、メガデスは緩やかなモデルチェンジを行いファンの不平不満を最大限に押さえ込み、新たなるステージへと進んでいく。特筆すべきはムステインの歌唱スタイル、今まで以上にフィーリングを重視しており、しっかりと歌い込む事でサウンドに深みをもたらしている。
一撃必殺のアグレッションはなくとも実に味わい深い新メガデス流スラッシュ、普遍性を最大の武器に変えた彼らに弱点は見当たらない。口う
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MEGADETH-Cryptic Writings ★★★ (2020-11-24 15:36:25)

まずプロデューサーにダン・ハフの名前がある。これには相当驚いた。聴く前から大幅なモデルチェンジを行われているのだろうと予想はつくのだが、今作は前作の流れを踏襲したジャンル不問のワールドワイドなメタルサウンドを披露している。○○風や流儀を捨て自らが築いたインテレクチュアルスラッシュなる音楽性は、ここにはない。
充実する歌メロとムステインの情感あふれる歌声、冷めた狂気は成りを潜めたがムステインの声はいつだって冷ややか、そのバリエーションが増えたムステインの歌い回しはブルージーな曲まで歌いこなし、製作者サイドの意向をくみ取るようにこなしている。
マーティー・フリードマンも実に上手いギタリストだが、ムステインとの神経戦とも言うべきスリル溢れるツインギターの絡みがないのは寂しい限りだ。ここまで開き直ったら過去の曲をどうライブで混ぜ込む演奏するのか興味は尽きない。スラッシーな⑤やメイデン
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MEGADETH-Dystopia ★★★ (2020-11-26 18:06:06)

ライブでは、過去のギタリストのプレイを意識しつつも自分のカラーも上手く出していたクリス・ブロデリック。日本ではいまだにマーティー・フリードマンに対する根強い人気もあり、腕利きのクリスが過小評価されていたように感じる。
しかし、今作でムステインの相棒を務めるのは、あのキコ・ルーレイロである。あの超絶技巧派ギタリストの参加である。これには驚いたが、彼の凄さはHangar18キコヴァージョンとも言える②の登場にグッと掴まれる。新生メガデスが進むべき方向性、それは教養溢れるギターテクニックを駆使したスラッシュサウンドという事なのだろう。
多様性を盛り込んだ前作は何だったんだと首を傾げたくなるような方向転換、丸くはなったが、俺はまだまだキレているんだぞとムステインが誇らしげに大見得を切る。
だったら最初からこういうの作ってよ、前作は何で作ったの?くっつきそうになってはすれ違う、女
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MEGADETH-Dystopia-Bullet to the Brain ★★★ (2020-11-26 18:09:34)

蛇みたいに厭らしく絡む粘り腰のギター
そして流麗なプレイで見事な対比をはかったキコのソロ
お見事とした言いようのない圧巻のプレイに脱帽
この二人もマジックはあると示唆しています

MEGADETH-Dystopia-Fatal Illusion ★★★ (2020-11-26 18:15:54)

これが新生メガデスなのか
そういう各メンバーの色が上手く出ている
キコはムステインを意識していても染まってはいない
だから自分を出せる
粘り腰のヘヴィグルーブを叩き出すリズム隊も強烈

MEGADETH-Dystopia-Look Who's Talking ★★★ (2020-11-26 18:12:19)

全曲の流れを壊さない
アコギのイントロ
不気味でダークな色合いの中にゾッとするような美しさもある
そのままインストで終わるとは思わなかったが
流れ的には抜群だった

MEGADETH-Endgame ★★★ (2017-12-18 16:54:29)

1994年にリリースした『COUNTDOWN TO EXTINCTION』で示したキャッチーでへヴィな新生Megadethが思いのほか、成功を収め、その路線を突き進む事となった彼ら、この時代多くのバンドが次の一手を模索していたので、バンドとしては相当な迷いもあったでしょう。その後の活動と音楽性を見れば、それは一目瞭然なのですが、色んな意味で成功と引き換えに迷走していましたね。
そんなMegadethがようやく本分を取り戻そうと苦心していましたが、今作ではようやく、その努力が実を結び原点回帰を高らかに告げる内容となりました。インストに導かれ始まるのは往年の空気をまとった激烈なスラッシュナンバー②、そして扇情的なフレージングも持ち込んだドラマ性の高い③の流れは悶絶必死。完全に掴みはOKでしたね。
Jag Panzerから引き抜いた新ギタリスト、クリス・ブロデリックもインテレクチュ
…続き

MEGADETH-Killing Is My Business... and Business Is Good! ★★★ (2020-11-23 17:18:04)

初めて聴いた時のインパクトは相当なものだった。音質云々で語ることのできないド迫力、その他者を受け入れない狂気じみたムステインの歌声と、キレまくるリフの嵐、そして不思議な風合いのドラミングと、ジャズ系など知らない子供には、恐ろしいほど個性的で尖りまくったサウンドだった。
後年、いろんな形で世に取り上げられ、リミックス盤も出ているが、個人的はインパクトとしては、あの劣悪な音質のコンバット盤に敵うものはない。
それに今作最大の魅力は、革新的な音楽性に尽きる、無軌道に外れていくソロのスリル、高速にスイングする強烈なドラム、そこに食らいつくベースは巧者、この野心に溢れたリズムプレイによって、今作の特異性は確立されている。
上手い下手では語れない初期メガデスの旨味、クビになったメタリカに対する恨み節も込みで制作された今作は、何よりも狂気じみた怒りに満ち溢れていた。
他では聴け
…続き

MEGADETH-Killing Is My Business... and Business Is Good!-Mechanix ★★★ (2020-03-14 22:04:49)

メタリカを自業自得でクビになったムステインの逆恨みソング
そんな彼の生き様がメタルファンにとってはたまりません
オリジナルは俺だと言わんばかりにキレまくっていますね
個人的にはメガデスヴァージョンに軍配を上げますよ

MEGADETH-Killing Is My Business... and Business Is Good!-These Boots ★★★ (2020-03-14 21:59:23)

売れ過ぎた為に著作権云々でめんどくさいことになったカヴァーソング。
初めて聴いた時は他の収録曲を毛色が違うと思ったが
そんなことはどうでもよいと思わせる破天荒さとキャッチーさにハマった
どこか耳なじみが良いのはカヴァーソングだったからなんだな
再録リマスター版との聴き比べもお楽しみでしょう
ベースが耳を惹くね
筋金入りのファンに呼び出されそうですが
このアルバムでは1.2を争うほど大好きな曲です

MEGADETH-Peace Sells... But Who's Buying? ★★★ (2020-11-23 17:03:30)

ジャズ畑出身のドラマー、ガル・サミュエルソンと、フュージョン・ジャズ系への道へ進むクリス・ポーランド、両者の嗜好が明確に音楽性に反映されるかのような、一筋縄ではいかぬ要素も増大。切れ味抜群のリフワークとリズムプレイのおかげで独特の緊張感を生み出す事に成功。
どこか人を突き放す冷徹なる印象を与えるムステインのシニカルな歌い回しもバッチリとハマり、唯一無二の音楽性を確立している。彼が呼んだインテレクチュアルスラッシュなる言葉が、多くの若者の頭にインプットされた。どこか近未来的サイバーワールドな世界を感じさせる、無機質さも相まって、彼が発した言葉は浸透していく。
また当時としては、かなり過激な音楽性に突き進んでおり、その攻めの姿勢はスラッシュムーブメントの火付け役となり、これから新しものが来るぞと予感させる一枚でもあった。
今の若い人にとっては、どこが過激なんだと思うかもしれ
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MEGADETH-Risk (2020-11-24 15:50:48)

ヘヴィメタル冬の時代を、何とかしのいできたメガデス。2000年を目前に彼らが進んだのは時代に即したスタイルだったという事だろう。実は今作以降の作品に触れるのはつい最近です。所謂サブスクリプションのおかげで気軽に聴けるので、手を出しただけ、ワタクシにとって重要なのは、音楽性でありバンドの名前は後からついてくる。
好きなジャンルに、そのバンドがいるか否かです。
①②と驚いていたのも束の間、④の登場には腰を抜かしかけました。いくら無料でも一旦聴くの止めましたがファーストインパクトです。
いくら時代の流れとは言え、これがあのメガデスなのかです。前作の方向性を更に推し進め、自らのアイデンティティを投げ出したアルバム。ブルージーは⑧などメガデス流BON JOVIのように感じ度肝抜かれっぱなしである。
メタルな耳にとっては退屈でも、この時代の音楽に触れた方にとっては不満も少ない
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MEGADETH-Rust in Peace ★★★ (2020-11-23 16:35:36)

結局、ジェフ・ヤングは一枚でバンドを去り、ドラムのチャック・ベラーも同じ道を辿る事になる。そこで新たに加わったのがマーティー・フリードマンとニック・メンザとなる。
前作で広げた音楽性をどう回収するのかと身構えていたら、今作はこちらの予想を上回る展開を見せる。インテレクチュアル・スラッシュな方向性に戻ったと印象付ける①に始まり、その流れを組む拘りの展開と正統性の強いメタルサウンドへの接近、その二つが高次元で融合、単なるメガデスらしさの復活に留まらない革新的な成長を見せる事に成功。特にマーティーの情緒あふれるギタープレイの数々、その旋律の美しさとキャッチーさは聴きやすさを誘発、それまで敬遠されていたファン層も開拓するエモーショナルなプレイによって、見事なほど、ムステインの持ち合わせていたメカニカルな要素と合致。その有機的な響きが、冷徹な機械的サウンドの中で熱い血潮を巡らせている。
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MEGADETH-So Far, So Good... So What! ★★★ (2020-11-23 16:48:28)

クリス・ポーランドとガル・サミュエルソンが揃って抜け、その後任に収まったのがジェフ・ヤングとチャック・ビーラーの二人、メンバーチェンジがもたらしたものなのか?ムステインの悪癖なのが、前作から比べると音質が劣化、逆に生々しくなったと言えるが、デモ並みに音質の悪かった1stを思い出したりと、ムステインやりやがったなとなる。

しかし、音楽性的には先鋭性の強い前作から、より間口を広げた音楽性へとチャレンジ。それが大成功したとは言い難いが(③のカヴァーは失敗だろう)、歌メロが強化されていたり、クリフ・バートンに捧げたバラード調のナンバーを収録したりと必ずしも否定されるような内容でもない。
やはり特筆すべきは、スラッシュサウンド特有の魅力、一寸先の展開を読ませないスリル、そしてムステインが醸し出す狂気が上手く機能しており、メガデスたる魅力を体感できる。前作のキレっぷりからすると見
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MEGADETH-Super Collider ★★★ (2020-11-26 17:41:04)

このバンドとしては珍しい同じラインナップにより制作された一枚。それだけに前作の流れを踏襲。柔軟な姿勢を見せつつも攻めの姿勢を崩さない彼らに迷いは一切感じない。⑧みたいな曲があったとて、もはや彼らの守備範囲、充実したメンバーシップにスキはないだろう。
シングルカットされた②もカッコいい、これで良いとさえ思える。アルバム全体の雰囲気はヘヴィだ、しかしリフワークは耳なじみが良く視聴感を良くしている、苦労人クリス・ブロデリックの多彩さも楽曲の中に組み込まれ、エッジの効いたメタルサウンドを温和な心で受け止めるムステインの歌声、その全てが無理なく収まり柔軟なメガデススタイルを極めようとしている。

ここには揺ぎ無き信念がある、試行錯誤した時代を経て掴んだメガデス流儀、その野心は飽くなき進化を遂げさせシーンの最前線へと推し進めている。鮮やかと言っても差し支えのないバラエティ豊かな楽曲
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MEGADETH-Super Collider-Cold Sweat ★★★ (2020-11-26 17:44:23)

昔のメガデスが戻ってきたと感じた
それだけで十分なカヴァー
ムステインのニヒリズムもきまっている

MEGADETH-Th1rt3en ★★★ (2020-11-26 17:19:09)

ようやく本分を取り戻したメガデスだが、早速、今作はその方向性を修正。ド派手がギタープレイはなりを潜め少々大人しくなった印象が強い。その分、メロディアスなパートを増量、聴かせる部分も強め立ち位置を変えた印象を受ける。
それでも、クリス・ブロデリックの目の覚めるような鮮烈なソロは健在、ワールドワイド指向を推し進めた現代のメガデスサウンドの確立と言う事なのだろう。
ワタクシ、如何せんマイナー貧乏メタルばかりを聴いているので、このメジャー感が恥ずかしいと感じる、おおよそ一般的には共感されない、感性の持ち主なのでご容赦願いたい。

個人的には初期衝動炸裂する1stに3rdの多様性を持ち込み、長年培った経験と現代的な整合性を用いり整理整頓した、お上品な暴力的サウンドとして受け止めています。
メガデスらしいと言うよりも、常にシーンの最前線で戦う男たちが取った新たなる手法が
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MEGADETH-The Sick, the Dying… and the Dead! (2022-10-15 17:55:15)

最近まで90年代の中頃からメガデスの新作をまともに聴くことがなった。サブスクリプションサービスの恩恵を受け、金が掛からないから彼らの過去のカタログに触れることが出来るのだが、その変遷ぶりには驚きを隠せなかった。もはやメガデスというバンド名が形骸化していた時代もあるのだが、ある時期からスラッシュの世界へと戻ってきたという印象が強い。デイブ・ムステインがいればメガデスなんだという価値観の下、メンバーチェンジを行い新たなるスタイルにチャレンジする様は、好き嫌いとは別の次元で評価されるべきであろう。

なにより人それぞれ趣味嗜好で楽しめばよい、どの時代がベストなど他人が決められるモノではない。個人的には初期の彼らには影響を受けた身としては、あの時代のメガデスが全てとも言えるのだが、今作は前作同様キコを相棒に、似たようなスタイルの作風になっている。古典メタルへの邂逅というのか、より突き
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MEGADETH-The System Has Failed ★★ (2020-11-26 16:45:09)

つい最近までメガデスは一度解散していて(薄っすらしか記憶がない)、今作はムステインのソロアルバム用に制作された過程があると知って驚いた。そんなことも知らないでメガデスを語るのかと、厳格なメタルマニアに、きっと私は後ろから刺されるのではないだろうか?
今作のとって一番の目玉は、クリス・ポーランドの参加だろう、どのような経緯があっての復帰なのかは知らないが、フュージョン系に走ったクリスのリードギターは、初期の頃の風合いを呼び戻し、彼のカラーが今作に色を付けた感はある。②みたいな歌モノもあるが、アルバムの作りとしては2000年仕様の中でスラッシ風味を増量。一定のアグレッションとスリルと纏ったサウンドはメガデスらしいと歓迎できるムードも満載である。
ワタクシのような時代遅れの野風増なオッサンには、モダン化した2000年仕様でしかないのだが、多くのファンにとっては嬉しい作風だろう。
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MEGADETH-The World Needs a Hero (2020-11-24 16:05:20)

アルバムジャケットが昔をイメージさせるものに変わりファンの期待を相当煽ったろう。ギターのマーティー・フリードマンはバンドを去ったが、後任も技巧派で知られるアレ・ピトレリです、これは期待できるぞとなります。オープニングも地味だが、昔の空気を纏っており、なんとなくクリスタルである。
しかし、その雰囲気もまま、大きな盛り上がりもなくラストまで完走。収録時間が長い感じてしまい。肩透かしを喰らった気分である。
どんなものにも賛否あるだろうが、新しい事に取り組んだ前作は、メタル脳にとってはイマイチなだけで一般的ロックファンにとっての評価は違うだろう。今作は、自らのフィールドに戻って作業を進めようとしたのに、根幹となるスタイルが見えてこず、ある意味、前作以上に中途半端で覇気がないように映る。
雑誌のレビューも知らないし、当時の評価も全く分からないが、個人的には昔の名前で出ています感が
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MEGADETH-United Abominations ★★ (2020-11-26 16:59:28)

前作のツアーを共にしたドローヴァー兄弟と元WHITE LIONのジェイムズ・ロメンゾが参加して制作されたアルバム。まずサウンドメイクがグッとメタリックな硬質感を伴いメタル度も補強、ここ最近にあったオシャレメタル風味を、無視しないが振り落とし逞しいスタイルへと戻ってきた。リフやリズムプレイにもキレが戻り、昔からのファンはやったぜ!ベイベーと叫ぶでしょうね。特に②なんて、母ちゃん、明日は父さん代打逆転満塁ホームランだねと叫びたくなる、ピュアメタルの登場でした。
しかし、細部に拘った作りは単なる回顧録ではなく、現代のメタルである。その風合いが見事に昇華されており古くて新しい2007年仕様のメガデスサウンドの確立へと繋がったのだろう。
個人的にはキャッチーな歌メロを難なく歌こなすムステインの表現力に改めて驚く。

MEGADETH-Youthanasia ★★★ (2020-11-24 15:21:54)

アルバムも売れ快進撃を続けるメガデス。前作の成功を鑑み、また時代性を考慮した中で作られた今作も無理無駄のないスタイルで勝負。とくに共同プロデュースの立場をとるマックス・ノーマンの手腕は評価されるべきものであり、メガデスらしい冷めた狂気の中に、人間臭さを大導入してきた。
ギターの音選び一つとっても、それまでのメガデスとは違う形をとっており、メタリカが進んだ先鋭的モダンヘヴィネス化とは一線を画す方法論でバンドは新たなる道筋を立てた。

実は、今作からメガデスの作品をまともに聴いていない。恥ずかしながら、次のアルバムまでは、何年か遅れで聴いたが、それ以降は2年位前まで完全にスルーだった。
この時代、自分のルーツたるものを探すたびに出ていたのですが、こうしてリリースして20以上もたち、こちらの耳も色んな音楽に触れ耐性が出来れば、ここで聴けるサウンドに違和感を幾度感じない。
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