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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 3601-3650
WEAKLING-Dead as Dreams
PORTAL-Outre'
PROSCRIPTOR-726
NAER MATARON-Praetorians-Anti-Celestial Campaign
NAER MATARON-Praetorians-Incarcerating Gallantry
NAER MATARON-Praetorians-Sun Wheel
NAER MATARON-Praetorians-Ostara
NAER MATARON-Praetorians
SKEPTICISM-Alloy
MOURNFUL CONGREGATION-The June Frost
SEPTICFLESH (SEPTIC FLESH)-ΕΣΟΠΤΡΟΝ (esoptron)
B'Z-B’z The Best “Treasure”-Pleasure’98 〜人生の快楽〜
DEATHSPELL OMEGA-Veritas Diaboli Manet in Aeternum: Chaining the Katechon
DROWNING THE LIGHT-Through the Noose of Existance-Echoes of My Demise
DROWNING THE LIGHT-Through the Noose of Existance-Through the Noose of Existance
DROWNING THE LIGHT-Through the Noose of Existance
DEMETORI-Crowzfest-Adrenaline Shooting
DEMETORI-闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati-妖怪の山 ~ Mysterious Mountain
DEMETORI-闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati-オリエンタルダークフライト
DEMETORI-闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati-亡き王女の為のセプテット ~ Ascending Into Naught
HORNA-Sanojesi Aarelle
JOYLESS-Wisdom & Arrogance-Stand
JOYLESS-Wisdom & Arrogance-Room of Velvet Splendour
JOYLESS-Wisdom & Arrogance
AVERSE SEFIRA-Tetragrammatical Astygmata-Transitive Annihilation
AVERSE SEFIRA-Tetragrammatical Astygmata-Cremation of Ideologies
AVERSE SEFIRA-Tetragrammatical Astygmata
UI-70-If-神々が恋した幻想郷
UI-70-If-フォールオブフォール ~ 秋めく滝
UI-70-If-春色小径 ~ Colorful Path
UI-70-If-星の器 ~ Casket of Star
UI-70-If
FLESHPRESS
FLESHPRESS-Pillars
AZAGHAL-Helvetin Yhdeksan Puria-Kuningas Ruton Hossiva
AZAGHAL-Helvetin Yhdeksan Puria-Kohti Unden Aikakauden Alkua
AZAGHAL-Helvetin Yhdeksan Puria
AZAGHAL-Omega-Quetzalcoatl
AZAGHAL-Omega-Taman Maailman Prinssi
AZAGHAL-Omega
CROW'SCLAW-Brutal Games For Reminding Of Death
IRON ATTACK!-THUNDER CONCERT-UNKNOWN DIE UNKNOWN
IRON ATTACK!-THUNDER CONCERT
STAR OF ASH-The Thread
FUNERAL MOTH-Funeral Moth
TRIST (GERMANY)-INITIATION
ABRUPTUM
DISMAL EUPHONY-Python Zero-Plasma Pool
DISMAL EUPHONY-Python Zero-Critical Mass
DISMAL EUPHONY-All Little Devils-Lunatic
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発言している27曲を連続再生 - Youtube



WEAKLING-Dead as Dreams ★★★ (2009-01-27 16:38:00)

2000年に彼らが残した唯一のアルバム。5曲76分の大作主義な作品。
XASTHURやLEVIATHANの作品に匹敵するアメリカン・ブラックの名盤と(マニアの間では)名高いこの作品ですが、確かにこれは凄い!!久し振りに、一聴しただけで衝撃を受けました。

確かに泣き叫び系ヴォーカルや時折出てくるディプレッシブなメロディは鬱系に通じるものがありますが、リフに刻みを入れたり豪速のブラストが入ってたりメタリックな展開や、音響を上手く利用した情景描写を交えた劇的な曲構成、RAWさはしっかり保ったままメロディ・フレーズもちゃんと聴き取れ音圧もあるバランスのいい音質など、この手のカルトブラックとしては割と聴きやすい印象。

…なんですけど、底知れない混沌とした雰囲気や、血腥さも同時に漂ってるのが素晴らしいです。鬱ブラックには陽の光も差さない岩戸に閉じ込められたような雰囲
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PORTAL-Outre' ★★ (2009-01-25 08:52:00)

2007年発表の2nd。

まずオープニング→本編開始の、SEのノイズだと思ったらそれがそのまま本編のギターワークだった…という展開からして衝撃的。この黒い霧が大量に吹き出して来る様なリフの音色がかなり独特かつ最大の特徴ですね。いつのまにか毒ガスが充満していてどうにもならなくなってしまったような雰囲気。…MORBID ANGELが「Heretic」で靄のような独特なリフの音色で邪悪さを演出していましたが、それを更に突き詰めた感じですね。

その中に響くヴォーカルも、中音域のがなり声ながら肉食獣が息を潜めて伺っているような非人間性があって不気味な雰囲気を更に助長。時折出てくるトレモロのメロも非常に不穏。ヴォーカルやドラムがリフのどす黒い霧に包まれているような音質で、一聴した限りでは尖った感じのしない音ですが、実はかなり音圧があり雰囲気は非常に重い。


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PROSCRIPTOR-726 ★★ (2009-01-24 20:50:00)

アメリカンブラックの古参ABSUのProscriptorのソロアルバム第三弾。
2008年発表。

ブラック系のミュージシャンって、別名義でアンビエントをやる人が多いですが、この人もその中の一人ですね。ブラックからこっちの方向に行ったアーティストの作風って、メロディ重視派(SatyrのWONGRAVENやBURZUMの獄中作など)や音響派(ドイツのTRISTなど)、エレクトロニカ派(ULVERの5thやSAMAELの「Era One」など)色々ありますが、この作品は1曲目が打ち込みビートにピアノやギターを絡めた曲だったので、ULVERやSAMAELと同路線かな…と思いきや、聴き進めてみたらこの三つのパターンは全部網羅してしまってました(笑)。

しかも「Vision of the Arrow」では狂ったコンピューターが演算処理して更に狂っていくような音を出し
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NAER MATARON-Praetorians-Anti-Celestial Campaign ★★ (2009-01-24 11:24:30)

オープニングのインストですが…何気にリスナーをアルバムの世界観に没入させるには重要な役割を果たしていると思う。全体に漂うミリタリー的な空気感は、この曲によるものが大きいのでは。Nordvargr氏のセンスの光る曲。

NAER MATARON-Praetorians-Incarcerating Gallantry ★★★ (2009-01-24 11:22:04)

インスト以外ではアルバム中唯一のNordvargrのペンによる曲ですが…VARGRのノイズ×チガイ振りと比べるとごくまともにメタルしてます。しかしアルバム随一の不穏さがある辺りセンスもしっかり発揮しきってますね。ツインヴォーカルの凄みも、ヤバイ雰囲気を醸し出してます。特に「Treachery~」からは誰もがビビるはず。

NAER MATARON-Praetorians-Sun Wheel ★★★ (2009-01-24 11:21:07)

前半はテクニカルな演奏やグルーヴィなリフなども聴けエクストリームメタルとして質が高く、陶酔感をもたらすような後半はブラックメタルとして素晴らしい。これだけの曲を作れるんだから、もっと知名度があっても良いと思う。

NAER MATARON-Praetorians-Ostara ★★ (2009-01-24 11:20:17)

インスト明けの1曲目にして、ラストの展開を除けばアルバム中最もメロディ感が薄く、ミリタリーな雰囲気が強い曲。…このバンドの描く軍隊って、戦車じゃなくて銃兵なんですよね。銃を持った屍の兵士達が、大挙して押し寄せてくるような感じ。

NAER MATARON-Praetorians ★★★ (2009-01-24 11:18:00)

2008年発表の5th。

このバンド、関連・参加ミュージシャンが凄いですよね。
籍をギリシャに置くバンドで、一時SEPTIC FLESHやNOCTERNITYのメンバーが関わっていた上に、CODEやDHG、VED BUENS ENDE、MANESと個性的なバンドを渡り歩くノルウェーブラック界の個性派Victonikがヴォーカルを努め、更にMZ.412やVARGR、ソロ名義等でノイズ/ダークアンビエント/ハーシュブラックなど前衛的な音楽を制作するNordvargr氏もメンバー。
でも音楽性はこの面子からは想像出来ないくらいメタルとして真っ当で、クオリティも高いブラック。

路線は、邪悪さや寒々しさよりも、不穏さを感じさせるリフが特徴のウォーブラックで、ガンベルトで武装したメンバーの様相から想像できそうな音。オープニングに続く二曲目がGEHENNAの「W
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SKEPTICISM-Alloy ★★ (2009-01-23 21:17:00)

2008年発表の4th。
極度にスローなリズムに引き摺るリフの、葬式ドゥームそのものという感じの音ですが、
最大の特徴は全編にフィーチャーされたオルガン。オルガンが音像全体に占める割合は
ギターと同じくらいあるのでは…というくらい前に出されていて、それが個性になってると思います。
激重ドゥームとオルガンの音色が共に持っている特徴として、「人に畏怖の感情をもたらす」
というのがあると思うんですが、正にそこに絞ったような使い方をしてますね。
もちろん「音を神々しくする」「メロディアスにする」部分もあるんですが、やっぱり
「畏怖」の感情に訴えてくる所が一番大きいと思う。こういう音像からは、例えば
暗闇の中死に向かって階段を一歩一歩上るであるとか、生命誕生以前の海であるとか
様々なシーンが思い浮かぶんですが、どれも根源的な畏怖を感じるような情
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MOURNFUL CONGREGATION-The June Frost ★★ (2009-01-22 22:02:00)

2009年発表の3rd。
前作とは対照的な、真っ白なジャケがなんか意外な感じ…。
「フューネラル/モーンフルドゥーム屈指の名盤」として讃えられている前作ですが、
個人的には曲自体は素晴らしいと思ったものの、引きずる重低音ギターの音の小ささや
それと比べてアコギが大きすぎな音のバランスなどがいまいち好きになれなかったんですが…
今作はその欠点を見事にクリアした、実に重厚な音像になってますね。
「The Slow March to the Burial」のズンズン刻むパートなどはこの音あってのものだと
思うし、全体的に世界観に引き込んでいくパワーも上がっていると思うしで嬉しい限り。
曲数こそ前作の倍なものの、「ドゥームは心臓の鼓動が遅い者達の為の物だ」という
ステイトメント通りのスローなリズムの中、悲哀に満ちたメロディを丁寧に紡いでドラマ
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SEPTICFLESH (SEPTIC FLESH)-ΕΣΟΠΤΡΟΝ (esoptron) ★★ (2009-01-21 21:11:00)

95年発表の2nd。
何気に日本盤もリリースされてます。

最新作「Communion」の大仰なシンフォデス路線が余りにも素晴らしくて、ここの年間ベストアルバムにも選んでしまった程だったので、この作品も遡って聴いてみたんですが…この頃は全然違う作風ですね。スロー~ミドルを中心とした、幽玄なムード漂うゴシック/ドゥーム/デスという感じの路線。ノーマル声もあるものの、ほぼ全編デスヴォイスです。

大仰なシンフォ要素こそないものの、最新作でも聴けた、焼け付くような神秘性を感じさせるギターの音色による、底知れない謎めいた雰囲気のメロディが全編通して聴かれ、強靭なエクストリームメタルとして素晴らしかった最新作とは対称的に、繊細なアトモスフェリックとしての名盤と言える出来。ライナーでは彼らの音楽性を表すのに「ドリーミー・デスメタル」という聴きなれない言葉が使われてますが
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B'Z-B’z The Best “Treasure”-Pleasure’98 〜人生の快楽〜 ★★★ (2009-01-20 21:58:21)

人間の絆について歌った歌詞と、そんなテーマの歌詞が乗っても弱くならないメロディが素晴らしい曲。Brotherhoodと並んで、B'zの裏代表曲だと思っている人も多いのでは。
…私はこの曲を初めて聴いた時は小学生だったので、「♪血よりも濃いものを作る事があるね」という詩を聴いて、「血よりも濃いものってなんだろう…膿?なんか恐い歌だなぁ…」と思ってました(笑)。

DEATHSPELL OMEGA-Veritas Diaboli Manet in Aeternum: Chaining the Katechon ★★ (2009-01-20 21:45:00)

2008年発表のEP。22分の大作を一曲のみ収録。
元はS.V.E.S.T.とのスプリット(アナログ盤)でしたが、CD盤は別々にリリースした模様。
CDショップに行ったらこっちしか売ってなかったので、取りあえずこれだけ買ってきました。
DEATHSPELL OMEGAの最大の特徴といえば、禍々しさや邪悪さ、血腥さだけではなく
神秘性や知性までもを感じさせる、カオティックでプログレッシブなリフだと思うんですが、
今作はそのリフを中心に、長時間を緩急付けてドラマティックに聴かせる作風で、
「Kenose」リリース後「Fas~」が出るまでの間、「Crushing the Holy Trinty」や
「From the Entrail to the Dirt」等のV.A.に提供していたのと似た路線ですね。
個人的にDSOの今までのリリースではこの路
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DROWNING THE LIGHT-Through the Noose of Existance-Echoes of My Demise ★★★ (2009-01-20 19:28:48)

メロディはヴォーカルを鎮めようとしているような部分もありますが、当のヴォーカル本人はそれさえも危害に感じているようなささくれ立った雰囲気。っていうかヴォーカル、「嫌だぁ…」って言ってません(笑)?

DROWNING THE LIGHT-Through the Noose of Existance-Through the Noose of Existance ★★★ (2009-01-20 19:27:46)

この曲聴いてたら、裏ジャケが三途の河に思えてきた…

DROWNING THE LIGHT-Through the Noose of Existance ★★ (2009-01-20 19:26:00)

2007年発表の3rd。
ジャケ、バンドロゴ、使用フォントからしてアングラブラック丸出しですね(笑)。ブックレットに歌詞を載せず、代わりにステイトメントを載せてるのもこの手にありがち(笑)。

路線的には、演奏時間の大半をスローパートに割くリズムに、トレモロリフやキーボードによる哀メロを乗せた演奏を、ギターノイズが淡く覆う、鬱ブラックそのものという作風ですが…発狂系のヴォーカルが多いこの手のバンドの中でも、頭一つ抜けて感情の篭もったヴォーカルが最大の特徴。この人、レコーディング時に水子の霊にでも憑依されてたんじゃないでしょうか(笑)。

絶叫自体も凄まじいんですが、叫ぶたびにいちいち語尾が泣き声になってて、聴いてて段々可哀想な気分になってくるんですが…よく心霊番組とかで、霊に取り憑かれて泣き叫ぶ人がいますが、ああいう声とブラックの絶叫を混ぜた感じ。膜が掛かっ
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DEMETORI-Crowzfest-Adrenaline Shooting ★★★ (2009-01-20 19:21:39)

演奏時間は4分弱、最初の30秒はSEという割と短い曲ながら、へヴィネスとアンサンブルの巧みさで聴き手を引き込んでいく曲。圧倒的なもの、凄みを見せつけるという意味では文句無くこのコンピレーションでも一番かと。カヴァー曲のようなインパクトのある主題なしで、アンサンブルでここまで引き込んでいく実力があるのは凄い。

DEMETORI-闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati-妖怪の山 ~ Mysterious Mountain ★★★ (2009-01-20 19:20:36)

メロディは全然妖怪とか出てきそうにないですね(笑)。むしろサビなんかは、ヒーローが怪人をバッタバッタと薙ぎ倒しているような勇壮さがある。リフもリズムも高揚感を煽る感じで、聴いていると闘志が沸いてくるかのような曲調。

DEMETORI-闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati-オリエンタルダークフライト ★★★ (2009-01-20 19:19:47)

メタリックさをメカニカルさに向けたような曲調で、メロディ志向のアーティストの多いこの手のバンドでは珍しいと思う曲調。生演奏を売りにしているバンドですが、アルバム中ではこの曲が一番アンサンブルがかっこいいと思います。

DEMETORI-闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati-亡き王女の為のセプテット ~ Ascending Into Naught ★★★ (2009-01-20 19:18:57)

ギターでのメロディのなぞり方やキーボードの音色の選び方など、凄くメロディの持つ情感を大切にしているのが伝わってくるアレンジ。メロの繊細さとメタルのかっこよさを上手く両立させてると思う。演奏時間は7分を超え、この手では長めですが、ドラマティックなアレンジで聴かせてくれます。特にラストの盛り上がりは素晴らしい。

HORNA-Sanojesi Aarelle ★★ (2009-01-19 18:16:00)

2008年発表の7th。
ゲーマーには懐かしく思える(笑)黒ディスク仕様での二枚組みとなるアルバム。

「Disk1」

この作品も思いっきり「プリミティブブラックメタル」直球な音ではあるんですが、ファストパートでは豪速ブラストを炸裂させ、ミディアムパートではノリのいいリズムも聴かせる緩急の付いた展開、トレモロ一辺倒ではない、割と変化のあるリフ捌きなど「プリブラ=演奏が微妙」というイメージを覆すようなかっこよさのあるプリブラ。

メロディは他のフィンランド産プリブラと比較すると、哀愁より不穏さが強いように思います。何故か粗くも硬質だった「Evaatanags~」と比べると、音質は薄くてノイジーになり、より「プリブラらしい音」に近付いてはいるんですが…個人的にはこういうかっこいい作風ならもっと良い音で聴きたかったですね…。演奏のかっこよさとプリミテ
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JOYLESS-Wisdom & Arrogance-Stand (2009-01-18 07:26:59)

この曲のシャウト、聴くたびに笑っちゃうんですが…。
これ、外人の子供が親に何かねだってる時の声ですよ(笑)。

JOYLESS-Wisdom & Arrogance-Room of Velvet Splendour (2009-01-18 07:25:59)

シューゲイザー寄りブラックにも通じる淡いノイジーさや、トレモロ奏法によるメロディなどブラック的な要素が隠し味として盛り込まれている曲。でも基本的な路線そのものが苦手なので、面白いけど個人的には微妙ですね…。

JOYLESS-Wisdom & Arrogance (2009-01-18 07:24:00)

2000年発表の2nd。

FORGOTTEN WOODSのベストに入ってた音源を聴く限りでは、1stではFxWxとそう大差ないブラックメタルを演っていた彼等ですが…これまた凄い方向に舵を切ってきましたね(笑)。

ブラック要素は隠し味的に感じられるか感じられないかくらいでほぼないと言ってもいい、ゴシックに近い女性ヴォーカルをフィーチャーした物憂げなロックで、ポストブラック勢の中では最もポップな音になってると思います。
しかもこの女性ヴォーカル、別に媚びた歌い方をしている訳ではないですが、声質がちょっと子供っぽい(笑)。はすっぱに歌ったり、シャウトしたり割と色々な歌い方をしてますが、声が可愛らしいのでNUIT NOIREとはまた違った脱力感があると思う。

聴いてて笑いが込み上げてくる所が結構あります(笑)。特に前半は、この女性ヴォーカルと根底に
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AVERSE SEFIRA-Tetragrammatical Astygmata-Transitive Annihilation ★★★ (2009-01-17 18:36:59)

悪意が渦巻いているようなメロディの醸し出す無慈悲な雰囲気も然る事ながら、メロディの盛り上がりに合わせて鬼ブラストかましたり、ブラスト基調をしつつリフの動きに合わせて変化付けたり、ドラムの巧者振りが光る曲。このバンドのドラマーはもっと評価されても良いのでは…。

AVERSE SEFIRA-Tetragrammatical Astygmata-Cremation of Ideologies ★★★ (2009-01-17 18:35:30)

リフがややメロディアスになると同時にグラインドレベルの鬼ブラスト、少し溜めてからまた同様に鬼ブラストの繰り返しが強烈な曲。余りの凄まじい音に意味もなく謝りたくなります(笑)。ヴォーカルもどうかしてる。

AVERSE SEFIRA-Tetragrammatical Astygmata ★★★ (2009-01-17 18:33:00)

2005年発表の3rd。

個人的に、このバンドの真の凄みはこのアルバムから発揮されてるんじゃないかと思います。次作「Advent Parallax」で見せた、一つのリフで引っ張る事をよしとせず、幾つものリフを折りあわせ、リズムもそれに合わせて複雑に変えていくことで展開を付けていくスタイルはこの作品で確立されてますね。こうした作風のせいなのか、普通のファストブラックよりも神秘性や禍々しさなど、スピリチュアルな部分により迫っている音だと思います。北欧勢と比べるとややリフが無愛想で、しかも展開が複雑なため多少取っ付きにくいのも次作と同様(笑)。

しかし、アーティスティックな狂気がより高まった感のある次作よりも、この作品の方がより直接的な暴力性は上。特にドラム、時折入れてくるブラストの速さが常軌を逸してます。このバンド、デスメタルの影響も受けてるらしいですが、このアル
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UI-70-If-神々が恋した幻想郷 ★★★ (2009-01-17 18:31:49)

オープニング明け2曲目から待ってましたのクサ疾走!
実力あるメタルアーティストが、このメロディ使って疾走曲作ったら悪いものができるはずありません…が、キーボードの音色の選び方などのセンスが良くて、期待を上回る出来なのが素晴らしい。これ、激しい音楽が嫌いじゃなければ誰もがかっこよさを認めざるを得ないレベルでは…。

UI-70-If-フォールオブフォール ~ 秋めく滝 ★★★ (2009-01-17 18:30:39)

ああ、修学旅行で友達とトランプしながら新幹線に乗ってたときの、妙に高揚した気分が蘇ってくる…(笑)。2曲目がメロディの持つ「旅情」をメタルサウンドと融合させた音なら、こっちはそれを最大限に活かすようなアレンジ。このメロディ、色んなバンドがアレンジしてますが、SYNC.ART'Sかこれのどっちかが個人的にはベストですね。

UI-70-If-春色小径 ~ Colorful Path ★★★ (2009-01-17 18:29:47)

ほんとに遠足とかで春の公園を散歩している気分になるような穏やかな雰囲気のアレンジ。…音はメタリックではないですが、ここまで雰囲気で聴かせられる実力があるならアトモスフェリック・メタルにも手を出せば良いのに。今の所あんまり競争相手いなさそうだし(笑)。

UI-70-If-星の器 ~ Casket of Star ★★★ (2009-01-17 18:28:51)

テクノアレンジですが、これはかなり好き。
どこかチャイルディッシュで夢見がちな雰囲気があって、子供の頃両親に連れられてサンリオ関連のお店とか見に行った頃の気持ちを思い出すような、聴いていて童心に返れる音。一瞬だけフルートによるクッサいメロが切り込んでくるのもたまりません。3曲目のサビ前のメロとそっくりで使いまわし感はありますが、まあ気にならない程度。

UI-70-If ★★ (2009-01-17 18:27:00)

08年末発表の上海アリス幻樂団(=東方)のインスト・メタル中心カヴァーアルバム。
上の一行はIRON ATTACK!の自分のレビューのコピペの一部改変です(笑)。
今期の上海アリスのメタルカヴァーは、客観的に見てもこの手でも指折りのクオリティを
誇ると思えるIRON ATTACK!を初め、DEMETORI、CROW'SCLAW、鼓太蝋、PIZUYA'S CELL×
MYONMYONなど強力な作品が多かったんですが、その中でも一枚選ぶとしたらこれですね。
相変わらずフレーズに妥協はなく、繊細で聴き心地の良い歪ませ方のリフの音色や、キーを
フィーチャーしつつリードギターによるクサメロと共に疾走するストレートな曲の多い作風など、
この作品が一番「ゲーム音楽としてのエンターテイメント性」を強く感じられて、そこが
個人的な好みにハマった感じです。
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FLESHPRESS ★★ (2009-01-17 01:06:00)

フィンランドのスラッジ/ドゥームメタルバンド。
DEATHSPELL OMEGA等で活躍するMikko社長がドラムを叩いてます。
…彼、アングラなジャンルは一通り網羅しないと気が済まない性質のようですね(笑)。

FLESHPRESS-Pillars ★★★ (2009-01-17 01:05:00)

2007年発表の4th。
彼らの音源は大体そうみたいですが、保存を考えていないような仕様ですね…(笑)。この収納ケース、普通にCDに傷が付きそう…。

音楽性はブラック要素も含むスラッジ/ドゥームで、このバンドではドラム担当のMikkoはGRUNTなどでノイズ界隈でも成功してるし、音響的な要素の大きいこの路線でも期待できるんじゃないかと思って買いましたが、予想通りこれは良いですね。かなり重低音効いてます。葬式ドゥームから鬱や悲しみといった感情を抜きさり、代わりに狂気や苦痛をたっぷりと注入した、生贄の儀式でも行われてるような音。

途中意外なほどノリの良いリズムも導入してますが、儀式による熱狂が増してきたような雰囲気で、殺伐としたシリアスさは全編通じて変わらず。特に4曲目、儀式によってもたらされる宗教的恍惚感すら覚えるような、後半の展開が実に素晴らしい。ヴォー
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AZAGHAL-Helvetin Yhdeksan Puria-Kuningas Ruton Hossiva ★★ (2009-01-15 19:52:23)

ホラー系RPGの地下迷宮のBGMに使われそうな、暗めのメロディが美しい曲。やけにそっけなく終わりますが、それもまた味でしょうか。

AZAGHAL-Helvetin Yhdeksan Puria-Kohti Unden Aikakauden Alkua ★★★ (2009-01-15 19:51:36)

どうしてもDISSECTIONの影がちらつく曲。
パートによってはかなりそっくり(笑)。しかし、この頃からメロディセンスは素晴らしいものがあります。

AZAGHAL-Helvetin Yhdeksan Puria ★★ (2009-01-15 19:50:00)

99年発表の1st。

最新作「Omega」ではかなり年季の入った、筋金入りの邪悪なブラックを聴かせ、最早フィンランド産アングラブラックの中でも有数のバンドとなった感のある彼らですがこの時点ではDISSECTIONをチープにしたような、垢抜けなさの残るブラックメタルを演ってますね。

きちんと展開は練りながら、2~3分の曲が多く、もうひと展開欲しい所で終わったり、音質がクリアながらかなり薄かったり、確かに安っぽさはあるんですが、メロウなトレモロリフを高音で掻き鳴らしたり、やけくそに疾走したりヴォーカルパートに魔王のようなグロウルを重ねたり、DISSECTIONよりも形振り構わない雰囲気があって、それが独特の味に繋がっているように思います。特に、トレモロリフの高音を強調した音にはどこか繊細さもあり、メロデイセンスの高さと相まって作品をより魅力的なものにしていると思い
…続き

AZAGHAL-Omega-Quetzalcoatl ★★★ (2009-01-15 19:47:51)

キーボードのメロディはまるで「密教のBGM」ですが、バンドの音自体は結構メタリックでかっこいい。でもそれが雰囲気を損なうことなく、却って邪悪さを増している結果になっているのが凄い。後半、涅槃に達したような雰囲気の後の疾走も極悪。

AZAGHAL-Omega-Taman Maailman Prinssi ★★★ (2009-01-15 19:47:05)

捻れたメロディの毒々しさ、ノイジーな音質による陶酔感、アンサンブル自体の持つ暴力性が見事に合わさった名曲。1曲目にして評判通り・期待通りの音に大満足です。

AZAGHAL-Omega ★★★ (2009-01-15 19:45:00)

2008年発表の7th。
このバンドももうかなり作品数を重ねてきているし、バンドの中心人物であるNarqathは数多くのブラックメタルバンドを掛け持ちしている事で知られているらしいですが、確かにこれは風格すら漂う音ですね…。

アトモスフェアやミニマリズムではなく、メタルの強固なアンサンブルでブラックの邪悪さを描いていく、WATAIN辺りと似たスタイルですが、AZAGHALの方がノイジーで勢いのある音で、よりアングラ感の強い音。ブラックの邪悪さを求めた結果としてメタルとしてのかっこよさが付いてきている雰囲気は、メジャーなバンドとは一線を画すものがあると思います。

出音的には紛れもなく「真性ブラック」そのものという感じなんですが、ギターソロやノーマル声、キーボードなどその手のバンドが割と避けがちな手法も積極的に取り入れつつ、ドス黒い雰囲気作りは一貫している所
…続き

CROW'SCLAW-Brutal Games For Reminding Of Death ★★ (2009-01-15 19:38:00)

上海アリス幻樂団のインストメタルカヴァー第三弾。08年末に発表。
…三部作のラストらしいですが、三部作なんて言ってましたっけ(笑)?
内容としては先にScarlet Destinyさんの述べている通り、前作よりもテンポを落とし
よりヘヴィに、劇的にした感じなんですが…これはやりすぎなんじゃないでしょうか(笑)。
特に音質、ギターの音が極悪さを増し、音圧は普通にエクストリームメタル並みなんですが…
まるで最初からコアなメタラーをターゲットにしたような音。ジャケは相変わらず原作の
キャラクターと思しき人物が少年漫画っぽいタッチで描かれたものですが、こんな音なら
不動明王とか風神・雷神、阿吽像辺りの方がぴったりという気がします(笑)。
アレンジの方も更にメタラー向けになった感がありますね。
…ゲーム音楽って、元々ゲームというエンターテイメン
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IRON ATTACK!-THUNDER CONCERT-UNKNOWN DIE UNKNOWN ★★★ (2009-01-14 20:51:55)

ありそうでなかった、この絶品メロディを泣きのギターでなぞるアレンジ。一番の聴かせ所となるメロディが出てくるパートで盛り上がり、その他は敢えて控え目にしたアレンジも起伏があってかっこいい。ただ、この曲だけ音が少し小さいのはかなりのマイナス。次の曲に行った時、音がでかすぎてイラっと来るんですよね…。

IRON ATTACK!-THUNDER CONCERT ★★ (2009-01-14 20:46:00)

08年末発表の上海アリス幻樂団(=東方)のインスト・メタルカヴァーアルバム。
前作(「Dead Heat Refrain」)は未聴なんですが、レベルアップしまくってて
「Evil Mountain」の頃とは根本から違うバンドの音みたいになってるんですが…(笑)
KISSING THE MIRRORとのスプの頃からその傾向はありましたが、今作では主旋律に泣きの
ギターを用いる手法を全面的に解禁。それに伴ってか、リフもオブリも以前よりも
弾きまくり。もうめくるめくようなギタープレイを堪能出来るアルバムに仕上がってます。
更に、チェンバロ風の音でメロディの扇情度を上げたり、イントロや間奏にソロパートを
設けて曲の展開を劇的にしたり、単にメロディをなぞるだけではないセンスの光る、
キーボードの使い方もレベルが底上げされているように思います。音質面で
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STAR OF ASH-The Thread ★★ (2009-01-12 20:49:00)

2008年発表の2nd。
Ihriel(今作からはStarofashを名乗ってる模様)がサングラス掛けてる、どこか垢抜けた
雰囲気のジャケを見て、「洗練されすぎてゴシックな雰囲気や作りこまれた世界観が
減退してしまったりして…」と危惧してましたが、全くそんなことはありませんね。
Ihrielのミステリアスなヴォーカル、深い叙情を紡ぎあげるピアノやキーボード、
実験的な音響処理など深遠な音使いによって丁寧に描写される世界観の作りこみは、
前作よりも深み、濃厚さ共に上がっているのではないでしょうか。
メタル色の薄い、ポストロック/ポストメタル的な音像は、PECCATUM「Lost in Reverie」や
ULVER「Blood Inside」辺りに通じる雰囲気がありますが、私がこの作品がそれらの作品と
決定的に異なると思うのは、奇怪では
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FUNERAL MOTH-Funeral Moth ★★ (2009-01-12 08:45:00)

2008年発表の2曲入りEP。1000枚限定。
EPですが30分近くあって浸るのに十分なボリュームです。
WORSHIPやMOURNFUL CONGREGATIONを思わせる葬式ドゥームで、ヴォーカルのグロウルや
重低音の効いたギターの引き摺る音色など、このジャンルとして完璧な音。前述のバンドの
1st(「Dooom」「The Monad of Creation」)は、作風は好みなものの音質が妙に繊細なのが
少し引っかかっていたんですが、このバンドの音はかなりダイナミック。
特にギターの音、空気が震える感触まで伝わってくるかのような迫力があって、このジャンルの
中でも破壊力の高い音になっているように思います。冥府からの鈴の音を思わせる音色の
ギターメロや亡者の群れの呼び声のようなコーラス、怯えたように声を震わせる
パフォーマンスも聴か
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TRIST (GERMANY)-INITIATION ★★ (2009-01-12 08:40:00)

2000-2003年発表のデモの2008年再発盤。500枚限定。
…なんかデジパックの紙質、かなり汚れが付きやすそうなんですけど(笑)。

バンドサウンドは用いず、SEや音響効果を駆使して抽象的な風景を描いていくアンビエントスタイルで、目を強く瞑った時に瞼の裏に見える光の明滅をそのまま音にしたかのような神秘的な音。宇宙的な感覚もありますが、DARKSPACEが大気圏外に出ることで外宇宙にアプローチした音なら、こっちは瞑想で内宇宙に降りていっている感じ。LUNAR AURORAの近作同様、どこか人間の根源的な畏怖の感情を刺激するような情景が浮かぶんですが…Aranはグラフィックデザインの会社も立ち上げているらしいし、だからこそこういう抽象的な情景を巧みに描けるのかもしれませんね。

最初、風のような音がひたすら続いた時は「これ、とんでもなくつまらないアルバムな
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ABRUPTUM ★★ (2009-01-09 18:27:00)

確かLords of Choasにも載っていたし、結構有名なバンドみたいですけど、
今まで登録されていなかった所をみるとやっぱり音楽性のせいでしょうね(笑)。
「Evil Genius」は暗黒音楽としては結構まともだったけど、後期はかなり
マニアックらしいですね…私も流石にまだ手を付けてないです。
確か今はITが抜けて、MARDUKのMorganのソロプロジェクトになってるはずですが…
マニアックな志向性の持ち主はMorganの方でしょうか。

DISMAL EUPHONY-Python Zero-Plasma Pool ★★★ (2009-01-09 18:18:53)

彼らの曲の中ではかつてないほどの攻撃性を誇る曲。
長めの曲ですが、ミディアムパートも死者が踊るような、やはり頽廃に満ちたメロディを聴かせてくれ、メリハリの付いた展開で楽しませてくれます。これでヴォーカルスタイルが前作と同じだったら、尚良かったんですけどね。

DISMAL EUPHONY-Python Zero-Critical Mass ★★★ (2009-01-09 18:17:56)

割と聴きやすい中に、メロブラ的なトレモロ疾走を取り入れた曲展開は純粋にかっこいい。もう初期と比べると、中世の絵画とSFアクション映画ほどの違いがあるような気がする…。

DISMAL EUPHONY-All Little Devils-Lunatic ★★ (2009-01-09 18:16:55)

イントロだけ聴くと、メジャー化しすぎたのかと思って身構えてしまいましたが、本編ではちゃんと彼ら流儀の頽廃を振りまいていて一安心。特にコーラスパートのメロブラを病ませたようなメロディからの展開は聴き応えあり。i'm not a boyscout, i'm a lunatic.


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