この曲を聴け! 

Usher-to-the-ETHERさんのページ
Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 3151-3200
MORD-NECROSODOMIC ABYSS-OPUS Ⅱ
MORD-NECROSODOMIC ABYSS
CURRENT 93-Nature Unveiled
UNLUCKY MORPHEUS-Jealousy-Le Cirque De Sept Couleurs
UNLUCKY MORPHEUS-Jealousy-Perverseness
IRON ATTACK!-SAVAGE FLAMES-Unconscious Philosophy
IRON ATTACK!-THUNDER CONCERT-The Creature Sealed Off
IRON ATTACK!-THUNDER CONCERT-Ruins in Hell
IRON ATTACK!-CRYING DESTINY-~AETERNITAS LUDOLOGY~
IRON ATTACK!-CRYING DESTINY-SPEADMASTER DRIVE!
IRON ATTACK!-CRYING DESTINY-MOON PHASE
IRON ATTACK!-CRYING DESTINY
MARDUK-Wormwood
UNLUCKY MORPHEUS-Jealousy-Jealousy of Silence
UNLUCKY MORPHEUS-Jealousy-百鬼飛行
THY NADIR-J.B.M (BLASPHEMOUS LEGION / THY NADIR)-TREES ADDRESS TO THEE
THY NADIR-J.B.M (BLASPHEMOUS LEGION / THY NADIR)-ENTER INTO DEEP FOREST
BLASPHEMOUS LEGION-J.b.m (blasphemous Legion / Thy Nadir)-Black Funeral for Fools Who Stands on Past Glory
BLASPHEMOUS LEGION-J.b.m (blasphemous Legion / Thy Nadir)-Revival of Ancient Spirits
EYES OF FENRIR-Victorious Holy War-The Dark Nordic Winter
EYES OF FENRIR-Victorious Holy War-Shining Aurora
EYES OF FENRIR-Victorious Holy War-Victorious Holy War
BLASPHEMOUS LEGION-J.b.m (blasphemous Legion / Thy Nadir)
EYES OF FENRIR-Victorious Holy War
LIFE IS PAIN-Bloody Melancholy
SUN OF THE BLIND-Skullreader
黒夜葬-Catharsis
黒夜葬-Catharsis-無意識パラノイア
黒夜葬-Catharsis-空ろなるヘリオスフィア
黒夜葬-Catharsis-焔葬
黒夜葬-Catharsis-死体蒐集家
THY MESMERIZED-Thy Mesmerized
UI-70-the Gift-UNオーエンは彼女なのか
犬神サーカス団-呪恋-人面疔
陰陽座-金剛九尾-喰らいあう
陰陽座-金剛九尾-相剋
陰陽座-金剛九尾-蒼き独眼
陰陽座-金剛九尾-孔雀忍法帖
陰陽座-金剛九尾-十六夜の雨
ALTERNATIVE-Reconquista
AUSTERE-To Lay Like Old Ashes-To Lay Like Old Ashes
AUSTERE-To Lay Like Old Ashes-This Dreadful Emptiness
AUSTERE-To Lay Like Old Ashes
STAR OF ASH-Ulterior (original Motion Picture Soundtrack)
...AND OCEANS (HAVOC UNIT)-H.iv+
陰陽座-金剛九尾
DEVIAN-Ninewinged Serpent
BETHLEHEM-Sardonischer Untergang Im Zeichen Irreligiöser Darbietung-Nexus
BETHLEHEM-Sardonischer Untergang Im Zeichen Irreligiöser Darbietung-Du sollst dich töten
BETHLEHEM-A Sacrificial Offering to the Kingdom of Heaven in a Cracked Dog's Ear-Devilcrazy God Thirteen
→PC向けページ
Tweet
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157


発言している34曲を連続再生 - Youtube



MORD-NECROSODOMIC ABYSS-OPUS Ⅱ ★★★ (2009-10-26 21:16:55)

ミディアムパート、ヴォーカルが地獄の軍勢を統御する指揮官の声みたいで良いですね。そういう堂々とした雰囲気があると思う。その後のブラストも突撃命令かましたみたいで非常にかっこいい。

MORD-NECROSODOMIC ABYSS ★★ (2009-10-26 21:15:00)

2008年発表の2nd。

ジャケの背徳的な雰囲気や、曲に固有の名前を付けず「Opus~」で統一したりしている所からは、なんとなくチープでミニマルな、如何にもアングラなプリブラを(勝手に)想像していたんですが、意外にもデスメタルの影響の強いスタイルでした。

ボーランドの有力デスメタルバンド、HELL-BORNのメンバーが演っている、デス由来のブルータリティが強く感じられるドラミング、ファストパートだけでなくミディアムも重視した展開、オールドスクールな雰囲気、厚みがありつつもやや荒めなギターの音質などからは、ブラックとしてはダーティで泥臭い印象を受けます。

メロディも寒々しさより地獄の釜が煮え立つような禍々しさがあって、やっぱりメジャーなスタイルとは少し距離を置いている感じがします。(GORGOROTH、TRELLDOMの)Gaahl似の、憎しみを噛
…続き

CURRENT 93-Nature Unveiled ★★ (2009-10-26 13:06:00)

84年発表のデビューアルバム。
SKITLIVやSIGHなどの作品にも関わり、ブラックメタルシーンとも繋がりのある彼らですが、
確かにブラックメタルから発展した形のアンビエントやインダストリアル(VELVET CACCOONの
「Atropine」やSTALAGGHの各作品、THE AXIS OF PERDITIONの「Urfe」辺り)が好きな人なら、
モロにツボを直撃しそうな音を出しております。
聖歌をSEにフィーチャーした宗教的ムード作り、深くぬかるんだ空間を作り出すドローン、
語り(呪文の詠唱?)をデス声風に加工したり、ピッチを変えてハモらせたりなどの
アヴァンギャルドな手法などを駆使した、妖しく呪術めいた雰囲気の上手さは、84年の
作品ながら今のブラック派生型アンビエントと比較しても全く劣りません。
ぶっちゃけ1曲目は声が苦手
…続き

UNLUCKY MORPHEUS-Jealousy-Le Cirque De Sept Couleurs ★★★ (2009-10-12 22:05:20)

タイトルは「七色のサーカス」の意。
このバンドの美点として、劇的なメロディをメリハリの効いたヴォーカルの歌唱で更に劇的に聴かせる、というのがあると思うんですが、正にその見本のような曲。サビメロの高音部を跳ね気味に強調する歌い方がかっこいいです。

UNLUCKY MORPHEUS-Jealousy-Perverseness ★★ (2009-10-12 22:01:32)

これはけっこう微妙…
「少女さとり」の灰汁の強いゴスなメロディと、Fukiさんの直情的なヴォーカルが上手く噛み合ってない感が…かといって前作のインスト版もなにか物足りなさが残る出来。★二つですが、そのうちの一つは元のメロの良さに、かなぁ…。

IRON ATTACK!-SAVAGE FLAMES-Unconscious Philosophy ★★ (2009-10-12 21:55:13)

まずタイトルがかっこいいですね…「無意識の哲学」…あぁ、原曲が「ハルトマンの妖怪少女」だからか。でも黒夜葬と比べると、メロの割に余りにも正統すぎる印象も。この曲はYELLOW ZEBRAのアレンジも微妙だと思ったし、アレンジが難しい曲なのかも。

IRON ATTACK!-THUNDER CONCERT-The Creature Sealed Off ★★★ (2009-10-12 21:51:46)

ゲーム音楽らしさがないことが賛否分かれる彼らの東方カヴァーですが、この曲はギリギリで「ゲーム音楽っぽさ」が残ってると思う。メロディの展開・高揚感がそれっぽいです。譜割りの細かいメロディも難なく弾きこなしている辺り上手いですよね…あそこで少しでもお茶を濁すとグダグダになる曲だし。

IRON ATTACK!-THUNDER CONCERT-Ruins in Hell ★★★ (2009-10-12 21:48:07)

あの寂寥感あるメロディが、こんなにもメタル然としたかっこよさの泣きメロに…メロディって本当にアレンジ次第でどうにでも化けるんだな…ということが実感できる曲。

IRON ATTACK!-CRYING DESTINY-~AETERNITAS LUDOLOGY~ ★★★ (2009-10-12 21:44:13)

ツインリードと煌びやかなキーを完備した歌謡メロスピ。
やっぱりこういう曲に弱いので、当然アルバムでも一番好き(笑)。
「エクステンドアッシュ」のスリリングなメロディでテンションを上げつつ、サビに「月まで届け、不死の煙」のお伽噺系和風叙情メロを持ってくる構成も上手いですが、後者を敢えて低めのキーにしているところが素晴らしいと思う。まいなすいょんさんの声の美味しい部分が上手く発揮されて、シリアスな雰囲気が出てると思う。歌謡メタル好きならば是非。

IRON ATTACK!-CRYING DESTINY-SPEADMASTER DRIVE! (2009-10-12 21:42:13)

「スピードマスター」にしては体感速度はそれ程速くない…と思ったら、Spe「a」dmasterなんですね(笑)。メロスピというよりは、ロックの魅力が発揮された曲。でも間奏はメロスピ好きの感性が出てると思います。

IRON ATTACK!-CRYING DESTINY-MOON PHASE ★★ (2009-10-12 21:41:20)

スピードを抑えた、ドゥーミーなアレンジは「月」というより、「地」のイメージに近いですが…地面から月を見上げてる設定ならピッタリなのかも。「空に浮かんだ/狂気を誘う道標」というフレーズが上手い。

IRON ATTACK!-CRYING DESTINY ★★ (2009-10-12 21:39:00)

2009年発表の東方アレンジ作品。
今作は以前にも共演した、まいなすいょん氏を迎えてのヴォーカルアルバム。
作品の性格上なのか、ここ数作のアルバムとは明らかに路線の異なる作風になってますね。
速弾きや泣きのツインリードも要所で入るものの、最近のインスト作と比べると
随分控え目だし、メロスピだけでなくドゥーミーなミディアム、果てはピアノバラードなども
演ったり、曲のタイプもより多彩に。ヴォーカルを目立たせるためか、音質も刺が少なくて
聴きやすい感じ。「Devil's Daughter」の世界観を東方メロディで演った感じと言うと
近いと思います。
ただ、まいなすいょんさんのヴォーカルに関しては、かなり進歩している印象があります。
語尾をかなり強めにベンドさせる唱法、高音がやや鼻にかかり気味な声質などは多少の灰汁の
強さがありますが、
…続き

MARDUK-Wormwood ★★★ (2009-10-12 19:43:00)

2009年発表の11th。
タイトルは「苦ヨモギ」の意で、ヨハネの黙示録に登場する、水を苦くし人々を苦しめる星の事。…前作に続き、また聖書関連の宗教色の強いタイトルですね。

Mortuus加入以降、Legion在籍時のスタイルをかなり引き継ぎつつ、名盤と言える質の高さがあった「Plague Angel」、実験的な要素を取り入れ宗教的な邪悪さを表現しようとした、過渡期的な作品と言えそうな「ROM 5:12」を経て、今作で遂に今までのMARDUKのスタイルとMortuusの個性が融合した、傑作を作り上げたのではないでしょうか。

まず耳を引くのは、Mortuusのヴォーカルスタイル。
MARDUKではがなり、TRIUMPHATORでは呪詛系低音、FUNERAL MISTでは苦しむような呻きをメイン…と使いわけていた感があるんですが、今作はFUNERAL
…続き

UNLUCKY MORPHEUS-Jealousy-Jealousy of Silence ★★ (2009-10-12 08:56:35)

曲展開から歌詞、作詞者名に至るまで徹底したパロディ(笑)
…なんですが、折角「緑眼のジェラシー」の上品なメロディを使っているのに、オマージュ元よりも美しさが減退してしまっている感があるのが残念。悪くはないんですが、「あの名曲をUNLUCKY MORPHEUSが東方メロを使ってオマージュする」と聴いた時の期待感からすると、少々物足りないかも…。

UNLUCKY MORPHEUS-Jealousy-百鬼飛行 ★★★ (2009-10-12 08:50:23)

個人的には「Jealousy」は、(質は相変わらず高いけど)「REBIRTH」よりも地味めな印象を受けたんですが、この曲は別。インスト版の時から良いメロだとは思っていましたが、そこに九十九神思想と妖怪、終末的光景を掛け合わせたような歌詞が載った事で、劇的に景色が広がったような感じがします。Fukiさんの張った声がシリアスな雰囲気を更に強めていることも、曲の景色を更に鮮明にしていると思います。

THY NADIR-J.B.M (BLASPHEMOUS LEGION / THY NADIR)-TREES ADDRESS TO THEE ★★★ (2009-10-12 04:21:11)

この曲も強烈ですね…いわゆる「ハレとケ」でいう「ハレ」に当たるような、地域のお祭りっぽいメロディなのに、しっかりブラックの邪悪さを感じられます。盆踊りに参加して気持ち良く酔っていて、気が付いたら濃い霧に囲まれて周りでは死体が踊ってた…みたいな(笑)。

THY NADIR-J.B.M (BLASPHEMOUS LEGION / THY NADIR)-ENTER INTO DEEP FOREST ★★★ (2009-10-12 04:19:38)

このキーとバンドサウンドが交じり合って出来る魔的異空間っぷり、プリミティブ化したLUNAR AURORAというと言いすぎでしょうか。…音が大きくなる演出が少しうっといのが惜しいですが、初めて聴く曲がこんな曲だったら、そりゃバンドに興味持ちますよね。

BLASPHEMOUS LEGION-J.b.m (blasphemous Legion / Thy Nadir)-Black Funeral for Fools Who Stands on Past Glory ★★★ (2009-10-12 04:17:17)

これ、myspaceとかEncyclopaedia Metalumで調べた限りではこういうタイトルみたいなんですけど、本当にこれでいいのか不安。Fools Who Stands…?あとで修正されるのかも。まあそれはそれとして、この曲はヴォーカルが1・2曲目にも増してキレキレですね。もはや人間の言葉を忘れているんじゃないかと思わせるような狂い振り。これでエフェクト解除して、耳元で叫ぶようなミックスにしてくれれば言う事なしなんですが。

BLASPHEMOUS LEGION-J.b.m (blasphemous Legion / Thy Nadir)-Revival of Ancient Spirits ★★★ (2009-10-12 04:15:51)

この街宣車から聴こえてくるようなメロディ、感性的にはNSに通じるものがあるのかも。
そうでなくてもキャッチーで魅力的なメロディですね。

EYES OF FENRIR-Victorious Holy War-The Dark Nordic Winter ★★★ (2009-10-12 04:13:49)

間奏の、キーボードがど派手にゴシック的な耽美メロをブチ撒けるパートが絶品な曲。歌詞もストーリーが分かりやすく描かれていて、「例のキーのフレーズは、主人公の心情を投影して書いたんだろうか…」とか、色々妄想のし甲斐のある曲になっていると思います。

EYES OF FENRIR-Victorious Holy War-Shining Aurora ★★★ (2009-10-12 04:12:56)

ストリングスのフレーズが明らかにSOUND HORIZONの「澪音の世界」のオマージュで、メロスピ以外の音楽からの影響も色濃く感じられる曲。やっぱりSOUND HORIZONはメロスパーに人気なんでしょうか。そのフレーズがギターで奏でられるパートがたまらなくかっこいい。ボーナスで日本語版も付いてますが、個人的には英語版の方が好き。

EYES OF FENRIR-Victorious Holy War-Victorious Holy War ★★ (2009-10-12 04:12:02)

初っ端から「やっぱり彼の声・歌い方は良いなぁ…」と思わされます。
普通海外のシンガーは、「Victorious Holy War」という単語をこういうアクセントでは歌わないし、こういうメロディも乗せないと思う。それをやってしまうところが、もう個人的にはどツボなんですよね(笑)

BLASPHEMOUS LEGION-J.b.m (blasphemous Legion / Thy Nadir) ★★ (2009-10-10 22:34:00)

2009年発表のスプリット。BxLxはDEATHSCYTHEから改名して初の音源みたいですね。曲目の表記がないですが、myspaceなどを見ると、

1.Revival of Ancient Spirits / BLASPHEMOUS LEGION
2.Blasphemic Legion March / BLASPHEMOUS LEGION
3.Black Funeral for Fools Who Stands on Past Glory / BLASPHEMOUS LEGION
4.Enter into Deep Forest / THY NADIR
5.Trees Address to Thee / THY NADIR
となっているようです。

「BLASPHEMOUS LEGION」

「桜」や「大正浪漫」といった
…続き

EYES OF FENRIR-Victorious Holy War ★★ (2009-10-10 18:51:00)

2009年発表の1st。
バンドロゴのフォント、COBのやつと一緒ですね(笑)。リスペクトしてるんでしょうか。
私はMARCHEN STATIONでLeo Figaro氏のヴォーカル&音楽センスに惚れ、このバンドにも
手を出してみましたが、やっぱり彼の声は良いですね。基本歌詞は英語なんですが、
単純に日本語的な発音とも言えない、妙なアクセントの付け方や、字余り気味の歌詞の乗せ方が
絶妙な個性になっていて、それが曲を更にクサいものにしていると思います。少しV系にも
通じる、ナルシスティックな自己主張の強さが感じられるのも個人的には好感を持てるポイントだったり。
ただし、歌メロはMARCHEN STATIONよりも普遍的なメロスピに近く、歌謡臭さは控え目。
…といっても水準は軽く超えてると思うし、雪原やオーロラをあしらったアートワーク通りの、
…続き

LIFE IS PAIN-Bloody Melancholy ★★ (2009-10-05 20:08:00)

LIFELOVERの()ことKim氏と、チェコの鬱ブラックTrist氏という鬱系好きには豪華すぎるメンバーがタッグを組んだプロジェクトの、2006年発表のデモ。500枚限定で、この一作をリリースしただけでプロジェクトは解散してしまったそうです。

音楽性は言うまでもなく鬱ブラック。
ほぼTRISTに近い路線ですが、もう少し淡くファジーで、抑揚が薄い感じで、曲が、単純に良い物を聴かせるというよりも、ヴォーカルの狂気を表現するための舞台として作られているような印象。2曲目なんかはリズムまで排してしまってますし。

そのヴォーカルですが…LIFELOVERの時とは比較にならないほど壊れてますね…。叫んではいるんですが、もはやこれは「デスヴォイス」でも「絶叫」でもない、「嗚咽」と言った方が正しいと思います。SILENCER以上に感情の針が振り切れていて、デス声の体を
…続き

SUN OF THE BLIND-Skullreader ★★ (2009-09-30 22:36:00)

2009年発表の1st。

DARKSPACEのZhaaralによるプロジェクトと言う事ですが、アンビエンス重視の、空間演出の巧みなブラックメタルと言う、大まかな路線は共通してますね。トレモロリフではなく、薄めの歪みの掛かったギターやアルペジオが物悲しげなメロディを奏でているのも特徴で、それらが厚い歪みのリフと相まって奥行きのある空間を演出してます。

ほとんど意識を宇宙空間と一体化しながら疾走するDARKSPACEと比較すると、こっちはミディアムテンポ中心で、もう少しバンドサウンドの魅力を残してある感じで、もっと内面的・情緒的な情景を描いている印象。でも、哀愁あるメロを取り入れつつも、空間が悪意を持って迫るような圧迫感ある刻みリフの凄みなんかは、やっぱりDARKSPACE的だと思います。

DARKSPACE辺りのアトモスフェリック・ブラックや、LU
…続き

黒夜葬-Catharsis ★★ (2009-09-29 22:59:00)

前作からはアレンジがカオティックになり、様式美的な健全なかっこよさからゴシック的な
血腥さにシフトした印象を受けたんですが、今作はその路線を引き継ぎつつ、より「感覚に
訴える力」を増した作品に仕上がったのではないかと思います。
リアルに焼き尽くされる感触を覚えるような「焔葬」、終末的光景が眼前に広がる「空ろなる
ヘリオスフィア」を始め、第6感に訴えるようなピアノが聴ける「無意識パラノイア」…。
ここまで演出の上手いアーティストは、海外のメタルバンドでもごく一部といっていいでしょう。
しかもそれが、演奏のかっこよさ、メロの良さは当然のものとした上で成されているのが凄い。
黒夜葬は、ダンテの「神曲」の地獄をモチーフにしたオリジナルEPでデビューしてますが、
今作に至り、よりリアルな宗教的/霊的/魔的な光景の表現に成功したのではないでしょうか。
…続き

黒夜葬-Catharsis-無意識パラノイア ★★★ (2009-09-29 22:38:40)

この作品で一番面白いと思ったのは「屍体蒐集家」、合ってると思ったのは「空ろなるヘリオスフィア」なんですが、最も凄みを感じたのはこの曲。なにか、神懸り的なものすら感じられるんですが…。
Scarlet Destinyさんも仰ってますが、狂気を演出するピアノが絶品。単に攻撃性が高いから狂ってるという訳ではなく、リアルに「壊れてる」感じがするんですよね。しかもこういうフレーズ入れながら、アヴァンギャルドすぎず、広義のロック音楽としてのかっこよさも十二分に保っているのが凄い。

黒夜葬-Catharsis-空ろなるヘリオスフィア ★★★ (2009-09-29 22:32:47)

この曲はハマりすぎでしょう…前曲「焔葬」が骨の芯まで灰にする勢いの曲でしたが、まだまだ焼き尽くし足りない模様ですね。肥大し、地上を焼き尽くす太陽と、それを崇拝し、祈りを捧げるカルト教団…みたいな絵が浮かんでくる。聴き終わると、大量のγ線を浴びたような気になってくる…。

黒夜葬-Catharsis-焔葬 ★★★ (2009-09-29 22:26:59)

鐘の音の残響音が焔の揺らめきに思えたり、ギターリフの歪みが吹き上がる火の粉に思えたりだとか、「視覚的な描写」のレベルも相当高いと思う曲。正に「業火マントル」であり、「焔葬」。演奏面のかっこよさだけでは終わらない所に、真のレベルの高さがあるのではないでしょうか。

黒夜葬-Catharsis-死体蒐集家 ★★★ (2009-09-29 22:22:43)

音は全然違いますが、曲を通じて見えてくる景色はDEATHSPELL OMEGAの「Kenose」辺りとそう差が無いんじゃないかと思う…あんな明るいメロディから、こういう景色を引き出してしまう刹那さんは間違いなく闇属性だと思います(笑)。

THY MESMERIZED-Thy Mesmerized ★★ (2009-09-27 22:30:00)

2006年発表の1st。

イスラエルのブラックという触れ込みからしてなにか期待を煽るものがありますが、それに応えられるだけの強烈な音ですね。タイプ的には、おそらく殆どバンドサウンドを元にしてないであろう、本格的にノイズの世界に足を突っ込んだ路線で、DEADWOOD辺りに近い音楽性。

ほぼメロディを排した作風ですが、空間が弛むような持続音が視界を真っ黒く塗りつぶし、ノイズによる血のせせらぎが足を洗い、風のSEが聴き手の体温を下げる…といった風に、音の組み合わせによる演出はかなり巧み。ヴォーカルもほぼ効果音として聴けるくらいノイズ塗れで、音像にぴったりフィットしてます。

エグい音ですが、「邪悪」とか「宗教的」というよりは、ひたすら暗く、臨場感がある感じ。死んだ後、生前の業罪が裁かれる場所というのがあるとしたら、こういう感じなのではないでしょうか。ジャ
…続き

UI-70-the Gift-UNオーエンは彼女なのか ★★★ (2009-09-27 22:27:54)

あからさまにカオティックで狂気的なアレンジなんですが、メロディの良さを全く殺すことなくプログレッシブに仕上げているのが凄いですよね…音の迫力はIRON ATTACK!とかCROW'SCLAWの方が上かもしれませんが、アレンジの凄みで言ったらこちらの方が上かもしれません。

犬神サーカス団-呪恋-人面疔 ★★★ (2009-09-27 12:41:21)

この一曲だけでアルバムを買う価値があると思う。
「地獄の子守唄」のタイトル曲と並び、犬神サーカス団を象徴する曲。少なくとも私はこういう曲を求めて聴いてます。昭和的な超キャッチーな歌謡メロ、いかがわしくてレトロな雰囲気、グロテスクな中に潜むユーモアなど全てが揃っていて、ほんと完全無欠だと思う。こんな曲がもっと欲しいです。

陰陽座-金剛九尾-喰らいあう ★★★ (2009-09-27 12:35:39)

陰陽座のアルバムのラストナンバーは、土着的なお祭り曲か、ライブを想定したはっちゃけ曲のどちらかが殆どですが、この曲は後者の路線を踏襲しつつも、シングル曲に通じるような目の醒める鮮烈なメロディもあって実にかっこいい。鳳翼以降のアルバムのラス曲の中ではダントツに好きです。

陰陽座-金剛九尾-相剋 ★★ (2009-09-27 12:32:47)

まあシングル曲としてはお約束といっても良い路線なんですけど…この曲はSEの使い方が上手いですね。上手く情念に囚われた世界感を表現してると思う。ゲームの主題歌になるにあたって、DS音源で聴いたときの聴こえ方にまで拘ったそうですが、その拘りっぷりが実に瞬火さんらしいです。

陰陽座-金剛九尾-蒼き独眼 ★★ (2009-09-27 12:29:30)

こういう曲でシングル切ってくる辺り、やっぱり陰陽座って「あからさまに和風で、ひっかかるメロ」から「耳に馴染みのいいメロ」に志向性をシフトしつつあると思う。メロは個人的には物足りないですが、瞬火さんの歌声が素敵なのでOK。「♪武人の性」の歌い方とか、かっこいいですよね。

陰陽座-金剛九尾-孔雀忍法帖 ★★★ (2009-09-27 12:25:41)

非常に粒の揃った今作ですが、一曲だけベストチューンを挙げるとしたらこの曲。黒猫さんががなり気味に歌うスピードチューンが聴きたかったので、この曲の存在は嬉しい。歌謡メタルとして他を寄せ付けないかっこよさがあるだけでなく、くのいちが暗闇で息を殺しながら標的を狙う緊張感や、そのバックストーリーが聞いていて、真に迫って伝わるのが素晴らしいです。

陰陽座-金剛九尾-十六夜の雨 ★★★ (2009-09-27 12:21:36)

陰陽座の送る吸血鬼譚。
…これは決して派手ではないけど、傑作だと思います。吸血鬼の本能が勝ってしまうパートと、それが相手を傷つけてしまうことを悔いているパートでは演奏の雰囲気を意図的に変えているらしいですが、その丁寧なアレンジもあって歌詞の世界観にすんなり入って行けるようになってると思います。ラスト一行とか切なすぎるんですが…。

ALTERNATIVE-Reconquista ★★ (2009-09-27 12:15:00)

2009年発表の東方/上海アリス幻樂団シンフォメタルカヴァー。
最初聴き始めたときは、メタルとしてはギターの音が今一つな上、リフのフレーズも
それほどグッと来るわけでもなく、「これは外したかな…」と思ってしまってたんですが、
曲が進むうちにその考えは改められていきました。バンドサウンドはあくまで裏方で、
シンフォニックで壮大、幽遠なキーボードが前面に出されたアンサンブル…リズムこそ
ブルータルなものではないですが、これってLIMBONIC ART(1st)辺りの、
アトモスフェリックなシンフォブラックに近いのではないでしょうか。
正統派やメロスピ、メロデス、モダンへヴィネスなどバンドアンサンブルのかっこよさを
前面に押し出したアレンジの多いこのシーンで、こういうキーボードメインのアンサンブルは
一際異彩を放っていると思います。赤色巨星
…続き

AUSTERE-To Lay Like Old Ashes-To Lay Like Old Ashes ★★★ (2009-09-27 00:18:57)

重篤なタナトフォビアの患者の脳が、恐怖に耐えかねて遂に逆に「死」に救いを見出した…その過程を音楽で表現したらこんな感じになるのではないでしょうか。途中、一部に打ち込みを取り入れているのが意外といえば意外。

AUSTERE-To Lay Like Old Ashes-This Dreadful Emptiness ★★★ (2009-09-27 00:18:07)

…これ、社会に対して鬱憤を持っている人に聴かせたら、最早ガス抜きや衝動洗濯では済まなくなる可能性があると思うんですけど…。歌詞読んでるだけでも痛い痛い痛い…。ドラマとか見て泣くような涙腺の緩い人が曲に込められた感情に同調しながら聴いたら、自然と涙が流れてそう。

AUSTERE-To Lay Like Old Ashes ★★ (2009-09-27 00:16:00)

2009年発表の2nd。

ミディアムテンポ中心、鬱系のメロディ、発狂系高音絶叫ヴォーカル、アトモスフェリックなキーボードと、BURZUMの流れを組むスタイルで、鬱ブラック好きならばものの数秒でその質の高さが理解できそうな音楽性。特に中盤以降、シューゲイザー寄りブラックに通じるような、エモーショナルなメロディも聴かれますが、断末魔に見る光や血の温かさ、救いへの渇望などを連想させ、全く普通の「明るさ」に向かう気配が無いのが素晴らしいです(笑)。

XASTHURやI SHALT BECOME、NORTT辺りが陰鬱な世界観を演出しているのに対し、このバンドの音楽からは「感情が壊れてゆく感じ」が伝わってきて、単に鬱ブラのテンプレートをなぞっただけでは到底出せないような個性が感じられますね。

あとこのヴォーカルなんですが…スタイル的にはCount(BURZU
…続き

STAR OF ASH-Ulterior (original Motion Picture Soundtrack) ★★ (2009-09-26 19:30:00)

2009年に、StarofashことHeidi S Tveitanにより制作されたサウンドトラック。
22曲入りで約34分収録。300枚限定。
本来映像と一体となって世界観を作り上げるものである、映画のサウンドトラックという
性格上なのか、今回はいつものようなサンプリングなどを駆使し、繊細に暗黒世界を構築する
演出や、彼女の神秘的な歌声は控え目(あるといえばある、程度)で、8割方ピアノにより
静かなメロディを奏でる音楽性。と言っても、ピアノの低音がゴシック的な恐怖感を醸し出す
「No Jacob's Dream(1,2)」や、ヴォーカルも入り、これまでの彼女の作風を踏襲したような
「Empty Me」などは、前2作を愛聴したファンなら確実に楽しめるはず。
…でも、ピアノによる地味目なフレーズが数曲を通して、何度も繰り返して使われながら
…続き

...AND OCEANS (HAVOC UNIT)-H.iv+ ★★★ (2009-09-23 10:00:00)

バンド名を「HAVOC UNIT」に改めてから初のフルレンス。2008年発表。

2008年発表のアヴァンギャルドメタルとしては、ENSLAVEDやVIRUSの
アルバムと並んで非常に評価が高い作品らしいですが…確かにこれ、
インダストリアルメタルとしても強烈な個性を放つ作品に仕上がってると思います。

サンプリングやキーボードで雰囲気を演出しつつ、ノイズ/ドローンに
通じる酩酊感を感じさせる、インダストリアルな歪みのリフの上で
トランシーな打ち込みビートを暴れさせる作風で、ANAAL NATHRAKH
ともRED HARVESTとも全く違うアプローチ。

打ち込みのリズムが、ただ取り入れているというだけじゃなくて、
リフのフレーズと上手く絡むことで更なる酩酊感を醸し出して
いるのが素晴らしいですね。…リズムの
…続き

陰陽座-金剛九尾 ★★ (2009-09-22 22:52:00)

2009年発表の9th。

前作を聴いた時、「いい加減バラード→お祭り曲でラストの構成は崩して欲しい」「黒猫さんががなり気味に歌う疾走曲がほしい」と思ったんですが…まずその二つが早くも叶ったのが、いち身勝手なファンとしては非常に嬉しいです(笑)。
しかもブルーズ色の強い「挽歌」やラストをスラッシーな曲で締める組曲「九尾」など、新機軸を導入しているのも良いですね。正直前作ではなんかネタ切れ感があったんですが…瞬火さん、ハングリー精神バリバリじゃないですか(笑)。

今作、歌メロが「クサさは抑え目だけど、すんなり耳に入ってくる」ものが多いと思う。「臥龍點睛」辺りからこうした傾向が現れてきてると思いますが、今作に至ってその手の曲をクサい疾走曲以上の聴き応えで聴かせる事が出来るようになったんじゃないかと思います。特に「十六夜の雨」の何ともいえない、切ない雰囲気なんか
…続き

DEVIAN-Ninewinged Serpent ★★ (2009-09-22 11:16:00)

2007年発表の1st。

MARDUKのLegion、Emil在籍との事ですが、ネームバリューに恥じない質の高さですね。MARDUKと比較すると、刻みリフがより多く、スラッシュビートも多めでデスラッシュ寄りのブラックと言えそうな音楽性。GOD DETHRONEDをもっと暗黒寄りにした感じというと近いと思います。メロはメロデス的なかっこいいものもありますが、基本MARDUKの「La Grande Danse Macabre」辺りに近い頽廃性の篭もったものが多く、MARDUKを愛聴して来た人にも受け入れやすそう。

結構ブラックメタルって、リフにしろリードにしろメロディを奏でる楽器の音が控え目なことが多いですが、この作品はそれがかなり太く、元々のブルータリティとの相乗効果で迫力のあるサウンドになってますね。メタルとして非常に質の高い、硬質な音作りから「もしや…」と思
…続き

BETHLEHEM-Sardonischer Untergang Im Zeichen Irreligiöser Darbietung-Nexus ★★★ (2009-09-22 09:16:05)

これも原曲の方が好きだなぁ…
空間を利用したドラムの音がとにかく聴き手を不安にさせます。このアルバムのドラムの音って妙に元気で好きじゃないんですが、この曲でのドラムアレンジは素晴らしいの一言。音作りの上手さから、暗黒プログレ好きにも受けそう。

BETHLEHEM-Sardonischer Untergang Im Zeichen Irreligiöser Darbietung-Du sollst dich töten ★★★ (2009-09-22 09:15:17)

これは原曲の方が好き。
Count(BURZUM)が早口で喚きまくっているようなヴォーカルパフォーマンスは、SILENCER以上の狂性と迫力を感じられます。Kvarforthの狂気の演出には巧みさが感じられるんですが、Marcoの歌い方はマジで頭のネジが吹っ飛んでそうな感じ。

BETHLEHEM-A Sacrificial Offering to the Kingdom of Heaven in a Cracked Dog's Ear-Devilcrazy God Thirteen ★★ (2009-09-22 09:13:48)

今回のリメイクで4曲目から1曲目に昇格。
いきなりKvarforthのパフォーマンスがキレキレでいいですね。ドイツ語のカウントから囁き声でのスキャットで聴き手の心を掴みます。この人、狂気だけじゃなくてそれを演出する能力やアイデアがあるからこそ支持されるんだろうなぁ…。


MyPage