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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 2651-2700
ROMAN SO WORDS
ROMAN SO WORDS-Melodies of Memory-月煌~moon Stone~
ROMAN SO WORDS-Melodies of Memory-雪奈
ROMAN SO WORDS-Melodies of Memory-Romancing Waltz
ROMAN SO WORDS-Melodies of Memory
ICARUS' CRY-不滅桜花-桜
ICARUS' CRY-不滅桜花-忠誠と寵愛
ICARUS' CRY-不滅桜花-我輩はぬこである
ICARUS' CRY-不滅桜花-式神教育委員会
ROSE & ROSARY
ROSE & ROSARY-Devilsh Alice-Brave
ROSE & ROSARY-Devilsh Alice-Patient
ROSE & ROSARY-Devilsh Alice-架音
ROSE & ROSARY-Devilsh Alice-黄泉平良坂ラブロマンス
ROSE & ROSARY-Devilsh Alice-Zodiac
ROSE & ROSARY-Devilsh Alice-Rose of Misery
ICARUS' CRY-不滅桜花
DIABOLI
DIABOLI-Invocation-Die So You Can Live
DIABOLI-Invocation-A World to Burn
DIABOLI-Invocation
VROLOK
VROLOK-Void (The Divine Abortion)
BROWN JENKINS
BROWN JENKINS-Death Obsession
VOND-Selvmord
MAGNA MATER
MAGNA MATER-御旗の下に-辿りつける光
MAGNA MATER-御旗の下に-御旗の下に
MAGNA MATER-御旗の下に-Igusirayonegore~召喚術式~
MORTUALIA
MORTUALIA-Blood of the Hermit
WOODS OF DESOLATION-Toward the Depths
SARGEIST-Tyranny Returns
GNAW THEIR TONGUES-All the Dread Magnificence of Perversity
一噌幸弘-ふ、ふ、ふ、 - 一噌幸弘 しらせlive
KRALLICE-Dimensional Bleedthrough
THE BREATHING PROCESS-Odyssey (Un) Dead-Hordes
THE BREATHING PROCESS-Odyssey (Un) Dead-Metamorphosis
THE BREATHING PROCESS-Odyssey (Un) Dead-Odyssey (Un) Dead
THE BREATHING PROCESS-Odyssey (Un) Dead-Pantheon Unraveling
THE BREATHING PROCESS-Odyssey (Un) Dead-Vultures
THE BREATHING PROCESS-Odyssey (Un) Dead-Leveler
THE BREATHING PROCESS-Odyssey (Un) Dead
TRIPTYKON-Eparistera Daimones
ODEM ARCARUM-Outrageous Reverie Above the Erosion of Barren Earth-Worlds of Barren Land
ODEM ARCARUM-Outrageous Reverie Above the Erosion of Barren Earth-Oceans
人間椅子-真夏の夜の夢
APATI-Eufori-Eufori
APATI-Eufori-SOMNLOSA NATTER
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発言している27曲を連続再生 - Youtube



ROMAN SO WORDS ★★ (2010-05-12 00:05:00)

MINSTRELIXのYuI氏と、巳稀氏による新プロジェクト。
ミニを聴く限り、歌謡的なメロスピをメインに演っている模様。

ROMAN SO WORDS-Melodies of Memory-月煌~moon Stone~ ★★★ (2010-05-12 00:04:35)

ダークなプログレメタルやゴシックメタルの要素もあり、曲作りの巧みさを感じさせてくれる曲ではありますが…サビでは複雑さをすっぱりと切り捨て、ごく分かりやすくメロスピしてくれるのが良いですね(笑)。巳稀嬢とJuno嬢、二人の歌声の絡みが、更に曲を華やかに劇的に、そしてクサく彩ってます。

ROMAN SO WORDS-Melodies of Memory-雪奈 ★★★ (2010-05-12 00:03:42)

1曲目を聴いた限りでは「もしかして非メタル…?」と危惧もしましたが、期待通り、いや期待を大きく上回るメロスピが来て安心。特に「♪彼女の胸に 灯る焔を」辺りの歌メロは、リフの駆動感やドラムの激しさによる疾走感に飽かせて、歌メロが間延びしてしまうバンドとは格が違うクサさです。個人的にメロスピにはこういうメロが乗るのが理想。歌メロのクサさでアニソンに劣るメロスピなんぞ2流2流(注:超私見です・笑)。どこかの民族の結婚式の舞踏曲を攻撃的にしたような華やかなメロと、メタル特有のシンフォな大仰さが交錯する間奏パートも素晴らしい。

ROMAN SO WORDS-Melodies of Memory-Romancing Waltz ★★★ (2010-05-12 00:02:41)

これは…非メタル曲ながらかなりのクサ度ですね。
イントロからRPGのエンディングで、世界が平和になって緑が芽吹く時のBGMみたいなノリですし(笑)。アコーディオンなどを使った、花祭りを思わせる華やかなアンサンブルも良いですね。あまり関係無いですが、地域祭りも、おっさんがテントの下で酒喰らってるようなうっとい雰囲気じゃなくて、こういうお洒落で華やかなノリだったら、私も是非参加したいんだけどなぁ。

ROMAN SO WORDS-Melodies of Memory ★★ (2010-05-12 00:00:00)

2010年発表の4曲入りミニ。TUBEのバラードベストみたいなタイトルですね(笑)。
FAIRY MIRRORのJuno氏が3曲で参加。
1曲目こそ、アコーディオンやストリングスの活躍する、幻想的なトラッド寄りの
非メタル曲で、しかも堂に入った完成度だったので、こっちはメタルを演らないのかな…
と思いましたが…残りの3曲、民族っぽいメロやゴシック/プログレ的なアプローチが
見られるとはいえ、基本は全部歌謡メロスピでした(笑)。それも鬼クオリティの。
…これを聴いて思うのは、「MINSTRELIXでは手を抜いてた!?」という事(笑)。
いや、向こうは編成も大きいし、アンサンブルの絡みや、メタリックな雰囲気の演出の
関係など色々あるんでしょうけど…そういう訝りが頭に浮かぶくらい、メロディに恐ろしい
即効性の高さがある。楽器のフレーズも十二
…続き

ICARUS' CRY-不滅桜花-桜 ★★★ (2010-05-10 21:50:29)

ヴォーカルの声質は、コミカルさと哀愁を兼ね備えた、なかなか独特なものだと思いますが…その声質の「哀愁」の部分を最大限に引き出しているのがこの曲。裏返り気味のところとか普通に涙腺に来る。敢えて(唱歌の)「♪さくら、さくら~」風のメロを使わないサビのアレンジも素晴らしい。このメロディは、バラードよりも、これくらいのテンポの方が実は哀愁が引き立つと思う。

ICARUS' CRY-不滅桜花-忠誠と寵愛 ★★★ (2010-05-10 21:46:14)

先行シングルのタイトル曲ともなった曲。
…バンドの一番最初に世に出る音源、表題曲としての役割を十分に果たすクオリティのある曲。特にサビ、原曲のメロをほぼ変えずに使ってますが、「妖々跋扈」という曲のポテンシャルを全て引き出していると言っても良いくらいのクサさ。インストを挟んで、7,8,9の流れは最高です。

ICARUS' CRY-不滅桜花-我輩はぬこである ★★★ (2010-05-10 21:42:11)

素晴らしいです。アルバムでも最高の出来だと思います。
KEYメロやGソロなどではあの和風な原曲からこんなクラシカルなメロを、と感心させ、サビでは原曲のメロディに大幅にアレンジを加えつつ、歌謡メタルとして申し分の無い叙情性を聴かせ感動させる…遠野~のメタルアレンジでは疑いなく最高クラスだと思う。
ただ、歯に衣を着せずに申し上げれば、(めっちゃ個人的ですが)「猫」を「ぬこ」と表記するのは生理的になんかイヤ。猫そのものより、ネットスラングを日常レベルで使いこなすネット中毒のおたくが浮かんでしまう…。まあ、どうでもいいですけど。

ICARUS' CRY-不滅桜花-式神教育委員会 ★★★ (2010-05-10 21:36:41)

サビメロのアレンジは、正直原曲の方がいいと思いますが…イントロのクラシカルな速弾きを交えたメロの弄り方はかなり上手いと思う。ヴォーカリストの声、平成教育委員会のマスコットキャラクターと微妙に似ているような…(笑)癖があるけど、慣れると良い声。
ただ、原作をぶち壊しにしつつ、ネタとしてもそこまで面白くない歌詞はちょっとなぁ…。

ROSE & ROSARY ★★ (2010-05-09 20:16:00)

国産頽廃シンフォ・ゴシック。
SADSの曲に、「ロザリオと薔薇」という曲がありましたが、関連はあるんでしょうか。
向こうはメタル・グラム・ハードコア辺りの要素が強いですが、頽廃性では共通してると思う。

ROSE & ROSARY-Devilsh Alice-Brave ★★ (2010-05-09 20:15:51)

アルバムを頭から聴いていると、いきなりポップな曲が出てきて驚くことと思います。V系バンドの、深夜アニメのタイアップがついてブレイクするきっかけとなる曲…という感じの曲調。アルバムの他の曲とは一線を画してますが、間奏の圧迫感のあるキーボードなどはやっぱり彼らならではという感じ。

ROSE & ROSARY-Devilsh Alice-Patient ★★★ (2010-05-09 20:14:51)

イントロや間奏など、至るところにプログレメタルからの影響を感じさせる曲で、特にキーボードとユニゾンしたり印象的なフレーズを弾いたりするベースがかっこいいです。寧ろベースメインの曲と言っても過言ではないと思う。敢えて感情を押し殺しながら歌うようなヴォーカルのパフォーマンスも良い感じですね。

ROSE & ROSARY-Devilsh Alice-架音 ★★★ (2010-05-09 20:13:47)

これは…何だか圧倒的な感じがしますね…。
人類をアセンションするための啓示を受けた人たちが作った、と言っても信憑性がありそうなくらい、神々しい雰囲気の演出が徹底してる。聴き手の魂をそれこそ別次元に連れて行くような、宗教じみたカルトな雰囲気。関係ないですが、Liv Moonにはこういう曲をこそ演って欲しかったんですけどね…。

ROSE & ROSARY-Devilsh Alice-黄泉平良坂ラブロマンス ★★★ (2010-05-09 20:09:57)

タイトルのセンスや、煌びやかなキーボード+疾走感からは、最近のALI PROJECTのシングル曲を彷彿とさせますが…実際はもう少しダークな路線ですね。アトモスフェリックなキーボードはシンフォブラックを、煌びやかな方はクサメタルを思わせ、強くメタルを連想する音でもあります。クラシカルで、僅かに歌謡性も残した歌メロも私好みです。

ROSE & ROSARY-Devilsh Alice-Zodiac ★★★ (2010-05-09 20:09:07)

ドローンめいたベースとアトモスフェリックなキーボードが作り出す暗黒に、ヘヴィなギターリフが雷鳴のように切り込んでくる、音作りの巧さが光る曲。「雷鳴飲み込み広がる暗黒のイメージ」その言葉通りの音像。この音こそが、ヴォーカルにもカリスマ性を与えていると思う。タイトル的には占星術っぽいですが、音は寧ろ「占星呪術」っぽい雰囲気です。

ROSE & ROSARY-Devilsh Alice-Rose of Misery ★★★ (2010-05-09 20:08:08)

徹底して真性エレクトロ・ゴシックファンに受けそうな頽廃的な世界観を描きつつも、要所ではこういうV系的な取っ付きやすさを備えながら、世界観を保った曲を入れてくる辺りバランス感覚が良いですよね。メンバーのコーラスが若干浮いてる感はありますが…。でも、「♪You must be don't BETRAY me!!!」ってどういう意味なんでしょう(笑)。個人的には「汝確かに在りし、私を裏切ること莫れ」的な訳を当てたいんですが…この世界観で文法ミスとかめっちゃ萎えるんで…。

ICARUS' CRY-不滅桜花 ★★ (2010-05-09 17:52:00)

2010年発表の1st。
「東方妖々夢」のメタル・ヴォーカルアレンジ。
個人的に理想の女性ヴォーカルメロスピを体現していると思うバンドである
UNLUCKY MORPHEUSのyuki(平野幸村)氏の新バンドと言う事で、期待しながら購入しましたが…
ピロピロ弾きまくりのギター&煌びやかなキーボードを軸に疾走するスタイルで、
男性ヴォーカル版のUNLUCKY MORPHEUSという感じの作風で、期待を裏切らないクオリティ。
男性ヴォーカルも、中性的でやや癖の強い声質ながら、この手にありがちな変な暑苦しさや
妙な脱力感はなく、なかなか良い声だと思います。個人的には、子音にやたら力を込める
発音に味があって好き(笑)。
UNLUCKY MORPEUSがほぼ原曲通りのメロディを採用しているのに対し、こっちはメロディ
それ自体にも大きく手
…続き

DIABOLI ★★ (2010-05-05 21:42:00)

フィンランド産・Northern Heritage所属のブラックメタルバンド。
2002年にHrim Grimn'r氏が自殺で亡くなってからは、Petri “Pete"
Ilvespakka氏の独り体制で活動しているとか。そのPete氏も、殺人未遂や
暴力沙汰で何度か刑務所に入ったことがあるらしいです。音以上に殺伐とした
経歴がありますね…。前身バンドもカウントすると、92年から既に活動を
しているベテランでもあります。

DIABOLI-Invocation-Die So You Can Live ★★★ (2010-05-05 21:41:34)

ベースが殊更に強調された音質のアルバムですが、この曲は結構ギターリフが前に出てますね。気温を下げると言うより、恐怖で聴き手の体温を直接下げにかかる暗黒リフ。叙情方向におもねりすぎないメロディの良さがありますね(クサメロ大好きな私が言っても説得力無いけど・笑)。狂気以前に、センスがいいバンドだと思う。

DIABOLI-Invocation-A World to Burn ★★★ (2010-05-05 21:40:26)

この手のプリブラとしては珍しく(短いけど)ギターソロがありますが…このメロディが如何にも黎明期ブラックにありそうな邪悪さでかっこいいですね。「燃やすべき世界」という曲名からして、人を寄せ付けない雰囲気全開です。

DIABOLI-Invocation ★★ (2010-05-05 21:37:00)

2010年発表の6th。
不謹慎ですけど、ぶっちゃけバンドの経歴に惹かれて購入しました(笑)。余りのミーハーさ加減に自分自身呆れてます(笑)。

音としては、オールドスクールなダーティさと、北欧のバンド特有の寒々しいリフセンスの良いとこ取りをした、如何にもなプリミティブブラック。プリミティブ系を普段から聴いている人であれば、まぁ外すことは無いだろう、という感じですが…92年から活動してて、未だにこういう未洗練さ・未加工の荒々しさを魅力とする作風とは…本当に、アンダーグラウンドに音楽人生捧げてますって感じなんだろうなぁ…。

この作品の大きな特徴としては、ベースの聴いた音質が挙げられると思います。よくデモテープ起こしの作品とかで、ベースの音量がやたら大きく、曲の輪郭が不明瞭な代わりに、独特の澱みや汚さがある音がありますが…その手の音を、アングラな魅力を損なわず
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VROLOK ★★ (2010-05-03 14:57:00)

アメリカ産アンビエント・ブラック。
関連メンバーがMORTIFERA(フランス)、NOX INFERI(オーストラリア)と何気に
ワールドワイド。ブックレットによると、アイスランドでレコーディングとかも
してるらしいし…鬱系に近い音でありながら、実は世界を股にかけて活動してる模様です。

VROLOK-Void (The Divine Abortion) ★★ (2010-05-03 14:56:00)

2007年発表の…ブックレットによると2ndらしいです。

音的には…ノイジーに引き摺るリフといい、葬式めいたメロディといい、ドゥーム的な要素もかなり強いアンビエント寄りのブラック。特に4曲目、空気を震わせながら引き摺るリフの音色なんて、ほぼスラッジに近いといえると思う。この手にしては珍しく、キーボードを使用しないタイプで、代わりにハーモニカや、聖歌や効果音、映画からの引用などのサンプリングを用いて、雰囲気を演出するのも特徴ですね。

また、クレジットによるとドラムトリガーも使用していないそうですが…それがかなり効果を上げている感じがします。普通、音楽に「方向」なんて概念は無いですが…この作品の、特に疾走パートにおいて、下に落ちていくような錯覚を覚えるのは、独特のリズムをこの音色で演っているからだと思う。それと引き摺り系の、葬式メロディのリフが絡むと、まるで視界が
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BROWN JENKINS ★★ (2010-05-02 08:53:00)

アメリカ産ブラック/ドゥーム。
06年に発足し、既に活動を停止している、短命のバンド。
しかし今までに出した2枚のアルバムはカルトな支持を得ている模様。

BROWN JENKINS-Death Obsession ★★★ (2010-05-02 08:52:00)

2010年発表の2nd。
LEVIATHANやSARGEISTなど、カルトなリリースで注目を集めるMoribund Recordsより発売。

これ、タイプとしてはディプレッシブ/アヴァンギャルド・ブラックになるんでしょうか。独自のヴィジョンを追求するバンドの多いこのジャンルの中でも、頭一つ抜けた奇妙な音楽性だと思います。まず羽虫の羽音など、人間が作り出した音階ではない音を模しているとしか思えないような、気味の悪いメロディを、ノイズを引き摺りながら奏でていくリフだけでも、「グロ注意」のタグを付けたくなるレベルですが…

そこに絡んでいくのが、ロック調の妙に躍動感のあるドラムと、ノリの良さすら感じられる、よく動くベースというのがまたグロいんですよね。普通に鬱ブラック的なスローパートもあり、そういうパートでは「メロディが毒々しくて、ベースラインが催眠的なディプレ
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VOND-Selvmord ★★ (2010-05-01 21:31:00)

1994年発表の1st。タイトルは「自殺」の意。
裸で女性の首に刃物を突きつける、体を張ったジャケットが目印です(笑)。

今はエレクトロゴシック路線に活路を見出しているようですが、当時はシンセ・アンビエントに傾倒していたようで、MORTIISの初期作品と同様のアンビエントを演ってます。正直、名義を分ける必要があるのか疑問に思うくらい(笑)、酷似した路線の作風。
敢えて違いを挙げれば、持続音を抑鬱を感じるほど質量感のある音にし、圧迫感を出してダークなメロディを響かせる、犀の河原を彷徨うような悲愴なメロディを聴かせる、シンセを鬼火のような幽玄さのある音色にする…など、ややダークな表現が多めな事でしょうか。

ちなみに、この作品にも裏話的なライナーがありますが…このアルバムのタイトルを「自殺」とした理由について、当時の死と闇への奇妙なまでの妄執を挙げてます
…続き

MAGNA MATER ★★ (2010-05-01 21:27:00)

バンド名は「大いなる母」の意。大地母神を差す言葉でもあるとか。
美希嬢と泰鳳氏(APSALUSのTaihoo氏)によるメタル・ユニット。

MAGNA MATER-御旗の下に-辿りつける光 (2010-05-01 21:26:27)

いかにもゲーム世代のコンポーザーが作った感じの、明るいメロが聴ける曲。色々困難もあったけど、それを乗り越えて絆深まった二人はこれからも進んでくのさ!的なエンディングのテキスト/ノベル系ゲームのエンディングに合いそう。さすが、1曲目でEROGENOYARISUGIとか意味不明・意図不明のカミングアウトをしてるだけはあります(笑)

MAGNA MATER-御旗の下に-御旗の下に ★★ (2010-05-01 21:25:24)

陰陽座やFLUORITEの王道曲をシンセ重視にしたような、歌謡曲的キャッチーさのある曲。やはりこういう曲は良いですね。陰陽座と比べると演奏力もキャッチーさも、アレンジ力も一歩及んでない感じはしますが、サビへの入りのヴォーカルとか、かっこいいと思える部分もかなりあります。明らかにB級な男声ヴォーカルや、女性ヴォーカルの伸びの足りないハイトーンシャウトなど、改善点もありますが。

MAGNA MATER-御旗の下に-Igusirayonegore~召喚術式~ (2010-05-01 21:24:02)

ややプログレの影響の強い、導入曲ですが…曲は別に悪くないんですが、タイトルを逆からローマ字読みしてみてください。やる気あるんでしょうか。「滑る」というのは、こういうことを言うんだろうなあ…。

MORTUALIA ★★ (2010-04-29 11:53:00)

フィンランド産鬱ブラック。
SARGEISTを初め、多くのバンドに籍を置く重鎮Shatraugが独りで演ってます。

MORTUALIA-Blood of the Hermit ★★★ (2010-04-29 11:52:00)

2010年発表の2nd。
裏ジャケが何だか可愛らしいですね。森のくまさん的な(笑)。

タイプ的には鬱ブラックですが、割と個性的なスタイルの作品ですね。
鬱ブラックに頻繁に使用されるトレモロリフを排し、ノイジーに引き摺る、ガリガリに歪んだリフの上に、歪みの少ないギターが爪弾くように、物悲しげな中にもどこか壊れた感じのするメロディを重ねていくタイプ。鬱系には珍しく、リードギターがギターソロのように使われるパートも多いですが、使い方のセンスが良いせいか、違和感無いどころか曲の寂寥感を更に上げてます。

ヴォーカルは鬱ブラックに典型的な、SILENCERタイプの裏返り気味な、歪みの少ない高音ですが…もう悲痛さの表現が行き過ぎてて、逆に笑えてくる一歩手前みたいな凄まじさ。「哀れを誘う声」というのは、こういう声のことを言うのではないでしょうか(笑)。SARGEI
…続き

WOODS OF DESOLATION-Toward the Depths ★★ (2010-04-29 06:47:00)

2008年発表の1st。
バンド名の「荒廃の森」、アルバムタイトルの「深淵に向かって」という言葉からは、聴いていると死にたくなるような音を予想してましたが…良い意味で裏切られました。

スローなテンポで物悲しいリフを奏でていく作風は、いわゆる「鬱ブラック」の範疇で語られる音だとは思いますが…メロディのエモーショナルさ・儚い哀愁にはALCESTなど、トレモロリフを中心に組み立てていく曲展開にはKRALLICEなど、シューゲイザー系のブラックに通じる要素も強いのが特徴ですね。ただ、こちらは闇の奥から響いてくるような、割れ気味のヴォーカルや、荒く厚いギターノイズに覆われた、枯れた雰囲気を漂わせる音質など、アングラなブラックならではのカルト性もまた高いのが、他の多くのシューゲイザー系ブラックとの違いでしょうか。

シューゲイザー寄りのブラックや鬱系ブラックが好きな方
…続き

SARGEIST-Tyranny Returns ★★ (2010-04-29 00:58:00)

2001年発表のデモを、05年にMoribund RecordsがCD化して再発したもの。
同レーベルから1stが先にリリースされてますが、制作年はこちらの方が先。
まずイントロにあたる1曲目から、「クサメロ」と言っても過言ではないほどの印象的な
メロディのリフで攻める展開で、「これはメロウさを武器としたプリブラかな…?」と
思わせますが…本編は、アトモスフェリックなキーを導入した曲、名作「Transylvanian
Hunger」期のDARKTHRONEのような荒涼感を醸し出す曲もありますが、基本的にはRAWで、
スラッシュの影響が強い、ダーティなタイプ。本編は多くの曲でリフのメロディが
死にかけているレベルのRAWさですが、この生々しさがかっこいいですね。
ただ、イントロや間奏曲、キーボードなどのメロディを聴く限り、「メロウなプリブラ」
…続き

GNAW THEIR TONGUES-All the Dread Magnificence of Perversity ★★ (2010-04-27 18:18:00)

2009年発表の4th。

このバンドはオランダ出身の独りノイズ/ブラックで、この手の中でも評価の高いアーティストと言う事ですが…この作品を聴く限り、ブラック的な要素は濃密な邪悪さ漂う雰囲気や、絶叫ヴォーカルくらいで、手法の方はほとんどノイズ/アヴァンギャルドですね。

それだけで辺りの雰囲気を真っ黒く染め上げるような、空気を振るわせるドローンがほぼ常時鳴り響く中で、メロディを追うのではなく、ひたすら恐怖感を演出する管楽器、病気じみたサンプリング、聴き手の焦燥感や恐怖感を煽るドラム、耳を聾するノイズ、ただただ苦痛を訴えるようなヴォーカル…など、健全な肉体に健全な魂を宿す、良識ある人間に取っては「毒」にしかならない音素を、いくつも重ねていく作風。

もちろん、病んだ音楽を所望する諸兄には、これらの要素は当然プラスに働くでしょう(笑)。空気の響きすら演出で
…続き

一噌幸弘-ふ、ふ、ふ、 - 一噌幸弘 しらせlive ★★ (2010-04-26 18:14:00)

2005年のライブを収めたライブ盤。2006年発表。
ヴァイオリンはプログレバンドKBBの壷井さんが担当。
能管(田楽笛・篠笛・リコーダー)、ヴァイオリン、ギター、タブラ、太鼓という編成での演奏。
ライナーには、音程を出しづらく作ってあるという能管で、テクニカルなフレーズを吹く事への
凄さや、インド音楽のリズムなどについて色々書かれてますが…正直、音楽理論が全く
分からない、単なる好事家に過ぎない私には、内容が高度すぎて全く付いていけません(笑)。
…が、そんな私にも、達人同士が呼吸を合わせて演奏する様が伝わってくるほど、緊張感の
ある音で、楽器同士の技巧的な絡み合いという点では確実にメタルに通じるものがあると思う。
しかも、使用楽器や各人の音楽的ルーツのせいか、メタルよりも数段オーガニックな
アンサンブルだと思います。特にタブラと太
…続き

KRALLICE-Dimensional Bleedthrough ★★★ (2010-04-26 18:05:00)

2009年発表の2nd。

曲の殆どをトレモロで弾き倒しているだけだというのに、明らかにテクニカルで、劇的な世界観を演出してしまうスタイルの前作には、「驚愕」レベルでの衝撃を受けたんですが…今作もその路線を継承、またもトレモロフェチにはたまらない音源になってます。

特殊なギターを使用しているらしい、独特な音色のトレモロももちろん引き継いでます。前作と比べると、ギターだけでなくドラムもテクニカルで攻撃的なフレーズを叩いていたり、懸念材料であったヴォーカルが凄みを増していたり、カオティックなメロを紡ぐアルペジオもあったりして、ブラック本来の攻撃性や邪悪さが揺り戻されている印象。

前作は、儚いメロやミニマルな展開など、シューゲイザーに通じる=メタルから離れた価値観も取り込むことで独自の世界を構築していましたが、今作は一周回って攻撃性や技巧など、エクストリ
…続き

THE BREATHING PROCESS-Odyssey (Un) Dead-Hordes ★★★ (2010-04-25 16:10:50)

曲の粒が揃ったこのアルバムの中でも、個人的に一番の名曲だと思う。
…いよいよもって、本格的にクラシックを習った人でないと書けないのでは?と思わせるほど、クラシック志向の強いメロディになって来てます。これだけメロディが素晴らしいのに、攻撃性にも何ら妥協は無いですからね…特にラストのブラストは恐ろしくかっこいいです。

THE BREATHING PROCESS-Odyssey (Un) Dead-Metamorphosis ★★★ (2010-04-25 16:09:56)

この曲は、キーボードを取っ払ったら割とメロデスに近いサウンドになりそうですね。リフ使いにグルーヴやうねりが感じられると言うか。この辺りのセンスが、ABIGAIL WILLIAMSやSOTHIS等のバンドとは一線を画している所だと思います。

THE BREATHING PROCESS-Odyssey (Un) Dead-Odyssey (Un) Dead ★★★ (2010-04-25 16:09:05)

サウンドこそブラック由来の暴虐性の高さですが、女性ヴォーカルやキーボードのメロディの醸し出す耽美性は、最早シンフォブラックの域を超えて超一流のシンフォゴシックに匹敵すると思う。 ギターも一曲を通じて泣きのフレーズを奏で続けていてなかなかです。

THE BREATHING PROCESS-Odyssey (Un) Dead-Pantheon Unraveling ★★★ (2010-04-25 16:08:09)

フューチャリスティックなキーボードだけではなく、エレクトロゴシックから影響を受けたようなリズムを「さらっと」盛り込んでしまう辺りが流石ですね…。こういう曲展開を、何ら特別な事として捉えていないかのような自然さ。

THE BREATHING PROCESS-Odyssey (Un) Dead-Vultures ★★★ (2010-04-25 16:07:15)

これは後半からエンディングにかけての展開が素晴らしいなぁ…特にアルペジオに女性ヴォーカルやキーボードが乗るパートでは、決して一流シンフォ系のテンプレートをなぞっただけでは作りえない、確固たるフレーズ作りの才能を感じられます。

THE BREATHING PROCESS-Odyssey (Un) Dead-Leveler ★★★ (2010-04-25 16:06:22)

これを聴いて、明らかに一流のシンフォブラックと言える音を出しているバンドが増えている今にあって、頭一つ抜けているセンスがあるバンドである事を確信しました。ブラスト地獄の中に入る流麗なピアノメロが実に素晴らしい。

THE BREATHING PROCESS-Odyssey (Un) Dead ★★★ (2010-04-25 16:02:00)

2010年発表の2nd。

ショップの紹介文では、メタルコアやデスコアなど、「コア系」のバンドが引き合いに出されていたので、少し手を出すのに躊躇ってしまった(個人的に、「~コア」と「耽美」というフレーズが、今一つ結びつかないので…)んですが、コア要素は所々で聴けるモッシュ誘発系のリフやリズムの構成、女性ノーマルヴォーカルの歌い上げくらいで、基本的にはABGAIL WILLIAMSやSOTHISなどと同系統の、最近アメリカに多発しつつある絢爛なシンフォニック・ブラック。

前者のバンドがブラック由来のトレモロリフを多用する傾向にあるのに対し、こっちはメロデスやメタルコア的な、厚みとグルーヴを重視したリフが多いのが特徴。また、前者バンドがシンフォニック・ブラック本来の絢爛さを今風の感性でブーストしているのに対し、こっちはキーボードにフューチャリスティックな音を入れたり
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TRIPTYKON-Eparistera Daimones ★★★ (2010-04-25 10:38:00)

2010年発表の1st。

…基本的には、スラッシュベースでありながら、スラッジ並の異常なヘヴィネスや、ブラックの邪悪さまでも呑み込んで別の何かになってしまった、「Monotheist」の路線を引き継いでますね。非デス声ながら、ブラック然とした凶悪さ、威厳を増し、世の中の苦痛を全て背負って言葉を吐き出すようなヴォーカルを始め、邪悪さは更に上がっている印象。

特に最近のブラックの新しいバンドに顕著なんですが、邪悪さを追及するのに、例えば音質を故意に落とすであるとか、アンビエントやノイズと融合するであるとか、様々なバンドが様々な手法を用いていますが…このバンドは、スラッジ的な重さや、クラシック的なピアノの導入など、他ジャンルとの混交も一部にあれど、基本的には「リフ」が邪悪さの全てを担っているのに凄みを感じるんですよね…。「Monotheist」の時も褒めましたが、こ
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ODEM ARCARUM-Outrageous Reverie Above the Erosion of Barren Earth-Worlds of Barren Land ★★★ (2010-04-24 18:44:37)

「Ye Entrancemperium」や「I am the Black Wizards」辺りのEMPERORのクラシックな名曲に通じるものがある…ような気がしないでもない曲。でも個人的には、EMPEROR的な要素よりもプログレッシブで混沌としている部分の方が好きだったり。ほんと、奥深い邪悪さ・暗黒性を感じさせてくれるバンドですよね。

ODEM ARCARUM-Outrageous Reverie Above the Erosion of Barren Earth-Oceans ★★★ (2010-04-24 18:39:41)

プログレにも通じる、怪奇趣味をブラックのトレモロで表現したような、グロテスクで混沌としたリフ捌きからしてその辺のバンドとはレベルが違いすぎますが…途中のアルペジオパートの邪悪さも半端ではないですね。「OCEANS」なんてタイトルが付けられてますが、聴き手を迷妄の「沼」に深く引き込んでいくような音だと思う。

人間椅子-真夏の夜の夢 ★★ (2010-04-24 01:37:00)

07年発表の14th。
人間椅子は名前はよく耳にしていたものの、実際に聴くのはこれが初めて。
バンド名からは物凄いドロドロの世界観を想像していたんですが、ロックンロール寄りの
ドゥームがベースにあると思われる、キャッチーでグルーヴィなリフに、微妙に民謡テイスト
入っているような味のあるヴォーカルが乗る、意外にも聴きやすい作風。曲構成や場面の
転換の仕方にはプログレにも通じるものがあって、初聴で「ああ、この曲はこういう曲か」と
思っていても後から予想を裏切るような展開を見せたりして、聴いていてわくわくする音。
おどろおどろしいだけでなく、機知に富んだ歌詞の世界観も面白いですね。
ただ…個人的にはヴォーカルが苦手。ロックの過激さやおどろおどろしさの表現が、
いかにもパフォーマンス然としていて、悪い意味でサブカルっぽさがある感じ。

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APATI-Eufori-Eufori ★★★ (2010-04-21 21:19:08)

おそらくタイトルは「多幸感」の意味だと思われますが…何でしょう、この「気力」とか「やる気」というものを根こそぎ奪っていきそうなアルペジオは(笑)。「多幸感」というよりも、それが過ぎ去った後の虚無感…と言った方が、雰囲気的には正しいと思う。

APATI-Eufori-SOMNLOSA NATTER ★★★ (2010-04-21 21:18:10)

ひたすらに悲痛なトレモロリフが押し寄せる、鬱ブラックの要素を強く残した曲。どうしてもLIFELOVERフォロワーとして低い扱いを受けてしまいがちな彼らですが、メロディのセンスなど根幹の部分は確固としたものがあると思う。


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