この曲を聴け! 

Usher-to-the-ETHERさんのページ
Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 2001-2050
のせタレ!ラー油おろし (エスビー食品)
落合シェフのかけチャオ!イタリアンラー油 (エスビー食品)
ぶっかけ!おかずラー油 (エスビー食品)
辛そうで辛くない少し辛いラー油 (桃屋)
TRIDENT-World Destruction
PRIMORDIAL-Spirit the Earth Aflame
モーニング娘。-シャッフルユニット関連曲-幸せきょうりゅう音頭
モーニング娘。-シャッフルユニット関連曲-ダンシング!夏祭り
モーニング娘。-シャッフルユニット関連曲-黄色いお空でboom Boom Boom
FALL OV SERAFIM-Nex Iehovae
TAARMA-Remnants of a Tormenting Black Shadow
TAARMA
モーニング娘。-4th 「いきまっしょい!」-そうだ! We're ALIVE
モーニング娘。-モーニング娘。'14 カップリングコレクション2-愛して 愛して 後一分
ANTARES PREDATOR-Twilight of the Apocalypse
ANTARES PREDATOR
SAMAEL-Lux Mundi
GRAUPEL-Am Pranger...
MONARQUE-Ad Nauseam
TIDFALL-Nucleus
L'Arc〜en〜Ciel-The Best of L’Arc~en~Ciel c/w-I’m so happy
FATAL DESOLATION-COLD, STARLESS, MOONLESS
モーニング娘。-ハワイアンで聴くモーニング娘。シングルコレクション
モーニング娘。-カバー・モーニング娘。!~various Artists Covers “morning Musume。"~(v.a.)
PSYCLON NINE-We the Fallen
RAGNAROK-Collectors of the King
HYPOTHERMIA-Rakbladsvalsen
HYPOTHERMIA
AJATTARA-Kalmanto
AJATTARA
NECRONOMICON-The Return of the Witch
ANNTHENNATH-States of Liberating Departure
FINNENTUM-REVERIES
FINNENTUM
THE 冠-傷だらけのヘビーメタル-俺なりのペインキラー
ZENITHRASH-RESTORATION OF THE SAMURAI WORLD
BLOODLINE-HATE PROCESSION
BLOODLINE
BLACKLODGE
BLACKLODGE->SolarKult<
ASGAROTH-Red Shift
LAKE OF BLOOD-As Time and Tide Erodes Stone
TWILIGHT OPHERA-Descension
DARZAMAT
DARZAMAT-Solfernus' Path
ECLECTIKA-The Last Blue Bird
ECLECTIKA
BLACK FUNERAL-Empire of Blood
BLACK FUNERAL
BURZUM-Fallen
→PC向けページ
Tweet
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157


発言している7曲を連続再生 - Youtube



のせタレ!ラー油おろし (エスビー食品) (2011-05-04 22:42:50)

これは微妙…
酸味が効きすぎてて、料理の味を壊しやすくて使いづらい。
かけそばとかに入れる分には、まあまあ美味しいですけど。

落合シェフのかけチャオ!イタリアンラー油 (エスビー食品) ★★★ (2011-05-04 22:40:20)

個人的に大好きなパスタソース「予約でいっぱいの~」シリーズを手掛けた事でも知られる、落合務シェフが監修したラー油。感想としては「これは美味い!!!」って感じです。スパゲッティとの相性が抜群で、よくパスタを食べる私には凄く重宝する調味料なんですが、意外にも汎用性が高くて何にでも合うのが素晴らしい。個人的には高菜や野沢菜などのお惣菜と混ぜて食べるのがお勧めです。

ぶっかけ!おかずラー油 (エスビー食品) ★★★ (2011-05-04 22:34:10)

桃屋の「辛そうで~」と人気を二分するラー油。
最近では割と手に入りやすくなってきましたね。
私は断然こっち派です。旨み成分が多くて、癖がなくてホントなんにでも使えるって感じです。料理するのがめんどくさい時とか、ふりかけとコレと白ご飯だけで結構なごちそうになる(笑)。味噌汁やそばつゆとも相性がいいですし、これは切らさないようにしてます。

辛そうで辛くない少し辛いラー油 (桃屋) ★★ (2011-05-04 22:30:12)

未だに品薄の続く、大人気のラー油。
ですが、私の評価は中の上~上の下くらいですね。
確かにもう一味欲しい!という時に最適な調味料ではあるんですが、フライドガーリックがサクサクしすぎて、その食感も料理に加わってしまう…それを生かす料理ではいいと思うんですが、カップ麺やカップ焼きそばに使うには微妙です。

TRIDENT-World Destruction (2011-05-04 22:18:38)

2010年発表の1st。

DISSECTION、NECROPHOBICというメロディック・ブラックの「顔」とでもいうべきバンドのメンバーが在籍、しかも一枚目にしてRegain Recordsという大手レーベルからのリリース…もうこれだけで、エクストリームメタルとしてのクオリティは約束されたようなものですね。実際に、前述のバンドのようなメロブラとは違い、デス的なヘヴィさ、メロデス的なリフ捌きも交えたりという意外性はありますが、確かなテクニックとキャリアに裏打ちされた、一流の音だと思いますし。

ただ…もうこの面子からして一流なのは大前提なので…はっきり言って不満はありますね。この作品、「クオリティは高いけど個性が無い」アルバムになってしまってると思う。時々ギターソロが入っても、DISSECTIONのような甘美さに行きそうで行かなかったり、なんかヤキモキしてしまう(
…続き

PRIMORDIAL-Spirit the Earth Aflame ★★★ (2011-05-04 18:27:57)

2000年発表の3rd。

個人的にアイルランドは、昔英語を教えてくれた先生がアイルランド出身で、ちょっと思い入れがあったのと、アイルランドのペイガン/フォークは貴重だと思ってたので、かなり期待しながら聴いてしまいました(笑)。

まず、イントロにあたる1曲目の、アコースティックギターにブラック特有の歪んだリフが重なり、仄暗く上品な暗黒世界を演出し、そこにシアトリカルな語りが重なってくる始まりで「これは素晴らしいアルバムかも!」といきなり期待値がマックスに。続く2曲目でも、上品な異教的仄暗さはキープしつつ、正統派にも通じる叙情リフが出てきたところで、完璧に世界観に引きずり込まれてしまいました。

…だったのですが、ヴォーカルの妙にふんばりの効いた歌い上げが…。しかも、言いたい事を全部言わないような、妙に歯切れの悪い歌い上げなんですよね…正直、ちょっと醒
…続き

モーニング娘。-シャッフルユニット関連曲-幸せきょうりゅう音頭 (2011-05-04 18:26:23)

流れ的には「ダンシング!夏祭り」から派生してる感じですけど…
今回はオケに人間国宝の方まで参加していて、本格的ではありますけど…本格的過ぎて、いつものジャンクな感じがないのが面白くないかも。普通に「音頭」じゃん、アイドルポップスじゃないじゃん、みたいな。更に言えばなんで「幸せ」で「きょうりゅう」なのかも分からない。まぁ、それは私が後追いだからですかね…。

モーニング娘。-シャッフルユニット関連曲-ダンシング!夏祭り ★★★ (2011-05-04 18:22:44)

神懸かり的な名曲だと思います。
明らかに美空ひばりさんの「お祭りマンボ」がベースにありながら、ギミック満載で3回転半ひねったような、独特のムードのパーティチューンに仕上がってる。特にエフェクトこぶしとか、Vo%Choの掛け合いとかが楽し過ぎる。日本の祭りにしろ他国の民族音楽にしろ、つんく氏はそれを戯画化レベルで取り入れ、キャッチーにしてくれるから良いですよね。本格的な祭り音楽より、こういうファストフードっぽい魅力があるほうが断然好き。

モーニング娘。-シャッフルユニット関連曲-黄色いお空でboom Boom Boom ★★★ (2011-05-04 18:17:10)

何年も昔の曲なのに、未だに頭に残ってるんですけど…
今聴きかえしてみると、思ったよりもアレンジがアダルトかつサイケデリックな感じで、シュールな世界が頭に浮かぶ妙な曲。ドラッギーだとすら思う。ヴォーカルもファルセットを多用した儚い感じなのが、更にシュールさを引き立てます。

FALL OV SERAFIM-Nex Iehovae ★★ (2011-05-03 23:33:46)

2006年発表の1st。

スウェーデン産のシンフォニック・ブラックとの事ですが、これを聴く限りキーボードはあくまで付加的に使われ、根幹はデスメタル的なヘヴィネス・アグレッションを伴う刻みリフと、ブラックメタルのトレモロリフの叙情性を組み合わせたギターワークで、シンフォ系の中ではかなりギターの音圧が強め。ヘヴィなリフがテクニカルに駆動する、高品質なサウンドは、メロデス好きにもお勧め。

他のサウンドの特徴としては、キーボードを使った大胆な場面転換が挙げられますね。時々、「それは無理矢理展開しすぎでは…」と思わされることもありますが、似たような音が続いてダレるよりよっぽどいいと思う。ヴォーカルは、超高音をカットし、その分力を中音域と低音域に振り分けたDani Filthという感じで、なかなか迫力あります。

クオリティも高いですし、あと1つ心をガッと動か
…続き

TAARMA-Remnants of a Tormenting Black Shadow ★★★ (2011-05-03 21:24:34)

2007年発表の1st。

トリビュート盤をリリースしたり、このアルバムにもXASTHURのカバーを収録したり、XASTHURから多大な影響を受けているだろうことは予想してましたが…素晴らしい事に、「葬式ドゥーム並のスローテンポ+陰鬱なトレモロ」「アンビエント要素の導入」という、スタイルの面だけでなく、XASTHURの持つ実験精神まで受け継いでいるんですよね、このバンド。

例えば、キーボードとノイジーなギターリフを融和させたような音質で、質量感や奥行きのある、普通のバンドが成しえないような暗黒を表現したり、ノイジーなリフの中で加工されたトレモロリフ(キーボード?)が密教の儀式の中に響く民族楽器を思わせる音で鳴っていたり、音質・音像を意図的に、実験的に操って陰鬱さを表現する手法は、中期以降のXASTHURに通じると思う。

更に、魔界の森に取り込まれ、
…続き

TAARMA ★★ (2011-05-03 21:18:41)

アフガニスタンの独りブラック。
トリビュート盤をリリースするほどのXASTHURフリーク。

モーニング娘。-4th 「いきまっしょい!」-そうだ! We're ALIVE ★★★ (2011-05-03 20:26:51)

完璧、とは、こういう事をいうのではないでしょうか。
ギミック満載ながら作りこみがガチなダンス☆マン氏の編曲、1つ間違えばネタ曲になりそうなほどフックを持ちながら、サビではしっかり泣きメロがくるつんく氏の作曲、そして普通に歌うだけでも常人では息が続かないパートも踊りながらしっかりこなすメンバー…全てが調和して、上手く行ってる感じです。正にパーフェクトハーモニー(言いたいだけ)。特に間奏にトラッドっぽいメロを加えたり、サビでもベースが動きまくるアレンジが最高に素晴らしい!レベル高過ぎ!!メタラーならベースライン聴いてるだけで幸せ。

モーニング娘。-モーニング娘。'14 カップリングコレクション2-愛して 愛して 後一分 ★★★ (2011-05-03 20:12:51)

中近東テイストが入ったメロディをトランシーなシンセで弾いてたりはしてますが、基本的にギミックの無いアレンジ。ですが純粋に曲がいいです。サビメロはJanne Da Arcのメロスピ曲とかPierrotのミディアム曲にありそう。つんく氏はV系に通じる、J-ROCKの感性を持った人なんじゃないでしょうか。

ANTARES PREDATOR-Twilight of the Apocalypse ★★★ (2011-05-03 19:52:28)

2010年発表の1st。
メロブラ好きの皆さん、また有望なバンドの登場ですよ!

KEEP OF KALESSINの元メンバー、BELPHEGORのライブメンバーが在籍と、優れたメロディック・ブラックを演っているバンドと人脈的繋がりがあることからも予想されるとおり、非常に高品質なメロブラを演ってます。テクニカルに刻み込むリフワークを中心とした曲作り、スラッシュの延長線上にありそうなスタイルのがなりデス声、非常にクリアな音質など、デスラッシュ・メロデスに近い、メジャー志向の音だと思う。

…ショップの紹介では、「入門にも向く」「玄人には物足りない?」のように書かれてたため、クオリティが高いだけで面白くない音だったら嫌だな…と多少躊躇いつつ購入したんですが、とんでもないですね。むしろその逆で、1曲1曲の個性を大切にした、丁寧かつアイデアに満ちたスタイルだと思う。
…続き

ANTARES PREDATOR ★★ (2011-05-03 19:36:11)

ノルウェー産メロディック・ブラック/デスラッシュ。
KEEP OF KALESSINやBELPHEGORの元メンバー、ライブメンバーが絡んでます。

SAMAEL-Lux Mundi ★★★ (2011-05-03 17:36:09)

2011年発表の10th。
タイトルの意味はラテン語で「世界の光」。

「Reign of Light」「Solar Soul」ではダンサブルなメタルというか、メタリックなダンス音楽になり、「Above」ではブラックメタルを回復したSAMAELでしたが…今回はその中間くらいの路線ですね。ダンス路線の、何千もの悪魔がマスゲームしてるような、邪悪ポジティブなエナジーを、ミディアムテンポで重厚なブラックに注ぎ込んだ感じで、雰囲気としては「Passage」「Eternal」に近いかも。

前作は少し音がごちゃごちゃしていた印象なんですが、今回はヴォーカルラインのキャッチーさも際立つ、かなりクリアな音。この作品の音って、多くのパートでバンドサウンドがグルーヴ、キーボードがメロディ/ムード作りを担うようなアンサンブルが多いんですが、この二つが完全に調和しているのが素晴ら
…続き

GRAUPEL-Am Pranger... ★★★ (2011-05-03 17:34:08)

2010年発表の2nd。

まずキメを使ったバンドサウンドと、それを無視するかのように恨みを込めて叫ぶヴォーカルの導入部からして最高にかっこいいですね。ENDSTILLEのメンバーが絡んでますが、同じファストブラックでも、こちらの方が音作りが荒々しくて、良い意味でアンダーグラウンドな雰囲気が強いですね。

このバンドもブラック特有の平坦気味なリフを多用してますが、それがまるで黒い緞帳を下ろしたかのように聴き手の視界を黒く染めて、そこに病気じみたメロディのトレモロが迸ると、もう完全に暗黒な世界観の完成。憎しみを肺胞に溜めて吐き出すようなヴォーカルも含め、ファスト系では屈指の邪悪さ。

ファスト系好きで、メジャーな音より邪悪さ重視な音が好きならば必聴です。

MONARQUE-Ad Nauseam ★★ (2011-05-03 09:32:52)

2008年発表の2nd。
実質的には05年デモの新録に新曲を加えたもの。

イントロがクラシカルなインストだし、独りブラックだしで「きっとディプレッシブ系か、プリミティブだろう」と思っていたので、バンドの音が入ってきたときはかなりびっくりしました。確かにプリミティブ系の延長の、粗いプロダクションではありますが、土石流に押し流されるような、かなり迫力のある音。シャーシャーというよりズドシャァァァ、みたいな感じ。

しかし、その土石流のようなバンドサウンドから仄かに聴こえてくるメロディは、プリミティブらしい悲哀に満ちたものでかなり良いです。どことなくトラッド臭さも感じさせる、哀愁だけではない土着的な怖さのあるメロ。プロダクションと合わさると、まるでテレビの砂嵐(土石流な音像)の中に、人の顔(メロ)が浮かび上がっているかのよう…。

プリミティブのスタ
…続き

TIDFALL-Nucleus ★★ (2011-05-02 23:42:44)

2003年発表の3rd。

スペイシーなキーボードが宇宙的な空間を演出し、そこに電子的なサンプリングやループを取り入れ無機的な怖さを演出する、シンフォニックとインダストリアルを上手く融和させたようなブラックメタル。インダストリアル系にしては珍しく、ドラムも生だし、意外にもリフにはスラッシュやメロデスにも通じるテクニカルさがあるのも特徴。
また、ヴォーカルは普通のブラックメタルの絶叫よりも、かなりドスの効いた威圧感のある声で、「Future Doom」みたいな上から目線の極みみたいな世界観にはかなり合ってますね。

ただ…キーボードがアトモスフェリックに曲を彩っていたり、リフがテクニカルで耳を惹いたり、暴虐性を剥き出しファストに攻めたりしている時はいいんですが、時々ヘヴィネスを重視したようなパートがあって、そこが微妙にダレるのが気になりますね…ドラムの音がイン
…続き

L'Arc〜en〜Ciel-The Best of L’Arc~en~Ciel c/w-I’m so happy ★★★ (2011-05-02 22:06:25)

発言少ないですね…
ポップなんだけどどこか表現がシュールで怖くて、なのに感情は伝わってくるという、中期までのラルクらしい曲だと思います。I love youのがなり声がかっこいい。

FATAL DESOLATION-COLD, STARLESS, MOONLESS ★★★ (2011-05-02 22:02:41)

2011年発表の1st。
DAEKTHRONEの「Skold av Satans Sol」のカヴァーも収録。

ZERO DIMENSION発のDARKTHRONEタイプ国産プリミティブブラックとして、ブラック好きの間で結構話題になっている作品ですが、確かに2ビートのミニマルな疾走と邪悪さが滲み出すようなトレモロを軸に展開する曲構成といい、音割れのノイズが全体を覆っているようなガビガビした意図的な劣悪音質といい、喉が千切れんばかりに叫ぶヴォーカルといい、確実にDARKTHRONEから影響を受けている音ですが、単なるフォロワーでない、プラスαな魅力がありますね。

諸外国から見て、日本人は割りと真面目なイメージらしいですが、この作品はそういう意味で「日本人らしいプリブラ」。DARKTHRONEの三部作を始め多くのプリブラって、「フレーズが聞き取れなくてもいいや
…続き

モーニング娘。-ハワイアンで聴くモーニング娘。シングルコレクション ★★★ (2011-05-02 21:55:12)

2002年発表の企画盤。
あの高木ブーさんがウクレレとヴォーカルで参加してます。

モーニング娘が一番売れていた時期の曲のシングルを集めた選曲で、どの曲もサビを口ずさめる程度には知っていたし、なんだか面白そうだな…と思って購入。だってあのファストフードみたいな超即効性がある(しかもよく聴くと練り込まれてる)曲が、ハワイアンになったらどうなるか、興味掻き立てられるじゃないですか(笑)。

…で、これは本当に「当たり」でしたね。
例えば「恋のダンスサイト」という曲。中近東風のメロディを、ハワイアンな音色のスライドギターが弾いて、それで仕上がりは原曲のアイドルポップに近い雰囲気という…一体どんなコラボなんでしょうか(笑)。変態にも程がある!素晴らしいにも程がある!!他にもオリエンタルなメロの「ハッピサマーウェディング」、ビッグバンド風の「Mr. Moonli
…続き

モーニング娘。-カバー・モーニング娘。!~various Artists Covers “morning Musume。"~(v.a.) (2011-05-02 21:53:29)

2001年発表の企画盤。

海外アーティストによるモーニング娘。の曲のカヴァー集。
これもハワイアンと同じく、原曲は「知ってる」程度なのに、面白そうだと思って一緒に買ってきちゃったんですが…取り敢えず原曲の方もちゃんと聴いたので、レビュー書きます。

聴き比べて思ったのは、「日本のアレンジャー凄ぇ!」でした。特にダンス☆マン氏。
…なんかこのアルバム、つんく♂氏はライナーで「どの作品も個性的」と述べてますが…私にはどの曲も、レベルは高いのかもしれないけど「ふつーの洋楽ポップス」になってるように聞こえるんですよね…。

歌も、「ゴスペルやポップスの、上手い人の歌」という感じで、歌い上げもフェイクも類型的というか、どこかで聴いた雰囲気で思わず聞き流してしまう…。その歌手がどうこうと言うのが、いまひとつ見えてこない感じ。オケとも相俟って、普通にB
…続き

PSYCLON NINE-We the Fallen ★★★ (2011-05-01 20:48:28)

2009年発表の4th。

このバンドは初見なので、今までどういう音楽的変遷を重ねてきたかは分かりませんが、この作品を聴く限りはインダストリアル・ブラックと言うよりも、ブラックンド・インダストリアルとでも呼びたくなるような音を出してますね。ハイピッチの絶叫、終末的ムードなど明らかにブラック風味ではありますが、インダストリアル/EBMの方がベースになっている音だと思う。

ヴォーカルは絶叫スタイルながら人間的な感情が失われるレベルまで歪んだ声の上、エフェクトが掛けられてるし、ギターリフのノイズよりもインダストリアルノイズとマシンビートが音の空間を埋めているしで、人間性を排する事で厭世感や終末感を表現する事においては、一流のインダストリアル・ブラックよりもたぶん上だと思う。この人間味のない音が、ダークで美しいキーと重なると世界の終わりが近づいているのが体で実感できそう
…続き

RAGNAROK-Collectors of the King ★★★ (2011-05-01 20:46:47)

2010年発表の6th。

ドラマー以外が交代したということですが、何の予備知識もなく聴く分には全く分かりませんね…確かにヴォーカルは代わってるの分かりますが、ブラスト全開なのにドラマ性のある曲作りといい、メロデスの泣きではなく、ブラックの邪悪さを内包したメロウさの光るメロディといい、路線もクオリティも変わりのない素晴らしさ。

ただし、音質は前作ほどノイジーではなく、メロディと暴虐性のコントラストは、前作の方が濃かったかも。メロディアスさ自体も少し減退してますし。…と言っても、依然として極上のメロディセンスがある事に変わりありませんが。むしろブラック特有のノイジーな音が好きな人以外には、より受け入れられやすくなったと思う。
ヴォーカルはHoestのブチキレ声とは違い、ブラックらしいがなり声ですが、ライブ時の(エフェクト無しの)Mortuusを思わせる太さ、
…続き

HYPOTHERMIA-Rakbladsvalsen ★★ (2011-04-30 20:48:50)

2007年発表の3rd。
34分を超える大作を含む4曲からなる作品。

LIFELOVERでは鬱ブラックを主体としながらも、ロックなリズムやアーバンな雰囲気、不条理な空気感などを演出する、ポスト鬱系みたいな音を創っていた( )ことKim氏ですが、こちらのバンドでは混じりっ気なしの、いわば「ピュア・ディプレッシブ・ブラック」みたいな音を出してますね…正直、鬱ブラックは決して嫌いじゃない私ですら、日によっては聴いていてマジで辛くなるレベルです。

2曲目以降は、悲痛なメロディであったり、哀愁・寂寞な空気感だったりといった、分かりやすく浸れる、ある意味「逃げ道」があるので(比較的)聴きやすくはありますが、問題は目玉である1曲目の34分半の大作。曲の殆どを地味かつ、精神を暗い部屋に閉じ込めるような鬱屈したリフと、気だるいミッドテンポのコンボが占めていて、聴いていてリ
…続き

HYPOTHERMIA ★★ (2011-04-30 20:47:52)

LIFELOVER、LIFE IS PAINのKim氏とTHROUGH THE PAINのRichard氏によるブラック。当然ながら鬱系です。何気にARKHA SVAともスプリットを出している模様。

AJATTARA-Kalmanto ★★ (2011-04-29 12:09:17)

2007年発表の5th。

これ、最初聴いたときは「合わない…」と思って、売ろうとすら思いました。まず曲の根幹であるリフはトレモロではなく、ハードロックベースのドゥームのようなヘヴィなものが中心だし、リズムもブラストではなくミディアムでノリのいいものが中心だし、キーが入るものの、シンフォとまでは言えない程度だし…で、個人的にブラックに求めるものが全然入っていない印象。

ただ、時間を置いて聴き返してみたら一気にイメージ変わりましたね。
重いリフで黒く塗り潰された視界に、敢えて音色を多彩にしないキーボードが妖しく仄めく音像はそれだけで奇妙な空間を作り出してるし、ヴォーカルの力強さを感じられないクリーンですら、暗黒世界に棲むシャーマンの祈祷のようで、これはこれで良いと思えるように。SEの使い方の面白さもあって、独特な側面から邪悪さを表現しているんだと納得。
…続き

AJATTARA ★★ (2011-04-29 12:06:39)

AMORPHISやWALRATI等とも人脈的繋がりのあるブラック。
お茶の名前みたいなバンド名ですが、なかなかの個性派。

NECRONOMICON-The Return of the Witch ★★ (2011-04-29 00:05:41)

2010年発表の3rd。

店のコメントでは、BEHEMOTHやBELPHEGORなど、デスメタル要素の強いブラックメタル好きにお勧めされていて、私も一口乗ってみたんですが…確かに、パッと聴いた感じは明らかにデス寄りのブラック。ただし、多くのデス系ブラックがブルデスのフレーバーが強いのに対し、このバンドはどこかオールドスクールなデスメタルの感触があるのが特徴ですね。特にギターの泥臭い音質がそんな感じ。

また、1曲目を聴いた時からは想像できなかったんですが、4曲目や5曲目など、荘厳で邪悪な耽美さを感じさせるキーボードやピアノを使い、ゴシックデス、もしくはゴシックドゥームの香りを漂わせたり、タイトル曲でNECROPHOBIC辺りにも肉薄するかと思わせるようなメロディック・ブラックのスタイルを演っていたり、意外にも曲のバリエーションが豊富。2曲目の、中近東的妖しさに刑
…続き

ANNTHENNATH-States of Liberating Departure ★★★ (2011-04-27 18:16:43)

2010年発表の1st。

Mikko Aspa以前にDEATHSPELL OMEGAのヴォーカルを務めていた、Shaxul氏の在籍するバンドが遂に一枚目のフルアルバムを発表…という事で話題になってましたが、個人的にDSOは3rd以降のほうが断然好きだったので、最初はスルーしてしまってましたが…これ、プリブラの名盤ですよ。DSOの3rdにも匹敵するくらい素晴らしいアルバム。

路線としては、禍々しいトレモロを纏って、地下臭さを振りまきつつも耳に心地よいノイジーさで疾走するプリミティブブラックで、メロディアスなトレモロの頻度が高い、トレモロを前に押し出した音質である、メロウなギターソロやリードフレーズを多用するなど、全体的によりメロディ重視ではありますが、DSOの2ndとそれ程離れた音楽性ではないと思う。

ただ、プリブラとしても個性的なのが、ベースがか
…続き

FINNENTUM-REVERIES (2011-04-27 18:15:44)

2009年発表の1st。

レビューサイトやショップのコメントなどでは「フォーク要素のあるブラック」として紹介されていましたが…それらの要素は、当然笛などを取り入れたりはせず、アコギパートやリードのメロディが(言われてみれば)それっぽいという程度に留まり、基本はグルーヴ重視のリフとロックなリズムによる、ハードコア要素の強いブラックメタル。

ヴォーカルはAttilaの声を少し高め、歪み弱めにしたようなダミ声ですが…言われてみれば、アジアの「喉歌」の発声に近いものがあるのかも。クリーンも使いますが、こちらも呻き声のようなくぐもった声のため、それが前述のAttila風ダミ声と重なると、なかなかにカオスな音像に。ノリノリだけど地下臭い雰囲気です。

SARGEISTやHORNAと比べると少しマニア向けな音楽性。
しかし、Shatraugはスキンヘッドだ
…続き

FINNENTUM ★★ (2011-04-27 18:12:40)

HORNAやSARGEISTでお馴染みShatraug氏によるプロジェクト。
ハードコア寄りブラック+微妙にトラッド風味?のメロディ。

THE 冠-傷だらけのヘビーメタル-俺なりのペインキラー ★★★ (2011-04-26 19:46:34)

これは笑っちゃいました(笑)。
特に「いきなりヘビーメタル」っていうフレーズに爆笑。
でも、ヘッドボイスでがなりまくる前半と、クサい歌謡メロディを歌い上げるサビ以降と、何気に歌的な面から見てもかなりドラマティックな展開でかっこいい曲。

でもキャバ嬢も仕事なんだから会話盛り上げよう。曲を知らなくても「高い声出ますねー、ボイトレとかされてるんですか?」とか幾らでも広げられるのに…と思ったけど、そんな接客スキル高いキャバ嬢だとネタにならないですね(笑)。接客したのがALDIOUSだったら、違う意味で面白いことになってたかも(笑)。

ZENITHRASH-RESTORATION OF THE SAMURAI WORLD ★★★ (2011-04-26 19:26:32)

2011年発表の1st。

銭スラッシュって必殺技っぽくてかっこいいですよね!
…え、ZENITH+THRASH?知ってます(笑)。
一言で言えば和楽器メロブラなんですが、めっちゃ個性的で面白いですよ。

まず、イントロの尺八と三味線、亡霊クワイアに語りが乗る、サムスピのオープニングみたいな音からして期待通りで、思わず笑みが漏れてしまいますが…続いて曲に入ると、いきなりトレモロを妙な響かせ方で聴かせる凝りっぷり。どことなく、音の響きは尺八や能管などの、深みのある響きを模している感じもします。この導入で、「ああ、アルバム買って良かったな…」と早くも感銘(笑)。

続いて出てきたメロデスっぽい刻みリフも、どこか殺陣を思わせるスリルが伴っていると思うし、亡霊クワイアもフィーチャーしたアンビエント風のパートは、襖で仕切られた真っ黒な和室に、悪霊が充
…続き

BLOODLINE-HATE PROCESSION ★★ (2011-04-26 01:32:14)

2009年発表の2nd。
ENSLAVEDのDirge Rep氏が歌詞でゲスト参加。

路線としては、無機的なマシンビートにブラックの摺り込むようなリフが乗る、インダストリアル要素の強いブラックですが、インダストリアルブラックの王道からは少し外れた感じの音ですね。冷徹なリズムに乗って、ノイジーなリフが垂れ流すように弾かれる様は、どこか黙示録的・終末的で、厳かなムードが漂っていると思います。

また、キーボードやピアノによる、鬱屈したメロディを入れたり、SEを効果的に挿入するなど、シアトリカルな面も持ち合わせていて、それが更に世界観をダークなものに。感性的に鬱ブラックと共通した部分もあり、特に3曲目の後半のアトモスフェリックなメロディは、BURZUMに肉薄する凄みが…というより、「もろBURZUMじゃん!」という感じに聴こえたり。

インダストリア
…続き

BLOODLINE ★★ (2011-04-26 01:29:13)

スウェーデン産インダストリアル・ブラック。
SETHERIALやNAGLFAR、ONDSKAPT、SHINING等のメンバー・元メンバーが絡んでます。Nattefrost氏や(ABORYM、DISSECTION、WATAIN等の)Seth氏も在籍していたとか。

BLACKLODGE ★★ (2011-04-25 21:46:27)

フランス産インダストリアル・ブラック。
MERRIMACKのメンバーが在籍してます。

BLACKLODGE->SolarKult< ★★★ (2011-04-25 21:45:24)

2006年発表の2nd。

これ聴いて思ったんですが、実はBLACKLODGEは「インダストリアルブラックの顔」足りえるバンドなのではないでしょうか…作風的にも、クオリティ的にも。無機質なマシンビートに機械音のサンプリングを取り入れた音楽性はインダストリアル・ブラックの王道ともいえる作風ですが、それらの要素がバンドサウンドと不可分一体になっていて、「取り入れただけ」「逆にバンドサウンドが飲み込まれてる」とはならないセンスの良さが素晴らしい。

特にマシンビートと、ブラック特有のノイジーなリフを組み合わせての、無機質な世界観の演出する力は、今まで聴いたインダストリアル・ブラックでも最も優れているように思います。ところどころバンドサウンド自体をコラージュしたり、リフをノイズミュージックすれすれまで歪めたりしてはいますが、実験的であっても抽象的になりすぎず、機械的な世界
…続き

ASGAROTH-Red Shift ★★ (2011-04-24 20:54:07)

2002年発表の3rd。
現在は解散していて、これが最終作らしいです。

スペイン産のバンドながら、ARCTURUSやTHE KOVENANTなど、宇宙的な世界観を持つシンフォニック・ブラックにあからさまな影響を受けた音。しかし単なる模倣ではなく、02年にしてARCTURUSの「Sideshow Symphony」を先取りしたような、ゴシックめいた耽美さとシアトリカルさのある内容。ただしSideshow~と比べ、メンバーがスペースシップの乗員になりきってはしゃいだりするようなコミカルさは皆無で、ひたすらに厳かで美しい雰囲気。

ただ、基本的に空間系のキーボードにピアノなどメロディ系のキーボードが乗るという作風で、ギターリフは余りメロディックでない辺りは好みが分かれる可能性も。重い刻みにはゴシック的な重厚さが宿っていると思うし、その音によって宇宙が物理法則に基
…続き

LAKE OF BLOOD-As Time and Tide Erodes Stone ★★★ (2011-04-23 22:56:51)

2011年発表の1st。
17分、15分の大作2曲入りという構成。
…タイトル、文法おかしくない?アメリカのバンドなのに…

KRALLICEが引き合いに出されていたので購入しましたが、言うほど似ているわけではないですね。確かに普通のブラックにはない、芸術家志向な雰囲気はあるんですが、向こうほどトレモロに執着していない感じ。その代わり、1つの音を大きく引き伸ばしたり、グジュグジュした音質で鳴らして邪悪なムードを出したり、トレモロリフの使い方が結構凝ってます。個人的に前者はフレーズが終わるまで息を止めそうになる(笑)。

また、明らかにグルーヴを演出するという以上のテンションで、掻き毟るように刻みリフを入れて衝動性を演出したり、パーカッシブなリズムに警告音のようなギタメロを乗せたり、音響ドゥームのようにリフを引きずってみせたり、32分の中に様々なアイデア
…続き

TWILIGHT OPHERA-Descension ★★★ (2011-04-23 17:43:23)

2006年発表の4th。
いまひとつ話題に上らない彼らですが、素晴らしいですよ、これ。

路線としては、キーボードを巧みに使い、丁寧に情景を描いていくタイプのエピック要素の強いシンフォニック・ブラックという感じですが…キーの音色の選び方が、DIMMU BORGIRの「Abrahadabra」のオーケストレーションの凝り具合を引き合いに出して語りたくなるほどに上手い。ピアノやブラス、ホラー的な空間的な音など、曲の展開によって最も合った音を選んでいるのが、聴いていて伝わる感じ。

他のシンフォブラック勢と比べると、メロディはクラシカルな煌びやかさだけでなく、ゴシックメタルの焼け付くような哀感や、ホラー的な耽美な怖さも感じられるのが特徴で、曲構成の巧みさとも相俟って、まるで幽霊船に乗っているかのような臨場感を覚えます。ブラックの絶叫だけでなく、OPETH的なまろや
…続き

DARZAMAT ★★ (2011-04-23 10:02:27)

ポーランド産シンフォニック・ブラック/ゴシック。
最新作「Solfernus’ Path」は日本盤も発売されています。

DARZAMAT-Solfernus' Path ★★★ (2011-04-23 10:01:40)

2009年発表の5th。

以前はゴシック色が強かったということで、線の細めで耽美な音を予想していましたが…音、めっちゃマッシブですね(笑)。ぶっといと言っても良いくらい。特に、雷の落ちたようなギターの音色には厚みがあって、エクストリームメタルとしての迫力はDIMMU BORGIRの「Puritanical~」「Death~」辺りと比較しても遜色ないくらい。ヴォーカルが声量あるグロウル中心なのも、その迫力を更に引きたてます。

しかし、デス的な迫力だけでなく、ゴシックとしての耽美さも忘れていないのが良いですよね。派手ながら、どこか仄めくような、後ろ暗い感じのメロディを弾くキーボード、ソプラノではなく、敢えて力強く中音域で歌い上げる女性Voなどによりゴシックな美しさが演出され、まるで力強い彫刻のような美があると思う。特に中近東っぽさも感じる女性Voはなかなか個性的。
…続き

ECLECTIKA-The Last Blue Bird (2011-04-22 22:00:10)

2007年発表の1st。

ぶっちゃけインダストリアルだと思ってました(笑)。
バンド名も「ELECTRIKA」だと思ってた(笑)。
家に帰って聴いてみたら、バンド名を間違って覚えていた上に予想していた音楽性と全然違くてびっくり。アトモスフェリックでゴシックな世界観を持つ、シンフォニックブラックでした。

このバンドの音楽性を一言で言うなら、「凄く惜しい」シンフォブラック。
空間系の音やパイプオルガンの音色などを使い、宇宙的なムードを醸し出すキーボードと、泣きのフレーズを弾くリードギター、神秘的な女性ヴォーカルが絡んで醸造される世界観は、この手が好きなら酔いしれたくなるだろうし、時折入るテクニカルなソロも悪くないです。

ただ、肝心のバンドサウンドがメジャー志向でもない、アングラ(プリミティブ)志向でもないどっちつかずな音で、いまいち
…続き

ECLECTIKA ★★ (2011-04-22 21:58:17)

フランス産シンフォニック・ブラック/ゴシック。
「Eclectic」=折衷的・選択的。インダストリアルではありません(笑)。

BLACK FUNERAL-Empire of Blood (2011-04-22 20:51:10)

97年発表の2nd。

このバンドはアンビエントも演っているらしいですが、この作品は女性の語りを交えたオープニングや、パイプオルガンを使った、教会の墓場にいるようなインストを挟み、「ヴァンピリック」な世界観を表現しようとしている以外は、ほぼオーソドックスなプリミティブ・ブラックのスタイルですね。

音質は当然ながら劣悪で、特にカラオケの個室でエコーマックスで叫んだかのようなヴォーカルが酷い(笑)。最早病的なのか何なのか分からないです。しかし中世の後ろ暗い部分のみを抜き出したような、メロウだけどグロテスクなトレモロ、テンションだけならMARDUK並な爆走など、根幹自体はかなりしっかりしていて、プリミティブ好きから支持を受けるのも頷けます。

吸血鬼を題材にしたコンセプトからして、全くアメリカ的な音は期待してませんでしたが、期待通り(?)な北欧アングラ・プ
…続き

BLACK FUNERAL ★★ (2011-04-22 20:50:33)

グリム・メディエヴァル・ヴァンピリック・ブラックを標榜するアメリカのバンド。一時期はアンビエントに傾倒していたらしいです。

BURZUM-Fallen ★★★ (2011-04-22 17:59:08)

2011年発表の8th。
もう新作が出るとは…刑期全うしたら、なんか精力的になりましたね…。

路線は前作同様、彼特有の、洗脳的な感覚すら覚えるリフの繰り返しをベースにした、ブラックなんですが…前作よりも音が太くなったような感じがありますね。それによってタフに聴こえたりはせず、よりフレーズの「洗脳力」のようなものが上がって聴こえると思う。時折挿入される呟くようなヴォーカルも、かなり洗脳的だと思う。

個人的には、前作よりも過去作を思い起こすところが多い印象で、聴いていて「ああ、確かにVargって昔からこういうリズムを好んで使ってたな…」とか思う箇所が結構あったりします。彼の書くリフメロって、魂が肉体から離れてアストラル界を飛んでいくような、妙なスピリチュアル性が昔からあって、それが強烈な個性になっていると思うんですが、それも前作よりも強く感じた次第。

…続き


MyPage