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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1351-1400
BUONO!-Buono! 2-Early Bird
LEGACY OF EMPTINESS-LEGACY OF EMPTINESS
NACHTBLUT-Antik
GROMTH-THE IMMORTAL
GROMTH
SEKTEMTUM-Aut Caesar, Aut Nihil
SEKTEMTUM
THE AUSTRASIAN GOAT-The Austrasian Goat
THE AUSTRASIAN GOAT
ARS MANIFESTIA-The Red Behind
IN THA UMBRA-Descend Supreme Sunset
IN THA UMBRA
KULT-Winds of War
EIKENSKADEN-665.999
EIKENSKADEN
APTORIAN DEMON-LIBERTUS
OPERA Ⅸ-Strix: Maledictae in aeternum
ABSONUS NOCTIS-Penumbral Inorgantia
ABSONUS NOCTIS
ASTARIUM-Dethroned Of Imposter
ASTARIUM
℃-ute-第七章「美しくってごめんね」-桃色スパークリング
℃-UTE-第七章「美しくってごめんね」-ひとり占めしたかっただけなのに
℃-UTE-第七章「美しくってごめんね」-行け!元気君
℃-UTE-第七章「美しくってごめんね」-世界一HAPPYな女の子
℃-UTE-第七章「美しくってごめんね」-ズンタカマーチ〜人らしく生きよう〜
℃-ute-第七章「美しくってごめんね」-都会のネオンが驚くくらいの美しさがほしい
℃-ute-第七章「美しくってごめんね」-輝け!放課後
℃-UTE-第七章「美しくってごめんね」-幸せの途中
℃-ute-第七章「美しくってごめんね」-甘酸っぱい春にサクラサク
℃-UTE-第七章「美しくってごめんね」-青春劇場 (℃-ute Ver.)
RAATE-Halki Kuolleen Maan...
℃-ute-第七章「美しくってごめんね」
WURM-Aux portes de l'agonie
前田亘輝-HARD PRESSED-君だけのtomorrow
前田亘輝-GAMBLE-明・暗
WOODS OF INFINITY-一時退避(アルバム不明)
Berryz工房-⑦ Berryz タイムス
BERRYZ工房-シングル/カップリング/その他-大人にはなりたくない 早く大人になりたい
Berryz工房-⑦ Berryz タイムス-女のプライド
BERRYZ工房-⑦ Berryz タイムス-ガールズタイムス
BERRYZ工房-⑦ Berryz タイムス-真っ白いあの雲
BERRYZ工房-⑦ Berryz タイムス-ヒロインになろうか!
Berryz工房-⑦ Berryz タイムス-一丁目ロック!
BAHIMIRON-Rebel Hymns of Left Handed Terror
BAHIMIRON-PURE NEGATIVISM : IN ALLEGIANCE WITH SELF WRECKAGE
BAHIMIRON
DODECAHEDRON-Dodecahedron
ORANSSI PAZUZU-Kosmonument
FOLKVANG-SIX STORIES WITHOUT KEYS
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発言している19曲を連続再生 - Youtube



BUONO!-Buono! 2-Early Bird ★★★ (2012-03-01 22:45:56)

前作のオープニング曲「Café Buono」の路線を踏襲したような、モータウン風の楽曲ですが、更にキラキラしたポップ感が強調されている印象。Buono!って少女マンガのタイアップから始まったせいなのか、世界観に日常ラブコメ系の少女マンガのような、邪気のない、可愛らしい優しさがあると思うんですが、この曲はその一面がぎゅっと詰まった曲だと思う。疲れて帰って来た時に、こういう曲を聴くとホント涙が出そうになりますね…なんだかホッとしてしまって…。

LEGACY OF EMPTINESS-LEGACY OF EMPTINESS ★★★ (2012-02-28 22:19:34)

2011年発表の1st。

タイプとしては、鏡面を思わせる幽玄な響きのキーボードがバンドサウンドを包み込むシンフォニックブラックで、デモ~1st期のLIMBONIC ARTに近い作風ですが…このバンドはヴォーカルのがなりがしっかり前に出ていたり、(打ち込みっぽいけど)ドラムの疾走が迫力ある心地良いものであったり、ギターリフも厚みがあったり、よりバンドサウンドを前に出している感じですね。初期LIMBONIC ARTはかなり抽象的でアトモスフェリックな音を出してましたが、そのアトモスフェリックさを引き継ぎつつバンドサウンド部分をもっと実体的にした感じでしょうか。キーやリフのフレーズ自体も初期LIMBONIC ARTより実体的になっている感じなんですが…このバンド、所々逆にやりすぎてて異臭騒ぎレベルなんですが(笑)。

1曲目終盤ではかなりメロディックなツインギターの絡
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NACHTBLUT-Antik ★★★ (2012-02-26 23:27:01)

2009年発表の2nd。
2011年のデジパック再発盤にはボーナスで4曲を追加。

すみません、これ、最初聴いたとき笑っちゃいました(笑)。
だって一曲目から、卒業式の証書授与で流れているような、やたら甘酸っぱいメロディが…(笑)。しかもオープニングだけかと思いきや、一曲通してそんな感じのメロディですからね…しかも拍を強調するように汚くガナるヴォーカルにザカザカ刻むリフに、そんなメロディのまま演奏のヴォルテージが上がっていく展開がまた面白過ぎる。正直この1曲だけで掴みはバッチリでしょう。

スタイルとしては、ミッドテンポ中心のロック的な力強いリズムにヘヴィな刻みリフが同期し、そこにいかめしくダーティな吐き捨てヴォーカルとゴシック的な耽美さを持ったキーが重なる、個性派なシンフォブラック…という感じですが…如何せんメロディのキャラが立ち過ぎててなんとも(笑
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GROMTH-THE IMMORTAL ★★★ (2012-02-25 11:12:55)

2011年発表の1st。

DIMMU BORGIR人脈のバンドで、しかもボーナスディスクとして本編のオーケストラアレンジを付けるほどシンフォ要素に自信を持っている…という時点で、かなり期待はしていたんですが…これ、予想してたよりも凄まじいです。シンフォニック・ブラックが好きなら必聴のレベル。

近年のDIMMU BORGIRに対抗できるくらい、シンフォパートの派手さや緻密さ、バンドサウンドとの絡みの濃厚さに富んだ作品。特にまずバンドサウンドありきで、シンフォ要素を後乗せした感じではなく、シンフォパートが最初にあって、それに合わせてバンドサウンドを付けて行ったのでは…と思わせるほど、シンフォニックな部分の充実振りには目を瞠るものがあります。

大仰なメロディはシンフォパートに振られる事が多く、メロブラ的なトレモロリフやギターソロの頻度は少なめですが、ヘ
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GROMTH ★★ (2012-02-25 11:11:08)

ノルウェー産シンフォニック・ブラック。
DIMMU BORGIRの創設メンバーでもある、Tjodalv氏も参加。

SEKTEMTUM-Aut Caesar, Aut Nihil ★★★ (2012-02-23 21:19:11)

2012年発表の1st。

メンバー構成の割に、ショップでジャケットを見たらバンドロゴやアルバム名の表記がなんかパンキッシュで意外な感じでしたが…確かに音の方もリズムにロックのテイストを取り入れた、MUTIILATIONやCRYSTALIUMとはかなり異なる路線のブラックですね。ブラストで暴虐に攻めるパートもありつつ、ミディアムテンポを中心にドラムがグルーヴィなフレーズを叩き、リフもそれに追従するものを多く取り入れ、邪悪だけでないロック(ンロール)的な熱気も感じられる音。

…ただ、そうしたノリの良さが、ロック本来の軽快さに安易に繋がっていかない辺りが、彼らの業の深さですよね。トレモロで弾かれるメロディにはフレンチ・カルトならではの、黒い雨が降り注ぐような毒気があり、陰湿なムードも色濃いのが素晴らしい。リズム的にタフな印象も強いんですが、そのタフさが単に力強いと言
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SEKTEMTUM ★★ (2012-02-23 21:17:50)

MUTIILATIONのMeyhena’ch、ex-CRYSTALIUM、ex-ARKHON INFAUSTUSのSixらによるフランス産ブラックメタル。

THE AUSTRASIAN GOAT-The Austrasian Goat ★★ (2012-02-23 21:11:25)

2007年発表の1st。

メロディアスなフレーズよりも、ノイジーな引き摺り系を多用するリフと、ネガティブなオーラをそのまま可聴化したようなキーボードがメランコリックを通り越して抑鬱的なムードを描き出し、そこに血を吐くような叫びが乗る、葬式ドゥームと鬱ブラックを掛け合わせたような作風で、NORTTやELYSIAN BLAZE辺りに近い路線ですね…というか、ぶっちゃけこの2バンドの間くらいの作風というのが、初めて聴いたときの印象でした(笑)。

ただ、やはりNORTTなどとは微妙に雰囲気が異なりますね。NORTTが底知れぬ闇を湛えた洞穴に引きずり込まれていく感じだとすると、こっちはノイジーなギターが入った瞬間、周りの空気自体が瘴気に変わってしまう感じでしょうか。NORTTが奥行きのある闇だとすれば、こっちは広がりのある闇。またELYSIAN BLAZEと比べると、メ
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THE AUSTRASIAN GOAT ★★ (2012-02-23 21:10:51)

フランスのフューネラルドゥーム寄り鬱ブラック。
THE AUSTRALIAN GOATではないので注意。

ARS MANIFESTIA-The Red Behind ★★ (2012-02-23 21:08:30)

2009年発表の2nd。

Harmful氏による独りブラックという事ですが、独りブラックのスタイルだと個人の感性がダイレクトに反映されるからなのか、独特なヴィジョンを持ったバンドが多いですよね。ARS MANIFESTIAも、そんな独自の感性を持ったバンドの一つだと思います。

一応使っているパーツ自体は、装飾程度にノイズ要素を取り入れているとはいえ、典型的なブラックメタルなんですが…色々なところに妙な歪みを感じる音なんですよね。特にメロディにはそれが顕著で、ブラックの宗教性や鬱感情とも違う、掴みどころの無いものが多く聴いてて洗脳されそうになる。時々邪悪さやかっこよさをストレートに伝えるようなフレーズもありますが、基本メロディは奇妙。安易にアヴァン系の不協的なメロとも言い切れない辺りホント独特。

音作りの奇妙さも、それに輪をかけて作風を個性的な物に
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IN THA UMBRA-Descend Supreme Sunset ★★ (2012-02-20 23:38:37)

98年発表の1st。

一体何なんだ、この惜しいアルバムは…
ペイガン要素も感じる叙情的なメロディを、トレモロリフに練りこんで疾走するメロディックなブラックメタルですが…ちょっと音質が酷いと思う。単に粗いならまだしも、微妙に(=ノイズ系・RAW系として楽しむには半端に)ノイジーな中で、トレモロが微かに聞こえるような、妙に煮え切らない音作り。ドラムはドラムでまるで「鬼女」期のCRADLE OF FILTHのような軽さ。

…と、音の方は正直褒められるレベルじゃないんですが、曲の方はかなり良い線行ってると思うんですよね。トレモロにがっつり仕込まれたペイガン系叙情メロはそれだけでメロブラ好きを虜にできそうだし、長いギターソロで盛り上げたり、メタルならではの熱気のある展開も実にかっこいい。ピンポイントで挿入されるキーやアコギも非常に効果的に使われてると思うし、ブラッ
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IN THA UMBRA ★★ (2012-02-20 23:37:47)

ポルトガルのブラックメタルバンド。
IN THE UMBRAではないので注意。

KULT-Winds of War ★★★ (2012-02-18 23:09:48)

2006年発表の1st。

そのものズバリな「カルト」というバンド名や、モノトーンのジャケからはアンダーグラウンド臭がかなり漂ってきますが…。音作りこそRAWながら、ダイナミックなリズムの展開やグルーヴ感もあるリフ、メロウなトレモロリフなどを取り入れたブラックメタルで、アングラ音楽のカルトな価値観だけでなく、ヘヴィメタル本来のドラマ性や叙情性もしっかり継承した音を出している作品だと思う。

個人的には、GORGOROTHを思い出す音なんですよね。特に初期の、Gaahl氏が加入する前までの彼らに近い音だと思う。ヴォーカルやプロダクションによって狂気性やカルト性を演出しておきながら、実は正統派メタルの価値観も引き継いでる辺りかなり近い気がします。時折出てくる、格調の高さ、上品さを感じさせるメロウなリフも、初期GORGOROTHに近いものがあるんじゃないでしょうか。
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EIKENSKADEN-665.999 ★★ (2012-02-18 23:06:18)

2004年発表の3rd。

このバンドはアヴァンギャルド・ブラックとして認知されているらしいですが、実際聴いた感じだとインダストリアルな質感も強い音ですね。まず音質が結構インパクト強いです。ギターのノイズ成分が、まるでフレーズから分離したかのように音像の真ん中に居座っている、独特の音作り。音の中でケサランパセランが蠢いているような、そんな奇妙な感触を覚える音。

そしてギターのフレーズ自体も、叙情的なトレモロはある程度弾きつつも、どこか捻くれた感触がある感じ。そのせいかストレートに叙情的というよりは、どこか現実離れした無機質さを感じられるんですよね。ドラムの打ち込みっぽい音(特にファストパートは味があって好き)や、時折挿入されるクラシカルなキーボードメロとのアンバランスさも相俟って、一種異様な空間を作り上げていると思う。

ANAAL NATHRAKH
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EIKENSKADEN ★★ (2012-02-18 23:05:37)

MYSTIC FORESTのメンバーが関与するフランス産ブラック。
現在はTHE SKADENに改名して活動している模様。

APTORIAN DEMON-LIBERTUS (2012-02-14 21:49:06)

2012年発表の1st。

まだRAWブラックだった頃のKEEP OF KALESSINでヴォーカルを務め、現在でもMAREやCELESTIAL BLOODSHEDなどで活躍するGhash氏の新バンドという事で、何となく買ってしまいましたが…まさにその経歴から期待できるようなRAWブラック。ノイジーな音から邪悪なトレモロが滲み出してくるような作風は、特にMAREやCELESTIAL BLOODSHEDに近い音だと思う。

時折SEを挟んで不条理というか、得体の知れないムードを演出するのも特徴で、妙にパーカッシブな感じのドラム、変な跳ね方をしたベースラインなど、バンドサウンドにも時々その不条理さが波及したようなフレーズが出てくるのが耳を引きます。ヴォーカルの汚らしいがなりもその雰囲気と合ってると思う。ただ、全体的に分かりにくいというか、ちょっと愛想に欠ける音かな…と
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OPERA Ⅸ-Strix: Maledictae in aeternum ★★★ (2012-02-13 21:01:08)

2011年発表の6th。

このバンドは2枚目を聴いて、「このムードを保ったまま、メタル部分を強化してくれたらもっと素晴らしくなりそう」と思ったんですが、見事に私の望むとおりの進化を遂げてくれたみたいです(笑)。チャーチオルガンやピアノ、ストリングスなどが奏でる、厳かだけど破滅的な感じもするメロディを、ヘヴィなバンドサウンドが後押しし、宗教的・超自然的な畏怖を感じさせるような、シアトリカルなシンフォブラック。

ただこの作品、宗教的モチーフを使いダークな世界観を見せ付ける、視覚にも訴えてくるようなサウンドを作ってるんですが、メタリックな質感もまた強いんですよね。速弾きのリードが入ってたり、がっつり刻みパートがあったりメロブラとしても聴き応えあり。バンドサウンドにメリハリが付いた事、曲がコンパクトになった事で2ndよりも聴きやすくなった印象。

全体的な
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ABSONUS NOCTIS-Penumbral Inorgantia ★★★ (2012-02-11 20:55:20)

2005年発表の1st。

特価品コーナーからサルベージしてきたんですが、なんじゃこりゃ!?
プリミティブ系の中でも頭一つ抜けて素晴らしい作品なんですけど…。この系統のバンドに求められるのって、演出力を含む曲作りのセンスと音作りの上手さだと思いますが、このバンドはどちらも素晴らしい。

まず曲の方ですが、プリミティブブラックの様式を踏襲しつつも、トレモロリフにMAYHEMの1stのメロい部分(「Buried by Time and Dust」「De Mysteriis Dom Sathanas」辺り)に通じる、気温ではなく聴き手の体温を直接下げるような邪悪さが宿ってるんですよね。3曲目のアルペジオとSEが交じるインストでは、核戦争で残された廃墟に黒い雨が降り注いでいるような、破滅的な光景が相当な臨場感を持って浮かんでくる。相当なマニアが聴いても、他のバンドと
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ABSONUS NOCTIS ★★ (2012-02-11 20:54:16)

アメリカ産ブラック。
1stがかなり素晴らしかったんですが、今は活動してるんでしょうか…

ASTARIUM-Dethroned Of Imposter ★★★ (2012-02-11 07:45:01)

2010年発表の2nd。

スタイルとしては、粗いバンドサウンドをアトモスフェリックなキーが包む、初期EMPERORや初期LIMBONIC ARTに近い路線ですね。音色のパターンの少ないキーボード、厚みの無いバンドサウンド、打ち込み故の豪速さが暴虐さではなく、逆にちょこまかした印象を与えるリズム、エフェクトに頼り気味なヴォーカル…と、はっきり言って音作りはチープもいいところ。しかし、私はこれ名盤だと思う。

その理由は何と言ってもメロディのセンスですね。大仰、荘厳、高貴…そういったシンフォ系の特性をしっかり持っていながら、人を寄せ付けない邪悪さ、畏怖の感情を呼び起こすような神秘性も備えている感じ。個人的には、EMPERORの2ndを聴いた時と同じような畏れを呼び起こされるメロディなんですよね。キーの音色のパターンが少ないのも、華美になりすぎて残忍さを壊す事がなくて
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ASTARIUM ★★ (2012-02-11 07:43:27)

ロシア産シンフォニック・ブラック。
SiN氏が全てのパートを担当する、独りブラックのスタイル。
ちなみにGoogleでこのバンドを検索しようとすると、何故か「ASTERIUM」という単語を検索しようとするのがイラっときますね…(笑)。製作者は早く何とかして欲しいんですが。

℃-ute-第七章「美しくってごめんね」-桃色スパークリング ★★ (2012-02-10 21:03:50)

最初CMでサビだけ聴いたときはポップ過ぎて微妙だと思ったんですが、全体を聴くと意外に良い曲だと思った。青い海が浮かぶような爽やかなA~Bメロが、上手くポップなサビを引き立てている感じ。でも個人的なツボとはちょっと違うので、☆は2つで。

℃-UTE-第七章「美しくってごめんね」-ひとり占めしたかっただけなのに ★★★ (2012-02-10 21:03:04)

クサ音楽好きには今作のメインでしょう。
サビメロはRPGのラスボス戦のような悲壮感とキャッチネスを両立させたものだし、あからさまにプログレを意識したような間奏もかっこいい。ポップス好きだけでなく、クサメロを求めてゲーム音楽辺りにまで手を出し始めた、末期のクサメタラーにもきっと気に入って頂けるであろう名曲。

℃-UTE-第七章「美しくってごめんね」-行け!元気君 ★★ (2012-02-10 21:02:20)

歌詞や歌いまわしはコミカルで、盛り上がる感じの曲ですが、アレンジが昔の洋物ポップスっぽくて良いですね。タイトル通りの元気のいい歌声や、ピアノとギターのゴキゲン(死語?)なノリとか、聴いてて明るい気分になれます。明るいだけでなく、ちょっと哀愁要素があるメロが出てくるのもグッド。ただ、「FUNKY FUNKYしたい」みたいな昔の曲の独特のフレーズを、意識的なセルフパロディでなく使いまわすのはどうかと…。

℃-UTE-第七章「美しくってごめんね」-世界一HAPPYな女の子 ★★★ (2012-02-10 21:01:04)

これも「桃色スパークリング」同様、サビだけ聴いたときは微妙だったんですが…全体を聴くと感動的なくらいメロディの流れが良い上、サビ後のメロディが物凄くキャッチー。ドラムは打ち込みですが、ロックっぽいノリがかっこよく、特にBメロ前半→後半、サビ→大サビのドライブ感溢れるフレーズがめっちゃ爽快。アイドルらしい可愛らしさは勿論ありますが、カラオケで男性がシャウト気味に歌っても意外に様になる曲じゃないかと。

℃-UTE-第七章「美しくってごめんね」-ズンタカマーチ〜人らしく生きよう〜 ★★★ (2012-02-10 21:00:19)

♪あ゛あ゛~、世界が追いついてきたぁあぁあぁあぁ~~(←ビブラート)
…いきなりヴィジュアルからは想像出来ないような野太い歌声で吹きました(笑)。曲の方も、民謡…というか盆踊りの曲みたいなメロディを、鼓笛隊のマーチ調のアレンジに乗せたトリッキーなもので、ある意味即効性は抜群。やっぱりこういうハイカロリーな曲は良いですね、それでこそつんくイズムですよ。

℃-ute-第七章「美しくってごめんね」-都会のネオンが驚くくらいの美しさがほしい ★★ (2012-02-10 20:59:28)

この曲は岡井さんの歌声が良いですね。パワーがあるのは(Berryz工房の)菅谷さんも同じなんですが、女王然とした菅谷さんの声と比べると、ちょっとボーイッシュなパワフルさがあると思う…けど、どこか妖艶さや可愛さもあるのが凄くいいと思う。でも曲は普通かなぁ…つんく流R&Bの中では、中の中って感じ。まあそれなりにメロディは良いですけど。

℃-ute-第七章「美しくってごめんね」-輝け!放課後 (2012-02-10 20:58:41)

ピコピコしたアレンジが歌声の溌溂さを際立てるような曲調は好きなんですけど…どうもキャッチネスが中途半端なような。楽曲的にAKBとかに負けてる気がしなくもない。哀愁ダンサブル系やファンク系、飛び道具系、ロック系はともかく、こういう曲は外注にしちゃった方がアルバムの纏まりは良くなる気がする。まあつんく氏にも拘りがあるんだろうけど。

℃-UTE-第七章「美しくってごめんね」-幸せの途中 (2012-02-10 20:58:02)

普通のバラードって感じだ…それなりに切ないメロディや歌詞があって、それなりに盛り上がって…どうもアベレージ以上に行かない感じ。やっぱりつんく氏って、普遍的な曲を書くのが苦手な気がする。こういう曲調なら織田哲郎さんとかの方が良いメロディ付けられそうな気がするし。

℃-ute-第七章「美しくってごめんね」-甘酸っぱい春にサクラサク ★★★ (2012-02-10 20:57:01)

シャッフルの軽快なリズムに、タイトル通りのちょっと切ない、けど明るいメロディが乗る曲で、聴いてるとノスタルジックな気分になれますね。グリッサンドを多用し、うねりのあるベースライン、上手く曲を盛り上げるリズム等、アレンジも非常に丁寧に作られてて、素直に良い曲と思えます。「曲は」ですけどね…。

しかし、この売り方は何なんでしょうね。
まずシングルで出して、年末のオムニバスにも入れて、しかも℃-uteとBerryz工房のオリジナルアルバム両方に収録されるとか…各グループそれぞれのバージョンを収録なら分かりますが、シングルのテイクそのままですからね…。どうせ全員分録ってあるんだろうし、歌割弄ってそれぞれのバージョンにしてくれればいいのに。ちょっとサービス精神が足りないんじゃ。

℃-UTE-第七章「美しくってごめんね」-青春劇場 (℃-ute Ver.) (2012-02-10 20:55:09)

彼女達とBerryz工房が出演した舞台のエンディングに使われた曲らしいです。こっちはちゃんと℃-uteのバージョンになってるのはいいんですが、男性ヴォーカルががっつり入ってるせいもあって、彼女達のアルバムの締めって感じがしないんですよね。何か感動的な物語があって、そのエンディングテーマを無理矢理アルバムのエンディングにも持ってきたような手抜き感。全くつまらない曲という訳ではないけど、アルバムの締めとして最も適切なチョイスだとは思わない。

RAATE-Halki Kuolleen Maan... ★★ (2012-02-09 22:25:06)

2004年発表デモを2007年にWTCがCD化して再発したもの。
CD盤は「Enne/Rauniotorni」「Havitys/Tuhkaa」が一つのトラックに纏められた仕様。

このバンドも鬱系のブラックである事は間違いないんですが…BURZUMの3rdの路線を思いっきり引き継いでるのが特徴。殿様がご乱心したような発狂ヴォーカルはちょっと弱めですが、音の薄いバンドサウンドに神秘的なキーが絡む音作りといい、大作主義の展開や洗脳的なリズム構成といい、フォロワーってレベルじゃなくそっくり。

一応、パーカッションとアコギで聴かせる、ペイガン/フォーク色の強い曲があったり、メタリックな刻みリフを入れたりして本家とは違う感触を打ち出している部分もあるにはあるんですが、1曲目は完全にBURZUM。BURZUMの3rdの1曲目から3曲目を混ぜたような感じで、もしあのアル
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℃-ute-第七章「美しくってごめんね」 (2012-02-09 22:22:44)

2012年発表の、(2ndミニをカウントすれば)7th。

一応、つんく氏プロデュースのグループの直近の作品(モーニング娘「12,スマート」、Berryz工房「7Berryzタイムス」、スマイレージ「悪ガキッ1」)は3枚とも聴いていて、どの作品を聴いても彼の才能の豊かさに感心するばかりだったんですが…このアルバムではなんか煮え切らなさを感じてしまいました。曲は丁寧に、真摯に作ってあると思うし、ソロ曲ではメンバーが個性的な声を持ってることも良く分かるんですけど、なにか足りない印象があるんですよね…。

その原因は、つんく氏のプロデュースの方向性と彼の上手く作れる曲の方向性が食い違ってるからだと思う。上記のアルバムと比べると、衒いのない正統派アイドルソングっぽい曲多めなんですが…つんく氏って、例えばAKBの「Everyday,カチューシャ」やSUPER☆GIRLSの「
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WURM-Aux portes de l'agonie ★★ (2012-02-08 22:51:07)

2007年発表の1st。
流石ケベック産、かなりマニアな路線を貫いてますね…

ジャンルとしては寂寥感のあるメロディ、スロー~ミドルを重視したミニマルな展開、泣き叫ぶようなヴォーカルと典型的な鬱ブラックで、BURZUMに影響されている感じなんですが…このジャンルの中でも気が滅入りそうな無気力さが強いのが特徴。BURZUMも初期は直接的な殺気があったし、アンビエント志向を強めてからも神秘性を演出するような、ある意味で芸術性の高さがあった訳ですが…この作品はそういった殺る気や何かを演出する気力とかが一切ないような、ひたすら灰色で倦怠に満ちた世界観があると思う。

特にアルバム冒頭、初っ端からメンバーが帰りたがってるようなローテンションな演奏が続いた後、約2分間に渡ってギター一本でメロディを爪弾くパートがあるんですが、そこのやるせない感覚なんてホント半端ないです。
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前田亘輝-HARD PRESSED-君だけのtomorrow ★★★ (2012-02-07 20:26:06)

これもホント良い曲ですよね。
TUBEの時以上に、前田さんの歌声におおらかさがあるように思います。ロックのヴォーカリストにしても太い、恵まれた声質があるだけじゃなく、包容力もあるのが素晴らしい。聴いてる人をホッとさせたり、背中を押してくれたりするパワーのある歌声です。

前田亘輝-GAMBLE-明・暗 ★★★ (2012-02-07 20:19:52)

これ、うちの親がラジオのオンエアをテープに録音していて、それを車の中で何度も聴かされてたので物凄く思い出深い曲なんですよね。うちの親、プレゼント当選して前田さんに名前読み上げられてたし(笑)。
思い出補正以上に曲としてもお気に入りで、ストレートなハードロックサウンドに前田さんの太くて力強い、それでいて茶目っ気もあるヴォーカルが乗る爽快な楽曲で、この曲が配信されているカラオケの機種に当たったときはもう毎回歌ってます(笑)。前田さんの作詞も絶好調。こういうノリの曲大好き。

WOODS OF INFINITY-一時退避(アルバム不明) (2012-02-07 20:10:37)

2004年発表の1st。

いわゆる前衛ブラックですが…これはキツい(苦笑)。
LIFELOVER等のバンド同様、曲中にSEを挟みながら展開するスタイルですが、その使い方がLIFELOVER以上にヘンで、かなりグロテスクな音。SM行為が繰り広げられたり、女性の悲鳴があったりなどは背徳感の演出と意図が分かりやすいですが、大半は意味不明。クラシックのピアノソナタとバンドサウンドをコラージュさせて独自な世界観を作ったりする辺りは、なかなか面白いと思う。

曲の方も、まあぶっ壊れてますね(笑)。
ノイジーに暴走するかと思いきやベースが妙にまったりマイペースだったり、打ち込みのかっる~いドラムを超高速で打ち鳴らす疾走パートがあったり、ロックを想像しうる限り気色悪く解釈したようなパートもあり、ホント奇妙過ぎる。8曲目のフォーク/エピックを頭がお花畑の人が解釈したよ
…続き

Berryz工房-⑦ Berryz タイムス ★★★ (2012-02-07 20:08:28)

2011年発表の…7枚目という扱いで良いんでしょうか。

メンバーを入れ替えながら存続しているモーニング娘は別としても、アイドルグループが(最初期に一人抜けてるとはいえ)固定メンバーで7枚ものフルアルバムを出すって珍しいのではないでしょうか。そんな彼女らの、貫禄が出てきた作品なのではないかと思います。

まずはどの曲もキャラが立ってる、アルバムとしての充実度が素晴らしいですね。
モーニング娘の「12,スマート」「10 MY ME」辺りと並んで、つんく氏の作品の中でも1、2を争う出来だと思う。ただモーニング娘のアルバムがバランス重視だったのに対して、こちらは「一丁目ロック!」「ヒロインになろうか!」などパワーで押す曲、「女子会 The Night」「マジカルフューチャー!」などの哀愁系クサメロが堪能できる曲が多く、メタラー的にはより美味しいアルバム。「BOMB
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BERRYZ工房-シングル/カップリング/その他-大人にはなりたくない 早く大人になりたい ★★★ (2012-02-07 20:07:32)

温存してシングル表題曲として出して欲しかったくらいの名曲。
ギターが結構印象的なフレーズを弾いてて、特にサビの歌メロに対して合いの手的に入るパートがかなりかっこいい。クラシックなロック観の強いBuono!と比べると、こっちはもっとモダンで、加えてつんく氏のダサいと紙一重でかっこいい独特な感性がある感じ。Aメロからどキャッチーでインパクトのある曲。

Berryz工房-⑦ Berryz タイムス-女のプライド ★★ (2012-02-07 20:06:39)

黒人シンガー風のコーラスや、ハンドクラップを取り入れたリズム等が、聴いていて実に心地良い佳曲。跳ねたリズムの曲ですが、それを聴き手に変に意識させず、穏やかに聴かせる辺り上手いですよね。何気に一番キャリアの長さ、ゆえの説得力がある曲じゃないかと。安心して聴けるけど、歌唱力を求める余り定型的な歌い回しになったりせず、ちゃんとアイドルらしさ、女の子らしさを残してくれてるあたりホント巧い。

BERRYZ工房-⑦ Berryz タイムス-ガールズタイムス ★★★ (2012-02-07 20:05:54)

シャッフルビートの心地良い、モータウン風の楽曲で、飾らない自然な可愛さがありますね。クリスマスに子供達がみんなで合唱しているような、ピースフルな雰囲気。普段ブラックメタルばっか聴いてますけど、たまにはこういう平和な曲もいいですね(笑)。まあ全然クリスマス関係ないですけど。つんく氏は昔のロックやポップスを上手く消化していて、ルーツがしっかりしているからこういう名曲が書けるのでは。
しかし、なんで「タイムズ」じゃなくて「タイムス」なのか…言いづらいと思うんですが…

BERRYZ工房-⑦ Berryz タイムス-真っ白いあの雲 ★★ (2012-02-07 20:04:52)

最初聴いたときは割と地味めな曲だと思いましたが、聴きこむと味が出てくる曲ですね。ゆったりしたストリングスがタイトル通りの、白い雲が青空を流れていくのを、寝そべって眺めているような穏やかな気持ちになれます。パワーで押すだけでなく、こういう温かみのある歌も歌えるのが素晴らしい。

BERRYZ工房-⑦ Berryz タイムス-ヒロインになろうか! ★★★ (2012-02-07 20:04:19)

1曲目とは打って変わって、打ち込みを重視した、哀愁と煌びやかさが混在する曲なんですが…なんなんでしょう、このドスの効いたロックな感じは(笑)。サビのど迫力の高音ロングトーンとか他のアイドルでは歌いこなせないと思う。まさにこの感じが、私が彼女達を支持する理由だったりします。

Berryz工房-⑦ Berryz タイムス-一丁目ロック! ★★★ (2012-02-07 20:03:39)

アルバムのオープニングを飾る、漢コーラスも入ったパンキッシュな曲。アイドルの曲らしい盛り上がり方がいいですね、カラオケでもAメロで煽ると盛り上がってくれるので超楽しいです(笑)。つんく氏はバンド出身だけあって、骨太でしっかりしたバンドサウンドを作ってくれますね。メディア露出多かった頃(「命みぢかし~」「最後のアイドル」辺り)の犬神サーカス団っぽいノリ。
ロック好きな人が最近の邦楽ポップスが軟弱になったと嘆くのは良く耳にしますが、こんな曲をアイドルが歌ってそれをファンが受け入れてるんだから、邦楽シーンはまだまだ大丈夫だと思う。

BAHIMIRON-Rebel Hymns of Left Handed Terror ★★★ (2012-02-06 23:18:31)

2011年発表の3rd。

前作は未聴なんですが、何故かより大手のレーベルに移籍したはずなのに、音楽性が1stと比べてカルト・マニアック・プリミティブな方向に進んでますね。路線自体は割とストレートなブラックメタルに特徴的なヴォーカルが乗るスタイルで、大きな変化はありませんが、音作りが低音のドロドロした感触を強調した、ウォー系プリミティブ風のダーティで冒涜的なものになり、更にカルト臭がキツくなっている感じ。初期BEHERITの汚さを引き継ぎつつ、もう少し音を聴きやすく整えたような印象。

ヴォーカルのパフォーマンスも作風に合わせて変化してますね。精神に異常をきたしたような、歪んだ表現力を持つヴォーカルを重ねたり、自然なエフェクトを掛けたりして更にエグみを引き出す手法は変わらないものの、今作は血の塊と臓物とミミズとウジムシを吐き出しながら叫ぶような汚らしい低音咆哮が重
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BAHIMIRON-PURE NEGATIVISM : IN ALLEGIANCE WITH SELF WRECKAGE ★★★ (2012-02-06 23:17:00)

2006年発表の1st。
アメリカ産ブラックの中でも、個人的にはかなりツボな音ですね。

まず特徴的なのが、何と言ってもヴォーカルでしょう。
基本全力で殺りにきてるような、ブラックメタル特有の高音絶叫ですが、エモーショナルというには逝きすぎている、泣き喚き系の絶叫や、疫病に体を冒されのたうち回って苦しむかのような呻き声も混ぜたりしてかなりの表現力。それに加えてヴォーカルを重ねたり、エフェクトを掛けたりしているので気味悪さは更にアップしてますね。

エフェクト掛けたヴォーカルを効果的に使っているバンドというと、第一にFUNERAL MISTが思い浮かびますが、あちらのような宗教的なムードは希薄で、サイコな異常性だったりブチ切れた怒りだったり、このバンドはもっとストレートな攻撃性を表現している感じがします。エフェクトの掛け方も自然で、変に人工的になったり生
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BAHIMIRON ★★ (2012-02-06 23:15:59)

アメリカのブラックメタルバンド。
アメリカ産ながら何気にSARGEISTとスプリット出してたりします。

DODECAHEDRON-Dodecahedron ★★★ (2012-02-06 23:11:45)

2012年発表の1st。

なかなか出てこないと思ってましたが…遂に出てきましたね、DEATHSPELL OMEGAの「Kenose」~「Paracletus」路線を引き継ぐ有望なフォロワーが。複雑怪奇でテクニカルなアンサンブルをブルデス並の超ハイテンションで叩きつける音は、DSOの「Paracletus」アルバムにかなり近い音だと思う。不穏なフレーズを交え、オーガニックな不気味さを伴いながら展開する複雑なリフ構成といい、ドラムセットになんか恨みでもあるのかと思うくらいシバキ倒すドラミングが合わさると、カオティックどころかカオスそのもの。

ドゥームやアンビエント色も感じられるスローパートでも、いつ悪意がこちらに降りかかってくるか分からない、陰湿な緊張感を感じられる辺り、邪悪な世界観の構築振りは徹底していると思う。ヴォーカルもドスを効かせてがなるだけでなく、救いを
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ORANSSI PAZUZU-Kosmonument ★★★ (2012-02-03 21:20:18)

2011年発表の2nd。
某所で妙にプッシュされてたので買ってしまいましたが、素晴らしいですね。

路線としてはバンドサウンドに、キーボードのみならずサウンドエフェクトやインダストリアルノイズなども絡め、ARCTURUSやLIMBONIC ART、DARKSPACE等のバンドとも異なる、独特の奇妙な宇宙観を演出する、アヴァンギャルドなブラックメタル。スペースデブリの浮遊する宇宙空間の中に意識だけが浮遊し、やがて自分もその一部となっていくかのような、瞑想的な雰囲気を持った作品。

妙に太く、脈動する様が聴き手をトランスに持っていくようなベースラインと、音像を抽象的なものにするギターノイズ、効果的に用いられるサウンドエフェクトのコンボによる世界観の演出はやはり巧みで、リアルに宇宙から降り注ぐ有害な放射線を浴びながら漂ってるような感覚を覚えます。基本浮遊感のあるミ
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FOLKVANG-SIX STORIES WITHOUT KEYS ★★★ (2012-02-03 21:16:36)

2011年発表の4th。

「FOLK~」なんてバンド名を名乗ってますが、実際にはフォーク/トラッド色はリフのメロディやアコギパート等に感じられる程度で、タイプとしてはトレモロリフを多用した、儚いメロディとドラマティックな展開で聴かせるメロディック・ブラックですね。キーボードの使用はほんの味付けくらいですが、リフにしろアコギにしろギターパートはかなり哀愁のあるメロディを弾いていて、かなり聴きやすい作品。

特にトレモロリフを伴う疾走パートは、メロディの儚さも相俟ってシューゲイザー系ブラックにも通じるカタルシスかあるように思います。シューゲイザー系のバンドと比べると、メロディが抽象性よりもキャッチーさを感じるもので、パートによっては刻みリフも用いてメタリックな質感を出してたりするので、より実体的な印象が強い感じ。アコギパートの、積もった雪を割ってふきのとうが芽吹くよ
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