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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1251-1300
モーニング娘。-⑬カラフルキャラクター-恋愛ハンター
NUMEN-Numen
DARKENHOLD-A Passage to the Towers...
TSORER-Return to Sodom
UNCREATION'S DAWN-Death's Tyranny
MALLEUS MALEFICARUM-Nothing Left to Fight For
N.K.V.D.-ВЛАСТЬ (VLAST)
FUNERAL FOG-CHANNELING ANCIENT SOULS
FUNERAL FOG
JOHANN WOLFGANG POZOJ-Birth of Pozoj
JOHANN WOLFGANG POZOJ
THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①
THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-いじわる Crazy Love
THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-愛して Give Me
THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-家族への手紙
THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-ヤング Days!!
THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-Happy 15
THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-ラヴメッセージ!
THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-主食=gohanの唄
THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-初恋のカケラ
THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-風のうわさ
THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-夏のトロピカル娘。
THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-金魚すくいと花火大会
THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-アン ドゥ トロワ Miracle (the ポッシボー Ver.)
THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-風のうわさ (more うわさ Ver.)
THE ポッシボー-①Be Possible!-乙女ナゾナゾ
THE ポッシボー-①Be Possible!-危ない土曜日
THE ポッシボー-①Be Possible!-恋するニワトリ
NOCTIS IMPERIUM-NIHIL
NOCTIS IMPERIUM
BOOK OF BLACK EARTH-The Cold Testament
UNDERDARK-I Am Above All
UNDERDARK
LAMENT CONFIGURATION-DEMONIC INCANTATIONS
SIN ORIGIN-IN THE PRESENCE OF A DREAD MAGICIAN
ORDO DRACONIS-The Wing & the Burden
THEATRES DES VAMPIRE-Suicide Vampire
NIHIL NOCTURNE-Necrohell
FALKENBACH-Tiurida
IRRWISCH-Irrwisch
TRONUS ABYSS-Kampf
THOU SHALT SUFFER-Into the Woods of Belial
DIABOLICAL BREED-Compendium Infernus
TVANGESTE-Firestorm
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SVARTTHRON-Kraujo Estetika
SVARTTHRON
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モーニング娘。-⑬カラフルキャラクター-恋愛ハンター ★★★ (2012-04-11 22:28:50)

これはもうフラゲ日に速攻で買いに行きました(笑)名曲だ!
今までの曲で言うなら、「I'm Lucky girl」のソリッドで洗練されたノリの良さと、「愛して愛して後一分」の歌謡曲的な哀愁感を掛け合わせて、シングル曲らしいキャッチネスをブーストした感じの楽曲で、ここ4枚くらいのアルバムの音楽性に共感している人なら、すぐにでも気に入ってしまうであろう曲。サビのリズムと歌メロが同期するところは聴いてても歌ってても気持ち良く、カラオケファン的にもポイント高いです(笑)
ただ歌詞が微妙ですね…新メンバーへの心構えを説いてたり、不特定の誰かにエールを送ってたりというのは分かるんですが、そこに「地球の怒り」みたいなやけに壮大なフレーズが入ってきて超浮いてる。つんく氏は独特の言語センスを持ってるとは思うけど、ポピュラーミュージックの作詞家としてはどうも秋元康氏の方に分があるような…。

NUMEN-Numen ★★★ (2012-04-11 22:15:09)

2007年発表の3rd。
フクロウをあしらったバンドロゴがなんだか可愛らしいですね(笑)。

ショップでは、アコギなども取り入れた、フォーキッシュさもあるスペイン産のメロディック・ブラック…という感じで紹介されていた事と、ジャケットの雰囲気からはアトモスフェリックで叙情的なサウンドを予想してしましたが…そういう心構えで聴くと、まず冒頭からしてあっけに取られますね(笑)。一体何なんでしょう、このファストブラック顔負けの、猛然としたテンションの爆走は…初っ端からもうヤケクソとしか思えない飛ばしっぷり。

トレモロリフに込められたメロディは、それだけを取ってみればフォーク/ペイガン系の土着的な叙情性・幽玄さを感じさせるものではありますね…ただ、聴かせる箇所ではがっつりメロディを前に出して聴かせる作風のせいで、却って攻撃的に聴こえます。ヴォーカルの絶叫もかなり強烈で
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DARKENHOLD-A Passage to the Towers... ★★★ (2012-04-11 22:12:12)

2010年発表の1st。

一部のメロディ派のブラッカーに大ウケしたAORLHAC等ともスプリットを出した経験のある、フランス産のメロディックブラックという事で、目を付けていたんですがやはり良いですね。タイプとしては、トレモロだけでなくギターソロやリードギターによる叙情的なメロディを軸に劇的に展開するメロブラで、「The Somberlain」期のDISSECTIONにも通じる音を出してますね。キーボードも取り入れたスタイルですが、派手になりすぎない曲の幽玄さや広がりを増すような音色のチョイスも良い感じです。

ただ、メロデス要素もかなり強かったDISSECTIONと比べると、このバンドはリフの作りだったりプロダクションだったりが、もう少しブラック然としている感じがしますね。反面メロディの邪悪さは比較的薄めで、代わりに中世ファンタジー的な、仄暗く幻想的で、時々勇壮
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TSORER-Return to Sodom ★★ (2012-04-11 22:08:52)

2010年発表の1st。

セールで安かった事もあり、イスラエル産ブラックという物珍しさも手伝って購入してしまったんですが、これがなかなかの個性派。黒く塗り潰すようなリフとガラガラに歪んだ絶叫ヴォーカルをオールドスクール通り越して、時々パンキッシュにも聴こえるリズムに乗せた威圧感の漂うブラックメタルで、「Sardonic Wrath」期の、ハードコア方面に行く直前のDARKTHRONEにも近い音。

但し、その頃のDARKTHRONEと比べても音作りは非常に陰鬱。アトモスフェリックなキーボードも用いた音像が醸し出すムードは、腐臭すら漂ってきそうな邪悪さに満ちてますね。リズム的にノリの良い部分はあるものの、酒を呑んでハイになってそうなワルくて楽しそうな雰囲気は皆無で、むしろしかめっ面で陰気な表情で淡々と演奏してそう…というか、この出音だったらしてて欲しい(笑)。
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UNCREATION'S DAWN-Death's Tyranny ★★★ (2012-04-10 07:22:10)

2006年発表の2nd。

オールドスクールなリフを伴うミディアムを中心に、北欧産らしい寒々しいトレモロ疾走も織り交ぜて展開する、プリミティブブラックとしてはかなりドラマティックな作風のアルバムで、カルト臭を漂わせつつも、それだけに終わらない筋の通ったクオリティのある、いかにもNorthern Heritageらしいリリースですね。怒号のような、野太さがありつつもねちっこく歪んだヴォーカルも、本能的な恐怖感を呼び起こすようで良いです。

基本的にメロディは寒々しさを覚えるようなものが多めですが、時々不協的な生理的に居心地の悪さを覚えるようなメロ使いもあって、それが作風を更に邪悪かつ個性的なものにしているように思います。展開には衝動性やカルト性に頼りきったところがなく、プリミティブ系の音でありながらチープさではなく、どす黒い威厳を感じられるような確信に満ちた感じ。
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MALLEUS MALEFICARUM-Nothing Left to Fight For ★★ (2012-04-10 07:16:05)

2006年発表の3rd。

フランスのインダストリアル・ブラック…という事ですが、ミディアムテンポを基調とした重厚なメロブラをベースに、インダストリアルノイズやサンプリングを用いて更にグルーミーな雰囲気を強調するスタイルですね。ドラムは基本的に生ですが、要所では打ち込みのリズムを取り入れ、無機質さを演出するパートも見られます。

この手のブラックとしては叙情的なアルペジオや沈み込むようなメロディのリフなどで聴かせるパートも多く、メロブラとしての特性もかなり残している作風。ただし、インダストリアルブラックに特有の、醒めたような虚無的な雰囲気も色濃く、それがチープさの無いプロダクションや重厚な展開と良く合っていると思う。

正直即効性の高さや愛想の良さはあまり高くは感じられず、硬派なインダストリアルブラックという感じですが、地に足の付いたクオリティの高さが
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N.K.V.D.-ВЛАСТЬ (VLAST) ★★★ (2012-04-09 19:24:59)

2011年発表の2nd。
アルバムタイトルの意味はロシア語で「力」だそうです。

サンプリングやキーボードを用いたり、ドラムが打ち込みではあるものの、一応ギター、ベース、ドラムの入ったバンドサウンド(風)の体のインダストリアル・ブラックではありますが…音作りのせいで最早バンドサウンドには聴こえない音塊になってますよね。もっと禍々しい何か…という感じです。

ザーザーとした歪みも伴いつつ、視界を全て黒く塗り潰されるような厚みのあるリフと、曲のリズムを担うというよりは、鋲を打ち込んで破壊するような打ち込みドラムだけで、重苦しく威圧的なムードを醸し出してますが…そこに空気を澱ませる、禍々しく厚みのあるキーボードが入ると、破滅的を通り越して破滅済みという感じの、非常に抑鬱的なムードが漂って来てますね。

そのグルーミーな音作りに加えて、時々演説のようなパ
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FUNERAL FOG-CHANNELING ANCIENT SOULS ★★ (2012-04-09 04:21:07)

2007年発表の2nd。

まあ、このバンド名でブラックメタルじゃなかったら虚偽表示もいいところですよね(笑)。内容は、「De Mysteriis~」から「Wolf’s Lair Abyss」期のMAYHEMの湿り気や展開と、三部作期のDARKTHRONEのツタツタとRAWな疾走をメインの作風を掛け合わせたようなブラックメタルの王道的な音。曲によってはキーボードも入りますが、あくまでRAWなバンドサウンドを中心とした作風。

しかし、こんなバンド名を付けるだけあって、ブラックの魅力を分かってるバンドですよね。粗めながら低音も効き、厚みのあるバンドサウンドと、ブラック特有の黒く塗り潰すような平坦系のリフの組み合わせで演出される音像はジメっとした感触で、邪悪なトレモロが非常に良く映えてる。気合の入ったがなり系ヴォーカルも、ストレートに憎悪を撒き散らしておりかなりの邪悪
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FUNERAL FOG ★★ (2012-04-09 04:19:57)

現在は解散してしまったらしい、カナダのブラックメタルバンド。
…しかし思い切ったバンド名ですよね。

JOHANN WOLFGANG POZOJ-Birth of Pozoj ★★★ (2012-04-08 00:34:25)

2007年発表の1stの再レコーディング盤。2011年発表。
2曲で54分という、この界隈でもかなりの大作主義なアルバム。

ミニマルな展開や、ドローン的な音による体感性を主とした作風のバンドなら、2曲54分という大作振りも珍しくはないですが、この作品は基本バンドサウンドによるドラマティックな展開が持ち味。ダーティながなりヴォーカル、アナログ感のあるRAWなリフの音色など、一応ブラックメタルのフォーマットは踏襲しているものの、攻撃性よりも情景描写を主とした展開が多かったり、メロディも邪悪というより奇妙でロマンティックなものであったり、かなりアヴァンギャルドな路線。

キーボードの音色が、捻じ曲がった引力・重力を感じさせるパートがあったり、アルペジオが未知の惑星の荒涼とした情景を思わせるパートがあったり、個人的にこの音からは宇宙的な世界観が浮かぶんですよね。ビ
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JOHANN WOLFGANG POZOJ ★★ (2012-04-08 00:33:25)

略称はJ.W.Pozoj。
クロアチアのブラックメタルバンドです。
CDによっては略称のみで表記されているので、お買い求めの際は注意。

THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集① ★★★ (2012-04-05 22:26:03)

2008年発表のベスト盤。
これの前に出た1stが6曲入りミニなので、実質1st的な感じかも。

このグループもつんく氏がプロデュースする内の一つですけど…色々調べてたら、グループの方からつんく氏に対して「コンセプトが定まっていない」と苦言を呈した事もあったらしいですね。つんく氏に子供が出来たときは家族をテーマにした曲、彼が米食にはまってる時はお米の曲をリリースしてるという(笑)。しかしこれ、裏を返せば一番つんく氏が好き放題やってる作品と言えるんじゃないでしょうか。

1、2曲目は歌謡メロ+ダンサブルなリズムという、つんく氏の王道的な曲ですが…確かにその後に続く曲がバンド風のパンキッシュな曲あり、和風コミックソングあり、レトロな昭和歌謡あり、80年代アイドルソング風ありで、ホントにその時その時のマイブームを形にしたかのようなバラバラ感。アルバムの構成パーツと
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THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-いじわる Crazy Love ★★★ (2012-04-05 22:25:15)

ダンサブルなリズムと歌謡メロというつんく氏の王道、しかもアレンジが平田さんという時点でクオリティは保証されたようなものですが…この組み合わせの曲の中でも、スマイレージの「夢見る15歳」とか℃-uteの「都会っ子 純情」辺りに匹敵する名曲だと思う。
サビメロをキンキンしたキーで弾くイントロとか、跳ねた感じのキーボードとかはちょっとだけ90年代初頭(「Risky」アルバム時代)のB’zを思い出したりも。サビのラストをクールに吐き捨てるヴォーカルもかっこいいですね。

THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-愛して Give Me ★★★ (2012-04-05 22:24:30)

1曲目に続いて、ダンサブル歌謡路線な曲。頭だけ2曲聴くと凄くまとまりのあるアルバムみたいで、騙されますよね(笑)。サビを敢えて低めのキーに設定し、後半の高音も太く歌うことで洗練されたかっこよさが演出されているように思います。全体的に泣きの入った歌メロも非常に美味しく、1曲目に負けず劣らずの良い曲だと思います。

THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-家族への手紙 (2012-04-05 22:23:53)

メロディ自体はピースフルで、リラックスして聴ける曲だとは思うけど…如何せん同じメロディを繰り返しすぎててちょっとクドい気が。運動会の入場に使えそうな、分かりやすい良い曲ではあると思いますが。ちなみにクラップとコーラスはつんく氏本人ですが、彼が一番楽しそうですよね(笑)。

THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-ヤング Days!! ★★ (2012-04-05 22:23:15)

サビで「Possible」という単語を印象に残るように置いた構成、陽性ながら哀愁も感じられる、流れの良いメロディライン、合唱曲のごとくユニゾンを多用したヴォーカルと、デビュー曲だからなのか非常に手堅く作られた印象の曲。普通にかなり良い曲ですが他の曲が我を張りまくってるので微妙に地味に聴こえる気も(笑)。

THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-Happy 15 ★★ (2012-04-05 22:21:35)

この頃はリアルエアバンドというコンセプトであてぶりをしていたらしく、曲調もパンキッシュなバンドサウンド風。曲を明るく華やかにするピアノと、青春映画のエンディングテーマのような陽性のメロディが良い感じ。メンバーの掛け声も半ばヤケクソに聴こえるくらいテンション高く、聴いていて楽しい曲に仕上がってますね。

THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-ラヴメッセージ! ★★ (2012-04-05 22:21:02)

この曲も「Happy 15」同様、バンドサウンド風のハイテンション路線。「あまのじゃく」を「あまのじゃき」と発音し、無理矢理韻を踏む歌詞からしてあまのじゃくですよね(笑)。冒頭のタングトリルも勢いがあって楽しい。ただ欲を言えば、ここまでやるんだったらドラムも生がいいなぁ…やっぱり金物が打ち込みっぽいので…。

THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-主食=gohanの唄 ★★★ (2012-04-05 22:20:20)

これはド名曲でしょう(笑)。正気の沙汰じゃないわ…
アイドルグループの曲にご飯をテーマの歌詞を乗せるという暴挙も然る事ながら、アレンジが神懸かってます。三線や尺八風のキーボードをフィーチャーした、和風の音作りなのにゴスペルっぽいコーラスを仕込む時点で変態的ですが、歌の合いの手にデス声寸前のおっさんボイスが乗るとか(笑)。はっきり言って気色悪い声で、「…カモン…」とか「う~ん」とか「ナイス!」とか言いまくりでどん引きもいいとこですが、何故か癖になってしまいます。ゆるキャッチーなメロディも秀逸で、「3分 5分 8分搗き」という歌詞の乗せ方も見事。マジで素晴らしいです、この曲。

THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-初恋のカケラ ★★★ (2012-04-05 22:19:28)

これはまたイントロから非常にレトロな雰囲気ですね…洋楽ポップスでは絶対出てこないような、昭和歌謡的というか演歌的な泣きを孕んだメロディが素晴らしい。聴いてすぐに世界観が伝わる辺り、即効性は非常に高いと思う。タイトル繋がりで村下孝蔵さんの「初恋」に近い情緒的なムードを持った曲だと思う。

THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-風のうわさ ★★★ (2012-04-05 22:18:42)

♪風のうわさ ヒュルルル~
なんなんだ、このバタ臭さを隠そうともしない、哀愁ダダ漏れなサビは…。最早一歩間違えばみんなのうたで流れそうというか、泣きメロも行き過ぎると逆に滑稽に感じるというか…当然私的には大満足ですが(笑)。このメロディに「ヒュルルル」というオノマトペを乗っけただけで名曲確定だと思う。

THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-夏のトロピカル娘。 ★★★ (2012-04-05 22:18:04)

8、9曲目に続いて更にレトロ路線でダメ押し。どの曲もレトロなのに、しっかり曲調が差別化出来てるのも良いですね。この曲は70年代アイドル風の曲で、初期TUBEよりも更に昔っぽい夏の情景が浮かんできます。歌手の顔すらぼやける画質の、昔の歌番組でアイドルが歌ってそう。

THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-金魚すくいと花火大会 ★★★ (2012-04-05 22:17:11)

マンドリンなども取り入れた、カントリー風アレンジの曲。つんく氏はBuono!の「Take it Easy」でも似た曲調を演ってましたが、こっちの方がもっとゆるい感じ。「オッホッホ~!」「ウ~~、オッホッホ~!」のつんくコーラスが楽し過ぎる(笑)。個人的にこういうカントリーちっくな優しくゆるいメロディと、アイドル歌唱の組み合わせって好きかもしれないです。聴くのに変に肩に力を入れる必要が無くて、癒されるというか…。メタルの合間にこういう曲も良いですよ。

THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-アン ドゥ トロワ Miracle (the ポッシボー Ver.) ★★ (2012-04-05 22:15:39)

これもパンキッシュな盛り上がりを見せる曲ですが…メタルのような、全力感のあるジャンルを愛聴する人には好ましく映る曲じゃないでしょうか。悲鳴に近いような掛け声とか、全力でやりきってる感じが爽快。トレモロフェチの私としては、サビでトレモロリフが出てくるのも好印象です。

THE ポッシボー-究極のTHE ポッシボー ベストナンバー集①-風のうわさ (more うわさ Ver.) ★★ (2012-04-05 22:15:01)

9曲目のアレンジ違いですが…こちらの方が音の一つ一つをはっきり聴かせる事に焦点を絞ったアレンジですね。リズムの音使いのせいなのか、サビはより賑々しく聴こえる。リミックス然としたアレンジより、このベタベタなメロディはこういう別バージョンとして聴けるアレンジの方が映えるのかも。

THE ポッシボー-①Be Possible!-乙女ナゾナゾ ★★★ (2012-04-05 22:13:21)

6曲中3曲はベストと選曲被ってるし、残り2曲はカヴァーだし…と思っていても、1stミニをスルーさせないだけの力を持った名曲。この次が「危ない土曜日」なんですが、ああいうジャンルのクラシックと比較しても何ら聴き劣りのしない、正統派にポップなメロディ。ピアノの低音を強調したアレンジは結構インパクト強めですが、そこも個人的には好き。っていうか℃-uteにもこういう曲を書いてあげればいいのに。

THE ポッシボー-①Be Possible!-危ない土曜日 ★★★ (2012-04-05 22:12:30)

キャンディーズのカヴァー。
っていうか作曲森田公一さんだったんですね。クレジット見て初めて知りました。70年代の曲ながら今でも時々耳にする、時代を超えた曲だけあってメロディはやはり最高。これ聴くと最近のヒット曲も洋楽のスタンダードもちょっと味気なく思えちゃうかも。やはり日本のポップスはこのベタさがないと。

THE ポッシボー-①Be Possible!-恋するニワトリ ★★★ (2012-04-05 22:11:28)

谷山浩子さんのカヴァー。
これは原曲からして文句無く名曲だとは思うけど、なんだこのコーラスは…(笑)。歌の一節ごとにダーティなおっさんボイスで合いの手入れまくり、ラスサビでは「ふん、ふん、ふん、ふん!」とまるで興奮状態になったかのようにいきんだ声に…。元々谷山さんの持っている世界観自体シュールな側面はあると思うけど、違った意味でシュール。でも嫌いじゃないです(笑)。

NOCTIS IMPERIUM-NIHIL ★★ (2012-04-04 22:09:15)

2010年発表のEP。
ライブ2曲を含む8曲を収録、演奏時間は30分ほど。

2本のギターを絡めたやや凝ったリフや、ブラックとしては頻度の高いソロなど、ドラマティックなギターワークを聴かせつつ、ブラストで畳み掛けるパートでは押し潰すような迫力も感じさせるメロディックブラック。邪悪さやアングラ性よりも、ストレートにかっこよさや暴虐性が伝わってくるスタイルですが、時折トレモロリフにDARK FUNERAL辺りを思わせる暗い叙情を伴うメロディが練り込まれ、しっかりダークな雰囲気が作れているのがいいですね。

ただ、せっかくNick Barkerという有名ドラマーを起用しているのに、バスドラの音がベッチャリしたドラムの音を始め、音作りが今一歩なのが勿体ないですね…。分離が良くてドラマ性のあるギターワークを堪能しやすいのはいいんですが、なんか作り物っぽいような感じもし
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NOCTIS IMPERIUM ★★ (2012-04-04 22:08:41)

ベネズエラのブラックメタルバンド。
COFやDIMMUに在籍していたNick Barker氏がライブ/セッションメンバーとして参加してます。

BOOK OF BLACK EARTH-The Cold Testament ★★ (2012-04-04 22:00:23)

2011年発表の3rd。
個人的には、評価の難しいアルバムですね…。

BEHEMOTHやMARDUKを思わせる、重厚感のある猛烈な爆裂ブラストで突進しつつも、トレモロリフで聴かせるパートではしっかりブラック由来の寒々しいメロディを仕込んでくる、デス・ブラックの良いとこ取りをしたようなハイブリッドで、かつ非常にクオリティの高いエクストリームメタル。

爆撃ドラム、ゴリゴリベース、重厚なギターと各楽器の音が相当の迫力を持って聴こえる、モダンで硬質なプロダクションもひっくるめてかなり高品質な仕上がり。デスメタルスタイルの野太く野蛮な咆哮ながら、どこかキャッチネスもあるヴォーカルラインも良い感じですね。

ただ、個人的にはなにか物足りなさも残るんですよね…。ジャンルのトップと比肩しうるブルータリティも、それを支えるテクニカルな演奏も、緩急の付いたドラマ
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UNDERDARK-I Am Above All ★★ (2012-04-02 23:48:11)

2006年発表の1st。

DRUDKHに在籍していたメンバーによる独りブラックという事ですが、こちらはフォーク色は殆どなく、地下臭く湿った雰囲気のプリミティブブラックという感じですね。音作りは典型的なプリブラのシャーシャー系ではなく、低音も効いた汚く冒涜的な篭もり気味の音質で、ダーティに吐き捨てるヴォーカルとも相俟って、WAR系ブラックにも通じる雰囲気があるように思います。1~2曲目でトラック分けをミスったりしてるのもなんかリアルでいいです(笑)。

DRUDKHと比べてもかなりカルト風味強めなんですが、そのカルト性の按配が絶妙なんですよね。汚らしいRAW音質でありながら、耳に痛い寸前で留めてあるバンドサウンドもそうだし、全体的には決してメロディアスとは言えないものの、要所で沼の底から聞こえるように響くトレモロが、秘匿された宗教のような神秘性を放っている曲作りも
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UNDERDARK ★★ (2012-04-02 23:47:22)

ウクライナ産ブラックメタル。
DRUDKHやASTROFAESにも参加していたAmorth氏によるプロジェクト。

LAMENT CONFIGURATION-DEMONIC INCANTATIONS ★★ (2012-04-02 23:42:49)

2005年発表の1st。

音だけを見ると、かなりRAWな作りの目立つブラックメタルですね。炸裂感あるささくれ立った音質は、初期KRIEGを思わせたりも。ただこっちはフレーズはちゃんと聴き取れるし、ベースを抜いたり一発録りだったりといった無茶はしてないので、もう少しまともな感じではありますが、楽器の残響音が鳴り終わってないのに曲がブツっと終わったり、曲が始まってから音量を調節したような、一瞬爆音になる部分があったりとやっぱり録音状態はかなりラフ。

ただ、そんなラフな音質にも関わらず、かなり長めのギターソロを取り入れた曲があったり、ポンコツな感じのリズムから一転して猛然と爆走する展開や、スラッシーなリズムに勇壮なリフの乗る熱いパートもあったり、意外にも曲自体はメタルとして真っ当にかっこいい部分が多いのも特徴。またリバーブ掛かりすぎて、魔王の声みたいになっているヴォ
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SIN ORIGIN-IN THE PRESENCE OF A DREAD MAGICIAN ★★ (2012-04-02 23:39:23)

2005年発表の1st。

アンビエント風のイントロ/アウトロを除けば、16分・16分・15分・14分というかなりの大作主義の作風が、RAW音質のブラックメタルで展開される…もうそれだけでかなり聴き手を選びそうな感じなんですが、一歩踏み込んでしまえば非常に味わい深いブラックメタル。本編ではアンビエントやプログレ要素を入れて曲を膨らますようなことはせず、リフやリズムにドゥーミーだったりスラッシーだったりする部分はありつつも、基本RAWブラックなのも何だか潔いです。

最初は曲の凝り方の割に音がしょぼいことで「うーん…」となりがちなんですが、聴いているうちに、リフとリズムの絡みが段々心地良くなってくるんですよね。聴いていて体が動いてしまいそうな、忙しない印象のアンサンブルも何気にかっこいいし、篭もったリフやバスドラが妙に響くドラムなど、音もアナログ感があって妙に気持ち
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ORDO DRACONIS-The Wing & the Burden ★★★ (2012-04-01 22:04:42)

2001年発表の1st。
これ、マイナー物件の中では相当良い線行ってる作品だと思います。

とにかくクサくてど派手な、クラシカルなキーボードアレンジが持ち味のシンフォニック・ブラック。「出し惜しみ」とか「勿体を付けた」とかいう表現とは一切無縁の、思わず笑いが込み上げて来そうになるほどクサいキーボードメロは、壮麗さも行き過ぎるとちょっとアホっぽく聴こえるなぁ…と、妙な所に感心してしまうほど(笑)。もちろん良い意味でです。

ギターワークはキーボードを立てるように刻む箇所も多いですが、主導権を握るパートではクラシカルでクサい泣きメロをがっつり弾いてみせたり、トレモロリフを駆使して音像を更に飾り立ててみたりで、アレンジの方向性は本当に派手に派手を重ねてドラマティックに仕立て上げている感じ。これと比べるとまだCOFやDIMMUは高尚さというか、上品さが残ってしまって
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THEATRES DES VAMPIRE-Suicide Vampire ★★ (2012-04-01 21:59:04)

2002年発表の4th。
…なんかブックレットに徐倫みたいな人がいるんですけど(笑)。しかもジャケはエコ○ル社のロゴそっくり。これはマニア心をくすぐられますね(笑)。

「ヴァンパイア劇場」ってなんか凄いバンド名ですが、名前の通りのホラー/ゴシック要素の強いシンフォニックブラックですね。メロデスにも通じるメロディアスなギターワークに、ブラック的絶叫とゴシック的男女クリーンVo、キーボードやストリングスを乗せて展開するシアトリカルなスタイルですが、このキーボードが個人的にはかなり好き。チャーチオルガン系の音を多用し、いかにも吸血鬼が出てきそうなベタな妖しいメロディを弾きまくり。バンド名を伏せて聴いても吸血鬼がテーマのバンドである事が伝わりそう。

吸血鬼がテーマのブラックというと、CRADLE OF FILTHが有名ですが、流石にあちらと比べると音作りや曲展開
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NIHIL NOCTURNE-Necrohell ★★★ (2012-04-01 00:50:38)

2003年発表の1st。
タイトルが端に小さく記載されてる上、側面にバンド名しか書いてないのでレビュー書くまでセルフタイトルの作品かと思ってました…店で買う際は注意が必要かも。

スタイルとしては、純度100%の混じりっ気なしのブラックメタル…という感じですが、RAWな音作りを身上とするバンドの中でも、曲と音質がピッタリ合っているように思います。多少耳に痛いような耳障りなギターの音、意外に良く聞こえるベース、生々しいドラムにうっすら妖しいキーボードが絡む、カルトながら脳内補完が必要な程ではない、ある意味程良いネクロさの音質が、邪悪さを最重視したような陰湿な凶暴さを孕む曲調とマッチしてる。

音質や曲調に衝動的な凶悪さがあったとしても、リフに込められたメロディには叙情性があったりするのがこの手のバンドのお約束で、この作品にもそれは当てはまるんですが…リフのメロ
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FALKENBACH-Tiurida ★★★ (2012-03-31 11:38:49)

2011年発表の5th。

デス/ブラックベースのフォーク/ヴァイキングメタルの中でも、かなりバランスの良い作品なんじゃないかと思います。フォークメタル特有の民族的なクサメロや、アコギ、笛などのフォーキッシュな要素に加え、どこかブラック由来のダークさも漂っていて、土着的なムードが非常に強く感じられますね。KORPIKLAANIでは明る過ぎて邪悪さが足りず、ELUVEITIEではメタリック過ぎて土着性が足りず、かといってリアルにエスノセントリズム掲げてるようなカルトバンドに走るのも…と思っている、好みのうるさい貴方にも自信を持ってお勧め。

…と、無難なレビューを書いて終わらそうと思ったんですけど…もう一つ言わせてもらえれば、2曲目「…where his ravens fly…」がクサ名曲過ぎてヤバい!やったら耳に残るヴァイキング的なクサメロを、朴訥なクリーン声で何
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IRRWISCH-Irrwisch ★★★ (2012-03-31 11:32:39)

2008年発表の5曲入りデモ。
最初自主制作CD-Rでリリースされましたが、その後Those Opposed Recordsより再発されました。

タイプとしては、鬱系の香りも少々漂わせるプリミティブブラックという感じなんですが、まずオープニングが凄く感動的ですよね。トレモロリフが漣のように響き、仄暗く美しいメロディをストリングスに引き継ぐこの部分だけで、なにか悲劇的な結末を迎える、モノクロームの映画でも見ている気分になれます。

本編の方も、プリミティブブラックとしては猛然とした疾走も含む、緩急付いた展開と、リバーブの掛かった絶叫ヴォーカル、RAWながら耳当たりが悪くならない程度に抑えられた音質と、それなりに良い感じのクオリティですが、そこに入るストリングスやギターのメロディが、作品の魅力をグッと上げてますね。うっとりするような、頽廃的な美しさを感じられる
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TRONUS ABYSS-Kampf ★★ (2012-03-30 01:18:17)

2003年発表の3rd。
2008年にATMFよりデジブック仕様、ボーナス2曲入りで再発。
BURZUMの「Moti Ragnarokum」のカヴァーも収録。

良質なブラックメタルを数多く輩出し、ブラック好きの注目を浴びるレーベルATMFですが、型番を見てみるとこの作品の再発がレーベルとしての第一のリリースみたいですね。ただし今作品は終末的なムードこそブラックと大いに通じるものの、サンプリングやキーボードを駆使してコンセプチュアルな世界観を演出するインダストリアル/アンビエント作品。

無機質なサンプリングやイタリア語の語り、ブラック的絶叫等が絡む非常に厳かな雰囲気を持つ作品ですが、何気にキーボードはメロディアスで耳に残るフレーズを弾いてたりするのも特徴ですね。ピアノの圧迫感ある低音を活用したダークなムードの演出、オルガン系の音色による宗教めいた荘厳
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THOU SHALT SUFFER-Into the Woods of Belial ★★★ (2012-03-28 00:38:05)

EMPERORの前身バンドの音源集。91年のデモとEP、リハーサルを収録。
97年にSamothのレーベルからCD化され、2002年に再発されています。

最初期の、4トラックでレコーディングされたEMPERORの音源が余りにもネクロな音質で、それよりも録音時期が前となると、これはもう普通の神経で聴けるもんじゃないだろうな…と思って敬遠してきたんですけど(笑)…これ、めっちゃかっこいいですね。最初期EMPERORと比べると、リマスター効果なのか大分聴きやすい(といってもRAWではある)ことにも驚きました。

スタイルはデスメタル的な汚くうねるリフを伴って、衝動をぶち撒けるように疾走する、WARブラックにも通じるバンドサウンドに、宇宙の曼荼羅とか神秘的な光景が浮かぶ、EMPERORに通じるキーボードを取り入れた感じで、意外にも初期BEHERIT辺りとも遠くない
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DIABOLICAL BREED-Compendium Infernus ★★★ (2012-03-28 00:34:17)

2004年発表の1st。
何気に日本のレーベル(Worldchaos)から出てたりします。

一言で言うなら、「実際に出力される音量以上に、音圧があるように聴こえるシンフォニックブラック」。バンドサウンドの分離ははっきり言って良くは無く、音がダマになって聞こえる感じなんですが…それが逆に凄まじい迫力を生んでいるんですよね。シンフォ系としては刻みを多用するリフも音の厚みを演出してたり、埋もれ気味のヴォーカルも闇から呻きすめきが聴こえるような感じに思えたり、作風と音作りの相乗効果でより濃い雰囲気を演出出来てる感じ。

また、そうして迫力ある音に蹂躙され、黒く塗り潰された情景に響くキーボードも、アトモスフェリックでホラーな雰囲気を伴う空間系の音色だったり、怨霊の悲鳴にも思えるようなクワイア系だったり、邪悪ムード満点なのがまた良いんですよね。耽美なピアノメロがあった
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TVANGESTE-Firestorm ★★ (2012-03-27 00:49:24)

2002年発表の2nd。

キーボード、フルート奏者や女性ヴォーカルを含む、7人の大所帯による、ロシア発のシンフォニック・ブラック。アートワークの、洋物RPGのキャラクターのようなタッチで描かれたメンバーがなんだか面白いですよね(笑)。ブックレット裏側なんてイケメン&美女の集団だし。一人白目剥いてる人もいますが…(笑)。

チェンバロやピアノ等、上品な音色で曲を彩るキーボード、弦が空気を震わせるようなストリングス、混声合唱や女性ヴォーカルによるかなり派手な歌メロなど、シンフォブラックの中でもかなりクサ度の高い音像を誇る、非常にドラマティックな作品。特に耽美さや上品さを感じられるメロディのセンスは、シンフォニック・ブラック全体でもかなり上の方に食い込めるくらいレベル高いと思う。

ただ、メロディや展開など、曲の根本のセンスは高いのに、今一つな部分も多いの
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MYSTIC CIRCLE-Drachenblut ★★ (2012-03-27 00:43:01)

98年発表の2nd。
現在は廃盤ですが、「幻魔大戦」というタイトルで日本盤も出ています。

ジャケや裏ジャケを見ると、コープスペイントを施したイカツイ野郎共が5人も並んでいて、いかにも邪悪で過激な音楽を想像してしまいますが…実際はかなりクサ方向に傾いたシンフォニックなブラックメタルで、この手でもかなり聴きやすい音。バンドサウンドを抑え気味にし、キーを前に出した音像はアトモスフェリックな感触も強いですが、この作品はアンビエンスよりも、仄暗く美しいメロディの強さを武器としたドラマティックな展開が持ち味になっている感じですね。

この作品は、ドイツの文学作品「ニーベルンゲンの歌」を下敷きとしたものらしいですが、ブラックメタルとしての反キリスト的立場からこの題材を選んだというよりは、純粋に作品のドラマ性を表現したかったんじゃないでしょうか。邪悪さよりも劇伴音楽のよう
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SVARTTHRON-Kraujo Estetika ★★★ (2012-03-25 11:06:45)

2010年発表の5th。
タイトルはおそらく「血の美学」の意。

血液の泡立つジャケット、血に塗れた肉などのアートワークからして生理的嫌悪感を催させるものですが、中身もそれから想像しうるような、醜悪極まりないブラックメタル。一部アンビエント要素を挟みつつ、血腥さが伝わるようなトレモロリフをジクジクと垂れ流しながら疾走も絡めて展開するスタイル。個人的にトレモロのメロディからは、最初期のBURZUMに通じるような、異質なムードを感じたり。とにかく得体の知れない、異様なムードが漂ってます。

しかしその異様さを更に際立てているのが、この不気味で個性的なヴォーカルワークでしょう。低く呟くような、詠唱系のクリーンを左右のチャンネルに振ってハモらせてみたり、裏返り気味のヒステリックな絶叫と重ねてみたり、多重録音を駆使して徹底的に気色悪い雰囲気を演出している感じ。致命的な
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SVARTTHRON ★★ (2012-03-25 11:05:32)

ノルウェー語で「黒い王座」を意味するバンド名を冠した、リトアニアのブラックメタルバンド。PERGALEのメンバーも関与しています。

RAVEN WOODS-ENFEEBLING THE THRONE ★★★ (2012-03-25 11:02:31)

2011年発表の2nd。

近年のBEHEMOTHを始めとして、ブルデスの激しさや圧迫感とブラックの宗教的な禍々しさを両立させた音楽性を持つバンドがいますが、RAVEN WOODSもそんな中の一つですね。分厚いリフとド迫力のドラム、野太い怒号による威圧感はBEHEMOTHに匹敵すると言っても過言ではないと思う。近年のBEHEMOTHよりトレモロの頻度は高めですが、北欧のバンドの寒々しさより、血腥いような禍々しさを強く感じるメロディが多いのが、フィジカルな迫力のある音と実に良く合ってますね。

また、この手のブルータリティで押すバンドってどうしても曲が似通ってしまいがちですが、この作品はスラッシーに畳み掛ける曲や、全編に妖しくメロウなギターメロを取り入れた曲、アコギやパーカッションを用いた儀式的パートを大胆に取り入れた曲もあり、曲の作りにバリエーションを付けてくれて
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HYPERBOREAN-THE SPIRIT OF WARFARE ★★ (2012-03-24 23:09:04)

2011年発表の1st。

勢い良く刻む込むスラッシーなリフと、細かく織り込まれたタペストリーを連想させるトレモロリフによる、なかなかに鮮烈な展開が持ち味の、かなりメロディックなブラックメタル。所々で挿入されるキーボードを用いたアレンジも、派手目なギターワークにより演出されるドラマ性に拍車を掛けてますね。トレモロリフの美しさを全力でシカトするように(笑)、地声を混じらせてやたら憎々しげに絶叫するヴォーカルも良い味出してます。低音のグロウルも使うタイプですが、そちらも汚らしくてグッド。

ただ、展開にしろ音作りにしろ、第一級の品質というにはもう一歩といった感じなんですよね…。ギターワークは鮮烈ながら、ちょっと前衛的な感じのミディアムパートはどうもインテンスさをキープし切れてない感じが。音質も分離が良く、刻みリフの壮絶さ、トレモロリフの叙情性をしっかり伝え、ドラマティ
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MANNGARD-European Cowards (2012-03-24 09:54:26)

2007年発表の2nd。

ex-EMPERORのSamothの運営するNocturnal Artに所属するバンドですが、出音の方はブラックメタルの様式をそのまま踏襲したものではなく、ハードコアやスラッシュに通じるノリの良さと、意表を突くリズムチェンジを多用した暴れ馬的なリズムに、デス的な重さと奇怪なアヴァンギャルド性を感じさせるリフを乗せた、エクスペリメンタルでエクストリームな作風。全体的にはブラックよりもスラッシュの色が強く、ヴォーカルもブラックの絶叫とスラッシュの捲くし立てがなりを使い分けるスタイル。

ただ、個人的にはこのバンドのスラッシュから影響を受けたと思しきがなりは、どうしても受け付けないんですよね…。叫んでいるというよりも、話し声をリズムに乗せたような感じのする、妙にヘナチョコ感のある歌い方。ブラック絶叫の方はまあまあ良い線行ってるんですが…。トリ
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