この曲を聴け! 

Usher-to-the-ETHERさんのページ
Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1101-1150
SKOGEN-Svitjod
BEYOND THE DREAMS-In the Heart of Nothing
MYRKVIDS DRAUMAR-My Land's Blood
BORNHOLM-March for Glory and Revenge
BORNHOLM
SINPULARCTOS-THE VOIDANCE OF MAN
INTHYFLESH-Claustrophobia
LYKAUGES-SWAN SONG
MURMUR-MAINLINING THE LUGUBRIOUS
LEGACY OF BLOOD-Murder Hymn
LEGACY OF BLOOD
Berryz工房-愛のアルバム⑧
Berryz工房-愛のアルバム⑧-Mythology〜愛のアルバム〜
Berryz工房-愛のアルバム⑧-世の中薔薇色
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-Shy boy
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-Because happiness
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-恋愛模様
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-新しい日々
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-青春劇場 (Berryz工房Ver.)
LEICHENGOTT-Cyrograf
PANOPTICON-Social Disservices
NAHASH-Nocticula Hecate
SLAVIA-Strength and Vision
PAROXYSMAL DESCENT-Paradigm of Decay
RIVENDELL (AUSTRIA)-FAREWELL – THE LAST DAWN
DODKVLT-Ⅱ
GRAVDAL-Torturmantra
GRAVDAL
GOSPEL OF THE HORNS-Realm of the Damned
GOSPEL OF THE HORNS
BEWITCHED-At the Gates of Hell
BUONO!-We are Buono!-One Way = My Way
BUONO!-We are Buono!-Our Songs
BUONO!-We are Buono!-Independent Girl〜独立女子であるために
BUONO!-We are Buono!-MY BOY
BUONO!-We are Buono!-うらはら
Buono!-We are Buono!-Take It Easy!
BUONO!-We are Buono!-Bravo☆Bravo
BUONO!-We are Buono!-カタオモイ。
BUONO!-We are Buono!-Blue-Sky-Blue
Buono!-We are Buono!-紅茶の美味しい店
BUONO!-We are Buono!-タビダチの歌
Buono!-We are Buono!-We are Buono!〜Buono!のテーマ♡
Buono!-We are Buono!
ABORIORTH-THE AUSTERE PERPETUITY OF NOTHINGNESS
HRIZG-Anthems to Decrepitude
KAMERA OBSKUR-BILDFANGER
KLADOTUS-VAIENNEET TEMPPELIT
CHAOS INVOCATION-In Bloodline with the Snake
TEITANBLOOD-Seven Chalices
→PC向けページ
Tweet
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157


発言している19曲を連続再生 - Youtube



SKOGEN-Svitjod ★★ (2012-06-30 20:32:22)

2011年発表の2nd。

ミディアムテンポを中心に、土着性や寒々しさを感じさせる、ペイガン要素の強い叙情トレモロで聴かせる、メロウで悠遠な雰囲気の漂うブラックメタル。ヴォーカルの絶叫が少し遠めで、ギターがややRAWなミックスも、情景的であることに拍車を掛けてますね。時折ヴァイキング的なクリーン歌唱、DISSECTIONにも通じるアコギなども取り入れており、かなりメロディアスな音。キーボードも使うタイプですが、お祭り系の音色を派手に鳴らす事はなく、あくまでアンビエンス重視な使われ方で、ペイガン系としてはかなり落ち着いた感じの作風。

この作品のキモはやはりリフによる情景描写でしょう。時々ヒロイックにすら感じるほど悲壮感やメロウさの強い、強力なフレーズをトレモロで紡ぐパートもあれば、暗雲が立ち込めるように刻み、厚みを出して暗黒性を演出するパートもあり、まるで自然の優
…続き

BEYOND THE DREAMS-In the Heart of Nothing ★★ (2012-06-30 20:29:21)

2011年発表の3rd。

これ、1曲目がNACHTBLUTの「Antik」を初めて聴いたときに匹敵する衝撃ですよね…シンフォブラックにこんな甘酸っぱいメロディ乗せるか、っていう(笑)。1曲目以外にこんな変り種な曲はないですが、モダンでスタイリッシュな質感のリフに印象に残るメロディのキーボードを乗せた、メロデス的なストレートなかっこよさの強いシンフォブラックで、決してインパクトだけに終わらないクオリティのある作品ですね。

ただ、このバンドはモダンなゴシックメタルの血も入っているせいなのか、時折ダミ声でリズミカルなヴォーカルがちょっとラップっぽく聞こえたり、リズムにダンサブルさを感じたりするんですよね…。その辺りにかっこよさを覚える人や、そもそもブラックの邪悪さに然程こだわらない人なら、逆に取っ付きやすく感じると思いますが、個人的にはシンフォブラックとしてはちょっ
…続き

MYRKVIDS DRAUMAR-My Land's Blood (2012-06-25 04:44:44)

2010年発表の2nd。

ウクライナというとどうしてもペイガン系の強いイメージがありますが、このバンドもあからさまに民族メロを取り入れたりはしていないものの、メロディや世界観にどこか民族要素が感じられるスタイルですね。ミディアム中心で、トラッド風味でメロく勇壮なリードギターと刻みリフを伴いつつ進行していく展開は、メロブラというよりメロデスっぽくも思えたり。

ただこのバンド、アンサンブルだったりヴォーカルラインの乗せ方だったりに、妙な「間」のようなものが感じられるんですよね…。なんかいなたい雰囲気が出てるというか、掛けていると農作業が捗りそうな感じがするというか(笑)。ともかく今までに聴いた事のないような独自のムードはあると思う。そんないなたい雰囲気とは裏腹に、ヴォーカルがやたら鋭いデス声なのもミスマッチで変な味が出てます。

音質も悪くはないし、ク
…続き

BORNHOLM-March for Glory and Revenge ★★ (2012-06-24 01:54:37)

2009年発表の2nd。

これ、相当クオリティ高くないですか…?
タイプとしては刻みリフとトレモロリフを巧みに織り交ぜ、疾走パートに重きを置きつつドラマティックに、時にテクニカルに聴かせるスタイルで、疾走パート重視だった頃のDISSECTIONや再結成後のKEEP OF KALESSINに通じる音。勇壮なブラス系、幽玄で雄々しいクワイア系のキーボードの導入など、ペイガン的な味付けもあり。

上記のバンドに比べると、ギターソロには殆どリソースを割かず、リフの暴虐性で責め立てる展開、メロディの叙情性よりも刻みの圧力を強く感じるリフのスタイル、ペイガン要素が触発する戦争ムード等の要素により、かなり好戦的に聴こえるのも特徴ですね。演奏もテクニカルで音圧高めなので、エクストリームメタルとしてストレートなかっこよさがあると思う。

ただ、暴虐に刻むリフの影
…続き

BORNHOLM ★★ (2012-06-24 01:53:35)

INVICTUSのメンバーが関わるハンガリー産ブラックメタルバンド。
KEEP OF KALESSIN辺りに通じるかなりクオリティの高い音出してます。

SINPULARCTOS-THE VOIDANCE OF MAN ★★★ (2012-06-23 23:59:57)

2005年発表の3rd。
2007年にSabbathidより曲順を変更、新曲を追加して1000枚限定で再発。
私が手に入れたのも再発盤です。

この作品は上のDelnoirさんのレビューを読んで買ってしまったんですが、これは凄まじいですね。買って大正解。鬱ブラック由来の陰鬱極まりないトレモロに、葬式ドゥームの質量感のある暗黒をプラスし、更にノイズ/パワーアンビエント要素を加える事でどす黒さをより増した中で、発狂寸前の絶叫が響き渡る危険極まりない漆黒のサウンド!!…とか言いたいところなんですけど、そんな風に簡単に纏めるのが失礼なくらいカルトなムード漂ってますね…。

確かに、鬱ブラックと葬式ドゥーム、パワーアンビエントを上手いこと絡ませて神経が焼かれそうなレベルのどす黒さを演出している…というのは間違いないんですが、この音は「闇」とか「黒」とかのもう一つ
…続き

INTHYFLESH-Claustrophobia ★★ (2012-06-23 11:54:14)

2011年発表の3rd。

靄が掛かったようなギターノイズの中で、時折高音域でキリキリした、エモーショナルなフレーズを挟み込むトレモロが、暗く陰りのあるメロディや浄化されるような儚げなメロディを奏でつつ疾走するブラックメタルで、鬱ブラックの湿り気にシューゲイザー系ブラックのカタルシスや疾走感、感情的なムードを加えたような作品…と言った感じでしょうか。

ヴォーカルは基本的に昔のBURZUMを思わせるような、悲痛さ漂う高音絶叫なんですが…時折なにかのスイッチが入ってしまったように、剥き出しのヤバさ漂う感情的な叫びも聴かせるのが特徴的。声を整える事も忘れて、オカマの叫びみたいな変な裏返りをしてる所もあったりするんですが、それもリアルで怖い。こっちは音を聴いてるだけなのに、知らない内に何か地雷でも踏んでたのかとビビってしまうような、マジなヤバさ。

…この手
…続き

LYKAUGES-SWAN SONG ★★ (2012-06-21 19:37:33)

2010年発表の2nd。

ギリシャ産の鬱ブラックということで先入観を持ってたり、灰色で美しいジャケに騙されてたりするとバンドサウンドの入りでビビりますよね(笑)。いきなり疾走、かつ凄まじい音圧でやたら迫力ある音。まあ作風自体は疾走パートも適度に交えつつも、陰湿なトレモロをメインに展開する音で鬱系のテンプレートに沿ってはいるんですが…一瞬ビビるくらいドスの聴いた音作りがされているのが特徴。特に中~低音域の、暗雲が立ち込めるような厚みのあるドス黒い感触が凄まじい。

また、ネガティブなメロディには定評のあるこのジャンルにおいても、やたらに分かりやすくネガティビティを放出するメロディもインパクト強いですね…。ギリシャのバンドですけど、フィンランド産のメロウさにフランス産の病的さ、日本産の劇的さを加味したような感じで、そのインパクトの強いメロディを執拗なまでに繰り返して
…続き

MURMUR-MAINLINING THE LUGUBRIOUS ★★ (2012-06-18 21:55:51)

2010年発表の1st。

怪しげなクスリを静脈注射するジャケ、トレイ下の注射器と「Never Stop the Madness」ロゴからも予想が付く通り、サイケデリックな感覚の強いブラックメタルで、NACHTMYSTIUMが「Instinct : decay」から鬱系のメロディを強めつつ、更にアングラで危険な方向に進んだような音。黒い靄に包まれるような、質量感のあるノイジーなギターの歪み、時折挿入されるドローンめいた音が音像にヴェールを掛け、正体を隠しているようで、どこか底知れないような不気味さがありますね…。

また、曲に聴き手の恐怖感だったり嫌悪感だったり、生理的な部分に訴えかけてくるような表現が多用されているのも特徴ですね。例えばイントロ明けの2曲目では、ただでさえ不安になるような鬱アルペジオから、唐突にメロディを消して疾走し、まるで暗闇に放り出されたよう
…続き

LEGACY OF BLOOD-Murder Hymn ★★ (2012-06-18 21:53:15)

2008年発表の2nd。

本気の絶叫が怖気を震うようなイントロから、若干プリミティブ要素強めなブラックに展開していく訳ですが…バンドサウンドが入った瞬間思いました。「軽っ!!」と…(笑)。低音はそれなりに効いているものの、ギターリフがノイジーかつ薄っぺらな音色、しかもドラムの音が抜けの良い、かつ音量の小さいものなので、プリミティブブラックの粗さを通り越して逆に軽快に聞こえる(笑)。しかしこの音で荒涼感のあるリフを弾くと、意外と聴き心地は悪くなかったり。

ただ、ヴォーカルは割と前に出ているんですが、このヴォーカルのパフォーマンスはかなり本気度高くて良い感じだと思う。綺麗にスクリームをするタイプではなく、時々声が乱れて地声が見えてたりするんですが、それが生々しい感情が伴っているようでかなり怖い。ブックレットに教会放火や墓荒しに敬意を表しているとも取れる記述がありま
…続き

LEGACY OF BLOOD ★★ (2012-06-18 21:50:06)

ポーランド産ブラック。
SELBSTMORDやLEICHENGOTTともスプリットを出してるバンドです。

Berryz工房-愛のアルバム⑧ ★★ (2012-06-16 21:43:16)

2012年発表の8th。

まず、ジャケの衣装が可愛らしくていいですね(笑)
それに加えて、前作、前々作がかなりの好内容で、相当期待しながらアルバムを聴いたんですが…これの少し前に出た℃-uteの新作と全く同じ理由で、初聴の印象は微妙なものでした。収録曲数の少なさ、既発曲の多さ、そして(既発曲以外での)分かりやすい王道キラーチューンの不在、ですね。特に締めの曲が℃-uteの新アルバムのラス曲のヴァージョン違いで、しかも全く好きになれなかった曲なのが辛い…。

しかし、冷静に見ると「Shy boy」「恋愛模様」「新しい日々」はつんく氏らしい哀愁歌謡メロディ、メンバーの個々のスキル、アレンジャーの丁寧な仕事振りが発揮された、どれも名曲と言えるものだし、「Mythology」「世の中薔薇色」も、個人的なツボとは違うものの質は低くない(特に「Mythology」はア
…続き

Berryz工房-愛のアルバム⑧-Mythology〜愛のアルバム〜 ★★ (2012-06-16 21:42:35)

ワウギターやパーカッション、前面に出たベースがリズムを強調し、そこに多幸感を感じさせるブラスが絡むトラックがとっても華やか。ファンク要素の取り入れ方が上品で、洋物ポップスのヒットソングっぽい雰囲気。「FOREVER LOVE」のアイドルの枠を超えるような、やたらソウルフルな歌い回しもメンバーのスキルの高さを見せ付けてくれるし、全体的にレベルは滅茶苦茶高い曲だと思う。ただそれは客観的に見ての話で、個人的なツボとはちょっとズレてるんですよね…なんか穏やか過ぎるというか、彼女達にはもっとガチャガチャした曲を演って欲しいっていうか。ただアイドル曲を舐めてる人が聴いたら驚くようなクオリティはあるので、広義の音楽ファンには自信を持ってお勧め。

Berryz工房-愛のアルバム⑧-世の中薔薇色 ★★ (2012-06-16 21:41:16)

前作の「一丁目ロック!」の路線を引き継ぐような、可愛らしさを振りまきつつ盛り上げる、アッパーな曲。ただこの曲も、分かりやすい曲ではあるけどあまり個人的にはツボに嵌まらず…。コミカルさと可愛らしさの折衷点が、丁度私のツボではない箇所に着地してしまった感じ(笑)。

BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-Shy boy ★★★ (2012-06-16 21:40:21)

これはいいですね。打ち込みを活用した、エキゾチックで妖艶なトラックに、哀愁のある歌メロが乗る曲で、ムーディな空気の中、貫くように響くサビのフレーズ「愛だよ」はかなりのインパクト。アレンジャーのAKIRA氏自ら手掛けるコーラスワークも、曲の情緒溢れるムードを更に引き出してますね。もしBerryz工房のリミックス集とか出る事があるなら、この曲は是非やってほしい。

BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-Because happiness (2012-06-16 21:39:16)

℃-uteの「幸せの途中」と同時再生すると1曲になるという仕掛けがされたことで有名な曲ですが…「♪ね~え(タンタンタンタンタンタン…)」…なんだこの間は(笑)。明らかに間延びしているように感じられるんですけど…正直種明かしされてからも、今ひとつ好きになれない曲なんですよね…感心はするけど、好んで聴こうとは思わないというか。

BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-恋愛模様 ★★★ (2012-06-16 21:38:22)

持続音のような、視界を塗り潰すベース音が主人公の寂寞とした内面とシンクロするかのようなバラード曲ですが…ヒーカップっぽい装飾や震えるような、細かいビブラートを操り異様に切迫した感情を演出する菅谷さんの表現力が凄まじいですね…ここ2枚くらいで異常なくらい歌唱力が伸びたんじゃないでしょうか。Berryz工房の他にこの曲を歌えるグループはアイドル界にはまずいないでしょう。

BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-新しい日々 ★★★ (2012-06-16 21:37:35)

この曲、アルバム中で一番好きかもしれないです。
清水さん、嗣永さん、夏焼さんの3人がヴォーカルを務めてますが、彼女達の歌声が本当に良い。キャットボイスっぽい個性的な声質で、シリアスなバラード系も可愛い系もロック系もこなす嗣永さん、歌唱力で言ったらおそらくグループでもトップと思われる夏焼さんの声も相変わらず素晴らしいですが、この曲では清水さんの歌声が物凄く光ってると思う。クールで哀愁漂う中に芯の強さが感じられるような声で、メロディのメロウさや歌詞の雰囲気と完璧に合ってると思う。流石超絶に個性的なメンバーを率いてるだけはあります(笑)

BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-青春劇場 (Berryz工房Ver.) (2012-06-16 21:36:39)

いくら彼女たちのヴォーカルが好きと言っても、正直この曲は蛇足だと思うなぁ…アルバムラストなのに何処の馬の骨とも知れない男性ヴォーカルが、リードヴォーカルで入ってくるとげんなりする…。せめてつんく氏が歌ってくれればもう少しリピートするんですけど。アイドルっぽさも薄いしあんまり好きじゃないです。

LEICHENGOTT-Cyrograf ★★★ (2012-06-15 00:49:16)

2009年発表の1st。
5曲で33分という、割と短めながらかなり充実した作品。

曲の多くの部分を覆う邪悪なトレモロ、時折顔を出すオールドスクールなリフ、邪気しか感じられないヴォーカル、RAWな音質…と、使っているパーツ自体は典型的なプリミティブブラックのそれなんですが、音作りも曲もなかなか個性的な作品ですね。低音がグルグルと渦を巻く中に、高音の妖気を孕んだトレモロと左右のチャンネルから聴き手を責め立てるヴォーカルが響く音像は、今正に儀式に立ち会っているような血腥い臨場感があります。

また、プリブラでもトレモロの使用頻度はかなり高い方で、メロディアスかといえばそうなんですが…メロディに聴き手の神経を焼き切るような苛烈さがあって、ブラックの本分から外れるほどメロくは聴こえないのが良いですね。その中で時折見せるメロウさやフックに富んだフレーズも素晴らしい。偶
…続き

PANOPTICON-Social Disservices ★★ (2012-06-15 00:45:12)

2011年発表の3rd。

聴き手の視界を埋め尽くすような、轟音のギターリフを伴って疾走するパートをメインに据えた、シューゲイザー・ブラック的な音作りの成された作品ですが…ギターノイズの出力に強弱を付けてみせたり、ドラムが音に埋もれない立体的な音色、かつ切り返すようなフレーズの多いものであったり、聴き手をトリップさせるミニマルさや音圧は維持しつつ、色々な工夫がされている感じですね。

また、北欧ブラック風の寒々しいトレモロや、メロウなリードギター、敢えてリフの轟音から浮くような音色を用いたようなキーボード等、ある程度変化に富んだ展開も取り入れているのも良いですね。1曲目は割とミニマルさが強いものの、アルバムが進むほどドラマティックになる感じで、特に3、4曲目で一旦音圧を引かせ、冥府の川がせせらぐようなトレモロを聴かせるパートが、ダークかつメロウで個人的にはかなりツ
…続き

NAHASH-Nocticula Hecate ★★★ (2012-06-11 22:12:24)

97年発表の1st。2007年に再発されました。

今でこそリトアニアってPERGALEやSVARTTHRON辺りなど、ブラック好きの間ではそれなりの知名度のあるバンドがいますが、ブラック黎明期の94年に活動してたバンドとなると相当レアなのでは…。しかもそんな辺境のリリースが、07年になって再発されているという時点で期待してしまいますよね。どんなカルトな音出してるんだろう…と。

で、実際期待を裏切らないカルトっぷりですね、これは(笑)。
まず音の作り方がかなり独特。音像の真ん中(時々右寄り?)に太くてドスの効いたノイズ質が常に居座っている感じで、まるで邪神像があって、そこから発せられる禍々しいオーラで情景が全て黒く塗り潰されていくかのような音。反響するようなヴォーカルの絶叫も、その邪神像のパワーでより邪悪化しているようで、やはりカルトな雰囲気を醸し出してま
…続き

SLAVIA-Strength and Vision ★★★ (2012-06-11 22:04:25)

2007年発表の1st。

まず最初の一音で吹きました(笑)。高らかに鳴り響く、ドヴォルザークの「新世界より」のメロディ。しかも結構尺長め。とてもこれからノイジーなブラックが始まるとは思えません(笑)。そして士気が上がったところで始まるのが、ILDJARNやSORTSINDクラスのノイジーさで武装した、オールドスクールでRAW極まりない、超好戦的なブラックメタル。

ドライブ感のあるリフはスラッシュの疾走感よりはハードコアの炸裂感、高揚感が強く、聴いていると訳もなく暴れたくなるような音で、単純にかっこいいです。ただ一部では北欧らしいメロウなトレモロも聴けたり、磨耗リフと豪速ブラストで聴き手を圧倒したり、しっかりブラックメタルらしいヴァイブも残しているのが嬉しい所。ヴォーカルの恨みの篭もったようながなりもかっこいい。

また、前述の「新世界」など、SE的
…続き

PAROXYSMAL DESCENT-Paradigm of Decay ★★★ (2012-06-11 21:59:06)

2008年発表の1st。

スローテンポを中心にある程度疾走も取り入れた展開、アンビエント要素や空間系のキーボードを取り入れ、篭もり気味の音質と同化させることで頽廃的なムードを演出する音作り、トレモロリフによって奏でられる陰鬱なメロディ…と、典型的なアトモスフェリック/ディプレッシブブラックの音を出している作品で、最初聴いたときは「取り立てて個性がなくて平凡」という印象だったんですが…少し時間を置いてから聴いたら凄く良い作品だと思えるようになってきました。

このジャンルにおける発狂ヴォーカルや、高音域のノイズ質もしくはトレモロによるメロディを殊更に強調した音質などは、それだけで作品の特徴足りえるほど強烈なイメージを聴き手に残すものですが、敢えてそれらを取り入れないことで、より自然に聴き手を音の中に取り込んでいく作品に仕上がっている感じなんですよね。一部が変に耳を
…続き

RIVENDELL (AUSTRIA)-FAREWELL – THE LAST DAWN ★★★ (2012-06-06 14:58:25)

2005年発表の3rd。
日本のトラッドバンドと同名という事で、なんか親近感を覚えて購入したんですが、これ、今までに聴いたフォーク/ペイガンブラックでもベスト5に入るかもしれません…。かなり素晴らしい作品です。

スタイルとしては、笛や民族楽器、アコギなどによって奏でられるトラッド風のメロディと、ゆったりしたテンポのブラックメタルを掛け合わせたような作風ですが、叙情的な民族メロディが楽曲の主軸であり、ブラックメタル要素がそれを支えている感じのバランスが大きな特徴。決して呑めや歌えのクサメロ全開という訳ではありませんが、ジャケの夕焼けの森が浮かんでくるような、深い郷愁を感じさせるようなメロディのセンスが本当に絶品。

そしてそのメロディの良さを武器にした、楽曲の充実振りも素晴らしい。トライバルなパーカッションとエキゾチックなアコギも取り入れ、異国情緒を演出する
…続き

DODKVLT-Ⅱ ★★★ (2012-06-06 14:54:05)

2012年発表の2nd。

ジャケがコープスペイントをしたメンバーが赤錆びた血のような色で描かれたものだったので、物凄くカルトなものを想像していましたが、意外にもオールドスクールなリフ捌きが真っ当なかっこよさを演出するブラックメタル。時折トレモロリフやピアノ、キーボードによる、メロブラとしてもかなり美しさ・メロウさに重きを置いたメロディが出てくるのも、意外といえば意外かも。このジャケでこんな美メロ来る?みたいな驚きがあります(笑)。

しかし、パートによっては怨霊系のクワイアや、陰湿で不気味なメロディによって儀式的なムードを演出したり、背徳的なSEを挿入したり、しっかりカルトな面も演出してくれるのが嬉しい所。ヴォーカルは基本ブラック特有の高音絶叫ですが、時折見せる鬱ブラック的な、感情剥き出して嗚咽しながらガナったり、かなり真に迫っている印象。色々な要素を取り入れて
…続き

GRAVDAL-Torturmantra ★★ (2012-06-06 14:48:49)

2010年発表の2nd。
4曲目ではSHININGのKvarforth氏がゲストヴォーカルで参加。

ブラック特有の黒く塗り潰すようなリフの音色と、ミディアムテンポで自然と体が動くようなパート中心のリズムを組み合わせ、邪悪なグルーヴを演出しつつ、サタニックな黒く爛れたメロディのトレモロで止めを刺すような、起伏に富んだブラックメタル。疾走パートも全力でカチ込む部分より、聴いてて気持ちの良い疾走感を感じるような部分が多く、邪悪ムードも重視しつつ、聴き心地の良さがかなり重視されている印象ですね。

ヴォーカルは常に裏返る寸前くらいの、かなりマジな絶叫で、息を吸い込む音が嗚咽のように聞こえたりする箇所もあり本気度高め。4曲目のKvarforthによる、カルグラに通じる低音唸りから、鬱系のネガティブ絶叫までこなす、ジャンルのトップクラスの抑揚スキルを持ったパフォーマン
…続き

GRAVDAL ★★ (2012-06-06 14:46:38)

AETERNUSのメンバーが関与する、ノルウェー産ブラック。

GOSPEL OF THE HORNS-Realm of the Damned ★★ (2012-06-03 05:38:22)

2007年発表の2nd。

オーストラリアのブラックではかなり古株のバンドで、スラッシュ寄りのスタイル…という触れ込みでしたが、確かに刻みを多用しつつアクセントにブラック由来の邪悪トレモロを仕込むリフ捌き、熱いギターソロを取り入れた展開はスラッシュ色強めなんですが、リフがスラッシーなザクザクした感触と同じくらい、パンク/ハードコア的なドライブ感も強いのが特徴なんですよね。

そのリフ捌きのせいで、聴いていると体が自然と動き出しそうな、ストレートなかっこよさが上手く演出されており、鬱ブラックや陰湿なプリミティブブラックを普段聴いてる人からすれば爽やかにすら聞こえるほど(笑)。ただし、ヴォーカルはかなりエグいブラック特有の高音絶叫で、リフ・リズムの演出するノリの良さと相俟って、非常に野蛮な雰囲気を醸し出してます。人肉とか食ってそうな勢い。

オーストラリア
…続き

GOSPEL OF THE HORNS ★★ (2012-06-03 05:37:39)

オーストラリア産ブラック/スラッシュ。
何気に来年で結成20周年らしいです。

BEWITCHED-At the Gates of Hell (2012-06-03 05:36:11)

99年発表の3rd。

スラッシュ色の強いブラックというと、AURA NOIRやCADAVER辺りと並んでよく名前が挙がるBEWITCHEDですが…思ってた以上にブラック色は薄めですね。スラッシーなリフには古き良きメタルという感じのメロディアスさがあるし、むしろ正統派寄りのデスラッシュに近い感触。ヴォーカルも時折邪悪極まりない咆哮を聴かせるものの、基本的にはダミ声の吐き捨てでスラッシュに近いスタイル。

確かに、オールドスクールでダーティな感触は強いんですが…それが宗教的であったり、冒涜的であったりといった方向には繋がらず、ワイルドでストレートなかっこよさが演出されている感じですね。VENOM辺りのブラックのルーツになったバンドが好みの方にとっては非常に熱いアルバムだと思うんですが、個人的なツボとはちょっとズレてるかも。なので☆は1つですが、好みが合う方ならもっと
…続き

BUONO!-We are Buono!-One Way = My Way ★★★ (2012-05-28 22:03:08)

クサメロ大好きな私からすると、初聴ではいまひとつピンと来なかった曲なんですが、何回か聴いたらオープニングに相応しい名曲に聴こえてきました。Aメロ~Bメロとボルテージを上げ、サビで開ける展開が非常に爽やか。ラストのギターメロも、未来への希望や期待が表現されてる感じで、それがそのままアルバムのこの先の収録曲への期待感へと繋がっていくような印象を残す曲。つかみはオッケー。

BUONO!-We are Buono!-Our Songs ★★★ (2012-05-28 22:01:35)

先行シングルとは思えないくらい、アルバムの流れに沿った曲だと思う。っていうかつんく氏、普遍的で清涼感のあるポップス苦手だと思ってたんですけど、これは凄く良く出来た曲だと思う。1曲目の「One Way=My Way」の爽やかで前向きなムードを引き継ぎつつ、つんく氏らしい意図的な引っ掛かり(「くち-びる-には-うた」のメロディ使いとか)を設けた展開が光る良曲です。

BUONO!-We are Buono!-Independent Girl〜独立女子であるために ★★★ (2012-05-28 22:00:15)

アイドルポップスでここまでノイジーで尖った音作りの曲も珍しいですよね。曲的には、A~Bメロまでの流れは最高だけど、サビが弱い印象だったんですが、ライブ動画見て印象変わりました。媚びるのではなく、惹き付ける強さを持った歌い回し、それがライブ版では更に強まってて、特にサビのユニゾンでは、オーディエンスを奮い立たせるような、力強いオーラ出まくりで素晴らしかった。歌割的にも、Aメロを表現力の高い鈴木さん・夏焼さんに振って切迫感を出し、Bメロを声を張って歌う嗣永さんが瞬発力を与え、サビのユニゾンで爆発…とよく考えられている感じですが、ライブ版だと各自の役割が更に明確な感じで、より曲が鮮烈に聴こえ、恐ろしいくらいかっこよくなってました。

っていうか一言言わせてください。
ライブ版の「ないアイヤ」がかっこよすぎなんですが!!なんだあの声の張り方、超かっけえ(笑)。正直、本気でライブ
…続き

BUONO!-We are Buono!-MY BOY ★★★ (2012-05-28 21:57:33)

ニワカなので(笑)、そこまでアイドル系の曲を沢山聴いたわけじゃないんですが…それでも間違いなく、この曲はジャンルの中でもトップクラスの名曲だと言い切れます。暴力的なまでに聴き手のテンションを上げる打ち込みリズム、閃光のようなトランシーなシンセ、音像をより過激にするギター、そしてサビで炸裂するつんく流儀のウルトラキャッチーな歌メロ…とにかくど派手でかっこいい曲。ここまで緻密に作られてて、かつハイテンションでキャッチーな曲はメタルの世界ですらなかなかないと思う。ポップスでは最高クラスの体感速度のリズムを乗りこなす、勢いのある歌い方も素晴らしい。ちなみにライブだとバンドスタイルで演奏することもある模様。…やっぱこのグループ、切実にライブアルバム出して欲しいわ…。

BUONO!-We are Buono!-うらはら ★★★ (2012-05-28 21:55:51)

派手な曲に耳が行く性分なので、最初は微妙に感じたんですが…これ、アレンジのセンスが尋常じゃなく良いと思う。ポストロックっぽい儚くて抽象的な音色のキーと、ノスタルジックな爽やかさを演出するアコギの絡むオケはプログレっぽい香りもしますが、その音像が甘酸っぱい心情を歌った歌詞の世界観と絶妙にマッチしてて、しっかりポップスの感性で作られているのが素晴らしいと思う。歌詞の主人公の心情と自然とシンクロしてしまうアレンジは見事の一言ですが、ロック調のギターが入るサビもシングル曲並にキャッチーで、アレンジのみならず曲自体も凄く良いです。

Buono!-We are Buono!-Take It Easy! ★★★ (2012-05-28 21:54:59)

このグループがカントリーっぽい曲を演るのはなんか意外。
青空が浮かんでくるような、爽やかで大らかなノリの曲で、リラックスして聴けますね。こういうレイドバックした曲調でも、ちゃんとメロディのフックやアイドルらしいキラキラ感があるのは流石。あとこの曲は鈴木さんの歌声が凄く光っている印象。伸びのある声が曲調とも相俟って、聴き手の心を解きほぐしてくれる感じです。
しかし、前曲「うらはら」との繋がりは音響的には凄く良いんだけど、心情的には微妙ですね…。前曲の胸が疼くような感じをどうしても引き摺ってしまいます(笑)。

BUONO!-We are Buono!-Bravo☆Bravo (2012-05-28 21:53:31)

人気曲だし、シングル曲でつんく氏のペンによる曲でもありますが、未だにピンとこないです、この曲。「P・A・T・I」の所とか、ライブでは盛り上がるんだろうな…って感じですが、如何せんメロディが薄くて…もうちょっと歌謡的な泣きorアイドルらしい溌溂さがあれば良かったんですけど。

BUONO!-We are Buono!-カタオモイ。 (2012-05-28 21:52:51)

前曲に続いて、正直この曲も微妙かも…歌もアレンジも高水準ですが、メロディがちょっと盛り上がりに欠ける気が。歌い出しの嗣永さんの少しのエッジと細かいビブ掛かった低音は色気があって良かったですけど、曲自体は普通のガールズロックって感じですね。ベストにこれを入れるならEarly Birdかco・no・mi・chiを入れて欲しかったかも…。

BUONO!-We are Buono!-Blue-Sky-Blue ★★★ (2012-05-28 21:51:15)

ギターのフレーズをシンセが引き取ったり、ヴォーカルの残響音のようなコーラスが重ねられていたり、音像の美しさにこだわったアレンジの曲。特に軽くノイジーなギターが、伸びのある歌声のユニゾンを際立てるサビが非常に美しいです。反面メロディに派手さはありませんが、ラスサビは一旦音を引かせ、歌唱もソロパートを回して「静」を演出してから、例のユニゾンとギターの美しい絡みを聴かせてみせたり、作りは非常にドラマティック。

Buono!-We are Buono!-紅茶の美味しい店 ★★★ (2012-05-28 21:50:30)

タイトルからは可愛らしいものを想像していましたが、意外にも幻想的な曲調。淡い音像の中、重ねられたヴォーカルのハーモニーが非常に美しい。特に夏焼さんの「ha-」の高音綺麗過ぎて聞き惚れます。こっちが「はぁ…」ってなりますね(笑)。歌詞も音像も抽象的なムードが漂ってますが、映像美を意識したような音で聴いていると色々なイメージが頭の中に浮かんできます。

BUONO!-We are Buono!-タビダチの歌 ★★★ (2012-05-28 21:48:28)

ロックユニットなのに、音像/音響重視の曲を2曲続けた後に、(ギターアレンジがロック寄りとは言え)こういうバラードを入れるのはどうかと思いますが(笑)、これも名曲ですね。アレンジにストリングスを取り入れてますが、ヴァイオリンだけでなくヴィオラ・チェロが効いていて、壮大なスケールが演出できていると思う。

Buono!-We are Buono!-We are Buono!〜Buono!のテーマ♡ ★★★ (2012-05-28 21:46:48)

これ、曲知ってる人とカラオケ行って歌ったらめっちゃ楽しかった(笑)。友人が歌って、私ともう一人が掛け声に回ったときも超楽しかった。…それだけで、歌ってる側もオーディエンスも楽しめる、優れたエンターテイメント楽曲ということが分かりますね。何気に「ドラムズンタカタッタ刻め」のところとか、リズムにぴったり合うと歌ってて凄く気持ち良い。昔はダークな曲ばっかり好んでましたが、年取るとこういう単純に盛り上がれる曲の魅力も分かってきますね。

Buono!-We are Buono! ★★★ (2012-05-28 01:20:19)

2010年発表の3rd。
最初は2ndが名盤だと思ってたんですけど、聴き込む内にこっちも負けず劣らずの素晴らしい内容なんじゃないかと思うようになってきました。

まず2ndから変化したと思うのは、全体的な音作りですね。前作ではロックテイスト強めながら、キラキラしたポップな感触も強かったんですが、今作はよりバンドサウンドが前に出て、より骨の太い音作りになった印象ですね。ロック寄りの曲ではアイドルポップスとしては珍しいくらい、歪みの強い尖った音を出してると思う。音は骨太になっても、基本3人の歌が中心で、それを引き立たせるスタンスは変わらないのも良いですね。

また、今作はアルバム前半にガールズロック的な清涼感、爽やかさの強い楽曲、後半に映像的な、サウンドスケープの美しい曲を中心に配置し、要所で「MY BOY」「Take It Easy!」などつんく氏のペンによる
…続き

ABORIORTH-THE AUSTERE PERPETUITY OF NOTHINGNESS ★★ (2012-05-26 20:25:31)

2011年発表の2nd。

結構ブラックを聴きこんでる人でも、このノイジーで音圧の高い音作りには圧倒されそうですよね。ギターのノイズがまるで土砂が山の斜面を滑り落ちるかのようで、寒々しいリフも用いた作風ながら凍死するまえに圧死しそう。吹雪通り越して雪崩系のメロブラ。ギターノイズが視界を埋め尽くす中、しっかり音像の真ん中で主張するドラム、「グアアアア!!」系の怒声を木霊させるヴォーカルと、圧迫感すら感じるリフの音色を活用した音作りが出来ているのが素晴らしいですね。

また、曲の方は寒々しいだけでなく、どこか儚さや美しさを感じさせるトレモロ疾走を軸に、緩急つけて展開していく感じですが…ただでさえ高い音圧と鬼気迫るヴォーカルによって体力も気力も削られていくような音なのに、こういうメロディで追い討ちされると涅槃が見えてきそうです(笑)。冒涜性や邪悪さといった雰囲気はあまり
…続き

HRIZG-Anthems to Decrepitude ★★★ (2012-05-26 11:31:34)

2011年発表の2nd。

以前はセッションドラマーを起用していたようですが、この作品はHrizg氏が全てのパートを手掛けているようですね。アートワークも一部は彼の手によるもので、CDトレイ下のバフォメットのイラストは彼が描いたのだとか。

内容の方は、「情熱の国スペイン」のイメージを吹き飛ばすような(笑)、陰湿極まりないプリミティブブラック。ジクジクと腐食部分が広がるかのような毒の効いたトレモロ、後期MUTIILATIONに通じるダウナーなジャンキー風の低音がなり、泣き叫ぶように搾り出す絶叫など、この手のプリブラの中でも陰湿なムード作りに特化したような音ですね。

曲はいかにもプリミティブ系な疾走を中心としたもので、時折ドゥーミーなパートも挿入するタイプですが…高音のノイジーさを強調するタイプではなく、低音も効かせて荒々しいながらアナログ感や、コシの
…続き

KAMERA OBSKUR-BILDFANGER ★★ (2012-05-26 11:25:37)

2011年発表の1st。

発売元があのCold Dimensions(LUNAR AURORAやCOLDWORLDのリリースで有名なレーベル)だったり、メンバーがLUNAR AURORAやNOCTE OBDUCTAなど、人脈やレーベルは思いっきりジャーマンブラックですが…音の方はブラック色の薄い、サイケデリックでアトモスフェリックな、妖気漂うアヴァンギャルドメタルで、雰囲気としてはARCTURUSの2ndに近いでしょうか。あっちよりももっと曲の構成がグニャグニャしてる感じで、他のレビューサイトではエクスペリメンタル・ドゥームと紹介されてたりもしますね。

淡く、それでいて妖艶で得体の知れないムードを描き出すようなギターのフレーズ、その妖気を更に濃厚なものにする、アトモスフェリックなキーボード、インダストリアル要素を始めとした実験的パーツなどが絡み合い、異次元に誘
…続き

KLADOTUS-VAIENNEET TEMPPELIT ★★★ (2012-05-25 21:41:39)

2011年発表の2nd。
これが出た年は、何気に結成10周年だったらしいです。意外にベテラン。

まあフィンランド産でSATANIC WARMASTERのメンバーが運営しているレーベル(Werewolf Records)からの発売という時点で、良質のプリミティブブラックを期待するに十分な情報ですが…想像してた音そのまんまでした(笑)。北欧産らしいメロウなトレモロを織り交ぜつつ、オールドスクールなノリも混ぜ冒涜感を演出する、如何にもプリミティブブラックという音。

プリブラとしてのセンスもかなり高く、トレモロには分かりやすい叙情性や邪悪さが込められているし、一部で使われるキーの音色選びも上手い。何より、8トラックを使用したというRAWな音質ながら、高音域だけを強調しすぎることのない、ある意味で聴きやすさを感じさせる音作りが素晴らしい。変に聴きづらくないのに、衝
…続き

CHAOS INVOCATION-In Bloodline with the Snake ★★★ (2012-05-23 21:45:43)

2009年発表の1st。

数多くの良質なブラックメタル音源を世に送り出し、ブラック好きからの注目も厚いWorld Terror Committeeですが、そんなアベレージの非常に高いレーベルからのリリースの中でも、最高クラスのアルバムなんじゃないかと思います。発売年度に聴けてたら、年間ベストアルバムの候補に間違いなく入れてたと思う。

ドイツ産のバンドですが、蛇の如く絡みつく、薄気味悪いがメロウなトレモロを軸に、上手く緩急つけて展開していく作風で、WATAINやOFERMOD辺りの邪悪さ重視のスウェディッシュ・ブラックに近い路線でしょうか。結構ギターソロもありますが、メタリックなソロを弾いても音作りが不穏過ぎるせいでカオティックにしか聴こえません。音作りも上記バンドに似た骨の太さはありつつ、変にモダンになってオーガニックさを殺す事のない、非常に良質なもの。
…続き

TEITANBLOOD-Seven Chalices ★★★ (2012-05-23 21:43:04)

2009年発表の1st。

ダーティで不道徳で、デスメタルにも通じるドロドロ感の強いウォーブラックである事自体は「Black Putrescence of Evil」の頃と変わっていませんが、 全てに於いてパワーアップしてますね。隣の部屋から聴こえてくるようだった音質は、今作では圧迫感も増し、地下臭さを感じさせるのに丁度良い篭もり度になっているし、SE的なパートを挟み、更に不敬さを演出する構成もチープとは言えない凝りよう。

特に進歩したと思うのがヴォーカルで、単にがなるというよりも、まるで内腑に蓄えたれた毒素をえずき出すかのような、爛れた表現力を身に付けていると思う。この声がオールドスクールでノイジーなリフと相性ばっちりで、更に作品の野蛮さだったり、宗教やモラルに唾を吐きかけるような不敵さだったりを際立てているんですよね。音源集の時よりもその野蛮さ・不敵さを確信
…続き


MyPage