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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 651-700
IHSAHN-Das Seelenbrechen-NaCl
IHSAHN-Das Seelenbrechen-Pulse
IHSAHN-Das Seelenbrechen-Tacit Ⅱ
IHSAHN-Das Seelenbrechen-Regen
IHSAHN-Das Seelenbrechen-Hiber
LORD AGHEROS-Demiurgo
SO HIDEOUS, MY LOVE...-To Clasp a Fallen Wish with Broken Fingers
MALMORT-Vox in Excelso
MALMORT
KULTURA KURENIYA (КУЛЬТУРА КУРЕНИЯ)-Рвота 2.0
KULTURA KURENIYA (КУЛЬТУРА КУРЕНИЯ)
DYSTER-Phase terminale
DYSTER
ANWYNN (FRANCE)-Voices of Perdition
ANWYNN (FRANCE)
ERIMHA-Reign Through Immortality
ERIMHA
NEO INFERNO 262-Hacking the Holy Code
NEO INFERNO 262
GORATH
GORATH-Apokálypsis (Unveiling the Age That Is Not to Come)
SONNENBRAND-В Осознании Превосходства
SONNENBRAND
EMPTINESS-Error
EMPTINESS
ISRATHOUM-Black Poison and Shared Wounds
ISRATHOUM
RUSTING SUN-Behind the Shadows
RUSTING SUN
PESTILENTIAL SHADOWS-Depths
PESTILENTIAL SHADOWS
BLUTKLINGE-Call of the Blackened Woods
BLUTKLINGE
HATS BARN-Voices of the Ultimate Possession
HATS BARN
OMFALOS-Idiots Savants
SZRON-Death Camp Earth
EQUINOXIO-By the Serpent and Will (for Those Who Chose Not to Serve But to Rule and Conquer)
EQUINOXIO
ARVET-Aijna
ARVET
SATURNIAN MIST-Gnostikoi Ha-Shaitan
AETHERNAEUM-Wanderungen durch den Daemmerwald
AETHERNAEUM
ROOT
ROOT-Heritage of Satan
POSTHUM-Lights Out
RAHVIRA (ՌԱՀՎԻՐԱ)-Rahvira. Part 1 (Ռահվիրա. մաս 1 - Կոչ Արյաց)
RAHVIRA (ՌԱՀՎԻՐԱ)
APOLOKIA-Kathaarian Vortex
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IHSAHN-Das Seelenbrechen-NaCl ★★ (2013-10-18 00:51:22)

意味深なタイトル…どういう意図を込めてこのタイトルにしたのか気になりますね…。ギターとドラムのプログレッシブな絡みは、アンビエント色の強くなる後半が嘘のようなバンドサウンドらしいフレーズ。ただ、絡みフレーズが個人的には少しくどく感じるかも。Ihsahnらしい美意識が至る所に感じられる、良質な楽曲ではありますけど。

IHSAHN-Das Seelenbrechen-Pulse ★★★ (2013-10-18 00:50:51)

PECCATUMの世界観をもう少しメタルの価値観に近付けたら、こんな曲になるのではないでしょうか。「regen」同様、根源に触れるような神秘性を感じますが、同時にこの曲では安らぎも感じるんですよね。母親の子宮の中にいた時は、こんな情景を見ていたのかも…みたいな。静謐で、Ihsahnのメロディセンスを堪能できる名曲です。

IHSAHN-Das Seelenbrechen-Tacit Ⅱ ★★ (2013-10-18 00:50:20)

何故か「Ⅱ」の方が先に来るという不思議な構成。荒れるパーカッシブなドラム、ドローン的な音像、Ihsahnの苦悩に満ちた絶叫が重なる音は、まるで光を吸引する重力を持ったどす黒い塊のよう。メタルのフレーズとしての面白さ、かっこよさなどが薄く聴き手を選ぶ感じはしますが、アルバムにおいても重要な曲なのではないかと思います。

IHSAHN-Das Seelenbrechen-Regen ★★★ (2013-10-18 00:49:41)

前半のピアノとクリーンヴォーカルで聴かせるパートが、水を漂うような根源的な神秘性を感じさせて思わず恍惚となります。そしてこのパートでのIhsahn様のヴォーカルが官能的…を通り越してエロい、エロ過ぎる(笑)。特に「touch」の言い方で身悶えしそうになりました(笑)。後半のオペラティックな盛り上がりも、メタルとしてのカタルシスに満ちてていいですね。

IHSAHN-Das Seelenbrechen-Hiber ★★★ (2013-10-18 00:46:10)

今までのIhsahnのソロ作品の延長線上にあるエクストリームメタル路線ながら、キーボードのパラノイアックなフレーズが神経を直接に作用するかのよう。既に「魂の破壊」は始まっている…そんな感じです。中盤~後半に掛けてのストリングスパートのメロディが、PECCATUMの名曲「Desolate ever after」を思わせる、荒廃した情景が見えるような感じがして好きですね。

LORD AGHEROS-Demiurgo ★★★ (2013-10-13 11:58:46)

2012年発表の4th。

ゴシック的な美しさ、沈痛さ、悲痛さに満ちたメロディが印象的なアトモスフェリック・ブラックを聴かせてくれるバンドですが、今作も作風に変化はなく、上質な美メロ・悲哀メロを聴かせてくれる作品ですね。音作りは結構独特で、アトモスフェリックなキーボードがジリジリしたリフを包み込むような感じなんですが、このギターの音色が命の灯が燃え尽きそうになっているような儚さを生んでいるように思います。

以前の作品では、美しくメロディアスなだけでなく、実験的な部分もある作風も持ち味でしたが、今作は後半部分がアンビエントというコンセプト性を前面に打ち出してますね。アンビエント部分はドローンめいた音を使ったダークアンビエントなものから、バンドサウンド部分でも聴けるようなクラシカルな美メロに満ちたものまで種類に富んでますが、共通してゴシック的な悲痛さが感じられ、深遠
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SO HIDEOUS, MY LOVE...-To Clasp a Fallen Wish with Broken Fingers ★★★ (2013-10-13 11:54:32)

2011年発表のEP。

バンド名からは、何となくお洒落なサウンドを予想していたんですが…意外にもシューゲイザーブラックの中でも苛烈極まりない音で驚きました。ブラック的な歪み切った、必死さすら感じさせる壮絶なヴォーカルと、荒れ狂うような疾走も交えた展開も見せる曲調は、この手の中でも攻撃性の強い、感情的な音と言えると思います。

また、この手のシューゲイザーブラックって、メロディを儚く抽象的にするバンドが多いんですが、この作品はもっと実体的というか、あからさまな泣きの入った沈鬱なメロディなんですよね。チェロの代わりにコントラバスを交えた構成の弦楽四重奏を取り入れたり、トレモロの音も太めだったり、かなりメロディアスさの強調された作り。

ただ故意なのか詰めが甘いのか分かりませんが、無音部の後のシークレットトラックがやたら音が小さかったり、明らかにトラック分
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MALMORT-Vox in Excelso ★★ (2013-10-10 21:46:03)

2012年発表の1st。

フレンチブラックらしい病的な雰囲気と美しさの同居するトレモロを軸に、緩急付けて聴かせる、幾分メロディックなブラックメタルという感じですが…スラッシーというよりは、リフやリズムにどこかパンキッシュなグルーヴ感、炸裂感も感じられるのが特徴ですね。クリアな音作りながら、ドラムの音質が乾いた、かつ抜けのいい、心地良い音になっているのも、その炸裂感を助長していますね。

但し、パンク/ハードコアに見られるような、衝動を聴き手と共有するような感覚は全くといっていいほどなく、代わりに真性ブラック的な凄みというか、邪悪さで聴き手を圧倒せんとする意志に満ちている感じ。感性は完全にブラックメタル。冷徹で冷酷です。中音域でドスを効かせてがなるヴォーカルも、立派にサタンの言葉を預かるものとしての役目を果たしてます。

メロディアスでクリアな音作りか
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MALMORT ★★ (2013-10-10 21:44:59)

フランス産ブラックメタルバンド。
ドラムを担当するOldar氏はNEHEMARやEVOHEにも在籍していた人物。

KULTURA KURENIYA (КУЛЬТУРА КУРЕНИЯ)-Рвота 2.0 ★★ (2013-10-10 21:32:45)

2012年発表の5曲入りEP。
今作はあのPest Productionsからのリリースのせいか、普通にショップ店頭でも購入できました。

ショップではALCESTが引き合いに出されていたんですが…どっちかというと、最初期のブラックメタル色強めな頃のALCESTが比較対象としては正しいでしょうか。確かにアルペジオを使った幽玄な展開、ノイジーなリフを伴う疾走パート、邪悪さではなくて儚さやノスタルジーを指向するメロディのセンス等、シューゲイザーブラックとしての要件は満たしているんですが…全体を通じてどこか自棄っぱちなムードも強いのが特徴。

ヴォーカルの声を裏返るほどの、エモーショナルと呼ぶには余りにも憎々しげな絶叫もそうですし、ミッドテンポで妙に金物を打ち鳴らす、ヒステリックで攻撃的なドラミング、ジリジリしたリフの音など、儚いメロディの割に音が刺々しく、ちょっ
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KULTURA KURENIYA (КУЛЬТУРА КУРЕНИЯ) ★★ (2013-10-10 21:31:53)

ロシア産ポスト/シューゲイザーブラック。
バンド名は「Smoking Culture」という意味だとか。普通に「喫煙文化」でいいんでしょうか。

DYSTER-Phase terminale ★★★ (2013-10-09 21:02:04)

2012年発表の2nd。

某所で新古品が安価だったのでよく考えずレジに持って行きましたが、これがかなり良質な鬱ブラック。適宜オカズも挟み、ロックのかっこよさも感じさせる抜けのいいドラムによるミッドテンポ中心の展開に、少々ノイジーなギターと粘着質に歪んだヴォーカルが絡み、徐々に聴き手を追い詰めるような鬱屈した雰囲気を醸し出しつつ、不審な影が蠢くようなトレモロが不吉さを感じさせるような作風。

鬱系に分類される音ではありますが、この手にありがちなミニマルな作風ではなく、曲によってはメロトロン風やオルガン風キーボードを取り入れた、グロふわアンビエント要素があったり、ベースのトレモロを強調し不穏な質感を更に実体的に演出したり、展開は割と凝っている感じ。ドラミングの心地良さといい、フレンチブラックらしい鬱屈した美しさを持つトレモロのメロディといい、決して自己満足的でない、
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DYSTER ★★ (2013-10-09 20:56:11)

フランス産鬱ブラック。
AUTARCIEのNokturn氏による独りバンド。

ANWYNN (FRANCE)-Voices of Perdition ★★ (2013-10-09 20:50:16)

2008年発表の1st。

基本的にはプリミティブブラック的なRAW音質に、悲壮なメロディを滲ませたトレモロ、ガラガラに歪みきったヴォーカルを乗せた、如何にもアンダーグラウンドなブラックという感じですが…自分達の音楽に固有の名称(Gallic Metal)を付けるだけあって、あからさまではないものの、どこか民族テイストの感じられる作品ですね。

トレモロリフのメロディには北欧ブラック的な寒々しさだけでなく、ペイガン系メロブラの物悲しさも混じっている感じなんですが、これが効果的にリフの身を切るような感触を強調しているんですよね。また、ドラミングも一般的なプリブラと比べると、どこかパーカッシブな感覚のフレーズが多いように思うんですが、これも上手くさりげない民族風味の演出に一役買ってるような感じがします。

明らかな民謡メロディや民族楽器を使うことなく、あく
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ANWYNN (FRANCE) ★★ (2013-10-09 20:49:03)

フランス産ブラックメタルバンド。
このバンドは自分達の音楽を「Gallic Metal (ガリアのメタル)」と自称しているとか。
あと多分同名バンドではベルギーのバンドの方が有名らしいです。

ERIMHA-Reign Through Immortality ★★★ (2013-10-09 09:52:53)

2013年発表の2nd。

ジャケに貼付されたシールには、BEHEMOTHやDIMMU BORGIR、CRADLE OF FILTHなどの有名バンドが引き合いに出されてますが…確かに、これらメジャーバンドを比較対象にしてもおかしくないくらい、メジャー志向かつハイクオリティなサウンドですね。クリアかつ音圧の高い、重低音を効かせた畳み掛けはBEHEMOTHに、シンフォ要素を導入したスケールの大きい音作りはDIMMU BORGIRに、時折垣間見せるゴシック的な美意識の高さはCOFにそれぞれ通じるものがあり、これらバンドの良いとこ取りをした音楽性と言えるかも。

ただし、メジャー志向でクオリティの高いサウンドではあるんですが、例えばブラストで畳み掛けるパートに管楽器の音色を合わせ、よりスケールの大きな蹂躙感を演出してみせたり、音圧の高いバンドサウンドに閃くようなストリング
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ERIMHA ★★ (2013-10-09 09:50:02)

カナダ産メロディックブラック/デス。
バンド名はシュメール語で「軍隊」の意味だとか。

NEO INFERNO 262-Hacking the Holy Code ★★★ (2013-10-09 09:48:32)

2008年発表の1st。

インダストリアル・ブラックと言っても、インダストリアル要素を装飾程度に取り入れたバンドから、ほぼバンドサウンドの輪郭を失って、ブラックメタルとしての形式から大きく逸脱するものまで様々ですが、このバンドは音作りの深い所までインダストリアル化しておきながら、ブラックとしての感性もしっかり残している辺り、非常にバランスの良い作風と言えると思います。流石フレンチブラックの大御所が作っただけあって、実験的で知的なだけでなく、邪悪さも特盛。

例えばメカニカルな質感を強調したマシンブラストは聴いていて単純に気持ちいいし、それぞれの音の位置にまで手を加えたリズム構成、サンプリングとバンドサウンドを混ぜ合わせた実験的な音作りなどは、興味深く楽しく聴けます。一方で、ブラック由来のトレモロによる邪悪さ、演説調を交えたヴォーカルによる殺伐とした雰囲気の演出な
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NEO INFERNO 262 ★★ (2013-10-09 09:46:49)

フランス産インダストリアル・ブラック。
フレンチブラック・エリート達によるプロジェクトで、ARKHON INFAUSTUS等の666 Torturer氏、MERRIMACK等のJudicael氏、ANTAEUS、SECRETS OF THE MOONのLSK氏らが在籍している事が判明しているらしいです(どのメンバーがこのプロジェクトでどのバンドネームを名乗っているか、何を担当しているか等は不明らしい)。

GORATH ★★ (2013-10-05 10:13:08)

ベルギー産プログレッシブ/アヴァンギャルドブラック。
アルバムを6枚も出しており、かなりキャリアのあるバンドですが、どうやら今年の春に解散してしまった模様。

GORATH-Apokálypsis (Unveiling the Age That Is Not to Come) ★★★ (2013-10-05 10:11:02)

2011年発表の5th。

このバンドの音楽性は、よく「プログレッシブ」とか「アヴァンギャルド」という言葉で表される事が多いようですが、このアルバムを聴く限り、実際はリズムや音色、フレーズに引っ掛かりを持たせるような事はあっても、ブラックの邪悪さから逸脱するような事はせず、あくまでブラックらしい真正な凄みや宗教的な恍惚感で勝負する、どす黒い音を身上としている作風。

聴き手の心に不安感を植えつけるようなアルペジオ、単に暴虐さにあかせて攻めるだけでない、搦め手も時折交えるようなリズム展開など、楽曲の作りは凝っている印象ですが、トレモロフェチの私としてはやはりトレモロリフの使い方に注目したいですね。全体的にメロディが邪悪で非常に宜しいですが、特に「The Seven Seals」の理性が警鐘を鳴らすような爛れたメロディ、「Le Porteur de Lumiere」の
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SONNENBRAND-В Осознании Превосходства ★★ (2013-10-05 10:05:20)

2013年発表の1st。

これはペイガンブラックの中でも、割と上級者向けの音かもしれません。
まずインパクトあるのがリフのノイジーな音質。高音域のノイジーさを強調していながら、しっかりベースも聴こえる低音域も疎かにしない音作りで、かなり音圧高めで殺しに来ている感じ。このノイジーさ、どちらかというとマニアックなプリブラか鬱系に通じるものがあるように思います。それをもっと刺々しく攻撃的に整えた感じ。

この音作りで大分篩いに掛けられてしまいそうですが、楽曲自体は良質。泣き要素の強いトレモロで攻めるパートは初心者でも問答無用でグッと来るような叙情性ですが、余りそればかりを強調せず、メロディアスになり過ぎないリフ捌きは音質とも相俟ってヒリヒリとした感触を生んでますね。ヴォーカルの地声交じりの絶叫も、リフと音質の醸し出す殺伐とした雰囲気に良く合ってると思う。

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SONNENBRAND ★★ (2013-10-05 10:04:17)

ロシア産ペイガンブラック。
バンド名はドイツ語ですが、れっきとしたロシア産のバンドです。

EMPTINESS-Error ★★★ (2013-10-02 23:11:52)

2012年発表の3rd。

関連バンドのENTHRONEDは真性ブラックな邪悪さと、エクストリームメタルらしい暴虐性を上手く合わせたハイクオリティなブラックを演っていましたが、こちらは更にデスメタルに接近した音ですね。メロディよりもうねり、澱みを重視するかのようなリフ捌き、重低音の地を這うかのようなグロウルなど、ブラック要素よりもデス要素の方が優勢な感じのする作風。

ただ、デスに接近するブラックメタルバンドは数多くいますけど、このバンドの音はその中でも抜きん出て緊張感があって、そして陰湿だと思う。ダークなトーンを奏でたり、神経を焼くようなメロディを奏でるリード、ブラック由来の爛れた邪悪さを表現するトレモロなど、フレーズがいちいち高い暗黒センスを感じさせるんですよね。リフとリズムのどこか粘着質な絡みもあり、時折息をするもの憚られるような重苦しさすら感じます。その雰
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EMPTINESS ★★ (2013-10-02 23:10:43)

ベルギー産デス/ブラックメタルバンド。
人脈的にENTHRONEDと深い繋がりのあるバンドです。

ISRATHOUM-Black Poison and Shared Wounds ★★ (2013-09-28 09:37:38)

2012年発表の2nd。

もうレーベルとジャケの時点で真性ブラックである事は予想が付きそうですが…全く予想通りの音です(笑)。寒々しさや宗教的な雰囲気、病的な毒々しさを醸し出すトレモロを駆使しつつ、それ一辺倒にはならないリフワーク、サタニックなフレーズを堪能できるほどクリアながら、ヒリヒリした質感もあるプロダクションなど、如何にもブラック然とした音。

ただ、ヴォーカルの鬱系テイストの入った、必死な感じの絶叫のせいか、ただ邪悪なだけでなく奈落に落ちていくような救いようの無さも感じるんですよね。また、ストップ&ゴーとも言いづらい微妙なリズムの引っかかり、死者が踊るような跳ね気味のリズムの導入など、楽曲中に奇妙さを覚えるようなフックのあるパートもあって、それが陰湿で病的なムードを更に高めているように思います。

安定のDaemon Worshipらしい真
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ISRATHOUM ★★ (2013-09-28 09:36:40)

オランダ産ブラック。
最新アルバム「Black Poison and Shared Wounds」からDaemon Worshipに移籍。

RUSTING SUN-Behind the Shadows ★★ (2013-09-28 09:30:29)

2011年発表の1st。

ショップやレビューサイトの紹介ではアヴァンギャルドブラックとして紹介されていましたが、実際にはブラックメタルを逸脱するような部分は余りなく、刻みリフや疾走パートを用いて展開しつつも、聴き手を不安にするようなメロディで聴かせる、鬱テイストの強い作風。呟くような、唱えるようなクリーンと、ネガティブな感情を爆発させるような叫びを使い分けるヴォーカルもディプレッシブブラック的。

ただ、時々妙に居心地の悪くなるような不穏さを醸し出すフレーズを挟んでくる辺りは、前衛的な感性を持っていると言えるかも。個人的な印象としては、鬱ブラックをベースにDEATHSPELL OMEGAの不穏な部分のみを抜き出して加える事で、更なる不安感を演出している…という感じなんですが、宗教色は余りなく、あくまでマイナスの感情を伝えるための音楽…という雰囲気。

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RUSTING SUN ★★ (2013-09-28 09:28:43)

ドイツ産アヴァンギャルドブラック。
ODAL、ERHABENHEITのTaaken氏が在籍。

PESTILENTIAL SHADOWS-Depths ★★ (2013-09-24 19:12:57)

2011年発表の4th。

人脈的には、DROWNING THE LIGHTやAUSTERE、WOODS OF DESOLATIONなど鬱系寄りのバンドが多いようですが、ここで聴けるのは真性にして衒いのない、ごくオーソドックスなブラックメタル。部分的にミニマルで瞑想的な展開を取り入れつつも、基本的には黒いトレモロリフやブラストビート等、如何にもブラックらしい要素を絡めつつ、緩急付けて聴かせる、暗黒なドラマ性を感じさせる作風。

音質はフレーズは鮮明に聴き取れ、低音もある程度効いてエクストリームメタル然としつつも、ノイズ質をやや強調したような感じなんですが…これがなかなかに秀逸。不透明感を感じさせる音作りが、楽曲の陰影を更に濃くしている感じ。リバーブの掛かった、ドスの効いた絶叫ヴォーカルや邪悪なトレモロリフの音色とも相性バッチリ。聴きづらくなるほどノイズ質を強調せず
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PESTILENTIAL SHADOWS ★★ (2013-09-24 19:11:24)

オーストラリア産ブラックメタル。
DROWNING THE LIGHTなどのメンバーが絡んでいるバンド。

BLUTKLINGE-Call of the Blackened Woods ★★ (2013-09-24 19:06:32)

2007年発表の4曲入りEP。
…と言っても、現在流通しているEwiges Eis盤はボーナストラックが1曲入っていて、演奏時間は40分以上で、ボリュームはフル並。

作風としては、物悲しいメロディのトレモロやアルペジオ、非人間的なまでに歪み切った絶叫と嘆きを乗せた呻きを使い分けるヴォーカルを、一部ブラストを交えつつ基本スローなリズムに乗せて展開していく、鬱ブラックの典型と言えるような感じですが…。まず肝であるメロディが非常に秀逸。鬱や絶望よりも、涙腺を刺激するような悲哀の感情に満ちたようなメロディが、全編に渡って横行。

個人的には、実はストイックで地味なメロディよりも、こうした分かりやすく琴線に響くメロディの方が好みなんですよね。それを弾くギターの音色も、金属質なノイジーさを強調しながらも、耳に痛かったり変に人工的だったりという事のない、奥行きを感じさせ
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BLUTKLINGE ★★ (2013-09-24 19:05:07)

ドイツ産ブラック。
バンド名はドイツ語で「血の刃」らしいです。

HATS BARN-Voices of the Ultimate Possession ★★ (2013-09-23 10:03:26)

2012年発表の3rd。

なんとも恐ろしい…じゃなくて気合の入った(笑)経歴を持つバンドですが、音の方もある意味ストイックなプリブラですね。RAWな音質が悲壮感の込められたメロディの醸し出す物悲しいムードを更に掻き立てるプリミティブブラックという感じですが、篭もった、耳に痛いノイジーさとは異なる音作りから受ける印象は、最早「湿った」を通り越して「湿気った」とでも言いたくなりそう。

基本は悲壮な哀愁メロディのトレモロで攻めるパターン多めですが、「Conquering the Throne of God」を始め、所々でカビが生えそうな陰湿なメロディも見られ、そういったパートではMUTIILATIONに通じるような病的さも垣間見せてくれます。また、ヴォーカルはがなるだけでなく、時折ホイッスル音すら混じってるように聴こえる、箍の外れた高音絶叫を交えてくるタイプで、それ
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HATS BARN ★★ (2013-09-23 10:02:29)

フランス産プリミティブブラック。
墓荒しや違法な武器の所持で捕まった経験もあるらしいPsycho氏らによるバンド。

OMFALOS-Idiots Savants ★★ (2013-09-23 09:57:48)

2011年発表の1st。

ブラジル産のアヴァンギャルドブラックというプロフィール、オープニングの聴いてるだけで呪われそうなSEパートから、一体どんな音が飛び出すのかと思いましたが…時にクラシカル、時にメカニカルな感触を伝えるトレモロ、スラッシーに狂ったりメロウなメロディを弾いたりするギターソロなどを詰め込み、豪速マシンブラストに乗せてカオスに展開するインダストリアルブラックでかなり予想してたのと違う感じ。なんですけど、これはこれでかなり面白いです。

ブラス系のシンセを用いた壮大な雰囲気の演出、メロディアスなリードギターをフィーチャーしたドゥーミーなパート、アルペジオによるアトモスフェリックなパートなど、楽曲ごとに手を変え品を変え、様々な要素を9曲で26分という小品主義な構成のぶち込んでくる感じで、聴いてて「ちょっと落ち着け」とでも言いたくなります(笑)。ただ、
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SZRON-Death Camp Earth ★★★ (2013-09-22 09:43:45)

2012年発表の3rd。
ディスコグラフィを見ると、かなりの量のスプリットや音源集などをリリースしているようですが、オリジナルのフルとしては3枚目らしいですね。

4曲38分という大作主義なアルバム構成ですが、特に衒った部分などは無く、硬派なまでにプリミティブな魅力を追求した、これぞブラックの真髄とでも言いたくなる様なストレートな出音。寒々しさを感じさせるトレモロと、アングラな熱気を伝えるオールドスクールなリフを黄金比で混ぜつつ、緩急つけつつもストイックに展開していく、職人的とも言える作風。

特に「プリブラとしてのリフの音色・歪め方」にはかなり拘っているのではないでしょうか。サタニック、ミサンスロピックなどす黒さと、地下音楽特有の熱気を封じ込めつつ、しっかりフレーズの魅力を伝えるような音色に仕上がってると思う。凍てつくリフを伴う疾走も当然かっこいいですが、
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EQUINOXIO-By the Serpent and Will (for Those Who Chose Not to Serve But to Rule and Conquer) ★★ (2013-09-22 09:38:54)

2011年発表の2nd。

まるで機銃掃射のような、手数の多くブラストを多用するドラミングと、寒々しさよりもどこか妖艶さを感じさせるトレモロリフによるメロディで聴かせる、非常にブルータルなブラックメタルを展開。中南米産という言葉から連想されるようなダーティなアングラ感は余り無く、エクストリームメタルとして真っ当にハイクオリティな音で、音質もクリアで割と聴きやすい音。

メロディの妖しさとブルータリティで圧倒していく様にはちょっとNILEを思い出したりしましたが、こちらはヘヴィさよりも炸裂感を強調したような音作りになっている辺りがブラックらしいポイントでしょうか。また、時折裏返ったような悲鳴を上げるヴォーカルのやけくそ振りも特徴ですが…個人的には、少し素っ頓狂な感じがしてしまいこのパフォーマンスは今ひとつだと思う。グロウル気味の発声から持ち上げるように叫ぶところなん
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EQUINOXIO ★★ (2013-09-22 09:34:15)

パナマ産ブラック。
ライブメンバーにCHAOS INVOCATIONと繋がりのあるバンド。

ARVET-Aijna ★★★ (2013-09-21 10:36:26)

2011年発表の1st。

関連バンドのSATURNIAN MISTがなかなか良かったので手を出してみたんですが、こちらも別ベクトルで素晴らしい作品ですね。作風としては、北欧産らしい寒々しいトレモロを使いつつも、初期~中期DEATHSPELL OMEGAを思わせる不穏で妖しいメロディ、地縛霊のような呻きコーラスなども取り入れ、密教的で閉塞的なムードを色濃く漂わせる、プリミティブな質感の強いブラックメタル。

基本はプリミティブな閉塞感を重視した作風なんですが、疾走パートにおける乾いたドラムによる炸裂感、妖しげなミディアムを基調としながらも疾走も交えてくる、ドラマ性もある構成など、プリミティブ性を壊さない範囲で上手く「聴かせる」音に仕上げているのが素晴らしいですね。楽曲の質の高さ、かっこよさとアングラ性を上手く両立させている感じ。母国語でがなるヴォーカルの必死さ加減
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ARVET ★★ (2013-09-21 10:35:46)

フィンランド産ブラック。
元SATURNIAN MISTのNoxifer氏を始め、SATURNIAN MIST絡みの人脈が関るバンド。ちなみにバンド名はフィンランド語で「傷痕」らしいです。

SATURNIAN MIST-Gnostikoi Ha-Shaitan ★★★ (2013-09-21 10:32:06)

2011年発表の1st。

この2年ほど前に出たEP「Repellings」では刺々しいRAWブラックを演っていましたが、大分出音が変わった感じですね。デスメタル的なヘヴィさ、ブルータリティを取り入れ、よりエクストリームメタルとして直接的なビルドアップが図られた印象。結構メロウなギターソロも多かったりします。ただしBEHEMOTHを始め、HATEやRAVEN WOODSなど多くのバンドがブルデスに通じる音を出してるのに対し、このバンドの音はオールドスクールデスの禍々しさ、邪悪さが強調された音になっているように思います。

音質がクリアながら作り物っぽさを感じさせない、どす黒い靄に包まれるようなものであったり、楽曲によっては妖しげな女性ヴォーカル、神秘的なキーボードも用いられたりなど、ムード作りにはかなり拘っている感じ。ブックレットの凝り具合からも、オカルトなムード
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AETHERNAEUM-Wanderungen durch den Daemmerwald ★★★ (2013-09-16 12:50:16)

2013年発表の1st。

カテゴリーとしては、生のチェロやヴァイオリン等も使用し、フォーキーで仄暗い叙情性を込めたメロディを、アトモスフェリックな音像を醸し出す、心地良くノイジーなリフと展開のスパンが長めの構成、大作主義な作風で聴かせることで、丁寧に情景を描いていくアトモスフェリック・ブラック…という感じで、ドイツのバンドながらカスカディアン勢にも通じる、儚い叙情を感じる繊細な音を出してますね。

関連バンドのEWIGはブラックよりゴシックとして認識されているようですが、そういったバックグラウンドを持っているという事が、かなりプラスに働いているように思います。儚いだけでなく陰影の濃いメロディ、ナルシシズムを感じられる幽玄な低音クリーンなど、ゴシックの美意識が感じられる要素が、この音像の中にあって悉く耳を惹くんですよね。特に陰りのあるメロディの演出する、身を切るよ
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AETHERNAEUM ★★ (2013-09-16 12:46:50)

ドイツ産アトモスフェリック・ブラック。
EDEN WEINT IM GRABのメンバーが在籍。

ROOT ★★ (2013-09-14 11:55:00)

チェコ産ブラックメタルバンド。
80年代後半より活動を続け、9枚ものアルバムをリリースしている大ベテラン。

ROOT-Heritage of Satan ★★★ (2013-09-14 11:54:17)

2011年発表の9th。
一部楽曲で元MAYHEMのBlasphemer氏、BEHEMOTHのNergal氏、WATAINのErik氏がゲスト参加。…なんなんだこの私得なメンツは(笑)。そりゃ、バンドの評判とも相俟ってレジに持って行きたくなりますよね(笑)。

ブラックメタルシーンでも古株かつ熱狂的な支持を受けるバンド、しかし現在はある程度ブラックから距離を置いた音を出している…という情報から、期待しつつ不安もあったんですが…これは買って良かったですね。確かに典型的なブラックとは言えない音ですけど、ダークでサタニックなメタルである事に変わりはなく、私的にはかなり好みの作風なんですよね。

楽曲によっては、空気を澱ませるような邪悪なトレモロリフや、暴虐さをダイレクトに伝えるブラストビート等、ブラック的な音も出していますが…基本的には正統なメタルのグルーヴやダイ
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POSTHUM-Lights Out ★★★ (2013-09-13 22:47:50)

2012年発表の2nd。
着々と良いバンドを獲得するIndie Recordingsに移籍してのリリース。

前作でも一部に温かみを感じさせるような、儚いメロディを使ったパートはありましたが、今作ではその路線を大分押し進め、一般的なブラックメタルとはやや異なる、幻想的なムードも重視した、一歩進んだような作風になった感じですね。リフもシューゲイザー的とは言わないまでも、包み込むような感触がどこかに感じられるような、より音色に拘った音作りが成されているように思います。

ただ、ブラックの感性から離れたポストブラック勢と比較すると、バンドサウンドのダイナミズムも同時に重視してくれている辺りが、私好みで良いんですよね(笑)。個人的には現在のENSLAVEDの路線をちょっとだけオーソドックス寄りにしたような、プログレッシブな雰囲気を感じたり。ヴォーカルのエッジを引き伸
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RAHVIRA (ՌԱՀՎԻՐԱ)-Rahvira. Part 1 (Ռահվիրա. մաս 1 - Կոչ Արյաց) ★★ (2013-09-13 22:44:44)

2010年発表の1st。

アルメニア語のフォントが醸し出す不可思議な雰囲気、ジャケのブラックメタルっぽくない図形的アートワークに惹かれ、アヴァンギャルドなものを期待して購入。おそらくポップな方向に行ってからのWHEN meetsブラックメタルみたいな感じだろうな…とジャケから予想していたんですが、まさかのペイガンブラック、それもかなりまともな作りの作風で驚きました。

作風としては、初期NOKTURNAL MORTUMを派手さを2ランクダウン、哀愁を1ランクアップさせたかのような民族要素の濃いメロディを、トレモロリフや時々泣きのギターソロに乗せ、ミッドテンポ中心でお届けする叙情的ペイガンブラック…と行った感じでしょうか。RAWながら耳に痛くない、適度にアングラ臭を醸し出すプロダクションもあり、落ち着いて聴ける音。

どうもこのバンドはNS的な思想を持
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RAHVIRA (ՌԱՀՎԻՐԱ) ★★ (2013-09-13 22:43:43)

アルメニア産ペイガンブラック。
流石にアルメニア語のフォントは見ても全く分かりません…(笑)

APOLOKIA-Kathaarian Vortex ★★ (2013-09-12 23:25:21)

2013年発表の1st。
しかしMy Kingdom Musicもマニアックなバンドと契約しましたね…。

よくプリミティブブラックの、高音域を殊更に強調したノイジーな音作りを「シャーシャー」という擬音で表す事がありますが、その極北な音を出している作品。プリミティブ系でもトップクラスに耳に痛い音だったULVER「Nattens Madrigal」アルバムの音質を更に尖らせたような、錐で鼓膜を突き刺すような超極悪プリミティブブラック。20年近くやっててこの音というのだから恐れ入ります(笑)。

ギターの、音量を下げても耳に優しくならない鋭くノイジーな音に隠れて、呪詛系のヴォーカルやベースとドラムが混じった低音が漏れ聴こえてくる様な、この手でも極端な作風。しかも叙情的なメロディで聴かせてくれたULVERと異なり、こちらはメロディもヒリ付いた感じで徹底してます。し
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