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DORNENREICH-In Luft geritzt
DRAGGED INTO SUNLIGHT-Hatred for Mankind
DRAGON GUARDIAN
DRAGON GUARDIAN
DRAGON GUARDIAN
DRAGON GUARDIAN
DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン
DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン-いざ! 旅立ち
DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン-ダリア城
DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン-遠い掌
DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン-我らが嘆きのカルミア
DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン-聖と邪の決戦
DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン-魔法の書
DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン-~序幕~
DRAGON GUARDIAN-遥かなる契り
DRAGON GUARDIAN-遥かなる契り-アルネシアの戦い
DRAGON GUARDIAN-遥かなる契り-圧政の指揮者
DRAGON GUARDIAN-遥かなる契り-紅き契約
DRAGON GUARDIAN-遥かなる契り-神話
DRAGON GUARDIAN-遥かなる契り-天空城マナ
DRAGONLORD-Rapture
DRAKONHAIL-...Des Ailes...
DRAMA
DRAMA-Winds Choir Opera
DRAPSNATT-Hymner till undergången
DRAUGEN-AMONG THE LONELY SHADES
DRAUGNIM-Northwind's Ire
DRAUTRAN-Throne of the Depths
DREAM SYMPHONYシリーズ-The Idolm@ster Dream Symphony 02 秋月涼-DAZZLING WORLD (M@STER VERSION)
DREAM SYMPHONYシリーズ-The Idolm@ster Dream Symphony 02 秋月涼-ヒミツの珊瑚礁
DREAM SYMPHONYシリーズ-The Idolm@ster Dream Symphony 03 日高愛-ALIVE (M@STER VERSION)
DREAM SYMPHONYシリーズ-The Idolm@ster Dream Symphony 03 日高愛-GO MY WAY!! (M@STER VERSION)
DROHTNUNG
DROHTNUNG-Drohtnung
DROPの小屋。-東方バロック紀行
DROPの小屋。-東方幻想奇談 闇色硝子 (feat. 葉月ゆら)-愚者に創られた闇の娘
DROPの小屋。-東方幻想奇談 闇色硝子 (feat. 葉月ゆら)-憂い沼に咲く享楽の蓮
DROPの小屋。-東方幻想奇談 闇色硝子 (feat. 葉月ゆら)-恋の雪夜
DROUGHT-Rudra Bhakti
DROWNING THE LIGHT-Through the Noose of Existance
DROWNING THE LIGHT-Through the Noose of Existance-Echoes of My Demise
DROWNING THE LIGHT-Through the Noose of Existance-Through the Noose of Existance
DRUDKH-Estrangement
DUM SPIRO SPERO
DUM SPIRO SPERO-DIFFERENT SENSE
DUNCAN EVANS-Lodestone
DUSK (HUNGARY)-Deathgate
DUSKEN
DUSKEN-ΠΥΡΙΜΑΝΗΣ (pyrimanes)
DUX-Vintras

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DORNENREICH-In Luft geritzt ★★ (2010-12-15 12:42:40)

2008年発表の6th。

このバンド、以前はブラックだったらしいですが、本作はほとんどメディエバル/ネオフォークになってますね。アコギの伴奏をベースに、ストリングスの民族的メロディが乗るスタイルで、ブラックメタルの要素は囁きとがなりの中間のようなヴォーカルと、民族的メロディを使っていても全く明るくならない、仄暗い世界観くらいなものでしょうか。

こう書くと地味目な音を想像されるかもしれませんが、アコギの演奏がなかなかにダイナミックかつ場面変化に富んだもので、ストリングスも風を切るような、痛切な泣きメロを奏でているので、意外にもドラマティックな仕上がりになっていると思う。それでいてムード自体は、湿った森に独りでいるかのような、ダークなものなのが素敵です。

ちなみに、初回盤ということでボーナスで、インスト版のディスクが付いてきましたが…再生してみると、
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DRAGGED INTO SUNLIGHT-Hatred for Mankind ★★★ (2011-07-12 21:21:47)

2009年発表の1st。

これはかなり面白くてカオスなアルバムですね。
ノイジーな音質に時折トレモロリフを絡める音の聴き心地は、ほぼプリミティブ・ブラックに近いものがありますが、最近お約束のノイズ・ダークアンビエント要素を始めとして、デスメタル的なブルータリティ、スラッジ・ドゥーム的なリフの引き摺り感など、様々な要素を取り込んで、質量感すら感じられるどす黒い混沌が辺りを包むような、カオティックでアヴァンギャルドなスタイルに仕上がってます。

しかも、それらの要素の取り込み方が、半端なくセンスが良いんですよね…例えばハードコアの炸裂感と、スラッジの引き摺り感を掛け合わせたようなパートでは、健全さの全く感じられない、黒い爆発力が生まれてますし、ヴォーカルのデスメタル的なグロウルは、聴き手の耳に暴力的にカオスな世界観を叩き込んでくれます。こうした高い曲作りのセン
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DRAGON GUARDIAN ★★ (2008-04-09 23:21:00)

このユニット、DISK UNIONメタル館(御茶ノ水だったかな?)の
週間ランキングか何かで一位になったり、結構話題になっているようですね。
もちろん値段の安さや物珍しさ、悶絶メタルさんでのプッシュなどの諸要素も
あるんでしょうけど、私は実力もあるからだと思いますね。
例えば音質やヴォーカルの歌唱力、使用楽器などこれから伸びる余地が幾らでも
あるにもかかわらず、現時点で有名なメロスピバンドと比べて何ら魅力で劣って
いないというのが凄い(思いっきり主観ですけど)。
特に歌メロや、バックにもクサメロを配するセンスは、海外の一流のメロスピ
バンドにも匹敵するんじゃないでしょうか…いや、歌メロは勝ってすらいるかも。
本当に日本のクサメタルの代名詞的存在になってしまったりして…。

DRAGON GUARDIAN ★★ (2008-08-20 07:11:00)

今回、めっちゃスケールアップしてるのに値段はあんまり変わりませんね。
ちゃんと儲けが出てるのか、ちょっと心配かも(笑)。

DRAGON GUARDIAN ★★ (2009-03-22 21:06:00)

3rdのヴォーカル、Fukiさんが演るってマジですか!?
1stでは歌唱力、2ndでは親しみやすさの面で多少物足りなさが
残ってたんですが、その両方を高いレベルで持ってる彼女がヴォーカルとは…。
俄然楽しみになってきました。

DRAGON GUARDIAN ★★ (2009-03-31 18:18:00)

>ホイラシキレアさん
ホイラシキレアさんの書き込み見るまで知りませんでした…
情報ありがとうございます。速攻で買ってきました(笑)。

DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン ★★ (2008-01-07 15:47:00)

2007年発表の1st。
良く参考にしているメタルレビューサイト「悶絶メタルのページ」で大々的に紹介されてて
私もそれで知りました。ちなみに、ライナーも同サイトの管理人さんによるものですが、
かなり共感できるので必読。やっぱり音楽を含む全ての芸術が人の目を気にするようになって、
自己満足性を失ったとしたら、音楽ファンとしてこれほどつまらないことは無いですよ…。
このバンドの音楽性を一言で表すなら、RHAPSODYのシンフォRPGメタルにSOUND HORIZONの
女性ヴォーカルによる歌謡的メロディと語りをぶち込んで更にクサく仕上げた感じでしょうか。
語りは正直言ってファンタジー系RPG大好きな私でも恥ずかしくなるくらいですが、
この世界観を表現するためには必要なのかもしれませんね。
私はメロスピも幾つか聴いてきたんですが、どのバンド
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DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン-いざ! 旅立ち ★★ (2008-02-06 23:44:12)

この曲を聴いていると、メロ自体やアレンジだけでなく、歌詞にもクサさを表現するセンスがあるのが感じられますね。「♪魔女との闘いに敗れて~」が良いアクセントになって、更にメロディの劇的さをアップさせてます。
この曲で新しい人物が登場し、歌パートでは媚び声に聴こえてしまうのは残念ですが、ちゃんと別人の声になってるのは流石。この演技力は保ったまま、こういう演技しながら歌っても媚びに聴こえないような歌唱力の高さを身に付けたら、最早誰にも止められなくなってしまうのでは…。

DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン-ダリア城 ★★ (2008-01-07 15:52:31)

ライナーでブラック宣言してるので、「これはクサ歌謡シンフォとARKHA SVA並のメロウなトレモロが融合してしまうのか!?」と期待するも、ブラック要素はブラストくらいでギターはブラックっぽくないのでちょっとガッカリ…。
とは言え、やりすぎなクサメロ、クサ展開は充分すぎる程味わえます。

DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン-遠い掌 ★★ (2008-01-20 23:29:58)

ラジオとかでオンエアしたら、本当にかなりの求心力を得てしまいそうな曲。主人公の心情を描いたものなので、語りや過剰演技しながらの歌が無くて一番一般受けしそう。メロディも最も歌謡曲に近く、個人的にはTUBEの「純情」が頭をよぎります(笑)

DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン-我らが嘆きのカルミア ★★★ (2008-01-17 01:16:58)

台詞があんまりにも恥ずかったり、サビの最高音でヴォーカルがめっちゃ辛そうだったりしてますが、そんなものはこのメロディの前ではただ無力!!X JAPANのDahliaを思わせる飛翔感がありながら、更にクサイメロディ…特にサビ後半で更にキーボードが絡んでくる所なんて、本当にカルミアの島民になって、リアルに郷愁を感じてるかのような気分に…

DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン-聖と邪の決戦 ★★ (2008-02-06 23:55:32)

私は語りは有っても無くてもいいと思ってる派なんですが、この曲の魔女の台詞はちょっとかっこいいと思ってしまった…すっかり彼等のペースに乗せられてるかも(笑)。間奏パート、ほんとに決戦してますが、場面を盛り上げつつ曲としてもしっかりかっこいいものにする編曲能力の高さが凄い。
…っていうか、CDのプレイボタン押してから、この曲が終わるまで一曲たりとて歌メロが印象に残らない曲がないのも凄い。これならゲームオーバーにならずに(笑)聴かせきってしまえるのでは。

DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン-魔法の書 ★★★ (2008-02-06 23:49:46)

歌メロの合間に入るフレーズといい、ソロといい、メタリックな音へのピアノの乗せ方はYoshikiにも通じるセンスを感じます。Aメロなんて、歌い方が例の媚びっぽい声で思いっきり私の苦手な声だし、明らかにフィクションの世界観なのに、子供が悲しみを押さえて無理して明るく歌ってるように思えてきて、リアルに目頭が熱くなってしまったり…。

DRAGON GUARDIAN-聖邪のドラゴン-~序幕~ ★★ (2008-01-17 01:20:52)

オープニングのインストですが、既にこの時点で鼻が曲がる通り越して鼻血吹きそうなレベルのクサさの悶絶メロディ!ああ、堪らない(笑)。でもSEの鳥の鳴き声は、サンプリングな音色丸出しでちょっと笑えるかも。

DRAGON GUARDIAN-遥かなる契り ★★ (2008-08-19 21:38:00)

2008年発表の個人的に大期待してた2nd。
どの位期待してたかというと…入荷の3日くらい前からDISK UNIONや同人音楽を
取り扱ってる店を毎日覗いて、入荷されてるかチェックしてたくらい(笑)。
シンフォなメロスピを軸に歌謡曲/アニメソング的な歌メロ、SOUND HORIZON的な語り、
RPG的な世界観のコンセプトを取り入れたスタイルは前作同様ですが、今作では音質や演奏、
ヴォーカルの歌唱力など、メタルとしての根本的な部分を大幅に強化した感じですね。
今作でヴォーカルを取るMyrthaさんの声は、メタリックに歌ってるときの(陰陽座の)
黒猫さんに近いものがあるかもしれません。
こうした要素によって、メロのクサさにかまけてリフやオブリを疎かにしないという美点が
前作よりも更に際立ったように思います。特に「圧政の指揮者」のキーボー
…続き

DRAGON GUARDIAN-遥かなる契り-アルネシアの戦い ★★★ (2008-08-22 18:49:13)

「何!?聖剣が光って眩しい!!」
ヴァイキングハーモニーのトレモロリフや笛による民族がかったメロなど、本当に北欧のヴァイキングメタルっぽい…いや、それを煮詰めて更にクサくしたかのようなパートが実に素晴らしい。このバンド、メロスピに歌謡曲的なメロディが乗る所に衝撃があると思うのに、この曲や「圧政の指揮者」などは演奏だけ聴いていても充分悶絶出来る。これで一度聴いたら頭から離れなくなるようなクドくて甘ったるい歌メロがあれば完璧だと思う。
ただ、上の台詞は思わず笑ってしまいましたが…聖剣の癖に「追加効果:暗闇」みたいな搦め手を使ってくるとは…(笑)

DRAGON GUARDIAN-遥かなる契り-圧政の指揮者 ★★★ (2008-08-21 21:05:23)

本人も自信を持ってるみたいですが、確かにこれは今まで出た二枚では最高の曲かもしれない…10分を超える大作ながら、大作にありがちな反復の多用やプログレ要素の導入などに頼らず、超ドラマティックなシンフォニックメロスピで通しているのが凄い。特に語りの後、CDコンポをイコンに見立てて崇めたくなるような(笑)パートから超クサいキーボードメロで疾走、ダークなリフで落とし込む展開は「ああ、才能って美しいなぁ…」とか思ってしまいました。
でも、折角帝国の内情についての曲なんだし、君主は王じゃなくて皇帝が良かったなあ…EMPERORファンとしては。ってどうでもいいですね(笑)。

DRAGON GUARDIAN-遥かなる契り-紅き契約 ★★★ (2008-08-21 21:11:39)

これ、前作を聴き込んだ人ほど成長振りに驚くんじゃないでしょうか…台詞とか抜いたら、音質、演奏、メロディどこを切ってもB級要素とか無いですもん。ヴォーカルのメロディもアルバムで一番良いと思いますし、これは「悶絶という言葉すら生温い!!」(陰陽座の某アルバムのコピーのパクり)。
でもシルフィーユさん「儂を誰だと思っている。まあよい、さあ我に乗れ」って…一人称くらい統一してください(笑)。

DRAGON GUARDIAN-遥かなる契り-神話 ★★ (2008-08-22 18:53:06)

解説ではポップとか言ってますけど、あれはジョークでしょう(笑)
イントロからガチで疾走です。ただ、メロディもこの作品の中では分かりやすいし、語りもマイルドに抑えられてるしで、今まで興味なかった人でも取り込めそうな間口の広さがあると思います。
でもシルフィーユの過去話…よくあんな事して暴動とか起こらなかったなぁ…。っていうか、よく隠蔽できたと思う。

DRAGON GUARDIAN-遥かなる契り-天空城マナ ★★ (2008-08-21 21:19:52)

冒頭のメタルサウンドが一瞬止んで視界が開けるような展開、竜に乗った主人公が帝国空軍の攻撃をかいくぐり、目の前に天空城が現れたようなシーンがありありと浮かぶなあ…。勇者アーサーさんってシーンに合わせて音を作るのが上手いと思う。台詞の演じ分けも上手く、マナの台詞パートは小人の老人の精霊が語ってそうな雰囲気がありますね。
でも歌メロは正直微妙かな…「歌謡曲/アニソンと比べても際立って」ではなく、「メロスピにしては」クサい歌メロになっちゃってる気がする。これだったらツボに嵌まったときの陰陽座の歌メロ(妖花忍法帖とか)の方がよっぽどクサい。クサさに特化してくれるバンドだと思ってただけにちょっと肩透かし感は否めないですね…。

DRAGONLORD-Rapture ★★ (2011-06-02 23:16:20)

2001年発表の1st。

このバンドはTESTAMENTのメンバーのプロジェクトと言う事で有名らしいですが、そのバックグラウンドの影響なのか、かなりスラッシュ色の強いシンフォニック・ブラックを演ってますね。キーボードを取り去ったら、メロブラよりもデス声のスラッシュに聞こえそうなくらい、ギターの刻みが厚い音作り。疾走感とも相俟って、厚いバンドサウンドが流星で、キーボードの尾を引いているようなイメージ。

個人的には、スラッシュ色の強いギターワーク+クラシカルなキーボードという組み合わせは、「鬼女」期のCOFを思い起こさせたり。特に3曲目、「Cruelty Brought Thee Orchid」のDRAGONLORD版にも聞こえますし。イントロのホイッスル音交えた絶叫とかタメた後にブラストに美しいメロディ乗せる展開とか、確実に意識してると思う。ただ、こっちは当時の
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DRAKONHAIL-...Des Ailes... ★★ (2014-01-04 11:01:57)

2011年発表の1st。

ポストPESTE NOIREの第一候補とでも言うべき、個性的で素晴らしいなブラックを演っていたSALE FRUEXのDunkel氏による独りブラックと言うことで、こちらも購入しましたが…SALE FRUEXとは全く違うアプローチの鬱ブラックですね。2枚組に渡る長尺かつミニマルな構成、ジト付いたネガティブなメロディに覆われた楽曲、ほぼノイズと化した絶叫など、多くのディプレッシブブラックの持つ特徴を殊更に強調したような路線。

鬱系の中でもミニマリズムの強い音で、時折アルペジオを挟んだりする以外は、基本的に弱々しく鳴り響くギターノイズと、うっすらと包むキーボードによる淡く灰色なヴェールに包まれた、鬱々しい音がひたすらに続く展開。雪原を当てもなく延々と彷徨っているような、寄る辺のない雰囲気は出てるし、初期~中期BURZUM風の絶叫も痛々しくて
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DRAMA ★★ (2011-09-18 21:39:00)

ロシア産メロディック・ブラック。
何気にロシアのブラックメタルバンドってレアな気がします。

DRAMA-Winds Choir Opera ★★★ (2011-09-18 21:34:08)

2005年発表の1st。

SATYRICONのトリビュートアルバムで、名曲「Mother North」の担当を任された事でも有名な彼らですが、まさしくその頃の、正統メロブラだった頃のSATYRICONの路線を引き継ぐかのような、トレモロ満載のメロディック・ブラックですね。

聴かせどころはしっかり氷の礫が交じった風が吹き荒れるような、トレモロとブラストの絡みで聴かせつつ、適度に刻みも交えて苛烈さを表現するスタイル。2000年代の作品ですが、音質は当時のノルウェー産ブラック大御所と比較してもやや荒め。ですが、この荒さが曲の「苛烈さ」を際立てていて、悪くないんですよね。

個人的には、メロブラでもやはりDISSECTIONやNECROPHOBICなどのスウェーデン産のバンドよりも、やはりSATYRICONに近い音だと思う。これだけ刻みを多用しているのに、
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DRAPSNATT-Hymner till undergången ★★ (2011-06-07 18:37:11)

2010年発表の2nd。

狂犬病に罹った犬が水を恐れるような、情けなく裏返るまで絶叫するヴォーカルや、身を切るような悲壮感に満ち満ちたトレモロリフ、シャーシャー系のギターが音を埋める意図的にややローファイにしてある音作りなどは、ディプレッシブ・ブラックのテンプレートに沿っているとも言えますが…このバンドは単なる「上モノ」に留まらない、キーボードを展開の中心に絡めてくる点がかなり個性的ですね。

まず、主にピアノの音色で挿入される、メロディ自体が他の鬱系とは一線を画す感じ。フォーク/トラッドの影響があるようですが、単に暗い・悲しいというより、ドラマや演劇の悲劇的な場面で挿入されるような、シアトリカルな感覚が強いメロなんですよね。重厚な悲壮感を演出するアトモスフェリック系の音色とも相俟って、鬱ブラックとしては破格のドラマ性のある音になってると思う。


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DRAUGEN-AMONG THE LONELY SHADES ★★★ (2012-04-27 22:21:36)

2011年発表の1st。

これはかなり良いですね。
どこかゴシック的な重厚さも感じるミディアムパートと、ブラックらしい疾走を組み合わせたメロブラで、時々疾走が唐突と思わなくもないですが、かなりドラマティックな仕上がり。トレモロリフを前面に出してくるパートが多いんですが、このトレモロがDARK FUNERALやNAGLFAR並に印象に残る使われ方で、メロディックなものが好きなブラッカーのツボを確実に突きに来てる感じ。DARK FUNERALと比べるとこちらの方が邪悪さは譲るものの、儚さや美しさが強い印象。

また、音像の方も結構独特な作りですよね。リフのディストーションの音色の粒が硬質な感じというか、奥行きを感じるような音色になっていて、聴いていて非常に心地良い。この音作りの中に浮き上がったように聴こえるミックスのトレモロが挿入されると、メロブラ好きならそれ
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DRAUGNIM-Northwind's Ire ★★★ (2011-10-15 00:05:53)

2008年発表の1st。

このバンドはペイガンブラックとして認知されているようですが、出音の方は笛や民族楽器を使うタイプではなく、厚いバンドサウンドをバックにギターやアトモスフェリックなキーボード、勇壮なクワイアなどがトラッド色の強めな、壮大なスケールのメロディを奏でるスタイルで、どちらかというとシンフォ系に近い感触ですね。

ただし、刻みを多用したギターリフはやや辛口なノイジーさなので、作風の割には取っ付きにくさを感じる方もいるかもしれません。私はこのややノイジーで厚いバンドサウンドが、眼前に岩壁が聳え立っているかのようなスケールを感じさせてくれるので、作風に合った音質だと思ってますが。この音色だからこそ、メロディの美しさが際立っている感じがします。

このバンドも、メロディのセンスがほんと素晴らしいと思う。
お祭り系のような派手さこそないも
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DRAUTRAN-Throne of the Depths ★★ (2011-09-07 18:17:16)

2007年発表の1st。

クレジットを見ると、ヴォーカリストが二人いたので、ソプラノでも入れてるのかと思いましたが…実際は裏返り気味の悲鳴と、がなり系の2種類のデス声が掛け合いのような事をやっていて超カオス。それが荒れ狂うドラミングと、それに合わせて暴れる刻みリフに乗ると、最早パニックの様相を呈してきてますね…。

そこに寒々しいキーまで重なるので、見えてくる情景は、まるで世界の終末のよう。リフが荒い刻みから、メロウなトレモロにシフトすると、今度は終末観の中で諦念が漂うようなムードに…そんな展開をみせるシンフォニックブラック。

ドラムが平たい音で、キーとギターノイズがバンドの音を包み込む音像は、メタルとしては微妙でもブラックとしては素晴らしい。この音じゃないと、このカオスでパニックな感じは出せないと思う。今までの文章だと、おそらくとっ散らかった音を
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DREAM SYMPHONYシリーズ-The Idolm@ster Dream Symphony 02 秋月涼-DAZZLING WORLD (M@STER VERSION) ★★★ (2010-10-16 23:07:42)

胸に響くような、強めのキックと、それに絡むリズミックなピアノが
聴いていて心地よいですね。メロディも淡白に見せかけて、
「♪いつか二人は~」からしっかり期待に応える盛り上がりを見せてくれるのが素晴らしい。

DREAM SYMPHONYシリーズ-The Idolm@ster Dream Symphony 02 秋月涼-ヒミツの珊瑚礁 ★★ (2010-10-16 23:08:30)

う~ん…符割りが複雑(しかもキー高め)で、難しそうな割には
メロが淡白に聞こえる…。ただ、アレンジは一級品ですね。
「浮き立つような」だとか「溌溂とした」とかの形容を
付けたくなるようなテンション。私的には、星が飛び散ってる
エフェクトが付いてるイメージの曲です(笑)。

DREAM SYMPHONYシリーズ-The Idolm@ster Dream Symphony 03 日高愛-ALIVE (M@STER VERSION) ★★★ (2010-10-16 23:10:08)

「隣に…」と同系統の、壮大な世界観を持つバラード。
初めて聴いたときに浮かんできた単語が「人生」でした(笑)。
一瞬陰りの表情を見せた後、光が差し、サビで視界が開けるような
構成が非常に劇的。他の曲のパワーで押し切るようなテンションの
高さを先に聞いていると、サビでのソウルフルな歌声に驚かされます。

DREAM SYMPHONYシリーズ-The Idolm@ster Dream Symphony 03 日高愛-GO MY WAY!! (M@STER VERSION) ★★★ (2010-10-16 23:10:43)

この曲も色々な人が歌ってますが、これが一番個性的かも。
「♪行ってみましょ↑↑」とか、「ラッキィ!!」とか、元気が
有り余ってしょうがないって感じ。やっぱり、歌でキャラ付け
出来るっていうのはいいですよね。聴いてて、なんか微笑ましいです。

DROHTNUNG ★★ (2013-06-28 21:12:39)

オーストラリア産鬱ブラック。
DROWING THE LIGHTやWOODS OF DESOLATIONへのゲスト参加の経験も持つOld氏による独りバンド。去年Misanthropic Artから1枚目のアルバムを出しています。

DROHTNUNG-Drohtnung ★★ (2013-06-28 21:13:35)

2012年発表の1st。

作風的には、ノイズと鬱ブラックを掛け合わせた…という感じですが、聴き手のイマジネーションを刺激するノイズと、聴き手を絶望のどん底に叩き込む鬱ブラックの相性は悪いはずもなく、正に負の連鎖という感じのネガティブ極まりない音になってますね…。最早悲壮感とか通り越してて、霊的な何かを感じる音。一言で言うなら「霊界ラジオ」。

ノイズが聴き手の耳を聾しながら空気を揺らし、そこに鬱ブラック特有の気が滅入るメロディを垂れ流して出来る音像は、まるで霊界に向けて発信される電波のよう。ガシャガシャいうドラムも、ヴォーカルの気が触れたような絶叫も、霊障の一部としか思えなくなってきますもん。ゆるゆるとノイズを垂れ流しながら展開する4曲目のアンビエントも、素晴らしいまでの墓場っぷり。

ちなみにラストの曲ではDROWING THE LIGHTのAzg
…続き

DROPの小屋。-東方バロック紀行 ★★ (2010-10-13 21:58:12)

東方/上海アリス幻樂団のバロック/民族調インストアレンジ。2009年発表。

私の好きな「廃獄ララバイ」と「少女さとり」のアレンジがあった事と、裏ジャケが
ボストンバッグを持った東方キャラの絵で、旅情に溢れる音が期待できそうだった事から
購入したんですが、これは当たりですよ。元々バロックっぽいメロの雰囲気を更に強めた
「ローゼンさとりん(少女さとり)」も、夕焼けが浮かぶような一抹の寂しさが漂う
「夕凪輪廻(廃獄ララバイ)」もメロの良さを上手く活かしてると思う。

「天地神明(恋色マスタースパーク)」「静寂の森(U.N.オーエンは彼女なのか)」も、
このメロからこういう情景を引き出すか、と思えて面白いし、かなりお気に入りの作品。
東方で異国情緒ある民族インストアレンジなら、グーシャンダグーの「e-Lfingate」もお勧め。

DROPの小屋。-東方幻想奇談 闇色硝子 (feat. 葉月ゆら)-愚者に創られた闇の娘 ★★★ (2010-10-13 22:02:47)

原曲は「少女さとり~3rd eye」。
葉月さんとこのりさんのデュエット曲なんですが、とにかくこのり氏の歌声のインパクトが絶大。
明らかに声楽が基礎と思われるオペラティックな、堂々とした歌い上げですが、その圧倒的な
歌唱力を用いてV系的なおどろおどろしさを表現している感じ。特にラスト付近、マイクが
イカレそうな声量で、割れ気味に歌う彼の声は狂気的と言う表現すら生温いと思う。
歌詞はホムンクルスと創造主についてでしょうか。原作全く関係無いです(笑)。

DROPの小屋。-東方幻想奇談 闇色硝子 (feat. 葉月ゆら)-憂い沼に咲く享楽の蓮 ★★★ (2010-10-13 22:04:55)

原曲は「緑眼のジェラシー」。
この曲もこのりさんの歌声が衝撃的。男声の裏声、いわゆるカウンターテナーなんですが、
高音の出方が凄く綺麗で、それだけでうっとり出来る。後半、熱くなってきた所なんて
メタルのハイトーンっぽくも聴こえるし(笑)。やっぱり、クラシックの素養があって
ロックに理解がある人は強い。葉月さんも声楽的美声を聴かせてくれる箇所があり、やはり
上手いヴォーカリストだな…と思わされます。

DROPの小屋。-東方幻想奇談 闇色硝子 (feat. 葉月ゆら)-恋の雪夜 ★★★ (2010-10-13 22:03:54)

原曲は「明治17年の上海アリス」。
キラ星ヒカル氏とのユニット、ROSES EPICURIANではブラームスのハンガリア舞曲第5番の、
明らかに歌が乗ることを想定していない、譜割りの細かいメロディを歌いきった実力者である
葉月ゆらさんの味を引き出す、細やかなメロディ。やっぱり彼女の声は、こういう複雑な
メロでこそ活きると思う。特にサビはALI PROJECTもびっくりな早口&クサっ振りです。

DROUGHT-Rudra Bhakti ★★ (2017-09-17 12:30:41)

2016年発表のEP。
おそらくバンドとしては初の音源かつ、正体を明かしていないバンドながら、Avangarde Musicからのリリースという快挙。

作品タイトルや曲名からはヒンドゥー教をテーマにしていることが伺えますが、あからさまに中近東系のメロディを取り入れたりなどは殆どなく、深遠なダークアンビエントと、ノイジーなリフの中で蠢くようなバンドサウンドを見せつける、儀式的なムードの漂うブラックメタル。

アルバムタイトルは「干ばつ」の意味ですが、確かにメロディには北欧的な土着性や寒々しさというよりは、乾いた狂気のようなものが感じられる気がします。それが前述したような深遠さと合わさると、プリミティブながらどこかサイケデリックな感触も覚えます。雰囲気的な面では、DEATHSPELL OMEGAの「Drought」アルバムから多少なりとも影響を受けているのかな
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DROWNING THE LIGHT-Through the Noose of Existance ★★ (2009-01-20 19:26:00)

2007年発表の3rd。
ジャケ、バンドロゴ、使用フォントからしてアングラブラック丸出しですね(笑)。ブックレットに歌詞を載せず、代わりにステイトメントを載せてるのもこの手にありがち(笑)。

路線的には、演奏時間の大半をスローパートに割くリズムに、トレモロリフやキーボードによる哀メロを乗せた演奏を、ギターノイズが淡く覆う、鬱ブラックそのものという作風ですが…発狂系のヴォーカルが多いこの手のバンドの中でも、頭一つ抜けて感情の篭もったヴォーカルが最大の特徴。この人、レコーディング時に水子の霊にでも憑依されてたんじゃないでしょうか(笑)。

絶叫自体も凄まじいんですが、叫ぶたびにいちいち語尾が泣き声になってて、聴いてて段々可哀想な気分になってくるんですが…よく心霊番組とかで、霊に取り憑かれて泣き叫ぶ人がいますが、ああいう声とブラックの絶叫を混ぜた感じ。膜が掛かっ
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DROWNING THE LIGHT-Through the Noose of Existance-Echoes of My Demise ★★★ (2009-01-20 19:28:48)

メロディはヴォーカルを鎮めようとしているような部分もありますが、当のヴォーカル本人はそれさえも危害に感じているようなささくれ立った雰囲気。っていうかヴォーカル、「嫌だぁ…」って言ってません(笑)?

DROWNING THE LIGHT-Through the Noose of Existance-Through the Noose of Existance ★★★ (2009-01-20 19:27:46)

この曲聴いてたら、裏ジャケが三途の河に思えてきた…

DRUDKH-Estrangement ★★ (2008-05-06 18:07:00)

2007年発表の6th。
私はこれしか持ってないですけど、02年結成でもう6作目になるんですね…。VINTERRIKETやSTRIBORG程ではないですが、結構多作。

音楽を聴いていると、音楽を聴いていることを一瞬忘れて、その音に込められた情景に対峙しているような気持ちになる事ってありますよね。そういう感覚って、VINTERRIKETやXASTHURなどのアトモスフェリックなバンドや、近年のULVERやMANESのような前衛的なバンド、プリミティブ系全般のような陶酔感志向の強いバンドなどに顕著ですが、このバンドはメロディを丁寧に折り合わせてそういう感覚を味あわせてくれます。

トレモロリフやアコギ、剰え長いギターソロまで入ったサウンドで、そこに込められたメロディは実に繊細。この前に「Anti-Urban」というタイトルのEPを出したり、自然の情景をアートワ
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DUM SPIRO SPERO ★★★ (2011-08-05 22:36:33)

個人的な印象では、「前作を超えた作品」ではなく、前作とは異なる方向を向き、かつ前作よりも深い位置に行ってくれた作品という感じですね。

前作は、「どす黒い靄に包まれるような音で、聴き込むうちにその靄が聴き手の中で形を成していくような作品」というイメージだったんですが、今作を初めて聴いたときは「神や魔のような、自分の感覚を超えた超常的ななにかが、遠くに存在する気配がする」というイメージでした。つまり、前作では最初から音に対して「当事者」として接する事が出来た感じでしたが、今回は行き過ぎてて最初は(物凄い作品である事は分かるけど)何がなんだか…というでしたね(笑)。

前作では演奏にしろヴォーカルワークにしろ、直接的に攻撃性や叙情性を描く場面も多かった感じですが、今作は全ての音が1つの情景を描いているような感じで、パッと聴きでのキャッチーさは減退している印象。特に顕著
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DUM SPIRO SPERO-DIFFERENT SENSE ★★★ (2011-06-21 21:53:57)

新アルバムの発表を2ヵ月後に控えたDIRのシングル。
路線としては「朔」「凱歌」「激しさと~」辺りをビルドアップしたような、クリーンで歌い上げるパートとカオティックに攻めるパートを対比させた曲ですが、前のアルバムと比べると格段にデス系の声の乗りが良くなってますね。特に低音グロウル。
このバンドとしては珍しくギターソロが長めに入ってますが、これが変に速弾きに走ったりウザく音を揺らしたりに行かず、フレーズの良さで聴かせるタイプでかなり素晴らしい。ヴォーカルの成長が取り沙汰されますが、楽器の聞かせ方の部分もかなり上手くなってると思う。

DUNCAN EVANS-Lodestone (2014-10-22 23:04:20)

2013年発表の1st。

つい最近までA FOREST OF STARSに在籍していたHenry Hyde Bronson氏があのProphecy Productionsからリリースしたソロアルバムという事で、セールで安かったこともあり購入。ちなみに音楽性にブラックメタル要素は全くなく、自身のクリーンだけでなく一部女性ヴォーカルも導入した、アコースティック/フォーク路線。ミステリアスなジャケや女性が男性の首を斬ろうとしている内部アートワークからは、ダークな印象を受けますが、そんな事はなく叙情的な色で統一された作風。

ただこれ、個人的にはちょっときっつい作品ですね…確かに歌メロは豊饒だし、アコースティックギター主体の演奏でも、フレーズの巧さなのか一本調子には聴こえない辺り曲のセンスはいいと思いますが、如何せんヴォーカルの歌い方が…。基本的にイケメンボイス風ですが
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DUSK (HUNGARY)-Deathgate ★★★ (2014-10-27 22:34:25)

2006年発表の4th。

TYMAH (TUMAN)や666絡みのメンバーによって結成され、コンスタントに活動を続け、2014年現在では7枚のアルバムを発表しているという、かなりアクティブなバンド。メンバー構成や活発な活動振りからも分かる通り、筋金入りのブラックメタルを聴かせてくれます。楽曲のタイトルも黎明期北欧ブラックへの憧憬が垣間見れて、また良い感じなんですよね。

路線としては、TYMAH同様直球でプリミティブ志向の強いブラックですが、最も異なるのは音作りのセンスでしょうか。アンプの音量ツマミを思いっきり捻ったような轟音が、無理矢理に邪悪なアンビエンスを感じさせる音。鬱テイストを感じさせつつ、悲哀よりも殺気が上回ったようなヴォーカル、黎明期北欧ブラックを思わせる、この手が好きなら思わずハッとするようなトレモロのメロディ、Rawな突っ走り振りが非常にかっこい
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DUSKEN ★★ (2013-04-30 10:30:23)

ドイツ産ブラック。
World Terror Committeeより2枚のアルバムを出してます。

DUSKEN-ΠΥΡΙΜΑΝΗΣ (pyrimanes) ★★ (2013-04-30 10:31:47)

2008年発表の2nd。

ブラックメタルらしい邪悪な雰囲気を纏ったトレモロリフを武器に、しっかりした展開を緩急付けて聴かせる、王道のブラックで、端的に言ってWATAIN辺りに近い音。ある程度クリアさも保ちつつ、湿り気も含み陰鬱さを助長する音質、WATAINのErik氏に通じる憎悪を込めたドスの効いたがなり、トレモロに頼り切らない楽曲構成、フレンチ勢に通じる毒のある宗教じみたメロディ等、各要素レベル高く纏め上げられている感じ。

但しWATAINやVALKYRJA辺りの、似た系統のバンドと比べると、こちらはメタリックな高揚感はかなり抑え目で、むしろディプレッシブ・ブラックに通じるような沈み込むような陰鬱さも伴っているのが特徴ですね。儀式的な雰囲気が強い音作り、平坦気味に擦り込むようなリフを多用するギターワークの傾向等がそういうムードを作り上げているように思います。
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DUX-Vintras ★★ (2013-07-05 23:53:09)

2012年発表の1st。

鬱ブラックって、音作りや音像の演出に関しては一家言持っているようなバンドが多いという印象なんですが、このバンドもまたユニークな音作りをするバンドですね…。MUTIILATIONの3rdや4th辺りを整えたような、蟲の羽音を金属質にしたようなノイズが噴出する、精神を削るような音。特に刻みリフ時の紙が破れるような独特の音色は必聴。

そこにキリキリと締め付けるような鬱トレモロや、意外にメロディアスでメロウなベースラインを絡めてくるスタイルで、どこか他の鬱ブラックとは違う聴き心地をもった音。楽曲の方は鬱メロディを重視しつつも、疾走パートを中心とした展開で、鬱系特有の絶叫とブラストでの雪崩れ込みが合わさると圧倒されそうになる…。狂奔するようなフレーズを盛り込んだ3曲目を始め、鬱・プリブラ要素の強いバンドとしては展開も豊富。

特に音
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