2013年発表の2nd。
これ、カルト臭という点では他のデス/ブラックの追随を許さないものがあるのではないでしょうか。基本的には、低音の効いた、ドス黒く禍々しい雰囲気を醸し出す、サタニックなデス/ブラックという感じなんですが、それを圧縮し押し潰したような音作りが最大の特徴。この音作りのせいで、バンドの音が何やら訳の分からない、邪悪さのみを放つ黒い塊になってしまったかのように聞こえます。
パッと聴いた感じ、ひたすらに黒く塗り潰すような音の塊という感じなんですが、良く聴くとリフにデスメタル的な、ドロドロした蠢きが感じられるのがまたおぞましさを煽るんですよね。そこにクワイア風のサンプリングや、洞窟の底から響いてくるかの如き低音咆哮が重なり、より邪悪なムードを濃密さを増していきます。最早終末的な光景しか見えてこないというか、今正に恐怖の大王でも降臨してるんじゃないかっ
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