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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 6651-6700
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UNHOLY TRINITY-OMNIMALEVOLENCE ★★ (2012-01-01 16:31:54)
2005年発表の5曲入りEP。
時期的には関連バンドのNACHTMYSTIUMが独自路線を取り始めた頃ですが、こちらではほぼオーソドックスなプリミティブブラックを展開していますね。この手にしてはリフの音色が厚めで、ノイジーながら音が割と整理されている感じでプリブラとしては聴きやすい方。悪魔が身悶えしながら叫ぶような非人間的ヴォーカル、神秘性や荒涼感を伝えるトレモロ等、曲の質の方も悪くないですね。
1曲目を聴いて驚いたんですが、このバンドはトレモロによるメロディの伝え方に独特の手法を持ってますよね…アトモスフェリック系のキーボードと聴き紛うような、浮遊感のある音色で、メロディとも相俟ってなにか神聖な雰囲気…というか、神聖さを敢えて出す事で逆説的に冒涜性を演出している感じ。1曲目で聴けるこのトレモロの音色、ほんと独特で好きです。
ただ、惜しむらくはこ
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UNHUMAN DISEASE-INTO SATAN'S KINGDOM ★★ (2012-05-20 20:15:45)
2009年発表の4th。
アメリカ産の独りプリミティブブラックという触れ込みながら、ジャケットやフォント等、装丁はまるでSATANIC WARMASTERやSARGEIST辺りのフィンランド産のブラックを強烈に意識した感じですが…中身の方もノイジーかつメロウなトレモロと、シンプルでイーブルな展開、荒々しい音質で聴かせるプリブラで、フィンランドのこの手のバンドの様式を踏襲している感じですね。
ただ、単にRAWというよりは、ノイズ質をやや強調した、音圧の高い音作りがなされていたり、ヴォーカルの絶叫の音量がデカく、割れ気味なミックスになっていたり、よりストレートに攻撃性を発散するようなスタイルに仕上がっているように思います。あと細かい点を挙げれば、音圧が引いた時のプチプチ言うノイズが、儀式で使った燃えさしが燻っているようで、雰囲気があって好きだったり。
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UNLEASHED-As Yggdrasil Trembles ★★★ (2011-04-20 19:20:28)
2010年発表の10th。
歌詞にもあるとおり、「ヴァイキング・デスメタル」を標榜している彼らですが…確かに歌詞やアートワークなどの面では、ルーン文字を使用したり北欧神話のアイコンが登場したり、ヴァイキングっぽい世界観ですが、実際の音はヴァイキングというより、メロブラとデスの中間くらいの音ですね。
ブラック特有の畏怖を感じさせるようなメロディのセンスと、デスメタルのマッシブな演奏が非常に上手く交じり合った、エクストリームメタルとして物凄く上質な音。リードギターに大きな見せ場を作る、リフにグルーヴィな(しかもメロい)刻みを入れるなど、メロデス好きにもアピール出来る作風でありながら、メロディは一般的なメロデスよりも数段ダークで、本当に素晴らしい。
ただ、1つ文句をつけるなら、曲順にはちょっと不満。
1曲目の「Courage Today~」は、こ
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UNLIGHT-Sulphurblooded ★★★ (2013-08-18 18:03:27)
2010年発表の5th。
個人的にはこのバンド、NAGLFARやOLD MAN’S CHILD辺りの日本盤が出てるメロブラと比較しても何ら見劣りしないほど、かっこよくクオリティも非常に高いメロディック・ブラックを演っていると思います。ブラストビートを用いて暴虐に攻めつつも、スラッシーな刻みリフや叙情的なメロディを挿入し、ドラマティックかつインテンスに仕上げた、エクストリームメタルとして第一級の質を持つブラックメタル。
ブラックメタルって一般的にギターソロは少なめですが、このバンドはスラッシュのような緊張感のあるものであったり、流麗でクラシカルなものであったり、要所要所で印象に残るギターのリードフレーズを入れてくるのも特徴ですね。メロブラらしい寒々しいトレモロとも相俟って、楽曲を暴虐なだけではない、メロディアスでダークな叙情味のあるものにしています。
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UNLUCKY MORPHEUS-Girl Revolution (forestpireo)-八咫烏の憂鬱 ★★ (2009-11-26 23:42:29)
原曲に混沌としたメロディのパートがあるので、それを生かしたメタリックな曲かと思いきや、意外にもメロの美味しい部分を使った、ジャジーなアレンジ。いつもの勢いのある歌い方と違い、官能的に歌い上げるヴォーカルも良いですね。
このコンピは、同じくジャジーな「keeps sleeping」、メタルインストの「RED.sis」「RED.ter」、サビが非常にクサい「仮面」、ラストに相応しい世界観を見せつける「ホシノタビビト」など、他アーティストの曲も粒揃いなので、メタラーがこの曲目当てで買っても、他にお気に入りが見つかるかも。ただ、「ハルトマンの妖怪少女」アレンジは正直苦手な路線でかなりがっかり…
UNLUCKY MORPHEUS-Hypothetical Box ★★ (2009-03-16 18:23:00)
2008年発表の5曲入りデビューミニ。
個人的に天地がひっくり返らんばかりの衝撃を受けた1st「REBIRTH」同様、メタルの
テクニカルでかっこいい演奏と、歌謡曲/ポップスでもトップレベルのクサメロをどちらの魅力も
全くスポイルさせることなく見事に融合させた、ハイパー歌謡メロスピスタイルでの
上海アリスカヴァー。…なんですけど、この作品はまだ音質がイマイチで、音が小さく
ピロピロした速弾きも泣きのリードも聴き取りづらい上に、ヴォーカルも少し演奏から
浮き気味に聴こえる。ヴォーカルの歌い方は1stよりも少し攻撃的で、陰陽座の
「煌神羅刹」の頃の黒猫さんに近い感じ…ですが、1stよりも少し歌唱が固めかも。
…と、煮え切らない評価になってしまうのは、これらの欠点が全て改善された神盤である
「REBIRTH」を先に聴いていたからで、ニュート
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UNLUCKY MORPHEUS-Hypothetical Box-Dragon Force ★★★ (2009-03-16 18:25:52)
原曲は、オリエンタルなフレーバー漂うクッサクサなメロディで知られる「上海紅茶館」ですが…その大陸的メロディをカンフーまで拡大解釈したような歌詞が面白い曲。「いざ咲き誇れ拳の華」…パワフルなヴォーカルもそんな歌詞を歌うのにピッタリな声だと思います。
UNLUCKY MORPHEUS-Jealousy-Jealousy of Silence ★★ (2009-10-12 08:56:35)
曲展開から歌詞、作詞者名に至るまで徹底したパロディ(笑)
…なんですが、折角「緑眼のジェラシー」の上品なメロディを使っているのに、オマージュ元よりも美しさが減退してしまっている感があるのが残念。悪くはないんですが、「あの名曲をUNLUCKY MORPHEUSが東方メロを使ってオマージュする」と聴いた時の期待感からすると、少々物足りないかも…。
UNLUCKY MORPHEUS-Jealousy-Le Cirque De Sept Couleurs ★★★ (2009-10-12 22:05:20)
タイトルは「七色のサーカス」の意。
このバンドの美点として、劇的なメロディをメリハリの効いたヴォーカルの歌唱で更に劇的に聴かせる、というのがあると思うんですが、正にその見本のような曲。サビメロの高音部を跳ね気味に強調する歌い方がかっこいいです。
UNLUCKY MORPHEUS-Jealousy-Perverseness ★★ (2009-10-12 22:01:32)
これはけっこう微妙…
「少女さとり」の灰汁の強いゴスなメロディと、Fukiさんの直情的なヴォーカルが上手く噛み合ってない感が…かといって前作のインスト版もなにか物足りなさが残る出来。★二つですが、そのうちの一つは元のメロの良さに、かなぁ…。
UNLUCKY MORPHEUS-Jealousy-百鬼飛行 ★★★ (2009-10-12 08:50:23)
個人的には「Jealousy」は、(質は相変わらず高いけど)「REBIRTH」よりも地味めな印象を受けたんですが、この曲は別。インスト版の時から良いメロだとは思っていましたが、そこに九十九神思想と妖怪、終末的光景を掛け合わせたような歌詞が載った事で、劇的に景色が広がったような感じがします。Fukiさんの張った声がシリアスな雰囲気を更に強めていることも、曲の景色を更に鮮明にしていると思います。
UNLUCKY MORPHEUS-Rebirth ★★ (2009-03-10 20:55:00)
2009年発表の1st。みんな大好き上海アリス幻樂団カヴァー。
…店で流れていたのをたまたま聴いて、即レジに持っていってしまいました。
それこそ「稲妻に打たれたような衝撃」。「私の求めていたメロスピは、これだったんだ…」と。
作風は、ツーバスドコドコや様式美的なクッサクサなリードなど、お約束な要素をたっぷり
詰め込み、女性ヴォーカルによる歌謡的なメロディをフィーチャーしたパワーメタル…
という感じでしょうか。アレンジ、ギターを担当するyuki氏は、YOUNG GUITAR誌のお墨付きを
もらっているというだけあって、クラシカルな速弾きからトレモロリフまで、全編に渡って
聴き応えのあるかっこいいギターが聴けます。隙あらばクラシカルなリードやかっこいい
オブリを入れてくる感じで、思うままに弾いているような様は聴いていて爽快感すら覚えます。
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UNLUCKY MORPHEUS-Rebirth-Faith ★★★ (2009-03-12 20:51:11)
一分間に詰め込められる、最大限のドラマティックさが込められた曲。アルバムの流れでは「木葉天狗」のイントロダクション的な感じですが、とてもそんなもので済ませられる代物じゃないです…。演奏時間が1/3になると爆発します(笑)。
UNLUCKY MORPHEUS-Rebirth-Heaped Heart ★★★ (2009-03-09 18:11:39)
泣くような曲じゃないんですが、最初泣きそうになりました…余りに理想的すぎて。
日本人らしい、繊細に、かつヒロイックに紡がれるメロディと、高揚感を煽りまくるメタルサウンド、ダイナミズムと巧さを備えたヴォーカルの「神聖なる三位一体」…クソっ、美しい…。人はあまりに理想的なものに出会うと、涙腺が緩くなるんですね…一つ勉強になりました(笑)。
UNLUCKY MORPHEUS-Rebirth-Missing Girl ★★ (2009-03-12 20:48:30)
この曲は…サビメロが短い繰り返しで、あまり歌メロに向かなそうですが、ヴォーカルが上手くアクセントを付けた歌い方で劇的なものにしてると思います。メロの流れ自体は美しいし、全体的なクサさはかなりのもの。
UNLUCKY MORPHEUS-Rebirth-No Grudge Any More ★★★ (2009-03-12 20:58:54)
小学校の卒業式で、五年生が六年生に贈るために歌う歌みたいなメロディが、こんなドコドコなメタルサウンドに乗ってしまうという時点で、かなりの衝撃がありますね。聴いてて、体育館の匂いがしたような気がしてしまいました(笑)。
UNLUCKY MORPHEUS-Rebirth-奇子~unknown Child ★★★ (2009-03-09 18:10:27)
チェンバロやクワイアを従えた、ダークでゴシックなムードに満ちた曲。
キャッチーという言葉すら生温いサビや間奏と、それ以外の不吉な雰囲気のパートを違和感なく繋げる編曲能力も凄い。クワイアが微妙な音質なんですが、濁り気味の音は地の底からの喚び声にも聴こえ、むしろプラスに作用しているという印象。勢いやダイナミックさを保ったまま、秘めた狂気を表現するヴォーカルも上手い。
UNLUCKY MORPHEUS-Rebirth-神々が恋した幻想郷 ★★★ (2009-03-12 21:02:49)
この、ポップネスと郷愁の中に、少し寂しさを含んだようなメロディの曲をラストに持ってきたのはかなりセンス良いと思います。アルバムが終わる事に対する一抹の寂しさが表現されているようで、作品のエンディングテーマのように聞こえてくる。
UNLUCKY MORPHEUS-Rebirth-断罪は遍く人間の元に ★★★ (2009-03-09 18:09:27)
インスト明け1曲目。遂に理想のメロスピを見つけた…。
クサいリードギターにヴォーカルの突き抜けたシャウトが乗るオープニングの時点でいわゆる「ガッツポーズ」(笑)。A→Bと高揚感を次第に増しながら、サビで絶頂に達する歌メロの流れが素晴らしい。しかも、どのメロも流れを無視して単品で聴いても、普通のメロスピバンドじゃ敵わないクサさ。…海外にこの曲の足元にでも及ぶ歌メロが書けるメロスピバンドがいるなら是非知りたい、そういうレベルのメロディです。
UNLUCKY MORPHEUS-Rebirth-木葉天狗 ★★★ (2009-03-12 20:54:47)
原曲(フォールオブフォール~秋めく滝)の、水面に広がる波紋を思わせる美メロは他のアーティストのカヴァーで聴いた時から素晴らしいと思ってましたが、間奏のクラシカルなソロ、アウトロの泣きメロもかなり良いと思う。原曲のメロが良いだけじゃなくて、もともとセンスのあるアーティストである事を裏付けるような曲ではないでしょうか。
UNLUCKY MORPHEUS-Shooting Summer (forestpireo)-魍魎の密室 ★★★ (2009-11-26 23:34:18)
あからさまに「和」を意識したヴォーカルメロディといい、若さに任せてがむしゃら(それでいて完成度は激高)に自分の思うメタルのかっこよさを追求したような曲調といい、殆ど初期陰陽座のメロスピ曲まんまな作風の曲ですね。
…でも、何故このコンピに曲を提供しようと思ったのかが謎。目茶目茶浮いてます(笑)。他はなんか萌え系みたいな曲が多くて、正直かなりがっかり…ジャケの絵は綺麗でいい感じなのに。逆に言えば、メタラー視点では彼らの一人勝ち、なのかも。普通にサムライメタルとかRED HOT BURNING HELLとかに提供しても良かったのでは。
UNLUCKY MORPHEUS-Spring★(forestpireo)-懐恋リグレット ★★ (2010-03-19 21:59:52)
ここまで陰陽座っぽいと、自分たちの音楽だけでなく、陰陽座を同人音楽ファンに勧めるためにコンピレーションに参加してるのでは…とか思ってしまいます(笑)。しかもこの曲、分かりやすいシングル曲の路線ではなく、最近のアルバム(「魔王戴天」~「金剛九尾」辺り)の2、3曲目に入ってるような、どキャッチーではないけど味わいのある、正統なメタル…という感じなんですよね。本当に陰陽座好きなんですね…。
UNLUCKY MORPHEUS-Spring★(forestpireo)-慟哭 ★★ (2010-03-19 22:04:57)
「懐恋リグレット」が陰陽座なら、こっちは犬神サーカス団っぽい感じがしますね。ワウギターの使い方とかハードロックっぽいノリとか。歌い回しもいつもと違う、タメを効かせた感じですし。この曲も、犬神特有のおどろおどろしさを出した、分かりやすいキラーチューンではなく、アルバムに時々入ってる衒いのないHR/HM曲の趣きがありますね。
UNLUCKY MORPHEUS-Unbeatable Accomplice (unlucky Morpheus×aquaelie)-Unfeigned Actress ★★★ (2009-11-26 23:25:35)
曲調としては、いつものUnlucky Morpheusのスタイルである、2バスドコドコ×ピロピロギター×激クサ歌メロの「理想のメロスピ」で、当然素晴らしい出来なんですが、歌詞も同じく素晴らしい。悠久の命を持つが故の葛藤は、ファンタジーでは割と良くあるテーマですが、それをここまで真に迫って聴かせるのは凄い。特に「君に澄む蓬莱のしるしを いっそ喰らってしまえたなら」とか「宿命よ どうか今だけは この改ざんを赦してくれ」とか、ちょっとした言い回しに凄くセンスを感じられます。張り詰めた高音と、押し殺した低音を無理なくかつ劇的に使い分けて、歌詞の世界を演出する歌声も素晴らしい。このアルバムには殆どアレンジの変わらないインスト版も収録されてますが、はっきり言って緊張感は段違い。表現者としてのFuki嬢の実力を見せつける超名曲です。
UNLUCKY MORPHEUS-猫吟鬼嘯-怨霊師 ★★★ (2010-08-21 10:53:30)
一番原曲のメロディと、陰陽座風のアレンジのシンクロ度が高いのはこの曲だと思う。Bメロからサビ部分へ至る時の高揚感は「陰陽師」そのまんま。語り部分は、やりすぎててちょっと恥ずかしく感じてしまうかも(笑)。
UNLUCKY MORPHEUS-猫吟鬼嘯-河童囃子 ★ (2010-08-21 10:56:36)
この頭韻なんて、如何にも瞬火さんが書きそうですよね。
アレンジしすぎて原曲が何だったか忘れそうですが(笑)。
UNLUCKY MORPHEUS-猫吟鬼嘯-月姫遺言帖 ★★★ (2010-08-21 10:39:53)
徹底した陰陽座パロディと言える本作の中でも、最も陰陽座度が高いのはこの曲だと思う。アレンジ自体の方向性も「甲賀忍法帖」辺りのシングル路線で、もう本家と区別が付かないレベルですが、何より凄いのは歌メロを(フレーズの引用とかではなく)本家風にアレンジしていること。それによって多少クサさが薄れているのは否めませんが、如何にも瞬火さんが書きそうなメロディになっているのが素晴らしい。よっっぽど陰陽座が好きなんだろうなぁ…。
UNLUCKY MORPHEUS-猫吟鬼嘯-式と為る者 ★★ (2010-08-21 10:44:53)
タイトルの時点で「式を駆る者」風のアレンジであることは想像が付きますが、それにしてはおどろおどろしさが低いような…と思っていると、Fukiさんのヴォーカルが入ってハッとなりました。完璧にインディーズ時代の黒猫さんですよ、これ…。この曲は陰陽座以外にも、Xの「X」へのオマージュも感じられますね。ただ、合いの手のテンションの低さはもう少しどうにかして欲しかった。腹から声を出せ!!
UNLUCKY MORPHEUS-猫吟鬼嘯-星熊童子 ★★★ (2010-08-21 10:50:33)
この曲は如何にも陰陽座が書きそうなCメロ部分を始め、アレンジも素晴らしいですが、特に歌詞が素晴らしいと思う。(東方の)元ネタの故事や文化まで遡って調べるほどのファンが、陰陽座と感性をシンクロさせつつ書いたという感じ。特にサビ部分が「星熊勇儀」というキャラをそのまま表しているよう。東方アレンジって、心底どーーでもいいネタ歌詞もあれば、こういうレベル高いのもあって本当に玉石混交のジャンルだと思う。
UNLUCKY MORPHEUS-猫吟鬼嘯-恋ふる楔 ★ (2010-08-21 10:59:09)
これも陰陽座のアルバムに一曲は入ってるタイプのバラードですが…本家と比べると、ちょっと弱いかも。歌唱も、メロディも。もっとメロディにインパクトのある曲を選んで、原曲メロを極力崩さずやった方が良かったのでは。
URFAUST-Drei Rituale Jenseits Des Kosmos ★★★ (2010-03-17 18:44:00)
2008年発表の3曲入りEP。
以前より、変わったヴォーカルスタイルが話題になってるバンドですが…
確かに、鬱ブラック系の悲痛絶叫(それでも、奈落に落とされている人のような、妙な味はある・笑)や、邪悪な祈祷風の声も使ってはいるんですが…まるで石焼芋売りのおっさんが、商品が売れずに生活苦から発狂したような、怒ってるんだか無気力なんだか分からない太いノーマルヴォイスはかなりのインパクトがありますね(笑)。
ただし、曲それ自体にも、ヴォーカル以上のインパクトがあります。
ゆっ…くりと渦を巻くような泥沼を思わせるドローンに、淡々とミディアムで叩かれるドラムを絡め、そこに鬱系/シューゲイザー系ブラックの儚いトレモロや、音響ブラック的な神経を冒すようなギターノイズ、何か不吉なものがうねるようなキーボードを乗せていく作風は、鬱ブラックや葬式ドゥームにも通じますが
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URGEHAL-Ikonoklast ★★★ (2009-12-20 01:26:00)
2009年発表の6th。
イカレたリードギター(Lead Guitar Fuck!!)やオールドスクールなリフ捌きを多用した作風は、ややスラッシュ寄りのブラックとも言えそうですが、この手ではずば抜けて迫力があるのが特徴。ファストパートでブルータルブラック並のカチコミっぷりを見せるのもその一因だとは思うんですが、それ以前に音そのものにドスが効いている感じがします。
まず音質からしてベテランらしい太い、風格があるものだし、ヴォーカルもスラッシュの吐き捨てをそのまま太くしてデス声化させたような、こちらも太さのある悪意に満ちた声だしで、曲自体の持つ邪悪なエナジーとも相まって、まるで地響きでも起きそうなド迫力の音に仕上がってますね。ああ、蹂躙されるというのは何と気持ちの良いことだろうか…(笑)。
オールドスクールな作風ながら、メロディからはドランクなルーズ
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URIZEN-AUTOCRATOPOLIS ★★ (2013-02-18 12:36:32)
2005年発表の1st。
まだ8-bitサウンドに目覚める前の音源ですね。
と言っても、この時点からかなり独特なサウンドを構成。
流れるように炸裂する流線型トレモロリフ疾走を聴かせつつ、ARCTURUSやBORKNAGARをヤケクソにしたような奇怪ながらキャッチーなコーラスパート、雨垂れを思わせるようなお洒落なピアノ、果てはCRADLE OF FILTHリスペクトっぽいゴシック系キーボードの導入などもあり、聴き手を欺くように展開するアヴァンギャルドな路線。
脱メタルしている部分もかなり多く、3曲目がいきなりメタル要素皆無な、オールクリーンヴォーカルの曲だったりします。お洒落なピアノが良いアクセントになっていて、アヴァンギャルドながら散漫な感じがしないのは良いですね。全体的にARCTURUSから強い影響を受けていそうな音。特に「La Masquera
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URIZEN-UNIVERSE ★★ (2008-10-28 21:37:00)
2007年発表の5曲入りEP。
販促シールによるとテキサスのメロディック/アヴァンギャルドブラックとの事。
「Urizen」はイギリス・ロマン派の詩人ウイリアム・ブレイクの詩に出てくる固有名詞で、「Your Reason」、つまり理性を象徴する存在であり、研究者によってはブレイクは旧約の神のイメージを「Urizen」に重ねていたと見ている人もいるようです。個人的にブレイクはULVERが彼の作品「天国と地獄の結婚」のテキストに丸々曲を付けたり、授業で彼の詩を取り扱ったことがあったりして縁があったのと、そういう神秘的なシンボルをアヴァンなブラックメタルで表現したら面白くなりそうだな…と思ったので購入。その結果は…。
「なんじゃこりゃ!!?」って感じです。
まーーーったく、イメージと違うんですけど…(笑)。
まずプレイボタンを押してすぐに驚愕、とい
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URIZEN-UNIVERSE-A BUDDING CONSCIOUSNESS AND THE DIFFICULTIES OF LIFE ★★★ (2008-10-28 21:42:27)
このキーボードの音色とそれに合わせたリフの捻くれ具合が良いなぁ…。シンフォニックブラックの突然変異体とも言える音なのかも。個人的には、こういう曲がもう少し多ければよかったと思う。せっかくネタは面白いのに、この少なさだとネタを見せただけで終わってしまった印象がある。
しかし、「人生の困難」…そんなシリアスな曲なんですか、これ(笑)
URIZEN-UNIVERSE-A NEW REVELATION AND THE BLISS THAT RETURNED ★★★ (2008-10-28 21:43:41)
最初の10秒だけやたらシリアス(笑)。
それからは…他の曲同様ファミコンキーボードが入るわ、ピコピコ音と語りを絡ませて遊び出すわ他の曲以上にやりたい放題です。
URIZEN-UNIVERSE-A NOISELESS FLASH AND THE JOY THAT FOLLOWED ★★★ (2008-10-28 21:40:20)
もう、これ衝撃以外の何物でもないですよ…マリオか何かのカヴァーだと思ったし。最初に聴いた時は呆気に取られるばかりでしたが、今では聴くたびにブラックパートへの移行部分で吹きそうになります(笑)。よくこんな所まで再現したなぁ…。
URIZEN-UNIVERSE-EPILOGUE : NOTHING IS EPIC...AND SO IT IS ★ (2008-10-28 21:45:15)
ブラック要素のない曲ですが、後半は結構好きですね。
ULVERの「METAMORPHOSIS」に入ってても違和感の無さそうな曲。
っていうか、かなりその頃のULVERを意識してると思う。
URNA ★★ (2013-03-23 20:58:16)
イタリア産フューネラルドゥーム/ディプレッシブブラック。
ABSENTIA LUNAEやLOCUS MORTIS等でも活躍するMZ氏が在籍。
URNA-Sepulcrum ★★★ (2013-03-23 21:02:36)
2006年発表の2nd。
割と有名なレーベルから出てるのと、セールで安かったのもあって実態を良く知らないまま購入してしまいましたが、これがかなりの絶望音楽で個人的には当たり盤でした。タイプとしては、NORTTやXASTHURなど、葬式ドゥームに通じる破滅的な暗さを感じさせる、スローな鬱ブラックに、LURKER OF CHALICE辺りの腐食したアンビエント要素をプラスした感じでしょうか。
リスナーに閉塞感・圧迫感を与えるためだけに存在するようなディストーション、血の河がゆるゆると流れるかのようなトレモロなど、ギターのフレーズは最早バンドサウンドとしての特性をほぼ失い、情景の一部と化しているような感じで、それが偏執的な音使いのサンプリングやキーボードと混じりあい、より深い絶望感を醸し出している様な音。地の底から響くようなエフェクトの掛かったヴォーカルも、亡者の呻
…続き
UTARM ★★ (2013-03-23 21:26:54)
ノルウェー産アヴァンギャルドブラック。
ノイズ要素のかなり強い音を出してるバンド。
UTARM-Mutilation Epoch ★★ (2013-03-23 21:28:34)
2007年発表の1st。
私はこれ、なんの予備知識もなく店頭で見かけたときは絶対プリミティブブラックだと思い、セールで安かった事もあってレジに持っていったんですが…意外なことにノイズ要素のかなり強いブラックで、ブラック界隈よりもむしろアンビエント方面での評価の方が高いくらいのバンドらしいですね。いや、あの横ジャケのフォントはどう見てもプリミティブ系のそれでしょう…。
という訳で、ある意味当てが外れた形ではあったんですが、ノイズブラックとしては割と好みな音なんですよね。一部破壊的な部分もあり(正直4曲目とかちょっと辛い)はしますが、基本的には耳を聾するような音ではなく、アンビエント要素を上手く絡めてじわじわと精神を蝕んでいくような、陰湿なムードの非常に濃い作風。時折入るピアノが美しく、どこか破滅を感じさせるような使われ方でかなりセンス良いと思う。
…続き
Unseen to Creation ★★★ (2009-11-20 22:52:00)
2003年発表の1st。
実は、MARDUKのメンバーが在籍、しかもファスト系という事で、「MARDUKの分家」的なイメージを勝手に抱いてしまい、今までスルーしてしまっていたんですが…。もうメンバーには土下座して謝っても詫び足りないです(笑)。MARDUKやDARK FUNERAL、1349などのこの手の代表バンドの作品に比肩するか、それ以上の名盤ですよ、これ…。
まず耳を惹きつけるのが、MARDUKのドラマーでもある、Emil氏のドラミング。
MARDUKの時同様に豪腕を振るいまくる、血も涙もないようなブラストをブチかましてくれますが、ドラムの音質がMARDUKの時よりも更に炸裂感の強い、バキバキな音のせいでよりブルータルに聴こえます。丁度1349の「Beyond the Apocalypse」に近い音だと思う。
しかし、彼のドラミングと
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V : 28-SoulSaviour ★★★ (2008-08-02 22:52:00)
2005年発表の2nd。
裏ジャケを見る限り、どうやら三部作の真ん中という位置付けの作品みたいですね。
このバンド、あまりブラックメタル好きの間で大きな話題を集めたという話は聞かないんですが、参加・関連メンバーがこの手を聴くリスナーから見たらかなり豪華。ENSLAVEDのGrutle(前作の一部ヴォーカル)やRED HARVESTのLRZ(プロデュース、ミックスなど)を初めとして、RAISON D'ETREのPeter Andersseon(一部作曲)やWHENのLars Pedersen(一部パーカッション)まで参加してます。次のアルバムではMZ.412までプログラミングで参加してるとか…後半の方は、もう北欧の恐い音楽アーティスト大集合って感じじゃないですか(笑)
肝心の音楽の方も、参加・関与メンバーの豪華さに負けないだけのものがあると思います。ブラッ
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V : 28-VioLution ★★ (2008-09-07 22:21:00)
2007年発表の3rd。三部作の完結編となる作品みたいです。
前回もかなりゲストが豪華ですが、今回もMZ.412やGarm等そのスジの有名人が参加。
それにしても、こんなジャケのアルバムを輸入しても良いんでしょうか…。
ミディアムなインダストリアルビートを軸に据えたブラックメタルをアトモスフェリックなキーボードが包むと言う作風に変化はありませんが、今回はクリーンヴォイスの導入やBLUT AUS NORDを思わせる奇妙な音響のリフ、執拗なストップ・アンド・ゴーの繰り返しなど、部分部分に実験精神が垣間見られますね。
特にブラック界どころかメタル界の中でも指折りだと思うヴォーカリスト、Garmの歌う妖艶なクリーンパートは素晴らしいの一言。ただ、それらの要素は一部で、全体的に構成が平坦な印象を受けてしまうのも確か。レベル自体は高く、特にヴォーカルは最近のI
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V : 28-VioLution-Shut It Down ★★ (2008-09-07 22:24:30)
SE明けの疾走が実にかっこいいですね…このアルバムがスローテンポの雰囲気重視のパートを中心に構成されている事をちょっと残念に思うくらいに(笑)。最初に持ってくるくらいだから、疾走パートにも相当な自信を持ってるんだと思うけど…こういうパートを中心にしてくれたら凄い名盤が出来そうな気がする。
V : 28-VioLution-The Absolute ★★★ (2008-09-07 22:23:16)
Garmがヴォーカルでゲスト参加した曲。
HEAD CONTROL SYSTEMでやっていたような妖艶なクリーンヴォーカルですが、HCSよりも大分分かりやすくて愛想のあるメロディを歌ってます。後半はハモりも入ってそれだけで悶絶出来る…。個人的にはこれだけでも買った甲斐があったと思う。
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Crowzfest ★★ (2007-09-04 09:42:00)
主にアマチュアで活動するメタルアーティストの音源を集めたコンピ盤。2007年作品。
曲毎の関連性は特にないと思われるので、一曲ずつ感想を…。ちなみに全曲インストです。
「Hot Rod / 埼玉最終兵器・GODSPEED」
埼玉最終兵器は以前聴いたフルアルバム(RED LUCIFER RISING)が思いの外微妙な出来で、
特にリフがイマイチだと思ってたんですが、この曲でのそれはなかなかにかっこいいです。
ロックオルガンなどともしっかり絡んでいるのが良いですね。オリジナルのがいいかも。
「PHOENIX SWORD / 平松俊紀」
フェニックスアロー+サイコソード?KOFを思わせるタイトルの曲(笑)
何気にバッキングにチェンバロを仕込んでるアレンジがいい感じです。
タイトル通り、勇壮な曲調。
「Drive Ignition /
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Crushing the Holy Trinity ★★ (2006-02-25 10:39:00)
現Deathspell OmegaのヴォーカリストMikko Aの運営するレーベル「Northern Heritage」に
所属するバンドの音源を集めた、3枚組のコンピレーションCD。2005年発売作品。
「FATHER」
収録バンドはDeathspell OmegaとStabat Mater。
Deathspell Omegaは一曲のみ収録で20分を越える大作主義、アコースティックパートも
含むプログレッシブな曲構成、カオティックなギターリフとミニアルバム「KENOSE」と
同じ路線なんですが、更にこの曲では3rdにも表れた鬱メロディがかなり取り入れられており、
より不気味な雰囲気に仕上がってます。もはやブラックメタルの首領的な堂々たる音世界で
これだけでも元は取れたとも思えるほどに素晴らしいです。
Stabat MaterはMik
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-From the Entrails to the Dirt ★★ (2006-03-13 20:05:00)
Mutiilationを始めとしたフレンチブラックメタルバンドの曲を集めたコンピレーションCD。
参加バンドはMalicious Secrets/Antaeus/Mutiilation/Deathspell Omega。
Mutiilationはフランク・シナトラのカヴァーと1stアルバムのリメイクの2曲、
Deathspell Omegaは20分近くもの大曲一曲を収録です。
しかしそれらの有名(?)バンドの音源の良さも光ってますが、MutiilationのMeyhna'chも
参加している「Malicious Secrets」というバンドの音源がかなり良かったです。
まずヴォーカルはMutiilationの人なので問題ないでしょう。今回はうめき声に加え、
不治の病に冒された人がうんうん唸っているような気持ちの悪い声まで使っていて、
いつも
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