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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 6351-6400
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THUNDRA-Worshipped by Chaos
THUNDRA-Worshipped by Chaos-On Thorns
THUNDRA-Worshipped by Chaos-Symphony of Anguish
THUNDRA-Worshipped by Chaos-The Existing Darkness
THUNDRA-Worshipped by Chaos-Worshipped by Chaos
THURISAZ-Circadian Rhythm
THY CATAFALQUE-Rengeteg
THY DARKENED SHADE-ETERNUS MOS, NEX RITUS
THY HASTUR-The Ancients
THY LIGHT-No Morrow Shall Dawn
THY MESMERIZED-Thy Mesmerized
THY NADIR-J.B.M (BLASPHEMOUS LEGION / THY NADIR)-ENTER INTO DEEP FOREST
THY NADIR-J.B.M (BLASPHEMOUS LEGION / THY NADIR)-TREES ADDRESS TO THEE
THY PRIMORDIAL-Pestilence Upon Mankind
THY SERPENT-Christcrusher
THY SERPENT-Christcrusher-Chambers of the Starwatcher
THY SERPENT-Christcrusher-Crystalmoors
THY SERPENT-Christcrusher-So Free Are the Wolves
THY SERPENT-Death
THY WORSHIPER
THY WORSHIPER-Signum
THY WORSHIPER-Signum-Crucem
THY WORSHIPER-Signum-Diabolus
THY WORSHIPER-Signum-Ignis
THY WORSHIPER-Signum-Ritus
THYRANE
THYRANE-Hypnotic
THYRFING-Farsotstider
TIDFALL-Nucleus
TIIL SUM-In Articulo Mortis
TJOLGTJAR-The Tjolgtjarian Mass
TJOLGTJAR-The Tjolgtjarian Mass-Acts of Communion
TJOLGTJAR-The Tjolgtjarian Mass-The Black Arts of Vruguun
TJOLGTJAR-The Tjolgtjarian Mass-The Ceremony of Tjolgtjar
TODESKULT-APATHY
TODESSTOSS-Wurmer Zu Weinen
TODTGELICHTER-Schemen
TOME OF THE UNREPLENISHED-Innerstanding
TOMORROWWILLBEWORSE-Down the Road of Nothing
TOR LUNDVALL
TOR LUNDVALL-Empty City
TOR LUNDVALL-Empty City-2 : 00 Am
TOR LUNDVALL-Empty City-Open Window
TOR LUNDVALL-Empty City-Running Late
TORGEIST
TORGEIST-Time of Sabbath
TORGEIST-Time of Sabbath-Time of Sabbath
TORMENTAL-Il Perpetuo Sconcerto Per La Realtà in Cui Mi Sveglio Ogni Giorno
TORMENTOR-Anno Domini
TORMENTOR-Recipe Ferrum! 777

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THUNDRA-Worshipped by Chaos ★★★ (2010-06-05 23:16:00)

2006年発表の2nd。

中古屋にて500円くらいで投げ売られていたのを、ENSLAVEDやTHRONE OF KATHERSISのメンバーが関わっていると知りサルベージしてみたんですが…クックック、たまに自分のヒキの強さが怖くなるぜ(笑)。めっちゃクオリティの高い、ヴァイキング寄りのKEY入りメロブラなんですが。

色々なバンドの良い所を取り入れたかのように、各要素が極めてレベルが高いのが特徴ですね。例えば、リフにしても時にTAAKEを思わせる、凍てついたブラック的な物を弾いていたり、時にGOD DETHRONEDクラスのキレのある、デスラッシュ寄りの物を弾いていたりするし、ヴォーカルにしても典型的なヴァイキングの朗唱ではなく、初期BORKNAGARや中期ARCTURUSのGarm風の、気難しげでミステリアスな歌いまわしが魅力的だし、デス声もIhsahn風絶叫
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THUNDRA-Worshipped by Chaos-On Thorns ★★★ (2010-06-05 23:23:57)

この曲はギターの音作りが、他の曲よりジャリジャリした感触が強めな感じがします。この曲が頭にあったからこそ、TAAKE辺りを引き合いに出して語りたくなるんですよね。実際は割と聴きやすく、質の高い音なんですが、この曲があることで実際よりも邪悪なイメージを与える事に成功してると思う。

THUNDRA-Worshipped by Chaos-Symphony of Anguish ★★★ (2010-06-05 23:25:45)

DISSECTIONにキーボードを被せたような、メロディックな疾走から入る展開でもう惹き付けられますが、その後も爆走に華やかなオブリを交えたリフとノーマル声を乗せたり、キーによる印象的なメロディが出てきたり、ツインリードの叙情的なハモりがあったりで攻撃の手が休まりません。メロブラの良い所を、全部乗せしたかのような豪華さ。

THUNDRA-Worshipped by Chaos-The Existing Darkness ★★★ (2010-06-05 23:24:53)

アルバムでもGarm風普通声のフィーチャー度高い一曲。
エピックな展開とも相まって、聴いてるだけできゅーっと来ます(笑)。ホントいい声だなぁ…。

THUNDRA-Worshipped by Chaos-Worshipped by Chaos ★★★ (2010-06-05 23:23:07)

アルバムのラストを飾るのは、一流のデスラッシュと比較しても何ら劣らない、キレのあるリフ捌きを聴かせてくれるこの曲。ギターソロによる叙情的なメロディも、まるで勝利の凱歌のような味わいがありますね。…単に音楽を聴いていただけだというのに、なにかやり切った感みたいなものがあるんですが(笑)。かなり満足感の高いアルバムでした。

THURISAZ-Circadian Rhythm ★★ (2011-12-05 20:39:43)

2007年発表の2nd。

どうもカラオケに配信されるくらい人気の、名前の似たヴァイキングメタルバンドがいるせいで微妙に割を喰ってる感じがするんですが(笑)、このバンドもなかなか高品質なシンフォニックブラックを演ってますね。刻みを多用したメタリックな感触のリフに、荘厳なキーボードを丁寧に絡めてドラマティックに展開する作風。

キーだけでなくリードギターにも結構メロディ振ってるんですが、この音色がアトモスフェリックなキーの音との相性バッチリでかなりかっこいい。メロディそのものも単にクラシカルなだけでなく、古代の遺跡を思わせる神秘性や妖しさがあって、どことなくゴシックな風味も。まろやかなクリーンヴォーカルを入れてるのも、ドラマ性や妖しさを更に強調する結果となってますね。

物凄く個性的、と言う訳ではないですが、クオリティ自体はかなり高いシンフォニック・ブラ
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THY CATAFALQUE-Rengeteg ★★ (2012-09-23 11:03:28)

2011年発表の5th。

ARCTURUSファンにお勧めという事でブラック関連の棚に陳列されていたのを発見、興味を持って購入した次第なんですが…確かにこれはARCTURUS、それも2nd以降のブラックをある程度離れ、プログレ/アヴァンギャルドメタル化してからのARCTURUSに近い路線で期待通りの音。…というかこれ、ARCTURUSの文脈がなかったら、多分ブラックの棚に陳列されてない作品だと思う。

音的には男女クリーンヴォーカルや、インダストリアル風味から派手めなオーケストラ、妖艶なプログレメタル風など多岐に渡る音色を使い、浮遊感を演出するキーボードを交えた、妖しく幻想的な作風。個人的には高音はSimen似、中音域はGarm似のクリーンヴォーカルの声質にはかなり惹かれるものがあります。正直SimenやGarm程歌唱力高いとは思わないけど、歌い方や声は凄く好み。
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THY DARKENED SHADE-ETERNUS MOS, NEX RITUS ★★★ (2013-04-04 06:09:10)

2012年発表の1st。

このバンドはギリシャ産のブラックメタルバンドで、メンバーのSemijaza氏はACRIMONIOUSを始め、KAWIRやRAVENCULTなどギリシャ産でも割と知名度の高いバンドに在籍している/していた…というプロフィールを持ってますが…ザリザリした質感を持つ、土着性や呪術性を練り込んだリフが、スラッシーなノリの良さも見せるリズムと連動する作風は、TAAKE辺りを代表とするノルウェー産ブラック、それもTrue Norwegian Black Metalを標榜するグループを思わせますね。

ACRIMONIOUSなんか正にそうですが、ギリシャのバンドってオカルティックな雰囲気を持ったバンドが多い印象なんですよね。このバンドもノルウェー産のバンドよりどこか陰湿な空気感を持っている気がします。それがノルウェー風の土着性とスラッシーな攻撃性の入
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THY HASTUR-The Ancients ★★ (2012-01-03 09:22:45)

2010年発表の3rd。

ブルータル路線やペイガン/NS系が多い印象のポーランドですが、このバンドはキーボードを多用し、荘厳な空間を演出するシンフォニックなスタイル。少し音圧控えめな感じのバンドサウンドを、どこか宇宙的で、非日常の世界へアクセスするようなキーボードが包む、神秘的なイメージが浮かぶ音。個人的にはバンドの音が抑え目で、メタルとしては中音域に少し物足りなさを覚えるくらいなのが、逆に良い味だと思ったり。キーの音色やメロディとも相俟って、より日常から乖離した音に聴こえるんですよね。

但し、ミステリアスでアトモスフェリックさを感じさせる作風ながら、意外にもギターにメロデスにも通じるようなメタリックさがあるのも特徴ですね。キーボードに主役張らせてる時でも結構印象的なフレーズを弾いてたりするし、トレモロやリードに込められた泣きメロもグッド。6曲目ではキーボード
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THY LIGHT-No Morrow Shall Dawn ★★★ (2014-10-04 00:54:44)

2013年発表の1st。

Pest Productions発、ブラジル産の鬱ブラックというプロフィール、そして一曲目のピアノメインのインスト「Suici.De.Spair」の、まるで自分の人生が勝手に美しい物語に置き換えられて完結させられるかの如き、致命的なまでにメロウな雰囲気から本編にも期待したんですが…期待以上なんですが、この作品。この手って掴みのインストが一番ムードがあったりする残念なことが少なくないですが、この作品は最初にここまで期待値を上げておいて、それ以上のものを提供してくれるという真逆のことをやっていて素晴らしいです。

鬱ブラックやシューゲイザーブラックって、全体の雰囲気や溢れ出る感情を聴かせるものも多いですが、このバンドは楽曲やフレーズで聴かそうという志向が非常に強いのが特徴ですね。例えば、2曲目「Wanderer of Solitude」は2
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THY MESMERIZED-Thy Mesmerized ★★ (2009-09-27 22:30:00)

2006年発表の1st。

イスラエルのブラックという触れ込みからしてなにか期待を煽るものがありますが、それに応えられるだけの強烈な音ですね。タイプ的には、おそらく殆どバンドサウンドを元にしてないであろう、本格的にノイズの世界に足を突っ込んだ路線で、DEADWOOD辺りに近い音楽性。

ほぼメロディを排した作風ですが、空間が弛むような持続音が視界を真っ黒く塗りつぶし、ノイズによる血のせせらぎが足を洗い、風のSEが聴き手の体温を下げる…といった風に、音の組み合わせによる演出はかなり巧み。ヴォーカルもほぼ効果音として聴けるくらいノイズ塗れで、音像にぴったりフィットしてます。

エグい音ですが、「邪悪」とか「宗教的」というよりは、ひたすら暗く、臨場感がある感じ。死んだ後、生前の業罪が裁かれる場所というのがあるとしたら、こういう感じなのではないでしょうか。ジャ
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THY NADIR-J.B.M (BLASPHEMOUS LEGION / THY NADIR)-ENTER INTO DEEP FOREST ★★★ (2009-10-12 04:19:38)

このキーとバンドサウンドが交じり合って出来る魔的異空間っぷり、プリミティブ化したLUNAR AURORAというと言いすぎでしょうか。…音が大きくなる演出が少しうっといのが惜しいですが、初めて聴く曲がこんな曲だったら、そりゃバンドに興味持ちますよね。

THY NADIR-J.B.M (BLASPHEMOUS LEGION / THY NADIR)-TREES ADDRESS TO THEE ★★★ (2009-10-12 04:21:11)

この曲も強烈ですね…いわゆる「ハレとケ」でいう「ハレ」に当たるような、地域のお祭りっぽいメロディなのに、しっかりブラックの邪悪さを感じられます。盆踊りに参加して気持ち良く酔っていて、気が付いたら濃い霧に囲まれて周りでは死体が踊ってた…みたいな(笑)。

THY PRIMORDIAL-Pestilence Upon Mankind ★★ (2011-05-09 00:03:19)

2004年発表の6th。
バンドはこの作品をリリースした翌年、解散してしまった模様。

スウェーデンのファストさとメロディックさを兼ね備えたブラックとしては、DARK FUNERALやSETHERIALに次ぐ存在として語られていたバンドらしいですが、確かに風格のある音だと思います。DARK FUNERALがファストパート重視、リフ押しの曲構成を取る事が多いのに対し、こっちはリードフレーズやミドルパートもそれなりに入れてくる、なかなかに劇的な曲展開。

ただし、だからと言ってDARK FUNERALより聴きやすいかと言えばそうでもない感じ。ノイジーなギターと轟音のドラムが織り成す、土石流のようなプロダクション(低音質ではない)はメタル聴いてる人でも好みが分かれそう。ただ、この音質のお陰で、ファストパートは圧倒的な迫力を、ミドルパートでは鋸を引くような強烈さを、
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THY SERPENT-Christcrusher ★★ (2008-10-26 21:55:00)

98年発表の3rd。

中心人物であるS. TenetzがSpinefarmの傘下レーベル「Spikefarm」を立ち上げていたり、COBやMOONSORROW、FINTROLLなど有名なバンドとも関連があり(COBのAlexiも加入していた時期がある)、箔が付きすぎるくらい付いているバンドなのに、何故か某メタルショップでファミレスのデザート並の値段で投げ売られていたので取りあえずサルベージしてみました(笑)。

…関連バンドなどの情報自体はある程度得ていたものの、音に関しての先入観はない状態で取りあえずプレイボタンを押すと…うっすら被さるキーと、泣きのギターメロが聞こえてきて「アトモスフェリックなメロブラタイプのバンドかな」と思っていると、BARATHRUMにも通じるロックンロールっぽいノリの良いアンサンブルやゴシック的な朗唱も飛び出してくる意外な展開も。
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THY SERPENT-Christcrusher-Chambers of the Starwatcher ★★ (2008-10-26 22:00:30)

一番インパクトがあったのは1曲目のこの曲かな…。
アトモスフェリックブラック+泣きギターの組み合わせも結構珍しいと思いますが、そこにロックンロールっぽいノリを足してくるのは他に無いのでは。今でこそNorthern Heritage系とかプリブラ全盛ですが、フィンランドのこの時期のブラックって独特な雰囲気がある気がする。

THY SERPENT-Christcrusher-Crystalmoors (2008-10-26 21:58:38)

イントロの雰囲気は完璧。
でもその後がちょっと続かないかな…。

THY SERPENT-Christcrusher-So Free Are the Wolves (2008-10-26 21:59:29)

こういう曲はダークな普通声とキーボードで風景描写に徹して欲しかったなぁ…。そういう要素が入ってるパートは良いのに、中途半端にメタリックにしてる感があるかも…。

THY SERPENT-Death ★★★ (2009-03-20 09:34:00)

2000年発表の4曲入りEP。

前作「Christcrusher」では、アトモスフェリックメタルやスラッシュなど、様々な所から影響を受けたような、大分拡散した音楽性の暗黒メタルを聴かせてくれた彼らですが…今作は、その中でも特にリードギターによる「ゴシック的な妖気を放つ泣きメロ」に焦点を当てた事で、一本の筋が通り、格段に魅力を増したような感じがします。

ブラック的なブラストビートやトレモロリフではなく、刻みリフや泣きのリードギター、力強いミッドテンポで押す作風は、ブラックというよりもむしろ正統派やメロデスに近い手法だと思う。でもブラックの妖気はしっかりあるところが素晴らしいです。…今作を以って、彼らの言う「アンチクリスチャン・ダーク・メタル」は完成を見たと思う。

しかし、バンドはこれ以降、活動を休止してしまったようですね…。
ムードある泣きメ
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THY WORSHIPER ★★ (2008-08-13 23:27:00)

ポーランドのペイガンメタルバンド。
GRAVELANDとも繋がりがあるみたいです。

THY WORSHIPER-Signum ★★ (2008-08-13 23:22:00)

おそらく2005年発表のデモのCD化再発盤。
デモと言っても、ちゃんとフルレンスと同じ長さがあるのでご安心を。

メロブラ風のトレモロリフやブラストビート、メロデス風のザクザク刻むリフやメロウなリードなどのメタル要素をベースに、祈祷師風(志方あきこ似?)のしゃくりあげる女性ヴォーカルやヴァイオリン、笛などによるエスニックなメロディを織り込んだペイガン・メタル。
最近ではTURISAS、ELUVIETIE、EQUILIBRIUMなどのメタルにペイガン・トラッド的なメロディを取り込んだバンドが人気を博してますが、この作品もそうしたバンドが好きな人にアピールしそうな叙情トラッドメロがかなりフィーチャーされてますね。

ただ、上記のバンドはエンターテイメント性やメタルとしての革新性など、聴き手をかなり意識して民族メロとメタルを融合させているように思えるのに対し
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THY WORSHIPER-Signum-Crucem ★★★ (2008-08-13 23:27:02)

疾走パートのギターワークも華麗で素晴らしいですが、3分辺りからのいかにもな妖しい雰囲気がたまりません。異教の儀式の最中、焚かれたスモークの中に日常では決して出会うことのない、何か神秘的な存在が垣間見えそうになっているかのような感覚。

THY WORSHIPER-Signum-Diabolus ★★★ (2008-08-13 23:25:12)

後半の多重ヴォーカルパートが個人的に凄くお気に入り。
まるで村人全員に呪い殺されるかのような感じだわ…。ペイガンのこういう雰囲気って聴いてると何故か妙に落ち着くんですよね…日本人なのに(笑)。

THY WORSHIPER-Signum-Ignis ★★★ (2008-08-13 23:24:10)

1曲目からの切り返しが実にかっこよく、掴みとして申し分無し。
1曲目と繋がってるので、実質的に11分あるようなもんですが、結構ダレずに聴けますね。民族音楽もメタルも、両方とも高揚をもたらすものだから意外と相性がいいのかも。

THY WORSHIPER-Signum-Ritus ★★ (2008-08-13 23:26:05)

LORD WINDの世界観を生楽器も使って表現したかのような壮大な曲。
神話の世界の、戦の舞台となった渓谷が目に浮かぶよう。このバンドのメンバーも、Rob Darkenと近い感性を持っているのかもしれません。

THYRANE ★★ (2013-05-05 10:09:06)

フィンランド産シンフォニック・ブラック。
後期はインダストリアルな方向に音楽性を変化させていったバンド。

THYRANE-Hypnotic ★★ (2013-05-05 10:15:55)

2003年発表の3rd。
このバンドは初期作がクオリティの高いシンフォニック・ブラックでその手を好むリスナーから高い評価を受けていますけど、この作品は既に脱ブラック化がかなり進んでますね…。

刻みを多用した、メロデスに近いリフワークとミッドテンポ中心のグルーヴィでキャッチーなバンドサウンドに、元シンフォブラックバンドらしい妖しくクラシカルなフレーズや、メカニカルな音色を取り入れたキーボードを乗せた音で、THE KOVENANTや近年のSATYRICON、SAMAEL辺りに近い作風に仕上がってます。流石にシンフォ系で高い評価を得ていただけあって、キーボードのメロディは印象深いものがあって良い感じ。

ただ、正直ブラックメタルらしさが殆どないリフワークは、聴いていてちょっと淡白さを覚えてしまうのも確かなんですよね…。この辺り、作風は変化してもSATYRICON
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THYRFING-Farsotstider ★★ (2011-08-03 23:00:36)

2005年発表の5th。

フォークメタルよりもエピック・メロディックブラックに近いスタイルのヴァイキングメタルを演る彼らですが、流石に日本盤リリースも経験した古参だけあって貫禄のある音を出してますね。空間系のキーボードやピアノによって深遠な雰囲気を演出しつつも、トラッドテイストを少し含むリフを中心に、エピックに展開する作風。ヴァイキングの勇壮さだけでなく、ルーンを用いて呪術を行っているような、神秘的なムードも時折垣間見せるのが素晴らしい。

専任のメンバーがいる割にはキーボードは要所で使われるに留まっているんですが、それが濫用するよりも断然曲をドラマティックにしてるんですよね。ピアノが入るパートではメロウ極まりない雰囲気が演出されているし、空間系のキーが入るパートではヴァイキング文化の神秘性がより強調されている感じ。メリハリの効いた使われ方。また、野太くダーティ
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TIDFALL-Nucleus ★★ (2011-05-02 23:42:44)

2003年発表の3rd。

スペイシーなキーボードが宇宙的な空間を演出し、そこに電子的なサンプリングやループを取り入れ無機的な怖さを演出する、シンフォニックとインダストリアルを上手く融和させたようなブラックメタル。インダストリアル系にしては珍しく、ドラムも生だし、意外にもリフにはスラッシュやメロデスにも通じるテクニカルさがあるのも特徴。
また、ヴォーカルは普通のブラックメタルの絶叫よりも、かなりドスの効いた威圧感のある声で、「Future Doom」みたいな上から目線の極みみたいな世界観にはかなり合ってますね。

ただ…キーボードがアトモスフェリックに曲を彩っていたり、リフがテクニカルで耳を惹いたり、暴虐性を剥き出しファストに攻めたりしている時はいいんですが、時々ヘヴィネスを重視したようなパートがあって、そこが微妙にダレるのが気になりますね…ドラムの音がイン
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TIIL SUM-In Articulo Mortis ★★ (2014-05-17 10:08:01)

2013年発表の1st。

ジリジリした質感のリフ、割れ気味のノイジーなプロダクションなど、ややプリミティブ志向に寄ったブラックメタルを聴かせる作風ですが、特にスローパートにおいて顕著ですが、寒々しさや鬱な感覚だけでなく、どこか「侘しさ」みたいなものを感じさせるメロディセンスが特徴的な音ですね。

ヴォーカルが地声の混じったがなり声で、狂気よりもやりきれなさを感じるような、ダウナーなパフォーマンスを聴かせていること、楽曲の展開がミッドテンポも重視したものであることも相俟って、Rawでプリミティブな質感を感じさせつつも、鬱っ気もかなり強い音に仕上がっているように思います。音は粗めですが、メロディや展開のメリハリは十分で、楽曲自体のクオリティは低くないかと。

粗くノイジーなリフと共に、メロディに込められた寂寥感がじわじわと沁みてくる一枚。鬱系とプリミティ
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TJOLGTJAR-The Tjolgtjarian Mass ★★ (2009-02-18 20:42:00)

2006年発表の2nd。

色々な所で、「NUIT NOIREに匹敵する脱力アヴァンギャルド・ブラック」的な感じで話題になっていたり、某大手レビューサイトでも50点以下のレビューが多く投稿されていたりなどから、興味を持って購入。確かに、インスト明けの2曲目を聴く限りでは、ミョーにRAWなドラムの音、紙というよりも「線」と表現したくなるようなギターノイズ、擬音で表すと「み゛ゅー、み゛ゅー」という感じの、搾り出しきれない微妙なブラック声…と、確かにこれは脱力ブラックだ、と納得し、そのまま暫く置いておいてしまったんですが…。

改めて聴いてみると、とんでもない作品ですよ、これ…。
2曲目は確かにそんな感じなんですが、聴き進めるうちにジャズ調のムーディーなパート、スパニッシュな雰囲気で音質もクリアなインスト、普通声で歌い上げるフュージョン風の曲、ILDJARN風RA
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TJOLGTJAR-The Tjolgtjarian Mass-Acts of Communion ★★ (2009-02-18 20:50:01)

雰囲気がスパニッシュというか、西部の荒野が浮かぶというか…どっちにしろ「今ブラックメタルバンドのアルバム聴いているんだよね?」と確認したくなるような曲調。曲の雰囲気と、タイトルのズレっぷりも凄い。

TJOLGTJAR-The Tjolgtjarian Mass-The Black Arts of Vruguun ★★★ (2009-02-18 20:48:16)

前半は思わず「夜露死苦!!」とか口走りたくなるような、ノリノリなブラックンロール…でもヴォーカルはマジに邪悪。後半は鬼ブラストに邪悪リフで普通にかっこいい。一体何がしたいんだか…素晴らしいですね(笑)。

TJOLGTJAR-The Tjolgtjarian Mass-The Ceremony of Tjolgtjar (2009-02-18 20:45:35)

これだけでは、えらく微妙なRAWブラックという感じなんですが…アルバム全体を聴いた後で聴くと、後の拡散した音楽性への衝撃を高めるための布石にも聴こえますね…。

TODESKULT-APATHY ★★ (2012-11-03 22:40:46)

2009年発表の2nd。

ドイツ産の鬱ブラック…という事ですが、SILNCERの悲痛さと、フューネラルブラックの陰鬱さを掛け合わせたような、正にこのサブジャンルの真ん中…といった感じの音を出してますね。闇が這い出してくるようなスローテンポに、時折暗いにも程があるトレモロを絡めて進行する作風で、妙にマニアックで自己満足的な部分もなく、しっかり聴き手に陰鬱さを伝えてくれる音。

特徴的なのがヴォーカルで、この手には珍しくないSILENCER系の裏声絶叫なんですが…ここまでSILENCERっぽいのは逆にレアかも。咳き込んだりはしませんが、直立不動では出せなそうなキチ絶叫っぷりがそっくり。この手のバンドって感情表現をやりすぎてて逆に滑稽だったり情けなく聴こえたりする事もありますが、このヴォーカルは丁度良く悲痛さを伝える事ができてるように思います。

ただまあ
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TODESSTOSS-Wurmer Zu Weinen (2011-12-11 20:22:54)

2008年発表の2nd。

AURVANDIL等を輩出したレーベル、EISENWALD発のアヴァンギャルドブラックということで興味を持ち、買ってきたんですが…これは正直人を選ぶアルバムですね。かなりカルト度高いので覚悟を決めた方にのみ勧められる感じの作品。

作風は、時にプリミティブっぽかったり、ノイズめいた音色のリフで空間を埋めたり、前衛的なキーやサンプリングを取り入れたりなどの展開を見せるブラックメタルを「バックで垂れ流しつつ」、ヴォーカルが狂気の一人芝居を行う…みたいな音。音量のバランス的にもヴォーカルの気色悪過ぎるパフォーマンスを後押しするために、ブラックメタル要素のある演奏がある…という感じ。

曲自体だけでも奇妙なんですが、このヴォーカルのパフォーマンスはかなりヤバイ…というかもうグロイです(笑)。曲によってパフォーマンスの種類は変えてきま
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TODTGELICHTER-Schemen ★★★ (2011-08-06 10:51:23)

2007年発表の2nd。
これは本当に素晴らしい作品だと思う。

ファストなパートではファスト系並のブルータリティで攻め、メロディックなパートではメロブラ以上に美しいメロディを強調する、非常にメリハリの効いたスタイルのブラックメタルで、何故かヴォーカルは鬱系に近い高音でのマジな絶叫。神性が流出するかのような、神秘的なメロディを掻き鳴らすトレモロリフが非常に耳に残る、メロディセンスの高い作品。

サンプリングをバンドのバックにさりげなく仕込んできたり、神秘的なトレモロリフに、あたかもアトモスフェリックブラックのキーボードのようにバンドの音を包ませたり、曲の盛り上がりに合わせ、俄かにギターの音圧を増したり、何気に空間演出の巧みさが光る作風で、それが曲のカルト性・神秘性をかなり高めているんですよね。

2曲目の、ブラストとリフの轟音の中に、キリキリとし
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TOME OF THE UNREPLENISHED-Innerstanding ★★★ (2016-02-26 23:53:43)

2015年発表の1st。

キプロス産のアトモスフェリックブラック…ということで、興味をそそられた一品ですが…これはかなり好みの路線です!! トレモロリフを敷き詰めて叙情性や神秘性を表現するスタイルは、今となってはそう珍しいものという訳ではありませんが…キーボードに溶け込ませて音像を演出するパートもありますが、トレモロリフ特有のあの細やかな音色をかなり目立たせてくれているのが素晴らしい。KRALLICEが若干方向転換したことに不満を持つ人も溜飲を下げそうです。

トレモロリフで表現される、メロディそれ自体もフォーキーな叙情と、ミステリアスな雰囲気がバランス良く合わさっている感じでとても魅力的。特に、ゆったりしたテンポとキーボードの浮遊感の中で、延々とそのセンスが凝縮されたメロディを堪能させられるラス曲は出色の出来かと。ホント溶けそうになります(笑)。ただ、イントロ
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TOMORROWWILLBEWORSE-Down the Road of Nothing ★★★ (2014-11-27 09:58:05)

2013年発表の1st。
翌年に現在所属するレーベルAvantgarde Musicより再発されてますね。

イギリス産のポスト/シューゲイザーブラックとの事ですが…このサブジャンルの中ではこれ、かなり好みの音ですよ…!ALCESTやそのフォロワーのようなカタルシスではなく、ひたすらにグレイな閉塞感を感じるメロディ、そしてその閉塞感を殊更に強調するような、曇りのある音色のディストーション…いやあ、これ聴いてると気が滅入ってきますね(嬉)!!重いベースが纏わり付くような音作りも更に抑鬱的なムードを助長。

直接的な攻撃性を志向せず、あくまで陰鬱な情景を描くことに徹しているような作風や、時折神秘性を感じさせる音使いがあるのはポストメタル的なんですが、ブラックメタルから離れ過ぎないバランスも良いですよね。基本的に陰鬱なバンドサウンドが続き、ヴォーカルも変に線の細さ
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TOR LUNDVALL ★★ (2009-05-03 09:57:00)

アメリカ産ゴースト・アンビエント。
Tor Lundvall氏は画家としての顔も持っているとか。

TOR LUNDVALL-Empty City ★★ (2009-05-03 09:55:00)

2006年発表の7th。955枚限定。
最近、主にブラックメタルやドゥームメタルにアンビエント志向のバンドが多く出てきているせいか、
メタル専門店でも意外とアンビエント作品が売ってたりしますが…そんな中でジャケとタイトルに
「ビビッ」と来て購入してしまった作品。買ってから調べてみたら、このアーティストの作品は
「ゴースト・アンビエント」と定義されてるみたいですね。そんなジャンルあるの、初めて知ったし(笑)。
幽玄で奥行きのあるシンセやサンプリングと思しき音やノイズ、打ち込みビートなどを用いて
静謐に情景を描き出していくような作風で、メタル関係の作品では音の質感はULVERの
「Lyckantropen Themes」に、音から見える情景は同バンドの「Perdition City」に近いと
思います。ただ、ULVERの「Perdition C
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TOR LUNDVALL-Empty City-2 : 00 Am ★★ (2009-05-03 09:58:31)

アメリカでも「丑三つ時」みたいな概念ってあるんでしょうか…
アルバムでも一番幽霊が出そうなセクションになってると思うし。

TOR LUNDVALL-Empty City-Open Window ★★★ (2009-05-03 10:00:47)

アルバムの中でも、最もULVERの「Perdition City」との共通点を感じる曲。向こうに混じってても何の違和感も無さそうです。ULVERファンには是非聴いてみてもらいたいですね。

TOR LUNDVALL-Empty City-Running Late ★★ (2009-05-03 10:03:49)

夜道を歩いていたら、妄想と現実の境界線が崩れ始め、意識が空を漂い始めた…そんな感じの音。どうでもいいけど、今「よみち」を変換したら「黄泉地」って出てきた(笑)。ゴースト・アンビエントのレビューだからPCが気を利かせてくれたんでしょうか(笑)。ぶっちゃけ二度手間ですけど。

TORGEIST ★★ (2010-03-17 18:41:00)

フランス産ブラックメタルバンド。
MUTIILATIONやVLAD TEPES、BELKETRE等のバンドと共にブラックメタルサークル
Les Legion Noirを結成していたので、マニアの間では結構知名度の高いバンドです。

TORGEIST-Time of Sabbath (2010-03-17 18:39:00)

95年発表の6曲入りデモ。
2008年にDrakkar ProductionsよりCD化されました。
音の方は…「これぞフレンチ・カルト」としか言い様のない音です(笑)。

ノイジー過ぎて何だかよく分からないリフに、ヤケクソすぎる絶叫を乗せてオールドスクールに突き進む、プリミティブブラックの芯の部分を煮詰めすぎてマニア以外には理解不能になったような作風で、これ以上音質が壊れるとノイズ音楽になるというギリギリの所を行ってると思う。

逆に言えば、ILDJARNやWOLDのようにノイズ音楽として評価される事も望んでないようなストイックさ。当然、デスメタル的なまともなブルータリティも、テクニックに裏打ちされた豪速ブラストも、他のプリブラのようなメロウさもガン無視で(笑)、ひたすらサタニックでカルトな空気感を出すことに専念した作風。時折メロディらしきものもある
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TORGEIST-Time of Sabbath-Time of Sabbath (2010-03-17 18:40:37)

…いや、どの曲が好きか訊かれても困る…(笑)
強いて言うなら、他の曲よりもメロディアスな「気がする」この曲。…しかしこれ、音源を聴いてリフをコピーできる人とかいるんでしょうか。

TORMENTAL-Il Perpetuo Sconcerto Per La Realtà in Cui Mi Sveglio Ogni Giorno ★★ (2014-10-26 21:55:09)

2013年発表の1st。

リリースは割と最近、しかも知名度の高いレーベル(Pest Productions)からのリリースだというのに、何故だか新品が値下げされてたので、青田買いも兼ねてゲット。…確かにこれ、ディプレッシブブラックの中でも好みが分かれてしまいそうな作品かもしれませんね。この手の音楽性のバンドには音響志向の強いものが多いですが、この作品はそれが頭抜けて強く、良くも悪くもメタルとしての体裁を保っていないような感じ。

ドゥーミーなスローテンポに、浮遊感のあるアルペジオや、キーボードを重層的に重ねて閉鎖的な空間を演出する、アトモスフェリックでアンビエントな音作りですが、キーボードの音色が多彩かつセンスが良く、演出力はかなり高いと思う。ノイズやサンプリングをさりげなく使用してくるなど、前衛的な要素の扱い方も非常に巧み。ヴォーカルは悔恨や悲嘆の感情を込めて
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TORMENTOR-Anno Domini ★★★ (2009-04-25 20:40:00)

1988年発表の1st。

Attilaのレーベル、「Saturnus Productions」からの再発盤に付いている、Attilaのライナーによると、90年代前半のエクストリームメタルバンドの多くに影響を与え、Attila自身もMAYHEMに見出されるきっかけとなった作品とのことですが…確かにそうした「ハク」に負けない魅力のあるアルバムですよね。アルバムを構成する各要素が上手く噛み合って、得体の知れないパワーが生まれている感じ。

まず作風ですが…この時期ってまだ(サタニックな)スラッシュとブラックが別れきっていない頃で、ちょっと敬遠してたんですが…これは既にスラッシュ寄りのブラックと言っても良さそうなスタイルですね。トレモロリフもあるし、攻撃性やスピードよりも「ムード」を重視する、ブラックメタル特有の感性がしっかり息づいていて、それをスラッシーなスタイルのも
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TORMENTOR-Recipe Ferrum! 777 ★★ (2010-12-03 18:48:34)

2000年発表の2nd。
ネット上の流行語を使うなら「どうしてこうなった…」です(笑)。良くも悪くも。

SE的な曲を多用した、シアトリカルなスラッシュメタル/ハードロックという感じの作風で、アンダーグラウンドの熱気をそのままコンパイルしたような、名盤だった1stとは全く別物。表題曲や「Iron Country」辺りはまだ暗黒臭が仄香るものの、「Little Match Girl」なんかほとんど(Vo以外)普通のハードロックだし、全体的なファニーでユーモラスと言うか、ジョークめいた雰囲気が漂ってる。

とりわけそれが顕著なのが後半の「The Hungarian Trilogy」で、MachatとAttilaの狂気の…というか、酔っ払ったようなデュエットでしょう。にゃんにゃん掛け合いをしてみたり、「♪カシャ、カシャ、かーーーーしゃーーー」「♪もにょ」など強烈な
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