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H・Wさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1-50
FAIR WARNING-Aura
Brothers in Arms
DAVID GILMOUR-Rattle That Lock
DIZZY MIZZ LIZZY-Forward in Reverse
YNGWIE MALMSTEEN-Spellbound
Last in Line-Heavy Crown
WHITESNAKE-The Purple Album
RAINBOW
JONAS HANSSON-Classica
SNOWY WHITE-White Flames-Bird of Paradise
PINK FLOYD-The Division Bell-Marooned
ERIC CLAPTON-Behind the Sun-Just Like a Prisoner
ERIC CLAPTON
Red Dragon Cartel-Red Dragon Cartel
VANDENBERG'S MOONKINGS-MoonKings
TIM CHRISTENSEN-Tim Christensen and the Damn Crystals
BLACK SABBATH-13
METALLICA-Kill 'em All-Seek & Destroy
SAVATAGE-Handful of Rain-Chance
JAMES DURBIN-Memories of a Beautiful Disaster
WHITESNAKE-Forevermore
GARY MOORE
BLUE MURDER-Nothin' But Trouble
WHITESNAKE-Trouble
YNGWIE MALMSTEEN-Relentless
YNGWIE MALMSTEEN-Angels of Love
BLACKMORE'S NIGHT-Autumn Sky
TIM CHRISTENSEN-Superior
CAUGHT IN THE ACT-Act I: Relapse of Reason
MICHAEL SCHENKER GROUP-Arachnophobiac
TAKARA-Taste of Heaven
OZZY OSBOURNE-Black Rain
WHITESNAKE-Restless Heart
BON JOVI-The Circle
MEGADETH-Endgame
RIK EMMETT-The Spiral Notebook
ANDI DERIS-Come in From the Rain
VIPER-Theatre of Fate
JOE SATRIANI-Strange Beautiful Music
HEAVEN & HELL-The Devil You Know
EXTREME-Saudades De Rock
JUDAS PRIEST-Nostradamus
YNGWIE MALMSTEEN-Perpetual Flame
MICHAEL SCHENKER GROUP-Written in the Sand
WHITESNAKE-Good to Be Bad
ULI JON ROTH-Under a Dark Sky
METALLICA-Death Magnetic
LAST AUTUMN'S DREAM-Saturn Skyline-Domino
LAST AUTUMN'S DREAM-Saturn Skyline-Frozen Heart
LAST AUTUMN'S DREAM-Saturn Skyline-Supersonic
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発言している8曲を連続再生 - Youtube



FAIR WARNING-Aura ★★★ (2016-10-24 00:08:28)

いつだったかここで、「ヘルゲ・エンゲルケよりアンディ・マレツェクの方が上手い」と書いたことがある。
当時抱いたその感想は偽りではないのだが、このアルバムを聴いていると、やはりFWをFWたらしめているのはヘルゲのハイトーンソロによるところが大きいと実感する。単に高い音が出るというだけのことではなく、変則的なフレット間隔から生じるスケール(音階)感とか、空をすっ飛ぶように高揚していくメロディが曲の展開自体に影響を与えているのだと思う。
そういえば、スカイギターを借りパク(笑)していたヘルゲがそれをウリに返したと聞いた時は、FWは一体どうなるのだろうと本気で心配したが、無事、自分用の「スカイっぽいギター」を用意してことなきを得たようだ。よかったよかった。

今後も、素晴らしいメロディを軸にした高品質で個性的なメロハーを提供してもらいたい。

Brothers in Arms ★★★ (2016-08-24 21:49:40)

それまでストラトをメインで使っていたノップラーが突然レスポールを手に取った、と。
そして、この音。
もう流石としか言いようがない。
この雰囲気を出すのはレスポール以外考えられない。

凄い。

DAVID GILMOUR-Rattle That Lock ★★★ (2016-08-08 02:23:04)

デヴィッド・ギルモアより上手いギタリストはたくさんいるが、
デヴィッド・ギルモアより上手いギタリストは一人もいない。

自分で何を言っているのか意味不明ではあるが、実はこの感想が、自分の中で一番しっくりくる。

そんな彼の現状最新作。
個人的には最高傑作だと思う。
全曲まったく隙なし。
適度にキャッチーさを維持ながら、どの曲も工夫を重ねて様々な色で味付けされており、通しで聴いても全く長さを感じない。

齢を重ねるごとに深みを増している彼のギターの音については、もはや完全に芸術と言っていいレベル。
音符で表記すると何ということもないのだが、抑揚、トーン、揺れ、そういうのが他の追随を許さない。
端的に言うと、心がこもっている。

最近は、動画投稿サイトをちょっと探せば大道芸的テクニシャンがわんさかヒットする世
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DIZZY MIZZ LIZZY-Forward in Reverse ★★★ (2016-05-06 14:08:09)

この日が来るなら生きててよかった。
DMLの最新アルバムが届けられて、私の心は幸せ色に焦げている。

ティム・クリステンセンはソロでも名盤を連発しているので、彼の音が聴けるのなら何でも幸せではあるのだが、
あえてDMLでやることの意味、というか、そこの旨みが止めどなくこのアルバムからあふれている。
一音下げのギターから生み出される若干ダルくて深いギターの音と、猛烈な疾走感が、どこから切ってもヘヴィロックな味わいを醸し出して、これこそDML!と大声で言いたい。
それにしても齢42にしてこの若々しいエネルギーは一体なんなのか。
カノジョと別れてセピア色に沈んでいたソロの頃のティムとは比べ物にならない。
新しいカノジョができたに違いない!(知らんけど)

音楽的な事をもう少し言うと、今回はハーモニーパートが充実しており、ますますキャッ
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YNGWIE MALMSTEEN-Spellbound (2016-03-09 16:14:13)

このアルバムが出てからしばらく時間が経っている。もう3年?
それまでは、一年一枚程度のハイペースで量産していた彼の事を思うと、
今はちょっと休憩している感じかもしれない。

...正直、そうしたほうがいい。

このアルバム、パーツに分解すると良い部分もたくさんあるのだが、作品としてのバランスが悪すぎる。
ここ数年(十数年)、彼の作品には歯がゆい思いをしてきたが、それでも天才を信じて応援してきた。
しかしここまでくると、さすがにリスナーをバカにしているのかと問い詰めたくなる。

別に選任のヴォーカルが要るとか、ドラムを叩くなとかいうつもりはない。
歌はヴァイぐらいには歌えてるし、少なくともウリよりは上手い。
ドラムも別に、打ち込み含めてごまかせばちゃんと人前に出せるレベルの作品には仕上がるだろう。

問題は
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Last in Line-Heavy Crown ★★ (2016-03-09 13:46:56)

最近、80年代に活躍したミュージシャンの懐古的活動が目立つ。
いろんな活動、人生経験を踏まえて、「一周回って」くる時期なのかもしれない。

その中でも、このアルバムは重みが違う。

ロニーが亡くなっている。
ジミー・ベイン、ヴィヴィアン・キャンベルは闘病中。
(先日、ジミー・ベイン氏はお亡くなりになりました...合掌。)

そんな状況だから、どうにもこうにも...。
「思い出アルバム」的な立ち位置で作られた一枚なのかと思うと余計しんみりしてしまう。

けど、一枚聴き通した後に残ったこの爽やかな気持ちは一体何だ?

なんだかんだ言って、ヴィヴィアンが本当にやりたかったのは、やっぱりコレじゃねえのか?と言ってみたくなる出来栄え。
ロニーの影を感じさせないヴォーカルの爽快な歌いっぷり。
リズム隊の鉄
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WHITESNAKE-The Purple Album ★★ (2015-06-28 19:10:48)


人間は年をとる生き物なので、こういう楽しみもある。

昔のF1ドライバーが、昔のマシンでサーキットを一周したら、
昔と同じタイムが出なかったとしても、それだけでなんだか嬉しい。

音楽の話になると、もっと話は深くなる。単にタイムを競う競技ではないからだ。
なので、僕はこういう企画をもっともっと、いろんなミュージシャンにやってもらいたいと思っている。

・・・だからこそ、あえて言いたい(笑)

・・・ジョン・ロードとリッチー・ブラックモアがダメなのは仕方なかったとしても、
せめてペイシーだけでも参加をお願いできなかったのか、と、アルバム通じて何回思ったかわからないぞコレ。
かの有名な「BURN」を例にとっても、RIOTのバージョンと比べたらよく分かる。
同じようにハイパワー、モダン化したバージョンではある
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RAINBOW ★★ (2015-05-28 19:59:15)

リッチーが、「ああ、俺は死ぬ前にもう一度ハードロックをやっておきたい」と思ったとしても何ら不思議はないと思うのです。
ロニーが逝き、ジョンも逝き、昔を思い返すことも多いでしょう。
一時はもうウンザリしていたハードロックの世界も、時がたつと仄かに良い色の思い出となって甦ってくるのかもしれません。

若くて綺麗な愛人とともに歩いたルネッサンス音楽の旅は素晴らしいものだったでしょう(笑)
うらやましいです。僕も正直、そういう歳の取り方ができたら、どんなに良いだろうと思います。
で、彼に感情移入して考えてみるに、お子様ができた瞬間に、何かこう、いろいろ「終わった」感じがするんじゃないでしょうか。

昔の仲間ともう一度ハードロックをやりたい、と思うなら、このタイミングかな、という気がするんですけどね...。

JONAS HANSSON-Classica (2015-04-27 12:21:46)

もしイングヴェイがいなかったら、「ネオクラ始祖」みたいな扱いになっていたかもしれないとたまに思うスウェーデン人ギタリスト、ヨナス・ハンソンがだいぶ前に作ったクラシック風味満載のインストアルバム。

彼の良いところは音選びのセンスがあるところで、伝説の(?)バンド、SilverMountainには、かのヨハンソン兄弟が在籍した云々を抜きにしてもずいぶん楽しませてもらったものである。
特に構築感に溢れたネオ・クラシカルなギターソロは、若干のたどたどしさを差し引いてなお魅力溢れるものであったと言っておく。
そんな彼が、いつか作るだろうと思っていた方向性でやっぱり作ってしまったのがこのアルバム。

いまさらながらこんな文章を書いているが、僕は多分発表とほぼ同時に買っている。
(好きなんだからしょうがないじゃん。)

で、最近になって聴き直した
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SNOWY WHITE-White Flames-Bird of Paradise ★★ (2015-04-27 11:17:55)

ハードロックファンの間では必ずといっていいほど「元THIN LIZZYの」という前置きがつくギタリスト、スノウィ・ホワイト氏の名曲。
この曲、実は当時イギリスでかなりヒットして(たしかチャートで6位ぐらいまでいったはず)、いまだにYOUTUBEなんかで彼の名前を検索すると、アタマにこの曲が挙がってきたりする。
AOR調のスローでブルージーなバラードナンバーで、彼自身が歌っている。
ささやくような歌い方であり、決して上手い歌とは言えないのかもしれないが、雰囲気にはぴったりとハマっていて、夜のドライブなんかで聴くとちょうど良い感じのオトナなナンバーである。
個人的にはギターソロも好物。ぱっと聴く分には、なんてことはないフツーの演奏だが、音の選び方とか揺らし方にとても味わいがあり、心地よくツボを刺激する感じ。
ロジャー・ウォータースが彼を好んだ理由が何となく分かる
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PINK FLOYD-The Division Bell-Marooned ★★★ (2015-04-26 14:57:28)

ワーミーペダルが出たとき、「こんなモノどう使えというのだ」と思っていた。
単純に、こう使えばよかったのだ。
流石としか言いようがない。

ERIC CLAPTON-Behind the Sun-Just Like a Prisoner ★★★ (2015-04-26 14:26:06)

エリック・クラプトンのどこがどのように「神」なのか、全然わからないという正直者(笑)は、この曲のソロを聴くべきだと思う。

誰か別の人間が同じフレーズは弾けたとしても、同じ「感じ」には絶対にならないと断言できる。

どれだけ眉間にしわを寄せて弾いても無理。

ERIC CLAPTON (2014-06-28 14:19:48)

歳をとると、音楽の趣味も枯れてくるものなのか、と最近感じる。
クラプトンのギターに物凄く引き込まれるのだ。

そういえば、HELLOWEENやGAMMA RAYの新譜には、もうあんまり興味がないのも、
単に飽きた、というのではなく、もっと自分の中の根本的なものが変わったからだと思う。

少し淋しいような気がするが、現実なんだからしょうがない。
ちなみに、同じように最近になって急にフェイバリット化したギタリストに、
デイヴ・ギルモアとスノウィ・ホワイトがいる。

Red Dragon Cartel-Red Dragon Cartel ★★★ (2014-04-29 23:47:19)

凡人には決してまねの出来ないカッコエエギターワークを武器に世間をうならせ、
各方面から非常に高い評価を受けながら、突然最前線から消えていったリー氏。
個人的には、オジーの歴代でダントツ好きなギタリストであるからして、惜しくて惜しくてならなかった。
そんな僕が「カムバーック!」とこのサイトで叫んだのがもう10年ぐらい前になるわけだが、今になっていきなり復活するとは、まさに神出鬼没。彼のプレイ同様、非常にトリッキーな復活劇ではある。

では、ワクワクしながら新作を聴いてみましょうか、というと、実は話はそう単純でもない。

なぜなら、僕の記憶が確かならば、彼の音を聴くのは、かの前衛的な実験作品、「Fine Pink Mist」以来となるわけで、あの作品がまあ、ホントに異様だったのだ。
そんな訳で、これはもう蓋を開けてみるまで決して安心は出来ないぞ
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VANDENBERG'S MOONKINGS-MoonKings ★★ (2014-04-21 02:40:26)

「彼」が動き出したと友人から聞き、懐かしさもあって久しぶりにCD屋に足を運んだ。
いやもうこれが本当に久しぶりで、最近は音楽と向かい合うことも減って、心もすっかりガビガビになっていたかもしれないが、そんな僕をふと我に返らせる力があるねえ、あの頃のミュージシャンの名前には・・・。
ふとクレジットを見ると「Sailing Ships」の曲名があり、ああ、やっぱりあの曲は彼にとって思い入れの深い曲であったのだなあと妙に納得しながら家路についた。

さて、内容だが、
彼が再始動するとして、いきなり初期VANDENBERGの方向性は無いだろうと覚悟はしていたが、やっぱりサプライズは無かったようだ。かといってMANIC EDENほど土臭い感じかというとそうでもなく、うーん何というか、安直な表現で申し訳ないが、WHITESNAKEとLED ZEPPELINの名前は誰が聴い
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TIM CHRISTENSEN-Tim Christensen and the Damn Crystals ★★★ (2013-09-13 22:12:13)

ソロ活動でその才能を遺憾なく発揮していたティム・クリステンセンがバンド名義で発表した最新アルバム。
ティム以外のメンバーが作品にどのような影響を与えているのかはよく判らないが、
ここのところメロウでスローなポップ作品を連発していた事を考えると、一曲目にいきなり飛び出すドライブ感が、「ロックバンド」を意識させ、何とも嬉しい。
彼はすっかり「ポップ男」になってしまったと思っていたが、熱い血はちゃんと残っていたのか、という感じ。
それにしても、相変わらず、他の追随を寄せ付けない圧倒的な作曲能力にはただ感嘆するのみ。
ありきたりのコード進行、どこかで聴いたことのあるような歌メロなどとは全く無縁の、
それでいてどこか安心できる、彼にしか生み出せない世界がここにはある。
時代の流行に左右されない、大音量でクルマから音が漏る音を誰に聴かれても恥ずかしくない希有
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BLACK SABBATH-13 ★★★ (2013-07-29 00:21:20)

HEAVEN&HELLの時、「ミュージシャン生命どころか実際の寿命の心配」みたいな事を書いた矢先にロニーがあんなことになってしまって、もうなんというか、うかつにそういうことも書けなくなってしまった感のある近頃ではあるが、こりゃまた凄いのが届きましたなあ。

歳をとってから、再結成とかで「あの頃よもう一度」、と言わんばかりのアルバムを発表することはよくあるが、このアルバムはマジで「未発表だった幻のサードアルバムです」と言われても疑いなく信じるレベルの作品。
もともと、若さに任せて無理矢理がなり立てたような演奏をしていなかったことも幸いしてか、どう切り取っても最高純度のブラック・サバスを楽しめる。
それにしてもこれ、世界中にゴマンといるフォロワーのミュージシャン達の胸に、どのように響くのか、そこがすごく気になる。

あ、それとドラマー、僕は最初聴いたとき、
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METALLICA-Kill 'em All-Seek & Destroy ★★ (2012-04-13 02:30:32)

パンクっぽい。
「こねくり回したセックスピストルズ」みたいな趣の曲。
どっちかっていうとムスティンの趣味っぽいんだけど、
クレジットはジェイムズとラーズになってる。

SAVATAGE-Handful of Rain-Chance ★★★ (2012-04-13 02:22:10)

こういうことをやりたいと思うのは簡単だが、ちゃんとやれるHMミュージシャンはそういない。
そんな曲。

JAMES DURBIN-Memories of a Beautiful Disaster ★★ (2012-01-26 18:36:40)

アメリカの「スタ誕」系TV番組で驚異の歌声を披露して一躍有名人になったというジェームス・ダービン君が、TV局の力というやつで華々しくデビューした、と。そういう流れの作品。
彼が番組中で披露したのはQUEENとかツェッペリンとかで、ザック・ワイルドやジューダス・プリーストとも「サプライズ競演」したというのだから、彼の音楽は思いっきり「こっち寄り」なワケで、そういう音楽を受け入れる土壌が北米に残っていたという事に驚いた。

さて、ともすれば、メタル再浮上の切っ掛けになるかもしれないという、業界の一大事であるからして、さぞ豪華なゲスト達が花を添えるのだろうと思いきや、なんとゲストはミック・マーズただ一人だったというのはどういう了見だこの野郎w
それはさておき肝心の内容のほうだが、確かに相当上手いシンガーであることは間違いない。
妙なヴィブラートでごまかす必要のない
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WHITESNAKE-Forevermore ★★ (2011-03-16 02:30:39)

まずは、70年代から活躍し、あの「BURN」とかを歌ったシンガーが、未だにこういうバシバシなアルバムを作ってくれることに感謝しよう、と、最近そう思う。

それはさておき、内容のほうだが、彩り豊かなホワイトスネイクの歴史の中では、どうしても埋もれがちに思えてしまう、少し平坦な印象のあるアルバムだ。
演奏は派手だし、パワーに溢れているが、曲を印象付けるフックが少し足りない。結果、「派手だが地味」という、言ってる本人もなんだかよくわからないところに落ち着いてしまうのである。

たぶんこれは、個人的に以前から「大きい当たりのファールを連発するタイプ」だと思っているダグ・アルドリッチの作曲センスによるところが大きいのではないかという気がする。
ダグのギター弾きとしての才能に疑いの余地は無い。
このアルバムでも、安定感抜群、情感に溢れるすばらしいプレイを聴か
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GARY MOORE ★★ (2011-02-08 03:25:57)

突然の悲報に接し、驚きと悲しみを禁じ得ません。
彼の存在は「人間国宝」とも例えられるほどに、ロック界にとって貴重でかけがえの無いものでした。
埋めることの出来ない大きな穴が、開いてしまったように思います。

本当に残念です。
今はただ、ご冥福をお祈りいたします。

BLUE MURDER-Nothin' But Trouble ★★ (2011-01-03 00:00:12)

最近聴きなおしたら、案外良かった、というアルバムのひとつ。

発表当時は、「スカっと垢抜けたサイクスなんぞ、誰が求めるものか。」と思っていた。
ファーストの持っていた荘厳で格調高い雰囲気はどこへいったのか、と涙したものである。
応募券で当選したジョンのビデオが唯一の救いではあったものの(あれ、どこへいったかなあ)、本当にこのアルバムには良い印象が無かったのだ。

あれからもう、15年以上経った耳で聴いてみると、まあ、そんなに目くじらをたてなくとも良いではないか、と、当時の僕を諭してみたくなるような出来。
確かに垢抜けてはいるが、だからと言って決してアメリカ人には作れない部類の「アメリカナイズ」ではある。

いや、そもそも、あの純英国産ホワイトスネイクをアメリカで爆発させた張本人に、僕らは一体何を求めていたというのだろうか。

WHITESNAKE-Trouble ★★ (2010-12-15 00:32:39)

ニール・マーレイが凄い仕事をしています。

YNGWIE MALMSTEEN-Relentless ★★ (2010-11-26 02:32:36)

「北欧から来たバイキング(食べ放題)」の彼が放つ、
いつもどおりのアレ、という感じのアルバム。

その「いつもどおり」が好きで好きでたまらん、という僕ではないし、
もはや彼に「別のもの」を期待するのは無駄だという事ぐらい百も承知なのだが、
ひょっとしたら、Eclipceあたりまで垣間見られた、あの構築美のあるソロイングが復活していないだろうかと儚い夢を描きつつ、またまた新作を買ってしまうのである。

結果、あーあ...orz...という事になってしまうのだが、それでも、ちゃんと最後まで興味を持って聴かせてくれるところが、彼の非凡さだ。
少なくとも、他の誰かに作れるような作品ではない、というレベルはちゃんと維持しているから凄い。
動画投稿サイトなんかを見てると、単純に弾く技術に関しては、素人でさえ、目玉が飛び出るような人材もゴマンと居る
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YNGWIE MALMSTEEN-Angels of Love ★★★ (2010-11-20 10:26:23)

既発のバラード系曲(歌モノ含む)を、エレアコ主体のインストにアレンジして新たに録音した企画盤。

基本的な構成は、バッキングをエレアコのアルペジオで奏でて、その上にエレキまたはエレアコで主旋律をかぶせるというもの。
マイケル・シェンカーの「Thank You」のような感じ。

音色が単調なので、正直退屈に感じられる部分も無いではない(オルゴールのアルバムをずっと聴いていると飽きてくる、あの感じ)が、流石に彼の生み出すメロディには、説得力がある。彼はこういうアルバムを作ることを許される才能の持ち主だと実感する。

手癖で思うままに弾きまくる速弾きソロイングから解放されて、ひたすらメロディに身を任せられるという意味で、貴重な一枚かもしれない。
アレンジに関しては言いたいこともあるし、正直100点ではないが、彼の稀有なメロディセンスを堪能できたし
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BLACKMORE'S NIGHT-Autumn Sky ★★ (2010-11-20 08:53:22)

もう、彼に「こっちに戻ってきてくださいよ」とお願いするのも無駄だろうと、
あきらめの境地に達している昨今ではあるものの、
まさかこのプロジェクトが10年以上にわたって存続するとは思わなかった僕としては、
さすがに若干食傷気味と言わざるを得ない現状では、ある。
相変わらず素晴らしいメロディと、最近顕著な「ハードロックと表記しても差し支えないような曲」の存在もあって、安心して聴いていられる作品であることに間違いは無いのだが、そこに安心以上のものを感じないのは、リスナーの我侭なのだろうか。

キャンディスがリッチーにとって、単なるシンガー以上の存在である以上、
そのパートナーシップについてとやかく言っても始まらないのは承知しているが、
正直、彼女の歌が100点満点とは思わないのも、事実なのである。
特に今回のアルバムでは、妙にコブシをまわす
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TIM CHRISTENSEN-Superior ★★ (2010-09-05 04:01:00)

このアルバムが、現在日本国内で正規販売されていない事には合点がいかない。
前作も、その前のファーストも、僕は心待ちにして発売日に買ったクチで、
セールス的にはそんなに悪くなかったはずだし、DMLの日本での人気を考えると、
ここをスルーするレコード会社の考えは理解不能だ。(いろいろあるんでしょうけどね)
ま、地球が狭くなったお陰で、なんとか無事に手に入れられたが、
これがもし本気で入手不能だったりしたら暴動起こしてたぞこのやろうw
さて、この作品は、前作から続く、素朴なメロディで構築されたソフト路線のポップアルバムであり、もはやここで語ることさえ憚られるほど、エッジが無い音楽である。
しかし、天下無敵のメロディ作成能力はもはやゲージュツといっていいほどの高みに昇華されており、その点については疑問の余地が無い。
「India」をはじめとして、胸
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CAUGHT IN THE ACT-Act I: Relapse of Reason ★★ (2010-08-10 01:04:00)

サウンドプロデュースの良い、良くできたメロハー作品。
TENとかがツボに嵌る人間ならば、ぜひ押さえておきたいアルバム。
どのパートも、どこを切っても素人臭さが無く、安定感抜群。
プロの仕事をまざまざと見せ付ける、玄人好みの逸品。

MICHAEL SCHENKER GROUP-Arachnophobiac ★★ (2010-08-10 00:47:00)

11曲収録中、4曲も他人(ジェフ・ワトソン)にリードを弾かせてしまったという、マイケルの黒歴史ともいうべきアルバム。
マイケル・シェンカーという金看板を掲げて、さすがにそれは無いだろうと普通は思うが、「神」が気まぐれであることはファンが一番良く知っている。
きっと体調が悪かったのだろうとあきらめるのが正解だろう。
しかし、相当の背信行為であることは事実だし、忘れて欲しいと本人も思っているかもしれないが、そうはいかん(笑)
何せ、曲は全然わるくないし、クリス・ローガンの歌も大変よろしい。
闇に葬ってしまうには、ちょっと惜しい。
ところで、ジェフ・ワトソンが「マイケルっぽく」弾いているのは、やっぱり何というかその、ひょっとして「本件は黙っていよう」と思っていたのだろうか。
(バレるっちゅうねん)

TAKARA-Taste of Heaven ★★ (2010-08-10 00:17:00)

かの頃には、いろんな所で名前を見たジェフ・スコット・ソート氏。
いわずと知れた、イングヴェイの「ライジングフォース」初代ヴォーカルであるが、
彼は本当に歌メロが巧みで、歌唱にパワーも色気もあり、平たく言えば「良いヴォーカル」だ。
アクセル・ルディ・ペル氏のところとか、タリスマンとか、いろいろ参加しているが、
僕はこのTAKARAが一番好きかもしれない。(邪道といわれるかもしれんが)
古くは産業ロックと呼ばれた、あの辺りの薫りが漂う作風で、メロディがしっかりしているので、聴いて安心。一瞬フォリナーかと思う曲もあるが、まあいいだろう。僕はフォリナー好きだし。
ただ、ギターの音だけは何とかして欲しかった。
2万円のマルチをミキサー直で録ったようなガチャガチャした音で、演奏自体がギリギリだということもあって、けっこうキツイものがある。

OZZY OSBOURNE-Black Rain ★★ (2010-06-12 00:07:00)

引退アルバムだという事で、とても感傷的になりながら聞いた「No More Tears」を最後に、僕の中でオジーに対する何かが変わったような気がする。
その後は、彼がアルバムを出す毎に、一枚限りのオマケでポンと発表されているような消化不良な感じがしていた。
正直、何を期待したら良いのか、分らないような状態とでも言ったら良いのだろうか。
しかし、今回はそんな僕の溜飲を下げてくれた。
このアルバムには、有無を言わさぬ「オジー・オズボーンぢから」があった。
トニー・アイオミも顔を青くするほどのリフ作成能力を見せてくれたザック・ワイルドの働きといい、オジーのフックに溢れた歌メロといい、今回ばかりは文句のつけようが無い。
無駄をそぎ落とし、洗練された作品であり、オジーの魅力がストレートに伝わる良作だ。
ここにたどり着くために90年代の混沌を潜り抜けてきたのだ
…続き

WHITESNAKE-Restless Heart ★★ (2010-02-26 03:25:00)

「Slip Of The Tongue」の曲が、実はほとんどエイドリアン・ヴァンデンバーグのペンによるものなのだということを、僕はたまに忘れる。
奇人変人ヴァイの存在感が強烈だから、あのアルバムはそのイメージしか無いが、よく聴いてみると、あのアルバム、元ネタの時点で結構ハードでヘヴィだと判る。
別に、「Gambler」のような渋い曲を、ヴァイが無理やりド派手に作り変えたというわけでもあるまい。
何が言いたいかというと、いかにエイドリアンが「ブルース回帰」を標榜したところで、あの時点では、どう転んでも初期の作風を彷彿とさせる程の渋さに戻ることは無かったのだ。
そう考えると、このアルバムで見せる恐ろしいほどの地味路線について、一体何がそうさせたのか、と首を傾げたくもなる。
ぶっちゃけ、それなりに御歳を重ねたお二人が、アコースティックアルバムを経由して、すっかり「
…続き

BON JOVI-The Circle ★★ (2010-02-18 11:32:00)

なぜか妙にU2臭い部分が目立つ最新作。
何?リッチーって、こんなギター弾くヒトだったっけ?という感じ。
彼らは何を演っても自分たちの色に染め上げるだけの力量を持っているし、
このアルバムのどこを切っても「パクリ」なんていう言葉は出てこないんだけれども。
だったら良いじゃん、という事なんだけど・・・。
しかしね、ディレイの効いたクリーントーンで、ああいうコード進行でチャランチャランとやるのは、「彼ら」の専売特許だわ。無心で聴こうと努力しても、頭をよぎるのは仕方ないのと違うか。

いや、まあいいんですけどね。
作品全体としては、突出した曲は無いものの、全編にわたって良質なメロディと土臭い哀愁が漂う、非常にオーソドックスな(いい意味で)アルバムですわ。
長期醸造のブランデーみたいな、まったりと丸い味わい、っていうんですか。
僕は悪くな
…続き

MEGADETH-Endgame ★★ (2010-02-17 17:17:00)

祝、2009年ベストアルバム。というわけで・・・。
遅ればせながら聴いてみました。
典型的なメガデスサウンドが展開される良作、といったところですか。
それにしてもデイブ・ムスティンはブレないね。本当に曲作りが上手い。
耳に残るキャッチーなパーツをちゃんと用意していて、どの曲も聴き手を飽きさせない配慮が伺えます。安心して聴いていられます。
新加入のクリス・ブロデリック、これまた典型的な近代型のテクニシャンですね。
(ヴィクター・スモールスキと若干イメージがカブる)
ま、もはやこの程度のテクでは誰も驚かなくなった昨今ではありますが・・・。
そのうえで、いかに個性を発揮するかがカギとなる現状となっては、すこし色が薄い感じもしますけど、いいんじゃないですか。デイブの色が非常に濃いですから、この程度でいいのかもしれません。
正直、諸手を挙げて「
…続き

RIK EMMETT-The Spiral Notebook ★★ (2010-02-10 07:29:00)

「歳をとると、こういう音楽が身に染みてくるわあ・・・」などという台詞を吐きたくは無いのだが、事実なんだからしょうがないという作品。
あのトライアンフのリック・エメットがHR路線から距離を置いた本作、きっと、一定層のファンからは、なんだよつまんねえな的なリアクションが帰ってきたことだろう。
そういう意見を否定する気はサラサラないのだが(僕だって、ゲイリー・ムーアがAORとか言い出したら怒る)、作品の仕上がりがここまで良いとねえ。
最近は、ガチガチにHRやHMしか聴かないというヘヴィなリスナーもほとんどいないだろうし、基本HR好きなヒトが耳休めに聴くには好適といえる一枚じゃないでしょうか。
それと、上で火薬バカ一代さんもおっしゃっているが、このヒトのギターは非常に繊細な表現力を持っていて、自宅ギタリストが、ただ音符をなぞるだけのレベルから脱却する際、手本にするといいん
…続き

ANDI DERIS-Come in From the Rain ★★ (2010-01-27 00:36:00)

「5曲目が収録されていなければ、文句無く名盤である。」とか断言してしまうと怒られるのだろうかw(特にHELLOWEENのファンには)
アルバム全編を通じて猛烈な哀愁が漂っているのだが、5曲目でプツっと途切れるのが残念でならない。「曲を飛ばせば良いじゃないか。CDなんだから」というハナシではあるが、「作品てのは、そういうモンじゃねえだろう。」とか、一応言ってみる事にする。
それにしても、この作品の空気感は凄く良い。メロディも素晴らしい。
バックミュージシャンには見知らぬ顔が並んでいて、そういうアルバムを好きになることはあんまり無いのだが、これは大好きなんだよなあ。

VIPER-Theatre of Fate ★★ (2010-01-27 00:04:00)

ANGRAがデビューするとき、何に期待したかって、このアルバムの再現だったんですよね。
で、アンドレ・マトスはその期待に見事に応えたわけです。
(しかも演奏は100倍レベルアップ)
でもね、僕は思ったわけですよ。
演奏はシンプルでも、こっちのアルバムの方が魅力的だ、と。

JOE SATRIANI-Strange Beautiful Music ★★ (2009-06-05 14:29:00)

タイトルどおりのイメージを狙ったアルバムなんでしょう。
狙いがあまりに成功していて、ジョーの天才ぶりをまざまざと見せ付けられた感じ。
お約束的パターンに持って行くと見せかけてでスっと肩透かしを食らわせるあたりがキモチイイ。
凡才が同じことをやるとキモチワルイのだが、幸いなことにジョー・サトは凡才ではないのであった。

HEAVEN & HELL-The Devil You Know ★★ (2009-06-05 14:11:00)

2009年にもなって、このメンツの「新作」を聴くことが出来る事の幸せについて考えると、もはや手を合わせて拝みたくなるほどのアルバムである。
しかも、もうミュージシャン寿命どころか実際の寿命について考えることさえ多くなりそうな御歳の方々が、ファンの勝手な幻想に付き合って、青年期に生み出した音楽を当時のパワーそのまま(もしくはそれ以上)に演奏してくださっているのだ。これは拝んでも拝み足りん。
存在自体が有り難すぎて、作品に対する正当な評価が出来そうに無いが、そんなもん、しなくていいわw
このアルバムは最高です。ありがとうございました。

EXTREME-Saudades De Rock ★★ (2008-11-29 16:39:00)

再結成にもいろいろあるが、単純に「黄金期(あのころ)よもう一度」とばかり、過去のキャリアに擦り寄った作品を作ってみるのも、それはそれで一興。(Whitesnakeみたいな)
しかし、Decadance Dance2もMore Than Words2も無いところをみると、彼らはどうやら「本気」らしい。
解散以降の彼らのキャリアはいろんな意味で相当に深く、きっと本人たちの音楽観には、若い頃と比べてかなりの隔たりがあるはずで、特にヌーノは結構、「枯れた味わい」を出してきつつあるわけだが、そんななかで、「現在の等身大」を見事に具現化したアルバムに仕上がっている。
それでいて、「EXTREMEらしくない」と思わせないのは、元々彼らの音楽性が雑多であることに加えて、やはりあの二人のケミストリーが特別だからに他ならない。
個人的には、正直、初期2枚が最も好みではあるのだが、安易
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JUDAS PRIEST-Nostradamus ★★ (2008-11-29 15:35:00)

コンセプトアルバムの理想的な姿といえば、「名曲無き名盤」だと思ったりする。
ブックレット片手に、歌詞をよく味わいながら、一遍の小説を読むかのようにその世界に浸れるような作品が良いのだ。
そうでなければ、わざわざSEで曲同士を接着する必要なんか無い。
要は、そこに一撃必殺の名曲は必ずしも必要では無く、物語が全部終わって、「ああ良かったなあ」が最高。
そういう意味で、やっぱりDreamtheaterのMetropolis Part2は本当にスゴイ作品だった。
で、このアルバムだが、「名曲はあるが名盤とは思えない」っていうのがホントのところ。
一枚通して物語に浸るにはちょっと色彩が単調すぎるという感じ。
喜怒哀楽、山あり谷ありでクライマックスに向かっていくような、コンセプト作品としての完成度がちょっと低いような気がするのだ。
これなら、曲数を絞っ
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YNGWIE MALMSTEEN-Perpetual Flame ★★ (2008-11-25 00:03:00)

何だかんだ言っても、未だに新作が出るたび買ってしまうのは、別に彼に個人的な恩義を感じているからとかいう訳では無く(当たり前か)、やっぱり音楽的な「何か」を期待しての事であるが、結局、今回もガッツポーズとはいかないのであった。ちゃんちゃん。
かといって、「金輪際彼の新作は買わないぞ」と決意させるほどの駄作かというと、決してそうではないから始末が悪いというか何と言うか。
もう、アルカトラスや「初期三部作」の、あの頃の輝きを取り戻して欲しいなどと、そんな贅沢は望むべくも無い事ぐらい重々承知はあるのだけれども、彼の天才にもう一度賭けて見たくなるこの心境、判ってくれるかよオイ(泣)。
リッパーの件に関しては、特に感想らしい感想も無いというのが正直なところ。
彼は元々器用だし、歌メロもほとんどイングヴェイ製なわけで、たぶんマイク・ヴェセーラあたりが歌うのと、さして印象に差は無
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MICHAEL SCHENKER GROUP-Written in the Sand ★★ (2008-09-28 17:43:00)

ゲイリー・バーデンの時は「下手すぎる。マイケルと釣り合っていない」と言われ
ロビン・マッコーリーの時は「アメリカ的すぎる。マイケルに似合っていない」と言われ
じゃあ、って感じで(歌もうまいし、ポール・ロジャースタイプの欧州風味である)
リーフ・スンディンを引っ張り出してきたはいいが、
「なんかぱっとしない」
に納まってしまったという、悲しいアルバム。
結局、マイケルの、「自分自身は一切歌メロには関知しない」という習性がすべてを物語っているのであった。

WHITESNAKE-Good to Be Bad ★★ (2008-09-28 17:14:00)

「いまさらこんなアルバム、誰が喜んで聴くんだ」と独り言しながら、
大変喜んで聴かせていただきました。
相変わらず、デヴィッドは歌メロが良い。
このアルバムは、それに尽きると思う。
笑ってしまうほどジョン・サイクスを意識したダグのギターも、場合によっては批判の対象とすらなってしまうレベルだが、これほど潔く「あの時代よもう一度」と演られてしまうと、もはやお祭り状態であり、つい「いいぞやれやれ!」と応援してしまう。
ところで、その昔、ザック・ワイルドやポール・ギルバートと同列扱いだったレブ・ビーチは、なんでこんなにも無視されているのだろうか。
今回も結構良いギターを弾いていると思うのだが。

ULI JON ROTH-Under a Dark Sky ★★ (2008-09-28 16:58:00)

僕がこのサイトの「PROLOGUE~」のところに「本編はまだかい!」と苦情を書き込んだのが6年前。
そのときすでに6年待たされていたから、都合12年越しで、ついに出た本編・・・。
と、いうことになっているが、「PROLOGUE~」とはずいぶん空気感の違うアルバムである。
あのアルバムは、壮大な宇宙空間を貫く真っ白なレーザービームような感じだったが、今回はなんというか、地球的、というか、土臭い。
(あえろすみすさんも同じような指摘をなさっていますね)
民謡っぽく、親しみやすいメロディが多く登場するところなんかは、ブラックモアズ・ナイトを思い出したりした。
そういう意味で、やはり12年の歳月は長く、ウリの趣味も「枯れた味わい」に近づきつつあるのかな、という気がした。
ギターの表現力は相変わらず、というか深まるばかりで、こればかりは凡人が追走できる範疇
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METALLICA-Death Magnetic ★★ (2008-09-14 11:13:00)

ここに辿り着くために必要な過程だったとするなら、
この際LOADにもRELOADにも文句は言うまい。
過去のファンをも納得させる、自らの資質に迫りつつ、
しかし単なる懐古趣味でもない。
身震いがするほど凄まじいアルバムであり、
忘れかけていた僕のメタル魂が完全に蘇った。
ありがとう。ライブには絶対行くよ。

LAST AUTUMN'S DREAM-Saturn Skyline-Domino ★★ (2008-02-03 02:44:14)

個人的には、4thの中では最も好きかもしれない。
軽めのタッチで風を切って走る感じが気持ち良い。
ギターソロも絶妙。流石。
後半のアルペジオ、DPのS.モーズが全く同じ事をやっていたが、偶然か?(ちなみにモーズのほうが上手い)

LAST AUTUMN'S DREAM-Saturn Skyline-Frozen Heart ★★ (2008-02-03 02:34:39)

ニール・ショーンが好きそうな曲。ギターソロは情感たっぷりだが、音が惜しい。アンディは機材を昔のやつに戻したほうが良いような気がする。

LAST AUTUMN'S DREAM-Saturn Skyline-Supersonic ★★★ (2008-02-03 02:30:27)

アルバムのなかで、ミカエル本来の持ち味、クサポップ感がもっとも生き生きしている曲。アンディのギターも単純なフレーズながら大量のオーラを放出している。
あまりに出来が良いので、さしものマルセル・ヤコブもおとなしく伴奏しているしかないという感じ。


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