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H・Wさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 201-250
DAVID COVERDALE-Into the Light-Wherever You May Go
UFO
DIO
BLACKMORE'S NIGHT-Under a Violet Moon
PAUL GILBERT
ULI JON ROTH-Prologue to the Symphonic Legends-Starlight
ULI JON ROTH-Transcendental Skyguitar
ULI JON ROTH-Prologue to the Symphonic Legends-Winds of War
ULI JON ROTH-Prologue to the Symphonic Legends
ULI JON ROTH
UFO-Sharks-Deadman Walking
UFO-Sharks-SERENITY(DO WHAT!)
POISON-Native Tongue
FAIR WARNING-Rainmaker-Burning Heart
PINK CREAM 69-Electrified-Gone Again
DAVE MENIKETTI-Meniketti-I Remenber
BAD MOON RISING-Opium for the Masses-Believe
BLACK SABBATH-The Eternal Idol
YNGWIE MALMSTEEN-Attack!!
RAGE-End of All Days
JOE LYNN TURNER-Hurry Up And Wait-Can't Face Another Night
KANSAS-Always Never the Same
DEEP PURPLE-The House of Blue Light
DEEP PURPLE-Purpendicular
BADLANDS-Badlands
ALCATRAZZ-No Parole From Rock'n'Roll-Hiroshima Mon Amour
AC/DC-The Razors Edge-Thunderstruck
BON JOVI-New Jersey
FIGHT-War of Words
JUDAS PRIEST-'98 Live Meltdown
WHITESNAKE
ANGRA-Holy Land
JUDAS PRIEST-Painkiller-Leather Rebel
JEFF BECK-Jeff Beck's Guitar Shop-Where Were You
RAINBOW-Long Live Rock 'n' Roll-Kill the King
SCORPIONS-Tokyo Tapes
YNGWIE MALMSTEEN-Magnum Opus-Fire in the Sky
YNGWIE MALMSTEEN-Trilogy-Liar
FIREHOUSE
BLACK SABBATH-Dehumanizer-TV Crimes
VAN HALEN-Van Halen III-Once
VAN HALEN
IMPELLITTERI-System X
STEVE MORSE
STEVE MORSE-StressFest
STEVE VAI-Passion & Warfare
BLACK SABBATH-Cross Purposes-I Witness
BLACK SABBATH-The Eternal Idol-Born to Lose
WHITESNAKE-Whitesnake
ALCATRAZZ-Live Sentence
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DAVID COVERDALE-Into the Light-Wherever You May Go ★★ (2002-10-11 00:07:03)

その時期にしか出せない声、というのが確かにある。
低域から深く染み渡るような「ディープ・ヴォイス」が、熟年期デヴィッド・カヴァーデイルの、特質。
若い頃から、こういったレンジは得意としていたが、ひたすら渋いこの深みは、今世紀に入って、さらにまろやかに響くようになった。
そんな彼の声質を、最大限に引き出すのがこの曲。
ひたすらに優しいメロディーのこの曲は、微かにかかる記憶の霧の向こうで、母と幼い娘が手を取り合っているような、そんな柔らかな雰囲気を持っている。彼のキャリアの中でも、かなり異質の部類に入る曲だが、現在の彼の魅力を伝えるには、これ以上の曲はない。

UFO ★★ (2002-10-09 00:41:00)

SHARKSの裏ジャケの、マイケル・シェンカーのカッコが凄い。
ZZ TOPみたいなひげ、ニットの帽子、ノースリーブのフリースジャケット、二の腕には茨の刺青。しかもなんと、額にHUNTER×HUNTERの「団長」みたいなワンポイント刺青まで入っている。
圧倒的にヘンである。
他のメンバーの姿があまりにも普通のナイスミドルなだけに、余計に目立つ。
一体どうしてしまったというのだ?あまりにエキセントリック過ぎるじゃないか。
何かが起こる予感がするなあ。

DIO ★★ (2002-10-08 11:57:00)

いちおう確認しておきたい事は、DIOがアメリカで売れたバンドだということだ。
全盛期なら、アメリカ中どこへ行ったって紙ふぶきの嵐。「顔面VISAゴールドカード状態」だったというのに・・・。
「過去の人」になるのがどれほど切ない事か、「あの有名人は今」系のTV番組を見ていればわかるだろう。
悪い事も面白い事もしていないのに、世間から笑われちゃうんだぞ。ひゃー。
なまじ大きな成功を手にしただけに、そのリバウンドを恐れたロニーの気持ちはよくわかる。本当はドラゴンが好きでも、そんな顔をしちゃいかんのだ。これは結構つらい戦いである。
そんな、恐ろしいドツボにはまって、一時は全てを失いそうになったロニーだが、最近あきらめが付いたのか、好きな事を存分に楽しんで余生を送ることに決めたようだ。
老いてなお、精力的な彼をして、「最前線で戦い続けている」という表現もあるよう
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BLACKMORE'S NIGHT-Under a Violet Moon ★★ (2002-10-05 08:28:00)

ブラックモアズナイト最高傑作はこれだ。
いいや。絶対これだ。
FOOL'S GOLD一曲のために3000円払ってもいい。
タイトルチューンも素晴らしい。
POSSUM GOES TO PRAGUEはリッチーのアコギ・プレイの最高峰だ。
とにかく、このアルバムを聴けば、リッチー・ブラックモアがHRの世界で生み出してきた、数々の「フックに満ちた名演」のカラクリが解る。
一瞬のひらめきによる素晴らしきコードチェンジ・マジック。
その刹那、まさに、「あの瞬間」と全く同じ感動を味わえる。

PAUL GILBERT ★★ (2002-10-04 14:38:00)

この人は、常に「おもちゃを手にした子どもの精神」である。
イングヴェイに「凄い!!」
ワイルドハーツが「カッコいい!」
TVには「出たい!!」
そこには一切、斜に構えたような所が無く、自分がCOOLだと感じたものに真正面から思いっきり体当たりしている。
カッコつけたミュージシャンが溢れかえるなかで、彼のような存在は貴重だ。
このままお茶の間にどんどん進出してもらって、HRのCOOLさを世間にアピールしていってもらいたいなあ、とか思う。素直に。
プレイに関しても、多分この人は、子どもがTVゲームに夢中になるように、ギターに対して恐ろしいほどの集中力を発揮しているのだと思う。その上手さには非常にマニアックなにおいを感じる。
「プレイに情感が欠ける」とか言う批判もあるだろう。
ゲイリー・ムーア的見地からすれば、確かにそうかも知れないが、なに
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ULI JON ROTH-Prologue to the Symphonic Legends-Starlight ★★ (2002-10-04 02:40:29)

本当は星三つ、余裕で獲得できるほどの、圧倒的に美しい曲なのだが、マイケル・フレクシグのヴォーカルが苦しくって仕方ない。
いいシンガーなのだが、ちょっと無理させすぎたようで、ギリギリ搾り出す高音がコミカルなほどに辛そうである。
適任シンガーでリメイクしてほしいなあ。

ULI JON ROTH-Transcendental Skyguitar ★★ (2002-10-04 02:20:00)

これほどいい加減に音源を寄せ集めただけの作品が、ちゃんと高レベルの評価対象になってしまうというのは凄い。まさに孤高の存在である。
ラフスケッチやデッサンが高値で取引される画家のような、そういうレベルの存在だということだ。
しかしこのような中途半端な作品を立て続けに発表していて、大丈夫なのか?
ファンとしては、彼の音ならどんな形でも聴ければ嬉しいが、断片的にちょろちょろと音源を切り売りしていくようなやり方は、決して本人の望む所ではないだろう。
商売と創作活動のあいだで板ばさみになって、イライラしているウリの姿が想像できてしまう。
「レコード会社との約束もあるし、仕方ないから、そのへんの音源を集めてみるか。」とかいうことで、手間のかかる編集作業に労力を費やしていたとしたら、時間がもったいないので、それはいいから腰をすえてメロディックHR作品の完全版を作ってくださ
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ULI JON ROTH-Prologue to the Symphonic Legends-Winds of War ★★★ (2002-10-04 01:40:57)

ドラマティック。
この曲のためにその言葉は存在する。
壮大な宇宙空間にひとすじ突き抜けていく白いレーザービームのように、ウリのギターが飛翔する。
こういうヒロイックなカッコよさは、人前で大音量で聴くのはさすがに恥ずかしいが、背筋から湧き上がる興奮の波を、どうしても抑える事が出来ない。
緩む口元、握るこぶし、粟立つ肌、熱き目頭。
そういう曲である。

ULI JON ROTH-Prologue to the Symphonic Legends ★★ (2002-10-04 01:21:00)

プロローグ

・・・・・
・・・・・
・・・・・
って、本編はまだかい!!!(笑)
このアルバムは「ほんのさわり」という中途半端な内容のものだが、その時点ですでに、向かうところ敵なしの美旋律HR作品に仕上がっている。
マイケル・フレクシグの歌唱が一部相当苦しいのと、バックの演奏があまりにも機械じみていることが玉に瑕だが、そのあたりを改良し、さらに楽曲をずべてそろえた「完全版」が発表されたとしたら、ぼくはいくら払っても惜しくは無い。

ULI JON ROTH ★★ (2002-10-04 01:02:00)

批判覚悟で言わせてもらうなら、ウリ・ロートは、長い長いソロ活動において過去一枚も「マトモな」作品を発表していない。
エレクトリック・サン時代は、本人による歌唱が作品に決定的打撃を与えているし、復活後の一枚目は見切り発車的な、文字通り、プロローグであり、2枚目も、デモ音源のかき集めに過ぎない。
僕がいいたいのは、「SYMPHONIC LEGEND」の本編は一体いつになるのか?という事だ。「PROLOGUE TO~」は本当に凄い作品だった。
未完成ながら、「ウリ・ロート製、歌えるヴォーカリストがちゃんと歌ったメロディックHR」が史上最強であることを確信させる内容だった。
あれが完璧な形で世に出たら、まさに「パーフェクトジオング」状態だ。(若い人、判るか??)
それとも、ジオング同様(しつこい)、完全版は幻で終わってしまうのか?
彼の発表する音源なら何でも聴
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UFO-Sharks-Deadman Walking ★★ (2002-10-01 23:27:47)

アルバムのハイライトはこの曲だ。
この曲は雰囲気のあるアルペジオのイントロから始まって、ヘヴィーなカッティング・リフへと移行するが、このリフの切れ味が凄い。兄ルドルフのプレイに匹敵する。
歌メロ自体はどうということも無いが、例によって、サビの裏でマイケルが非常に味のあるメロディーを奏でていて、さらにギターソロ導入部のクリーントーンの旋律が悶絶だ。
心臓が洗濯されるような、素晴らしい瞬間である。

UFO-Sharks-SERENITY(DO WHAT!) (2002-10-01 23:17:07)

フィル・モグの、切なくブルージーな歌唱から始まる、湿っぽい雰囲気いっぱいの曲。
サビで奏でられるマイケルのカウンター・メロディーが素晴らしい。
もう少し気の利いた歌メロが付いていたら、凄まじい曲になっただろうに。

POISON-Native Tongue ★★ (2002-09-29 02:50:00)

「リッチー・コッツエン、POISON加入」のニュースは衝撃的だった。
POISONといえば、「きみたちも練習しないとPOISONみたいになってしまうよ」とか言われてしまうバンドだったのに、そこに、シュラプネルからデヴューして以来、多彩なテクニックと歌の上手さで、「こいつはいつものイングヴェイ・クローンとは訳が違う」と玄人筋から注目されていた「彼」が加入するというのだ。
これは、一歩間違えると三流のパロディーにもなりかねない事だった。
ポンキッキに豊川悦司を出演させようとは、誰も思うまい。
しかし、蓋を開けてみれば、リッチー加入でPOISONは見事に化学変化。その毒性は綺麗さっぱり中和されてしまった(笑)
アルバム一曲目から完全にぶっ飛ばされた。
おまえら、本当に演奏しているんだろうな、と思うくらいに見事な各パート、リッチーの凄まじいグルーヴ・センス。ブ
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FAIR WARNING-Rainmaker-Burning Heart ★★★ (2002-09-29 02:10:02)

この曲はギターソロに尽きる。
この曲の、このソロが、近年まれに見る超弩級構築美ソロイングで、皆それを知っていたというのに、アンディー・マレツェクの被害妄想が強かったのは残念だ。
「スカイギターのせいでヘルゲばかりが注目されるのはフェアじゃない」とか、インタビューでも平気でそういう趣旨の発言をしていたしなあ。
我々はもうすこし彼を手厚く保護するべきだったのかもしれない。「イングヴェイのギターには最近構築美が無い」とかボヤく前に。
このまま放っておくと、この種は絶滅してしまうぞ。
アンディー・マレツェクのギタリストとしてのポテンシャルは、それはそれは恐ろしいほど高い。
バラードのソロで見せる、とてつもない泣きのオーラ。
この曲のような疾走ナンバーで、「もうひと煽り」してくれる最高の構築能力と、速いパッセージでも体勢を崩さないテクニック。

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PINK CREAM 69-Electrified-Gone Again ★★ (2002-09-24 23:26:05)

何度でも言うが、デヴィッド・リードマンは上手い。
シンプル極まりない直球勝負のバラードが、ここまで心に響くのは、フックのある素晴らしい歌メロと、デヴィッドの完璧な表現力のおかげだ。
わざとフォームを崩して、「表現力」を演出するシンガーもいる。しかし彼は、背筋を伸ばした、凛とした雰囲気を保ったまま、トーンとヴォリュームの抑揚を絶妙に制御する方法を心得ている。
ハイトーンになっても決して破綻をきたさない声質もいい。
目下、「好きなヴォーカリスト部門」ナンバー1である。
そんな彼の歌唱が、目いっぱい楽しめるこの曲、最高だ。

DAVE MENIKETTI-Meniketti-I Remenber ★★ (2002-09-22 23:44:57)

収録アルバムの中ではもっとも産業ロック色の強い、メロディアスな疾走ナンバー。
こう書くと、なんだか「ハイウェイをクルージングする真っ赤なオープンカー」という感じを想像するが、ここにデイヴ・メニケッティのギターが加わると、様相が一変。「犯人を追走するノーヘルの館ひろし」へと変貌するわけだ。
それにしても、カッコいい曲である。
次の刑事ドラマの挿入歌は、これで決まりだ。

BAD MOON RISING-Opium for the Masses-Believe (2002-09-21 23:27:50)

確かに、セカンドアルバム以降の彼らには、全体的に冴えが無かった。
しかし、正統派ファンにそっぽを向かれた理由が、「グランジっぽくなった」という一言に集約されているのはどうにも合点が行かない。
この曲はファンキーな縦ノリ系ナンバーで、その疾走感は、凄まじいといっても良い。リフの切れ味、ヴォーカルの表現力も見事で、どう低く見積もっても「駄曲」ではない。
こういう曲を作っているのだから、「グランジ。以上。」では、彼らを的確に表現しているとは到底言えない。
忘れてはならないのは、彼らが本来、非常に優れたミュージシャンで、それだけに、我々の期待が、バブルのように膨らんで(膨らみすぎて)いたということだ。
酷評が嵐となって、吹き飛ばされるように消えていったBMRだが、彼らにWHITESNAKE級の作品を真剣に期待する方が、そもそも間違いだったのだ。
この曲を聴くと
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BLACK SABBATH-The Eternal Idol ★★ (2002-09-19 01:53:00)

トニー・マーティン在籍時の音源のなかで、もっとも影が薄いアルバムといえよう。(加入一発目の作品だと言うのに)
次のアルバム以降はすべて、コージー・パウエルか、ギーザー・バトラーのどちらかが参加しているから、というのも理由の一つかもしれない。
レコーディングメンバーを見ると、ボブ・デイズリーとか、エリック・シンガーとか、有名ではあるけれどパンチ力に欠ける名前が並んでいる。
しかし、このアルバムの、非常に均整の取れた、キャッチーな楽曲の数々を楽しんでいると、こういう軽めのノリもアリかなあ、と感じてしまう。ギーザーやコージーの持ち込む、エナジー全開のスーパーサウンドも、もちろん魅力だが、シェイプアップされた音世界の中で楽しむ、トニー・アイオミのフックに富んだ楽曲も、なかなかに味がある。
ロニーほどに熱くは無く、湿り気のある声質がたまらなく魅力的なトニー・マーティンだが、
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YNGWIE MALMSTEEN-Attack!! ★★ (2002-09-15 00:11:00)

新譜感想のところで早々に意見を述べてしまったので、ずっと、改めてここに書き込むべきかどうか、すなわち「買い!」と言えるかどうか、迷っていた。
結論。やっぱり「買い」と言えそうである。
「ご馳走様」と、残らず完食した後、満足げに爪楊枝で歯をつつきながら、
「もうちょっとスープの味が濃いと最高だったのになあ」
とか苦情を訴える、そういう作品で、要するに、誰が聴いても若干の不満がつきまとってしまうのだが、けっして誰も「まずい」とは言えない説得力があるのだ。
「つまった当たりのホームラン」と言い換えてもいい。
イングヴェイは今、ガッツポーズでダイヤモンドを周回中だ。
ひとまず、笑顔でホームランを喜ぼうではないか。

RAGE-End of All Days ★★ (2002-09-11 21:17:00)

こ~いちさん、その気持ち、実は、私、よく判ります。
UNITYはインストパートが過去にないほど充実していて、もちろん曲の完成度も水準をはるかに凌駕してますが、BLACK IN MINDで突然大爆発を起こした、「歌謡的魅力」に関しては、このアルバムを含めた当時の作品のほうが若干ながら上かも、と思うわけです。
こ~いちさんの意見を読んで、なるほどやっぱりUNITYよりこちらのほうが好き、という見解もあるのだなあ、と思いました。
BLACK~が好きなら、このアルバムは絶対に買いです。
ただしギタリストのプレイが「棒読み」なので、そのあたりを重視する向きには不適ですが。
ちなみに、次のTHIRTEENは「ムード重視」で、若干キャッチーな魅力が減退します。

JOE LYNN TURNER-Hurry Up And Wait-Can't Face Another Night ★★ (2002-09-10 22:22:10)

ジョー・リン・ターナーのおいしいトコをぎゅっと凝縮したせつないバラード。
ギタリストはご存知アル・ピトレリ。この人は「何でも弾ける便利なギタリスト」という評価しか得ていないようだが、とんでもない。とんでもないですよ、皆さん。押し引きをわきまえた演奏と、泣かせにかかった瞬間の猛烈なオーラは、こういう哀愁をたたえた曲で抜群の威力を発揮する。はっきりいって、名人芸である。
ジョーの素晴らしい歌唱と絶品の歌メロ、ついでに凄まじい泣きを演出するギターソロ、これは名曲である。

KANSAS-Always Never the Same ★★ (2002-09-10 21:46:00)

オーケストラのアレンジが素晴らしい企画盤。
そもそも、メロディーの素晴らしいカンサスの音楽はこういうシンフォニックなアレンジが抜群に合う。
そこにもってきてそのオーケストラアレンジが、実にメリハリの利いた職人技だ。大仰なパートはとびきり大仰に。ギターに任せたほうがいいところは、でしゃばらず。
各パートの楽器分担も完璧。
その結果、凄まじくドラマティックな演奏効果をもたらしている。
映画音楽とか、ゲームミュージックとかに引用すれば、抱きしめたいほどのエンターテインメントが完成するはずだ。

DEEP PURPLE-The House of Blue Light ★★ (2002-09-08 04:15:00)

ポップな曲が何曲か入っていたからと言って、その存在を全否定してしまうのは、キャンディーの詰め合わせの中に自分の嫌いな「ストロベリー味」が入っていたからと言って、箱ごと捨ててしまうようなものだ。
おいおい、もったいないって。
「DEAD OR ALIVE」のかっこよさったら、再結成DPの全曲の中でも特筆できるほどのものだし、奥深いメロディーと構成の不思議ナンバー「STRANGEWAYS」だって、非常に味わい深い。さらに他にも、聴いていて飽きない秀曲がいっぱいある。
「方向性が定まっていない」と言う評価は、「バラエティー豊か」と言い換えることも出来て、しかもこのバンドには、いかなる曲を演奏しても、決して他の誰かと聞き違えることのない強烈な個性があるではないか。
なのにどうして、このアルバムの場合、批判的なほうの言い方がなされてしまうのか
要するに、「こうあってほ
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DEEP PURPLE-Purpendicular ★★ (2002-09-08 03:25:00)

音楽業界は、あくまでビジネスをしているのであって、「商品に貼られるレッテル」は当然、レコード会社にその選択権がある。
DEEP PURPLEと書いてあったほうが売れるだろう、と彼らが判断すれば、当然そう記載するだろう。
本当はジョン・ロードもイアン・ペイスも判っているのだ。「リッチーがいないのにDPと名乗るのはいくらなんでも無理がある」と。
しかし彼らにしても、良い音楽を演奏してお金をもらえればそれで幸せなわけで、マーケティングの戦略についていちいち必要以上に頓着したりはすまい。
結局バンド名なんてその程度のものなのだから、我々のほうがぎゃあぎゃあと騒ぎ立てる事はない。メンバーが変わっている事はちゃんとアナウンスされているわけだから、「彼がいるバンドだと思って間違って買ってしまったではないか」という苦情を申し立てるのも間抜けでしかない。
HR界最高のキーボー
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BADLANDS-Badlands ★★ (2002-09-08 01:26:00)

ジェイク・E・リーが尻すぼみになっていってしまったのは、ハードロック三大不可思議のうちの一つだ。(残りの二つは現在考え中)
この人のセンスのよさは本物だった。
このアルバムで聴ける彼のプレイには、時代の変化を言い訳にさせない、普遍的なカッコよさがあった。神出鬼没、変幻自在のニンジャ・ギターとでも言おうか。スパッと切り込んでくる切れ味が素晴らしい。
これだけの仕事が出来るミュージシャンを、このままフェイド・アウトさせてしまうわけにはいかない。
ジェイーク!!
カムバーック!!!!

ALCATRAZZ-No Parole From Rock'n'Roll-Hiroshima Mon Amour ★★★ (2002-09-08 01:02:49)

イントロのギターの一音目が、ヒューンと鳴った瞬間、ただ事ではない空気が流れる。
これは初回先頭打者初球場外ホームランである。
曲はその空気感をひっぱったまま、この曲最大のドラマであるギターソロまで聴き手の意識を誘導する。
それにしても、この曲唯一の弱点はそのギターソロ直後のとってつけたようなオルガンフレーズだ。ライブではイングヴェイが堪らずオブリを放り込んでいるが、あそこでテンションがストーンと落ちる。
イングヴェイが後年、「おれはハモンドが嫌いだ」と言っているが、DPフリークの彼が元来ハモンドが嫌いだったとは考えにくい。
原因はお前だ。ジミー・ウォルドー(笑)

AC/DC-The Razors Edge-Thunderstruck ★★ (2002-09-08 00:39:18)

「これから何かが起こりそう」なイントロが素晴らしい。(ライブのオープニングテーマに使用したTHUNDERのセンスに脱帽。)
歪みが浅いにもかかわらず、物凄い重厚感を演出するマルコム・ヤングのリズムギターも炸裂して、おもわず身体が上下運動してしまう。
凄まじいグルーヴである。

BON JOVI-New Jersey ★★ (2002-09-07 00:24:00)

ハードロックが最も華やいだ、あの素晴らしき時代の空気がいっぱいに詰まった、宝物のようなアルバム。
どの曲もきらびやかなエネルギーに満ち溢れていて、しかもメロディーが素晴らしい。
したり顔のロックマニアは、マイナーで斜めに構えたような音楽ばかりを愛聴する傾向にあるが、いかなる「通好み」なロックバンドでも、これほど大量の良質メロディーを生産する事は出来ないだろう。
「LIVING IN SIN」や「BLOOD ON BLOOD」の、あの突き抜けていくような感動を前に、いかなる理屈も無力である。
「売れてるから聴かない」というひねくれものの諸君。わざわざ損をしてはいけない。
いけないぞおおお!
・・・失礼。

FIGHT-War of Words ★★ (2002-09-02 11:03:00)

9年前(え?もうそんなに経つのか!)、物凄い緊張感と不安が交錯する中、このアルバムを最初に聴いた瞬間、「だめだこりゃ」と下唇を突き出したものだ。
当時アメリカを席巻していたグランジ・ヘヴィネスの波というやつは、こちら日本においてはピンとこない現象だった。HM界においても、メタリカの黒いのや、パンテラの俗悪がそれほど強い影響力をもっているとは思えなかったので、正統派メタルについて、「こんなのダサくて聴いてられないぜ、ベイビー」とかはちょこっとも思わなかったのである。
だから、こういう重い音像の音楽はめっちゃくちゃ鼻についたし、ぜんぶおんなじに聴こえた。ときにJUDAS PRIEST風メロディーを見つけてハッとしたりはしたが、そんなちょっとした事で喜ばなければならないほど、作品全体のトーンは沈んでいた。
だから、今、このアルバムが、我々の耳にいかに響くか、すこし興味があって
…続き

JUDAS PRIEST-'98 Live Meltdown ★★ (2002-08-30 03:30:00)

このライブアルバムが発表されていなかったら、リッパーが戦犯扱いされていた可能性がある。
キーが下がっているとはいえ、前任者のウルトラD級歌唱を完璧にトレースするその逞しい姿に、我々は完全にノックアウトされてしまったわけだ。
「歌えること」を天下に知らしめたこのライブ・アルバムの功績はとてつもなく大きい。
しかし、やはり「ロブと違う」ということは事実で、それも同時に確認させられた気がした。
ロブの声には、じつに悪魔的な「気味悪さ」というのが潜んでいる。これはオジー・オズボーンにもいえるが、このへんはもはや歌唱力云々の差ではない。
リッパーはそのかわり、どすの利いた怖さを演出できるわけだが、
「なんじゃワレこらああ」というやくざの一声より、痩せた目のぎょろりとした男が、「ねえ、君、こっちにおいでよ・・・ヒヒヒ」とか言うほうが、僕は怖い。

とも
…続き

WHITESNAKE ★★ (2002-08-28 22:17:00)

さてお立会い。
ここに並んだ色とりどりのヘビたち、じつはぜーんぶ白蛇だってんだ。どうだい、驚いただろう?
・・・てなわけで(笑)
時代によって様々に変化してきたWHITESNAKEであるが、個人的には、どの時代にもそれぞれ聴き所があって、好きである。
デヴィッド・カヴァーデイルが非常に魅力的なシンガーであることに異論はなかろう。その個性的な味を、様々なスタイルで堪能できた事は、リスナーとして幸せであるとおもうのだ。
絶品のバナナがあれば、パフェにも入れてみたいし、バナナケーキも作ってみたい。
たとえ、「俺はやっぱりバナナパフェに限る」という人間が現れたとしても、「ケーキでもイケルかも知れない」と試みた実験そのものを否定する事は出来ないだろう。
スティーヴ・ヴァイ在籍時が一番ボロクソ言われるし、デヴィッド本人も「あれはやりすぎたかも」と思っているよ
…続き

ANGRA-Holy Land ★★ (2002-08-27 19:59:00)

1343さん、おっしゃるとおりです。(拍手)
こういう建設的な実験は大歓迎だ。
安直にカッコいいスピードチューンでまとめたとしても、ぼくはもうあんまり大げさに感心したりはしない。
こういう、何らかの要素をHMのフィールドで消化しようと試みる取り組みの中で、名作を超えた画期的作品が生まれると思うし、そういう、意欲に満ちた作品は、聴いていて飽きない。
聴くものを脱皮させるような作品が、僕は好きだ。

JUDAS PRIEST-Painkiller-Leather Rebel (2002-08-26 20:34:19)

この曲のスコット・トラヴィスのバスドラは凄い。
あのスピードをあれほど持続させるのは脅威である。
彼をあの状態のまま地面に置いたら、凄いスピードで走り出すに違いない。
「子カール君」になら楽勝で勝てるだろう。
(若い人には判らないかなあ・・・)

JEFF BECK-Jeff Beck's Guitar Shop-Where Were You ★★★ (2002-08-26 16:51:19)

エレキ・ギターは人類が生み出した傑作楽器である。
その表現力はちょっと桁外れだ。
旋律をなぞるだけならピアノがある。
ヴァイオリンでも音は揺らせる。
しかしこの表現は貴様らには出来まい、はははは!
ざまーみろってんだ、おしりぺんぺん。
・・・失礼。
ジェフ・ベックによるこの演奏は、凄まじい緊張感を伴った泣きの名演だ。いや、「泣き」などという陳腐な表現は当てはまらないな。ごめん。
日本刀の上を素足で歩ききったジェフ・ベックに拍手!拍手!

RAINBOW-Long Live Rock 'n' Roll-Kill the King ★★★ (2002-08-25 23:23:59)

リッチー・ブラックモアという天才は、ジャンルに関わらず、「良いな」と感じたメロディーや構成を、センスよく自身のフィールドである「HR」に昇華してしまう才能を持っている。
そうして生まれた「ブラックモア式ハードロック」と、その後フォロワー達によってに生み出された作品とでは、
コロッケの「野口五郎のものまね」と、
「コロッケの野口五郎」のものまね
ぐらいの差がある。
「KILL THE KINGみたいな曲」は多いが、はっきり言って根本的に違う。

SCORPIONS-Tokyo Tapes ★★ (2002-08-24 17:09:00)

言わずと知れた、ウリ・ロート在籍時代のライブ盤。
HR史上最高の哀愁シンガー、クラウス・マイネと、
HR史上最強のリズム・ギタリスト、ルドルフ・シェンカーと、
HR史上最強のリード・ギタリスト、ウリ・ロートの、
このライブ盤を聴かずして、めしがくえるか。
くえるかってんだ、えっ?!
失礼。
クラウスの声質は天からの授かりものである。
東西冷戦を終結させた(?)この、人類史上最も切ない声を聴けば、チンパンジーでも涙を流す。
ルドルフのリズム・ギターは殺人兵器である。
0.00005秒でワンストロークを完了させる(嘘)脅威のカミソリ・リフは、ふさふさ髪の毛を一瞬で丸ハゲにかえてしまうぐらいの切れ味である。
そしてウリのギターは宇宙に届くメッセージだ。
思いっきり音量を上げれば、きっとU.F.O.が「何事か」とおもって着陸
…続き

YNGWIE MALMSTEEN-Magnum Opus-Fire in the Sky ★★ (2002-08-20 22:06:40)

「疾走」と「爆走」は、違う。
いかにもヘヴィー・メタル然とした後期の彼の「爆走」作品の中では、この曲が最も「古典HR疾走曲」の雰囲気がある。
曲のテンポをあんまり上げすぎると、「怒気」が全てを覆い隠してしまって、珠玉のメロディーメイカーとしての彼の持ち味が削がれて行ってしまうような気がする。疾走曲といえども、この曲ぐらいのテンポが、僕は好きだ。

YNGWIE MALMSTEEN-Trilogy-Liar ★★ (2002-08-19 10:55:15)

マーク・ボールズ脅威の絶唱が聴ける。TRILOGYは全体的にテンポが抑え気味だが、それが却ってメロディー、コード進行の妙を際立たせている。
ヤンス・ヨハンソンのソロも秀逸である。

FIREHOUSE ★★ (2002-08-18 02:30:00)

FIREHOUSEが好きだ。
馴染みやすいメロディーが、しかし決してありきたりではない、というところがたまらない。
C.J.スネアの声は上のほうがペラペラだが、この際そんなことはどうでもよい。
「これでヴォーカルが別人なら完璧」とかいう無粋な事も、彼らに関しては思わない。
これでいいのだ。FIREHOUSE。

BLACK SABBATH-Dehumanizer-TV Crimes ★★ (2002-08-18 01:10:58)

DEHUMANIZERに対する失望の大きさはよく判る。
わかるぞこのやろー。
・・・失礼。
でもね、トニー・アイオミ大先生がヘヴィー・リフをザクザクやっておられるのですよ。ギーザー・バトラー大統領がボトムをうねうねやっておられるのですよ。ロニー・ディオ校長が絶叫しておられるわけじゃないですか。
それで悪かろうはずがないのだ。
なのにこの無関心ぶりはいったい・・・
なんなのだこのやろー!
失敬。
いやわかる。確かにこのメンバーに期待する音といえば、やっぱり「あの音」だ。アルバム全体のこの重苦しい雰囲気に辟易するのはよく判る。

しかし、
この曲を聴こうじゃないか。
これは、ファンサービス、といって良いくらい「正統派」している。
あのメンバーの正統派HMが聴けるなら、残りの曲が全部退屈でも、安い買い物じゃないか。
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VAN HALEN-Van Halen III-Once ★★ (2002-08-16 21:33:07)

美しいピアノの調べ、ミステリアスな歌メロ。
ゆっくり坂を登っていくように、じわじわテンションを上げていく演奏。
そして、大空に飛び立っていくような、もの凄い開放感が待っている。
あちこちで決まる、エディーによる効き目抜群のオブリも秀逸。
名曲だ。

VAN HALEN ★★ (2002-08-16 21:23:00)

ゲイリー・シェローンは「まじめに頑張る地味な奴」だった。
EXTREME時代からそうだったはずだ。
だから、パフォーマンスだけをみたとき、当代随一のエンターテイナーであるダイヤモンド・デイヴや、アメリカを代表する豪快なロッカー、サミー・ヘイガーと比べて分が悪い事など、判りきっていた事なのである。
ゲイリー加入をプラス方向に転じさせるなら、その唯一のキーワードは、「バンドの若返り」ではなかったか。
燃え盛るようなエネルギーを取り戻し、もう一度「ヴァン・ヘイレンのドライヴィング・ロック」を聴かせてくれれば良かったのに。チャンスだったのだ、ある意味。
だから、「Ⅲ」がなぜあれほど地味な仕上がりだったのか、未だに判らない。
前作の延長線上にありながら、さらにアダルト・オリエンテッドだった「Ⅲ」の作風は、ゲイリーに「サミーの代役」となることを強いているようにも思
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IMPELLITTERI-System X ★★ (2002-08-15 21:54:00)

クリス・インペリテリは名前が速弾きである。クリスインペリテリクリスインペリテリ・・・まあいい。
インペリテリはファンが喜ぶ正統派HMエッセンスを軸にしているだけに、同じヴォーカリストで何枚も続けると、曲にバラエティーを持たせるのが難しくなってくる。
そういう意味で、グラハム起用は大正解。
このおじさんは未だ凄まじいガナリ声を発する。しかも歌メロの収めかたが素晴らしい。
STAND IN LINEの面影が、思ったよりもずっと少ないのは驚いた。
クリスが、紆余曲折を経て自身のスタイルを確立した事の証明である。

STEVE MORSE ★★ (2002-08-15 10:25:00)

↑おっしゃるっ通り。(握手した事はないが)
くわえて、この人の場合、自分の「型」を持っている事も素晴らしい。
あの、クロマチックな速弾きを聴いただけで、「おっ、モーズだな」と納得してしまう。
・・・それにしても完璧なトーン・コントロール。「正確でありながら有機的」という印象を与えるのは、この絶妙に制御されたトーンのおかげである。

STEVE MORSE-StressFest ★★ (2002-08-15 10:15:00)

美しい音質にまずは圧倒されるが、内容も素晴らしい。
豊富な音楽的素養に裏打ちされた多彩なメロディを、完璧にコントロールされたトーンで弾き出していく。
泣きのインスト「4 MINUTES TO LIVE」は素晴らしすぎて声も出ない。
輸入盤を買ってしまったため、「ハイウェイスター」のカヴァーを聴いていないのが心残りだ。

STEVE VAI-Passion & Warfare ★★ (2002-08-15 09:47:00)

ブルーズっぽい「泣きのギター」だけが感情表現の全てではない、と気付かせてくれたアルバム。
新しい技術を積極的に取り入れ、素晴らしいセンスでそれを消化していく様は、非常に高いミュージシャンシップを感じる。凡人の僻みを生む傾向にあるようだが、ピッチシフターやディレイなどのエフェクトを、ここまでセンス良く使用できるミュージシャンを、僕は他に知らない。
オール・インストのアルバムを、ここまで多彩に、飽きさせることなく聴かせるのは至難の業だ。
歴史に名を残す、黄金のインストアルバムだと思う。

BLACK SABBATH-Cross Purposes-I Witness ★★ (2002-08-15 01:08:07)

↑思います。
HM界最大の不幸は、ギーザーとコージーのコラボレーションがついに実現しなかった事だ。
このバンドでは、けっこうニアミスだったんだけどなあ。

BLACK SABBATH-The Eternal Idol-Born to Lose ★★ (2002-08-15 01:02:50)

トニー・マーティン在籍時の音源にも、過去に劣らず名曲が多い言うのは、すでに皆さん書いておられるとおりだが、忘れちゃいけません。この曲。
はっきり言って、キャッチーである。ポップといって良いかもしれない。
しかし、「だから駄目」というような視野の狭いファンなら、そもそもトニー・マーティンを養護したりはしないだろう。
北欧の中堅メロディックHMバンドあたりがこの曲を発表していたなら、「この1曲のためにアルバムを買ってもよい」とか評されていたに違いない。そう思えるぐらいの名曲だ。

WHITESNAKE-Whitesnake ★★ (2002-08-15 00:37:00)

このアルバムに対して、どのような批判的文言を並べても、それはもはや「屁理屈」でしかない。
もし、デヴィッド・カヴァーデイルが、その生涯でこのアルバム一枚きりしか発表しなかったとしても、その名はHR史上に燦然と輝く「ゴールド・プレート」となるだろう。

ALCATRAZZ-Live Sentence ★★ (2002-08-13 07:39:00)

これがもし、編集なしの「通しのライブ盤」だったなら、伝説的名盤扱いになっていたのだろうか。歌が酷すぎて「迷盤」になってしまったという可能性もあるが。
なんにせよ、このアルバム最大にして唯一の聴き所は、若きイングヴェイの凄まじいギタープレイである。
アルカトラスにおける彼のソロは、完璧な起承転結を構成する「構築物」である。だから、という訳かどうかは微妙な所だが、現在の彼のように、ソロパートの原形をとどめないほどに弾き崩すという事が、ここでは一切ない。
基本的にアルバムに忠実に弾いておきながら、ちょっとした空間を見つけるとそこに凄まじいオブリを放り込んだり、ソロパートの終わりのほうで少し遊びを入れてみる、というぐらいのスタンスは、ライブでのギターパートのありかたとして理想的だ。
そういうスタンスの中、余裕綽々で難易度D級フレーズを(正確に)連発する様は、圧巻。しかも、
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