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H・Wさんの発言一覧(評価・コメント) 201-250
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OZZY OSBOURNE-Blizzard of Ozz-Mr. Crowley
OZZY OSBOURNE-No More Tears
OZZY OSBOURNE-No More Tears-Road to Nowhere
OZZY OSBOURNE-Tribute
PANTERA
PAUL GILBERT
PAUL RODGERS-Muddy Water Blues: A Tribute to Muddy Waters
PINK CREAM 69
PINK CREAM 69
PINK CREAM 69-Electrified
PINK CREAM 69-Electrified-Gone Again
PINK CREAM 69-Electrified-Shame
PINK CREAM 69-One Size Fits All-Where the Eagles Learn to Fly
PINK CREAM 69-Sonic Dynamite
PINK CREAM 69-Sonic Dynamite-Let the Thunder Reside
PINK CREAM 69-Sonic Dynamite-Seas of Madness
PINK FLOYD-The Division Bell
PINK FLOYD-The Division Bell-Marooned
POISON-Native Tongue
PRETTY MAIDS-Sin-Decade-Please Don't Leave Me
Please Don't Leave Me
QUEEN-Innuendo
RAGE-Black in Mind
RAGE-Black in Mind-Sent by the Devil
RAGE-End of All Days
RAGE-Soundchaser
RAGE-Unity
RAINBOW
RAINBOW
RAINBOW-Bent Out of Shape
RAINBOW-Bent Out of Shape-Anybody There
RAINBOW-Bent Out of Shape-Can't Let You Go
RAINBOW-Down to Earth
RAINBOW-Down to Earth-Eyes of the World
RAINBOW-Down to Earth-No Time to Lose
RAINBOW-Long Live Rock 'n' Roll
RAINBOW-Long Live Rock 'n' Roll-Kill the King
RAINBOW-Rising
RAINBOW-Rising-A Light in the Black
RAINBOW-Rising-Tarot Woman
RAINBOW-Stranger in Us All
RAINBOW-Stranger in Us All-Black Masquerade
RICHIE KOTZEN
RICHIE KOTZEN-Electric Joy
RICHIE SAMBORA-Stranger in This Town
RICHIE SAMBORA-Stranger in This Town-Father Time
RIK EMMETT-The Spiral Notebook
RIOT V-Nightbreaker-Burn
RIOT V-The Brethren of the Long House
RIOT-Nightbreaker-Burn

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OZZY OSBOURNE-Blizzard of Ozz-Mr. Crowley ★★★ (2003-04-28 02:13:05)

ランディ・ローズは悲劇的な最期を遂げたから伝説化したのではない。
この曲を残した時点で、殿堂入り、永久欠番決定。
計算し尽くされた線の一本一本を、一筆ごと魂を込めながらキャンバスにたたきつけて生み出される絵画のような、まったくつけ入る隙のない完璧なるアートの世界だ。

OZZY OSBOURNE-No More Tears ★★ (2002-07-25 01:02:00)

何をどう料理しても結局「オジー味」になってしまうというスペシャル・ヴォイスがあったからこそ生まれた、非常にカラフルな作品。
ザック・ワイルドが実は結構間口の広いミュージシャンであったという事を世間に知らしめた作品でもある。
もうずいぶん経つが、いまも異様な輝きを発散している。
「自身のキャリアの総括」という、簡単そうで難しい問題に正面から挑み、単なる過去のテクスチャーの寄せ集めでなく、生き様や素顔までをも反映させる作品に仕上げたオジーに拍手。

OZZY OSBOURNE-No More Tears-Road to Nowhere ★★ (2003-05-05 00:31:41)

これが収録された「NO MORE TEARS」は、当時「オジー現役最後のアルバム」と言われていて、もうホント、感傷的な気持ちでCDをトレイに乗っけたものだ。
アルバムも佳境にさしかかろうかという時に飛び出したこの曲のイントロ、冗談抜きで目頭が熱くなりました。
今聴くと、途中でヘヴィに展開するあたりが個人的には好きでなかったりするけれど、やっぱりぐっと来る雰囲気があって、あのときの感動がフラッシュバックしたり。
やっぱり、いいメロディだなあ。

OZZY OSBOURNE-Tribute ★★ (2002-08-08 23:51:00)

ランディー・ローズの凄みは、スタジオ盤だけでは伝えきれていないと思う。
爆発寸前までオーヴァードライブさせたギターを唸らせながら、異常なまでに美しい旋律を奏でる。
スタジオ盤よりも「ぶち切れ具合」が数段上だ。
その邪悪なパワーと美しい構築美の融合は、「圧倒的に美しい悪魔の城」を思い出させる。
こっちを先に聴いてしまったら、スタジオ盤は少し物足りない印象を受けてしまうのではないか。

PANTERA ★★ (2002-10-16 02:40:00)

まさか「この音」が、世界中を席巻してしまうことになるとは思わなかった。
しかしだ、
ヴォーカルのアグレッションや曲調は真似できても、凡百のフォロワーたちが今もって全く太刀打ちできていないのが、ギロチン級の切れ味を誇る、超暴力ギターと、スゴイを通り越してコワイぐらいの、精密かつタイトなドラムである。
これはうわべだけ「パンテラ化」していては絶対に再現不能。むっちゃくちゃ修練を積まねば到達できない領域だ。
そして・・・
PANTERAの魅力は、じつはそこに負うところが大きいと思うのだ。
だから、パンテラは好きだが、「パンテラみたいなバンド」には魅力を感じない。

PAUL GILBERT ★★ (2002-10-04 14:38:00)

この人は、常に「おもちゃを手にした子どもの精神」である。
イングヴェイに「凄い!!」
ワイルドハーツが「カッコいい!」
TVには「出たい!!」
そこには一切、斜に構えたような所が無く、自分がCOOLだと感じたものに真正面から思いっきり体当たりしている。
カッコつけたミュージシャンが溢れかえるなかで、彼のような存在は貴重だ。
このままお茶の間にどんどん進出してもらって、HRのCOOLさを世間にアピールしていってもらいたいなあ、とか思う。素直に。
プレイに関しても、多分この人は、子どもがTVゲームに夢中になるように、ギターに対して恐ろしいほどの集中力を発揮しているのだと思う。その上手さには非常にマニアックなにおいを感じる。
「プレイに情感が欠ける」とか言う批判もあるだろう。
ゲイリー・ムーア的見地からすれば、確かにそうかも知れないが、なに
…続き

PAUL RODGERS-Muddy Water Blues: A Tribute to Muddy Waters ★★ (2002-08-08 01:06:00)

あちらこちらで国宝扱いされているポール・ロジャースの凄さがわからないというヒト。
君は正直者なので金の斧を授けよう。
しかし、そんなあなたもこのアルバムは是非聴いてみるべきだ。
HR界ですっかりおなじみの名プレーヤー達が繰り広げる個性あふれる熱演は、それだけで買って損なし。コテコテのHRファンなら、ジェフ・ベック、ブライアン・セッツァーあたりの凄さに開眼するいい機会かもしれない。
そうして繰り返し聴くうち、ほら、じわじわと効いてきたでしょ、
ポール・ロジャースの歌。

PINK CREAM 69 ★★ (2002-07-25 00:04:00)

僕は、正統派HR野郎が変質していく過程で生み出される音楽に興味を持っている。
コテコテのHRから卒業しようとする、ミュージシャンとしての成長とあがき。
時流に乗り遅れてしまった、ださい奴になりきれないという焦り。
プロとしての生活、アルバムの売上げ。
そんな苦悩の中、彼らが「これが最良に違いない」と発表する作品には、安易に作ったコテコテアルバムよりもずっと強いミュージシャンシップを感じる事が多かったりする。
自身のルーツを「芯」に残しながら、様々な要素がまとわりつくのが面白いのだ。
そんなわけで最近、PC69の「CHANGE」を買ってみた。
驚いた。そこには全く「芯」がなかったのである。これほど原形をとどめず変質する事が出来るものなのか。ここまで行くとインキュバスやフー・バスタンクに近い。
メロディーがないと言うわけではない。その質が根本的
…続き

PINK CREAM 69 ★★ (2002-07-25 23:16:00)

↑そんなわけで、早速「ELECTRIFIED」を買ってみた。
すっばらしい!
これは安易な原点回帰ではない。
アンディー・デリスの超個性的メロディーセンスにおんぶしていた初期の頃とは、同じメロディー重視でもその質が全然違う。
彼らは「引き出しの数」が本当に多い。実に多彩なテクスチャーを駆使して聴き手の感情を煽る。
北欧メロディアスロッカー顔負けの哀愁メロディーや、FIREHOUSEのような爽やかで味のあるメロディーを実に上手く使い分けている。
そして特筆すべきは、デヴィッド・リードマンの歌唱力だ。
はっきり言って、その能力はアンディー・デリスの比ではない。充分に広いレンジ、フラットで決して破綻をきたさない味のある声質、抜群の表現力。
これほどのシンガーが抜群にカッコいい歌メロを歌っているのだから、そりゃいいです。
さあ、PC69全部そ
…続き

PINK CREAM 69-Electrified ★★ (2002-07-27 01:36:00)

看板声アンディ・デリスが抜け、一時グランジミュージックそのものの作風に変化してしまった事もあって、ここ日本での露出度も急激に衰えてしまった彼らが、「原点回帰」を旗印に一念発起して作り上げた、良質メロディアス・ロック・アルバム。
メロディーを大切にしながら、決してそれが古臭く響かないのは、先鋭的な嗅覚をもつ彼らのセンスの良さである。
そして何より、デヴィッド・リードマンの歌唱力は凄い。
抜群の表現力だ。

PINK CREAM 69-Electrified-Gone Again ★★ (2002-09-24 23:26:05)

何度でも言うが、デヴィッド・リードマンは上手い。
シンプル極まりない直球勝負のバラードが、ここまで心に響くのは、フックのある素晴らしい歌メロと、デヴィッドの完璧な表現力のおかげだ。
わざとフォームを崩して、「表現力」を演出するシンガーもいる。しかし彼は、背筋を伸ばした、凛とした雰囲気を保ったまま、トーンとヴォリュームの抑揚を絶妙に制御する方法を心得ている。
ハイトーンになっても決して破綻をきたさない声質もいい。
目下、「好きなヴォーカリスト部門」ナンバー1である。
そんな彼の歌唱が、目いっぱい楽しめるこの曲、最高だ。

PINK CREAM 69-Electrified-Shame ★★ (2002-07-27 02:17:50)

サビのメロディーがいい。シンプルだが、頭にこびりついて離れない。
彼らはゴットハード並みに注目されてもいいはずだ。

PINK CREAM 69-One Size Fits All-Where the Eagles Learn to Fly (2002-06-08 01:16:11)

そこら辺の単なるバラードとは違う、独特の「ムード」をムンムン発散させる一曲。
味わい深いメロディーが非常に印象的。
ヴァイキーが興味を持って、HELLOWEENでもやりたい、と言ったのは有名(?)な話。

PINK CREAM 69-Sonic Dynamite ★★ (2002-11-26 23:09:00)

ELECTRIFIEDを聴いて大変爽快だったので、続くこの作品も買ってみた。
いやはや。
もはや私はPC69の完全なる虜だ。
前作よりもさらにヒートアップしたメタリックな作風の中で、爽快なメロディがさらに心地よく響く。
音質が抜群にいいので、作品世界にどっぷりと浸れるのも大いなる美点だ。
それにしてもデヴィッド・リードマン、この人、個人的にはダントツに好きだ。
高音域になっても全く耳に突き刺さるような不快さが無い、めちゃくちゃ心地よい声質を持っている。そのうえ表現力が半端ではない。さらに1セントたりとも音程を外さない完璧な安定感。
ああ。
このヴォーカルに出会えてよかった。
このアルバムはしばらく手放せないな。

PINK CREAM 69-Sonic Dynamite-Let the Thunder Reside (2002-11-27 01:26:01)

ドラマティックなバラード。
なんだかもうひと捻り欲しいような気もするけれど、デヴィッドの歌唱がスバラシイので唸ってしまう。
相当難しいと思うぞ。この曲歌うの。

PINK CREAM 69-Sonic Dynamite-Seas of Madness ★★ (2002-11-27 01:09:16)

アコースティック・ギターの哀愁溢れるイントロ、PASSAGE TO HOPEから続く、事実上のオープニング・ナンバー。
切れ味鋭いメタリックなリフに乗っかる疾走感が気持ちいい。例によってサビのメロディは共に歌えるキャッチーなもので、これがまたなんともイイ。
ギターソロの導入部の、ちょっとリッチー・ブラックモアみたいなキメフレーズもあって、実に心地よい曲である。

PINK FLOYD-The Division Bell ★★ (2006-09-16 22:25:00)

僕みたいな軟弱な人間がフロイドを語るのは100年早いと思うのだが、このアルバムは聴きやすくていい。(ウォータースさんのはちょっとしんどい)
もう上のほうでさんざん書いておられるが、デイヴ・ギルモアのギターの音・・。
もうねえ、ゲージュツ的です。
音数も少ないし、緻密なトーン・コントロールって訳でもないけれど、周りの空間と一体になるかのような、奥行きのある音。
なんというか、境地ってやつでしょうかね。

PINK FLOYD-The Division Bell-Marooned ★★★ (2015-04-26 14:57:28)

ワーミーペダルが出たとき、「こんなモノどう使えというのだ」と思っていた。
単純に、こう使えばよかったのだ。
流石としか言いようがない。

POISON-Native Tongue ★★ (2002-09-29 02:50:00)

「リッチー・コッツエン、POISON加入」のニュースは衝撃的だった。
POISONといえば、「きみたちも練習しないとPOISONみたいになってしまうよ」とか言われてしまうバンドだったのに、そこに、シュラプネルからデヴューして以来、多彩なテクニックと歌の上手さで、「こいつはいつものイングヴェイ・クローンとは訳が違う」と玄人筋から注目されていた「彼」が加入するというのだ。
これは、一歩間違えると三流のパロディーにもなりかねない事だった。
ポンキッキに豊川悦司を出演させようとは、誰も思うまい。
しかし、蓋を開けてみれば、リッチー加入でPOISONは見事に化学変化。その毒性は綺麗さっぱり中和されてしまった(笑)
アルバム一曲目から完全にぶっ飛ばされた。
おまえら、本当に演奏しているんだろうな、と思うくらいに見事な各パート、リッチーの凄まじいグルーヴ・センス。ブ
…続き

PRETTY MAIDS-Sin-Decade-Please Don't Leave Me ★★★ (2003-10-31 22:44:14)

ケン・ハマーだったかのインタビューのなかで、この曲について、
「出来上がりがあまりに良すぎて、アルバムに収録するべきかどうか相当揉めた」
というような記述があった。
正直な発言が気持ちいいが、ある意味、確かにやめとくべきだった。
アルバムの全ての楽曲を、一瞬にして喰ってしまっている。
個人的には、「SIN-DECATE」は、この曲の印象しかない。
ほかの曲が悪いのではない。
これが凄すぎる。

Please Don't Leave Me ★★★ (2003-10-31 22:44:14)

ケン・ハマーだったかのインタビューのなかで、この曲について、
「出来上がりがあまりに良すぎて、アルバムに収録するべきかどうか相当揉めた」
というような記述があった。
正直な発言が気持ちいいが、ある意味、確かにやめとくべきだった。
アルバムの全ての楽曲を、一瞬にして喰ってしまっている。
個人的には、「SIN-DECATE」は、この曲の印象しかない。
ほかの曲が悪いのではない。
これが凄すぎる。

QUEEN-Innuendo ★★ (2005-07-24 22:39:00)

らくがきの「黄金の一枚」スレッドで、ひょうすべさんと柴が2匹さんが挙げておられた。
ご両人とも僕の感性に比較的と近いものを持っておられるので、ためしに買ってみた。
僕は何故かクイーンを素通りしてきた男なのだが・・・。
コレはスゴイアルバムである。
過去のクイーンのアルバムで聴く事が出来た、どこかお洒落な感じのメロディではなく、ひたすらドラマティックでシリアスなメロディがドーっと押し寄せる感じ。
曲作りの何たるかを極めた達人達が生み出す叙情的なフックも随所にちりばめられて、それはそれは美しい世界を構築している。
「ベスト盤に取り上ると都合が良さそうな曲」はないが、なんというか、アルバム全体から物凄いオーラが・・・。
凄い作品。

RAGE-Black in Mind ★★ (2003-02-18 10:06:00)

RAGEの金字塔。
歌謡的魅力に溢れた素晴らしい歌メロが全編にわたって炸裂する。
魅惑のフックがいたるところに仕掛けられていて、聴き手は
1分たりとも退屈しない。
これでギターソロにもう少し味があったら、とんでもない名盤に
なっていたはずだ。

RAGE-Black in Mind-Sent by the Devil ★★★ (2002-10-31 01:14:23)

耳について離れない、個性的でカッコいいメロディーを伴って疾走するHM。
「歌えるサビ」も最高だ。
この曲をふくめて、BLACK IN MINDは名曲ぞろいの名盤。
買って損なし、と、声を大にして言っておきたい。

RAGE-End of All Days ★★ (2002-09-11 21:17:00)

こ~いちさん、その気持ち、実は、私、よく判ります。
UNITYはインストパートが過去にないほど充実していて、もちろん曲の完成度も水準をはるかに凌駕してますが、BLACK IN MINDで突然大爆発を起こした、「歌謡的魅力」に関しては、このアルバムを含めた当時の作品のほうが若干ながら上かも、と思うわけです。
こ~いちさんの意見を読んで、なるほどやっぱりUNITYよりこちらのほうが好き、という見解もあるのだなあ、と思いました。
BLACK~が好きなら、このアルバムは絶対に買いです。
ただしギタリストのプレイが「棒読み」なので、そのあたりを重視する向きには不適ですが。
ちなみに、次のTHIRTEENは「ムード重視」で、若干キャッチーな魅力が減退します。

RAGE-Soundchaser ★★ (2003-10-18 20:21:00)

これはすごい。
「BLACK IN MIND」をしのいで、彼らの最高傑作だ。
かのアルバムで最高潮だった「歌謡的魅力」が見事に復活し、
ライブで大合唱間違いなしのサビメロをはじめとする、「歌ってサイコー」のパートがオン・パレード状態。
しかも、前作「UNITY」で花開いた、本格プログレメタラー真っ青のハイテクインストパートは今回も絶好調。つけいる隙がない。
演奏者のもつ能力を最大限引き出して、ありとあらゆるフックを盛り込んでいる。
「ベタなHMが大好きなリスナー」をガッツポーズに誘い込むお約束を随所に盛り込みながら、
決して聴き手に底を見せてしまわない、懐の深い作品である。
素晴らしい。

RAGE-Unity ★★ (2002-06-08 00:52:00)

BLACK IN MIND以降、最高にかっこいいメタル・ソングを数多く提供しながら、ギタリスト二人のあまりに凡庸なプレイに泣かされてきたRAGE。(というかピーヴィー)
助走的内容の前作を踏み台に、今回は凄い。
ヴィクターのギタープレイは、「欧州HMの心意気を吸収したスティーヴ・ヴァイ」と言った趣で、テクニック、フィーリング、センス共に高次元。(リードの音の感触は本当にヴァイそっくり)
個人的にはデイヴ・ムスティンと並んで、HM界最強の「フック作り」巧者だと思っているピーヴィーは今回もセンス満開。
デイヴ・ムスティン引退を、寂しいなあ、と思っている「引っかかりマニア」諸君。
買うべし。

RAINBOW ★★ (2002-07-17 01:52:00)

RAINBOWは、「正統派」という枠で括られる事が多いが、これほど間口の広いバンドが、そういう扱いを受けているのはなぜか?
KILL THE KINGが正統派なら、I SURRENDERは異端と呼ばれても不思議ではない。
しかし、「これってなんだかRAINBOWっぽいね」と言われて「いつの?」と聞き返さなければならないバンドではないのである。不思議な事に。
いまどき流行らない魔術師の話だろうが(ロニーごめんね)
意味不明なハリウッドの話だろうが(グラハムごめんね)
くっさくさのラブソングだろうが(ジョーごめんね)
てんでばらばらにみえる楽曲の根底には、
間違いなく天才リッチー・ブラックモアの息遣いが聞こえる。
その存在だけで聴く者を納得させてしまう、とんでもない男である。

RAINBOW ★★ (2015-05-28 19:59:15)

リッチーが、「ああ、俺は死ぬ前にもう一度ハードロックをやっておきたい」と思ったとしても何ら不思議はないと思うのです。
ロニーが逝き、ジョンも逝き、昔を思い返すことも多いでしょう。
一時はもうウンザリしていたハードロックの世界も、時がたつと仄かに良い色の思い出となって甦ってくるのかもしれません。

若くて綺麗な愛人とともに歩いたルネッサンス音楽の旅は素晴らしいものだったでしょう(笑)
うらやましいです。僕も正直、そういう歳の取り方ができたら、どんなに良いだろうと思います。
で、彼に感情移入して考えてみるに、お子様ができた瞬間に、何かこう、いろいろ「終わった」感じがするんじゃないでしょうか。

昔の仲間ともう一度ハードロックをやりたい、と思うなら、このタイミングかな、という気がするんですけどね...。

RAINBOW-Bent Out of Shape ★★ (2003-02-07 14:49:00)

RAINBOWの作品の中で最もメロディアスなアルバムで、全体を独特の空気が包み込んでいる。その気品さえ漂う空気感が、アルバムを一枚通して聴いたときの流れを素晴らしいものにしている。
これほどアルバムとしての完成度が高い作品は、コンセプト・アルバムの中にもそうはない。

RAINBOW-Bent Out of Shape-Anybody There ★★★ (2002-07-27 02:51:17)

リッチーのギターは、眉間にしわを寄せて猛烈に音を振るわせるような、ゲイリー・ムーアばりの「泣きのギター」ではないが、切々と極上のメロディーを歌い上げ、デリケートな泣かし方をする。
どうしようもない悲劇がもたらす号泣シーンか、夕焼けをバックにして頬に涙がひとすじつたうようなシーンか。
僕はどっちも泣けるが、後者の泣きは他に得がたい。延髄が震える。

RAINBOW-Bent Out of Shape-Can't Let You Go ★★ (2002-11-12 00:48:08)

ジョーの絶唱が胸を締め付ける極上哀愁ソング。
リッチーのソロがまた最高で、凄まじく味わい深いメロディーが堪能できる。たぶん即興だと思うのだが、一瞬のひらめきでこういう奇跡に近い仕事が出来てしまう彼の才能には、ホント、脱帽するしかない。

RAINBOW-Down to Earth ★★ (2002-12-01 02:18:00)

物凄く乱暴に言うなら、ドラマティクで大仰なHRから、普遍的な魅力のあるメロディックHRへと移行する端境期の作品で、水も油もごちゃ混ぜの楽しさがある。
で、それが散漫な印象にならないのは、グラハムの超個性的ヴォイスのおかげ。
天才戦略家リッチー・ブラックモアの高度な計算は、このあたりでも真価を発揮している。

RAINBOW-Down to Earth-Eyes of the World ★★★ (2003-06-10 19:41:09)

「グラハム・ボネットの能力を100パーセント利用してロニー期の曲を書いてみました。」
という感じの曲で、中世風の雰囲気がなんとも勇壮だ。
グラハムは低域から高域まで、ワイドレンジを澱みなく使いこなしながら、難易度A級の歌メロをクリアしていく。
コージー・パウエルのドラムも装飾効果抜群。
ロスト・イン・ハリウッドの陰に隠れがちだが、アルバムの立派なハイライトだと思う。

RAINBOW-Down to Earth-No Time to Lose (2003-05-05 00:48:16)

グラハム・ボネットの「アハ」が好きだ(笑)

RAINBOW-Long Live Rock 'n' Roll ★★ (2003-04-28 01:55:00)

ロニーの残した全作品の中で、最も彼の歌メロに魅力のあるアルバムだと思う。
リッチーの天才的な閃きも全編で冴え渡っている
インストパートの張り詰めるような緊張感は前作に一歩譲るが、歌モノとしての魅力は凄い。
いまさらながら、これ、全HRファン必聴だ。

RAINBOW-Long Live Rock 'n' Roll-Kill the King ★★★ (2002-08-25 23:23:59)

リッチー・ブラックモアという天才は、ジャンルに関わらず、「良いな」と感じたメロディーや構成を、センスよく自身のフィールドである「HR」に昇華してしまう才能を持っている。
そうして生まれた「ブラックモア式ハードロック」と、その後フォロワー達によってに生み出された作品とでは、
コロッケの「野口五郎のものまね」と、
「コロッケの野口五郎」のものまね
ぐらいの差がある。
「KILL THE KINGみたいな曲」は多いが、はっきり言って根本的に違う。

RAINBOW-Rising ★★ (2002-12-01 02:02:00)

出来うる限りの大音量で聴きましょう。

RAINBOW-Rising-A Light in the Black ★★★ (2003-11-30 08:54:13)

えせ魔術師のとんだ茶番を見せられて、
「おいおい、なんだよ。もうやってられねえよ、家にかえろう。」
という内容の曲。
ところで、
こんな凄いプレイをしたというのに、いったいトニー・カーレイのどこに不満があったと言うのかね?リッチー。

RAINBOW-Rising-Tarot Woman ★★★ (2002-11-12 00:40:06)

この曲は出来る限り大音量で聴くべきだと思う。
コージー・パウエル入魂のドラミングが一発一発と内臓に響く。
バンド一丸となって重戦車のようにずんずん進む迫力と、魅惑の歌メロが融合した、凄い曲である。

RAINBOW-Stranger in Us All ★★ (2003-03-04 12:55:00)

80年代後期からHRを聴きはじめた僕にとって、リアルタイムに生きるリッチーはすでに「過去の人」だった。
「SLAVES AND MASTERS」はいいアルバムだったが、手癖一発のソロイングや、大人の薫り漂う落ち着いた作風に、「ロックミュージシャンが歳をとること」をちょっと寂しく考えさせられたものだ。
「BATTLE・・・」の時は本当に悲しかった。過去の作品が何枚もマイ・フェイバリットとして君臨していただけに余計つらかった。
そんななか、このアルバムを聴いた瞬間、爆発的に血圧が上昇した。
「盆と正月と誕生日とクリスマスがいっぺんに来て、ついでに奥歯の異物がとれた」
ぐらいの猛烈な感激だった。
冷静に過去の黄金作品群と比較して、「80点だな」などと評価する人もいるが、そういうレベルの話ではない。
ぼくにとっては、この作品ほど、深い思い入れのあるアルバ
…続き

RAINBOW-Stranger in Us All-Black Masquerade ★★★ (2002-05-15 00:46:13)

リッチーの懐の深さを痛感した一曲。
かっこいい。最高。

RICHIE KOTZEN ★★ (2003-07-28 23:17:00)

最も上手なギタリストは誰?と聴かれたら、彼の名前を挙げるかもしれない。
イングヴェイとかインペリテリの高速フレーズは、ヴァイオリンの特訓よろしく死ぬ思いで反復練習に励めばなんとかなりそうな気もする(?)が、この人の場合、物凄いスピードで走行している最中に妙なタメが入ったりするし、音自体があちこちへ飛ぶ。
スキップで100mを9秒で走っているのを見ているような違和感さえ覚えるほどの名人芸だ。
何気ないフレーズにもとんでもない業が秘められていたりするし・・・。凄い人だ。

RICHIE KOTZEN-Electric Joy ★★ (2005-02-14 01:55:00)

歌が上手いと評判のリッチー・コッツェンが贈る、全編インストアルバム(笑)
このアルバム発表時、彼はまだずいぶん若かったはずなのだが、物凄くオトナな味わいの、ブルースジャズフュージョン(意味不明)なメロディーが延々続く。
家でまったりパソコンに向かっているときなんかに聴くと大変具合がよろしい感じで、一時ずいぶんお世話になった。
まあ、そう書いてしまうとずいぶんレイドバックした印象を与えてしまうかもしれないけれど、よく聴くと、何気に物凄いことをやってます。

RICHIE SAMBORA-Stranger in This Town ★★ (2002-11-22 01:50:00)

ナイトドライブに最高のお供。
1枚通して大人の味わいがある渋いロックが聴ける。
そう書くと、ブルーズ一辺倒の退屈な印象を受けるかもしれないが、そこはそれ、かのBON JOVIのキーマンだけのことはあって、理屈ぬきで楽しめるメロディをがっちり確保している。起伏に富んだ構成も見事で、アルバム1枚一気に聴きとおせる。
とくに後半怒涛の名曲連発は凄まじい感動。「FATHER TIME」は聴くたび眉間にしわがよる。しわしわだ。
買って損なし。見つけたらゲットだ。

RICHIE SAMBORA-Stranger in This Town-Father Time ★★★ (2002-10-31 00:11:28)

良質のメロディーと最高の演出。
こみ上げてくる熱い思い。
これを聴いて泣け!

RIK EMMETT-The Spiral Notebook ★★ (2010-02-10 07:29:00)

「歳をとると、こういう音楽が身に染みてくるわあ・・・」などという台詞を吐きたくは無いのだが、事実なんだからしょうがないという作品。
あのトライアンフのリック・エメットがHR路線から距離を置いた本作、きっと、一定層のファンからは、なんだよつまんねえな的なリアクションが帰ってきたことだろう。
そういう意見を否定する気はサラサラないのだが(僕だって、ゲイリー・ムーアがAORとか言い出したら怒る)、作品の仕上がりがここまで良いとねえ。
最近は、ガチガチにHRやHMしか聴かないというヘヴィなリスナーもほとんどいないだろうし、基本HR好きなヒトが耳休めに聴くには好適といえる一枚じゃないでしょうか。
それと、上で火薬バカ一代さんもおっしゃっているが、このヒトのギターは非常に繊細な表現力を持っていて、自宅ギタリストが、ただ音符をなぞるだけのレベルから脱却する際、手本にするといいん
…続き

RIOT V-Nightbreaker-Burn (2006-07-03 21:57:05)

かの有名なあの曲のカヴァー(しかもほぼ完コピ)なので、そりゃあカッコイイに決まっているわけだが、ドラムが凄い。イアン・ペイスがドーピングして暴走を始めたような感じ。コワイ。

RIOT V-The Brethren of the Long House ★★ (2003-02-04 00:37:00)

ライオットのアルバムのなかで最も好きな一枚。
雰囲気のあるオープニングが、作品世界へと自然にいざなってくれるし、
メロディーに力があって、最後までダレない。
一つのテーマにこだわって作った結果が、作品を引き締めた感じがする。
好きな曲は他にもいっぱいあるが、アルバムならこれだ。

RIOT-Nightbreaker-Burn (2006-07-03 21:57:05)

かの有名なあの曲のカヴァー(しかもほぼ完コピ)なので、そりゃあカッコイイに決まっているわけだが、ドラムが凄い。イアン・ペイスがドーピングして暴走を始めたような感じ。コワイ。


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