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Odelay / BECK
酒とバラの日々 ★★ (2004-06-02 12:17:00)
96年発表。オリコンチャートでもかなりのヒット。自分は発売当時はさっぱり理解できなかったけど。
94年の「ルーザー」で新世代(フォーク)ソングライター、オルタナのボブ・ディランみたいなことで脚光を浴び、満を持して今作がリリースされた。
サンプリングを多用したり(実際はそんなに使用しておらず、ベック本人の生演奏が多かったらしいが…)、
家にいながらにしてアルバムを作り上げてしまう「宅録ミュージシャン」的なあり方が新しいタイプのミュージシャンとして注目された。
音楽的には古くはフォーク、ブルース、ジャズ、R&B、そしてヒップホップ、テクノと影響を受けたであろう音楽も雑多。
シューベルトやアントニオ・カルロス・ジョビンまでサンプリングされているが、今作はサンプリング云々以前に「良い曲」が多い。
古い音楽と現代の音楽をベック独特のポップセンスで絶妙にサンプリングして新しい音楽を作り出した、というのがこのアルバムじゃないかなと思います。
「デヴィルズ・ヘアカット」「ニュー・ポリューション」「ホエア・イッツ・アット」「シシーネック」がシングルカット。
確かにHM/HR系の音ではないです…というよりヘヴィメタルとはほとんど対極にある音楽じゃないかと…

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