この曲を聴け! 

TILT / RICHIE KOTZEN&GREG HOWE
Straysheep ★★ (2004-12-18 14:47:00)
1995年発表の、彼ら二人のジョイントアルバムとしては唯一の作品。
トラック1,3,7,9がGREG、2,4,6,8がRICHIEの作。トラック5のみSTEVIE WONDERのカヴァー。
全曲インストゥルメンタル。また二人のギタープレイは各々左チャンネルがGREG 、右チャンネルがRICHIEと、完全に分けられており、いかにも聴き較べて下さいとアピールしているかのようだ。全曲にわたり二人の競演が(イヤというほど・・・笑)堪能できるアルバム。
本作のハイライトはトラック5。スティーヴィーの楽曲の魅力が際立つ秀れたカヴァーだ。
その他の楽曲では、やはりこの手のフュージョンテイストのアプローチに一日の長があるGREGの楽曲が良く、徹底的に弾きまくりながらも破綻のないスムースな聴き心地の良さがある。ホールズワースのそっくりさんプレイはまあご愛嬌といったところ。
反面、RICHIEの楽曲は、恐らく彼の曲作りの資質がこの手のサウンドアプローチに向いていないのだろう、殆ど楽曲として成立しておらず、正直聴いているのが辛い。なので・・・
私はこのアルバムを1,3,5,7,9の奇数トラックにプログラムして聴くようにしています。
→同意