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痛絶 / ムック
重音楽狂愛者Xenoborn ★★ (2003-11-02 19:41:00)
このバンドに一番最初にふれるのなら、「葬ラ謳」の方が断然完成度的には上だと思うしお勧めなのですが、このCDは無駄な所が無い、なかなかの名盤になっていると思います。
1stプレスと3rdプレスで曲順が違いますが、とりあえず3rdを紹介すると、、、
———。…オープニング。
盲目であるが故の疎外感…他人との軋轢というを歌った曲。
廃…なんらかの理由(社会の歯車化など??)により感情を押し殺す苦しみを歌った曲。
イタイ手紙…間違った愛情の引き起こす悲劇を歌った曲。
鎮痛剤…大人になるにつれ、世間に失望する辛さを歌った曲。
…と、ここまででも4つのタイプの違う「不幸」が描かれています。
夜…フックのあるメロディをもつロッカ・バラード。
砂の城…アコギがメインのフォークっぽいバラード。
背徳のヒト…ムック随一の爽やかさを持つ曲。
娼婦…シングル曲だけあってキャッチーな疾走曲。
断絶…切々とストーリーを語る、最後に相応しいバラード。
…とまぁ、こんな感じで曲順、曲のタイプなどを取っていても一部の隙も無い名盤となっています。ボーナストラックに廃盤CD収録の「僕の…」と「狂人」を合体させたような曲の「狂った果実(笑)」を収録してあるのも嬉しいです。
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