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Selling England by the Pound / GENESIS
kotora ★★ (2005-01-04 22:14:00)
ピーター・ゲイブリエルが脱退するまでのGENESISの作品としては比較的聴きやすい6枚目。それゆえか、ゲイブリエルはこのアルバムを気に入っていない反面、フィル・コリンズは、自らのヴォーカルナンバー(M-4)も採用され(?)ゴキゲンなのか、好んでいるらしい。全英で3位になるヒット作であり、その後の2人のソロを見てもわかるように、やはり2人の意見は食い違うわけだ。
僕なんかはタイトルにENGLANDが付き、ジャケットにイングリッシュガーデンとロウンモウアーが描かれているだけで、既に買いの対象であり、その上内容も素晴らしかったので得した気分だ。
中でも、M-1"Dancing With The Moonlit Knight"、M-2"Firth Of Fifth"、M-5"The Battle Of Epping Forest"は僕好みのプログレ進行の佳曲。特に"Firth Of Fifth"はイントロも良いし、中間の泣きのギターパートも素晴らしい超名曲。それから、インストのM-6"After The Ordeal"も秀逸。また、ゆったりほのぼのした(途中で転調するけど)M-7"The Cinema Show"や、結構ポップなM-2"I Know What I Like (In Your Wardrobe)"もジェネシスっぽさを保っているのは流石だし、彼らのうまさだなぁ…と。そして、プログレではよくある手法、M-1のリプライズ、M-8で幕を閉じる。こりゃ名作だ!!
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