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All for One / RAVEN
火薬バカ一代 ★★ (2007-07-12 21:30:00)
破天荒なまでにエネルギッシュなサウンドとライブ・パフォーマンスから「アスレチック・ロック」とも呼ばれ、
後のパワー/スラッシュ・メタル勢に大きな影響を与えた事で知られる、英国はニューキャッスル出身の
パワー・トリオRAVENが、'83年に発表した3rdアルバム。
「元祖パワー/スラッシュ・メタル」的な荒々しい疾走感よりも整合性に重き置いた感じの作風に仕上がっている本作だが、そこはRAVEN。
圧倒的にパワフルな①を聴けば判るように、多少スピードが落ちようとも、作品全体に漲るエネルギー量は相変わらず尋常ではない。
と言うか、マイケル・ワグナー&ウド・ダークシュナイダーが手掛けたサウンド・プロダクションの飛躍的な向上により、
ジョン・ギャラガーのハイテンションなVoと唸るB、ギャンギャンと喧しくリフを刻む一方で、⑤⑧で聴かれるような
メロウなソロも紡ぎ出すマーク・ギャラガーのG、そしてダイナミックに炸裂するロブ“ワッコ"ハンターの
豪快極まりないDsとが一丸となって生み出す凄まじい突進力は、過去の作品群のそれを大きく上回っているんじゃなかろうか。
特に、その最大の成果と言うべきパワフルな名曲②や、Gソロに有名なメロディを引用した(曲のタイトルが思い出せない・・・)
メタル・アンセム④、パワー・メタリックなスピード・チューン⑥、ACCEPTばりに硬派な⑨といった楽曲の数々は必聴だ。
また、嘗てテイチクから発売されていた国内盤には、ボーナス・トラックとしてウド・ダークシュナイダーがゲスト参加した
“BORN TO BE WILD"のカヴァーが収録されているのだが、これがムチャクチャ強烈な内容。超個性派シンガー2人が
喚き散らす様は「キ○ガイの狂演」とも評された程の迫力で、下手すりゃ本編の印象が吹っ飛びかねないインパクトのデカさを誇る。

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