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Horrorscope / OVERKILL
火薬バカ一代 ★★ (2006-12-03 20:52:00)
多くのファンがOVERKILLの代表作と認める4th『THE YEARS OF DECAY』と、逆に随一の問題作と言われる
6th『I HERE BLACK』の間に挟まれ、どうにも印象の薄い'91年発表の5thアルバム。
まず一聴して驚かされるのが、その余りに分厚いサウンド・プロダクション。ボビー・ガスタフソンが抜け、
新たにツインG編成へと移行した効果か、これまでのゴツゴツとした無骨さから一転、
何も知らずに聴いたらベイエリアのバンドかと思うぐらい、クランチーで重厚な音作りが為されている。
このサウンド・プロダクションと、攻撃的なツインGを活かした①~⑤のスピード・チューン5連発は圧巻で
(中でも、キャッチーな風味も感じられる③はお薦めの1曲)、まさに息吐く暇もなく畳み掛けてくるといった感じ。
それに比べ、中盤以降に並ぶミッド・チューンの完成度はいずれもイマイチで、本作の大きな弱点となっている印象。
これは、やはりバンドのメロディ・メイカーだったボビー・ガスタフソンの不在が大きいと思われ、
この点に関してはGを2人加入させても、彼が抜けた穴は埋め切れなかったということか・・・。
ただ、ラストを締めるパワー・バラード⑪は、OVERKILLの叙情面を語る上で外す事の出来ない必聴の名曲だ。

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