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Damnation / OPETH
Usher-to-the-ETHER ★★ (2005-03-29 21:25:00)
今までの作風の、「静」のパートに的を絞ったような7thアルバム。
私はこの作品からOPETHに入ったんですが、珍しいパターンかも(笑)。
何せ一切デスヴォイス無しですからね…
色々なレヴューを読んでみると、この作品は「メロトロンを使用した、メランコリックで
知的な雰囲気のアルバム」と評されることが多いようです。
「メロトロン?何それ…?」と思ったのでちょっと調べてみると、鍵盤楽器の一つで、
その鍵盤を押すたびに内蔵されているテープに録音されている音が再生されるもので
その性質上、取り扱いや保存が難しく、レア度が高い…という楽器らしいです。
私はこのアルバムにまるで黒白フィルムによる映画をみているような、そんなレトロな雰囲気を
感じたんですが、それもこの楽器の音色から受ける印象が大きいかもしれません。
美しいメロディと雰囲気たっぷりのアルバムですが、少し怖い印象もあります。
何と言うか、全体的に凄く悲壮感、というより喪失感が漂っているんですよね…
私はすんなりと受け入れられましたが、もしかしたら思ってるより人を選ぶのかもしれません。
私もPOSさん、カズチンさんの仰るよう一人で聴き浸るのがお勧めです。
特に、雨の日の休日で外に出るのが億劫なときとか、最高だと思いますよ(笑)
物憂げな雰囲気の日には最適なアルバムです。

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