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Leviathan's Desire / PROTECTOR
火薬バカ一代 ★★★ (2006-07-01 19:37:00)
新作までの繋ぎと、新Voの紹介を兼ねて僅か一週間でレコーディング、'90年に発表された7曲入りミニ・アルバム。
いやぁ、速い速い。しかも速いだけでなく、きっちり「タメ」を設けることで、ブラスト寸前の疾走感との組み合わせで劇的なダイナミズムを演出するその手腕。暗黒のドラマに満ちた曲展開のみならず、その物語を紡ぐに相応しい邪悪さとキャッチネスを兼ね備えたGリフの練り上げっぷりまで、本作はバンドの成長の跡がしかと刻み込まれたハイクオリティな内容に仕上がっています。(事実、リリース後間もなくで2万8千枚以上の売り上げを記録したという)
新加入のオリバー・ヴィーベルは、限りなくデス声に近い吐き捨て型Voで、「このVoのせいで曲の疾走感がスポイルされている」という批判は全く以ってその通り。困ったものなのですが、それでも前任者マーティン・ミシーに比べれば随分と「走っている」印象で、これは両者の性格の違いにも起因しているのかなぁ、と。(メンバー曰く「マーティンは内向的、オリーは社交的」)
国内盤は2nd『URM THE MAD』とのカップリング仕様なので、彼らの歌唱を聴き比べてみるのも一興。で、実際に知り合いに聴かせてみて「どっちが良いと思う?」と感想を求めたら「違いが全く分からん」とバッサリ。ですよねー。
それでも、ずっと聴いているとこの曲のリズムをワンテンポ遅れで歌メロを追っける演歌チックな唱法が、だんだんクセになってきてしまうのだから不思議ですよ。

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