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Game Over / NUCLEAR ASSAULT
火薬バカ一代 ★★★ (2007-09-06 21:16:00)
メタルとハードコア/パンクのクロスオーバー現象を推し進めた先駆者的存在であり、数多登場したその手のバンドの中でも、抜きん出たハイテンションなカッコ良さを誇るNYの4人組NUCLEAR ASSAULT、'86年発表の1stフル・アルバム。
個人的にクロスーバー・スラッシュというのは余り得意とするところではないのだけど、彼らが全く別格なのは、やはりその突出したメタル度数の高さゆえ。1分にも満たない秒殺ナンバーの数々や、ダン・リルカ(B)とグレン・エヴァンス(Ds)のリズム隊が叩き出す、硬質且つ性急なビート等、NAの全アルバム中、最もハードコア色が濃厚な本作なれど、それを遥かに凌ぐインパクトを放つのが、高速で刻まれる猛々しいリフ、緩急のしっかり組み込まれた曲展開、アグレッシブなだけでなく、ちゃんとメロディもなぞって歌うジョン・コネリーのVoといった、メタリックな要素の数々。
特に、メロディアスなイントロとジョンの歌唱が印象的なスピード・チューン⑦、アコギによる導入部を経て、荒々しく盛り上がっていく7分以上に及ぶラスト・ナンバー⑬は、ヘヴィ・メタル的な様式美すら感じさせる名曲。勿論、のっけからオラオラ状態で畳み掛けて来る②、緩急の効いた曲展開がガッツポーズ物の④、勇壮な歌メロに痺れる⑨のような高速スラッシュ・チューンのカッコ良さは言うに及ばず。そして極めつけが、本編のハイライトたる⑤。高速回転するリフ/ハイテンションなVo/劇的なGソロが一塊となって怒涛の如く疾走する、本作の魅力を凝縮したかのような超名曲です。
間違いなくクロスオーバー・スラッシュを語る上で、外す事の出来ない歴史的名盤。

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