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Canterbury / DIAMOND HEAD
せーら ★★ (2004-03-29 10:34:00)
83年発表の3rdアルバム。前作「偽りの時」同様NWOBHMの名作中の名作。
これほどまでに映像的な音も珍しい。本作を聴く上で一番気になった事、それは本作はチョーサー作「カンタベリー物語」を題材にしたものなのか?という事。それを確かめるべく、(小説は長すぎるので)パゾリーニ監督作、映画「カンタベリー物語」を観たのですが...、少なくとも映画の「カンタベリー物語」と本作とでは随分イメージのギャップが感じられました。全然別物という感じ。あくまでわたしのイメージですが、この音はもう完全に映画「ベンハー」の世界。「CANTERBURY」を聴くと、目の前に古代ローマの風景が浮かび上がってきます。闘技場、武装した歩兵隊、戦車...。もしかしたら本当に「カンタベリー物語」を題材にしたものかもしれませんが、少なくともわたしにはそう思える音です。
ハッキリ言って本作収録曲は全て名曲と断言出来ます。視覚的に訴える物語風の楽曲が、マイナー調のメロディーでひたすらドラマティックに展開してゆく。SEAN HARRISの震える涙声のヴォーカルは前作ほど際立ってはいませんが、哀愁を湛えた歌声は相変わらず素晴らしい。
衝撃度は前作に負けますが、完成度は抜群。NWOBHM作品としても、ドラマティックメタルとしても必聴の名盤。DIAMOND HEADよ、永遠なれ。

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