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DEPARTURE / DEPARTURE
火薬バカ一代 ★★★ (2008-02-28 21:48:00)
ニュージャージー出身で、これまでBON JOVIのメンバーや、アルド・ノヴァ、PROPHET~MESSAGEのディーン・ファザーノらと
活動を共にしてきたというマルチ・ミュージシャン、マイク・ウォルシュ率いる産業ロック・バンドが、'98年に発表した1stアルバム。
JOURNEYを思わせるバンド名とアルバム・タイトル、イマジネーションを刺激する美しいジャケット・アートワークに
聴く前からワクワクさせられる本作だが、実際、その期待が裏切られる事はない。心地良く躍動するリズム、都会的な
哀愁を漂わせる洗練されたメロディ、そして華やかさを増幅するKey(元RAINBOWのデイヴ・ローゼンタールが全面参加)に
よって、キラキラと眩いアレンジが施された、高いヒット・ポテンシャルを秘めた楽曲が多数収録された内容は、
まさに「キャッチーでメロディアスな産業ロック・アルバム」の見本のような仕上がり。
DEPARTUREはこの他にも、同一路線のアルバムを2枚リリースしていて、どれもハイクオリティな内容を誇るものの、
それでも、この1stがその2枚より頭1つ抜きん出たインパクトを残す理由は、これ1枚きりで脱退してしまう
ケン・マイケルズ(Vo)の絶品の歌唱ゆえ。張り/艶/伸びの三拍子が揃った強力なハイトーンVoは、楽曲の質を数倍にも
引き上げていて、こんな名シンガーが全くの無名なんだから、アメリカのミュージシャン層の厚さは半端ねぇな・・・と、
唸らされること請け合い。特に、頭3曲、取り分け感動的なバラード③での歌いっぷりなんて、殆ど神掛かっていますよ?
世が世なら、ビルボード・チャートの上位に食い込んでいてもおかしくない、メロディ職人の匠の技が堪能できる1枚。

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