この曲を聴け! 

The Name of the Rose / TEN
ムッチー ★★★ (2009-09-18 01:20:00)
TENの2ndアルバム。ハードな要素が増えてとてもカッコよくなっており、同時にバラードはさらに哀しく、
そして、中途半端なハードポップ的な曲が減った点も自分的には好都合ですね。
楽曲の内容に関しても、1stと同じく非常に完成度が高く、丹精込めて作り上げてるなと強く感じます。

最初こそ印象はイマイチだったけど、1年半くらい経ってからこの真価を味わえるようになりました。
1stに関しても同じようなことが言えますけどね。
当初は無意味に長ったらしくて余計なパートが多いなんて思ったもんですが、
いやいや、これが全体として、1つのアルバムとして完成してるんですよね~。

昔は序盤まで(4曲目位)で止めたりもしてたんですが,今はむしろ中盤(7曲目)以降が最高だと思います。
とてつもなく哀しいスローバラード⑦⑧連発からの、哀愁HR⑨、それまでの溜まったエネルギーを爆発させる疾走HR⑩、クールダウン的な癒し要素の強い⑪⑫、グル-ヴィで気持ちいい⑬と、
終わりまでのこの一連の流れ、まさに完璧ですよ!

TENのアルバムはじっくりと時間をかけて聴き込んでこそ、ですね。
それを痛感させられましたよ。実に素晴らしい!
良作揃いのTENのアルバムの中でも、自分はこれが最高傑作だと思っています。
そういい切りたくなるほどの中身があると思います。
13曲で78分と、ギリギリ一杯詰め込められたアルバムですし、冗長にも感じかねないですが、
たくさんの情熱、感情、愛情がこもっているので、どうぞ気長に堪能してみてください。
聴くたびに、暖かみや懐かしさが溢れ出してくるような作品です。

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