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The Name of the Rose / TEN
酒とバラの日々 ★★ (2004-06-01 03:22:00)
ファンの人にとって、メロディの煽情力、アルバムとしての聴きやすさでは前作に分があるのかもしれないですけど、
個人的には、B誌が言うところの「ハードポップ」的だった前作よりもギターが前面に出てきて「ヘヴィメタル」色が濃くなった今作のほうが好きです。
前作の超絶バラード「ロンリエスト…」はそれこそ5本の指に入るくらいの名曲だと思うけど、
他の佳曲に漂うどことないハードポップっぽい音作りが気になるといえば気になってしまった…
長いメランコリックなイントロに導かれるようにディストーション・ギターが切り込んできて、劇的に展開していくタイトル曲は超名曲。
この曲を筆頭にして、前作よりもっと「HR/HM」寄りになった印象で、B級っぽさがかなり払拭されているように感じます…
マイケル・シェンカー、ゲイリー・ムーア、ジョン・ノーラムという王道メロディック・ハードロック・ギタリストの系統をいくヴィニーのギター、
そして曲の重厚さを増すのに貢献しているゲイリーの低音で艶のあるヴォーカル、どちらも素晴らしい。

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