この曲を聴け! 

Affinity / AFFINITY
kotora ★★ (2003-02-17 22:47:00)
当時イギリスロック界で女神だったに違いない、リンダホイル擁する伝説のバンドの唯一のアルバム。キーフによるジャケットからして、マニアには絶賛され、その内容たるや凡人が口出しできないほどに崇高なジャズロックが繰り広げられている。僕が手にしたアルバムは、原盤(7曲収録)よりも8曲も多くボーナストラックがはいっており、たいへんお得。(実は、この8曲だけのアルバムが先頃リリースされたらしい。聴く時は、7曲目が終わったら1度止めてコーヒーでも飲んだほうがいいかな。)
ジョン・ポール・ジョーンズもアレンジで加わっているらしい。音はオルガンがとてつもなくかっこいい、70'Sのロックで、ジャズはもちろん、ブルーズ、フォークロア等いろいろなジャンルからの影響が伺える。カバー曲もあるが、全体的に雰囲気を高める役割をしている。僕のお気に入りは、憂いを帯びたイントロから盛りあがっていくM-2とM-4、静寂が美しいM-6、ディランのカバーM-7、ボーナストラックだが、サイケ・プログレっぽいM-10、あたりだが、どれを取っても渋く、流石の境地。M-7はアルバムラストナンバーだが、このアレンジには唸った。
ヴォーカルが男性だったら、ここまでのものは出来なかったと誰もが思う。ボーナストラックにモノラル曲もあるが、これも泣かせる。素晴らしい。英国ハードロックファン必聴。渋めに走りがちな人はだまされたと思って聴いてみ。

→同意