この曲を聴け! 

Heat of Emotion / CAUGHT IN THE ACT
火薬バカ一代 ★★ (2010-02-03 22:48:00)
AXEのリーダー、ボビー・バースのバックアップを受けて'95年にデビューを飾ったコロラド州はデンヴァー出身の
5人組メロディアスHRバンドが、翌'96年に発表するや、1st『RELAPSE REASON』を更に上回る快作として
雑誌等で高く評価され、(特に日本に於いて)好セールスを記録した2ndアルバム。
聴き手の期待感を煽る重厚なイントロに始まり、同じフレーズを用いたアウトロで本編の幕が閉じるという
ドラマティックな循環構造が取られた本作は、アレンジのメリハリに関してはGUILD OF AGES時代に一歩及ばないまでも、
ポジティブなフィーリングと哀愁を兼ね備えた叙情メロディの威力に関しては、彼らの全作品の中でもトップクラス。
中でも、華には乏しいが情感豊かな節回しで聴かせるVo、美旋律を1音1音丁寧に紡ぎ出すG、そして
メンバー全員が「歌える」強みを活かした分厚いボーカル・ハーモニー(ハスキーなボブ・ハリスの
シャウトは絶品)が楽曲の持つ爽快感を数倍にも引き上げる名曲⑨は、アルバムのハイライト・ナンバー
であるだけでなく、個人的に、このバンドの全楽曲の中で最も愛して止まない1曲だったり。
似通ったテンポの楽曲が続く本編の流れには単調さを感じなくもないが、メロディの充実度はその欠点を補って
大きく余りある。既に廃盤の作品ながら中古が安く入手可能なので、メロディアスHRファンは是非。

→同意