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The Years of Decay / OVERKILL
更迭の処女 ★★ (2003-10-13 13:49:00)
基本的に「このCDを買え!」のコーナーでは、私はフェイバリットとなる一枚のみに対して発言するようにしている。
これは私のポリシーであるが、今後新譜が出て今まで書いたものを上回る作品が出てきた時に対応出来ない、という欠点がたまにキズ。^^;
前書きはさておき、このポリシーに則った場合1枚を選ぶのが困難なバンドの一つがこのOVERKILLである。
散々迷ったが、このアルバムに一票を投ずる事にした。
3rdを後追いで初めて聴いて以来、速攻で1st、2ndを集め十分聞き込み、万全の態勢で買ったのがこの「THE YEARS OF DECAY」である。
当時のB!誌のレビュワーは確か後藤氏で、80点台にとどまったがこれが邦版ライナーを担当しているFar さこた氏であったなら余裕で90点は超えていたのでは、と思わせる内容だ。
#1 TIME TO KILLから始まりシャウトが印象的な#2 ELIMINATION、ひたすら重いリフが這いずりまわるような#5、哀愁のアルペジオから劇的な展開を見せる#8、OVERKILLシリーズを締めくくる#9の圧巻の流れ。。。楽曲のレベルが他のバンドより段違いに高い。捨て曲などあろうはずがない!
この作品で彼らは一つの頂点に達したと言えるだろう。スラッシュの歴史を語る上でも外せない重要な一枚だ。
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