この曲を聴け! 

KAMELOT
メタラァ ★★ (2005-04-23 18:08:00)
どうしましょう、何を書きましょう?いやまぁ別に"書かなきゃいけない"わけじゃないんですけど、やっぱり書きたい。でも何を書けば良いんでしょう?とりあえず、つらつらと…。
4月21日、2003年2月15日の渋谷公会堂『HALFORD with CHILDREN OF BODOM』以来約2年2ヶ月振りのライヴ観戦、しかもフェイヴァリット・ヴォーカリストであるロイ・S・カーンを擁し、しかも今まで聴いてきた曲の中でも3本の指に入れられる程のお気に入りの『Center Of The Universe』をはじめ数々の名曲を世に送り出しているKAMELOTのライヴだ。胸にはち切れんばかりの期
待を抱きいざ会場へ!!
D.C.のカッコ良さに見事なまでに圧倒され、テンションのばっちり上がった状態でいよいよKAMELOT!!
オープニングの予想は『MARCH OF MEPHISTO』だったが、その予想は見事に外れなんと『CENTER OF THE UNIVERSE』!!バンドが演奏をはじめ、歌い出しと同時にロイの登場!!会場は割れんばかりの歓声に包まれた。いきなりのフェイヴァリット・ソングの登場とロイやトーマス、グレンやケイシーの放つオーラの余りの輝きっぷりに心酔し切り、特にやはりロイの放つ独特なオーラ、そしてもっと単純な意味での"カッコ良さ"は思わず震えがくるぐらい。大興奮の中で曲は終了した。
続いても意外な選曲『THE SHADOW OF UTHER』、しかしこれも大っ好きな曲なので興奮が冷めるわけもない。SILENT FORCEのパフォーマンス中に既にイカレた喉をいたわることも考えずに声を大にして歌った。周りのオーディエンスも同様だ。
細かいセットリストまで覚えてないので(興奮でそんなことできる状況になかった!)その辺はB!誌等で参考にして欲しい。
とにかく好きな曲のみで、どの曲でも歌いまくった。『EDGE OF PARADISE』が聴けたのも嬉しい。しかし!!何よりも!!やらないだろうと思っていた曲が聴けた!!あれだ!!あれ!!最新作『THE BLACK HALO』の日本盤ボーナス・トラック『EPILOGUE』!!まさかこの曲が聴けるとは…。感動の余り動けなくなるとはこういうことだ、とまさにその時の俺が証明していた。ロイの感情移入の激しい歌唱、動きを含めたパフォーマンスは身体全体から彼の表現するものが溢れ出ているようで、会場を包み込んだのは彼の感情と、オーディエンスの彼に対する尊敬と感嘆する思い。あの時の会場は"日常"とはかけ離れた場所になったのかも…。
セットリストの最後は勿論『FAREWELL』!!「君の暇乞いを受け入れなければいけない…」と歌うこの曲、残念なことに、本当にそのようだ。この曲で最後だ。オーディエンスもバンドも精一杯、持て得る力以上のものを注ぎ込むようにぶつかり合い、一体となった気がする。
正直、音は悪かった。曲によってはイントロで判別出来ないほどに。途中、ロイのマイクがおかしくなり音を拾わなくなった箇所もあった。(しかも『DON'T YOU CRY』の前後、そして最中に、だ)マリも思ったほど登場せず寂しかった。ロイの声も余り良く聴こえなかった。しかし、それを理由に楽しめないなんてことはなかった。勿論それらがプラスに働いたとなんぞ微塵も思わないが、それでも素晴らしかった。
日本のコンサート・チケットは高い高い。だけど、こんだけのモノを観せてもらえるのならば、6000円7000円は払って当然と思えてくるわな。

→同意